JPH0411473Y2 - - Google Patents

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JPH0411473Y2
JPH0411473Y2 JP3099485U JP3099485U JPH0411473Y2 JP H0411473 Y2 JPH0411473 Y2 JP H0411473Y2 JP 3099485 U JP3099485 U JP 3099485U JP 3099485 U JP3099485 U JP 3099485U JP H0411473 Y2 JPH0411473 Y2 JP H0411473Y2
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grain culm
lifting
clutch
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threshing
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は刈取装置で刈取つた穀稈を縦搬送装置
で後送して脱穀装置により脱穀処理するようにし
たコンバインにおける穀稈供給装置に関する。
(ロ) 従来技術 従来、刈取装置で刈取つた穀稈を縦搬送装置で
後送し、脱穀装置のフイードチエンの始端部を斜
め前方へ垂下させ、この垂下部を前記縦搬送装置
の搬送終端に重複させて縦搬送された穀稈の株元
部をフイードチエンの前記垂下部に受継ぐように
したものは実公昭51−17142号公報等により既に
知られており、また、作業中走行クラツチを切る
とそれに連動して刈取装置及び縦搬送装置等から
なる前処理装置が停止するようになし、脱穀装置
はエンジンにより走行装置等とは別個に駆動し続
けて扱胴及び選別装置等を駆動するようにしたコ
ンバインも既に知られている。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 前記既知のコンバインにおいて、作業中に走行
装置及び前処理装置を停止させた場合、フイード
チエンの前記垂下部が縦搬送装置の終端部に傾斜
姿勢で保持されている穀稈の株元部を引き抜くの
で、穀稈の搬送姿勢が著しく乱れると共に詰りを
生ずる欠点があつた。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は縦搬送装置の終端と脱穀装置との間に
該脱穀装置のフイードチエンを駆動源とすると共
に穀稈を横倒し姿勢で揚送する穀稈揚送装置を設
け、該穀稈揚送装置の駆動部にフイードチエンか
らの動力を断続するクラツチを介装し、このクラ
ツチを前処理装置のクラツチに連動連繋して前記
処理装置の縦搬送装置が停止すると穀稈揚送装置
も停止するようになし、これにより穀稈揚送装置
が縦搬送装置の終端部に斜め姿勢で保持されてい
る穀稈を引く抜くことがないようにして前述の問
題点を解決した。
(ホ) 作用 刈取脱穀作業中、縦搬送装置は刈取装置が刈取
つた穀稈を搬送し、穀稈揚送装置は前記縦搬送装
置の終端から穀稈を受継いで横倒し姿勢で揚送し
た株元部を脱穀装置のフイードチエンに継送し、
穂側を供給口に供給する。
そして、作業中に前処理装置のクラツチを切る
と、それに連動して穀稈揚送装置のクラツチが切
れるので、穀稈揚送装置の始端部が縦搬送装置の
終端に斜め姿勢で保持されている穀稈を引き抜く
ことがない。
また、穀稈揚送装置の終端ではフイードチエン
が穀稈揚送装置の終端の穀稈を一部受継ぐが横倒
姿勢になつているので、穀稈の姿勢が乱れたり、
詰つたりすることがない。
(ヘ) 実施例 本考案の一実施例を図面について説明すると、
1は走行装置2を有する機台3上に搭載した自脱
型の脱穀装置であつて、他側には前部から順に操
作盤4、操縦席5、その下部にエンジンEを、ま
た後部には穀粒タンク等を配設してあり、前方に
は複数の分草体7・・、中分草体8……、穀稈引
起装置9、掻込輪10……、株元掻込チエン11
……、ラグ付き茎部掻込ベルト12……、掻込爪
付き茎部掻込チエン13……、刈刃14及び横搬
送チエン15等からなる刈取装置を設け、該刈取
装置の一側から後方上方に向けて縦搬送装置16
を配設し、該縦搬送装置16の終端と前記脱穀装
置1の供給部との間には株元揚送体17と穂側揚
送体18を並列に配設してなる揚送装置を設けて
ある。
次に5条刈タイプのコンバインにおける各部の
構成について詳述する。
[刈取装置] 前記穀稈引起装置9は第1図に示すように引起
経路が隣接する2対の引起体9a……及び右側
(前方からみて)にあつて引起経路が外側になつ
ている1つの引起体9bで構成されており、上部
の筒状伝動ケース19により駆動される。
掻込輪10……は左側の2個を噛合させ、それ
らとは別に右側の3個を横方向の列状に噛合させ
ると共に縦軸20……に取付け、それらの縦軸2
0……の上部のプーリー21……に前記茎部掻込
ベルト12……の後部を巻き掛け、左から2番目
と4番目の縦軸20,20に取付けたスプロケツ
ト22,22とそれらの後方の駆動スプロケツト
23,23に前記株元掻込チエン11,11を張
設してあるので、左側から2番目の掻込輪10は
それに噛合する1番目の掻込輪10を駆動し、4
番目の掻込輪10はその両側に噛合する3番目及
び5番目の掻込輪10,10を回転させ、その結
果、5番目の掻込輪10は平面視で反時計方向へ
回転し、これに対応する外側の株元掻込チエン1
1aは後部の駆動スプロケツト23aにより駆動
され、右側の2個の掻込輪10,10を支承する
軸受はそれらの掻込輪10,10が噛合するよう
に支持する取付金10Aを介して刈取枠に着脱可
能に取付けてある。
また、最も右側にある掻込輪10の軸20aは
第2図に示す如く上端で下段の茎部掻込チエン1
3aを駆動し、該茎部掻込チエン13aの後部の
従動スプロケツトの軸は上段の茎部掻込チエン1
3bを駆動し、更に、左端の前記プーリー21は
V溝が2段になつており、その他方のV溝と側方
に軸支した遊動プーリー21aとの間にはラグ付
き茎部掻込ベルト12aを張設して後述する広い
掻込通路の穀稈掻込みを行なうようにしてある。
前記駆動スプロケツト23,23の軸24,2
4は第3図に示す如くギヤケース25,25から
立上つており、前記茎部掻込ベルト12……より
上部に上下2段の茎部掻込チエン13……を張設
してあり、また、操縦席5の前方でかつ既刈地寄
りとなる左側から一番目の分草体7とそれに隣接
する中分草体8との間隔を、他の部位の分草掻込
経路幅より広くし、穀稈列と直交して刈取を行な
う場合、又は広幅になつている麦を刈取る時等
に、前行程で機体が蛇行して刈取を行ない、刈取
線が凹凸になつていても刈り残しを生じないよう
にしてある。
前記横搬送チエン15は始端が左側の株元掻込
チエン11の後部の横送り終端部寄りに対向し、
終端部は後方へ屈曲していて駆動スプロケツト1
5aにより駆動される。
[縦搬送装置] 縦搬送装置16は搬送チエンの搬送面に挟持レ
ール26aを対設した株元搬送体26と搬送爪付
のチエンに保持間隙を隔ててガイド杆を対設した
穂側搬送体27とで構成されており、それらはギ
ヤケース28から立上がつた軸29のスプロケツ
トにより駆動され、前記穂側搬送体27の前部は
前記横搬送チエン15と平行な横搬送部を有して
いる。
そして、この縦搬送装置16は後述する斜筒9
4に固定されたモーター16aによりリンク16
b……を介し、前記ギヤケース28の横軸Pを中
心としてリフトアーム16cにより上下傾動して
扱深調節を行なう。
[揚送供給装置] 第1図、第3図及び第5図において、前記株元
揚送体17と穂側揚送体18は前記脱穀装置1の
前面から突出したフレーム31にU字扞32を介
して支持されており、それらの揚送体17,18
の始端部が前記株元搬送体26の終端より下方に
臨み終端は脱穀装置1の供給口33から突出した
入口板33aより高くなつており、それらは前記
縦搬送装置16の株元搬送体26及び穂側搬送体
27の終端部が始端部間に入り込む間隔で平行に
配設してあり、株元揚送体17は各プレートに低
い突起を有するチエン17aとその連結ピンの外
側に回動自在に取付けられていて上昇行程でガイ
ドレール17bにより起立突出する掻上爪17c
……とからなり、穂側揚送体18は前記株元揚送
体17の掻上爪17cより長い掻上爪18a……
を有しており、穂側揚送体18の穂側には第1図
に示すように揚送案内板34を併設し、前記株元
揚送体17と穂側揚送体18の間には、上端が前
記入口板33aの下面に固定された上部傾斜案内
板35と、下部が前記ギヤケース28の上面に蝶
着されていて前記上部傾斜案内板35の下部上面
に重合する可動案内板36とを設けてある。
また、前記株元揚送体17の駆動スプロケツト
37及び穂側揚送体18の駆動スプロケツト38
は第5図に示す如くフイードチエン1aの従動ス
プロケツト40を軸支した軸41に装着してあ
り、クラツチケース42内のクラツチ43はシフ
ター44の作動によ上記従動スプロケツト40の
側面に刻設したクラツチ爪に係脱し、前記シフタ
ー44は走行クラツチペタル45にワイヤー46
により連動連結してあるので、作業中に走行兼前
処理用のクラツチペタル45を踏込むと、走行兼
前処理用のクラツチと、株元揚送体17及び穂側
揚送体18からなる穀稈揚送装置のクラツチ43
が略同期して切れるので、刈取装置及び縦搬送装
置16等からなる前処理装置とが略同時に停止す
る。
更に、前記株元揚送体17の上面にはガイド杆
47を対設してあり、このガイド杆47の下端部
は株元搬送体26の挟持レール26aを保持する
枠体48の後端外側面にピン50で第6図aに実
線と鎖線で示すように前後回動自在に枢支されて
おり、縦搬送装置16を上下傾動して扱深さ調節
を行なつた時、ピン50は縦搬送装置16の回動
中心となる横軸Pに側面視で極めて接近した位置
になるので、ガイド杆47は基部を中心として自
在に傾動して株元揚送体17の搬送面に近接して
常に押え作用をなす。
また、手扱ぎ作業を行なう時、チエンジレバー
を操作してサブミツシヨン57の主クラツチを切
ると走行装置2及び前処理装置が停止するから走
行クラツチペタル45を踏み込まない状態で前記
揚送供給装置のクラツチ43を入りにしておくこ
とができ、この状態で前記ガイド杆47を第6図
aに示す前方のイ位置(浅扱ぎ調節時)、又はロ
位置(深扱ぎ調節時)に回動すると、作業者は供
給口33より低い位置にある株元揚送体17及び
穂側揚送体18に手刈穀稈を楽な姿勢で供給する
ことができ、また、刈取脱穀作業に復帰する時、
第6図に示すように前記ガイド杆47を後方へ傾
動して軽く押すと、後部が挟扼レール1bの外側
面に固定されていて前部を開口させたスプリング
板51が外側方へ押し出されてその基部に当接
し、前部はストツパー52に受止められて所定の
案内姿勢にセツトされる。
而して、前記株元揚送体17及び穂側揚送体1
8の駆動スプロケツト37,38の直径はフイー
ドチエン1aの従動スプロケツト40の直径より
小であるからフイードチエン1aの搬送速度V1
は揚送装置の揚送速度V2より大になつている。
[前処理枠及び伝動装置] 前処理枠は第2図及び第4図に示すように前記
横軸Pの筒枠をトツプリンク53で、また下部を
左右一対のロアリンク54,54で支柱55と一
体なフレーム31及び機台3に支持されていて油
圧シリンダ56の伸縮作動により略一定の姿勢を
保つて昇降するようになつており、エンジンEの
動力はサブミツシヨン57にクラツチ58を介し
て入力され、後述する屈折伝動機構81を介して
伝動される後部横軸ケース60は3つのギヤケー
ス61,62,63を有し、前部横軸ケース65
は4つのギヤケース66,67,25,25を備
えており、該前部横軸ケース65の右端と後部横
軸ケース60の右端を、ホルダー70でL字状に
螺着した連結枠71により一体的に結合し、前記
後部横軸ケース60の左端のギヤケース61と前
部横軸ケース65の左から2番目のギヤケース6
7とを前後方向の軸ケース72で連結することに
より一体的な枠体を兼ねた伝動ケース73に構成
してある。
また、刈取フレーム74は前記各分草体7……
及び中分草体8……を取付けた複数の縦フレーム
75……を2本の横フレーム76,77と刈刃フ
レーム78とで連結して構成してあり、この刈取
フレーム74はその後部を第4図に示す如く前記
伝動ケース73からなる枠体の前部下面に重合し
て左右2箇所で熔接して一体に構成してあり、右
端の前記縦フレーム75は後部寄りで分割してボ
ルト80により着脱可能に結合してある。
そして、前記屈折伝動機構81は第1〜3,9
図に示すように操縦席5の下部の機枠に変速装置
82を取付け、該変速装置82の入力プーリー8
3をサブミツシヨン57の手前のプーリー84で
駆動し、その出力プーリー85を中間軸86のプ
ーリー87にクラツチプーリー付きベルト88で
連動連結し、中間軸86のスプロケツト89と前
記後部横軸ケース60内の横軸90に取付けたス
プロケツト91とはチエン91aで連動連結して
あり、前記中間軸86の軸受86aは後部が前記
出力プーリー85の軸受筒85aに回動自在に遊
嵌された後部屈折アーム92の前端に設けた半円
状受部により後面を支承され、前部屈折アーム9
3の上部は前記軸受86aに固定され、下部は後
部横軸ケース60に遊嵌されているので前記油圧
シリンダー56により前処理枠が略一定の姿勢で
昇降すると、変速装置82は機台3と一体である
のに対し、後部横軸ケース60は伝動ケース73
と一体的に相対距離を変化させながら昇降する
が、前記前部屈折アーム93と後部屈折アーム9
2の中間軸86を屈折点として屈伸することとな
つて軸間距離が変化することがなく円滑な伝動を
行なうことができ、脱穀装置1はエンジンEで別
に駆動される。
また、前記縦搬送装置16を駆動するギヤケー
ス28に隣接して設けたギヤケース28aは前記
後部横軸ケース60のギヤケース62にバツク伝
動軸を内装した斜筒94により連結されおり、ギ
ヤケース28,28a内の前記横軸Pはトツプリ
ンク53の前部支点が一致しているので、無理な
く確実な伝動を行なうことができ、前記穀稈引起
装置9の筒状伝動ケース19はギヤケース66か
ら立上がつた軸19aにより駆動される。
[穀稈案内装置] 前記前部屈折アーム93には屈折伝動機構の外
側及び前面を覆う平面視でL字状をなすカバーを
兼ねた後部横案内板95をステー96を介して着
脱可能に螺着してあり、この後部横案内板95
は、左から2番目と3番目にある引起体9a,9
aの下部寄り背面から後方へ延出させた縦案内部
97a,97aとそれらの後端を連結した横案内
部97bとからなる下案内板97の横案内部97
bに第1図及び第3図に示すように横搬送経路を
隔てて対向しており、右から1番目と2番目の引
起体9a,9bの背面にも下案内板97を装着し
てあり、左端の引起体9aの背面から後方へ向け
て延設した幅の広い案内板97cは後部を折曲し
て前記横搬送経路の後面に沿わせてあり、該案内
板97cの上下方向の中間部をへ字状の突条部9
7c′に形成し、軸19aの保持筒から横方向へ突
出させたチヤンネル型支持腕97dを前記突条部
97c′の後面に嵌合して螺着してあるので、案内
板97cの後部を強固に支持することができると
共に前記突条部97c′が横送りされる穀稈に線接
触することとなり、搬送抵抗を小さくして穀稈を
整然と横送りすることができる。
また、前記下案内板97の直上部にも横案内部
が前記下案内板97の横案内部97bと略同一面
をなすと共に側面視で三角形状をなす上案内板9
8を設けてあり、この上案内板98の上部の傾斜
部はその略全面を対応する引起体9a……,9b
の背面にボルト99……にて螺着し、下部は第3
図及び第7図に示す如く上方の茎部掻込チエン1
3の支持枠に藁屑が通過する程度の僅かの間隙を
おいてステー99a,99aにより着脱可能に螺
着してある。
[梳上分草装置] 前記穀稈引起装置9の非作用側が近接している
引起体9a,9aの間の下部には梳上分草装置1
00を第2,3図及び第8図に示すように装着し
てあり、該梳上分草装置100は一方の引起体9
aの遊動スプロケツト9dの軸によりチエンを介
して前後方向の軸101を駆動し、チエンケース
102の上部と下部に軸支したスプロケツトには
梳上爪103……チエン起伏可能に装着した梳上
チエン104を張設し、上部のスプロケツトの軸
104aを前記軸101により傘歯車を介して駆
動すると、上記梳上爪103……は上昇側ではガ
イドレール105により地面際から第3図に示す
如く引起爪の1〜2ピツチ(望ましくは1,5〜
2ピツチ)(但し図中lは1ピツチ)程度で、か
つ下案内板97の下縁部又は下段にある茎部掻込
チエン13の前部若くは茎部掻込ベルト12と対
応する高さまで低い梳上げ高さで起立突出して強
制的に梳上分草し、その梳上の上限で穀稈が引起
爪に受渡されると、それ以後引起爪により引きほ
ぐしながら穂側まで無理なく分草し、梳上分草を
引起体9a,9aの上部まで行なうものより脱粒
及び稈の引き抜き等を少なくすることができる。
また、前記梳上爪103は下降行程で第8図a
に示すように引起体9a,9a間に侵入して下降
し、引起体9a……の非作用側後面は開口してお
り、この開口部の前部から後方へ向けて折曲した
ガイド板106,106はチエンケース102の
後方開口部から藁屑や泥土等を後方下方に案内す
ると共にそれらが引起体9a,9aの対向する開
口部に侵入するのを防止し、後端部に形成される
間隙107からは引起体9a,9aから排出され
る藁屑等が落下する。
更に、図示してないが未刈取地側の引起体9b
の外側に前記梳上分草装置100又は引起体9b
と略等しい高さの梳上分草装置を付設する。
[作用] 次に作用について説明する。
分草体7……及び中分草体8……で分草され、
梳上分草装置100で梳上分草されながら穀稈引
起装置9により引起される穀稈は株元部を茎部掻
込ベルト12……,12aにより掻込まれて刈刃
14により刈取られ、左側の掻込経路から横送経
路に掻込まれた穀稈は後部を案内板97cと後部
横案内板95とにより案内され、前部は上案内板
98及び下案内板97により案内され、中間の掻
込経路から掻込まれた穀稈は左側から横送りされ
てくる穀稈に合流し、横送経路の終端の弯曲部に
合流する。
このようにして横送りされた穀稈は縦搬送装置
16に受継がれて後送され、その間に図外の扱深
さセンサーの検出結果によりモーター16aが作
動して縦搬送装置16が上下回動して扱深さ調節
が行なわれ、その搬送終端では株元搬送体26と
株元揚送体17の下部とがラツプしているので、
スムーズに持ち換えられ、ガイド杆47に押さえ
られた状態で株元揚送体17と掻上爪17cとに
受継がれ、穂側は穂側揚送体18上に落下して掻
上爪18aに受継がれて夫々揚送される。
その際、縦搬送装置16の終端部は株元揚送体
17と穂側揚送体18の始端部間に入り込んでい
るので、縦搬送装置16の終端から落下した穀稈
の株元部と穂側は株元揚送体17と穂側揚送体1
8上に確実に受止められ、かつ、縦搬送装置16
の株元搬送体26及び穂側搬送体27の搬送終端
より外側にて広い間隔で受継いで揚送することと
なり、横方向の安定した姿勢で揚送し、株元部は
脱穀装置1のフイードチエン1aと挟扼レール1
bの始端に整然と継送し、穂側も姿勢を乱すこと
なく、しかも揚送遅れを生ずることなく供給口3
3に供給することができる。
湿田のように走行装置2が沈下するような場
合、刈取装置及び縦搬送装置16等を油圧シリン
ダ56で前処理枠を上昇させた時、屈折伝動機構
81の後部屈折アーム92と前部屈折アーム93
との角度が小さくなるだけで軸芯の間隔は一定で
あるので、無理のない伝動を行なうことができ
る。
而して、縦搬送装置16が縦搬送した穀稈は、
一方でその株元部が株元揚送体17のチエン17
a上に落下して支持されると共に掻上爪17cに
係止された状態で揚送され、次いでそれがフイー
ドチエン1aに継送され、他方茎部は穂側揚送体
18上に落下し、その掻上爪18aに係止されて
揚送されてから供給口33に供給される。
また、刈取作業中に機体を旋回させるべく走行
クラツチペタル45を踏込むと、走行クラツチ及
び前処理クラツチが切れて機体及び前処理装置が
停止すると同時に揚送装置のクラツチ43が切れ
て揚送装置も停止する。
この時、縦搬送装置16の株元搬送体26の終
端で斜めの起立姿勢になつている株元部は株元揚
送体17に接触しているが、該株元揚送体17は
停止しているので、無理にそれを引出すことがな
く、また、上記縦搬送装置16の終端の穀稈中、
一部のものは株元を株元搬送体26に挟持されて
いる状態で穂側のみ穂側搬送体27から離脱して
垂れ下がることがあるが、前記穂側揚送体18も
停止しているので、穂部のみを揚送して斜め姿勢
で供給口33に挿入することもない。
(ト) 考案の効果 本考案は前述のように刈取装置で刈取つた穀稈
を縦搬送装置16で後送して脱穀装置1に供給す
るようにしたコンバインにおいて、前記縦搬送装
置16の終端と脱穀装置1との間に、縦搬送装置
の終端から放出されて横倒しになる穀稈を、少な
くとも穂側と株元側で係止揚送する穀稈揚送装置
を設け、該穀稈揚送装置を脱穀部駆動系より動力
を断続するクラツチ43を介装し、このクラツチ
43を刈取装置及び縦搬送装置16等からなる前
処理装置への伝動を断続し得るクラツチに連動連
繋して前処理装置が停止すると、穀稈揚送装置も
停止するように構成したので、作業中前処理装置
を停止させた時、脱穀装置1が駆動されているも
のであつても、前処理装置を停止させると、それ
に連動して穀稈揚送装置も停止し、縦搬送装置1
6の終端に斜め姿勢で保持されている穀稈を前記
穀稈揚送装置が引き抜くことがなく、それにより
穀稈の姿勢が著しく乱れたり、詰つたりすること
を防止することができる。
また、穀稈揚送装置のクラツチ43を切つた
時、脱穀装置1のフイードチエン1aは回動して
いて穀稈揚送装置の終端の穀稈を一部受継ぐが、
該穀稈は横倒し姿勢になつているので、穀稈の姿
勢が乱れることがなく整然と脱穀装置1供給する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すものであつて、
第1図はコンバインの前部の展開平面図、第2図
は同上側面図、第3図aは前方からみて右側の掻
込経路を省略した同上側面図、bは上部案内板の
断面図、cは下部案内板の断面図、第4図は前処
理枠の平面図、第5図aは揚送装置の縦断面図、
bは同上横断面図、cは株元揚送体の掻上爪を内
側に付設した例の横断面図、第6図aは揚送装置
の側面図、bはガイド杆係止部の平面図、第7図
は穀稈掻込部の分解側面図、第8図aは梳上分草
装置の縦断平面図、bは同上斜視図、第9図は屈
折伝動機構の側面図である。 16……縦搬送装置、17……株元揚送体、1
8……穂側揚送体、26……株元搬送体、27…
…穂側搬送体、43……クラツチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 刈取装置で刈取つた穀稈を縦搬送装置16で後
    送して脱穀装置1に供給するようにしたコンバイ
    ンにおいて、前記縦搬送装置16の終端と脱穀装
    置1との間に、縦搬送装置の終端から放出されて
    横倒しになる穀稈を、少なくとも穂側と株元側で
    係止揚送する穀稈揚送装置を設け、該穀稈揚送装
    置を脱穀部駆動系より動力を断続するクラツチ4
    3を介装し、このクラツチ43を刈取装置及び縦
    搬送装置16等からなる前処理装置への伝動を断
    続し得るクラツチに連動連繋して前処理装置が停
    止すると、穀稈揚送装置も停止するように構成し
    たことを特徴とするコンバインにおける穀稈供給
    装置。
JP3099485U 1985-03-05 1985-03-05 Expired JPH0411473Y2 (ja)

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