JPH04117352U

JPH04117352U - 可動翼付き逆止弁

Info

Publication number: JPH04117352U
Application number: JP2280891U
Authority: JP
Inventors: 信雄斯波
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1991-01-17
Filing date: 1991-01-17
Publication date: 1992-10-21
Anticipated expiration: 2006-01-17
Also published as: JP2561891Y2

Abstract

(57)【要約】【目的】配管途中に設けて温度変化の抑制を行なう弁
で、給排水も特別な操作無しで可能にする。【構成】逆止弁２に可動翼３をとりつけ、可動翼３は
逆止弁２にバネ４で設定された力で押しつけられた構造
となっている。配管中を流体が逆止弁が閉じる方向に流
れると、まず逆止弁で流体の流れが止められるが、バネ
４で設定した力以上の力が加わると可動翼が開き、配管
中を流体が流れるようになる事を特徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】

（イ）産業上の利用分野この考案は、流体が流れる配管途中に設けて使用する逆止弁に関するもので、流体の流れる方向がガス風呂のように加熱、加熱停止にともなうものばかりでなく、給排水のように加熱、加熱停止とは無関係に決まってしまう場合に、配管途中に取り付けて使う逆止弁に関する。（ロ）従来の技術ガス風呂の場合、水が一旦適温まで加熱されると加熱は停止され、冷めるとまた適温まで再加熱される、といったことが繰り返される。その場合、湯の保温対策としては主として浴槽廻りの断熱対策が採られてきたが、実開昭６４−８１５９のように湯の流れを抑制しようというものも出されている。しかしこの場合、浴槽の中に筒状のものがつき出たり、排水時に弁を操作しなければならない等の煩わしさがあった。（ハ）考案が解決しようとする課題この考案は、ガス風呂のように、熱交換器を介して加熱停止後に加熱時と反対方向の水の流れによって冷却が早められる現象を弱め、給排水時にも特別な操作を行わなくても利用できるようにするには、どうすれば良いかと言う点にある。（ニ）課題を解決するための手段上記課題は、加熱時に生じる水が流れようとする力で簡単に開き、加熱時と逆方向に流れようとする水の力で簡単に閉まり、逆止弁の中に排水時に開く可動翼を設けることにより解決できる。そこで、本考案の可動翼付き逆止弁は、逆止弁２のなかに、逆止弁２とは逆方向に動く可動翼３を設けた構造とした。この可動翼３はある程度以上の力が働いてはじめて動作するようになっている。（ホ）作用この考案に係わる可動翼付き逆止弁は次のようにして使用する。すなわち、流体が流れる配管途中に、逆止弁が加熱時と逆の水の流れになったとき流体の流れを抑制するようにセットする。排水は可動翼３が開くことによって行われる。（ヘ）実施例実施例１第１図ａは実施例１の正面図を示している。第１図ｂは実施例１の断面図を示す。第１図ｂはまた、加熱時と反対方向の水の流れが生じたとき、および何も力が働いていないときの弁の位置関係を示している。第１図ｃは加熱時、および給水時の水の流れがあったとき、第１図ｄは排水時の弁の位置関係を示す断面図である。実施例２第２図は実施例２の断面図を示している。実施例２は、実施例１のバネ５とヒンジ４の機能をバネ７に持たせたもので、バネ７は可動翼３の一部を変形させたてバネとして用いてもよく、可動翼とは別に作ったものをとりつけてもよい。実施例３第３図は実施例３を示している。実施例３は、逆止弁２の中に可動翼３として弾性材料を用いている。（ト）考案の効果本考案によれば、加熱停止後の水の流れを抑制することにより湯温の冷却スピードを遅くすることができるとともに、給排水時にも特別な操作無しに利用でき、配管途中に設けるために浴槽に管のような不要な出っ張りができない、といった効果がある。

【提出日】平成３年６月１０日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】考案の詳細な説明

【補正方法】変更

【補正内容】【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、流体が流れる配管途中に設けて使用する逆止弁に関するもので、流体の流れる方向がガス風呂のように加熱、加熱停止にともなうものばかりでなく、給排水のように加熱、加熱停止とは無関係に決まってしまう場合に、配管途中に取り付けて使う逆止弁に関する。

【０００２】

【従来の技術】

ガス風呂の場合、水が一旦適温まで加熱されると加熱は停止され、冷めるとまた適温まで再加熱される、といったことが繰り返される。その場合、湯の保温対策としては主として浴槽廻りの断熱対策が採られてきたが、特開昭６０−２４０９５７のように湯の流れを抑制しようというものも出されている。しかし、これは形状記憶合金で湯の温度を感知して弁を閉じたり開いたりする物で、原理そのものが異なる。また、逆止弁の一つであるバタフライ弁が出願されている例も見受けられるが、排水時には逆止弁が配管内の水の流れを止める方向に働き、排水を伴う場合には実用化は困難である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

この考案は、ガス風呂のように、熱交換器を介して加熱停止後に加熱時と反対方向の水の流れによって冷却が早められる現象を弱め、給排水時にも特別な操作を行わなくても利用できるようにするには、どうすれば良いかと言う点にある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記課題は、加熱時に生じる水が流れようとする力で簡単に開き、加熱時と逆方向に流れようとする水の力で簡単に閉まり、逆止弁の中に排水時に開く可動翼を設けることにより解決できる。そこで、本考案の可動翼付き逆止弁は、逆止弁２のなかに、逆止弁２とは逆方向に動く可動翼３を設けた構造とした。この可動翼３はある程度以上の力が働いてはじめて動作するようになっている。

【０００５】

【作用】

この考案に係わる可動翼付き逆止弁は次のようにして使用する。すなわち、流体が流れる配管途中に、逆止弁が加熱時と逆の水の流れになったとき流体の流れを抑制するようにセットする。排水は可動翼３が開くことによって行われる。

【０００６】

【実施例】

実施例１第１図ａは実施例１の正面図を示している。第１図ｂは実施例１の断面図を示す。第１図ｂはまた、加熱時と反対方向の水の流れが生じたとき、および何も力が働いていないときの弁の位置関係を示している。第１図ｃは加熱時、および給水時の水の流れがあったとき、第１図ｄは排水時の弁の位置関係を示す断面図である。実施例２第２図は実施例２の断面図を示している。実施例２は、実施例１のバネ５とヒンジ４の機能をバネ７に持たせたもので、バネ７は可動翼３の一部を変形させてバネとして用いてもよく、可動翼とは別に作ったものをとりつけてもよい。実施例３第３図は実施例３を示している。実施例３は、逆止弁２の中に可動翼３として弾性材料を用いている。実施例４第４図は実施例４を示している。実施例４は、ある設定された力以上の力が可動翼に加わるとことにより、閉じた状態（または開いた状態）から開いた状態（または閉じた状態）へ変わるように工夫している。

【０００７】

【考案の効果】

本考案によれば、加熱停止後の水の流れを抑制することにより湯温の冷却スピードを遅くすることができるとともに、給排水時にも特別な操作無しに利用でき、配管途中に設けるために浴槽に不要な出っ張りができない、といった効果がある。

【提出日】平成４年３月１６日

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】０００６

【補正方法】変更

【補正内容】

【０００６】

【実施例】

実施例１第１図ａは実施例１の正面図を示している。第１図ｂは実施例１の断面図を示す。第１図ｂはまた、加熱時と反対方向の水の流れが生じたとき、および何も力が働いていないときの弁の位置関係を示している。１外枠と２逆止弁の接触面は垂直から少し傾けて、２逆止弁や３可動翼の自重や磁石の力により容易に密着する構造としている。第１図ｃは加熱時、および給水時の水の流れがあったとき、第１図ｄは排水時の弁の位置関係を示す断面図である。実施例２第２図は実施例２の断面図を示している。実施例２は、実施例１のバネ５とヒンジ４の機能をバネ７に持たせたもので、バネ７は可動翼３の一部を変形させてバネとして用いてもよく、可動翼とは別に作ったものをとりつけてもよい。実施例３第３図は実施例３を示している。実施例３は、逆止弁２の中に可動翼３として弾性材料を用いている。実施例４第４図は実施例４を示している。実施例４は、ある設定された力以上の力が可動翼に加わるとことにより、閉じた状態（または開いた状態）から開いた状態（または閉じた状態）へ変わるように工夫している。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の第１実施例を示し、第１図ａは正面
図、第１図ｂは断面図を示す、また第１図ｃは逆止弁が
開口している状態を示す断面図であり、第１図ｄは可動
翼が開口している状態をを示す断面図で、第２図は第２
実施例を示す断面図、第３図は第３実施例を示す正面図
である。１・・・外枠、２・・・逆止弁、３・・・可動翼、
４，６・・・ヒンジ、５，７・・・バネ

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【手続補正書】

【提出日】平成３年６月１０日

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】図面の簡単な説明

【補正方法】変更

【補正内容】

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の第１実施例を示し、第１図ａは正面
図、第１図ｂは断面図を示す、また第１図ｃは逆止弁が
開口している状態を示す断面図であり、第１図ｄは可動
翼が開口している状態をを示す断面図である。

【図２】本考案の第２実施例を示す断面図である。

【図３】本考案の第３実施例を示す正面図である。

【図４】本考案の第４実施例を示し、図４ａは正面
図、図４ｂは断面図を示す。

【符号の説明】１外枠２逆止弁３可動翼４，６ヒンジ５，７バネ

【手続補正３】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】全図

【補正方法】変更

【補正内容】

【図１】

【図２】

【図３】

【図４】

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

１．逆止弁２に、設定した力以上の力が加わった場合に
動き始める可動翼３が取り付けてあることを特徴とした
逆止弁。