JPH039967A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPH039967A
JPH039967A JP1143909A JP14390989A JPH039967A JP H039967 A JPH039967 A JP H039967A JP 1143909 A JP1143909 A JP 1143909A JP 14390989 A JP14390989 A JP 14390989A JP H039967 A JPH039967 A JP H039967A
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JP
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acid
magnetic
polyurethane resin
resin
recording medium
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JP1143909A
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English (en)
Inventor
Katsumi Kuriyama
栗山 勝美
Setsuo Hirose
広瀬 節夫
Shingo Ueno
上野 信悟
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Dainichiseika Color and Chemicals Mfg Co Ltd
Ukima Chemicals and Color Mfg Co Ltd
Original Assignee
Dainichiseika Color and Chemicals Mfg Co Ltd
Ukima Chemicals and Color Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は磁気テープ、磁気シート、磁気ディスクなどと
して用いられる磁気記録媒体に関するものである。さら
に詳しくいえば、本発明は、磁性層における結合剤とし
て、機械的特性を損なうことなく、磁性粉末の分散性が
大幅に改善されたポリウレタン系樹脂を用いて成る、磁
性層の表面平滑性、耐久性及び磁気特性などに優れた高
性能の磁気記録媒体に関するものである。
[従来の技術] 近年、磁気記録媒体は、例えばオーディオ機器、ビデオ
機器、コンピューターなどに用いられ、その需要は著し
く伸びてきている。この磁気記録媒体は、一般に、ポリ
エステルフィルムなどの非磁性支持体上に、磁性粉末と
結合剤とから成る磁性層が設けられた構造を有しており
、そして、この磁性層は、通常磁性粉末を、結合剤を含
有する媒体中に分散させた分散液を該非磁性支持体に塗
布したり、あるいは転写したりすることによって形成さ
れている。
従来、該結合剤としては、例えばポリエステル系樹脂、
セルロース系樹脂、ポリウレタン系樹脂、フェノール系
樹脂、エポキシ系樹脂、ポリアミド系樹脂、あるいはア
クリル酸エステル、メタクリル酸エステル、スチレン、
アクリロニトリル、フタジエン、ビニルエステル、塩化
ビニル、塩化ビニリデン、アクリルアミド、メタクリル
アミドなどの重合体や共重合体などが用いられている。
これらの樹脂の中でポリウレタン系樹脂は、高耐久性を
有し、機械的特性に優れた磁気記録媒体を与え(特公昭
58−8053号公報)、好ましい結合剤である。しか
しながら、このポリウレタン系樹脂は磁性粉末との親和
性に欠けるため、そのままでは十分な表面平滑性、均−
分散性、磁気特性を有する磁性層を与えにくいという欠
点を有している。
したがって、このような欠点を改良するために、ポリウ
レタン系樹脂と分散剤とを併用することが試みられてい
るが、この場合、ポリウレタン系樹脂が本来有する機械
的特性の劣化を免れない上、分散性もそれほど改善され
ず、得られた磁気記録媒体は必ずしも十分に満足しうる
ものではないという問題があった。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、このような磁性層の結合剤としてポリウレタ
ン系樹脂を用いた従来の磁気記録媒体が有する欠点を克
服し、耐久性及び機械的特性に優れるとともに、磁性層
の表面平滑性、均一分散性、磁気特性などに優れた高性
能磁気記録媒体を提供することを目的としてなされt二
ものである。
【課題を解決するための手段] 本発明者らは、前記の高性能磁気記録媒体を開発すべく
鋭意研究を重ねた結果、特定の極性基を所定の割合で含
有し、かつ特定構造を有するポリウレタン系樹脂は、磁
性粉末の分散性に優れていて、実質上分散剤を併用する
必要がないので、機械的特性の劣化をもたらすことがな
く、このポリウレタン系樹脂を磁性層の結合剤として用
いることにより、その目的を達成しうることを見い出し
、この知見に基づいて本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、非磁性支持体上に、強磁性粉末を
結合剤中に分散させて成る磁性層を有する磁気記録媒体
において、前記結合剤が、1.4−シクロヘキサンジメ
タノールとジカルボン酸とから成るポリエステルポリオ
ールを少なくとも含むポリヒドロキシ化合物とポリイソ
シアネートとの反応により得られ、かつ−COOM、 
 505M、−0505M、−3H。
−OH,−PO,M、−0PO,M及び第三級アミノ基
(ただし、Mは水素原子又はカチオンである)の中から
選ばれた少なくとも1種の極性基を、樹脂1g当たり1
0−10〜10−”モルの割合で導入して成るポリウレ
タン系樹脂であることを特徴とする磁気記録媒体を提供
するものである。。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明の磁気記録媒体における磁性層は、強磁性粉末を
、ポリヒドロキシ化合物とポリイソシアネートとの反応
により得られるポリウレタン系樹脂から成る結合剤中に
分散させたものから構成されており、本発明においては
、前記ポリウレタン系樹脂の原料の1つとして用いられ
るポリヒドロキシ化合物として、1,4−シクロヘキサ
ンジメタノールとジカルボン酸とから成るポリエステル
ポリオールを少なくとも含有するものを用いることが必
要である。
前記ジカルボン酸としては、例えばシュウ酸、マロン酸
、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、ス
ペリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、1.12−ドデ
カンニ酸、ブラシル酸、フマル酸、マレイン酸、メチル
マレイン酸、メチルフマル酸、イタコン酸、シトラコン
酸、リンゴ酸、メチルリンゴ酸、フタル酸、イソフタル
酸、テレフタル酸、ナフタレンジカルボン酸などが挙げ
られるが、これらのジカルボン酸の中で、特にコハク酸
、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸及び1,12
−ドデカン二酸が好適である。前記ジカルボン酸は1種
用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい
1.4−シクロヘキサンジメタノールと前記ジカルボン
酸との反応については特に制限はなく、従来慣用されて
いる方法を用いることができる。
また、両者の使用割合は、得られるポリエステルボリオ
ールの所望水酸基価に応じて適宜選ばれる。該ポリエス
テルポリオールは、通常水酸基価が50〜250の範囲
にあるものが好ましく用いられる。このポリエステルポ
リオールは1種用いてもよいし、2種以上を組み合わせ
て用いてもよい。
本発明においては、ポリヒドロキシ化合物として、前記
の1,4−シクロヘキサンジメタノールとジカルボン酸
とから成るポリエステルポリオール以外に、所望に応じ
他のポリオール類を用いることができる。この他のポリ
オール類としては、従来ポリウレタン系樹脂の製造に慣
用されているもの、例えば末端基が水酸基で、分子量が
300〜4,000のポリエチレンアジペート、ポリエ
チレンプロピレンアジペート、ポリエチレンブチレンア
ジペート、ポリジエチレンアジベート、ポリブチレンア
ジペート、ポリエチレンサクシネート、ポリブチレンサ
クシネート、ポリエチレンセバケート、ポリブチレンセ
バケート、ポリテトラメチレンエーテルグリコール、ポ
リ−ε−カプロラクトンジオール、ポリへキサメチレン
アジペート、カーボネートポリオール、アクリルポリオ
ール、ポリプロピレングリコールなどを挙げることがで
き、これらは1種用いてもよいし、2種以上を組み合わ
せて用いてもよい。
本発明で用いられるポリウレタン系樹脂は、前記のポリ
ヒドロキシ化合物とポリイソシアネートと所望に応じて
用いられる鎖延長剤とを、公知の方法によって反応させ
ることにより得られるが、該ポリウレタン系樹脂は、極
性基として、C00M、−805M、−0503M、−
5H。
OH,−PO3M、−OPO3M、−OPO3M、−O
PO3M及び第三級アミノ基の中から選ばれた少なくと
も1種の基を含有していることが必要である。前記極性
基におけるMは水素原子またはカチオンであり、該カチ
オンとしては、例えばナトリウムやカリウムなどのアル
カリ金属、アンモニウム、モノ、ジ又はトリアルキル置
換アンモニウムなどのカチオンが挙げられる。
前記極性基をポリウレタン系樹脂に導入する方法につい
ては特に制限はなく、極性基の種類に応じて、従来公知
の方法の中から適宜選択して用いることができる。例え
ば極性基を含有するポリヒドロキシ化合物又は鎖延長剤
又はポリイソシアネートを用いる方法、あるいはこれら
の組み合わせを用いる方法、さらには得られt;ポリウ
レタン系樹脂の極性基を他の極性基に変換する方法など
を用いることができる。ポリウレタン系樹脂の極性基を
他の極性基に変換する方法としては、例えばポリウレタ
ン系樹脂を製造する際に、各原料の仕込み割合を適当に
調節してポリウレタン系樹脂中に極性基の水酸基を導入
し、次いでこの水酸基を一05O,M、−SH,−op
OiM (ただし、Mは前記と同じ意味をもつ)などに
変換する方法などを挙げることができる。
前記極性基の中で−COOM(Mは前記と同じ意味をも
つ)をポリウレタン系樹脂中に導入する方法の具体例と
しては、前記ポリヒドロキシ化合物の一部として、ポリ
オールの主鎖にエステル結合を介してカルボキシル基を
有するポリオールを用いてポリウレタン系樹脂を製造す
る方法を挙げることができる。このカルボキシル基を有
するポリオールは、3官能以上の水際基を有するポリオ
ールにポリカルボン酸、好ましくは分子内に酸無水物基
を有するポリカルボン酸を該ポリオールの水酸基が少な
くとも2個残るように反応させることによって得られる
該ポリオールの好ましいものとしては、例えばグリセリ
ン、ジグリセリン、ポリグリセリン、エリトリット、ペ
ンタエリトリット、アラビット、ンルビット、ソルビタ
ン、マンニット、マンニタン、トリメチロールプロパン
などの三価以上のアルコール、あるいはこれらの多価ア
ルコールを開始剤としてエチレンオキサイド、プロピレ
ンオキサイド、ブチレンオキサイドなどのアルキレンオ
キサイドを重合させたポリエーテルポリオール、これら
の多価アルコール又はポリエーテルポリオールとジカル
ボン酸とから成る三価以上の水酸基を有するポリエステ
ルポリオール、有機ポリアミンを開始剤とした上記のア
ルキレンオキサイドの重合体、該重合体とジカルボン酸
とから得られる三価以上の水酸基を有するポリエステル
ポリオールなどが挙げられるが、これらの中で、分子量
が約90〜4,000のポリエーテルトリオールが特に
好適である。
一方、前記ポリオールと反応させるポリカルボン酸とし
ては、例えばシュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル
酸、アジピン酸、ピメリン酸、スペリン酸、アゼライン
酸、セバシン酸、フマル酸、マレイン酸、メチルマレイ
ン酸、メチルフマル酸、イタコン酸、シトラコン酸、メ
サコン酸、アセチレン酸、リンゴ酸、メチルリンゴ酸、
クエン酸、インクエン酸、酒石酸、フタル酸、イソフタ
ル酸、テレフタル酸、トリメリット酸、ピロメリット酸
、ナンタレンジカルボン酸、及びこれらのアルキルエス
テル、酸ハロゲン化物、酸無水物のような反応性誘導体
などが挙げられるが、これらの中で、酸無水物を形成し
うるポリカルボン酸の酸無水物が特に好適である。
前記ポリオールとこれらのポリカルボン酸との反応は、
得られるカルボン酸変性ポリオールがジオールになる割
合、例えばトリオール1モルに対してジカルボン酸の酸
無水物を1モルの割合で反応させるのが好ましい。ポリ
オールとポリカルボン酸、特にポリカルボン酸の酸無水
物との反応は極めて容易であり、常法に従って行えばよ
く、またこのようなポリオールとポリカルボン酸との反
応は、ポリウレタン系樹脂の製造中又は製造後に行って
もよい。最も好ましいのは、ポリウレタン系樹脂の製造
前に、あらかじめポリオールをカルボン酸変性しておく
ことである。
また、前記極性基の中で第三級アミノ基をポリウレタン
系樹脂中に導入する方法の具体例としては、前記ポリヒ
ドロキシ化合物の一部として、第三級アミノ基を有する
ポリオールを用いてポリウレタン系樹脂を製造する方法
を挙げることができる。この第三級アミノ基を有するポ
リオールとしては、例えば−数式 %式% 【式中のR1、R2及びR1は一+CHfih−又は−
+CH2CHR70+7−(nは1〜30の整数、R7
は水素原子又はメチル基) 、R3、R6及びR1は炭
素数1〜20のアルキル基である]で表される化合物な
どが用いられる。
前記−数式(I)で表される化合物の具体例としては、
N−メチルジェタノールアミン、N−エチルジェタノー
ルアミン、N−プロピルジブロバノールアミン、N−7
’チルジブロバノールアミン、N−ヘンチルジブタノー
ルアミン、N−シクロヘキシルジェタノールアミンなど
、あるいはこれらにエチレンオキサイド、プロピレンオ
キサイドなどのアルキレンオキサイドやε−カプロラク
トンなどのカプロラクトンを付加させたもの、さらには
メチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、ブチル
アミン、ペンチルアミン、ヘキシルアミンなどに、前記
アルキレンオキサイドやカプロラクトンを付加させたも
のなどが挙げられる。
一方、前記−数式(n)で表される化合物としては、例
えば3−ジメチルアミノプロピルアミン、3−ジメチル
アミノブチルアミン、3−ジエチルアミノプロピルアミ
ン、4−ジプロピルアミノテトラメチレンアミン、6−
シブチルアミノへキサメチレンアミンなどの一級及び三
級アミノ基を有する化合物に、エチレンオキサイド、プ
ロピレンオキサイドなどのアルキレンオキサイドやC−
カプロラクトンなどのカプロラクトンを付加して成るも
のなどが挙げられる。
本発明においては、ポリウレタン系樹脂中に導入される
前記極性基の量は、樹脂1g当たり、1o−16〜10
−3モルの範囲にあることが必要である。この極性基の
量が前記範囲を逸脱すると本発明の目的が十分に達せら
れない。
本発明で用いられるポリウレタン系樹脂のもう1つの原
料であるポリイソシアネートについては特に制限はなく
、従来ポリウレタン系樹脂の製造に慣用されているもの
の中から任意のものを選択して用いることができる。該
ポリイソシアネートの好ましいものとしては、例えばト
リレンジイソシアネート、4−メトキシ−1,3−フェ
ニレンジイソシアネート、4−エコプロビル−1,3−
フ二二レンジイソシアネート、4−クロル−1,3−7
二二レンジイソシアネート、4−ブトキシ−1,3−フ
ェニレンジイソシアネート、2.4−ジイソシアネート
−ジフェニルエーテル、メシチレンジイソシアネート、
4.4’。
メチレンビス(フェニルインシアネート)、シュリレン
ジインシアネート、1,5−す7タレンジイソシアネー
ト、ベンジジンジイソシアネート、0−ニトロベンジジ
ンジイソシアネート、4,4″−ジイソシアネートジベ
ンジル、1.4−テトラメチレンジイソシアネート、1
.6−ヘキサメチレンジイソシアネート、1.10−デ
カメチレンジイソシアネート、1.4−シクロヘキシレ
ンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、4
.4′−メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート
)、1.5−テトラヒドロナフタレンジイソシアネート
、インホロンジイソシアネートなどが挙げられる。これ
らのポリイソシアネートは1種用いてもよいし、2種以
上を組み合わせて用いてもよい。
また、該ポリウレタン系樹脂の製造において、所望に応
じて用いられる鎖延長剤としては、例えばエチレングリ
コール、フロピレンクリコール、ネオペンチルグリコー
ル、1.3−ブタンジオール、ジエチレングリコ−/呟
 1,4−ブタンジオール、1.6−ヘキサンジオール
、エチレンジアミン、1,2−プロピレンジアミン、ト
リメチレンジアミン、テトラメチレンジアミン、ヘキサ
メチレンジアミン、デカメチレンジアミン、イソホロン
ジアミン、m−キシリレンジアミン、ヒドラジン、水な
どが挙げられる。これらの鎖延長剤は1種用いてもよい
し、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明の磁気記録媒体においては、磁性層の結合樹脂と
して、前記の極性基が導入されたポリウレタン系樹脂と
ともに、本発明の目的を損なわない範囲で所望に応じ、
他の樹脂、例えば塩化ビニル系樹脂、塩化ビニリデン系
樹脂、塩化ビニル/酢酸ビニル/ビニルアルコール共重
合系樹脂、アルキッド系樹脂、エポキシ系樹脂、アクリ
ロニトリル−ブタジェン系樹脂、ポリウレタン系樹脂、
ニトロセルロース系樹脂、ポリブチロール系樹脂、ポリ
エステル系樹脂、シリコーン系樹脂、メラミン系樹脂、
尿素系樹脂、アクリル系樹脂、ポリアミド系樹脂などを
用いることができる。これらの他の樹脂は1種用いても
よいし、2種以上を組み合わせて用いてもよいが、これ
らの中で特にポリウレタン系樹脂が好ましい。
該磁性層に用いられる強磁性粉末としては、例エバ鉄、
クロム、ニッケル、コバルト、アルいはこれらの合金、
酸化物、変性物、具体的にはγ−Fe、O,、フェライ
ト、マグネタイト、Crowなどや、コバルトドープし
たγ−Fe20.、コバルトドープしたFe2O,とF
e50.とのベルトライド化合物などの微粉末が挙げら
れる。これらは1種用いてもよいし、2種以上を組み合
わせて用いてもよい。
前記結合樹脂及び強磁性粉末は、通常有機溶剤中に溶解
及び分散させて用いられる。該有機溶剤の好ましいもの
としては、例えばメチルエチルケトン、メチル−n−プ
ロピルケトン、メチルイソブチルケトン、ジエチルケト
ン、ギ酸メチル、ギ酸エチル、ギ酸フロビル、酢酸メチ
ル、酢酸エチル、酢酸ブチル、アセトン、シクロヘキサ
ノン、テトラヒドロ7ラン、ジオキサン、メタノール、
エタノール、イソプロピルアルコール、ブタノール、メ
チルセロソルブ、ブチルセロソルブ、セロソルブアセテ
ート、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、
ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、オク
タン、ミネラルスピリット、石油エーテル、ガソリン、
ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロホルム、四塩化
炭素、クロルベンゼン、パークロルエチレン、トリクロ
ルエチレンなどが挙げられる。これらの溶剤は、それぞ
れ単独で用いてもよいし、2種以上を混合して用いても
よい。
この分散液は、その全重量に基づき、通常有機溶剤が5
0〜90重量%、結合剤が5〜20重量%及び強磁性粉
末が10〜50重量%の割合になるように調製される。
また、この分散液には、所望に応じ本発明の目的を損な
わない範囲で、公知の添加成分、例えば分散剤、顔料、
体質顔料、可塑剤、帯電防止剤、界面活性剤、滑剤、架
橋剤、酸化防止剤、安定剤、消泡剤などを添加すること
ができる。
このような分散液の調製方法については特に制限はなく
、従来分散液の製造において慣用されている方法、例え
ば使用する各成分を同時に又は順次前えながら、ボール
ミル、ミキサー、ロールミル、ビーズミル、グラベルミ
ル、サンドミル、高速インペラーなどを用いて、均質に
混合分散処理する方法などを用いることができる。まI
;、分散条件については、使用する磁性粉末の種類やサ
イズ、あるいは用途によって異なるが、−船釣には常温
ないし100℃の範囲の温度において、5分ないし20
時間程度処理すればよい。
本発明の磁気記録媒体における磁性層は、例えば前記の
ようにして調製された分散液を非磁性支持体上の少なく
とも一方の面に、その乾燥時の厚さが通常0.5〜20
μmの範囲になるように任意の方法によって塗布し、次
いで乾燥させることによって形成することができるし、
また、該分散液を離型紙などの基体シート上に塗布及び
乾燥させて磁性層を形成し、次いで支持体上に転写させ
る方法によって形成することもできる。この際の塗布方
法、乾燥方法、転写方法などは、いずれも公知の方法の
中から任意の方法を選択して用いればよい。
前記非磁性支持体については特に制限はなく、従来磁気
記録媒体に慣用されているもの、例えば厚さ5〜50μ
m程度のポリエステルフィルム、ポリプロピレンフィル
ム、セルローストリアセテートフィルム、セルロースジ
アセテートフィルム、ポリカーボネートフィルムなどの
中から選ばれた任意のものを用いることができる。
〔実施例] 次に、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、
本発明はこれらの例によってなんら限定されるものでは
ない。
製造例1 ポリエステルポリオールの製造窒素導入管、
温度計、撹拌機及び蒸留管を備えた2Cのフラスコに、
溶融した1、4−シクロヘキサンジメタノール1440
9、アジピン酸814g及び酢酸スズo、sgを加え、
窒素を吹込み、生成した水を系外に除去しながら、22
5℃で4時間反応させたのち、165℃まで冷却し、次
いで窒素の吹込みを止め、lom+nHgまで減圧にし
、この状態で5時間反応を続けた。反応終了後、生成し
たポリエステルポリオールの酸価及び水酸基価を測定し
たところ、それぞれ0.3及び235であった。
製造例2 極性基を有するポリウレタン系樹脂(A)の
製造 製造例1で得られたポリエステルポリオール200重量
部、カルボキシル基変性ポリプロピレンジオール40重
量部、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート(
MD・I)lllt量部、壁部ルエチルケトン(MEK
)456重量部及びシクロへキサノン196重量部を混
合し、1000Cで8時間反応させてカルボキシル基変
性ポリウレタン系樹脂(A)を得た。
なお、カルボキシル基変性ポリウレタンジオールは、グ
リセリンのプロピレンオキサイド付加物(分子量約1,
500)1000重量部と無水コハク酸66.7重量部
とを反応させて得られた水酸基価69のものである。
製造例3 極性基を有するポリウレタン系樹脂(B)の
製造 製造例1で得られたポリエステルボリオール261重t
i、ポリオキシプロピレンジメチルアミノエーテル39
重量部、MD1144重量部、MEK577重量部及び
シクロへキサノン247重量部を混合し、100°Cで
8時間反応させてアミノ基変性ポリウレタン系(B)樹
脂を得た。
製造例4 極性基を有しないポリウレタン系樹脂(C)
の製造 製造例1で得られたポリエステルポリオール300重量
部、MD1157重量部、MEK464重量部及びシク
ロへキサノン199重量部を混合し、8時間反応させて
ポリウレタン系樹脂(C)を得た。
実施例1 Co含有磁性酸化鉄粉末 製造例2で得られたポリ ウレタン系樹脂(A) アルミナ粉末 ミリスチン酸 ステアリン酸 シクロヘキサノン 80重量部 20重量部 10重量部 5重量部 5重量部 100重量部 MEK          50重量部トルエン   
      50重量部前記磁性塗料組成物をサンドグ
ラインダーを用いて十分に均質に分散させたのち、コロ
ネートL3重量部を加え、撹拌後ろ過し、次いでポリエ
チレンテレフタレートフィルム上に塗布乾燥後、鏡面処
理し、さらに所定の幅に裁断してビデオテープを作成し
た。
次に、このビデオテープの動摩擦係数、耐久性、角を比
を評価した。その結果を第1表に示す。
実施例2 実施例1におけるポリウレタン系樹脂(A)の代わりに
、製造例3で得たポリウレタン系樹脂(B)を用いt;
こと以外は、実施例1と同様にしてビデオテープを作成
し、評価を行った。その結果を第1表に示す。
比較例1 実施例1におけるポリウレタン系樹脂(A)の代わりに
、製造例4で得たポリウレタン系樹脂(C)を用いたこ
と以外は、実施例1と同様にしてビデオテープを作成し
、評価を行った。その結果を第1表に示す。
第  1  表 (1)動摩擦係数 ビデオテープを直径3cmのスチール棒に掛け、片側に
T+(50g)の荷重をかけてスチール棒を1m/秒の
速度で回転させ、もう一方の側にかがる張力T、を測定
し、次式により算出した。
π       T。
(2)耐久性 10分間の摩擦試験を行った試料の表面を顕微鏡で観察
し、キズの有無を確認した。
(3)角型比 B−Hl−レーサーで測定した。
[発明の効果] 本発明によると、磁性層における結合剤として、特定の
極性基を導入した特定構造のポリウレタン系樹脂を用い
ることにより、分散剤を実質上使用しなくても、磁性粉
末を該樹脂中に均質に分散させることができ、その結果
ポリウレタン系樹脂が本来有する機械的特性を損なうこ
となく、磁性層の表面平滑性、耐久性、磁気特性などに
優れた高性能の磁気記録媒体を容易に得ることができる
本発明の磁気記録媒体は前記のような優れた特徴を有す
ることから、例えば磁気テープ、磁気シート、磁気ディ
スクなどとして好適に用いられる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 非磁性支持体上に、強磁性粉末を結合剤中に分散さ
    せて成る磁性層を有する磁気記録媒体において、前記結
    合剤が、1、4−シクロヘキサンジメタノールとジカル
    ボン酸とから成るポリエステルポリオールを少なくとも
    含むポリヒドロキシ化合物とポリイソシアネートとの反
    応により得られ、かつ−COOM、−SO_3M、−O
    SO_3M、−SH、−OH、−PO_3M、−OPO
    _3M及び第三級アミノ基(ただし、Mは水素原子又は
    カチオンである)の中から選ばれた少なくとも1種の極
    性基を、樹脂1g当たり10^−^1^0〜10^−^
    3モルの割合で導入して成るポリウレタン系樹脂である
    ことを特徴とする磁気記録媒体。
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