JPH04105246U - オートテンシヨナ - Google Patents

オートテンシヨナ

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JPH04105246U
JPH04105246U JP750991U JP750991U JPH04105246U JP H04105246 U JPH04105246 U JP H04105246U JP 750991 U JP750991 U JP 750991U JP 750991 U JP750991 U JP 750991U JP H04105246 U JPH04105246 U JP H04105246U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulley
belt
friction member
tension
support shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP750991U
Other languages
English (en)
Inventor
弘二 佐橋
久 早川
Original Assignee
エヌテイエヌ株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by エヌテイエヌ株式会社 filed Critical エヌテイエヌ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ベルトの張力を設定張力に保持するオートテ
ンショナのプーリをベルト張力の緩急の変動に対して円
滑に追従させる。 【構成】 エンジンブロックにねじ止めされる支持軸3
とその支持軸3を中心として回転自在に支持された偏心
リング6との間にくさび空間13を形成する。このくさ
び空間13にくさび形摩擦部材15とスプリング16と
を組込む。偏心リング6の外側に支持されたプーリ8が
張力調整ばね18によってベルト張り側に揺動すると
き、支持軸3の外周に沿って摩擦部材15をすべらせ
る。プーリ8がベルト弛み側に揺動するとき、摩擦部材
15を支持軸3の外周に押し付けてプーリ8の揺動を減
衰する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は内燃機関のカム軸駆動用ベルトやオルタネータ等の自動車補機駆動 用ベルト等のベルトの張力を設定張力に保持するオートテンショナに関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
自動車エンジンのカム駆動用ベルトやオルタネータ等の自動車補機駆動用ベル トの張力を設定張力に保持するオートテンショナとして、実開平1−16804 5号公報、実開昭62−188652号公報および特公昭58−72757号公 報に記載されたものが知られている。
【0003】 これらの公報に記載されたオートテンショナにおいては、摩擦材の摩擦抵抗に よってベルトの張り側および弛み側に揺動するプーリの揺動を減衰する構成であ るため、プーリがベルトの弛み側に過敏に揺動するのを防止することができ、ベ ルトの振動を減衰することができるという特徴を有する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記公報に記載のオートテンショナにおいては、プーリの揺動を減 衰する摩擦材の摩擦抵抗は常に一定であり、その摩擦抵抗は、最大の荷重変動に 耐えられるように大きく設定する必要があるため、プーリの揺動は、ベルトの張 り側と弛み側の両方向とも遅くならざるを得ない。
【0005】 このため、エンジン始動等でベルトが急激に弛んだ場合、プーリはベルトに張 力を与える方向に揺動しようとするが、上記摩擦抵抗のためスムーズに揺動でき ず、ベルトの振動により異音が発生し、ベルトに適正張力がないため、歯飛びが 生じ、あるいはプーリとの間でスリップが生じ、異音が発生する等の不都合があ る。
【0006】 この考案は上記の不都合を解消し、ベルト張力の緩急の変動に対して円滑に張 力調整ができるオートテンショナを提供することを技術的課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、この考案においては、プーリを回転自在に支持 するプーリ支持体のプーリ軸心に対する偏心位置をエンジンブロック等の基台に 取付けられる固定部材によって回転自在に支持し、上記プーリ支持体を付勢部材 により付勢してプーリをベルトに押し付けるオートテンショナにおいて、前記固 定部材とプーリ支持体の一方に、そのプーリ支持体の回転軸心を中心とする円筒 面を形成し、他方には上記円筒面との間にくさび空間を形成するカム面を設け、 上記くさび空間にくさび形摩擦部材と、その摩擦部材をくさび空間の狭小部に向 けて押圧するスプリングとを組込んだ構成を採用したのである。
【0008】
【作用】
上記の構成から成るオートテンショナにおいて、ベルトが弛むと、付勢部材の 作用によってプーリ支持体が回転し、プーリがベルトを張る方向に揺動する。こ のとき、摩擦部材はプーリ支持体との接触によってくさび空間の広幅部に向けて 移動し、摩擦部材と固定部材間の摩擦抵抗は小さく、プーリをベルトを張る方向 に素速く揺動する。
【0009】 一方、ベルトの張力が増し、プーリがベルトで押されると、プーリ支持体が回 転し、プーリがベルト弛み側に揺動する。このとき、プーリ支持体との接触によ って摩擦部材はくさび空間の狭小部に移動し、固定部材に対する摩擦部材の摩擦 抵抗は大きく、その摩擦抵抗はプーリ支持体の回転抵抗となるため、プーリはベ ルトの弛み側にゆっくりと揺動する。
【0010】
【実施例】
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。 図1および図2は、この考案に係るオートテンショナの第1の実施例を示す。こ の実施例で示すオートテンショナは、主としてカム軸駆動用ベルトの張力調整用 に用いられる。
【0011】 図示のように、エンジンブロック1にはボルト2がねじ込まれ、そのボルト2 の外側に設けられた固定部材としての支持軸3はボルト2の締付けによって固定 される。
【0012】 支持軸3の外周には径の異なる2つの円筒面4、5が形成されている。また、 支持軸3の外側にプーリ支持体としての偏心リング6が設けられ、その偏心リン グ6の外側に転がり軸受7を介してプーリ8が回転自在に支持されている。
【0013】 偏心リング6は、外径面の軸心に対する偏心位置に上記支持軸3が挿入される 挿入孔9を設けた構成とされている。このため、支持軸3を中心に偏心リング6 が回転すると、プーリ8は支持軸3を中心に揺動する。
【0014】 上記挿入孔9は段付孔とされ、その小径孔部10の内径面に摺動軸受11が取 付けられている。また、挿入孔9の大径孔部12の内径面には、支持軸3の大径 円筒面5との間にくさび空間13を形成するカム面14が設けられ、上記くさび 空間13内にくさび形摩擦部材15と、その摩擦部材15をくさび空間13の狭 小部に向けて押圧するスプリング16とが組込まれている。
【0015】 上記偏心リング6には張力付与アーム17が固定され、その張力付与アーム1 7の先端に連結した付勢部材としての張力調整ばね18は偏心リング6を付勢し てプーリ8をベルト19に押し付けている。
【0016】 第1の実施例で示すオートテンショナは上記の構造から成り、ベルト19が弛 むと、張力調整ばね18の弾力により、偏心リング6が図2の矢印方向に回転し 、支持軸3を中心にプーリ8がベルト19を張る方向に揺動する。このとき、カ ム面14は、摩擦部材15の押圧を解除する方向に回転するため、支持軸3と摩 擦部材15間の摩擦抵抗は小さく、プーリ8はベルト19の張り側にスムーズに 揺動する。したがって、エンジンの始動時に、ベルト19が急激に弛んでも、プ ーリ8はベルト19の動きに素速く追従し、ベルト19を適正張力に保持する。
【0017】 一方、ベルト19の張力が増し、そのベルト19によってプーリ8が押される と、プーリ8がベルト19の弛み側に揺動し、偏心リング6が図2の矢印と逆方 向に回転する。このとき、カム面14は摩擦部材15を支持軸3の大径円筒面5 に押し付けるため、摩擦部材15と支持軸3間の摩擦抵抗は大きく、偏心リング 6は低速度で回転し、プーリ8はベルト弛み側にゆっくりと揺動する。
【0018】 このように、プーリ8がベルト19を弛める方向に揺動するとき、支持軸3と 摩擦部材15間の摩擦抵抗が大きくなり、その摩擦抵抗によってプーリ8の揺動 が減衰されるため、プーリ8がベルト19の弛み側に過敏に揺動するのを防止す ることができる。
【0019】 図3および図4は、この考案に係るオートテンショナの第2の実施例を示す。
【0020】 この実施例で示すオートテンショナは、主として自動車補機駆動用ベルトの張力 調整用に用いられる。
【0021】 上記オートテンショナは、ボルト2の締付けによってエンジンブロック1に取 付けられる固定部材としてのアーム支持部材20に支持軸21と、その外側にガ イド筒22とを設け、上記支持軸21の外側にプーリ支持体としてのアーム23 の後端部に設けた筒体24を嵌合して回転自在に支持し、そのアーム23をガイ ド筒22の外側に設けた捩りコイルばね25により付勢してアーム23の先端部 に転がり軸受26を介して回転自在に設けられたプーリ27を図示省略したベル トに押し付けている。
【0022】 また、前記ガイド筒22の内径面に筒体24の円筒径外面28との間でくさび 空間29を形成するカム面30を複数形成し、各くさび空間29内にくさび形摩 擦部材31と、その摩擦部材31をくさび空間29の狭小部に向けて押圧するス プリング32とを組込んである。
【0023】 上記オートテンショナにおいて、ベルトが弛むと、捩りコイルばね25の弾性 によりアーム23と共にプーリ27がベルト張り側に揺動する。 このとき、アーム23の筒体24は図4の矢印方向に回転し、その筒体24と の接触によって摩擦部材31はくさび空間29の広幅部に移動する。このため、 摩擦部材31とカム面30の接触抵抗は小さく、アーム23はベルトを張る方向 にスムーズに揺動し、エンジンの始動等によってベルトが急激に弛んでも、プー リ27はベルトの張力変化に応じて素速く追従し、ベルトを直ちに緊張させる。
【0024】 また、ベルトの張力が増大し、そのベルトでプーリ27が押されると、アーム 23がベルト弛み側に揺動する。このとき、筒体24は図4の矢印と逆方向に回 転し、その筒体24との接触によって摩擦部材31がくさび空間29の狭小部に 移動するため、摩擦部材31に対する筒体24の接触抵抗は大きく、アーム23 はベルト弛み側に低速度で揺動する。
【0025】
【考案の効果】
以上のように、この考案に係るオートテンショナにおいては、プーリの揺動を 減衰する摩擦部材の摩擦抵抗は、プーリがベルト張り側に揺動するとき小さく、 ベルト弛み側に揺動すると大きくなるため、ベルト張力の緩急の変動に対して円 滑に張力調整することができ、ベルト張力を常に適正張力に保持することができ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係るオートテンショナの第1の実施
例を示す縦断正面図
【図2】図1のII−II線に沿った断面図
【図3】同上オートテンショナの第2の実施例を示す縦
断正面図
【図4】図3のIV−IV線に沿った断面図
【符号の説明】 3 支持軸 5 円筒面 6 偏心リング 8 プーリ 12 大径孔部 13 くさび空間 14 カム面 15 摩擦部材 16 スプリング 18 張力調整ばね 20 アーム支持部材 22 ガイド筒 23 アーム 25 捩りコイルばね 27 プーリ 28 円筒形外面 29 くさび空間 30 カム面 31 摩擦部材 32 スプリング

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プーリを回転自在に支持するプーリ支持
    体のプーリ軸心に対する偏心位置をエンジンブロック等
    の基台に取付けられる固定部材によって回転自在に支持
    し、上記プーリ支持体を付勢部材により付勢してプーリ
    をベルトに押し付けるオートテンショナにおいて、前記
    固定部材とプーリ支持体の一方に、そのプーリ支持体の
    回転軸心を中心とする円筒面を形成し、他方には上記円
    筒面との間にくさび空間を形成するカム面を設け、上記
    くさび空間にくさび形摩擦部材と、その摩擦部材をくさ
    び空間の狭小部に向けて押圧するスプリングとを組込ん
    だことを特徴とするオートテンショナ。
JP750991U 1991-02-20 1991-02-20 オートテンシヨナ Pending JPH04105246U (ja)

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JP750991U JPH04105246U (ja) 1991-02-20 1991-02-20 オートテンシヨナ

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JPH04105246U true JPH04105246U (ja) 1992-09-10

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ID=31899146

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JP750991U Pending JPH04105246U (ja) 1991-02-20 1991-02-20 オートテンシヨナ

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