JPH04108379A - 新規スーパーオキサイドディスムターゼ - Google Patents

新規スーパーオキサイドディスムターゼ

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JPH04108379A
JPH04108379A JP22426390A JP22426390A JPH04108379A JP H04108379 A JPH04108379 A JP H04108379A JP 22426390 A JP22426390 A JP 22426390A JP 22426390 A JP22426390 A JP 22426390A JP H04108379 A JPH04108379 A JP H04108379A
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JP
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sod
heparin
superoxide dismutase
amino acid
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JP22426390A
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Haruyo Hatanaka
治代 畠中
Yoshikazu Tanaka
良和 田中
Masayasu Inoue
正康 井上
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Suntory Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔従来の技術〕 SODは生体に有害なスーパーオキサイド(活性酸素分
子)を分解消去する酵素であり、全ての臓器、細胞内画
分(細胞質及びミトコンドリア)に存在する。しかし、
細胞膜及び組繊細胞外空間ではこのような防御機構は極
めて不十分であり、そのためこれらの局所で、時として
生体に極めて危険な酸化的病態が発生する。従来より、
これらの酸化的組織損傷病態を改善する目的でSODの
静脈内投与や局所投与が試みられてきているが、何れも
その生体内不安定性や短い半減期(数分)の故に、その
防御作用を十分発現しうるには至っていない。
最近、SODも血中半減期を延長させるためにSODの
様々な化学修飾が行われている。例えば、ポリエチレン
グリコール(特開昭61−249388 )、高分子デ
キストラン(W、F、Petrone et al、、
 Proc。
Natl、Acad、Aci、USA、 77、115
9 (1980)) 、イヌリン(特開昭58−328
26)などによるSODの修飾が行われている。しかし
、これらの修飾SODは下記に示すように様々な欠点を
有し、問題点を十分解決するには至っていない。
また、血中のアルブミンを主体とする血清蛋白質と複合
体を作らせる目的でスチレンマレイン酸ブチルエステル
誘導体(SMA)を酵素のりジン残基に酸アミド結合に
より結合させたSOD誘導体(SMA−SOD)も考案
されている(井上正康ら、蛋白質核酸酵素、33,28
89 、(1988) )。しかしながら二のような非
天然の化学修飾したSODを血中に投与することは、予
期せぬ副作用をもたらす恐れがある。
〔発明が解決しようとする課題] 前述のように、有害なスーパーオキサイドラジカルの除
去にSODは有効であるが、投与俊速やかに***されて
しまうので薬効はあまり期待できない。
一方、様々な化学修飾法による修飾SODは、血中では
安定ではあるが、酸化的組織障害の起こる組織や細胞に
特異的に指向できないので、スーパーオキサイドを有効
に除去できない。さらに、修飾SODは生体には全くあ
るいは僅かにしか存在しない修飾試薬により修飾されて
いるので、修飾SODの投与により、副作用の生じる可
能性がある。また、これらの修飾SODを得るためには
、SODを精製してから化学修飾し、さらに精製すると
いう複雑な操作が必要であった。
本発明者らはこれらを解決するため、以前に、ヘパリン
結合性部位を本来有しないスーパーオキサイドディスム
ターゼにヘパリン結合部位が付加された新規なスーパー
オキサイドディスムターゼを開発した(特願平1−52
141号)。これは生体内に存在する物質からなり、副
作用の可能性が極めて少なく、しかも微量で損傷の起こ
っている組織を特異的に保護することができる。しかし
ながら、プロテアーゼに対してより高い耐性を有し、持
続性を有するスーパーオキサイドディスムターゼが望ま
れている。
従って、本発明はプロテアーゼ抵抗能を持つヘパリン結
合性部位が付加された新規なスーパーオキサイドディス
ムターゼを提供する。
[課題を解決するための手段] 生体内に多く存在するヘパリン結合性ペプチドの共通点
は塩基性アミノ酸のクラスターを持つことである(E、
Rauvala、 EMBOJ、旦、 2933−29
41.1989;及びS、5oeda ら、Bioch
em、 Biophys、Acta、 99929−3
5.1989)。しかしながら、プロテアーゼのなかに
は例えばトリプシンのようにポリペプチド鎖中のアルギ
ニン、リジン残基のカルボキシル基側を特異的に切断す
るものが多く存在する。しかし、塩基性アミノ酸残基の
隣がプロリンである時、そのペプチドはプロテアーゼに
よる消化を受けにくい。
そこで、ヘパリン結合能を持ち、がっ、プロテアーゼ抵
抗能を持つペプチドとして、次の一般式:%式%) (式中、Xは任意のアミノ酸であり、Yは相互に独立に
アルギニン又はリジンであり、Proはプロリンであり
、そしてnは1〜10の整数である)で表わされるペプ
チドを使用する。nは好ましくは5以下であり、例えば
2又は3である。
本発明においては任意のスーパーオキサイドディスムタ
ーゼを使用することができ、動物(例えばヒト、ウシ)
、植物、微生物等の生物体中に存在するいずれのSOD
も使用できる。
SODとヘパリン結合性ペプチドの結合様式としては、
ペプチドのN−末端アミノ酸のアミン基とSODのC−
末端のカルボキシル基をアミド結合により結合せしめる
方法、ペプチドのC−末端アミノ酸のカルボキシル基と
SODのN−末端アミノ酸のアミノ基とをペプチド結合
により結合させる方法等がある。この様な結合様式にお
いては、SOD分子とヘパリン結合性ペプチドとが一本
のポリペプチドを構成しているため、これをコードする
遺伝子を用いて製造することができる。
本発明のヘパリン結合性ペプチドはプロテアーゼ耐性で
あるため、このペプチドを有するSODを容易に収率よ
く精製することができる。また、このSODは予想通り
SOD活性を有し、且っヘパリン結合性を有する。この
ことは、実施例3において本発明のペプチドがヘパリン
セファロースカラムにより吸着されることからも明らか
である。
以下に、実施例により本発明をさらに具体的に説明する
。この実施例においては、ヘパリン結合性ペプチドの一
例として: A la −Arg −Pro −Arg −Arg 
−Pro −Arg −Arg −Pr。
を用い、SODとしてヒト赤血球型SODを用いる。そ
して前記ペプチFがこのSODに結合したヘパリン結合
性SODをr )IB−500−4Jと称する。
[実施例] 遺」1倚口よ )IB−500−4i  云 の構築プ
ロテアーゼ抵抗能を持つヘパリン結合性ペプチドとして
、Arg−Arg −Proの繰り返し配列を持つペプ
チドをコードする塩基配列を合成した。すなわち、 A343:5 GATCGCCCGTCCTCGTCG
CCCACGTCGACCATGAG3’ A344:5”TCGACTCATGGTCGACGT
GGGCGACGAGGACGGGC3” を合成した。池原らの方法(M、Ikehara et
 al、Proc。
Natl、八cad、Sci、、 USA、 81.5
956.1984)に従い、これら4種の合成りNAを
リン酸化した後、アニーリングし、pBRsODl (
特願平1−52141参照)(なおこのプラスミドの構
築方法は本明細書の参考例に記載する)のBamHrと
5alIで消化した約4.5 kbのDNA断片とライ
ゲーションし、得られたプラスミド−をρBRHBSO
D4 とした。ρBR)IBSOD4 は、S。
Dとヘパリン結合性ペプチドの結合した遺伝子がEco
RIと5altで切り出される構造になっている(第1
図)。
pBRHBsOD4のHB−SOD−4をコードする部
分の塩基配列およびそれのコードするアミノ酸配列を第
2図に示した。
以上のようにして、プロテアーゼ抵抗能を持つヘパリン
結合性ペプチドを有するHB−5OD−4の遺伝子を構
築した。
実施l  HB−SOD−4の  での実施例1で構築
したHB−SOD−4遺伝子を酵母の発現プラスミドに
連結した。酵母の発現プラスミドとして、pYI(CC
IOI C特開平1−37291参照。なお、pYHc
clolで形質転換された酵母がと胚加用1匹照cer
evisiae SAMO750と命名され、工業技術
院微生物工業技術研究所に昭和62年(1987) 7
月16日付けで微工研菌寄第9475号(FERM P
−9475) として、更に平成2年(1990) 2
月23日付けで国際寄託に移管され微工研条寄第276
7号(FERM BP−2767)として寄託されてい
る)を用いた。
pBRHBsOD4をEcoRIと5altで消化して
得られる約480bpのDNA断片をpYI(CCIO
IをEcoRIと5alIで消化して得られる約8kb
のDNA断片とライゲーションし、得られたプラスミド
をpYsO6000とした。このプラスミドを大腸菌D
HIを用いて、増幅し、酵母G−1315株(Mat 
a、 trpl)01.Yoshizumiet al
、、 J、Jpn、Soc、5tarch Sci、3
4.148 (1987))を形質転換した。なお、こ
の場合の酵母株としては(trp 1 )株であればい
ずれも使用することができる。形質転換の方法は、伊藤
らの方法によった(Ito et al、、 J、Ba
cteriol、153.163 (1983))。
トリプトファンの合成能の回復した形質転換株を得た。
以下、この形質転換株をG−1315(pYsO600
0)とする(第3図)。
以上に述べた酵母ベクターはHB−5on−4生産のた
めの一例であり、酵母のプロモーターとしてホスホグリ
セロキナーゼまたは抑制型酸性ホスファターゼなどの遺
伝子のプロモーターを使用することもできる。
得られた形質転換体G−1315(pYs06000)
及びG−1315を2dのハークホルダー培地(P、R
,Burkholder。
八m、J、Bot、、 30.206. (1943)
)にて、30℃で2晩振とう培養した。1.5dを集菌
後、ヤッフェらの方法(M、P、Yaffe et a
l、Proc、Natl、Acad、Sci、IJSA
、。
81、4819 (1984))で酵母菌体から蛋白質
を得て、SDSポリアクリルアミドゲル電気泳動を行っ
た。
電気泳動後、コマジ−ブリリアントブルーR250によ
る蛋白染色〔方法はたとえば、今堀ら、続生化学実験講
座タンパク質の化学、東京化学同人(1987) )を
行った結果、どの形質転換株にもプラスミドをもたない
G4315にはない明瞭な蛋白質のバンドがみられ、こ
のバンドは菌体蛋白質の約5%に相当する。この分子量
は約19.000テ、HB−5OD−4(D予想される
分子量とほぼ一致した。また、ウェスタンプロティング
を行い、抗SOD抗体を用いて、酵素抗体法〔例えば、
今堀ら、続生化学実験講座タンパク賞の化学、東京化学
同人(1987) )によりその抗体と反応するものを
検出したところ、1本のバンドが見られ、これは蛋白染
色のHB−SOD−4と考えられるハンドの位置と一致
したので、HB−5OD−4が組換え酵母で生産されて
いるとした。
裏施拠l 川づ並」■精製 スラント上のG−1315(ρYSO6000)を1白
金耳、5威のパークホルダー培地に植菌し、30°Cで
40時間振とう培養した。これを1リツトルのエルレン
マイヤーフラスコにいれた400dのハークホルダー培
地に植菌し、同様に培養した。次にこの培養液を30リ
ツトルの0.1mMの硫酸銅と0.1mMの硫酸亜鉛を
含むパークホルダー培地でジャーファーメンタ−にて4
4時間培養した。遠心分離により集菌し、約1.3kg
の菌体を得た。
菌体をl■H硫酸銅、1mM硫酸亜鉛、10mMβメル
カプトエタノール、1n+M(バラ−アミジフェニル)
メタンスルホニルフルオライド塩酸塩(APMSF) 
ヲ含む20mMTris−HCI緩衝液pH8,8,2
リツトルに懸濁し、ダイノミルにて菌体を破砕した。破
砕菌体を遠心分離し、遠心上清を70度で10分間熱処
理を行った後、遠心分離し、その上清を回収した。この
画分に50%硫酸アンモニウムを加えてよく溶解した後
遠心分離し、その上清を50%硫酸アンモニウムを含む
20mM燐酸カリウム緩衝液pH7,0で平衡化したプ
チルトーヨーパール650()−ソー社)カラム(5X
20cm)に吸着させた。50%硫酸アンモニウムを含
む20mM燐酸カリウム緩衝液(pH7,0)、500
!Idlでカラムを洗浄した後、30%硫酸アンモニウ
ムを含む20mM燐酸カリウム緩衝液で溶出し、SOD
活性画分(活性測定は、チトクロームC法(J、M、M
cCord et al、J、Biol、 Chew、
、 244.6049(1969))ニよった)を集め
た。この画分を5ephadexG25(ファルマシア
社)カラム(15X90cm)で脱塩した後、10+w
M Tris−HCI(pH8,5) 、30mM N
aC1と同じ電気伝導度にNaC1を加えて合わせた。
これを10mM Tris−HCI(pH8,5) 、
30mM NaC1で平衡化したDEAEセファロース
CL6B (ファルマシア社)を充填したカラム(5X
10C111)にかけて非吸着画分を回収した。この画
分をIMの燐酸カリウム緩衝液(pH7,0)を適当量
加えてpHを7゜0に下げた後、10mM燐酸カリウム
緩衝液(pH7,0)で平衡化したSPセファロースC
−25(ファルマシア社) を充lしたカラム(5X1
0c1++)にかけて非吸着画分を回収した。これを1
On+M燐酸カリウム緩衝液(pF17.0)で平衡化
したヘパリンセファロースCL6B (ファルマシア社
)を充填したカラム(5X10C11)に吸着させた。
50mMNaC1,10mM燐酸カリウム緩衝液(pH
7、0)50(ldで洗浄した後500*M NaC1
,10mM燐酸カリウム緩衝液(pH7,0)で溶出し
た。活性画分を回収し、90%硫安で塩析して沈澱した
蛋白を少量の水に溶かし、生理食塩水に透析した。この
活性画分を前述のようにSDSポリアクリルアミドゲル
電気泳動し、蛋白染色したところ、単一なバンドが観察
されたので、以上の精製により純粋なHB−500−4
を得たとした。なお、1(B−5OD−477)精製は
4℃で行った。
11■玉 …」並」■止血I HB−5OD−4のプロテアーゼ抵抗性を調べた。G−
1315(pYsO6000) 、 G−1315(p
YHBs2) (pYHBS2は、ヘパリン結合性部位
を本来有しないスーパーオキサイドディムターゼにヘパ
リン結合部位が付加された新規なスーパーオキサイドデ
ィスムターゼをコードする遺伝子を含有するプラスミド
である。特願平1−52141号参照]、及びG−13
15(pYsO200)(pYs0200はpYHBS
2の)1B−5OD−2遺伝子の代わりにヘパリン結合
性部位を有しないヒトのスーパーオキサイドディスミュ
ターゼ遺伝子の入ったプラスミドである〕を1白金耳、
10mのパークホルダー培地に植菌し、30°Cで40
時間振とう培養した。そのうちの1.5 dは集菌後、
ヤッフエらの方法(M。
P、Burkholder、 Am、J、Bot、、 
30.206. (1943))で酵母菌体からタンパ
ク質を得た。残りの8.5 dは集菌後、菌体にI M
 NaC1を0.5 d加えて懸濁しさらに、クロロホ
ルムを0.5 IM1加えて室温で1晩振とうした。そ
して遠心を行い、上清を回収した。
これらの蛋白をSDSポリアクリルアミドゲル電気泳動
を行った。その結果を第4図に示した。ヤッフエらの方
法で調製した場合、細胞内のプロテアーゼは作用しない
ので、三種類のどのSODも分解せず低分子化していな
いが、クロロホルム抽出を行うと酵母のプロテアーゼが
作用するため、プロテアーゼの消化を受は易いHB−S
OD−2は分解して低分子化した蛋白がみられる。しが
し、SODや1(B−5OD−4では、低分子化した蛋
白はみられず、HB−5OD−4がHB−5OD−2に
比べてプロテアーゼに対して抵抗性であると考えられる
次に、精製したHB−SOD−4のアミノ酸分析を行っ
た。結果を次の第1表に示す。分析値はDNAの塩基配
列から予想される値とよい一致を示した。
また、HB−5OD−4の吸収スペクトルは組み換えヒ
)SODと一致したので、銅及び亜鉛を含む活性のある
蛋白であると考えられる。
第1表 アミノ酸分析 ヒト胎盤から、グアニジウムチオシアネートを用いて常
法に従い、全RNAを得た。第17ゴdTセルロースカ
ラムクロマトグラフイーを用いて全RNAからポリアデ
ニル化RNAをmRNA画分として分取した。このRN
A画分を用いて、ガブラーらの方法(Gubler、 
U、et al、、 Gene+ 25+ 263(1
983)に従い作製されたcDNA合成キ・ント(アマ
ジャム社)を用いて2本1j D N Aを作製した。
この2本鎖DNAにターミナルデオキシヌクレオチジル
トランスフェラーゼ(ファルマシア社)によりデオキシ
CTPホモポリマーを付加した。これと、pBR322
のPst、1部位にデオキシGTPのホモポリマーを付
加したベクター(ファルマシア社)とをアニーリングし
て、大腸菌081を形質転換し、約40万クローンのc
DNAライブラリーを作製した。
(2)彫I膚J■1欠1択 始めにヒト5ODcDNA検出用のプローブとして下記
の配列をもつDNA A039を合成した。その配列は
5’ GAAAGTACAAAGACAGGAAACG
CTGGAAGTCGTTTGGCTTG3’である。
この配列は既に知られているヒトsoDのcDNAの塩
基配列[Sherman ey al、、 Proc、
Natl。
Acad、Sci、USA、 80.5465 (19
83) )に含まれる配列である。合成はアプライドバ
イオシステムズ社の381A DNA合成装置を用いて
行った。このプローブ゛を(T〜32P)八TP(アマ
ジャム社)とT4−ポリヌクレオチジルキナーゼを用い
て標識し、SOD遺伝子の検出用プローブとして用いた
。コロニハイプリダイゼーションの手法により、このプ
ローブとハイブリダイズする大腸菌形質転換体を上記c
DNAライブラリーから得た。この形質転換体を通常の
方法で培養して増殖させ、菌体よりプラスミドDNAを
抽出した。このプラスミドはPstIで切り出されるヒ
ト由来の600bpのcDNAを含んでいた。このプラ
スミドをpsOloとした。この挿入部分の塩基配列を
M13ファージを鋳型とするジデオキシ法〔たとえば、
高温ら、続生化学実験講座、遺伝子研究法■ 東京化学
同人(1986) )により決定した。決定した塩基配
列は前述の既に報告された塩基配列と一致したが、アミ
ノ末端の3アミノ酸残基をコードする遺伝子が欠失して
いた。
(3) HB−5OD’云の 欠失しているアミノ末端の遺伝子と開始コドン、及び発
現へシラーへのつなぎ込みのためのEcoR1部位の作
製のため、以下の実験を行った。
合成りNA AO71、すなわち5”GGGGGGGG
GGAATTCATGGCGACGAAGGCCGTG
TGC3’ を前述のようにアプライド°゛ハイオシス
テムズ社のDNA合成装置381Aにより作製した。こ
の合成りNAをプライマーに、psOloのPstIで
切り出される600bpのDNA断片をM13mp19
にクローニングして得た組換え1本鎖DNAを鋳型にし
て、シラーらの方法(M、J。
Zoller et al、、 Nuc、Ac1d R
es、+ 10.6487(1982))により部位特
異的突然変異を生じさせた。この突然変異体の挿入部分
の塩基配列を決定したところ、目的の通り、欠失してい
たアミノ末端の3残基のアミノ酸をコードする遺伝子と
開始コドンとEcoR1部位が生じていたので、完全長
のSOD cDNAが得られたことがわかった。この突
然変異の生した組換えM131本鎖DNAを調製し、P
stlで切り出される600bPのDNA断片をpUC
9のPst1部位にサブクローニングした。得られた組
換え体の内、EcoRIとPstlで切り出される60
0bpのDNA断片を持つプラスミドをρ50100と
した。psOlooからEcoRIと5au3A1で切
り出される450bpのDNA断片をρBR322のE
coRIとBamH1部位にサブクローニングした。こ
のプラスミドをpBR5OD1 とした。
【図面の簡単な説明】
第1図は、SOD遺伝子を含有するプラスミドpBR5
OD1とヘパリン結合性ペプチドをコードする合成オリ
ゴヌクレオチドとから、ヘパリン結合性ペプチドがC−
末端に付加されたSODをコードするDNAを含むプラ
スミドpBR1(BSOD4の構築を示す。 第2図は、本発明の、ヘパリン結合性ペプチドが付加さ
れたS OD (HB−SOD−4)のアミノ酸配列及
びそれをコードする遺伝子の塩基配列を示す。 第3図は、酵母発現用プラスミドpYHcc101と、
HB−5OD−4をコードする遺伝子を含有するプラス
ミドpBRHBsOD4とからのHB−SOD−4用の
酵母発現プラスミドpYsO6000の構築を示す。 第4図は、(A)本発明のヘパリン結合性SOD (H
B−SOD−4)、(B)未修飾のSOD、及び(C)
ヘパリン結合部位として分泌性SODヘパリン結合性ペ
プチドが付加されているS OD (HB−5OD−2
)を酵母にて発現させた場合の分解を比較したものであ
り、図中(1)はクロロホルム抽出により回収した場合
(酵母のプロテアーゼの作用を受ける)、レーン(2)
ヤッフェの方法により抽出した場合(酵母プロテアーゼ
の作用を受けない)、レーン(S)分子量標準、及びレ
ーンH(形質転換されない宿主)のSDSポリアクリル
アミドゲル電気泳動図である。 SB    C H5

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、次のアミノ酸配列: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Xは任意のアミノ酸であり、Yはそれぞれ独立
    にアルギニン又はリジンであり、Proはプロリンであ
    り、そしてnは1〜10の整数である)を有するヘパリ
    ン結合部位が付加されているスーパーオキサイドディス
    ムターゼ。
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