JPH041219A - 一液型熱硬化性組成物 - Google Patents

一液型熱硬化性組成物

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JPH041219A
JPH041219A JP10176490A JP10176490A JPH041219A JP H041219 A JPH041219 A JP H041219A JP 10176490 A JP10176490 A JP 10176490A JP 10176490 A JP10176490 A JP 10176490A JP H041219 A JPH041219 A JP H041219A
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JP
Japan
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compound
polymercaptan
prepolymer
acetylacetonate
thermosetting composition
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Pending
Application number
JP10176490A
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English (en)
Inventor
Katsumi Yano
克巳 谷野
Tomoaki Futakuchi
友昭 二口
Fujitoshi Mizumoto
水元 富士敏
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOYAMA PREF GOV
Asahi Chemical Research Laboratory Co Ltd
Toyama Prefecture
Original Assignee
TOYAMA PREF GOV
Asahi Chemical Research Laboratory Co Ltd
Toyama Prefecture
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は常温での塗料としての保存期間(ポットライフ
)が長く、100℃以下の温度で短時間硬化し、接着性
、耐湿性に優れた電子回路、電子機器用コート材等とし
て利用する一液型熱硬化性組成物に関するものである。
(従来の技術) 従来よりプリント回路基板、電子部品および電子機器等
に使用される絶縁塗料、接着剤としては主に常温硬化二
液型エポキシ樹脂系、高温焼付硬化−液型エポキシ樹脂
系、フェノール樹脂系およびメラミン樹脂系の樹脂塗料
等が知られている。
また、近年は各種のポリイミド樹脂系の樹脂塗料等が開
発されている。
(発明が解決しようとする課題) 近年、電子機器および電子装置等の性能および信頼性等
に対する要求が厳しくなり、これらに使用される絶縁塗
料、接着剤等にも様々な性能向上が更に要求されている
。様々な要求の一例として、これらの電子機器等に使用
される樹脂塗料の作業性の改善と電子回路を構成する電
子部品や基板等に加わる熱履歴を極力軽減するために、
塗料としての保存期間が長く、接着性が良好な低温短時
間硬化型の樹脂の開発が要望されている。
従来の二液型エポキシ樹脂は、低温硬化が可能であるが
、硬化剤を配合後の塗料としての保存期間が短く、接着
性等にも問題があった。
硬化剤にポリメルカプタン系のものを使用したエポキシ
樹脂は接着性は良好であるが、硬化時の発熱温度が高く
、保存期間がきわめて短い上、メルカプタン特有の悪臭
がある。
一方、従来の一液型エポキシ樹脂系、フエノル樹脂系お
よびメラミン樹脂系のものは塗料としての保存期間が長
(、接着性が比較的良好である反面、120℃以上の高
温での焼付硬化操作が必要である。
また、ポリイミド樹脂系のものは耐熱性塗料としての保
存期間に優れている反面、焼付硬化温度が250〜35
0℃と極めて高く、その用途が限定され、かつ接着性も
あまり良好ではない。
本発明者らは、これらの欠点を解決すべく鋭意検討した
結果、本発明を完成した。
本発明は常温での塗料としての保存期間が長く、100
℃以下の温度で短時間で硬化する一液型熱硬化型樹脂組
成物を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、これらの目的を解決するため種々検討し
た結果、分子内に少なくとも2個以上のエポキシ基を有
するエポキシ樹脂と複素環イミダゾールとを部分反応さ
せたプレポリマーに、ポリメルカプタンと金属キレート
化合物とコハク酸とを反応させた化合物を添加してなる
一液型熱硬化性組成物にすることにより解決した。
本発明に使用されるエポキシ樹脂は、分子内に少な(と
も2個以上のエポキシ基を有するものであれば、特に限
定されるものではなく、エポキシ樹脂の具体例としては
、例えば、共役または非共役ジエン、共役または非共役
環状ジエンおよび共役または非共役ジエンを有する不飽
和カルボン酸エステル等のエポキシ化物、脂肪族ジオー
ル、脂肪族の多価アルコール、ビスフェノール類、フェ
ノールノボラックおよびタレゾールノボラック等とエピ
クロルヒドリンまたはβ−メチルエピクロルヒドリンと
を反応させてえられるポリグリシジルエーテル、ジカル
ボン酸とエピクロルヒドリンまたはβ−メチルエピクロ
ルヒドリンとを反応してえられるポリグリシジルエステ
ル等が挙げられる。
本発明に使用されるイミダゾールは、複素環式のもので
あれば特に限定されるものではない。
複素環イミダゾールの具体例としては、l−インブチル
−2−メチルイミダゾール、2−エチル−4f51−メ
チルイミダゾール、l−ベンジル−2−メチルイミダゾ
ール、■−シアノエチルー2−エチル4(5)−エチル
イミダゾール、2−メチルイミダゾール、2−メチルイ
ミダゾールアジン、2−ヘプタデシルイミダゾールおよ
び2−ウンデシルイミダゾールならびにこれらの変性化
合物等が挙げられる。
本発明に使用されるポリメルカプタンは、分子内にメル
カプタン基を持つ有機化合物であれば特に限定されるも
のではない。また、ポリメルカプタンに脂肪族飽和二塩
基酸、例えばコハク酸を微量添加することにより、ポリ
メルカプタン特有の悪臭がほとんどしなくなり、作業者
の作業性の改善を計ることができる。
本発明に使用される金属キレート化合物は、特に限定さ
れるものではないが、好ましくはアセチルアセトンと金
属とのキレート化物が良い。
アセチルアセトンと金属とによるキレート化物としては
、AIfIIIlアセチルアセトネート、Ce(III
)アセチルアセトネート、Co(Illlアセチルアセ
トネート、CrfIIIlアセチルアセトネート、Cu
(IIIアセチルアセトネート、Fe(Illlアセチ
ルアセトネート、Mn1m1 アセチルアセトネト、N
1fll)アセチルアセトネート、Rh(II11アセ
チルアセトネート、Tie(II)アセチルアセトネー
ト、 VO(II)アセチルアセトネート、 Zn(I
I)アセチルアセトネート、およびZr(TV)アセチ
ルアセトネート等が挙げられる。
分子内に少なくとも2個以上のエポキシ基を有するエポ
キシ樹脂と複素環イミダゾールとを部分反応させたプレ
ポリマー単独でも80℃、1時間程度の低温、短時間硬
化が可能、かつ保存期間の長い一液型熱硬化性組成物が
得られるが、接着性に問題がある。
また、接着性を向上させる目的でポリメルカプタンを添
加した場合は、悪臭と常温での保存期間が短くなる欠点
が発生する。
しかるに、本発明による一液型熱硬化性組成物において
は、ポリメルカプタンと金属キレート仕合物とコハク酸
とを反応させた化合物を添加することにより、ポリメル
カプタンの悪臭と常温でのエポキシ樹脂との反応性を抑
制すると共に、70℃以上の温度雰囲気中で金属キレー
ト化合物中の金属の触媒効果を引き出し、迅速に硬化反
応を起こさせようとするものである。
したがって、本発明による一液型熱硬化性組成物は、常
温での保存期間が1ケ月以上と長く、80℃以下の温度
で1時間以内に硬化させることが可能であり、かつ悪臭
がほとんどせず、接着性にも優れているものである。
本発明の一液型熱硬化性組成物には、必要に応じて他の
添加剤、例えばシワ力粉末、酸化チタン粉末、アルミナ
粉末等の無機フィラー、ポリイミド粉末等の有機フィラ
〜、顔料等の着色剤、シランカップリング剤およびチタ
ン系カップリング剤等の各種のカップリング剤等を添加
することができる。
(実施例) 本発明を実施例を挙げて詳細に説明するが、本発明はこ
れらに限定されるものではない。
実施例1 エポキシ当量170前後のビスフェノールF型エポキシ
樹脂(油化シェルエポキシ(株)製、エピコート807
 ) 100重量部に1−シアノエチル−2エチル4(
5)−エチルイミダゾール(油化シェルエポキシ(株)
製、EMI−24−CNIを20重量部配合し、更に安
定化剤としてジメチルベンゼン(試薬)を20重量部添
加して、pt触媒下90℃中で12時間反応させること
により、エポキシ樹脂と複素環イミダゾールとを部分反
応させたプレポリマーを作成した(以下、このプレポリ
マーを塗料Aという)。なおジメチルベンゼンは最終的
には蒸発して塗FJA中には残らない。
次にポリメルカプタン(油化シェルエポキシ(株)製、
Q−1118重量部にAl(III)アセチルアセトネ
ート((株)回し化学研究所製)2重量部およびコハク
酸(試薬) 0.008重量部を添加し、これらを密閉
した容器中に入れ、50℃中で24時間反応させた(以
下、この反応物を添加剤Aという)。
次に、塗料A 45重量部に添加剤Aを5重量部添加し
、自動乳鉢で十分に混合して、−液型熱硬化性組成物を
得た。(以下、この組成物を塗料Bという)。
実施例2 前記ポリメルカプタン8重量部にMnfllllアセチ
ルアセトネート((株)回し化学研究所製)2重量部お
よびコハク酸0.008重量部を添加し、前記と同様の
反応処理を施した(以下、この反応生成物を添加剤Bと
いう)。
次に塗料A 45重量部に添加剤Bを5重量部添加し、
自動乳鉢で十分混合して、−液型熱硬化性組成物を得た
(以下、この組成物を塗料Cという)。
実施例3 前記ポリメルカプタン8重量部に2r(rVlアセチル
アセトネート((株)回し化学研究所製)2重量部およ
びコハク酸0.008重量部を添加し、前記と同様の反
応処理を施した(以下、この反応生成物を添加剤Cとい
う)。
次に塗料A 45重量部に添加剤Cを5重量部を添加し
、自動乳鉢で十分に混合して、−液型熱硬化性組成物を
得た(以下、この組成物を塗料りという) 比較例 塗料A 46重量部に前記ポリメチルメルカプタン4重
量部を添加し、自動乳鉢で十分に混合して、−液型熱硬
化性組成物を得た。(以下、この組成物を塗料Eという
) 第1表は実施例1〜3i3よび比較例での塗料A〜塗料
Eの常温での保存期間(ポットライフ)ならびにこれら
の塗料を示差走査熱量測定(DSCIで測定した場合の
硬化総発熱開始温度と硬化総発熱量および耐アセトン性
から見た場合の最低必要硬化条件を示している。
なお、ポットライフは初期粘度(ポイズ)の3倍に達し
たときの時間を示し、DSC測定の場合の昇温速度5に
/winであり、表中Jはジュール、gはダラムを意味
する。
第1表 第1表に示すように本発明の塗料B、 C,Dは比較例
の塗料Eと比較してもポットライフが長い。
(発明の効果) 本発明の一液型熱硬化性組成物は、常温での保存期間が
1ケ月以上と長<、80℃以下、特に70℃前後の温度
で1時間以内に硬化が可能、かつポリメルカプタン特有
の悪臭がほとんどせず、接着性に優れた性質を有する。
したがって、本発明の一液型熱硬化性組成物は従来の熱
硬化性組成物と比較して、塗料保存性、低温短時間硬化
性に優れているものである。
また1本発明による一液型熱硬化性組成物を電子回路や
電子機器のコート材、接着剤として使用することにより
、保存期間の長いこと等による作業性の改善と、80℃
以下の温度で1時間以内に硬化が可能であることによる
電子部品、回路基板等への熱履歴の軽減、更には、接点
材料等の電気構成部品の金属露出部の熱酸化の軽減等を
計ることができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、分子内に少なくとも2個以上のエポキシ基を有する
    エポキシ樹脂と複素環イミダゾールとを部分反応させた
    プレポリマーに、ポリメルカプタンと金属キレート化合
    物とコハク酸とを反応させた化合物を添加してなること
    を特徴とした一液型熱硬化性組成物。
JP10176490A 1990-04-19 1990-04-19 一液型熱硬化性組成物 Pending JPH041219A (ja)

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JP (1) JPH041219A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06157724A (ja) * 1992-07-31 1994-06-07 Hughes Aircraft Co 低温硬化性樹脂システム
JP5138685B2 (ja) * 2007-07-05 2013-02-06 旭化成イーマテリアルズ株式会社 エポキシ樹脂用硬化剤及びエポキシ樹脂用硬化剤組成物

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JPH06157724A (ja) * 1992-07-31 1994-06-07 Hughes Aircraft Co 低温硬化性樹脂システム
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