JPH04118301A - 樹脂ホイール - Google Patents

樹脂ホイール

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JPH04118301A
JPH04118301A JP2237790A JP23779090A JPH04118301A JP H04118301 A JPH04118301 A JP H04118301A JP 2237790 A JP2237790 A JP 2237790A JP 23779090 A JP23779090 A JP 23779090A JP H04118301 A JPH04118301 A JP H04118301A
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小山 春雄
Kunio Machida
邦郎 町田
Yoshihide Fukahori
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は樹脂ホイールに係り、特に衝撃強度。
曲げ強度、剛性、耐熱性、耐疲労性、耐クリープ性等の
機械的特性に優れ、軽量で量産性も良好な樹脂ホイール
に関する。
[従来の技術] 従来、ホイールのうち、例えば自動車用ホイールは、一
般にスチール又は軽合金(アルミ合金。
マグネシウム合金)で製造されている。
スチール製ホイールは、プレス又はロール成形により製
造されているが、成形寸法のバラツキが多く、特にリム
のビードシート部の真円度に狂いが生じ易いという欠点
があり、また、重量が重いため重量の点でも自動車部品
の軽量化の面で好ましいものではない。
これに対し、軽合金製ホイールは成形寸法が安定してお
り、重量の点でもスチール製ホイールの173と大幅に
軽量化がなされているものの、スチール製ホイールに比
し材料コストが3〜5倍と非常に高価なものであるとい
う欠点がある。
ところで、近年重視されている省エネルギーの観点から
、自動車部品の軽量化は極めて重要な要件となるが、と
りわけ、ホイールのようなバネ下部材は、燃費の改善1
機動性の向上の点から、より一層の軽量化が望まれてい
る。
このような背景のもとに、最近になって、軽量性、成形
安定性を満足し、かつ低コストなものとして、樹脂製ホ
イールが提案された。樹脂製ホイールは、樹脂に短繊維
又は長繊維の強化繊維を混合したFRPを主材料として
成形されたもので、金属製ホイールに比し軽量で成形寸
法の安定性に優れる上に、生産性も良好で製品のコスト
ダウンが図れ、しかも彩色等のデザイン性の面において
も極めて優れるものと期待がよせられる。
このような樹脂製ホイールに要求される特性としては、 ■ 破壊防止の面から、衝撃強度が高いこと。
■ ホイールからのタイヤの脱離防止の面から、クリー
プが小さいこと。
■ ブレーキドラムの熱に対して耐熱性に優れること。
■ ユニフォーミティに優れること。即ち、ホイールは
自動車にとって重要な部品の一つであるため、成形品に
不均一部や欠陥部があるものは、ホイールとして使用す
ることはできない。
■ 量産化が可能であること。
ところで、一般にホイールは、第4図(上半分の断面図
)に示す如く、リム部1、ハブボルト孔3が形成された
ディスク部2等で構成されるが、市販のアルミホイール
を構造面から分類すると、リム部1とディスク部2が一
体に成形される1ピースホイールと、リム部1とディス
ク部2が各々独立に成形された後両者を金属ボルトで接
合して一体化された2ピースホイールとに大別される。
2ピースホイールは1ピースホイールに比べると、リム
部1の構成を同一にしたままディスク部2のデザインを
変えることによって、各種のバラエティのある組み合せ
のホイールを提供することが可能であるという大きな長
所を有する。反面、リム部1とディスク部2を接合する
ために両者に重なり合う部分を設ける必要があり、更に
その部分を金属ボルトで接合するため、1ピースホイー
ルよりも重量が増加するという短所を有する。
これに対して、樹脂製ホイールは当然その軽量性を大き
なセールスポイントとするため、できるだけ重量増加に
つながる構成が避けられる。このため、従来の樹脂製ホ
イールは射出成形によるものでも圧縮成形によるもので
も、1ピースホイールとすることを前提として開発され
ているのが現状である。
【発明が解決しようとするaIMコ 従来の樹脂製ホイールの成形法のうち、圧縮成形により
製造されたホイールは、成形時の繊維損傷が比較的軽微
であるため、剛性1強度等の点で優れる。しかも、用い
る樹脂も熱硬化樹脂が主体であるため、耐熱性、耐クリ
ープ性も良好である。しかしながら、複雑形状物(例え
ば、肉厚変化が著しいもの)の成形には不向きであり、
また成形サイクルも長いことから生産性が悪いという欠
点がある。
これに対し、射出成形法は極めて生産性が高く、生産コ
ストの点で優れているが、一般に射出成形品は圧縮成形
品に比べ強度が1/3〜115と低いという欠点がある
。これは、樹脂の混練りや流動時における繊維の破損、
流動によって生じる繊維及び分子の配向、樹脂合流点で
のフェルドラインの発生などにより、成形品を構成する
材料の物性が不均一化ないし劣化され、強度が低下する
ことに起因する。特にホイールの場合、ディスク部にデ
ザイン的にも、また、回転時の空冷効果を増すためにも
多くの節り穴を設けるため、更に、自動車本体のドラム
を接合するためのボルト孔などがあるため、ウェルドラ
インが多発する形状となフている。このため、現在まで
のところ、射出成形による樹脂製ホイールが完成され、
市販された事実はない。
本発明は、上記従来の問題点を、嵌合法を改良すること
により解決し、曲げ強度、剛性、?#撃強度、耐熱性、
耐疲労性、耐クリープ性等の機械的特性に優れ、低コス
トで大量生産が可能な樹脂ホイールを提供することを目
的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明の樹脂ホイールは、2以上の分割成形体が一体化
されてなる樹脂ホイールであって、各分割成形体は、各
々独立に成形された後、ねじ込みによって嵌合一体化さ
れてなることを特徴とする。
なお、本発明において、「ねじ込み」とは独立した2つ
の部分を互いに逆方向にある角度回転させることによっ
て、互いの凹部と凸部とを嵌合させる方法であり、例え
ばボルトとナツトの関係はその一例である。
[作用] このようなねじ込みにより嵌合された本発明の樹脂ホイ
ールは、2以上の分割成形体よりなる、いわゆる2ピー
スホイール或いはそれ以上に分割されたものであるにも
かかわらず重量増加が大幅に低減され、かつ強度的にも
1ピースホイールに劣らないものとなフており、その上
2ピースホイールの長所である低コスト化及びバラエテ
ィ性の向上という特徴を十分に備えたものとなっている
[実施例] 以下に図面を参照して本発明の実施例について詳細に説
明する。
第1図、第2図及び第3図は、本発明の樹脂ホイールの
一実施例を示す断面図である。なお、第1図ないし第3
図はいずれも樹脂ホイールの上半分の断面図であり、第
1図ないし第3図の各図及び第3図以降に示す図におい
て、いずれも1はリム部、2はディスク部、3はハブボ
ルト孔を示す。
本発明の樹脂ホイールにおいて、樹脂ホイールを構成す
る分割成形体の個数や分割位置等には制限はなく、第1
図に示す如く、リム部1で分割された分割成形体11A
及びIIBよりなるいわゆる2ピースホイールの樹脂ホ
イール11、第2図に示す如く、ディスク部で分割され
た分割成形体12A、12B、12C及び12Dよりな
る樹脂ホイール12、第3図に示す如く、リム部1及び
ディスク部2で分割された分割成形体13A。
13B、13C,13D及び13Eよりなる樹脂ホイー
ル13等が挙げられる。なお、第1図ないし第3図にお
いて、各分割成形体はいずれも各々独立に成形されたも
のであって、図中、a Nhは分割成形体同志のねじ込
みによる嵌合部を示す。
本発明における各分割成形体の嵌合方法について、’$
2図に示す樹脂ホイール12のbの嵌合部を例示して、
第5図及び第6図を参照して説明する。′s5図及び第
6図は分割成形体の嵌合部を示す樹脂ホイールの部分正
面図(第2図の樹脂ホイール12を図において左側から
見た図)であり、それぞれ(a)はリム部1を(b)は
(a)のリム部1に対応するディスク部を示す。なお、
第5図及び第6図において、嵌合部c、dは図示を省略
した0図示の如く、嵌合部は断続的(第5図)であって
も、連続的(第6図)であフても良く、いずれの場合も
両分割成形体12A、12Bを樹脂ホイールの回転軸を
中心として、互いに逆方向R1,R2に回転されること
により嵌合が完成するように構成されている。
次に、嵌合部の形状について、説明する。嵌合部はねじ
込みにより強固に嵌合し得るように、即ち、第7図(a
)(嵌合部の断面の斜視図)及び同図(b)(第7図(
a)のB−B線に沿う断面図)において、両分割成形体
14A、14Bがかみ合って、互いに逆方向R1,R2
に回転することによりねじ込み可能なように、一般には
両分割成形体14A、14Bの嵌合面に雌雄一対のねじ
切りを設ける。この嵌合部のねじ切りは、第8図(a)
、(b)及び(C)に示す如く、多段に設けることがで
き、このような多段に設けたねじ切りによれば、両分割
成形体14A及び14Bをより一層効果的かつ強固に嵌
合することができる。
本発明の樹脂ホイールにおいて、嵌合部のゆるみ止め防
止、はずれ防止及び強度向上のために、次のような方法
は極めて有効である。例えば、ゆるみ防止形状としては
、第9図(a)(断面斜視図)及び同図(b)(第9図
(a)のB−B線に沿う断面図)に示す如く、嵌合部の
ねじ−切りの方向と直交方向(分割成形体14A、14
Bの回転方向R1,R2と同方向)に別途非対称のねじ
山15a、15bを切り込むことによって、ねじ込み方
向(R1,R2)には進行可能であるが、逆方向のゆる
み方向にはもどらないようにすることができる。
また、第10図に示す如く、多段式嵌合部をボルト16
又はリベット等で結合する方法も有効である。
更に、嵌合部のはずれ防止、即も、第11図(a)に示
す相反する引張力Fl、F2によって、嵌合部がはずれ
て両分割成形体14A。
14Bがはずれるのを防止するためには、第11図(b
)〜(f)に示すような嵌合部のねじ切り形状の改良が
有効である。
ただし、以上述べたゆるみ防止及びはずれ防止形状は単
なる一例であり、この目的に沿うものであれば、本発明
の要旨を超えない限り、どのような形状であっても良い
更に、本発明の樹脂ホイールにおいては、第7図〜第1
1図で示した嵌合部の両分割成形体14A、14Bの互
いに嵌合する凹凸面間、或いは、多段式嵌合部の各段の
間の両分割成形体14A、14Bの当接面間の隙間に、
接着剤を介在させて両分割成形体14A、14Bを接合
すること、或いは、これらの部分を熱融着により接着す
ることは、ゆるみ防止、はずれ防止はもちろんのこと嵌
合部の強度向上のためにも極めて有効である。
本発明の樹脂ホイールの各分割成形体の成形材料として
用いる合成樹脂としては、いずれの合成樹脂であっても
良く、各種の熱硬化性樹脂又は熱可塑性樹脂等が挙げら
れる。
具体的には、熱硬化性樹脂としては、フェノール樹脂、
エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ヒニルエステ
ル樹脂、ポリウレタン樹脂、フタル酸ジアリル樹脂、ア
ルキド樹脂、エリア樹脂、メラミン樹脂あるいはこれら
の変性物等を用いることができる。これらのうち、不飽
和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂、フェノール
樹脂、エポキシ樹脂等が好ましく、とりわけ、ビニルエ
ステル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂が望ましい。これ
らの熱硬化性樹脂は1種を単独で用いても2種以上の混
合物として用いても良い。
また、熱可塑性樹脂としては、各種ポリアミド樹脂、具
体的には、ナイロン6.6・6゜4・6,6・10,1
0,11.12等、ポリブチレンテレフタレート(PB
T)、ポリフェニレンスルフィド(pps)、  アセ
タール樹脂(POM)、ポリカーボネート(pc)、ポ
リエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン
(pp)、ポリエーテルスルホン(PES)。
ポリスルホン(PSF)、ポリエーテルエーテルケトン
(PEEK)、ポリフェニレンオキサイド(ppo)、
ポリアミドイミド(FAI)、ポリイミド(PI)、ポ
リエステル、各種液晶ポリマー等を用いることができる
。これらのうち、各種ポリアミド樹脂、PBT、PPS
、POM。
PC,PES、PI、PAI、PEEK、  ポリエス
テル、各種液晶ポリマー等が好ましい。これらの熱可塑
性樹脂は1種を単独で用いても2種以上の混合物として
用いても良い。
これらの合成樹脂には、耐候性、耐熱性、耐摩耗性、流
動性、熱膨張性、H燃性、耐薬品性などを改良する目的
で各種の充填剤、老化防止剤。
架橋剤、オイル、可塑剤、オリゴマー、ニラストマーな
どの必要量を混合することも可能である。
本発明において、上記合成樹脂に配合する補強繊維とし
ては、ガラス、カーボン、グラファイト、アラミド、ポ
リエチレン、セラミック(S i C,AJ2203な
ど)、金属(ボロン、ステンレスなど)等の繊維が挙げ
られる。このような補強!a維の直径は、あまりに小さ
いと十分な補強効果が得られず、逆にあまりに大きいと
射出圧縮成形が困難となり、成形性が悪くなる。このた
め、補強繊維の直径は0.1〜100μm、特に0.5
〜50μmの範囲とするのが好ましい。
このような補強繊維の配合量が少な過ぎると十分な補強
効果が得られず、逆に多過ぎるとマトリックス樹脂が不
足して成形性が悪くなる。このため、補強繊維の配合量
は成形材料に対する配合割合で5〜70体積%とするの
が好ましく、特に10〜60体積%とするのが好ましい
本発明において、特に好ましい成形材料としては、連続
繊維と熱可塑性樹脂を用い、これを引抜き成形法で成形
した直径2.5〜3mmの棒状体を例えば10mm長に
切断した粒状体が挙げられる、この場合、上述の如く、
含有される補強繊維長さは切断長さで任意に調整できる
。また、引抜き成形で成形されるため長繊維にもかかわ
らず繊維間への樹脂含浸性は十分である。また、この種
の長繊維強化樹脂は、上述の如く、通常の短繊維強化樹
脂に比べ機械物性は著しく向上するにもかかわらず、成
形性、加工性は損なわれることは殆どなく、同程度の成
形性、加工性を得ることができる。なお、これらの長繊
維補強物の加工性などを改良するために、通常の短繊維
補強樹脂を混合して使用することは極めて有効である。
この場合、短繊維補強樹脂の混合率は重量で全体の70
%以下、望ましくは60%以下が好ましい。
本発明において、このような成形材料を用いて、各分割
成形体を成形する方法としては、圧縮成形法、射出成形
法又は射出圧縮成形法のいずれを用いても良い、ただし
、射出成形時に発生するウェルドラインを2ピース化(
或いはそれ以上の分割化)することによってさけること
が可能であることを考慮すると、本発明は射出成形又は
射出圧縮成形によって成形する場合において、特に大き
な効力を発揮すると言える。もちろん、分割して成形さ
れる樹脂ホイールの各分割成形体は、各々上記3成形法
のどれか単独の方法で成形されても、異った複数の成形
法を組合せて成形されてもよい。
なお、本発明で述べる射出圧縮成形法とは、前もって金
型を少し開いておくか、もしくは、弱い型締力で金型を
閉じておき、そこへ材料を射出した後型締力を増加させ
て圧縮成形する方法である。特に、本発明で述べる射出
圧縮成形法としては、溶融した樹脂を射出シリンダー又
は押出機でプレス間に設置された上下の金型内に注入し
、樹脂の供給が終了する前又は終了した後金型は型閉め
される成形方法が好適である。
ところで、近年、社会環境的な要請から省エネルギーが
さけばれ、前述の如く、自動車部材にも軽量化が望まれ
ている。特に、バネ下部材はその効果が大きく、また機
動性の点からも軽量化が要求されている。
このようなことから、ホイールには、更に強度向上のた
めの補強構造や、軽量化構造を組合せることが好ましい
。これらの構造を導入する部位はホイール全体でも、リ
ム部のみ、ディスク部のみでも良く、その他必要な部位
に適宜用いることができる。
補強構造としては、例えば第12図に示す如く、ある種
の補強層、具体的には補強繊維の配合量を増した層、又
は補強部材等を、ホイール本体17の中間層18として
、あるいは表面層19として導入した構造等を採用する
ことができる。
(なお、!12図において、各分割成形体の境界線は図
示を省略した。) この場合、補強層に用いる材料としては、ガラス、カー
ボン、グラファイト、アラミド、セラミック(S i 
C,AfL203など)、金属(ボロン、ステンレスな
ど)などが挙げられ、それらの形態としては、ロービン
グなどの一方向長繊維。
クロス、編組、より線、網、及びこれらを配列して樹脂
で固めた線状又は板状物(FRP)、三次元織物などが
最適である。
ホイール内に補強層を充填配置する場合には、所定形状
の充填物を予め成形し、これを金型の所定位置に設置し
て射出成形するインサート成形が有利である。
ところで、通常、ホイールはハブボルトを介して、ブレ
ーキドラム又はブレーキディスクに隣接する円板に取付
けられる。そのためハブボルト穴周辺はブレーキ発熱の
影響を直接受けることになり、長期の使用中には樹脂の
軟化、クリープに伴い、応力緩和が発生し、ハブナツト
の緩みが生じてくる。この問題を解決するために、例え
ば第13図(a)(ハブ部近傍の断面図)、(b)(第
13図(a)のB部の拡大図)及び(C)(第13図(
b)のC−C線に沿う断面図)に示す如く、樹脂ホイー
ル10のハブボルト21の穴22部に高剛性、高強度、
耐熱性を兼ね備えた部材20を嵌合しハブナツト22の
締め付は力はこの嵌合物を介してブレーキドラム24に
伝達される構造とするのが好ましい。(図中、25はタ
イヤである。)この場合、嵌合する部材20の材料とし
ては、金属、耐熱性プラスチック、及びそれらのFRP
、炭素繊維強化炭素コンポジット、セラミックなどが最
適である。
また、ブレーキドラムからの熱を遮断するためにディス
ク部及びリム部のブレーキドラム側の面に断熱材をイン
サート成形する方法が考えられる。この場合、このよう
な改良を加える箇所は、例えば第14図に示すように、
ディスク部2の一部の面31又はディスク部2の全面3
1及び32、更にリム部1の一部の面又は全面33であ
っても、ブレーキドラム側全面(即ち、面31.32及
び33)であってもかまわない。用いる断熱材としては
、耐熱性プラスチック、セラミックス又は無機材料やそ
の補強物からなる板状体、アスベスト等で構成されるス
レート板などが挙げられるが、断熱性と強度を備えたも
のであればいずれも使用可能である。
本発明の樹脂ホイールの場合、別の機能を持ったデバイ
スをホイール中に埋め込んで一体成形することかできる
という利点もある。例えば、タイヤのバンク警報装置等
の異常警報装置をホイール中に埋め込んで一体成形する
ことにより、ホイールとタイヤとで一体としての安全な
自動車足回り部品が提供される。また、ホイールのリム
部にリブを立てるなどのフェールセーフ機構をホイール
と一体成形することも容易である。
[発明の効果] 以上詳述した通り、本発明の樹脂ホイールは、■ 軽量
で強度、特に曲げ強度、耐衝撃強度剛性、耐熱性、耐疲
労性、耐クリープ性等の特性に優れる。
■ ユニフォーミティに優れ、製品品質のバラツキも殆
どない。
■ 量産性に優れ、製品のコストダウンが図れる。
■ 樹脂ホイールを2ピース化或いはそれ以上に分割し
たため、製品のバラエティ性の向上が達成される。
等の効果を有する、著しく優れた軽量化構造、及び補強
構造の樹脂ホイールである。本発明によれば、極めて実
用性の高い樹脂ホイールが提供される。
このような本発明の樹脂ホイールは乗用車、バス、トラ
ック等の狭義の自動車用ホイールとしてはもちろん、鉄
道車輌、地下鉄用車輛、リニアモーターカー車輛、航空
機、自動二輪、自転車、ゴルフや遊園地用などのレジャ
ー用ゴーカートな・どの広義の自動車用ホイールとして
も遺している。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図及び第3図は本発明の樹脂ホイールの一
実施例を示す断面図、第4図は樹脂ホイールの断面図、
第5図及び第6図は第2図に示す樹脂ホイールの嵌合部
を説明する正面図、第7図(a)は嵌合部の実施例を示
す断面斜視図、第7図(b)は第7図(a)のB−B線
に沿う断面図、第8図は嵌合部の他の実施例を示す断面
図、第9図(a)は嵌合部の別の実施例を示す断面斜視
図、第9図(b)は第9図(a)のB−B線に沿う断面
図、第10図は嵌合部の異なる実施例を示す断面図、第
11図は嵌合部のねじ切り形状の例を示す拡大断面図、
第12図は本発明の樹脂ホイールの別の実施例を示す断
面図、第1311ffl (a)は本発明の樹脂ホイー
ルの更に別の実施例を示すハブ部近傍の断面図、第13
図(b)は第13図(a)のB部の拡大図、第13図(
e)は第13図(b)のC−C線に沿う断面図、第14
図は本発明の樹脂ホイールの異なる実施例を示す断面図
である。 1・・・リム部、      2・・・ディスク部、3
・・・ハブボルト孔、 10.11,12.13・・・樹脂ホイール、11A、
IIB、12A、12B、12C12D、13A、13
B、13C,13D。 13E、14A、14B・・・分割成形体。 代理人  弁理士  重 野  剛 第 図 第2図 第3図 第4図 第5図 (a) (b) 第6 図 (a) R7 (b) 第7 図 (a) (b) 第8 図 (b) (c) △8 第9図 (a) (b) 第11図 (a) (e) (f) 第13図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)2以上の分割成形体が一体化されてなる樹脂ホィ
    ールであって、各分割成形体は、各々独立に成形された
    後、ねじ込みによって嵌合一体化されてなることを特徴
    とする樹脂ホィール。
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