JPH04101287U - 電源の異状検出装置 - Google Patents

電源の異状検出装置

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JPH04101287U
JPH04101287U JP1079591U JP1079591U JPH04101287U JP H04101287 U JPH04101287 U JP H04101287U JP 1079591 U JP1079591 U JP 1079591U JP 1079591 U JP1079591 U JP 1079591U JP H04101287 U JPH04101287 U JP H04101287U
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広美 峰岸
徹也 村田
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理化工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 商用電源から作成した二次電源で動作する電
子計器に搭載した電源異状検出装置を、小型化し、IC
化し易くし、価格を低下させる。 【構成】 一次電源1を整流平滑部3を介してスイッチ
ングレギュレータ部5に接続する。スイッチングレギュ
レータ部5は一次電源電圧をON/OFFしてスイッチ
ング電流をトランスTの一次巻線L1に流す。トランス
Tの二次巻線L2を整流平滑部7に接続して二次電源9
を出力する。整流平滑部7には検出部23を接続する。
検出部23は、二次巻線L4のスイッチング電圧のうち
一次側のスイッチング電圧のON期間に相当する電圧レ
ベルを検出し、これが基準レベルより低下したとき一次
電源の異状を示す異状信号Sを出力する。すなわち、電
圧レベルの低い二次側のスイッチング電圧の一定期間を
監視して一次電源の異状を検出する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は電源の異状検出装置に係り、例えばマイクロプロセッサを用いたデジ タル調節計において商用電源から供給された電源電圧がある一定値以下になった 場合、その電源電圧の変動を介して商用電源の異状を検出する異状検出装置の改 良に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、マイクロプロセッサを搭載しかつ商用電源から電源を得て動作する電 子計器では、停電等に起因して動作を停止させる場合、停止直前のデータをメモ リ等に退避させる必要がある。 このような場合、データをメモリに退避させる退避時間を確保するため商用電 源の異状をいち早く検出し、電源供給が停止する前にデータ退避等の処理を行な う必要がある。
【0003】 特に、メモリとして書込み可能な不揮発性ROM(EEPROM)を用いる場 合には、スタティックRAM(SRAM)等よりもアクセス時間が長いから、十 分なデータ退避時間を確保することが重要である。 そこで、商用電源から電源を得て動作する電子計器では、スイッチング電源を 利用して所定の動作電源を得るとともに、トランスの一次側から電源の異状を検 出する方法がしばしば採用されている。 例えば図6に示すように、一次電源1としてのAC85〜264Vの商用電源 を整流平滑部3で100〜400Vに整流平滑し、スイッチングレギュレータ部 5でその平滑出力をON/OFFしてトランスTの一次巻線L1に断続的に電流 を流し、トランスTの二次巻線L2に誘起される電圧を整流平滑部7で整流平滑 して例えば0〜5Vの二次電源9を形成し、マイクロプロセッサの主体となるC PU11や図示しない他の回路へその二次電源9を供給する。
【0004】 他方、二次電源9をフォトカプラ等からなる帰還部13を介してスイッチング レギュレータ部5へフィードバックし、帰還部13からの入力が所定の値になる ようにトランスTの一次巻線L1に流れるスイッチング電流のデューティー比を 制御する。 そして、一次巻線L3からの誘起電圧をスイッチングレギュレータ部5へスイ ッチング信号として加えてスイッチング動作を確保する一方、その誘起電圧を検 出回路電源部15で平滑整流して検出回路17に電源として加えてこれを駆動さ せる。
【0005】 この検出回路17では、整流平滑部3とスイッチングレギュレータ部5との接 続点、換言すれば整流平滑部3の出力点Aの電圧と予め設定した異状電圧レベル とを比較し、出力点Aの出力電圧が異状電圧レベル以下になった場合に、一次電 源1の異状を示す異状信号をフォトカプラ19に出力し、このフォトカプラ19 でトランスTの一次側と二次側の絶縁を図るとともに異状信号SをCPU11へ 加える。 その結果、異状信号Sの加えられたCPU11は、二次電源9が低下する前に 主としてデータのメモリ(図示せず)への退避処理を行なう。 図7AおよびBはトランスTの一次巻線L1と二次巻線L2における電圧波形 図であり、スイッチングレギュレータ部5のスイッチング動作によって同図Aの ように一次側巻線L1の電圧がON/OFFを繰返すと、二次側巻線L2には同 図BのようなON電圧とOFF電圧が繰返し発生する。
【0006】 この場合、整流平滑部7内の例えば整流用ダイオード(図示せず)等の働きに より、二次側スイッチング電圧のON期間は充電時間に、OFF期間は放電期間 として作用し、帰還部13を介してスイッチングレギュレータ部5へフィードバ ック制御されるのはOFF期間の電圧VOFF であり、ON期間の電圧VONはトラ ンスTへの充電にのみ使用される。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】 上述した構成の異状検出装置では、一次側電源を監視することから電源異状の 検出精度が高いと言われている反面、以下のような欠点がある。 すなわち、検出回路17およびフォトカプラ19からなる停電検出回路21や 検出回路17への検出回路電源部15が一次側の高電位部に位置するため、例え ばそれらをプリント配線板上の回路パターンで形成する場合、隣合うパターン間 の間隔を広くする必要があり、小型の電子計器が要望されている状況の下ではそ の要望に反する。 しかも、同様な理由から停電検出回路21をCPU11の周辺回路としてモノ リシックIC化し難く、そのため部品点数や組立工数が減少しない欠点がある。
【0008】 また、一次側と二次側間に異状信号伝達用のフォトカプラ19を配置する必要 があるから、構成部品価格が高くなり易い。 もっとも、二次側の誘起電圧を監視すればよいようにも考えられるが、二次側 電圧は帰還部13によって制御された一定電圧であるから、一次側の電源変動を 監視するには適さないと考えられている。 本考案者は、上述したスイッチング電源構成を注意深く検討した結果、図7に 示す波形図において、二次側スイッチング電圧のON期間の電圧VONは図6中の 一次側の整流平滑部3の出力点Aの電圧に比例しており、停電が生じて一次電圧 が下がり始めると電圧VONが下がり始めるものの、スイッチングレギュレータ部 5はかなり低い入力電圧でも動作するうえ、OFF期間の電圧VOFF が電圧VON より遅れて低下する点に着目した。
【0009】 本考案は上述した従来の欠点を解決するためになされたもので、回路パターン の小型化を図り、安価な部品を用いることが可能で、1チップのモノリシックI Cに組込むことも容易な電源の異状検出装置の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決するために本考案は、1次電源電圧をON/OFFして 出力電圧を制御するスイッチングレギュレータ部と、このスイッチングレギュレ ータ部からのスイッチング電流が一次側に流れるトランスと、このトランスの二 次側に誘起されたスイッチング電圧から二次電源を形成する整流平滑部と、トラ ンスの二次側に誘起されたスイッチング電圧における一次側のスイッチング電流 のON期間に相当する期間のレベルを検出して、この検出レベルが基準レベルを 越えたとき一次電源の異状を検出する検出部とを有している。
【0011】 また、本考案では、片側極性電源を形成するように上記整流平滑部を構成し、 整流平滑部へのスイッチング電圧とは逆極性の二次側スイッチング電圧からレベ ルを検出し、この検出レベルが片側極性電源に基づく基準レベルを越えたとき異 状を検出するよう上記検出部を構成することも可能である。
【0012】 さらに、本考案では、両極性電源を形成するよう上記整流平滑部を構成し、ト ランスにおける整流平滑部への一方の極性側からレベルを検出し、この検出レベ ルが整流平滑部からの異極側電源に基づく基準レベルを越えたとき異状を検出す るよう上記検出部を構成することも可能である。
【0013】
【作用】
このような手段を備えた本考案では、1次電源がスイッチングレギュレータ部 によってON/OFF制御されてトランスの一次側にスイッチング電流が流れ、 その二次側にはスイッチング電圧が誘起して二次電源が形成されるが、1次電源 が停電すると、トランスの二次側に誘起されたスイッチング電圧のうち一次側ス イッチング電流のON期間に相当する期間のレベルが変化し、その検出レベルが 所定の基準レベルを越えると検出部が一次電源の異状を検出する。
【0014】 また、上記整流平滑部が片側極性電源を形成し、上記検出部が整流平滑部への スイッチング電圧とは逆極性の二次側スイッチング電圧からレベルを検出して異 状を検出する構成では、片側極性電源のみを用いて検出部が一次電源の異状を検 出する。
【0015】 さらにまた、上記整流平滑部が両極性電源を形成し、上記検出部がトランスに おける整流平滑部への一方の極性側からレベルを検出して異状を検出する構成で は、一方の極性のスイッチング電圧と逆極性の二次電源から検出部が一次電源の 異状を検出する。
【0016】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面を参照して説明する。なお、従来例と共通する部分 には同一の符号を付す。 図1は本考案に係る異状検出装置の一実施例を示すブロック図である。 もっとも、本考案の異状検出装置は、上述した図6の構成と比較すると、検出 回路電源部15および停電検出回路21を省略する一方、二次側に検出部23を 設けた構成となっているから、共通する部分の説明は簡略化する。 一次電源1としての交流商用電源を整流平滑する整流平滑部3は整流ダイオー ドや平滑コンデンサ(いずれも図示せず)等からなり、スイッチングレギュレー タ部5に接続され、このスイッチングレギュレータ部5は出力側をトランスTの 一次巻線L1に接続するとともに別の一次巻線L3にも接続されている。
【0017】 スイッチングレギュレータ部5は、一次巻線L3での誘起電圧によって整流平 滑部3からの出力電圧をON/OFFするとともに、後述する帰還部13からの 信号値が一定となるようにデューティー比を制御して一次巻線L1に断続的なス イッチング電流を流すものである。 トランスTの二次巻線L2には整流平滑部7が接続されている。この整流平滑 部7は、一次巻線L1との巻数比によって二次巻線L2に誘起される電圧を整流 平滑し、CPU11やその他の回路へ二次電源9を供給しており、この整流平滑 部7には帰還部13および検出部23が接続されている。
【0018】 整流平滑部7は、例えば図2に示すように、トランスTの二次巻線L2の一端 に順方向接続された整流ダイオードD1と、このダイオードD1のカソード側と 二次巻線L2の他端(共通ライン)の間に挿入された平滑コンデンサC1から形 成されており、ダイオードD1のカソード側をプラス電位の出力側とした片極性 電源を形成するものである。 整流平滑部7に接続された検出部23は本考案の要部をなすものであり、図2 に示すように、トランスTの別の二次巻線L4の一端に順方向接続された整流ダ イオードD2と、このダイオードD2のカソード側と二次巻線L4の共通他端の 間に挿入された分割抵抗R1、R2と、これら分割抵抗R1、R2の接続点に接 続された比較回路25を有して構成されている。
【0019】 トランスTの二次巻線L4は、図1中のA点の出力電圧に比例した電圧レベル を検出するために二次巻線L2とは巻線方向を異ならせて巻かれたものであり、 一次巻線L1との巻数比によって誘起電圧が決まる。 比較回路25は、整流平滑部7からのプラス電位を電源とするとともにそのプ ラス電位から基準レベルを形成し、この基準レベルと分割抵抗R1、R2による 分圧電圧とを比較し、分圧電圧が基準レベルを越えて低下すると、一次電源が異 状に低下したとして異状信号Sを出力する電源監視用回路であり、IC回路で形 成されている。
【0020】 すなわち、検出部23は、二次巻線L4で誘起されたスイッチング電圧のうち 一次側のスイッチング電圧のON期間の電圧VON部分をダイオードD2で整流す るとともに、分割抵抗R1、R2による分圧電圧が基準レベルより低下したとき 、一次電源の異状を示す異状信号Sを出力する機能を有している。 検出部23において、トランスTの一次巻線L1と二次巻線L4の巻数比によ っては、必ずしも分割抵抗R1、R2は必要ではない。 なお、二次巻線L2、L4は整流平滑部7や検出部23に含まれるが、図1に おいては便宜上分けて図示した。
【0021】 次に、上述した実施例に係る異状検出装置の動作を図3を参照して説明する。 一次電源1は整流平滑部3で整流平滑され、スイッチングレギュレータ部5で ON/OFFされてトランスTの一次巻線L1にスイッチング電流が流れ、トラ ンスTの二次巻線L2には一次巻線L1との巻数比によって決る電圧が誘起され る。 この誘起された電圧は整流平滑回路7で整流平滑されてCPU11等に例えば +5Vの二次電源9を供給する一方、帰還部13を介してスイッチングレギュレ ータ部5にフィードバックされ安定動作制御される。
【0022】 ここで、図3aに示すように一次電源1が停電すると、整流平滑回路7内の平 滑コンデンサの影響で出力点Aの電圧は同図bのように徐々に低下する一方、同 図dのように二次電源9は帰還部13でスイッチング制御されているから、すぐ には低下しない。 そして、トランスTの二次巻線L4に誘起しダイオードD2で整流された電圧 (図2中のB−B間電圧)は、図3cに示すように、出力点Aの電圧に比例して 低下し、比較回路23で分割抵抗R1、R2による分圧電圧と基準レベルが比較 され、分圧電圧が基準レベルを越えて低下すると、異状信号Sが出力される。
【0023】 その異状信号Sを受けたCPU11は処理中のデータをメモリに退避させ、図 3dのように整流平滑回路7からの二次電源9が遅れて低下してCPU11の動 作限界点に達すると、その動作を停止する。異状信号発生点からCPU動作限界 点までが退避時間である。 その後、一次電源1が復電すると、二次電源9はすぐに立上がるから、図2中 のB−B間電圧が図3中の異状信号停止点を上回った時点ではCPU11が先に 動作開始しており、異状信号停止点からCPU11の起動処理がなされる。
【0024】 このように本考案の異状検出装置では、二次側に発生するスイッチング電源の うち一次側のスイッチング電圧のON期間電圧VONに相当する電圧レベルが一次 電源1に比例するとともに、二次電源9が停電後すぐに低下しない点を利用し、 二次側に発生するスイッチング電圧の電圧VONレベルを二次電源9と比較して一 次電源1の異状を検出するから、検出構成をすべて二次側に設けることができる 。 そのため、回路パターンに加わる電圧が一次側に比べて低くなり、検出部23 をプリント配線板上に形成しても隣合うパターン間の間隔を狭めることができる ので、電子計器が小型化され、検出部23等のモノリシックIC化が容易となり 、部品点数や組立工数が減少するうえ、高価な部品を使用しなくともよい。
【0025】 ところで、図2に示した整流平滑部7はプラスの二次電源9を供給する構成で あったが、本考案ではマイナスの二次電源9を供給するよう形成可能であり、検 出部23はそのマイナスの二次電源9から基準レベルを作成するとともにその基 準レベルと比較可能なON期間電圧VON相当電圧を得るように形成すればよい。 さらに、上述した実施例の整流平滑部7は片側極性電源を形成する構成であっ たが、本考案はこれに限定されず、検出部23もそれに合せて変更すればよい。 図4は本考案に係る異状検出装置の他の実施例を示すもので、整流平滑部7が 両極性電源を形成する構成を示している。
【0026】 すなわち、トランスTの二次側に中間タップを有する二次巻線L5を設け、中 間タップPを共通ラインの0Vとし、二次巻線L5の一端には整流用ダイオード D3を順方向接続し、二次巻線L5の他端には整流用ダイオードD4を逆方向接 続し、ダイオードD3のカソード側と中間タップP間およびダイオードD4のア ノード側と中間タップP間に各々平滑コンデンサC2、C3を接続し、ダイオー ドD3のカソード側をプラスの二次電源(+5V)とするとともにダイオードD 4のアノード側をマイナスの二次電源(−5V)として整流平滑部27が形成さ れている。
【0027】 二次巻線L5とダイオードD3の接続点には整流用ダイオードD5が逆方向接 続されており、ダイオードD5のアノードが分割抵抗R3、R4を介して中間タ ップPに接続され、分割抵抗R3、R4の接続点が比較回路29に接続されて検 出部31が形成されている。 比較回路29は、整流平滑部27のマイナス電位と中間タップPの共通ライン 間に挿入されてそのマイナス電位から基準レベルを形成し、この基準レベルと分 割抵抗R3、R4による分圧電圧とを比較し、分圧電圧が基準レベルを越えて低 下すると、一次電源が異状に低下したとして異状信号Sを出力する。
【0028】 このような両極性電源構成の異状検出装置では、トランスTの二次巻線L5の 一端から一次側のスイッチング電圧の電圧VON部分に相当する電圧レベルを検出 し、検出部31では二次巻線L5の他端から整流平滑部27を介して出力される 異極側電源に基づく基準レベルと比較して異状を検出するから、図2に示す構成 と同様に、二次巻線L5で誘起されたスイッチング電圧から一次電源の異状を示 す異状信号Sを出力することができるうえ、両極性の二次電源を出力するから、 図2の構成のようにスイッチング電圧誘起用の二次巻線L4を設ける必要がない 。 なお、本考案において、上述した各検出部23、31は一例であり、その他の 回路構成で実施可能である。 例えば、図4に示した構成においても、図5に示すように、ダイオードD5の アノードを二次巻線L5とダイオードD4の接続点に接続し、ダイオードD5の カソードを分割抵抗R3、R4を介して共通ラインに接続するとともに、整流平 滑部27のプラス電位と共通ライン間に比較回路29を挿入して実施可能である 。
【0029】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、スイッチング電源の二次側に発生するON期間 の電圧レベルが一次側の電源電圧に比例するとともに、二次電源の停電後もすぐ には変動しない点を利用し、二次側に発生するスイッチング電圧のON期間の電 圧レベルを二次電源からの基準レベルと比較して監視することにより、一次側の 電源電圧の異状を検出する構成としたから、検出部の回路構成を二次側に配置す ることができる。 そのため、検出部を一次側に配置する構成に比べて回路パターンが小型化とな って電子計器の小型化を図ることができるし、安価な部品を用いることができる うえ、検出部をモノリシックIC化できるから、組立も容易で安価となる。 また、上記整流平滑部が片側極性電源を形成し、検出部が整流平滑部へのスイ ッチング電圧とは逆極性の二次側スイッチング電圧からレベルを検出して異状を 検出する構成では、プラス又はマイナス電源を出力するスイッチング電源構成に 好適する。 さらに、上記整流平滑部が両極性電源を形成し、検出部がトランスにおける整 流平滑部への一方の極性側からレベルを検出して異状を検出する構成では、プラ スおよびマイナス電源を出力する両極性スイッチング電源構成に好適するし、ト ランスの構成が簡素化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る電源の異状検出装置の一実施例を
示すブロック図である。
【図2】図1の整流平滑部および検出部の一例を示す回
路図である。
【図3】図1に示す異状検出装置の動作を説明するタイ
ムチャートである。
【図4】本考案における整流平滑部および検出部の他の
例を示す回路図である。
【図5】図4における整流平滑部および検出部の変形例
を示す回路図である。
【図6】従来の電源の異状検出装置を示すブロック図で
ある。
【図7】従来および本考案におけるトランスの一次側お
よび二次側のスイッチング電圧波形を示す図である。
【符号の説明】
1 一次電源 3、7、27 整流平滑部 5 スイッチングレギュレータ部 9 二次電源 11 CPU 13 帰還部 15 検出回路電源部 17 検出回路 19 フォトカプラ 21 停電検出回路 23、31 検出部 25、29 比較回路 C1、C2、C3 コンデンサ D1、D2、D3、D4、D5 ダイオード L1、L3 一次巻線 L2、L4、L5 二次巻線 R1、R2、R3、R4 抵抗 T トランス

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1次電源電圧をON/OFFすることに
    よって出力電圧を制御するスイッチングレギュレータ部
    と、このスイッチングレギュレータ部からのスイッチン
    グ電流が一次側に流れるトランスと、このトランスの二
    次側に誘起されたスイッチング電圧から二次電源を形成
    する整流平滑部と、前記トランスの二次側に誘起された
    スイッチング電圧における前記一次側のスイッチング電
    流のON期間に相当する期間のレベルを検出し、この検
    出レベルが基準レベルを越えたとき前記一次電源の異状
    を検出する検出部と、を具備することを特徴とする電源
    の異状検出装置。
  2. 【請求項2】 前記整流平滑部は片側極性電源を形成
    し、前記検出部は、前記整流平滑部への前記スイッチン
    グ電圧とは逆極性の二次側スイッチング電圧からレベル
    を検出し、この検出レベルが前記片側極性電源に基づく
    基準レベルを越えたとき異状を検出するものである請求
    項1記載の電源の異状検出装置。
  3. 【請求項3】 前記整流平滑部は両極性電源を形成し、
    前記検出部は、前記トランスにおける前記整流平滑部へ
    の一方の極性側からレベルを検出し、この検出レベルが
    前記整流平滑部からの異極側電源に基づく基準レベルを
    越えたとき異状を検出するものである請求項1記載の電
    源の異状検出装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996013818A1 (fr) * 1994-10-28 1996-05-09 The Nippon Signal Co., Ltd. Transmetteur de signal et dispositif d'alimentation electrique a securite integree

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WO1996013818A1 (fr) * 1994-10-28 1996-05-09 The Nippon Signal Co., Ltd. Transmetteur de signal et dispositif d'alimentation electrique a securite integree

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