JPH04122610A - ポリイミドペレットの製造方法 - Google Patents

ポリイミドペレットの製造方法

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JPH04122610A
JPH04122610A JP24133390A JP24133390A JPH04122610A JP H04122610 A JPH04122610 A JP H04122610A JP 24133390 A JP24133390 A JP 24133390A JP 24133390 A JP24133390 A JP 24133390A JP H04122610 A JPH04122610 A JP H04122610A
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cooling
pellets
gas
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voids
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康弘 藤井
Yasuhiko Ota
太田 靖彦
Masumi Saruwatari
益巳 猿渡
Yasuko Honchi
本地 靖子
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は熱可塑性ポリイミドペレットの製造方法に関し
、更に詳しくは溶融成形法によりペレット化スるに際し
、ペレット中にボイドを含まないポリイミドペレットの
製造方法に関するものである。
〔従来の技術〕
熱可塑性樹脂の押出成形において、パウダーを直接用い
て成形加工する際には、パウダーに巻き込まれて押出機
内に供給される気体を脱気できる装置を備えた特殊な押
出機を用いた場合可能であるが、−船釣に用いられてい
る押出機ではパウダーから直接成形加工することは稀で
あり、はとんどの場合パウダーを一旦ペレット状に加工
した後に、このペレントを用いて成形加工を行っている
熱可塑性樹脂を溶融状態からペレット化する方法として
は、−軸あるいは二輪のベント付押出機を用いて、熱可
塑性樹脂粉末を融点以上に加熱し溶融させストランド用
ダイスより押し出し、■溶融状態でペレット状に切断し
冷却する方法、■溶融状態のストランドを冷却した後に
ペレット状に切断する方法が一般的に用いられている。
■の冷却方法としては、ストランド用ダイスより押し出
された樹脂をダイス出口にて水中で直接切断し冷却する
場合とダイス出口にて空気中で直接切断し空気中あるい
は水中にて冷却する場合がある。
■の冷却方法としてはストランド用ダイスより押し出さ
れてきた樹脂を水中あるいは空気中にて冷却する場合が
ある。
一般に知られた熱可塑性樹脂においては上記■、■に示
した水および空気を冷却媒体として主に用いられている
しかしながら、熱可塑性ポリイミド樹脂においては溶融
温度が高温であるために、高温下での水分および酸素と
の接触によりストランドあるいはペレット表面で化学反
応を引き起こしたり、急激な冷却により表面の固化およ
び内部の除冷による収縮によってストランドあるいはペ
レット中にボイドが発生する。
また、押出成形時にペレットと共に押出機中に入り込ん
だ気体は、一般に押出機中でペレットが圧縮されるにつ
れて樹脂供給部分より自然に排出されるか、真空ポンプ
等を用いることにより強制的に排出される。
しかし、このボイドを含んだペレットを押し出しに用い
た場合、樹脂中に封入された空気を含んだボイドは押出
機中での樹脂の圧縮変形工程においても排出されずに押
出成形物中に気泡として現れ、更にボイド中には空気が
存在するために押出機中で高温溶融状態の熱可塑性ポリ
イミドと、酸素の接触による樹脂の分解あるいはゲル化
を引き起こし成形物の物性の低下を招いてしまう。
〔発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は熱可塑性ポリイミドにおいてボイド(気
泡)を含まないペレットを製造する方法を提供すること
にある。
このペレットを使用することによって押出成形時の脱気
不可能な気泡は混入されず、成形物中へのボイド(気泡
)の混入も起こらなくなる。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討し、急
激な冷却によるボイドの発生を抑えるような冷却固化条
件、更に溶融ペレット化時にペレットあるいはストラン
ドの酸素および水等との接触による化学反応を抑えるよ
うな条件を見出し、遂に本発明に到った。
即ち本発明は熱可塑性ポリイミドを溶融成形法によりペ
レット化するに際し、溶融樹脂の冷却速度を150℃/
秒以下で行う事を特徴とするポリイミドペレットの製造
方法である。
以下、本発明を更に詳細に説明する。
熱可塑性ポリイミドのパウダーは水分を出来るかぎり排
除し、酸素を排除した状態で押出機に供給し押し出すこ
とが好ましい。
溶融状態で押出機より押し出された、ストランドあるい
はペレットを冷却する際に、冷却速度が150°C/秒
を越えるような急激な冷却を行った場合は、ストランド
あるいはペレットの表面が2、激に固化した状態で全体
の冷却が進むために、内部が冷却する際の収縮によりス
トランドあるいはペレット中にボイドが生じてしまうの
で好ましくない。しかし、冷却速度が150℃/秒以下
、好ましくは10℃/秒以上100℃/秒以下で徐々に
冷却した場合は、前述の場合と同様に表面から冷却はさ
れるが、ストランドあるいはペレットからの放熱により
表面のみが固化した状態にはならず、冷却に伴う収縮は
均一に全体的に生じるのでストランドあるいはペレット
中にボイドは発生しない。
具体的な熱可塑性ポリイミドの冷却方法としては、冷却
媒体として水分および酸素を出来るかぎり排除したもの
を用い、更に急冷による収縮を抑えるために熱伝導の大
きな液体(IO’W/m・K)は避は比較的熱伝導の小
さな気体(10伺〜1O−2W/+・K)を用いる事が
望ましい。
もし、液体を冷却媒体として用いた場合は熱可塑性ポリ
イミドのガラス転移点(一般に200°C〜300″C
付近)まで媒体温度を昇温しないと冷却時の急冷による
収縮に伴うボイドが発生するので好ましくなく、しかも
200’C〜300℃まで昇温可能な媒体としては油性
の物質になってしまい、冷却後に完全に油分を洗浄しな
ければならない上に、油分を洗浄するために溶剤を用い
なければならないため工程および工程管理が複雑になり
好ましくない。
また、冷却媒体として気体を用いる場合でも、酸素およ
び水分を多量に含む場合は熱可星性ポリイミドとそれら
の気体との接触により分子鎖の切断および再結合が起こ
り、劣化やゲル化の原因につながるので好ましくない。
そこで、冷却媒体として用いる気体は酸素濃度0〜5%
、含水分量O〜200ppmが好ましく、更には気体の
主成分は反応性の低い、窒素や不活性ガス(アルゴン等
)が好ましい。
酸素濃度が5%を越える気体とポリイミドが高温下で接
触した場合は酸素による分子鎖の切断や再結合等の化学
反応が起こり、含水分量が200ppm以上の気体とポ
リイミドが高温下で接触した場合は加水分解によりイミ
ド結合の開環、切断、更には脱水反応により再結合等が
おこり好ましくない。分子鎖の切断が多数発生した場合
は機械物性の低下につながるために好ましくない。また
、分子鎖の再結合の発生はポリイミドのゲル化につなが
り、最終成形品中に欠陥として現れるために成形品の商
品価値を低下させるので好ましくない。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明を更に詳しく説明す実施例1
〜7、比較例1〜3 熱可塑性ポリイミド樹脂として、 下記一般式(1) で表される繰り返し構造を有する三井東圧化学■製N 
EVtL−T P I #450パウダーを用い、窒素
雰囲気下200°Cで10時間乾燥し、樹脂中の含水分
量が30ppm以下になるように調整した。このパウダ
ーを直径251111のベント付1軸押出機のホッパー
中で充分窒素置換した後に押出機内に供給し、押出温度
390°Cで直径3III+のストランドダイより押し
出した。この樹脂はストランド状態で第1表に示す冷却
媒体および冷却速度にて冷却固化し、その後切断するこ
とによってペレットを得た。得られたペレットについて
ペレット中のボイドを目視し、更に劣化およびゲル化の
指標として比粘度を測定した。結果を第1表に示す。
■気体を冷却媒体とする場合のストランドの温度は赤外
線温度計を用いて押出直後を0秒として、0.1秒間隔
で10秒間各時間の温度を測定し初期の冷却勾配を計算
し冷却速度を求めた。更に外気と冷却媒体との接触を出
来るかぎり排除するために、押出機出口には赤外線温度
計用窓を設けた囲いを設置した。
■液体を冷却媒体として用いる場合は、冷却媒体液面を
ストランドダイ出口にllll11以下の位置まで接近
させることの可能な水槽を用い、押し出された樹脂を液
中の通過時間を0秒から10秒まで1秒間隔で通過させ
たストランドの温度を赤外線温度計を用いて各々測定し
、初期の冷却勾配を計算し冷却速度を求めた。
尚、赤外線温度針は日本アビオニクス株式会社製赤外線
映像装置T V S −5006を用いた。
比粘度の測定はペレットをパラクロルフェノールとフェ
ノールの体積比が9:1の混合溶媒に濃度が0.5g/
aとなるように溶解し、この溶液をウヘローデ粘度計を
用い23°Cで測定した。
参考例 前記一般式(1)で表される熱可塑性ポリイミドのペレ
ット化前のパウダーを用いて比粘度を測定した。
〔発明の効果〕
本発明の溶融樹脂の冷却速度を適用する製造方法によっ
て、熱可塑性ポリイミドの溶融ペレット化時に、ペレッ
ト中のボイド発生を抑えることが可能となり、このペレ
ットを押出成形に用いることによって押出機供給部から
の脱気が通常の方法で円滑に行われ、押出成形物中にボ
イドは現れなくなる。更には樹脂と酸素および水との高
温下での接触を避けることによって樹脂の分解およびゲ
ル化を抑制することが出来る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、熱可塑性ポリイミドを溶融成形法によりペレット化
    するに際し、溶融樹脂の冷却速度を150℃/秒以下で
    行う事を特徴とするポリイミドペレットの製造方法。 2、溶融樹脂の冷却媒体が、酸素濃度0〜5%、含水分
    量0〜200ppmの気体である請求項1記載のポリイ
    ミドペレットの製造方法。
JP24133390A 1990-09-13 1990-09-13 ポリイミドペレットの製造方法 Expired - Fee Related JP2854949B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996026241A3 (en) * 1995-02-14 1996-09-26 Dow Chemical Co Polymer pellets, process for their preparation and moulded articles obtained therefrom

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1996026241A3 (en) * 1995-02-14 1996-09-26 Dow Chemical Co Polymer pellets, process for their preparation and moulded articles obtained therefrom

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