JPH04122762A - ゴム状フィルム組成物 - Google Patents

ゴム状フィルム組成物

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JPH04122762A
JPH04122762A JP24339990A JP24339990A JPH04122762A JP H04122762 A JPH04122762 A JP H04122762A JP 24339990 A JP24339990 A JP 24339990A JP 24339990 A JP24339990 A JP 24339990A JP H04122762 A JPH04122762 A JP H04122762A
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JP
Japan
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film
resin
styrene
rubber
composition
Prior art date
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Pending
Application number
JP24339990A
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English (en)
Inventor
Masami Kita
喜多 雅己
Yoshiyuki Ikemoto
義行 池本
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Daicel Evonik Ltd
Original Assignee
Daicel Huels Ltd
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Publication date
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、比較的安価でしかも非常に柔軟で風合の良い
ゴム状フィルムおよびその製造に適した樹脂組成物に関
する。
(従来技術および課題) 従来、ゴム状物質はその柔軟性、強靭性、風合の良さな
とが好まれて、各種工業材料部品、生活用品など非常に
広範囲に用いられている。しかし、その機械的強度を保
持するため、加硫という工程を採らねばならず、そのた
め加工方法が非常に限定されてしまい、フィルム化がで
きていない。たたし、ゴムの持つ独特の風合いを持つフ
ィルムへの要求は多く、そのためゴムラテックスのキャ
スティングフィルムなとが作り出されているが、加硫工
程を通っていないため機械的強度、残留歪みなとまた改
善すべき点が多く、更にキャスティング法のため、成形
性が悪く比較的高価なことも欠点であった。
一方、ゴム工業ではカレンダー法により加硫ゴムシート
を製造しており、このものの風合い、機械的強度などは
満足するべきものであるが、このシートの厚みはせいぜ
い11程度で、より薄いフィルム状のものが望まれてい
た。
本発明者らは、ゴムラテックスフィルムと同様の厚みを
持ちながら、ゴムシートと同様の風合い及び機械的強度
を持つゴム状フィルムを安価に大量生産すべく鋭意検討
した結果本発明に到達した。
(課題を解決するための手段) 即ち本発明は、ポリオクテニレン樹脂にスチレン−ブタ
ジエン共重合体を配合してなるゴム状フィルム組成物お
よびこの組成物からなるゴム状フィルムである。
本発明で使用されるポリオクテニレン樹脂は、シクロオ
クテンを重合してなり、炭素原子8個当たり1個の二重
結合を持ち、かつ分子量が一万以上であることか必要で
、トランス含量が50%以上、好ましくは60%以上で
、結晶化度か10%以上の範囲にあるのが好ましい。ま
たこのポリオクテニレン樹脂は、融点が通常40℃以上
、好ましくは50℃ないし60℃の範囲にあり、ガラス
転移点は一75℃ないし一30℃の範囲にあるのが好ま
しい。
このポリオクテニレン樹脂を構成する基材である、シク
ロオクテンの合成法としては、種々の方法が採用できる
が、例えばブタジェンを三量化した後、残った2個の二
重結合のうち1個を水素添加することにより得られる。
本発明で使用されるポリオクテニレン樹脂は、そのまま
でも充分に良好な物性を有するが、過酸化物、フェノー
ル樹脂、イオウ系化合物など加硫剤、加硫促進剤として
知られる物質や、カルホシ酸またはその酸無水物を溶融
混合あるいは添加混合するのがより好ましい。
本発明におけるスチレン−ブタジエン共重合体は、スチ
レンモノマーとブタジェンモノマーを所定量配合して後
重合することにより得られる。これらモノマーの重合方
法はラジカル重合、リビングアニオン重合なと種々の重
合法が利用でき、これら重合法の違いにより得られた共
重合体もランダム共重合体、ブロック共重合体なと構造
か異るが、これらは全て本発明のゴム状フィルム組成物
の成分として利用可能である。更に得られたスチレン−
ブタジエン共重合体のブタジェンセグメントの中の炭素
−炭素二重結合の一部または全部を水素添加したものも
好ましく使用可能である。
本発明におけるゴム状フィルム組成物には、染顔料、各
種安定剤、充填剤、可塑剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤
、造核剤、帯電防止剤、難燃剤、増粘剤などを必要に応
じて添加することもてきる。
本発明におけるポリオクテニレン樹脂とスチレン−ブタ
ジエン共重合体の混線方法としては、従来から公知の種
々の混練機が利用できる。例えばゴム用ロールを使って
もよいし、ゴム用加圧ニダーにポリオクテニレン樹脂、
スチレン−ブタジエン共重合体、加硫剤、各種添加剤な
どを、−度に仕込んで溶融混練してもよい。またこれら
原料を、あらかじめトライブレンドしておき、次いてプ
ラスチックス用押出機で溶融混練することもできる。
本発明のゴム状フィルム組成物は、次いてプラスチック
ス工業において従来から公知の種々の方法により、フィ
ルム状に成形される。例えばT−ダイ法、インフレーシ
ョン法などが挙げられる。
また本発明のゴム状フィルム組成物の各種物性を改良す
る目的で、種々のゴムあるいはプラスチックスを添加す
ることもできる。これらの添加方法としては、あらかじ
めポリオクテニレン樹脂にブレンドしておいてもよいし
、ポリオクテニレン樹脂、スチレン−ブタジエン共重合
体、加硫剤、各種添加剤などのなかにトライブレンドし
て、度に溶融混練してもよい。
(発明の効果) 本発明のゴム状フィルム組成物から得られるゴム状フィ
ルムは、ゴム本来の特性である柔軟さ、強靭さ、風合い
を持ち、しかも通常のプラスチックスフィルムと同様の
厚みを持っている。しかも、このゴム状フィルム組成物
は通常のプラスチックスフィルム用成形機で簡単にフィ
ルム化可能であるため、安価で大量に製造可能である。
更に、このゴム状フィルムは加硫ゴムに近い低残留歪み
特性、及びポリオクテニレン樹脂に寄因するホットメル
ト接着性等をも有するため、通常のプラスチックスフィ
ルムに比べ、性能的にも価格的にも充分対抗可能なもの
である。
(実施例) 次に本発明を実施例により具体的に説明する。
実施例1 ポリオクテニレン樹脂(Hils社製VESTENAM
ER8012)と、スチレン−ブタジエンブロック共重
合体(シェル化学社製カリフレックスTR1102)を
表1に示すたけ配合し、通常の押出機で溶融混練後ベレ
ット化した。このペレットを使い、通常のT−ダイ押出
機て厚み100μmのフィルムを成形した。このフィル
ムは柔軟で風合の良好なものであった。なお、このフィ
ルムの残留歪みをJISK6301に従って測定した結
果を表1に示す。
実施例2 ポリオクテニレン樹脂(Hiils社製VESTENA
MER8012)と、スチレン−ブタジエン共重合体(
シェル化学社製クレイトンG1652 )を表1に示す
たけ配合し、通常の押出機で溶融混練後ペレット化した
。このペレットを使い、インフレーション法で厚さ50
μmのフィルムを成形した。このフィルムは柔軟で風合
の良好なものであった。このフィルムをホットメルトシ
ーラーで接着し、J l5K6850に従い接着強度を
測定した結果を表1に示す。
実施例3 実施例2において、ポリオクテニレン樹脂、クレイトン
01652の他に、ポリプロピレン樹脂(住友化学製H
3O1)を表1に示すたけ加えること以外は、実施例2
と全く同様にしてフィルム成形し、その接着強度を測定
した。結果を表1に示す。
実施例4 ポリオクテニレン樹脂(Hiils社製VESTENA
MER8012)と、スチレン−ブタジエン共重合体(
アロン化成製AR750)を表1に示すだけ配合し、通
常の押出機で溶融混練後ペレット化した。このペレット
を使い、インフレーション法で厚さ50μ蒙のフィルム
を成形した。このフィルムは柔軟で風合の良好なもので
あった。このフィルムをホットメルトシーラーで接着し
、JIS K6850に従い接着強度を測定した結果を
表1に示す。
実施例5 実施例4において、ポリオクテニレン樹脂1、スチレン
−ブタジエン共重合体(アロン化成製AR750)の他
に、ジメチロールフェノール樹脂(5P1045)を表
1に示すだけ加えること以外は実施例4と全く同様にし
てフィルムを成形し、その接着強度を測定した。−結果
を表1に示す。
比較例1 実施例1において、ポリオクテニレン樹脂を配合しない
こと以外は実施例1と全く同様にしてフィルム成形を試
みた。このものはT−ダイがらの吐出ムラかひとく、安
定して良好なフィルムを得ることかできなかった。
比較例2 実施例2において、スチレン−ブタジエン共重合体(ク
レイトンG1652 )を配合しないこと以外は実施例
2と全く同様にしてフィルム成形した。
このフィルムは、感触はゴムというよりプラスチックス
に近いものであった。このフィルムの残留歪みと接着強
度を測定した結果を表1に示す。
比較例3 実施例2において、ポリオクテニレン樹脂を配合しない
こと以外は実施例2と全く同様にしてフィルム成形を行
なったところ、インフレーションダイからの吐出か不安
定で、良好なフィルムが得られなかった。
比較例4 実施例4において、ポリオクテニレン樹脂を配合しない
こと以外は実施例4と全く同様にしてフィルム成形を行
なったところ、インフレーションダイからの吐出が不安
定で、良好なフィルムが得られなかった。
(以下余白)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリオクテニレン樹脂にスチレン−ブタジエン共
    重合体を配合してなるゴム状フィルム組成物。
  2. (2)請求項1記載の樹脂組成物からなるゴム状フィル
    ム。
JP24339990A 1990-09-13 1990-09-13 ゴム状フィルム組成物 Pending JPH04122762A (ja)

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JP24339990A JPH04122762A (ja) 1990-09-13 1990-09-13 ゴム状フィルム組成物

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JP24339990A JPH04122762A (ja) 1990-09-13 1990-09-13 ゴム状フィルム組成物

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JPH04122762A true JPH04122762A (ja) 1992-04-23

Family

ID=17103291

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JP24339990A Pending JPH04122762A (ja) 1990-09-13 1990-09-13 ゴム状フィルム組成物

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