JPH0412670B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は文書などの画像情報を記憶装置に記
憶し、かつこの記憶装置に記憶された各種画像情
報の中から必要に応じて所要の画像情報を検索し
て読出す画像情報記憶検索装置に関する。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

最近、多量に発生する文書などの画像情報を光
学的な２次元走査によつて読取り、この読取つた
画像情報を記憶装置の記憶媒体に記憶するととも
に、この記憶された各種画像情報の中から必要に
応じて所要の画像情報を検索して読出し、それを
出力装置で目視し得る状態に出力する画像情報記
憶検索装置が実用化されている。

このような画像情報記憶検索装置においては、
画像情報の検索・読出しを行なう場合、オペレー
タは所要の画像情報に対応するタイトルを入力す
る必要がある。したがつて、たとえば特定の画像
情報を何度も頻繁に読出すような情況では、オペ
レータはその都度同じタイトルを入力することに
なり、非常に面倒であつた。また、タイトルの誤
入力の危険性が増えることになり、さらには操作
に時間がかかつて作業能率の低下を招くという問
題もあつた。

〔発明の目的〕

この発明は上記のような事情に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、極めて簡単な
操作で所要の画像情報を何度でも容易に検索して
読出すことができ、これによりオペレータにかか
る負担を軽減することができ、さらには誤つた検
索・読出しを防ぐことができるとともに、操作時
間の短縮並びに作業能率の向上をも計ることがで
きる画像情報記憶検索装置を提供することにあ
る。

〔発明の概要〕

この発明は、読出された画像情報の画像情報記
憶装置における記憶位置を、入力される識別情報
としての識別用の名称およびコメントに対応付け
て記憶しておき、前記読出された画像情報の再度
の検索・読出しに際し、指定される前記識別情報
に基づいて対応する画像情報の検索・読出しを行
なうものである。

〔発明の実施例〕

以下、この発明の一実施例について図面を参照
して説明する。

第１図において、１は主制御装置で、CPUお
よびその周辺機器などから成り、周辺機器として
は管理情報記憶装置たとえばフロツピーデイスク
装置２などを有している。３は入力装置であると
ころのキーボードで、各種動作指令および検索の
ための検索情報検索用タイトルなどを入力するた
めのものである。４は読取装置たとえば２次元走
査装置で、原稿（文書）５上をレーザビーム光で
２次元走査することにより上記原稿５上の画像情
報に応じた電気信号を出力するものである。６は
画像情報記憶装置であるところの光デイスク装置
で、２次元走査装置４で読取られて主制御装置１
を介して供給される画像情報を記憶媒体つまり光
デイスク７に記憶するものである。この光デイス
ク７は、記憶する画像情報の分類などに応じて複
数個用意されており、それぞれフアイルと称し、
フアイル番号およびフアイル名称などが付されて
いる。８は出力装置であるところの表示装置たと
えばCRTデイスプレイ装置で、２次元走査装置
４で読取られて主制御装置１を介して供給される
画像情報、または光デイスク装置６から読出され
て主制御装置１を介して供給される画像情報など
を表示するものである。９は出力装置であるとこ
ろの記録装置いわゆるハードコピー装置で、２次
元走査装置４で読取られて主制御装置１を介して
供給される画像情報、または光デイスク装置６か
ら読出されて主制御装置１を介して供給される画
像情報などをハードコピー１０として出力するも
のである。

しかして、上記フロツピーデイスク装置２は、
光デイスク装置６の各フアイルを管理するための
管理情報を記憶するもので、記憶フオーマツトは
第２図のようになつている。すなわち、各フアイ
ルごとの管理情報が順次記憶され、その各管理情
報は予めフアイルに付されているフアイル番号、
フアイル名称、しおり情報記憶アドレス、その他
から成る。そして、フロツピーデイスク装置２ま
たは光デイスク装置６の識別情報記憶部（所定の
領域）には識別情報であるところのしおり情報が
記憶される。ここで、しおり情報とは、第３図に
示すように、しおり名称、画像情報記憶アドレ
ス、コメントから成るもので、任意の画像情報に
対してオペレータがキーボード３でしおり指定操
作並びにコメント入力を行なうことにより作成さ
れ、記憶される。また、管理情報に含まれている
しおり情報記憶アドレスは、しおり情報がフロツ
ピーデイスク装置２または光デイスク装置６にお
ける識別情報記憶部のどちらに記憶されている
か、さらにそのどこに記憶されているかを指示す
るものである。

次に、上記のような構成において第４図のフロ
ーチヤートを参照しながら動作を説明する。

いま、オペレータがキーボード３で検索・読出
しモードを設定し、かつ所要の画像情報に対応す
るタイトルを入力すると、そのタイトルに基づい
て所要の画像情報が光デイスク装置６から検索さ
れて読出される。読出された画像情報はCRTデ
イスプレイ装置８で表示されるとともに、必要に
応じてハードコピー装置９で記録出力される。し
かして、このとき、オペレータがキーボード３で
しおり指定操作を行ない、かつコメント（オペレ
ータ自身が憶え易い簡単な記号の組合せ等）を入
力すると、まだ使用されていないしおり名称（番
号）、上記読出された画像情報の記憶アドレス、
および上記入力されたコメントによつてしおり情
報が作成され、それがフロツピーデイスク装置２
または光デイスク装置６の識別情報記憶部に記憶
される。さらに、この記憶されたしおり情報の記
憶アドレスがフロツピーデイスク装置２の管理情
報に付加される。

一方、オペレータがキーボード３でしおり機能
使用モードを設定すると、フロツピーデイスク装
置２または光デイスク装置６に記憶されている全
てのしおり情報がCRTデイスプレイ装置８で表
示される。しかして、表示されたしおり情報のう
ち、任意のしおり情報におけるしおり名称または
コメントをキーボード３で入力すると、つまり任
意のしおり情報を指定すると、その指定されたし
おり情報の画像情報記憶アドレスに基づいて光デ
イスク装置６から画像情報が検索されて読出され
る。読出された画像情報はCRTデイスプレイ装
置８で表示されるとともに、必要に応じてハード
コピー装置９で記録出力される。

このように、しおり指定をしておけば、簡単な
しおり名称またはコメントの入力で所要の画像情
報を容易に検索して読出すことができ、いちいち
面倒なタイトル入力を行なう必要がなく、オペレ
ータにとつて非常に便利である。特に、誤つた検
索・読出しを防ぐことができ、さらには操作時間
の短縮並びに作業能率の向上が計れる。

なお、上記実施例では、しおり情報にしおり名
称およびコメントの項目を設けたが、必らずしも
両方必要ではなく、どちらか一方だけでもしおり
情報の指定は可能である。その他、この発明は上
記実施例に限定されるものではなく、要旨を変え
ない範囲で種々変形実施可能なことは勿論であ
る。

〔発明の効果〕

以上述べたようにこの発明によれば、極めて簡
単な操作で所要の画像情報を何度でも容易に検索
して読出すことができ、これによりオペレータに
かかる負担を軽減することができ、さらには誤つ
た検索・読出しを防ぐことができるとともに、操
作時間の短縮並びに作業能率の向上をも計ること
ができる画像情報記憶検索装置を提供できる。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の一実施例を示すもので、第１
図は全体的な概略構成図、第２図はフロツピーデ
イスク装置の記憶フオーマツトを示す図、第３図
はしおり情報の内容を示す図、第４図は動作を説
明するためのフローチヤートである。 １……主制御装置、２……フロツピーデイスク
装置（管理情報記憶装置）、６……光デイスク装
置（画像情報記憶装置）。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 複数の画像情報を記憶する画像情報記憶装置
   を有し、入力される検索用タイトルに応じて前記
   画像情報記憶装置から所要の画像情報を検索して
   読出し、それを表示装置にて表示する画像情報記
   憶検索装置において、 前記読出された画像情報を前記画像情報記憶装
   置に記憶されている他の画像情報と識別するため
   の、識別用の名称およびコメントからなる識別情
   報を入力する入力手段と、 この入力手段で入力される識別情報を、前記読
   出された画像情報の前記画像情報記憶装置におけ
   る記憶位置と対応させて記憶する記憶手段と、 この記憶手段で記憶されている前記識別情報を
   前記表示装置にて表示させる表示手段と、 この表示手段により前記表示装置にて表示され
   た前記識別情報における、識別用の名称およびコ
   メントのうちのいずれか一方を指定する指定手段
   と、 この指定手段で指定された前記識別用の名称お
   よびコメントのうちの一方をもとに前記画像情報
   記憶装置を検索し、前記読出された画像情報を再
   度読出す読出手段と を具備したことを特徴とする画像情報記憶検索装
   置。