JPH04114106U - アルミニウム合金被覆のねじ座 - Google Patents

アルミニウム合金被覆のねじ座

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JPH04114106U
JPH04114106U JP2622091U JP2622091U JPH04114106U JP H04114106 U JPH04114106 U JP H04114106U JP 2622091 U JP2622091 U JP 2622091U JP 2622091 U JP2622091 U JP 2622091U JP H04114106 U JPH04114106 U JP H04114106U
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浩三 植田
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近畿車輌株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 アルミニウム合金被覆のねじ座において、ア
ルミニウム合金製のフランジ部との取り付けを簡単に行
なうことができるようにする。 【構成】 アルミニウム合金部材と重合される芯金用鉄
板1は、少なくとも端面側を除く全表面にアルミニウム
合金の被覆2が施され、芯金用鉄板の幅方向または長さ
方向の両側に、重合されるアルミニウム合金の板厚の3
倍以下の厚さを有するアルミニウム合金製のフランジ3
が設けられている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はアルミニウム合金被覆のねじ座に関し、アルミニウム合金製のフラ ンジを備えた各種部材の取り付け部に用いられる。
【0002】
【従来の技術】
従来、アルミニウム合金製のフランジを備えた各種部材、例えば、天井風道の 整風板や天井風道の蛍光灯などの取り付けは、アルミニウム合金製のフランジ部 に鉄板を重合し、両者をリベットにより固定するか小ねじによりねじ止めするこ とが行なわれていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来のアルミニウム合金製のフランジ部の取り付け方では、フランジ部と鉄板 の重合部分にリベット用の挿通穴をあけたり、鉄板にねじを刻設したりする必要 がある上に、両者を固定するのにもかなり手数のかかる不都合があった。 さりとて、両者の取り付けを簡単にしようとしても、アルミニウム合金と鉄板 とは溶接できない組み合わせであるため、両者を溶接手段により固定することは できなかった。
【0004】 この考案はこれらの事情に鑑みてなされたもので、アルミニウム合金製のフラ ンジ部との取り付けをリベットやねじを用いることなく溶接により簡単に行なう ことができるアルミニウム合金被覆のねじ座の提供を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この考案の第1の解決手段では、アルミニウム合 金部材と重合される芯金用鉄板は、少なくとも端面側を除く全表面にアルミニウ ム合金の被覆が施され、前記芯金用鉄板の幅方向または長さ方向の両側に、重合 されるアルミニウム合金の板厚の3倍以下の厚さを有するアルミニウム合金製の フランジが設けられて、アルミニウム合金被覆のねじ座が構成されている。
【0006】 また、この考案の第2の解決手段では、アルミニウム合金部材と重合される芯 金用鉄板は、少なくとも端面側を除く全表面にアルミニウム合金の被覆が施され 、前記芯金用鉄板とL形をなす方向に、重合されるアルミニウム合金の板厚の3 倍以下の厚さを有するアルミニウム合金製のフランジが設けられて、アルミニウ ム合金被覆のねじ座が構成されている。
【0007】
【作用】
この考案の構成を有するねじ座を用いると、各種部材のアルミニウム合金製の フランジ部に、芯金用鉄板を被覆するのと同じ材質のフランジ部が重合するだけ でなく、芯金用鉄板に形成されたアルミニウム合金製のフランジ部は、重合され るアルミニウム合金の板厚の3倍以下の厚さを有してスポット溶接するに適して いるため、各種部材のフランジ部と芯金が鉄板であるねじ座との取り付けに、手 数のかかるリベットやねじを用いなくても、重合したアルミニウム合金の板厚同 志のスポット溶接によって行なうことが可能となる。
【0008】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図1ないし図3に基づいて説明する。 図1において、A1 はアルミニウム合金製の部材Bと重合されるねじ座で、こ のねじ座A1 は、芯金用鉄板1の端面を除く全表面に設定された一定厚さのアル ミニウム合金の被覆2が形成されるとともに、芯金用鉄板1の底部の幅方向の両 側に、重合されるアルミニウム合金製の部材Bの板厚tの3倍以下の厚さT(≦ 3t)を有するアルミニウム合金製のフランジ3,3が形成されている。
【0009】 アルミニウム合金の被覆2の厚さとしては、芯金用鉄板1の厚さが3mmのとき 、例えば、その厚さの1/2の1.5mm程度あればよく、前記フランジ3,3の突 出長さは、スポット溶接を行なうに適する幅寸法の20mm程度あれば十分である 。 しかしながら、アルミニウム合金の被覆2の厚さやフランジ3,3の突出長さ は、上記例示の数値に限定されるものではなく、その他の数値を採用してもよい ことは勿論である。
【0010】 アルミニウム合金製のフランジ3,3は、芯金用鉄板1の幅方向だけでなく、 芯金用鉄板1の両側の端面を被覆した状態でその長さ方向両端の底部から、その 長さ方向に突出するように形成してもよい。
【0011】 次に、この実施例のねじ座を用いた場合の取り付けについて説明する。 図2および図3において、ねじ座A1 のフランジ3,3を重合される部材Bに 形成されたフランジ部B1 の長さ方向に重合すると、ねじ座A1 のアルミニウム 合金製のフランジ3,3は、同じ材質の前記部材Bのフランジ部B1 に密着する 。しかも、ねじ座A1 のフランジ3は、重合されるフランジ部B1 の板厚tの3 倍以下の厚さTを有しているため、両者のフランジ重合部に点スポット溶接を施 しても、薄い方のフランジ部B1 が溶けることはない。
【0012】 それ故、前記部材Bとそれに重合されるねじ座A1 のフランジ重合部には、リ ベットやねじ用の穴をあける必要はなくなり、両者の固定は、リベットやねじに よる取り付けの手数をかけることなく、スポット溶接によりきわめて容易に、か つ能率良く行なうことができる。
【0013】 その上、ねじ座A1 は芯金用鉄板1にアルミニウム合金の被覆2が施された構 成であるため、ねじ座A1 の全体がアルミニウム合金製の場合に比べて、生産コ ストを安価にできるだけでなく、強度を強くすることができる。
【0014】 図4ないし図6は、この考案の他の実施例を示したもので、前記実施例におい て、アルミニウム合金の被覆2が施された芯金用鉄板1とL形をなす方向に、重 合されるアルミニウム合金の板厚tの3倍以下の厚さを有するアルミニウム合金 製のフランジ3Aを形成してねじ座A2 とした場合である。
【0015】 この構成のねじ座A2 は、図5に示すように、芯金用鉄板1とL形をなすよう に形成されたアルミニウム合金製のフランジ3Aが、同じ材質の重合される部材 B側の本体B3 にスポット溶接により固定されるとともに、アルミニウム合金の 被覆2が形成された芯金用鉄板1側が、前記部材Bのアルミニウム合金製のフラ ンジ部B2 にねじなどにより固定して用いられる。
【0016】 それ故、この実施例の構成の場合には、ねじ座A2 に形成されたアルミニウム 合金製のフランジ3Aの部分を、スポット溶接により本体B3 側に容易に取り付 けることができるだけでなく、ねじ座A2 のL形の二辺により、ねじ座A2 と重 合される部材B側との固定を強固にすることができる。
【0017】
【考案の効果】
以上詳述したように、本願考案によれば、次に記載するすぐれた作用効果を奏 する。
【0018】 請求項1に記載のアルミニウム合金被覆のねじ座においては、少なくとも端面 側を除く全表面にアルミニウム合金の被覆が施された芯金用鉄板の幅または長さ 方向の両側に、重合されるアルミニウム合金部材の板厚の3倍以下の厚さを有す るアルミニウム合金製のフランジが設けられているため、ねじ座の各フランジを 相手側の同じ材質のフランジ部に重合させることにより、両者をスポット溶接に より、きわめて容易に、かつ能率良く固定することができる。
【0019】 また、ねじ座の本体は、アルミニウム合金の被覆の内側が芯金用鉄板によって 構成されているため、ねじ座全体がアルミニウム合金製の場合に比べて、生産コ ストを安価にし、強度を強くすることができる。
【0020】 請求項2に記載のアルミニウム合金被覆のねじ座においては、少なくとも端面 側を除く全表面にアルミニウム合金の被覆が施された芯金用鉄板とL形をなす方 向に、重合されるアルミニウム合金部材の板厚の3倍以下の厚さを有するアルミ ニウム合金製のフランジが設けられているため、ねじ座はアルミニウム製のフラ ンジ部分を、重合される相手側の同じ材質の本体側にスポット溶接によってきわ めて容易に、かつ能率良く取り付けることができる上に、芯金用鉄板側を相手側 のアルミニウム合金製のフランジ部にねじなどにより固定すると、ねじ座とその 相手方とをねじ座のL形の二辺によって強固に取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】ねじ座の取り付け状態を示す一部断面側面図で
ある。
【図3】図2のIII −III 断面図である。
【図4】この考案の他の実施例を示す斜視図である。
【図5】図4に示すねじ座の取り付け状態の正面図であ
る。
【図6】図5の右側面図である。
【符号の説明】
1 芯金用鉄板 2 被覆 3,3A フランジ A1,2 ねじ座 T フランジの厚さ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウム合金部材と重合される芯金
    用鉄板は、少なくとも端面側を除く全表面にアルミニウ
    ム合金の被覆が施され、前記芯金用鉄板の幅方向または
    長さ方向の両側に、重合されるアルミニウム合金の板厚
    の3倍以下の厚さを有するアルミニウム合金製のフラン
    ジが設けられていることを特徴とするアルミニウム合金
    被覆のねじ座。
  2. 【請求項2】 アルミニウム合金部材と重合される芯金
    用鉄板は、少なくとも端面側を除く全表面にアルミニウ
    ム合金の被覆が施され、前記芯金用鉄板とL形をなす方
    向に、重合されるアルミニウム合金の板厚の3倍以下の
    厚さを有するアルミニウム合金製のフランジが設けられ
    ていることを特徴とするアルミニウム合金被覆のねじ
    座。
JP2622091U 1991-03-25 1991-03-25 アルミニウム合金被覆のねじ座 Expired - Lifetime JPH078886Y2 (ja)

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JP2622091U JPH078886Y2 (ja) 1991-03-25 1991-03-25 アルミニウム合金被覆のねじ座

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JPH04114106U true JPH04114106U (ja) 1992-10-07
JPH078886Y2 JPH078886Y2 (ja) 1995-03-06

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