JPH0155501B2

JPH0155501B2 -

Info

Publication number: JPH0155501B2
Application number: JP56137239A
Authority: JP
Inventors: Kenji Hirose
Original assignee: Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1981-09-01
Filing date: 1981-09-01
Publication date: 1989-11-24
Also published as: JPS5838983A

Description

【発明の詳細な説明】この発明は文書などの画像情報を読取つて記憶
し、さらにはこの記憶された各種画像情報のうち
から必要に応じて所要の画像情報を検索して読出
す情報記憶検索装置に関する。

近年、多量に発生する文書などの画像情報を光
学的な２次元走査によつて読取り、この読取つた
画像情報を記憶装置の記憶媒体（以下フアイルと
称す）に記憶するとともに、この画像情報の記憶
に際して設定されるタイトル（画像情報の名称や
特徴など）およびフアイルにおける画像情報の記
憶アドレスなどによつてインデツクス情報を作成
し、それを画像情報の記憶に伴なつてフアイルに
記憶し、かつインデツクス情報が選定されること
により、そのインデツクス情報に対応する画像情
報を検索して読出し、それを出力装置で目視し得
る状態に出力する情報記憶検索装置が開発され、
実用用化されている。

このような装置においては、画像情報の種類な
どに対応して多数個のフアイルが用意されてお
り、これらフアイルにはそれぞれ管理情報が予め
記憶される。この管理情報は、タイトルの設定に
対して種々の規定を与えたり、記憶内容（画像情
報）の機密保護を行なうためのものである。すな
わち、管理情報には、フアイル生成者でなければ
記憶、変更、削除処理などを行なえないようにす
るための生成用機密コード、および許可されたオ
ペレータや関係者でなければ検索処理を行なえな
いようにするための検索用機密コードが含まれて
おり、これら機密コードが予め入力されない限り
生成処理および検索処理を行なえないようになつ
ている。しかしながら、この機密コードは、１つ
のフアイル内の全ての画像情報に対応するもので
あり、このため画像情報の重要度などに応じた機
密保護が不可能であり、機密保護としての厳密さ
において改善の余地があつた。

この発明は上記のような事情に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、画像情報の重
要度などに応じた最適な機密保護を可能とし、機
密保護としての厳密さにおいてすぐれた機能を発
揮することができる情報記憶検索装置を提供する
ことにある。

以下、この発明の一実施例について図面を参照
して説明する。

第１図および第２図はこの発明に係わる情報記
憶検索装置を示すものである。１は主制御装置
で、各種制御を行なうCPU２、後述する磁気テ
ープ装置１３から読出されるタイトル情報（管理
情報およびインデツクス情報から成る）を一時記
憶するためのタイトルメモリ３、メインメモリ
４、各種管理情報が記憶されたフロツピーデイス
ク装置５、および少なくとも一単位分（文書一頁
分）の画像情報に対応する記憶容量を有するペー
ジバツフアメモリ６などで構成される。１１は読
取装置であるところの２次元走査装置で、原稿１
２上を光学的に２次元走査することにより上記原
稿１２上の画像情報に応じた電気信号を得るもの
である。１３は記憶装置たとえば磁気テープ装置
で、上記２次元走査装置１１で読取られて主制御
装置１を介して供給される画像情報および主制御
装置１で作成されるタイトル情報を磁気テープ
（以下フアイルと称す）１４の専用記憶領域にそ
れぞれ記憶するものであり、多数個のフアイル１
４が用意されている。１５はキーボードで、新た
なフアイル１４に対して設定すべき管理情報、画
像情報の名称や特徴などを表わすタイトル、機密
コード、および各種作動指令などを入力できるよ
うになつている。１６は出力装置たとえばCRT
デイスプレイで、上記２次元走査装置１１で読取
られて主制御装置１を介して供給される画像情
報、あるいは磁気テープ装置１３から読出されて
主制御装置１を介して供給される画像情報やイン
デツクス情報などを表示するものである。１７は
出力装置たとえばハードコピー装置で、２次元走
査装置１１で読取られて主制御装置１を介して供
給される画像情報、あるいは磁気テープ装置１３
から読出されて主制御装置１を介して供給される
画像情報などをハードコピー１８として出力する
ものである。

しかして、ページバツフアメモリ６、２次元走
査装置１１、磁気テープ装置１３、キーボード１
５、CRTデイスプレイ１６およびハードコピー
装置１７は、CPU２のＩ／Ｏ（入力／出力）コン
トロールバス２０にそれぞれ接続される。さら
に、タイトルメモリ３、ページバツフアメモリ
６、２次元走査装置１１、磁気テープ装置１３、
CRTデイスプレイ１６およびハードコピー装置
１７は、イメージパス２１によつて相互接続さ
れ、互いに情報の転送がなされる。

ところで、上記フアイル１４は、エンドレス式
のカセツトテープであり、第３図に示すようにテ
ープ１４ａの走行方向（図示矢印方向）と直交す
る方向には多数本の画像情報記憶トラツク１４a₁
および数本たとえば２本のインデツクス情報記憶
トラツク１４a₂が形成される。この２本のトラツ
ク１４a₂には、それぞれ同一の内容が180゜ずれた
状態で記録されるようになつており、一方のトラ
ツクがバツクアツプ用となる。また、各トラツク
１４a₁，１４a₂は走行方向に沿つて256分割（図
示しない）され、それぞれセクタと称され、その
うちの４セクタ〜252セクタが有効セクタとなる。
第４図はインデツクス情報記憶トラツク１４a₂の
記録内容を示すものである。すなわち、フアイル
セツト名およびフアイル名、タイトル構造、タイ
トル範囲、別名の表から成る管理情報が記憶され
るとともに、各種インデツクス情報が記録され
る。そして、この管理情報と各種インデツクス情
報の集合体がタイトル情報となる。ここで、管理
情報は、当該フアイル１４に最初の画像情報を記
憶する際などに予めオペレータが設定記憶してお
くものであり、その各項目の内容は次のようにな
つている。

(a) まず、フアイル名は、インデツクス１４の
個々に対応し、記憶する画像情報の種類などに
応じて付されるものである。（たとえば練習問
題）。フアイルセツト名は、各フアイル１４の
うち同種類あるいは関連性のあるフアイル１４
の集まりに対して付されるものである。（たと
えば大学受験講座）。これら、フアイルセツト
名およびフアイル名は、それぞれ14文字以内の
ブランクを含まない英・数・カナ・特殊記号で
設定される。

(b) タイトル構造は、画像情報を記憶するに際し
てオペレータが設定するタイトルの構造を規定
するために設定されるものである。つまり、１
つの画像情報に対して設定し得るタイトルの項
目（たとえば講座、科目、分野、日付）にキー
ボード１５における検索用キー１，２，３，
４，…がそれぞれ対応し、そのキーごとに次の
条件が設定される。項目名。項目の内容は
文字（項目名は数値）。項目の内容には別名
有り（項目の内容は自由に可変）。項目の内
容の桁数。なお、タイトルは、最大６項目まで
分割可能である。

(c) タイトル範囲は、項目の内容の個数であり、
各項目ごとにつまり各検索用キーごとに設定さ
れる。

(d) 別名の表は、別名有りの場合、その別名（た
とえば科目の項目に別名が設定された場合、数
学、理科、国語、社会、英語）が設定されるも
のである。

第５図はインデツクス情報の構成を示すもの
である。すなわち、１つのインデツクス情報
は、最大６項目に分割される20バイトのタイト
ル、５バイトのアドレス情報、および必要に応
じて付加される16バイトの機密コードから成
る。そして、上記アドレス情報は、１バイトの
画像情報長さ（セクタ数）Ｌ、２バイトの画像
情報記録トラツクアドレス（トラツク番号）
Ｔ・ADR、１バイトの画像情報記録セクタア
ドレスＳ・ADR、および１バイトの原稿サイ
ズＳから成る。ただし、原稿サイズＳの領域に
おいて、実際に原稿サイズ情報が記録されるの
は後方側の３ビツトであり、前方側の残りの１
ビツトには機密コードの有無を表わす機密コー
ド有無指定情報Ｘが記録される。この機密コー
ド有無指定情報Ｘは、“１”または“０”の符
号であり、“１”であればアドレス情報の後に
機密コードが存在する旨を表わし、“０”であ
れば機密コードが存在しない旨を表わすもので
ある。一方、機密コードは、当該インデツクス
情報が対応する画像情報の機密保護を行なうも
ので、フアイル生成者でなければ画像情報の変
更、削除処理等を行なえないようにするための
生成用機密コード、および許可されたオペレー
タが関係者でなければ画像情報の検索処理を行
なえないようにするための検索用機密コードか
ら成る。すなわち、従来、管理情報内に設定さ
れていた機密コードを各種画像情報に対応する
インデツクス情報に必要に応じて設定するよう
にしたものである。よつて、機密コードの内容
も画像情報ごとに可変できるものである。

次に、上記のような構成において動作を説明す
る。

まず、原稿１２を２次元走査装置１１へセツト
するとともに、フアイル１４を磁気テープ装置１
３へセツトする。すると、磁気テープ装置１３が
動作し、フアイル１４のインデツクス情報記録ト
ラツク１４a₂から既に記録されている管理情報お
よび全てのインデツクス情報が読出され、それが
一括してタイトルメモリ３に記憶される。

しかして、キーボード１５で記憶動作指令を入
力するとともに、そのキーボード１５で原稿１２
上の画像情報に対応するタイトル、原稿１２のサ
イズ、生成用機密コードおよび検索用機密コード
などを入力する。この場合、生成用機密コードお
よび検索用機密コードは、原稿１２上の画像情報
の重要度など必要に応じて適宜入力すべきもので
あり、必要でなければ入力しない。

こうして、一通りの情報入力が完了すると、
CPU２は、フロツピーデイスク装置６内の各種
管理情報にタイトルメモリ３内の管理情報が対応
するかを判定し、この判定が満足しないとき、画
像情報の記憶を禁止する。これは、フアイル１４
が当該情報記憶検索装置のシステムに適応しない
ものであることを判別するものである。

一方、上記判定が満足すると、CPU２は入力
されたタイトルがタイトルメモリ３内の各種イン
デツクス情報のタイトルと不一致であるかを判定
し、この判定が満足しないとき、画像情報の記憶
を禁止する。これは、磁気テープ装置１３にセツ
トされたフアイル１４内に同一のタイトルが記録
されてしまうことを防止するためのものである。
そして、この判定が満足するとき、ここで初めて
画像情報の記憶が行なわれる。

まず、２次元走査装置１１が動作して原稿１２
上の画像情報が読取られ、それがページバツフア
６に記憶される。このページバツフア６に一単位
分の画像情報が記憶されると、その画像情報は磁
気テープ装置１３へ供給され、フアイル１４の画
像情報記録トラツク１４a₁の既に記録されている
画像情報の後に記録されていく。このとき、
CPU２は、記録する画像情報の記録位置を判定
し、このアドレス情報と予め入力されているタイ
トル、原稿サイズ情報、生成用機密コード、検索
用機密コードなどとでインデツクス情報を作成
し、それをタイトルメモリ３内の各種インデツク
ス情報に付加する。この場合、作成されるインデ
ツクス情報には、前述したように機密コード有無
指定情報Ｘ（機密コードが存在するので“１”）が
加えられる。しかる後、タイトルメモリ３内の各
種インデツクス情報は、磁気テープ装置１３へ供
給され、フアイル１４のインデツクス情報記録ト
ラツク１４a₂に更新記録される。

また、記憶されている各種画像情報のうちから
所要の画像情報を検索して読出す場合、所要の画
像情報が記録されているフアイル１４を選択し、
それを磁気テープ装置１３にセツトする。する
と、磁気テープ装置１３が動作し、フアイル１４
のインデツクス情報記録トラツク１４a₂から既に
記録されている管理情報および全てのインデツク
ス情報が読出され、それが一括してタイトルメモ
リ３に記憶される。

しかして、オペレータは、キーボード１５で検
索・読出動作指令を入力するとともに、そのキー
ボード１５で所要の画像情報に対応するタイトル
（あるいはシーケンス番号）を入力する。すると、
タイトルメモリ３内の各種インデツクス情報のう
ち、上記入力されたタイトルに対応するインデツ
クス情報が選定される。そして、選定されたイン
デツクス情報における機密コード有無指定情報Ｘ
が“１”であれば、たとえば検索用機密コードを
オペレータに設定させる旨のガイダンスがCRT
デイスプレイ１６で表示される。こうして、オペ
レータがキーボード１５で検索用機密コードを設
定すると、この設定された検索用機密コードと上
記選定されたインデツクス情報の検索用機密コー
ドとが比較され、この両者が合致していればここ
で初めて検索・読出動作が開始される。すなわ
ち、選定されたインデツクス情報に基づいて磁気
テープ装置１３のフアイル１４から所要の画像情
報が読出される。そして、この読出される画像情
報はページバツフア６に記憶される。このとき、
キーボード１５で記録動作指令が入力されていれ
ば、ページバツフア６内の画像情報がハードコピ
ー装置１７へ供給され、ここで記録紙に記録され
る。また、キーボード１５で表示動作指令が入力
されていれば、ページバツフア６内の画像情報は
CRTデイスプレイ１６へ供給され、そこで表示
される。

さらに、画像情報の変更および削除などの生成
処理を行なう場合には、上記した検索・読出動作
と同様に、選定されるインデツクス情報内の生成
用機密コードと入力設定される生成用機密コード
とが合致しない限り、変更および削除などの生成
処理が実行されない。

したがつて、画像情報の記憶に際し、その画像
情報に対応するインデツクス情報に機密コードを
付加し、画像情報単位での機密保護を行なうよう
にしたので、画像情報の重要度などに応じた最適
な機密保護を行なうことができ、機密保護として
の厳密さにおいてすぐれた機能を発揮することが
できる。

つぎに、この発明の他の実施例について第６図
および第７図を参照して説明する。

この実施例では、機密コード（生成用および検
索用）を従来と同様に管理情報内に予め付加して
おき、その生成用機密コードおよび検索用機密コ
ードのうちのどちらかを適用するかの機密コード
適用情報Ｙをインデツクス情報内に適宜付加する
ようにしたものである。すなわち、インデツクス
情報内の原願サイズ領域に１ビツト分の機密コー
ド適用情報領域を設けるものであり、たとえば機
密コード適用情報Ｙが“１”であれば、対応する
画像情報に対して管理情報内の生成用機密コード
が適用されることを表わす。また、機密コード適
用情報Ｙが“０”であれば、対応する画像情報に
対して管理情報内の検索用機密コードが適用され
ることを表わすようになつている。この場合、管
理情報内の機密コードが１つのフアイル内の画像
情報に適用されてしまうという従来同様の欠点を
生じることになるが、画像情報単位での機密保護
は十分に可能となるものである。

なお、上記他の実施例では、管理情報内の生成
用機密コードおよび検索用機密コードのうちどち
らか一方を適用するべく機密コード適用情報Ｙを
付加するようにしたが、管理情報内の生成用機密
コードおよび検索用機密コードの一方あるいは両
方の適用が可能となるように機密コード適用情報
Ｙの内容を適宜変更できるようにすれば、画像情
報単位での機密保護能力をさらに高めることがで
きる。

その他、この発明は上記各実施例に限定される
ものではなく、要旨を変えない範囲で種々変形実
施可能なことは勿論である。

以上述べたようにこの発明によれば、記憶情報
の記憶に際し、その記憶情報に対応するインデツ
クス情報に機密コードを設定し、記憶情報単位で
機密保護を行なうようにしたため、記憶情報の重
要度などに応じて最適な機密保護を可能とし、優
れた機密保護機能を発揮することが可能な情報記
憶検索装置を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第５図はこの発明の一実施例を示
すもので、第１図は全体的な概略構成図、第２図
は第１図を詳細に示す構成図、第３図は磁気テー
プの情報記録トラツクを示す構成図、第４図はイ
ンデツクス情報記録トラツクの記録フオーマツト
をを示す図、第５図は第４図におけるインデツク
ス情報の内容を示す図、第６図および第７図はこ
の発明の他の実施例を示すもので、第６図はイン
デツクス情報記録トラツクの記録フオーマツトを
示す図、第７図は第６図におけるインデツクス情
報の内容を示す図である。１…主制御装置、１１…読取装置（２次元走査
装置）、１３…記憶装置（磁気テープ装置）、１６
…出力装置（ORTデイスプレイ）、１７…出力装
置（ハードコピー装置）、Ｘ…機密コード有無指
定情報、Ｙ…機密コード適用情報。

Claims

【特許請求の範囲】１複数の記憶情報をそれぞれの記憶情報に対応
したインデツクス情報とともに記憶する記憶手段
と、この記憶手段に記憶情報を記憶する際、この記
憶情報に対応するインデツクス情報に機密コード
を設定する手段と、インデツクス情報を指定することにより必要と
する記憶情報を前記記憶手段から検索する手段と
を有し、前記記憶手段に記憶する記憶情報の単位ごとに
機密保護を行なうことができることを特徴とする
情報記憶検索装置。