JPH04125976U - 乗用車両の歩行運転切替装置 - Google Patents

乗用車両の歩行運転切替装置

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JPH04125976U
JPH04125976U JP5072491U JP5072491U JPH04125976U JP H04125976 U JPH04125976 U JP H04125976U JP 5072491 U JP5072491 U JP 5072491U JP 5072491 U JP5072491 U JP 5072491U JP H04125976 U JPH04125976 U JP H04125976U
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JP
Japan
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shaft
lever
steering device
gear
walking
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Pending
Application number
JP5072491U
Other languages
English (en)
Inventor
雅弘 村田
誠二 井上
利通 仲田
浩昭 永井
Original Assignee
株式会社四国製作所
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Publication date
Application filed by 株式会社四国製作所 filed Critical 株式会社四国製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この考案は、乗用車両を乗用運転から歩行運
転へ切替えた際に安全な速度で走行するようにすること
を目的とする装置に関するものである。 【構成】 ステアリング装置2を軸3を中心として回動
させることによって、乗用運転から歩行運転へ切替える
と共に、この切替操作に伴って変速レバー33の操作域
を低速側でのみ変速操作が可能となるよう制限する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、不整地等を走行可能な乗用車両に関するものであって、更に詳し くは、必要に応じて歩行運転に切替可能な乗用車両に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種不整地等を走行可能な乗用車両において、必要に応じて歩行運転 可能に構成する技術は実公昭57−59419号等に開示されている。しかしな がら、これらの従来技術はバーハンドルを歩行運転可能に切替えるものであって 、丸ハンドルを歩行運転可能に切替える技術は存在しない。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は、簡単な構成でステアリング装置の乗用運転から歩行運転への切替 えを行おうとするものであり、更に、この歩行運転切替時に走行速度を一定以下 に抑制して、運転者の安全を図ろうとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
ステアリング装置2を固定解除レバー4の操作により固定状態を解除し、軸3 を中心として回動させることによって、通常の乗用運転位置から車体側方又は車 体前方側からの歩行運転位置へ切替可能に構成すると共に、該ステアリング装置 2の回動操作に伴って、車両の走行速度を変速する変速レバー33の操作域を低 速側にのみ制限する牽制装置34を作動可能に連動連結してなる乗用車両の歩行 運転切替装置の構成とする。
【0005】
【考案の作用及び効果】
走行路面の状況等に応じて歩行運転を行う際には、固定解除レバー4の操作に よりステアリング装置2の固定状態を解除し、該ステアリング装置2を通常の乗 用運転位置から車体側方又は車体前方側の歩行運転位置へ軸3を中心として回動 させる。 このステアリング装置2の軸3を中心とする回動操作に伴って、牽制装置34 が作動され、車両の走行速度を変更する変速レバー33の操作域を低速側にのみ 制限する。 従って、路面状況等に応じて、乗用運転位置から歩行運転位置へ容易に切替え が可能であると共に、この切替操作に連動して車両の走行速度を変速する変速レ バー33の操作域を、低速側にのみ牽制装置44によって制限するものであるか ら、歩行運転時に誤操作等によって高速走行させる危険を未然に防止でき、安全 性の高いものである。
【0006】
【実施例】
図例において乗用車両は前部にステアリング装置2及び乗用座席5等を備える 操縦部6と後部の荷台7を備え、前後各二輪の車輪8,8等から構成されている 。 操縦部6のステップ9部分には、円板状の支台10を固着し、更に該支台10 中央部を貫通して軸受11により回動自在に保持される軸3を垂直に立設してあ る。該3にはコの字状の枠12を固着し、該枠12に軸1を水平方向に回動可能 に設けてある。該軸1にはステアリング装置2の支枠13下部を固着してある。 該支枠13にはハンドル軸14が固着され、その上端にハンドル15が設けられ ている。
【0007】 該ハンドル軸14上部には油圧ステアリング装置16が設けられており、ハン ドル15の回動操作に応じて、油圧装置(図示せず)により前輪8,8の角度を 調節可能に構成してある。17はブレーキレバー、18はクラッチレバー、19 は油圧配管である。 20は扇ギヤであり、軸1に一体に固着してある。固定解除レバー4は、コの 字状の枠12から突設のピン21に回動自在に設けられており、上記扇形ギヤ2 0に対応するギヤ22を形成してある。23は引張スプリングである。
【0008】 枠12の前面にはボス24を固着してあり、該ボス24に固定ピン25が上下 摺動自在に嵌合してある。更に、該ボス24を取着する枠12の上方には、軸2 6を中心に回動自在のレバー27が設けられており、該レバー27先端の二又部 を固定ピン25上部の径大部下方に嵌合してあり、該レバー27の回動により固 定ピン25を上下摺動可能に構成してある。
【0009】 更に、該レバー27と一体に形成され軸26を中心に回動自在のアーム28が 支枠12前面に垂直上方に延設されており、該アーム28は、固定解除レバー4 の一定範囲以上の回動操作時に該固定解除レバー4先端に設けるピン29に押圧 され固定ピン25を上方に摺動可能に構成してある。 固定ピン25にはその中間部に受部30を設け、該受部30とボス24との間 にスプリング31を介装し、固定ピン25を常時下方へ弾発付勢してある。 更に支台10の前後、及び、側方には固定ピン25の嵌合孔32を複数設けて ある。
【0010】 車両の走行速度を変速する変速レバー33の下端は、ギヤボックス(図示せず )から水平方向前方に向け突出するシフター軸34にコの字枠35及びピン36 を介して、シフター軸34の軸芯方向にのみ回動自在に連結してある。又、該変 速レバー33の前面、即ちステアリング装置2側にはワイヤー37の一端を取着 し、更に該ワイヤー37の他端は、ステップ9面から下方に突出する軸3の後部 に止具38を介して連結してある。
【0011】 39は逆L型状の支枠であって垂直部にシフター軸34の摺動孔40を開設し 、又、水平部には変速レバー33が貫通する左右方向の長孔41を開設してあり 、これらによって牽制装置44を構成してある。42は操作板であり、該操作板 42には前後方向にH型の案内溝43を形成してある。 該案内溝43は中央部をニュートラル位置(N)に前方一側を1速位置(L) に他側を後進位置(R)に、又、後方側一側を2速位置(S)に他側を3速位置 (T)に設定してある。
【0012】 体格等に応じてステアリング装置2の取付角度を変更する際には、固定解除レ バー4をスプリング23に抗して軸21を中心に若干上方へ回動させ、該固定解 除レバー4に形成のギヤ22と扇形ギヤ20の噛合を解除する。 この状態で操縦者はハンドル15を軸1を中心に前後回動させその取付角度を 変更調節する。固定解除レバー4を離せば、スプリング23の張力により該固定 解除レバー4が復帰し、扇形ギヤ20とギヤ22の噛合によりステアリング装置 2が固定される。
【0013】 次に、走行路面の状況等に応じて歩行運転を行う際には、固定解除レバー4を 一定範囲以上上方に回動操作すると、該レバー4先端のピン29がアーム28を 押圧し、軸26を中心にレバー27が上方へ回動し固定ピン25をボス24に案 内させながらスプリング31の弾発力に抗して上方へ摺動させる。 従って、固定ピン25が支台10の嵌合孔32から離脱する。この状態で、ス テアリング装置2を軸3を中心に回動させ、車体側方(A)位置に、又、車体前 方(B)位置に回動させ、その後、固定解除レバー4から手を離すと、スプリン グ23,30の復帰力により固定ピン25が嵌合孔31に嵌合し、又、固定解除 レバー4が扇ギヤ20に噛合してステアリング装置2がそれぞれ固定される。
【0014】 又、このステアリング装置2の歩行運転位置への変更時、即ち、軸3の回動に 伴って、ワイヤー37が牽引される。従って、変速レバー33が案内溝43の2 速位置(S)又は3速位置(T)に切替えられている場合には、該ワイヤー37 他端によって該変速レバー33が長孔41による係合位置を回動支点として矢印 (イ)方向へ回動され、又、該変速レバー33下端は逆方向に回動されて連結す るシフター軸34を矢印(ロ)方向に押し込み、低速側に移動させる。 この作動により、変速レバー33はニュートラル位置(N)へ移動されると共 に、ワイヤー37の牽引により、2速位置(S)又は3速位置(T)への移動を 阻止される。
【0015】 この状態で運転者は、変速レバー33をニュートラル位置(N)でシフター軸 34と共に左右方向、即ち、矢印(ハ)方向に回動させ、更に、該変速レバー3 3を前方側、即ち、矢印(イ)方向へ回動させて前進1速位置(L)又は後進位 置(R)へ切替えることができる。 又、乗用運転位置へステアリング装置2を復帰させればワイヤー37の牽引が 解除され、変速レバー33は案内溝43の各位置へ自在に操作できる。
【0016】 図3に示す実施例は、牽制装置44の別実施例である。 ギヤボックス(図示省略)から突出するシフター軸34を中立位置(N)から 少し左右に回動した位置で1速位置(L)と後進位置(R)に変速され、さらに 大きく左右に回動することで2速位置(S)あるいは3速位置(T)に変速され るようにしている。 支枠39に上方へ向けて支軸50を突設し、この支軸50の上端に変速レバー 33の回動範囲へ延びる規制片51,52を枢支する。この規制片51,52の 変速レバー33と反対側を2個のリンク53,54を介してワイヤー37に連結 している。
【0017】 ステアリング装置2が乗用位置にある場合には、左右の規制片51,52が大 きく開いた状態で変速レバー33を2速位置(S)と3速位置(T)へ変速可能 である。 ステアリング装置2を歩行位置に回動すると規制片51,52の間隔がワイヤ ー37に引かれて狭まり変速レバー33の変速位置を1速位置(L)と後進位置 (R)にのみ変速できるように規制することになる。
【0018】 図4と図5に示す実施例は、油圧変速装置HST60の近くに牽制装置44を 設けた場合であって、HST60から突出した変速軸61にアーム62を固着し 、ワイヤー63で変速レバー33に連動し、回動角度を大きくするに従って走行 速度が速くなるようにしている。このアーム62のワイヤー63取付側と反対側 の先端にピン64を突設し、このピン64に係合して変速軸61の回動を規制す る規制片66,67が支軸68に枢支されこの規制片66,67の他端がワイヤ ー37にリンク69,70を介して連結されている。
【0019】 図6に示す実施例は、変速機構としてVベルト無端変速機構を用いたもので、 入力軸80と出力軸81とにV溝の間隔が変る変速プーリ82,83を装着し、 これら変速プーリ82,83にVベルト84を巻き掛け、変速アーム85を回動 することで一方の変速プーリ82のV溝間隔が変り変速される。この変速アーム 85がワイヤー86を介して変速レバー33に連結されている。 変速アーム85の回動範囲に接近して回動規制片87がピン88に枢支されて いる。この回動規制片87はバネ89で通常は変速アーム85に係合しないよう にしているが、ワイヤー37でステアリング装置2の軸3の下端に連結し、この ステアリング装置2の歩行位置への位置変更に伴って回動規制片87が変速アー ム85の回動範囲内に回動し、変速アーム85が高速位置へ回動できないように している。90は回動規定片87の回りを止めるストップピンである。
【図面の簡単な説明】
【図1】要部の側断面図である。
【図2】要部の斜視図である。
【図3】別実施例を示す要部の斜視図である。
【図4】別実施例を示す要部の平面図である。
【図5】別実施例を示す要部の平面図である。
【図6】別実施例を示す側面図である。
【図7】車両前部の斜視図である。
【図8】平面図である。
【符号の説明】
2 ステアリング装置 3 軸 4 固定解除レバー 33 変速レバー 44 牽制装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 永井 浩昭 愛媛県松山市衣山1丁目2番5号 株式会 社四国製作所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリング装置(2)を固定解除レバ
    ー(4)の操作により固定状態を解除し、軸(3)を中
    心として回動させることによって、通常の乗用運転位置
    から車体側方又は車体前方側からの歩行運転位置へ切替
    可能に構成すると共に、該ステアリング装置(2)の回
    動操作に伴って、車両の走行速度を変速する変速レバー
    (33)の操作域を低速側にのみ制限する牽制装置(4
    4)を作動可能に連動連結してなる乗用車両の歩行運転
    切替装置。
JP5072491U 1991-02-28 1991-06-04 乗用車両の歩行運転切替装置 Pending JPH04125976U (ja)

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JP5072491U JPH04125976U (ja) 1991-02-28 1991-06-04 乗用車両の歩行運転切替装置

Applications Claiming Priority (3)

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JP1781991 1991-02-28
JP3-17819 1991-02-28
JP5072491U JPH04125976U (ja) 1991-02-28 1991-06-04 乗用車両の歩行運転切替装置

Publications (1)

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JPH04125976U true JPH04125976U (ja) 1992-11-17

Family

ID=31948311

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5072491U Pending JPH04125976U (ja) 1991-02-28 1991-06-04 乗用車両の歩行運転切替装置

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JP (1) JPH04125976U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010260428A (ja) * 2009-05-01 2010-11-18 Kawashima Nogu Seisakusho:Kk 歩行乗用兼用運搬車

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JP2010260428A (ja) * 2009-05-01 2010-11-18 Kawashima Nogu Seisakusho:Kk 歩行乗用兼用運搬車

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