JPH04110679U - ボデーマウント構造 - Google Patents

ボデーマウント構造

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Publication number
JPH04110679U
JPH04110679U JP2236091U JP2236091U JPH04110679U JP H04110679 U JPH04110679 U JP H04110679U JP 2236091 U JP2236091 U JP 2236091U JP 2236091 U JP2236091 U JP 2236091U JP H04110679 U JPH04110679 U JP H04110679U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stopper
basic frame
cabin body
vehicle
collision
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2236091U
Other languages
English (en)
Inventor
秀人 鈴木
Original Assignee
三菱自動車工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 三菱自動車工業株式会社 filed Critical 三菱自動車工業株式会社
Priority to JP2236091U priority Critical patent/JPH04110679U/ja
Publication of JPH04110679U publication Critical patent/JPH04110679U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 基本フレーム1に対しキャビンボデー5が搭
載されるタイプの自動車において、正突などの際にキャ
ビンボデー5が基本フレーム1に対し車体フロント側2
5に移動してしまい、この移動の間乗員を拘束するシー
トベルトの反応が遅れ、シートベルトが無駄に繰り出さ
れて乗員の体が自動車室内のインナパネルやステアリン
グホイルなどに衝突してしまうのを防止する。 【構成】 キャビンボデー5と基本フレーム1とのいず
れか一方に爪状のストッパー17を設ける。正突時にス
トッパー17が係合するストッパー受部21を他方に設
ける。これにより、正突の際のキャビンボデーの移動は
防止できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車体の基本フレームに対しキャビンボデーを搭載する際に用いられ るボデーマウント構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
小型トラックやマルチパーパスの自動車には、モノコックボデーの乗用車と異 なり、基本フレームに対しキャビンボデーを搭載するタイプのものがある。
【0003】 このような自動車の一例を図4に示す。破線で概要を示した基本フレーム1に 対し、車体フロント側からリヤ側に向かって順にNo.1マウント31、No. 2マウント32およびNo.3マウント33が設けられ、これらのボデーマウン ト3を介してキャビンボデー5が搭載される。
【0004】 このマウント部の縦断面を図5に示す。基本フレーム1の上面に設けられたフ レームブラケット7に対し、ゴムなどを材料とする円筒状の弾性体9が配置され 、この弾性体9を貫通するボルト11によりキャビンボデー5のフロア13が固 定されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、以上の技術によれば、ボデーマウント3に備えられている弾性 体9の働きにより、地面から基本フレーム1に入力された振動などが減衰され、 キャビンボデー5内の乗心地を良くできるものの、正突事故などの際に車体に大 きな衝撃が加わった場合には、基本フレーム1に対しキャビンボデー5が車体フ ロント側に動く恐れがあった。このため、シートベルトの反応が遅くなり、乗員 を拘束するまでの時間が長くなることによって、自動車室内のインナパネルやス テアリングホイルなどに乗員の体が衝突する際の力が大きくなる恐れがあった。
【0006】 本考案は、以上の問題点を解決するためになされたもので、正突などの際に車 体に大きな衝撃が加わった際には、シートベルトが早めに反応し乗員を拘束する までの時間を短くできるボデーマウント構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、以上の目的を達成するためになされたもので、基本フレーム上にキ ャビンボデーを固定して搭載する車両のボデーマウント構造において、ボデーマ ウント部の基本フレーム側又はキャビンボデー側のいずれか一方の適所に、爪状 のストッパーをフロント方向へ向けて突設し、他方には、車両がフロント方向成 分を含む所定値以上の衝撃を受けた際に前記ストッパーと係合するストッパー受 部を設けたことを特徴とするボデーマウント構造である。
【0008】
【作用】
正突などにより車体にフロント方向成分を含む所定値以上の衝撃が加わった際 には、キャビンボデーは基本フレームに対し車体フロント側に移動しようとする が、ストッパーがストッパー受部に係合することで、この移動が阻止される。こ れにより、シートベルトが早く反応し、乗員を拘束するのに要する時間を短くで きる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1〜図3に基づいて説明する。図1は、従来例の 図5に対応する図、図2は、図1のA−A断面図、図3は、図2のストッパーの 斜視図である。なお、図1のマウントが設けられる位置は従来例を示す図4と同 じ位置とする。
【0010】 基本フレーム1に対し車体フロント側から3対設けられているボデーマウント 3のうち、No.2マウント32とNo.3マウント33に本実施例(図1)の ボデーマウント構造が採用される。すなわち、基本フレーム1の所定の位置に一 体的に設けられたフレームブラケット7に対し、ゴム製で円筒形状を有する弾性 体9が上下に配置され、これらの中央をボルト11が貫通する。ボルト11の一 端はキャビンボデー5のフロア13を締め付け、他端は下側の弾性体9の下面に 止められる。このボデーマウント3全体を、フロア13の下面に取付けられた略 箱型のカバー(通称ベント箱)15が被い、ボデーマウント3の汚れ防止などを おこなっている。このカバー15の下面には、図2及び図3に示す全体が円弧状 をなし下側が爪状となったストッパー17が、車体フロント側に向って溶接によ り突設されている。この突設した爪状の部分19の先端と向かい合うように、フ ック状のストッパー受部21がフレームブラケット側に設けられる。このストッ パー受部21は、上側の弾性体9の下面に設けられ、前記ストッパー17の爪状 の部分に対し車体フロント側上方に位置する爪状部分23を有する。このストッ パー17とストッパー受部21との間の距離は、自動車の通常の走行時に生ずる 振動や衝撃によっては接触せず、所定値以上の衝撃が加わった際に初めて係合す る大きさとする。
【0011】 以下、本実施例の作用について説明する。正突などの際に車体にフロント方向 成分を含む所定値以上の衝撃が加わると、キャビンボデー5は基本フレーム1に 対し車体フロント側(白抜矢印25)に移動しようとするが、キャビンボデー5 側に設けられたストッパー17がボデーマウント3側に設けられたストッパー受 部21に係合する。この時、キャビンボデー5は上方向にも移動しようとするが 、ストッパー17及びストッパー受部21の形状により、この移動も阻止できる 。このように移動が阻止されることで、自動車室内のシートベルト装置はシート ベルトを無駄に繰り出すことなく直ちに反応し、乗員を拘束する。これにより、 乗員と自動車室内のインナパネルやステアリングホイルとの間に十分な余裕を作 ることができ、乗員の体がこれらのものに衝突することを防止でき、あるいは衝 突の際の衝撃を小さくすることができる。
【0012】 本実施例の装置を実車に装着しておこなった実験によると、法規で要求される 数値であるHICは、大幅に減少して衝突の際の乗員の体に対する衝撃を緩和す ることが証明された。なお、HICとは、Head Injury Criteriaの略称であり、 乗員の頭部に加わる合成加速度の所定の積分平均値を示している。この値は小さ いほど望ましいものとなる。
【0013】 以上の実施例においては、ストッパー受部21はボデーマウント3に設けられ るものであったが、他の実施例においては、基本フレーム1自体に設けるもので あってもよい。また、以上の実施例においては、ストッパー17は略円弧状をな すものであったが、他の実施例においてはストッパー受部の方を略円弧状として もよい。
【0014】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のボデーマウント構造によれば、正突などにより 車体にフロント方向成分を含む所定値以上の衝撃が加わった際に、基本フレーム に対し車体フロント側に移動しようとするキャビンボデーの動きを、ストッパー がストッパー受部に係合することで阻止し、これにより乗員を保護するシートベ ルトが早く反応し、乗員を拘束するまでの時間を短くできる。従って、シートベ ルトが無駄に繰り出され、乗員の体が自動車室内のインナパネルやステアリング ホイルなどに衝突してしまうのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るボデーマウント構造の
縦断面図である。
【図2】図1をA方向から見た図である。
【図3】図2のストッパー17を表す斜視図である。
【図4】基本フレームに対しキャビンボデーが搭載され
るタイプの自動車を示す全体斜視図である。
【図5】図4に設けられる従来のボデーマウント構造の
断面図である。
【符号の説明】
1 基本フレーム 3 ボデーマウント 5 キャビンボデー 7 フレームブラケット 9 弾性体 11 ボルト 13 フロア 15 カバー 17 ストッパー 21 ストッパー受部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基本フレーム上にキャビンボデーを固定し
    て搭載する車両のボデーマウント構造において、ボデー
    マウント部の基本フレーム側又はキャビンボデー側のい
    ずれか一方の適所に、爪状のストッパーをフロント方向
    へ向けて突設し、他方には、車両がフロント方向成分を
    含む所定値以上の衝撃を受けた際に前記ストッパーと係
    合するストッパー受部を設けたことを特徴とするボデー
    マウント構造。
JP2236091U 1991-03-13 1991-03-13 ボデーマウント構造 Withdrawn JPH04110679U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2236091U JPH04110679U (ja) 1991-03-13 1991-03-13 ボデーマウント構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2236091U JPH04110679U (ja) 1991-03-13 1991-03-13 ボデーマウント構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04110679U true JPH04110679U (ja) 1992-09-25

Family

ID=31907879

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2236091U Withdrawn JPH04110679U (ja) 1991-03-13 1991-03-13 ボデーマウント構造

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JP (1) JPH04110679U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100354618B1 (ko) * 2000-11-29 2002-09-30 기아자동차주식회사 차량 바디마운팅

Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Effective date: 19950615