JPH04119641U - 電磁式の摩擦クラツチ又は摩擦ブレ−キ - Google Patents

電磁式の摩擦クラツチ又は摩擦ブレ−キ

Info

Publication number
JPH04119641U
JPH04119641U JP3168191U JP3168191U JPH04119641U JP H04119641 U JPH04119641 U JP H04119641U JP 3168191 U JP3168191 U JP 3168191U JP 3168191 U JP3168191 U JP 3168191U JP H04119641 U JPH04119641 U JP H04119641U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
friction
armature
axial direction
brake
excitation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3168191U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2566138Y2 (ja
Inventor
英樹 田村
悟 広
Original Assignee
神鋼電機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 神鋼電機株式会社 filed Critical 神鋼電機株式会社
Priority to JP1991031681U priority Critical patent/JP2566138Y2/ja
Publication of JPH04119641U publication Critical patent/JPH04119641U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2566138Y2 publication Critical patent/JP2566138Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 電磁式の摩擦クラッチ又は摩擦ブレーキにお
いて,摩擦面相互間に残存する摩耗粉を全面に均一に分
布させるようにするもの。 【構成】 当該電磁式の摩擦クラッチ又はブレ−キのア
−マチュアの摩擦面に対して軸方向の微弱振動を付与す
るように構成した。このため,励磁作動型のものでは励
磁電流10と高周波電源11から成る合成回路12を構
成し、励磁電流として直流電流に高周波電流を重量させ
また無励磁作動型のものではア−マチュアに対して高周
波アーマチュア7と軸方向の微弱振動を休与する。電源
回路に接続された圧電セラミック材で構成した押し付け
板を作動ばねを介して装着し,高周波電源からの電力に
より押し付け板を軸方向に振動させるに際し、圧電効果
により軸方向の微弱振動に変換し,作動ばねを介してア
−マチュアに軸方向の微弱振動力を付与する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は電磁式の摩擦クラッチ又は摩擦ブレ−キの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の電磁式の摩擦クラッチは図4に示すように構成されていた。 同図において,1はコイル2内蔵のヨ−クで,駆動軸3に軸受4で支持され, これら1,2により静止部Cが構成されている。なお,5はまわり止めである。 駆動部はロ−タ6とア−マチュア7によって構成され,ア−マチュア7はスプ ラインハブ8のスプライン8aと噛み合って軸方向に摺動できるようになってい る。 ロ−タ6は駆動軸3に取り付け,スプラインハブ8は被動軸(図示せず) に取り付けられる。なお,2aはコイル2のリ−ド線,9は復帰ばね,10は励 磁電源である。
【0003】 上記構成において,コイル2に対して励磁電源10からリ−ド線2aを介して 通電すると,コイル2の励磁によりヨ−ク1に磁束が発生し,この磁束は空隙を 介してロ−タ6を磁化し,その磁力によってア−マチュア7を復帰ばね9のばね 圧に抗してロ−タ6に吸引する。従って,ロ−タ6に対してア−マチュア7は密 着し,その摩擦によって駆動部側と被駆動部側が連結されて回転される。 一方,コイル2の通電を絶つとヨ−ク1の磁力が消滅するので,復帰ばね9の 復帰力が働き,ア−マチュア7は図示位置に引き戻され,ロ−タ6との連結から 解放される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで,本考案のような電磁式の摩擦クラッチ又は摩擦ブレ−キのようにす べり摩擦部でトルク伝達を行うものでは,摩擦力が不安定のものであると,伝達 トルク又は制動トルクが不安定となるので,上記摩擦力が安定したものであるこ とが要求される。 しかし,従来のものでは,図4に示す励磁電源10からコイル2に供給される 励磁電流は図5に示すように時間の経過と共に一定値の直流電流であるから無振 動状態であり,一方,摩擦面であるヨ−ク1の磁極面1aに接触するア−マチュ ア7等の摩擦面には摩擦力により生ずる摩耗粉が除去されず,摩擦面に偏在して 残存するので,この摩耗粉の存在に起因して摩擦力が変動する。 このため,摩擦クラッチ又は摩擦ブレ−キの伝達トルク又は制動トルクが不安 定となるという問題点があった。 本考案は従来のものの上記課題(問題点)を解決するようにした電磁式の摩擦 クラッチ又は摩擦ブレ−キを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は当該電磁式の摩擦クラッチ又は摩擦ブレ−キのア−マチュアの摩擦面 に対して軸方向の微弱振動力を付与するようにした電磁式の摩擦クラッチ又は摩 擦ブレ−キに関する。 この場合,当該電磁式の摩擦クラッチ又は摩擦ブレ−キの励磁電流として高周 波電流を重畳させた励磁電流を用い,その作動時にア−マチュアの摩擦面を微弱 振動させるようにしても良い。 また,無励磁作動形の電磁式の摩擦クラッチ又は摩擦ブレ−キのア−マチュア に対して高周波電源回路に接続された圧電セラミック材で構成した押し付け板を 作動ばねを介して装着し,上記高周波電源からの電力を上記押し付け板で圧電効 果で軸方向の微弱振動に変換し,上記作動ばねを介してア−マチュアに軸方向の 微弱振動力を付与するように構成することもできる。
【0006】
【作用】
本考案のものでは,作動時にア−マチュア等の摩擦面に軸方向の微弱振動を付 与するようにし,摩擦面に残存する摩耗粉が偏在することなく,摩擦面全体に均 一に分布するようになるので摩耗粉に起因する摩擦力の変動は大幅に減少する。
【0007】
【実施例】 以下図1〜図3に示す実施例により本考案を具体的に説明する。 先ず,図1及び図2に示す本考案の第1の実施例について説明する。 第1の実施例のものでは,図1に示すように電磁式の摩擦クラッチ又は摩擦ブ レ−キの本体は従来のものと全く同一のもので良いので,対応部分は図4と同一 の符号を付して示した。 11は高周波電源,12は合成回路で,第1の実施例では,励磁電源10から の直流励磁電力に高周波電源11からの高周波電力を合成回路12において重畳 し,図2に示すように脈動する励磁電流をリ−ド線2aを介してコイル2に供給 するようにした点に構成上の特徴がある。
【0008】 上記構成において,クラッチの作動時にコイル2に電源10及び11により合 成回路12を介して図2に示すような脈動した励磁電流を供給すると,ヨ−ク1 の磁力によってロ−タ6に対してア−マチュア7が吸着される。この場合,ア− マチュア7の摩擦面は上記のように励磁電流が脈動しているため,軸方向に微弱 振動するため摩耗粉は摩擦面の略全面に亙って均一に分布することになり,トル ク伝達に支障を生じることはない。
【0009】 次に,図3により本考案の第2の実施例を説明する。本実施例は無励磁作動形 の電磁クラッチに本考案を適用した場合である。 同図において,13はコイル14を内蔵するヨ−ク,15は圧電セラミック材 より成るア−マチュア,16は作動ばね,16aは圧電セラミック材から成る押 し付け板で,ヨ−ク13の凹所とア−マチュアの対向面に亙って装着される。 なお,16bは押し付け板16aに高周波電力を供給するための高周波電源回 路である。 17はハウジング,18はインナ−ディスク,19はアウタ−ディスク,20 はエンドプレ−ト,21は調整リング,22は受動ハブ,23は駆動ハブ,24 はスリップリングである。
【0010】 コイル14に通電すると,ヨ−ク13とア−マチュア15間に強力な電磁力が 発生する。この電磁力は作動ばね16の力に打ち勝ってア−マチュア15を吸引 し,今まで圧着されていたエンドプレ−ト20あるいはアウタ−ディスク19と インナ−ディスク18の間にわずかな空隙が生じクラッチは解放される。コイル 14の電源を断つと電磁力はなくなり,作動ばね16の力によってエンドプレ− ト20あるいはアウタ−ディスク19とインナ−ディスク18が圧着されクラッ チが連結される。 ところで,本実施例におけるア−マチュア15は高周波電源回路16bに接続 され,圧電セラミック材により構成される押し付け板16aが作動ばね16を介 して装着されているから,高周波電源回路16aからの高周波電力によって押し 付け板16aを軸方向に振動させ,この振動を作動ばね16を介してア−マチュ ア15に伝達し,ア−マチュア15に軸方向の微弱振動を付与させるようにして いるので,ア−マチュア15の摩擦面に残存する摩耗粉は第1の実施例と同様偏 在せず万遍なく分布するようになる。
【0011】 上記各実施例はいずれも電磁式の励磁作動形及び無励磁作動形の各摩擦クラッ チに本考案を適用した場合で説明したが,本考案はこれらの形の各摩擦ブレ−キ に対しても同様に適用可能であることは勿論である。
【0012】
【考案の効果】
本考案は上記のように構成されるから次に述べるような優れた効果を有する。 電磁式の摩擦クラッチ又は摩擦ブレ−キの作動時等に摩擦面間が相対的に微弱 振動されるので,摩耗粉は摩擦面の全面に亙って略均一に分布されることになる 従って,トルク伝達も不安定な変動を生ずる恐れがなくなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例を示す接続図も含む半部
縦断正面図である。
【図2】本考案の第1の実施例の場合の励磁電流の時間
特性図である。
【図3】本考案の第2の実施例を示す縦断正面図であ
る。
【図4】従来例の接続図を含めた半部縦断正面図であ
る。
【図5】従来例の場合の励磁電流の時間特性図である。
【符号の説明】
1,13:ヨ−ク 2,14:コイル 6:ロ−タ 7,15:ア−マチュア 10:励磁電源 11:高周波電源 12:合成回路 16:作動ばね 16a:圧電セラミック材から成る押し付け板 16b:高周波電源回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16D 65/21 E 8009−3J H01L 41/09 7342−4M H01L 41/08 C

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 当該電磁式の摩擦クラッチ又は摩擦ブレ
    −キのア−マチュアの摩擦面に対して軸方向の微弱振動
    力を付与するようにしたことを特徴とする電磁式の摩擦
    クラッチ又は摩擦ブレ−キ。
  2. 【請求項2】 当該電磁式の摩擦クラッチ又は摩擦ブレ
    −キの励磁電流として高周波電流を重畳させた励磁電流
    を用い,その作動時にア−マチュアの摩擦面を微弱振動
    させるようにしたことを特徴とする電磁式の摩擦クラッ
    チ又は摩擦ブレ−キ。
  3. 【請求項3】 無励磁作動形の電磁式の摩擦クラッチ又
    は摩擦ブレ−キのア−マチュアに対して高周波電源回路
    に接続された圧電セラミック材で構成した押し付け板を
    作動ばねを介して装着し,上記高周波電源からの電力を
    上記押し付け板で圧電効果で軸方向の微弱振動に変換
    し,上記作動ばねを介してア−マチュアに軸方向の微弱
    振動力を付与するようにしたことを特徴とする無励磁作
    動形の電磁式の摩擦クラッチ又は摩擦ブレ−キ。
JP1991031681U 1991-04-10 1991-04-10 電磁式の摩擦クラッチ又は摩擦ブレ−キ Expired - Lifetime JP2566138Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991031681U JP2566138Y2 (ja) 1991-04-10 1991-04-10 電磁式の摩擦クラッチ又は摩擦ブレ−キ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991031681U JP2566138Y2 (ja) 1991-04-10 1991-04-10 電磁式の摩擦クラッチ又は摩擦ブレ−キ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04119641U true JPH04119641U (ja) 1992-10-26
JP2566138Y2 JP2566138Y2 (ja) 1998-03-25

Family

ID=31914881

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991031681U Expired - Lifetime JP2566138Y2 (ja) 1991-04-10 1991-04-10 電磁式の摩擦クラッチ又は摩擦ブレ−キ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2566138Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112628322A (zh) * 2019-10-08 2021-04-09 丰田自动车株式会社 电磁制动装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63303229A (ja) * 1987-05-30 1988-12-09 Toyota Autom Loom Works Ltd 圧縮機駆動用電磁クラッチの制御装置
JPS6412138A (en) * 1987-07-06 1989-01-17 Toyoda Automatic Loom Works Control device for electromagnetic clutch for driving compressor

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63303229A (ja) * 1987-05-30 1988-12-09 Toyota Autom Loom Works Ltd 圧縮機駆動用電磁クラッチの制御装置
JPS6412138A (en) * 1987-07-06 1989-01-17 Toyoda Automatic Loom Works Control device for electromagnetic clutch for driving compressor

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112628322A (zh) * 2019-10-08 2021-04-09 丰田自动车株式会社 电磁制动装置
CN112628322B (zh) * 2019-10-08 2022-07-22 丰田自动车株式会社 电磁制动装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2566138Y2 (ja) 1998-03-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5739605A (en) Bi-stable clutch
EP0836026A3 (en) Electromagnetic clutch
CA2315961A1 (en) Electric clutch including resilient disk biasing means
JPH04119641U (ja) 電磁式の摩擦クラツチ又は摩擦ブレ−キ
US3176809A (en) Particulate magnetic material clutch with friction brake
GB1403017A (en) Transmission assemblies
JP3924836B2 (ja) 無励磁作動型電磁クラッチ/ブレーキ
JPH076532U (ja) 電磁クラッチ・ブレーキ
JPH0645708Y2 (ja) 電磁連結装置
JP2604508Y2 (ja) 電磁クラッチ・ブレーキ
GB1525061A (en) Clutch-brake combination
JP2546634Y2 (ja) 電磁連結装置
JPS642531Y2 (ja)
JPH0562747U (ja) 無励磁作動形電磁ブレーキ
JPS6028747A (ja) ブレ−キ付電動機
JPH0139095Y2 (ja)
JPS58163731U (ja) 電磁クラツチ・ブレ−キ装置
JPH058070U (ja) クラツチブレーキ装置
JP2005054907A (ja) 無励磁作動型の電磁ブレーキ
JP2562575Y2 (ja) 電磁式クラッチ又はブレーキ
JPS59132750A (ja) ブレ−キ付回転電機
JP3024489U (ja) ライニングの取付け構造及びブレーキ
JP2515048Y2 (ja) 電磁連結装置
JPH0126907Y2 (ja)
JPH01174234A (ja) ブレーキ付モーター