JPH04110803A - 近赤外線透過フィルタ - Google Patents

近赤外線透過フィルタ

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JPH04110803A
JPH04110803A JP22961290A JP22961290A JPH04110803A JP H04110803 A JPH04110803 A JP H04110803A JP 22961290 A JP22961290 A JP 22961290A JP 22961290 A JP22961290 A JP 22961290A JP H04110803 A JPH04110803 A JP H04110803A
Authority
JP
Japan
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characteristic
wavelength
film
infrared
infrared transmission
Prior art date
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Pending
Application number
JP22961290A
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English (en)
Inventor
Takasato Fukute
福手 香里
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AGC Techno Glass Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Glass Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、赤外線リモコンの受光部において用いられる
センサの近赤外線透過フィルタに関する。
(従来の技術) 従来、近赤外線をセンスするフォトダイオードは、TV
、VTR,ステレオ、エアコンなどのリモコンの受光用
センサとして広く用いられている。リモコン用としては
、10mの距離で操作できる位の感度が必要であるが、
フォトダイオードの感知する光の波長域は広いので、リ
モコンから発せられる近赤外線以外の波長の光を感知し
て反応してしまう可能性が高く、そのままでは実用に向
かない。
そこで、現在、赤フィルタや有機フィルムにより必要な
波長の光を透過させ、余分な波長の光をカットするよう
にしている。
(発明が解決しようとする課題) しかしなから、現在使用されている赤フィルタの分光透
過率特性は、第9図に示すように、リモコンにおいて必
要とされている波長域、例えば950nm〜1050r
+m以外の波長の光も透過してしまうという問題かあり
、さらに狭い透過域を有するフィルタが要望されていた
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、近赤外線
透過可視光吸収ガラスに薄膜をコートすることにより、
近赤外線波長域のうち、必要とする狭い部分の近赤外線
を透過する近赤外線透過フィルタを提供することを目的
とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段と作用) 本発明は、上記目的を達成するために、近赤外線透過可
視光吸収ガラスに誘電体多層膜および/またはネサ膜を
コートし、近赤外線の特定の波長域で80%以上を透過
する構成としたので、必要とする波長域の近赤外線をと
らえ易くなり、受光部におけるセンサの誤動作を減少す
ることかできる。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の詳細な説明するO 第1図は本発明の一実施例の近赤外線透過フィルタの断
面図で、同図に示すように、近赤外線透過フィルタ1は
、近赤外線透過可視光吸収ガラス基板(以下、単にガラ
ス基板と称す)2の一方の面上に誘電体多層膜(以下、
単に多層膜と称す)3を蒸着したもので、ガラス基板2
は第2図に実線で示す分光透過率特性4を有している。
また、多層膜3は、高屈折率物質として膜厚136nm
のTiO2と低屈折率物質として膜厚214nrQの5
IO2の薄膜をガラス基板2上に交互に9層ずつ蒸着し
、さらに最上層、つまり19層に上記膜厚の半分の膜厚
68nmのT r O2の薄膜を蒸着した交互層であり
、以下の蒸着条件の下で成膜されたものである。
■真空度 : 2.67X 10−’ 〜1.07X 
10−”Pa(2X 10’ 〜8 X 10−’To
rr)■活性ガス:酸素ガス ■散乱ガス:アルゴンガス ■基板温度=300℃ ■蒸発源 : T I O2・・・抵抗加熱、SiO2
・・・電子ビーム この蒸着条件で形成された多層膜3の中心波長は125
0nmと設定したが、第2図に点線で示す分光透過率特
性5が得られた。
従って、分光透過率特性4のガラス基板2上に分光透過
率特性5の多層膜3を蒸着して得られる近赤外線透過フ
ィルタ10分光透過率特性としては、第3図に示す特性
6が得られた。このようにして得られた近赤外線透過フ
ィルタ】の分光透過率特性6は、図から明らかなように
、リモコン操作における必要波長7、すなわち950か
ら11050nの11000n付近の前後の波長か鋭く
カットされているので、リモコン操作の必要波長7の近
赤外線をとらえ易い特性となっており、その上、100
0nIIl付近の波長の近赤外線の透過を落とさないよ
う80%以上の透過率か保たれている。
また、基板として近赤外線透過可視光吸収ガラス基板2
を用いたことにより、必要とする立ち上がり波長をガラ
ス基板2の分光透過率特性4から得ることかでき、長波
長側の光のカットのみで済んだ。
第2の実施例として第4図乃至第6図を参照し説明する
第4図は本発明の第2の実施例の近赤外線透過フィルタ
の断面図で、同図に示すように、近赤外線透過フィルタ
8は、ガラス基板2の一方の面上にネサ膜9を蒸着した
もので、ネサ膜9は膜厚的8Or+mの単層膜で以下の
蒸着条件の下で成膜されたものである。
■真空度 :  2XlO−3〜lXl0 ”Torr
■活性ガス:酸素ガス ■散乱ガス、アルゴンガス ■基板温度=300℃ ■蒸発源 : S n O2・・・電子ビームこの蒸着
条件で形成されたネサ膜9の分光透過率特性は第5図に
点線で示す特性10が得られ、また、ガラス基板2は上
記第1の実施例と同様の第5図に実線で示す分光透過率
特性4を有しているので、分光透過率特性4のガラス基
板2上に分光透過率特性10のネサ膜9を蒸着して得ら
れる近赤外線透過フィルタ8の分光透過率特性としては
、第6図に示す特性11が得られた。この様にして得ら
れた近赤外線透過フィルタ8は、上記第1の実施例の近
赤外線透過フィルタ1と同様の特性を有している。すな
わち、リモコン操作の必要波長7の近赤外線をとらえ易
い特性となっており、その上、11000n付近の波長
の近赤外線の透過を落とさないよう80%以上の透過率
が保たれている。
第3の実施例として第7図と第8図を参照し説明する。
第7図は本発明の第3の実施例の近赤外線透過フィルタ
の断面図で、同図に示すように、近赤外線透過フィルタ
12は、ガラス基板2の一方の面上に上記第1の実施例
の多層膜3を、他方の面上に上記第2の実施例のネサ膜
9をそれぞれ蒸着したもので、多層膜3を蒸着した近赤
外線透過フィルタ1か第3図に示す分光透過率特性6を
有し、またネサ膜9を蒸着した近赤外線透過フィルタ8
が第6図に示す分光透過率特性11を有していることに
より、多層膜3とネサ膜9の両方を蒸着した近赤外線透
過フィルタ12の特性としては第8図に示す分光透過率
特性13が得られた。この近赤外線透過フィルタ12は
、上記第1、第2の実施例の近赤外線透過フィルタ1.
8と同様の特性を有して(する。
なお、上記第1、第3の実施例では、多層膜3を蒸着法
に形成したが、デイ・ソピング法で多層膜3を形成して
もよく、以下デイ・ソピング法について説明する。
ディッピング液として、テトラプロピルチタネートなど
のTiのアルコラードのモノマーまたはポリマーを、ア
ルコールと水の混合溶液で加水分解・重合させ、アルコ
ール、酢酸、酢酸エチル、酢酸メチルなどの混合溶液に
混合して用意する。
また、テトラエトキシシランなどのSiのアルコラード
のモノマーまたはポリマーを同様に混合して用意する。
これらのディッピング液を用いて、以下の条件でガラス
基板2にコーティングする。
■引き上げ速度=Tl液・・・35層口/min。
Si液−40cl/min ■膜構成   :膜厚136nmのT IO2層と膜厚
214r+mのS iO2 層を9層ずつ交互層と、最 上層(19層)に半分の膜 厚68nmのT iO2層の多 層膜(19層目のみ引き上 げ速度は70m/rajn) ■乾燥条件  :150℃、10分 ■焼成条件  ・550℃、60分 この条件で形成された多層膜は、蒸着法で形成された多
層膜3と同様の分光透過率特性を有する。
また、上記第2、第3の実施例では、ネサ膜9を蒸着法
に形成したか、ディッピング法でネサ膜を形成してもよ
く、以下ディッピング法について説明する。
ディッピング溶液として、テトラ−1−プロポキシ錫な
どのSnのアルコラードのモノマーまたはポリマーを上
記多層膜3のディッピング法と同様に混合して用意する
。さらに、上記ディッピング法と同し条件で成膜するこ
とにより、80層mの膜厚のS n O2膜が得られる
。このディッピング法で形成されたネサ膜は、蒸着法で
形成されたネサ膜9と同様の分光透過率特性を有する。
また、上記第3の実施例では、近赤外線透過フィルタ1
2をガラス基板2の両面に蒸着法により多層膜3とネサ
膜9を蒸着することにより得るようにしたか、以下の組
合わせによって得るようにしてもよく、この組合わせに
より得られる近赤外線透過フィルタは、第8図の近赤外
線透過フィルタ12の分光透過率特性13と同様の分光
透過率特性を有する。すなわち、 ■ディッピング法で形成された多層膜とネサ膜との組み
合わせ ■蒸着法で形成された多層膜3とディッピング法で形成
されたネサ膜との組合わせ ■ディッピング法で形成された多層膜と蒸着法で形成さ
れたネサ膜9との組合わせ の3通りの組合わせから、いずれかを選択してもよい。
また、上記第3の実施例では、必要波長を11000n
付近としたが、これに限定されることはなく、用途に応
じ必要波長を変更することは可能である。
また、本発明は上記実施例に限定されることなく、本発
明の要旨を逸脱しない範囲において、種々変形可能なこ
とは勿論である。
[発明の効果コ 以上詳述したように、本発明の近赤外線透過)ィルタに
よれば、近赤外線透過可視光吸収カラスに誘電体多層膜
および/またはネサ膜をコートすることにより、近赤外
線の特定の波長域で8096以上を透過するので、必要
とする波長域の近赤外線をとらえ易くなり、受光部にお
けるセンサの誤動作を減少することかできる。
また、必要とする波長域での透過率か高いので、センサ
か反応し易くなる。
また、基板として近赤外線透過可視光吸収ガラスを用い
ているので、長波長側の光のカットのみて済み、生産性
を向上することかできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の近赤外線透過フィルタの断
面図、第2図は近赤外線透過可視光吸収ガラスと誘電体
多層膜の分光透過率特性を示す曲線図、第3図は本発明
の一実施例の近赤外線透過フィルタの分光透過率特性を
示す曲線図、第4図は本発明の第2の実施例の近赤外線
透過フィルタの断面図、第5図は近赤外線透過可視光吸
収ガラスとネサ膜の分光透過率特性を示す曲線図、第6
図は本発明の第2の実施例の近赤外線透過フィルタの分
光透過率特性を示す曲線図、第7図は本発明の第3の実
施例の近赤外線透過フィルタの断面図、第8図は本発明
の第3の実施例の近赤外線透過フィルタの分光透過率特
性を示す曲線図、第9図は現在使用されている赤フィル
タの分光透過率特性を示す曲線図である。 1.8.12・・・近赤外線透過フィルタ、2・・・近
赤外線透過可視光吸収ガラス基板(近赤外線透過可視光
吸収ガラス)、 3 ・・誘電体多層膜、  9・・・ネサ膜。 代理人  弁理士  大 胡 典 夫

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  近赤外線透過可視光吸収ガラスに誘電体多層膜および
    /またはネサ膜をコートし、近赤外線の特定の波長域で
    80%以上を透過することを特徴とする近赤外線透過フ
    ィルタ。
JP22961290A 1990-08-31 1990-08-31 近赤外線透過フィルタ Pending JPH04110803A (ja)

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JP22961290A JPH04110803A (ja) 1990-08-31 1990-08-31 近赤外線透過フィルタ

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JP22961290A JPH04110803A (ja) 1990-08-31 1990-08-31 近赤外線透過フィルタ

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JPH04110803A true JPH04110803A (ja) 1992-04-13

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ID=16894909

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JP22961290A Pending JPH04110803A (ja) 1990-08-31 1990-08-31 近赤外線透過フィルタ

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013047097A1 (ja) 2011-09-26 2013-04-04 ソニー株式会社 撮像装置及びフィルター
KR20170106448A (ko) * 2015-01-23 2017-09-20 마테리온 코포레이션 개선된 투과를 갖는 근적외선 광학 간섭 필터
CN110109207A (zh) * 2019-05-20 2019-08-09 深圳市利丰达展贸科技有限公司 一种多色感光雷达镀膜结构及镀膜方法

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