JPH04121017U - オートリバーステーププレーヤ - Google Patents

オートリバーステーププレーヤ

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JPH04121017U
JPH04121017U JP2298591U JP2298591U JPH04121017U JP H04121017 U JPH04121017 U JP H04121017U JP 2298591 U JP2298591 U JP 2298591U JP 2298591 U JP2298591 U JP 2298591U JP H04121017 U JPH04121017 U JP H04121017U
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switching
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lever
switching lever
tape
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 オートリバーステーププレーヤにおいて、テ
ープの走行方向に応じて磁気ヘッドの向きを簡単な構造
で且つ簡単な制御で切換えることができるようにする。 【構成】 ヘッドベースを駆動する切換回転体のロック
を外すロックレバー51の駆動時間をソレノイド54の
駆動時間により変化させる。ソレノイド54の駆動時間
が長いと、切換レバー31がロックレバー51の先部に
押されてD方向へ押し続けられる。この間に回転する切
換回転体に設けられたカム45bによりピン33が通路
X内に導かれ、プレイモードへ移行したときには、切換
レバー31がD方向に保持される。切換レバー31がD
方向へ移動する途中に、駆動溝31fが回動機構を動作
させ、磁気ヘッドが180度反転してリバースモードが
設定される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、オートリバース方式のテーププレーヤに係り、特に磁気テープの走 行方向の切換えに応じて磁気ヘッドを回転切換えするオートリバーステーププレ ーヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
最近はオートリバース方式のテーププレーヤが普及している。この種のテープ プレーヤの基本構造は、一対のキャプスタンが相反する方向へ回転駆動されてい るとともに、各キャプスタンに対向する一対のピンチローラが設けられており、 このピンチローラがキャプスタンに対して交互に圧接することによりテープの送 り方向が切換えられるようになっている。また、録音再生用の磁気ヘッドは、回 転切換え式のものが使用されて、テープの両方向への送りに合わせてその向きが 切換えられるようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来のオートリバーステーププレーヤでは、テープのフォワードモードと リバースモードの切換えに応じてテープの走行方向を切換えさらに磁気ヘッドの 向きを切換え、さらに磁気ヘッドをプレイモード位置とストップモード位置とへ 移動させることが必要になる。この各種切換が必要になるため、その切換え機構 の構造は非常に複雑になる。特に、磁気ヘッドを回転切換えするための機構は複 雑になり、例えばモータの動力により駆動されるカムなどの動力で切換え部材を 動作させ、フォワード走行かリバース走行かの選択に応じて、この切換部材の動 力をさらに振り分ける別個の選択機構を設け、この選択機構によりヘッド切換え 機構をさらに駆動するなどの構造が必要になっている。 本考案は上記従来の課題を解決するものであり、ヘッドベースを移動させる回 転体の動力をそのまま直接利用して切換レバーを駆動し、この切換レバーの動力 により磁気ヘッドの向きを切換えるようにして、切換機構を簡素化したオートリ バーステーププレーヤを提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案によるオートリバーステーププレーヤは、磁気テープを相反する2方向 へ走行させるテープ走行駆動部と、磁気テープの走行方向の切換えに合わせてほ ぼ180度回転して向きが切換えられる磁気ヘッドとが設けられているオートリ バーステーププレーヤにおいて、前記磁気ヘッドを搭載してプレイモード位置と ストップモード位置との間を移動するヘッドベースと、切換レバーならびにこの 切換レバーの移動方向に応じて前記磁気ヘッドの向きを回転させるヘッド切換機 構と、モータの動力により回転駆動されて前記ヘッドベースを各モード方向へ移 動させる回転体と、ソレノイドにより駆動されて前記回転体の各モード位置での ロックならびにロック解除を行なうとともにその動作により前記切換レバーを一 方向へ移動させる切換部材と、前記回転体に形成されているものであり且つ前記 回転体がプレイモード設定方向へ所定角度回転した時点において前記切換部材に より切換レバーが前記一方向へ移動されているか否かに応じてこの切換レバーを 前記一方向へ切換えまたは他方向に位置させる振り分けを行なうカムと、とが設 けられていることを特徴とするものである。
【0005】
【作用】
上記手段では、ストップモードからプレイモードへ移行する場合に、ソレノイ ドを駆動源とする切換部材を動作させ、これにより回転体のロックを解除して、 モータの動力により回転体を駆動し、この回転体の動力によりヘッドベースをプ レイモード位置へ移動させる。このプレイモード位置へ移行させる途中において 、前記切換部材の動作時間を変えることにより、回転体が所定角度回転したとき に前記切換レバーが一方向へ移動させられていれば回転体に設けられたカムによ り切換レバーが前記一方向へ切換えられ、また回転体が所定角度回転した時点に おいて切換部材により切換レバーが前記一方向へ移動させられていなければ切換 レバーが他方向に位置する状態となる。このように回転体が所定角度回転した時 点で切換部材により切換レバーが一方向へ移動させられているかあるいは他方向 に位置したままの状態であるかによりこの切換レバーの位置が切換えられ、この 切換レバーにより磁気ヘッドの向きが選択される。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面によって説明する。 図1はオートリバーステーププレーヤの主要部分を示す平面図、図2はその一 部分の右側面図、図3は図1の一部分の正面図、図4はオートリバーステーププ レーヤのシャーシ裏面側の構造を表面側から透視して示した平面図、図5は駆動 カムの裏面図、図6(A)以下は動作説明図である。 図中の符号1はシャーシである。このシャーシ1上には一対のキャプスタン2 ならびに3が回転自在に設けられている。図示右側のキャプスタン2はテープの フォワード方向への駆動用であり、左側のキャプスタン3はテープのリバース方 向への駆動用である。シャーシ1の裏側にはキャプスタン2と一体のフライホイ ール4とキャプスタン3と一体のフライホイール5が設けられている。この両フ ライホイール4と5はモータ(図示せず)によって駆動されている。このモータ の動力により、フォワード駆動用のキャプスタン2とフライホイール4は図にて 反時計回りに駆動され、また、リバース駆動用のキャプスタン3とフライホイー ル5は時計回りに駆動されている。さらに、フライホイール4上には一体に回転 する駆動ギヤ6が設けられている。
【0007】 また、一方のキャプスタン2にはピンチローラ7が対向しており、他方のキャ プスタン3にはピンチローラ8が対向している。ピンチローラ7はブラケット9 に保持され、シャーシ1に対しピン10によって回転自在に支持されている。同 様に他方のピンチローラ8はブラケット12に保持され、シャーシ1に対しピン 13によって回転自在に支持されている。また、片側のブラケット9にはピン1 1が固設され、他方のブラケット12にはピン14が固設されている。各ピン1 1と14 は各々ブラケット9,12から下方向へ延びており、シャーシ1を貫 通してその裏面へ突出している。なお、シャーシ1にはこのピン11と14 が 貫通する窓が設けられているが、詳しい図示は省略する。また、ブラケット9を 支持しているピン10には、スプリング15が装着されている。このスプリング 15の一方のアーム15aはブラケット9に掛止されており、他方のアーム15 bはピン11に掛止されている。同様に、ブラケット12を支持しているピン1 3にはスプリング16が装着されている。このスプリング16の一方のアーム1 6aはブラケット12に掛止されており、他方のアーム16bはピン14に掛止 されている。
【0008】 また、シャーシ1上にはヘッドベース17が設けられている。このヘッドベー ス17はシャーシ1上に固設されたガイドピン19にガイドされて矢印A−B方 向へ摺動自在にガイドされている。また、ヘッドベース17はスプリング18に よって矢印B方向へ付勢されている。ヘッドベース17がA方向へ移動している ときがプレイモード位置であり、ヘッドベース17がB方向へ移動しているとき がストップモード位置である。ヘッドベース17上にはヘッド支持台20が設け られており、このヘッド支持台20に回転切換ヘッド21が支持されている。こ の回転切換ヘッド21は軸22を中心としてほぼ180 度ずつ回転するように なっている。そして、図3に示すように、回転切換ヘッド21の軸22の後端に はギヤ23が固設されている。また、ヘッドベース17の中央には切欠きが形成 されており、この切欠きの縁部には当接片17aが折曲げ成形されている。さら に、ヘッドベース17の図示右端部には切欠き17bが形成されているとともに 、その縁部には押圧片17c が折曲げ成形されている。同様に、ヘッドベース 17の図示左端には切欠き17dが形成されており、この切欠き17dの縁部に もう1つの押圧片17eが折曲げ成形されている。なお、前記各ブラケット9と 12に固設されている前記ピン11ならびに14は上記各切欠き17b,17d 内を通過してシャーシ1の裏側へ延びているものである。
【0009】 また、図2,図3ならびに図4(シャーシ1の裏側の構造をシャーシ1の表側 から透視して示した図)に示すように、シャーシ1の裏側には切換レバー31が 設けられている。この切換レバー31の中央からやや右側に寄った位置にはアー ム31aが形成されている。このアーム31aはシャーシ1の裏面よりもさらに 紙面奥方向に向けてコの字形状に折曲げ成形されている。このアーム31aの先 端にはピン33が固設されている。図4に示すように、この切換レバー31はシ ャーシ1の裏面に固設された一対のガイドピン32aと32bにガイドされて矢 印C−D方向(第1の移動方向−第2の移動方向)へ移動自在に支持されている 。また、切換レバー31はスプリング34によってC方向(第1の移動方向)へ 付勢されている。切換レバー31の両端部には左右対称の切欠き31bならびに 31dが形成されている。右側の切欠き31bの縁部の右端には段差を介してス トッパ31cが形成されている。また、左側の切欠き31dの縁部の左端には段 差を介してストッパ31eが形成されている。なお、前記ブラケット9と12の 各々に固設されている前記ピン11と14はシャーシ1の裏側へ延びて上記各切 欠き31bと31d内に挿入されている。
【0010】 また、切換レバー31の中央部には駆動溝31fが切欠き形成されている。一 方、図3に示すように、前記ヘッド支持台20の背面には扇形状のギヤ35が設 けられている。このギヤ35はピン36によってヘッド支持台20に回転自在に 支持されているとともに、軸22に固設されている前記ギヤ23と噛合っている 。このギヤ35の下部にはアーム35aが形成されており、このアーム35aが 切換レバー31の前記駆動溝31fに挿入されている。切換レバー31がC方向 (第1の移動方向)へ移動した状態では、この切換レバー31によってギヤ35 は図3の反時計方向へ駆動され、よってギヤ23を介して回転切換ヘッド21は 時計方向へ回転した姿勢になっている。逆に切換レバー31がD方向(第2の移 動方向)へ移動したときには、駆動溝31fによってギヤ35が時計方向へ駆動 され、よって、ギヤ23と回転切換ヘッド21は反時計方向へほぼ180 度回 転するようになっている。
【0011】 シャーシ1には切換回転体40が設けられている。この切換回転体40はヘッ ドベース17および切換レバー31に対する駆動機構として機能しているもので ある。この切換回転体40はその中心が軸41によって回転自在に支持されてい る。切換回転体40の周囲には歯が形成されており、この歯が前記キャプスタン 2の下部に設けられた駆動ギヤ6と噛合って、ギヤ6から切換回転体40に回転 力が伝達されるようになっている。しかし、この歯には2箇所の欠損部42aと 42bが設けられている。このいずれかの欠損部42aまたは42bが駆動ギヤ 6に対向しているときには、駆動ギヤ6から切換回転体40に回転力が伝達され ないようになっている。また、切換回転体40の上面にはヘッドカム43が一体 成形されている。このヘッドカム43の外周面はヘッドベース17に形成された 前記当接片17aに当接している。さらに、図5( 切換回転体40の背面図)に 示すように、切換回転体40の裏面の周囲にはガイド面44が連続して形成され ている。このガイド面44は段差になっているため、切換回転体40の裏面の中 央部は凹状に形成されていることになる。このガイド面44には2箇所のロック 突起44aと44bが形成されている。このロック突起44aと44bはいずれ も前記欠損部42aと42bに近接した位置に形成されている。
【0012】 また、切換回転体40の裏面の中央部には一対のガイドカム45aと45bと が一体に形成されている。この両ガイドカム45aと45bとの間にはピン通路 Xが形成されている。すなわちガイドカム45bによって切換レバー31に設け られた前記ピン33が通路X内に引き込まれる状態とピン33が引き込まれずに ガイド面44とガイドカム45bとの間の通路に導かれる状態とに選択できるよ うになっている。
【0013】 さらに、シャーシ1の裏面にはロックレバー51が設けられている。このロッ クレバー51はシャーシ1に固設されたピン52によって回動自在に支持されて いる。このロックレバー51の先端にはロックピン53が固設されている。この ロックピン53は切換回転体40のガイド面44に摺接するようになっている。 ロックレバー51の基部はソレノイド54のプランジャ54aに連結されている 。また、プランジャ54aにはスプリング56が外装されており、このスプリン グ56の弾性力によってロックレバー51は、図1ならびに図4において反時計 方向(矢印E方向) へ付勢されている。 なお、図1では、カセット内のリールを駆動するためのリール台などの他の機 構の図示を省略している。
【0014】 次に、上記構成によるオートリバーステーププレーヤの動作について説明する 。 (フォワードプレイモード) 図6(A)と図6(B)はストップモードを示し、図7(A)と図7(B)は はフォワードプレイモードを示すものである。図6(A)と図7(A)はシャー シ1の表面方向から見た図であり、図6(B)と図7(B)はシャーシ1の裏面 から見た図である。 なお、フォワードプレイモードとは、装填されたカセット内のテープが、図1 において右方向へ送られて録音再生動作が行なわれる動作状態をいうものである 。 まずストップモードでは、切換回転体40のヘッドカム43はその周面の軸4 1に近い部分がヘッドベース17の当接片17aに当接している。よって、ヘッ ドベース17はスプリング18によってB方向へ移動しており、回転切換ヘッド 21はテープ(図示せず)から離れている。また、ヘッドベース17の2つの切 欠き17bと17dの各々の縁部がピン11と14をB方向へ押し戻すので、2 個のピンチローラ7と8は共にキャプスタン2と3から離れている。
【0015】 このとき、ヘッドベース17の当接片17aがヘッドカム43を押圧するので 、切換回転体40はG方向へ付勢されることになる。ところが、切換回転体40 の裏面では、ロックピン53がスプリング56の付勢力によってロック突起44 aに係合しているので、切換回転体40は停止している。なお、このとき切換回 転体40の周囲の歯の欠損部42aがギヤ6(図1参照)に対向している。一方 、切換レバー31はスプリング34の力によってC方向(第1の移動方向)へ移 動している。
【0016】 録音あるいは再生操作スイッチを押すと、ソレノイド54が励磁され、プラン ジャ54aが引かれる。これにより、ロックレバー51がF方向へ回動し、ロッ クピン53がロック突起44aから外れる。よって、切換回転体40はヘッドベ ース17に押されてG方向へ回動する。そして、切換回転体40の歯がギヤ6に 噛合って、切換回転体40はこのギヤ6によりさらにG方向へ駆動される。フォ ワードプレイモードへ移行するときにはソレノイド54の吸引時間は短い時間T aであり、この時間の後、ロックレバー51は直ちにE方向へ復帰する。すなわ ち、図5に示すように、ロックピン53はソレノイド54の吸引と同時に(イ) から(ロ)の位置に至り、上記Ta時間経過後、直ちに(ハ)の位置に戻り、そ の後は、ガイド面44に摺接する。また、ソレノイド54によってロックレバー 51がF方向へ駆動されたときに、ロックレバー51の先端の押圧部がピン33 を介して切換レバー31のアーム31aを一旦D方向へ移動させるが、Ta時間 経過後、ロックレバー51の復帰に従って切換レバー31は直ちにC方向へ復帰 する。すなわち上記ピン33は図5において(ホ)から(ヘ)へ移動し、Ta時 間経過後に(ト)から(チ)へ移動する。よってこのフォワードプレイモードへ の切換えのときには切換レバー31がD方向へ切換えられない。
【0017】 上記切換回転体40がギヤ6によってG方向へ所定の角度だけ駆動されると、 他方のロック突起44bがロックピン53に当り、この位置にて切換回転体40 は再度ロックされる(図7(B)の状態)。このように切換回転体40がG方向 へ回転する間、前記ヘッドカム43は当接片17aを介してヘッドベース17を A方向へ移動させ、回転切換ヘッド21はテープに当接する位置に至る。また、 ヘッドベース17がA方向へ移動する間、ヘッドベース17に形成されている押 圧片17cがスプリング15のアーム15bを押し、また、他方の押圧片17e がスプリング16のアーム16bを押す。よって各ブラケット9と12は各スプ リング15,16 のアーム15a,16aに押され、各ピンチローラ7と8はキ ャプスタン2と3の方向へ進行する。一方、前述の如く、切換レバー31はC方 向に戻されているので、ブラケット9と12に固設されている各ピン11と14 のうちの片側のピン14の先方にはストッパ31eが対向しており、他方のピン 11にはストッパ31cが対向していない。
【0018】 よって、ヘッドベース17がA方向へ最大限移動したときに、ピン14がスト ッパ31eに規制されることになり、ピンチローラ8がキャプスタン3に対して 間隔を開けた位置にて停止する。すなわち、ヘッドベース17上の押圧片17e はスプリング16のアーム16bのみをA方向へ押す状態になり、ピン14はス トッパ31eに当接した位置に残されることになる。これに対し、ピン11はス トッパ31cに規制されないので、ピンチローラ7はキャプスタン2に圧接させ られる。よってテープはピンチローラ7とキャプスタン2とに挟持され、キャプ スタン2の回転により、図1の右方向へ送られる。また、図示しないリール台に よってテープが右方向へ巻取られる。このとき、回転切換ヘッド21によって録 音あるいは再生が行なわれる。
【0019】 (リバースプレイモード) 図8と図9はリバースプレイの際の動作を示すものである。図8はリバース動 作へ移行途中の状態であり、図9はリバースプレイモードが設定された状態を示 している。この両図は共にシャーシ1の裏面側から見た状態を示している。 リバースプレイモードは、テープを図1の左方向へ進行させて録音あるいは再 生を行なう動作状態をいうものである。 リバースプレイに移行するときにおいても、ストップモードからソレノイド5 4を吸引する。リバースプレイの場合には、この吸引時間はフォワードプレイモ ードへの切換えのときのTaよりもやや長い時間Tbとなる。ソレノイド54が 吸引すると、ロックレバー51はF方向へ回動し、ロックピン53が切換回転体 40のロック突起44aから外れ、切換回転体40がG方向へ駆動される。また 、このときロックレバー51の先端はピン33を図8の右方向へ押圧する。今回 はソレノイド54の吸引時間が長いので、ピン33は図8の右方向へ押された状 態がしばらく続く。切換回転体40が回転すると、ピン33は図5における(ヘ )の位置から(ヌ)の位置に至ってガイドカム45bの内側に当接する。さらに 切換回転体40が回転すると、ピン33はガイドカム45dによりピン通路X内 へ導かれる。なお、ソレノイド54はTb時間経過後に非吸引状態になるので、 ロックピン53は図5の(リ)の位置にてガイド面44に摺接する状態に戻る。 よって、切換回転体40がG方向へ回転し、もう一方のロック突起44bがロッ クピン53に係止されたときに切換回転体40が停止しプレイ状態になる。この ときには、図9に示すように、ピン33はピン通路Xの終端部(図5における( ル)の位置)に保持されている。
【0020】 よって、リバースプレイモードではピン33により切換レバー31はD方向( 第2の移動方向)へ移動した状態になる。また、図9の状態のとき、図7(A) に示したのと同様に、ヘッドベース17はヘッドカム43に押されてA方向へ移 動する。このときヘッドベース17上の押圧片17cと17eがスプリング15 と16を介してピンチローラ7と8をキャプスタン2と3の方向へ押す。ところ がこのときには、切換レバー31がD方向へ移動しているので、ピン11の前方 にストッパ31cが対向し、ピン14にはストッパ31eが対向しなくなる。よ って、ヘッドベース17のA方向への移動の際、ピン11がストッパ31cに規 制される。そのため、ピンチローラ7はキャプスタン2に当接せず、ピンチロー ラ8がキャプスタン2に当接する。よって、テープはピンチローラ8とキャプス タン3とに挟持されて図1の左方向へ送られる。
【0021】 なお、リバースプレイに移行する際に、上記の如く、切換レバー31がD方向 へ移動するが、このとき、切換レバー31の駆動溝31fが扇状のギヤ35(図 3参照)をD方向へ押すので、ギヤ35が回転する。したがって、ギヤ35と噛 合っているギヤ23が回転して回転切換ヘッド21が180度回転する。このよ うに180度回転した状態の回転切換ヘッド21によって、図1の左方向へ送ら れるテープに対する録音あるいは再生動作が行なわれる。
【0022】 (ストップモードへの切換え) 図7(A)(B)のフォワードプレイモードあるいは図9のリバースプレイモ ードを停止させる場合には、いずれのときも、ソレノイド54を短時間吸引させ る。これにより、ロックピン53はロック突起44bから離れる。切換回転体4 0はヘッドカム43を介してヘッドベース17にてB方向へ押されているので、 ロックピン53が外れた瞬間に切換回転体40はG方向へ回転し、その後はギヤ 6によって回転し続ける。そしてロックピン53がロック突起44aに再び係合 して切換回転体40が停止する。このときヘッドベース17もB方向へ戻り、回 転切換ヘッド21やピンチローラ7,8も元の位置に復帰する。なお、切換レバ ー31もスプリング34の力によってC方向へ復帰する。
【0023】
【考案の効果】
以上詳述した本考案によれば、ヘッドベースを駆動するための回転体のロック またはロック解除を行なう切換部材ならびに前記回転体に設けられたカムにより 、切換レバーを一方向へ移動させるかあるいは他方向へ位置させるかの切換を行 ない、この切換レバーによりヘッドの向きの切換を行なっている。すなわちヘッ ドの向きを切換えるための機構として、ヘッドベースを駆動する回転体ならびに そのロックとロック解除を行なう切換部材を使用しているので、ヘッドの向きを 選択する機構を別途設ける必要がなくなり、装置の複雑化を防止できる。また前 記切換レバーをいずれの方向へ位置させるかは、回転体が所定角度回転した時点 で切換部材により切換レバーを一方向へ移動させているか否かの選択により行な っている。これは切換部材を駆動するソレノイドの動作時間を変えることによっ て対応でき、制御が非常に簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】オートリバーステーププレーヤの主要構成を示
す平面図。
【図2】図1の一部を示す側面図。
【図3】図1の一部を示す正面図。
【図4】シャーシの裏側の機構をシャーシの表面から透
視して示す平面図。
【図5】切換回転体の背面を示す拡大図。
【図6】(A)(B)はストップモードを示す説明図。
【図7】(A)(B)はフォワードプレイモードを示す
説明図。
【図8】リバースプレイに移行する状態を示す動作説明
図。
【図9】リバースプレイモードを示す動作説明図。
【符号の説明】
1 シャーシ、 2,3 キャプスタン、 7,8 ピンチローラ、 17 ヘッドベース、 21 回転切換ヘッド 31 切換レバー 33 ピン 40 切換回転体 45b ガイドカム 51 ロックレバー 54 ソレノイド

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気テープを相反する2方向へ走行させ
    るテープ走行駆動部と、磁気テープの走行方向の切換え
    に合わせてほぼ180度回転して向きが切換えられる磁
    気ヘッドとが設けられているオートリバーステーププレ
    ーヤにおいて、前記磁気ヘッドを搭載してプレイモード
    位置とストップモード位置との間を移動するヘッドベー
    スと、切換レバーならびにこの切換レバーの移動方向に
    応じて前記磁気ヘッドの向きを回転させるヘッド切換機
    構と、モータの動力により回転駆動されて前記ヘッドベ
    ースを各モード方向へ移動させる回転体と、ソレノイド
    により駆動されて前記回転体の各モード位置でのロック
    ならびにロック解除を行なうとともにその動作により前
    記切換レバーを一方向へ移動させる切換部材と、前記回
    転体に形成されているものであり且つ前記回転体がプレ
    イモード設定方向へ所定角度回転した時点において前記
    切換部材により切換レバーが前記一方向へ移動されてい
    るか否かに応じてこの切換レバーを前記一方向へ切換え
    または他方向に位置させる振り分けを行なうカムと、が
    設けられていることを特徴とするオートリバーステープ
    プレーヤ。
JP2298591U 1991-02-15 1991-02-15 オートリバーステーププレーヤ Granted JPH04121017U (ja)

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