JPH0396439A - 車両の運動特性制御装置 - Google Patents

車両の運動特性制御装置

Info

Publication number
JPH0396439A
JPH0396439A JP1234299A JP23429989A JPH0396439A JP H0396439 A JPH0396439 A JP H0396439A JP 1234299 A JP1234299 A JP 1234299A JP 23429989 A JP23429989 A JP 23429989A JP H0396439 A JPH0396439 A JP H0396439A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
driver
vehicle
steering
state
steering angle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1234299A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2616041B2 (ja
Inventor
Hiroyuki Ikemoto
池本 浩之
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP1234299A priority Critical patent/JP2616041B2/ja
Publication of JPH0396439A publication Critical patent/JPH0396439A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2616041B2 publication Critical patent/JP2616041B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)
  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
  • Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【′m業上の利用分野1 本発明は、車両の運動特性を自動的に制御する制御装置
に係り,特に前記制御をマンマシン系の制御手法を用い
て行なうようにした車両の運動特性制御装置に関する。 【従来技術】 従来においては、例えば特[J#l@61−81229
号公報に示されるように、運転者の居眠り状態を車両の
操舵パターンから検出する居眠り状態検出手段を備え、
当該車両がアクセルペダルの踏み込みとは無関係に設定
車速で定速走行する定速走行モード中であるときに,前
記居眠り状態が検出されると、前記定速走行モードが解
除されて当該車両をアクセルペダル操作に対応した通常
走行モードに復帰させると同時に、ホーンを作動させる
ようにしたものはある。これによれば、前記定速走行モ
ードが自動解除されてエンジンブレーキが作動するとと
もに.W告音が発音されるので,N転者の注意が喚起さ
れる. [発明が解決しようとする課題】 しかるに、上記従来の装置は、居眠り状態にある運転者
の意識を喚起するのみで、居眠り状態にある運転者の操
作に基づく車両の走行状態に対する影響、及び前記喚起
による意識覚醒直後における驚きに起因した運転者の操
作に基づく車両の走行状態に対する影響はなんら考慮さ
れておらず,運転者と車両とからなるマンマシン系の制
御としては極めて不充分なものである。 本発明は前記マンマシン系の制御を一歩押し進めるべく
なされたもので、その目的は、運転者の状態と同者の操
作に対する車両の運動特性とをマッチングさせることに
より、運転操作に対する最適な車両の運動特性を実現し
て、同車両の安全走行を確保したり、同車両の運転し易
さを確保したりすることができる車両の運動特性制御装
置を提供するものである。 [課題を解決するための手段】 上記目的を達成するために、本発明に係る車両の運動特
性制御装置の構或は、運転者の操作に基づく車両の運動
特性を変更可能な運動特性変更装置と、運転者の状態を
検出する運転者状態検出手段と、前記運転者状態検出手
段により検出された運転者の状態に応じて前記運動特性
変更装置を制御して前記運転者の操作に基づく車両のa
勤特性を同運転者の状態に応じて変更する変更制御手段
とを備えたことにある。
【発明の作用] 上記のように構或した本発明においては、車両走行中に
、居眠り状態、疲労状態、緊張状態などの運転者の状態
が運転者状態検出手段により検出されるとともに、該検
出に応じて、変更制御手段が、運動特性変更装置を制御
して、運転者の操作に基づく車両の運動特性を前記検出
した運転者の状態に応じて変更する。 かかる場合、より具体的には、運動特性変更装置は、例
えば、懸架装置内に設けられて減衰力を変更可能なショ
ックアブソーバで構成され、運転者の前記居眠り状態時
、疲労状態時、緊張状態時などには、前記アブソーバの
減衰力が高めに変更されて、ハンドル操舵に伴う車両旋
回時における車両の姿勢変化が抑制される。また、運動
特性変更装置は、例えば、懸架装置内に設けられて車両
旋回時におけるステア特性(アンダステア及びオーバス
テア)を変更可能なステア特性変更機構で構或され、運
転者の前記各状態時などには、前記ステア特性がアンダ
ステア側に切り換えられる。 また、運動特性変更装置は、例えば、操舵装置内に設け
られて操舵反力を変更可能なパワーステアリング装置で
構成され、運転者の前記各状態時などには、前記操舵反
力が高められて(操舵助勢力が弱められて)ハンドル操
作が重くされ、ハンドル操作に対する車両旋回特性が変
更される。また、運動特性変更装置は、例えば、操舵装
置内に設けられて操舵比(ハンドル操舵ffi/前輪の
切れ角)を変更可能な操舵比変更機構で構成され、運転
者の前記各状態時などには、前記操舵比を大きく設定す
ることによりハンドル舵角に対する前輪操舵角が小さく
なる側へ切り換えらで、操舵操作に対する車両の旋回応
答性が鈍くされる。また、運動特性変更装置は、例えば
、4輪操舵車内に設けられて舵角比(後輪操舵角/前翰
操舵角)を変更可能な後輪操舵装置で構威され、運転者
の前記各状態時などには,前記舵角比が同相側に切り換
えられて、操舵操作に対する車両の旋回応答性が鈍くさ
れる。 【発明の効果1 上記作用説明から明らかなように、本発明によれば、居
眠り状態、疲労状態、緊張状態などの運転者の状態に応
じて、運転者の操作に基づく車両の運動特性を鋭敏にし
たり、鈍くしたりできるので、運転者の状態と同者の操
作に対する車両の運動特性とをマッチングさせることが
でき、運転操作に対する最適な車両の運動特性を実現で
きるようになる。これにより、車両の安全走行を確保し
たり、同車両の運転し易さを確保したりすることができ
る。 【実施例】 a6  第1実施例 本発明を、減衰力を変更可能な懸架装置を備えた車両に
適用した例について図面を用いて説明する。 第1図は、各車輪FWI,FW2,RWI,RW2 (
ただし、車輪FW2,RW2は図示されていない)を懸
架する各懸架装置内に、本発明の運動特性変更装置を構
成するショックアブソーバl1〜14をそれぞれ備えた
車両の全体を概略的に示している。ショックアブソーバ
11〜14は、第l図及び第2図に示すように,車体B
Dを各車輪FWI,FW2,RWI,RW2に対して弾
性的に支持するコイルスプリング15〜18を貫通する
ようにして,車輪側部材と車体BDとの間に設けられて
おり、その内部には、油路のバルブ開度を3段階に切り
換えることによって減衰力を「高」 「中J 「低」の
3段階に切り換え制御する電磁アクチュエータlla〜
14aをそれぞれ備えている。 これらの電磁アクチュエータ11a”l4aは運転者の
操作、車両の状態及びMlii者の状態に応じて制御さ
れるもので、当該車両は前記操作及び各状態を検出する
ため番こ、前輪操舵角センサ19、スロットル開度セン
サ20、ブレーキスイッチ21、車速センサ22、ハン
ドル圧カセンサ23、受信器24を備えるとともに、該
各センサ出力に応じて各電磁アクチュエータlla〜1
4aを制御するマイクロコンピュータ25を備えている
。 前輪操舵角センサ19は操舵ハンドルWHに接続された
操舵軸外周上に組み付けられ、同軸の基準位置からの回
転角を検出することにより、前輪FWI,FW2の操舵
角ofを表す検出信号を出力する。スロットル開度セン
サ20はスロットルバルブの回転軸に組み付けられ、同
軸の基準位置からの回転角を検出することにより、アク
セルペダルの踏み込み操作量SLTを表す検出信号を出
力する。ブレーキスイッチ21はブレーキペダルと連動
するスイッチにより構成され、ブレーキペダルの踏み込
み操作の有無BSWを表す検出信号を出力する。車速セ
ンサ22は変速機の出力軸の回転数を検出する回転数セ
ンサで構成され,同回転数に比例する車速Vを表す検出
信号を出力する。 ハンドル圧力センサ23は操舵ハンドルW I−1の外
周上に同ハンドルWHを覆うように設けられ、運転者が
操舵ハンドルWHを握る圧力HGPを表す検出信号を出
力する。 受信器24は送信器26から無線送信された運転者の心
拍数を表す送信信号を受信して出力するものである。こ
の送信器26は同送信器26に接続された心拍数センサ
27により検出された運転者の心拍数を表す検出信号を
無線送信するもので、例えば腕時計、腕輪等に内蔵され
、心拍数センサ27と共に運転者の体の一部に装着され
るようになっている。 マイクロコンピュータ25はバス25aにそれぞれ共通
接続されたROM25b.CPU25c、RAM25d
、入力ポート25e及び出力ポート25fからなる。R
OM25bは第3図及び第4図のフローチャートに対応
したプログラムを記憶し、CPU25cは前記プログラ
ムを実行し、RAM25dは前記プログラムの実行に必
要な変数データを一時的に記憶する。入力ポート25e
は前記各センサ19〜24等に接続されて各検出信号を
入力するものである。出力ポート25fは前記電磁アク
チュエータlla〜14aを制御する制御信号を出力す
るもので、同出力ボートfと同アクチュエータlla〜
14aとの間には駆動回路28が接続されている。また
,出力ポート25fには運転者に対して警告音を発生す
るブザー29が接続されている。 次に、上記のように構威したjl!1実施例の動作を第
3図のフローチャートを参照しながら説明する。 イグニッションスイッチ(図示しない)が閉成されると
、C P U 2 5 cは第3図のステップ100に
てプログラムの実行を開始し、ステップ102にて当該
プログラムの実行に必要な初期化を行なった後、イグニ
ッションスイッチが開成されるまで、ステップ104〜
124からなる循環処理を実行し続ける。 かかるW環処理中、ステップ104にて、運転者の操作
信号とし゛て、前輪操舵角of、スロットル開度sLT
及びブレーキペダルの踏み込み操作の有無BSWを表す
各検出信号が、前輪操舵角センサ19,スロットル開度
センサ20及びブレーキスイッチ21から入力ボート2
5eを介して読み込まれ、ステップ106にて、車両の
状態信号として、車速Vを表す検出信号が車速センサ2
2から入力ポート25eを介して読み込まれる。次に、
ステップ108にて、運転者の状態信号として、前輪操
舵角of、操舵ハンドルWHを握る圧力HGP及び心拍
数BPNを表す各検出信号が、前輪操舵角センサ19、
ハンドル圧カセンサ23及び受信器24から入力ポート
25e介して読み込まれる。なお、運転者の状態信号と
しての前輪操舵角ofは、前記ステップ104にて運転
者の操作信号として読み込まれた値を利用してもよい.
かかるステップ104〜108においては、読み込んだ
各データは現在の値だけではなく、過去の一定期間に渡
る複数の値がRAM 2 5 dに時系列に記憶される
。 かかる各検出信号の入力後、ステップ110にて運転者
状態判別ルーチンの処理が実行される。 この運転者状態判別ルーチンの処理は、運転者が居眠り
状態、疲労状態、緊張状態等の異常状態にあるか、正常
状態にあるかを判別するもので、第4図のフローチャー
トに詳細に示されているように,ステップ150にてそ
の実行が開始され、ステップ152〜156にて運転者
の状態判別処理が為される。 ステップ152においては、過去から現在に渡る一連の
前輪操舵角Ofの時間的変化が、特定のパターン(居眠
りパターン)に一致するが否かが判定される。これは、
運転者が居眠り状態に陥ったときには、当該車両が特定
パターンで蛇行することに基づくもので、前記前輪操舵
角ofの時間的変化が特定パターンと一致するとき、運
転者は居眠り状態すなわち異常状態にあると判定され、
それ以外のときには運転者は正常状態にあると判定され
る。 ステップ154においては、過去から現在に渡る所定時
間内の操舵ハンドルWHを握る圧力HGPに基づいて、
該圧力HGPが所定時間連続して所定値未満にあるか否
かが判定される。これは、運転者が居眠り状態に陥った
り、疲労状態にある場合には、操舵ハンドルWHを握る
圧力が低下することに基づくもので、前記圧カHGPが
所定時間連続して所定値未満であるとき、運転者は居眠
り状態又は疲労状態すなわち異常状態にあると判定され
、それ以外のときには運転者は正常状態にあると判定さ
れる。 ステップ156においては、過去から現在に渡る心拍数
BPNに基づいて、心拍数BPNが急変したか否かが判
定される。これは、運転者が極度の緊張状態に陥った場
合には、心拍数BPNが急増することに基づくもので、
前記心拍数BPNが急変したとき、運転者は極度の緊張
状態すなわち異常状態にあると判定され、それ以外のと
きには運転者は正常状態にあると判定される。 かかるステップ152〜156の処理により,運転者が
正常であるとそれぞれ判定された場合には,ステップ1
58にて運転者状態フラグDSFがII O″′に設定
され、また運転者が異常であると判定された場合には、
ステップ160にて運転者状態フラグDSFが”1”に
設定される。かかるステップ158,160の処理後、
ステップ162にて当該運転者状態判別ルーチンの実行
が終了されて、プログラムは第3図のステップ112へ
進められる。 ステッ\プ112においては、前記運転者状態フラグD
SFがII O”であるか否かが判定される。 今、運転者の状態が正常であって同フラグDSFが”0
”であれば、ステップ112における「YESJとの判
定の基に,ステップ114にて運転者の操作信号of,
SLT,BSW及び車両の状態信号Vに応じて車両の挙
動が判別されるとともに、該判別に応じてショックアブ
ソーバエ1〜14の減衰力を設定するための減衰力フラ
グADFが次のように設定される。 ■前輪操舵角θが所定量以上になったときには、当該車
両が旋回を開始すると判別され、減衰力フラグADFが
減衰力の「高」を表す”2”に一定時間設定される。 ■スロットル開度SLT (アクセルペダルの踏み込み
量)又は同開度SLTの増加速度(アクセルペダルの踏
み込み速度)が所定値以上になったときには、当該車両
が増速を開始すると判別され、減衰力フラグADFが減
衰力の「高」を表す″2”に一定時間設定される。 ■データBSWがブレーキペダルの踏み込み操作を表す
ときには、当該車両が減速を開始すると判別され、減衰
力フラグADFが減衰力の「高」を表す″2”に一定時
間設定される。 ■車速■が所定車速以上のときには、減衰力フラグAD
Fが減衰力の「中」を表す”1”に設定される。 ■前記■〜■以外の場合には、減衰力フラグADFが減
衰力の「低」を表す”O IFに設定される.このステ
ップ114の処理後,ステップ116にて前記設定減衰
力フラグADFの値に応じてプログラムがステップ11
8〜122へ進められる.すなわち、減衰力フラグAD
FがIT O”であれば、プログラムはステップ118
へ進められ,同ステップ118にて減衰力「低Jを表す
制御信号が出力ポート25fを介して廃動回路28へ出
力される。減衰力フラグADFが+11++であれば、
プログラムはステップ120へ進められ、同ステップ1
20にて減衰力r中」を表す制御信号が出力ポ−ト25
fを介して駆動回路28へ出力される。 減衰力フラグADFが”2”であれば、プログラムはス
テップ122へ進められ、同ステップl22にて減衰力
「高』を表すilJ御信号が出力ポート25fを介して
脂動回路28へ出力される。 駆動回路28は,前記各制御信号に応じてW1磁アクチ
ュエータlla〜14aを郭動制御して、ショックアブ
ソーバ11〜14の減衰力を同各制御信号に対応した「
低」 「中」 「高」にそれぞれ設定制御する。その結
果、当該車両が高速走行したり,同車両の挙動が変化し
たりする場合には、ショックアブソーバ1工〜14の減
衰力が高い側に設定されて、当該車両は姿勢変化量が少
なくなる方向に制御されるので、同車両の操安性が良好
に保たれる。また、当該車両が通常走行している場合に
は、ショックアブソーバエ1〜工4の減衰力が低い側に
設定されて、当該車両は姿勢変化に対する乗員への衝撃
が緩和される方向へ制御されるので、同車両の乗り心地
が良好になる。 一方、前記ステップ110の運転者状態判別ルーチンの
実行の結果、運転者の状態が異常であると判別されると
、ステップ112における「NO」との判定の基に、プ
ログラムはステップ124へ進められ、同ステップ12
4にてブザー29を発音させるための制御信号が出力ボ
ート25fを介してブザー29へ出力される。これによ
り、ブザー29は所定時間発音するので,運転者の意識
が喚起される。このステップ124の処理後,ステップ
122にて、前述のように、ショックアブソーバ1工〜
14の減衰力がri!{J Jこ設定される。 その結果、前記車両の挙動変化とは無関係に、運転者の
異常時には、当該車両は、旋回等の車両の挙動に対して
姿勢変化が減少する方向へI’l御される。これにより
、異常状態にある運転者が誤ったハンドル操作をしても
、該ハンドル操作に対する車両の姿勢変化が少なくなる
ので、当該車両は、運転者の異常状態に対処して安全に
走行する方向へill御されることになる。 b.第2実施例 本発明を,旋回時のステア特性(アンダステア及びオー
バステア)を変更可能な懸架装置を備えた車両に適用し
た例について図面を用いて説明す第5図は、各車輪FW
I,FW2,RWI,RW2を懸架する各懸架装置内に
、本発明の運動特性変更装置を構戒する油圧シリンダ3
l〜34をそれぞれ備えた車両の全体を概略的に示して
いる。 これらの油圧シリンダ31〜34には圧力制御バルブ3
1a〜34aがそれぞれ接続されており、同各バルブ3
1a〜34aは油圧ボンプ35及びリザーバ36にそれ
ぞれ接続されてい.るとともに、供給制御信号に応じて
前記油圧シリンダ31〜34内の油圧を設定制御する。 また、この車両は、前記第1実施例の場合と同様な前輪
操舵角センサ19、車速センサ22、ハンドル圧力セン
サ23、受信器24、マイクロコンピュータ25、送信
器26、心拍数センサ27及びブザー29を備えている
。ただし、このマイクロコンピュータ25においては、
ROM25bは第4図及び第6図のフローチャートに対
応したプログラムを記憶しているとともに、第7図の車
両旋回時の前後荷重分配率K t r l]. K t
 r +をテーブルの形で記憶している。また、入力ボ
ート25e及び出力ポート25fは合体されて入出力ポ
ート25gのように表されている。この入出力ボート2
5gには、圧力制御バルブ31a〜34aを邪動制御す
る脂動回路37が接続されている。 次に、上記のように構威した第2実施例の動作を第6図
のフローチャートを参照しながら説明する。 この実施例においても、イグニッションスイッチの閉戊
により、ステップ200にてプログラムの実行が開始さ
れ、ステップ202の初期化の後、ステップ204〜2
24からなる循環処理が実行され続ける。かかる循環処
理中,ステップ204,206にて,前記第l実施例の
場合と同様に、運転者の操作信号として前輪操舵角Of
が読み込まれるとともに、車両の状態信号として車速V
が読み込まれた後、ステップ208にて、前輪操舵角o
f及び車速Vに基づき、車両の旋回に伴う荷重移動量Δ
Mが計算される。この荷重移動量ΔMは車両旋回時に内
側前後車輪から外側前後車輪に移動する荷重量であって
、同ステップ208においては、まず前記前輪操舵角o
f及び車速Vに基づいて車体BDに作用する遠心力が推
定演算され、該推定演算結果に基づいて前記荷重移動量
ΔMが推定演算される。 かかるステップ208の処理後、前記第1実施例の場合
と同様に、ステップ210,212にて運転者の状態信
号としての前輪操舵角of、操舵ハンドルWHを握る圧
力HGP及び運転者の心拍数BPNが読み込まれるとと
もに、該読み込みデータに応じて運転者の状態が判別さ
れて運転者状態フラグDSFが設定される。 今、運転者が正常状態であって運転者状態フラグDSF
が”O”であれば、ステップ214におけるrYESJ
との判定の基に、ステップ216にてROM25b内の
テーブルが参照されて前後荷重分配率K t rが値K
+rl1に設定される。かがる場合、前後荷重分配率K
rrsは、第7図の実線で示すように、低車速にて後輪
寄りの値となり、車速Vの増加に従って前輪寄りの値と
なるように変化する。なお、ここで後輪寄り又は前輪寄
りの前後荷重分配率について若干説明を加えておく。例
えば、車両旋回時に内側車輪から外側車輪へ「10」の
荷重が移動したとすると、この「1o」の荷重のうちで
、 「6」の荷重を後11IRWI,RW2が負担し,
かつ「4」の荷重を前輪FWI,FW2が負担する場合
に、前後荷重分配率が後輪寄りと言い,かかる場合、後
輪RWI,RWIの平均コーナリングパワーが前輪FW
I,FWの平均コーナリングパワーより小さくなって、
後1!rRW1,  RW2が前輪FW1,FW2に比
べて滑り易くなり、当該車両はオーバステア傾向になる
。また、荷重移動量「10」のうちで、 「6」の荷重
を前11tFWl,FW2が負担し、かつ「4Jの荷重
をが後翰RWI,RW2負担する場合に、前後荷重分配
率が前輪寄りと言い,かかる場合、前alIFW1,F
Wの平均コーナリングパワーが後輪RWI,  RW1
の平均コーナリングパワーより小さくなって、前輪F.
W1,FW2が後輪RWI,RW2に比べて滑り易くな
り、当該車両はアンダステア傾向になる。 前記ステップ216の処理後,ステップ218にて前記
荷重移動量ΔM及び前後荷重分配率K+、に基づき、各
車輪FWI,FW2,RWI,RW2の分担荷重に対応
した各目標油圧{[I P +〜P4が算出され、ステ
ップ218にて該算出された各目標油圧{lIP1〜P
4をそれぞれ表す各制御信号が入出力ポート25gを介
して脂動回路37へ出カされる。これにより、廃動回路
37は前記出カされた各制御信号に応じて圧力!11#
バルブ31a〜34aを制御する。その結果、油圧シリ
ンダ31〜34内の各油圧値は前記各目標油圧値P1〜
P4に設定され,同各シリンダ31〜34は前記各目標
油圧値PI−Paに対応した荷重を分担して車体BDを
それぞれ支持することになる。これにより、車両旋回時
には、外側前後車輪が前記荷重移動量ΔMを前記前後荷
重分配率K t rに従って負担することになり、当該
車両の低速走行時には、前後荷重分配率K t rが後
輪寄りであるので、同車両はオーバステア傾向となって
小回り性能が向上する。 また、当該車両の高速走行時には、前後荷重分配率K 
r rが前輪寄りになって,同車両はアンダステア傾向
となって走行安定性が良好になる。 一方、前記ステップ212の判別処理の結果、運転者の
状態が異常であって運転者状態フラグDSFが”1″に
設定されると,ステップ214における「N○」との判
定の基に、ステップ222にて前記第1実施例の場合と
同様に、ブザー29の発音が制御されて、運転者の注意
が喚起される。 そして、ステップ224にて、ROM25b内のテーブ
ルが参照されて、前後荷重分配率K t rが値K t
 r +に設定される。かかる場合、前後荷重分配率K
 t r +は、第7図の破線で示すように、前記運転
者が正常時に設定される{[[K+,9より正側に大き
な値すなわち前輪寄りの値である。 これにより、かかる運転者が異常な状態にあるときには
、前記ステップ218,220の処理の結果、当該車両
は通常時よりもアンダステア傾向に設定さ.れる。この
ことは、運転者が異常状態に陥った場合に、ハンドル操
作に対する車両の姿勢変化量が減少される側に車両を制
御することを意味し、当該第2実施例においても、当該
車両は、運転者の異常状態に対処して安全に走行する方
向へ制御されるとともに、ハンドル操作に対する車両旋
回応答性が鈍くなって運転者の疲労時にも当該車両を運
転し易くなる。 C.第3実施例 本発明を、操舵助勢力を変更可能なパワーステアリング
装置PSを備えた車両に適用した例について図面を用い
て説明する。 第8図はこのパワーステアリング装置PSを概略的に示
しており、同装置PSはコントロールバルブ41、ベー
ンポンプ42、分流弁43、電磁バルブ44、リザーバ
45等からなり、操舵ハンドルWHの回動操作に連動し
てパワーシリンダ46に対する作動油の給排を制御して
、前記回動操作を助勢する。また,このパワーステアリ
ング装置PSにおいては、コントロールバルブ41に設
けた油圧反力室41a内の油圧を、電磁バルブ44の開
度に応じて制御することにより、運転者の操舵操作に対
する反力が変更制御されるようになっている。かかる場
合、電磁バルブ44は、同バルブ44に内蔵されている
ソレノイド44aへの電流が増加する従って、そのバル
ブ開度を大きくするように構戊され、同バルブ開度の増
加に従って油圧反力室41a内の油圧が低下して、操舵
反力が減少するようになっている。そして、該第3実施
例においては、ハンドル操作に対する車両の姿勢変化量
を変更可能な本発明の運動特性変更装置は,油圧反力室
41a及び電磁バルブ44に対応する。 このパワーステアリング装置PSは、電磁バルブ44内
のソレノイド44aへの通電量を制御するために、前記
第1実施例の場合と同様な前輪操舵角センサ19、車速
センサ22、ハンドル圧カセンサ23、受信r!24、
マイクロコンピュータ25、送信器26、心拍数センサ
27及びブザー29を備えている。ただし、このマイク
ロコンピュータ25においては、ROM25bは第4図
及び第9図のフローチャートに対応したプログラムを記
憶しているとともに、第10図に示すような車速Vに対
するバルブ開度VLVをテーブルの形で記憶している。 また、出力ポート25fには、ソレノイド44aを励磁
制御するための励磁回路47が接続されている。 次に、上記のように構或した第3実施例の動作を第9図
のフローチャートを参照しながら説明する。 この実施例においても、イグニッションスイッチの閉或
により、ステップ300にてプログラムの実行が開始さ
れ、ステップ302の初期化の後、ステップ304〜3
18からなる循環処理が実行され続ける。かかる循環処
理中、ステップ304にて、前記各実施例の場合と同様
に、車両の状態信号として車速Vが読み込まれた後、ス
テップ306にて前記読み込んだ車速Vに基づいてRO
M25b内のテーブルが参照されて、第10図の実線で
示されるように、車速■に応じて変化するバルブ開度V
LVが導出される。 かかるステップ306の処理後、前記各実施例の場合と
同様に、ステップ308,310にて運転者の状態信号
としての前輪操舵角θf、操舵ハンドルWHを握る圧力
HGP及び運転者の心拍数BPNが読み込まれるととも
に、該読み込みデータに応じて運転者の状態が判別され
て運転者状態フラグDSFが設定される。 今、運転者が正常状態であって運転者状態フラグDSF
が″O′″であれば,ステップ312におけるrYES
Jとの判定の基に、ステップ318にて前記導出バルブ
開度VLVを表す制御信号が出力ボート25fを介して
励磁回路47へ出力される。励磁回路47は、前記供給
制御信号に基づき、ソレノイド44aの通1!量を制御
して、電磁バルブ44の開度が前記導出バルブ開度VL
Vになるように制御する。かかる場合、導出バルブ開度
VLVは,第10図の実線で示すように、車速■が増加
するに従って減少するようになっているので、油圧反力
室41a内の油圧は車速Vの増加に従って増加し、当該
パワーステアリング装置PSによれば、低速走行時に軽
快なハンドル操作が実現されるとともに、高速走行時に
は手応えのあるハンドル操作が実現されて、操舵フィー
リングが良好となる。 一方、前記ステップ310の判別処理の結果、運転者が
異常であって運転者状態フラグDSFが”工”に設定さ
れると、ステップ312における「N○」との料定の基
に、ステップ314にて前記各実施例の場合と同様に、
ブザー29の発音が制御されて、還転者の注意が喚起さ
れる。そして、ステップ316にて、前記ステップ30
6の処理により導出したバルブ間度VLVから所定値Δ
VがM算されて、補正バルブ開度VLV−Δ■が決定さ
れ、ステップ318にて前述のようにして電磁バルブ4
4のバルブ開度がこの補正バルブ開度VLV一ΔVに設
定制御される(第10図の破線参照)。 これにより、かかる場合には、前記場合よりも、it磁
バルブ44のバルブ開度がΔV分低くなり、油圧反力室
41a内の油圧が高くなるので、かかる運転者が異常な
状態にあるときには、操舵ハンドルWHの操作が通常時
よりも重くなる。このことは、運転者が異常状態に陥っ
た場合に、ハンドル操作に対する前輪FWI,FW2の
操舵助勢力が減少、すなわちハンドル操作に対する当該
車両の姿勢変化量が減少される側に車両を制御すること
を意味し、当該第3実施例においても、当該車両は、運
転者の異常状態に対処して安全に走行する方向へ!Il
l#されることになる。 d.第4実施例 本発明を、操舵比(ハンドル操舵量/前輪の切れ角)を
変更可能な操舵装置を備えた車両に適用した例について
図面を用いて説明する。 第11図はこの操舵装置を概略的に示しており、同操舵
装置は円筒状に形成され車体(図示しない)に軸方向に
変位可能に支持されたハウジング51を備えている。こ
のハウジング51内にはラックパー52が軸方向に変位
可能に支持されており、同バー52は、同バー52と噛
合するピニオン53と、中間軸54a(操舵軸54の若
干の屈曲を許容する)を含む操舵軸54とを介して操舵
ハンドルWHに接続されるとともに、その両端にて左右
タイロッド5 5 a,  5 5 b及び左右ナック
ルアーム5 6’a,  5 6 bを介して左右前輪
FWI,  FW2を操舵可能に接続している。 ハウジング5工内にはラックパー52を駆動するパワー
シリンダ57が一体的に形成されており、同シリンダ5
7に対する作動油の柏排が、ハウジング51に設けたコ
ントロールバルブ58により、操舵軸54に作用する操
舵トルクに応じて制御されるようになっている。この制
御バルブ58には油圧ポンプ59及びリザーバ60が接
続されている。 また、ハウジング51には一体的にブラケット61が固
着されており、同ブラケット61は油圧シリンダ62の
ピストンロッド62aに接続されて、同シリンダ62に
より車体に対して変位廂動されるようになっている。油
圧シリンダ62にはサーボバルブ63が接続されており
,同バルブ63はサーボアンプ64により制御されて油
圧ボンプ59からの吐出油を油圧シリンダ62の一方の
油室に供給するとともに、同シリンダ62の他方の油室
内の作動油をリザーバ60へ排出するようになっている
。サーボアンプ64の正側入力(+)にはハウジング5
1の軸方向の変位量を表す修正操舵量Δθが供給され、
かつ同アンプ64の負側入力(一)にはピストンロツド
62aの変位量を検出する変位量センサ65が接続され
、同アンプ64がサーボバルブ63を切り換え!1御し
てハウジング21の移動量を前記修正操舵量Δθ分だけ
フィードバック制御するようになっている。 そして、該第4実施例においては,ラックパー52の軸
方向の変位とともにハウジング51の軸方向の変位によ
って左右前輪FWI,FW2の操舵角が制御されるよう
になっており、ハンドル操作に対する車両の姿勢変化量
を変更可能な本発明の運動特性変更装置は、ハウジング
5l、油圧シリンダ62、サーボバルブ63等に対応す
る。 また、この車両は,前記修正操舵量Δθを形成出力する
ために、前記各実施例の場合と同様な前輪操舵角センサ
l9、ハンドル圧カセンサ23、受It. 器2 4、
マイクロコンピュータ25、送信器26,心拍数センサ
27及びブザー29を備えている。ただし、このマイク
ロコンピュータ25においては、ROM25bは第4図
及び第12図のフローチャートに対応したプログラムを
記憶している。また、入出力ボート25gにはサーボア
ンプ64の正側入力(+)に接続されている。 次に、上記のように構威した第4実施例の動作を第l2
図のフローチャートを参照しながら説明する。 この実施例においても、イグニッションスイッチの閉或
により,ステップ400にてプログラムの実行が開始さ
れ、ステップ402の初期化の後、ステップ404〜4
18からなる循環処理が実行され続ける。かかる循環処
理中、前記各実施例の場合と同様に,ステップ404に
て運転者の操作信号として前輪操舵角ofが読み込まれ
た後、ステップ408,408にて運転者の状態信号と
しての前輪操舵角θf、操舵ハンドルWHを握る圧力H
GP及び運転者の心拍数BPNが読み込まれるとともに
、該読み込みデータに応じて運転者の状態が判別されて
運転者状態フラグDSFが設定される。 今、運転者が正常状態であって運転者状態フラグDSF
が”O”であれば、ステップ410におけるrYESJ
との判定の基に、ステップ412にて修正操舵量Δθが
rOJに設定され、ステップ414にて前記rOJを表
す修正操舵量Δθが入出力ポート25gを介してサーボ
アンプ64の正側入力(+)に供給される。サーボアン
プ64は変位量センサ65とのti!mによりサーボバ
ルブ63を介した油圧シリンダ62に対する作動油の給
排を制御し、同シリンダ62がハウジング5工を中立位
置に保つ。かかる状態で、運転者により操舵ハンドルW
Hが回動操作されると、該回動は操舵軸54及びピニオ
ン53を介してラックパー52に伝達され、同バー52
は、パワーシリンダ57により助勢されながら、前記操
舵ハンドルWHの回動量に対応した量だけ軸方向へ変位
して、左右前輪FWI,FW2は前記ラックパー52の
変位量分だけ左右に操舵される。 一方、前記ステップ408の判別処理の結果、運転者が
異常であって運転者状態フラグDSFが”1”に設定さ
れると、ステップ410における「N○」との判定の基
に、ステップ416にて前記各実施例の場合と同様に、
ブザー29の発音が制御されて、運転者の注意が喚起さ
れる。そして、ステップ418にて修正操舵量ΔOが前
輪操舵角ofに負の定数「一k」を乗算した値一k・o
fに設定され、ステップ414にて値−k・θfが修正
操舵量Δθとしてサーボアンプ64の正価入力(+)に
供給される。その結果、サーボアンプ64、変位量セン
サ65及びサーボバルブ63により油圧シリンダ62が
制御され、同シリンダ62はハウジング5lを軸方向へ
前記修正操舵量Δθ(=−k・Of)に対応した量だけ
変位させる。 このハウジング5lの変位方向は操舵ハンドルWHの回
動によりラックパー52が変位する方向とは逆であり、
ラックパー52の車体に対する軸方向の変位量は前記修
正操舵量Δθ分だけ減少されることになる。 これにより、運転者が異常な状態にあるときには、操舵
ハンドルWHの回転角に対する左右前輪FWI,FW2
の切れ角(操舵比)が通常時よりも小さくなる。このこ
とは、運転者が異常状態に陥った場合に、ハンドル操作
に対する当該車両の旋回特性をアンダステア傾向に制御
、すなわちハンドル操作に対する当該車両の姿勢変化量
が減少される側に車両をIII御することを意味し、当
該第4実施例においても、当該車両は、運転者の異常状
態に対処してハンドル操作に対する旋回応答性が鈍くな
る方向へ すなわち安全に走行する方向へII1御され
ることになる。 e.第5実施例 本発明を、舵角比(後輪操舵角/前翰操舵角)を変更可
能な4輪操舵車に適用した例について図面を用いて説明
する。 第13図はこの4輪操舵車を概略的に示しており、同操
舵車においては、前輪の操舵が回転シャフト71を介し
て前輪操舵装置から後輪操舵装置へ伝達されるようにな
っている。 前輪操舵装置は操舵ハンドルWHにピニオン72及び操
舵軸73を介して接続されたラックパー74を備えてお
り、同バー74の両端には左右タイロッド75a,75
b及び左右ナックルアーム7 6 a,  7 6 b
を介して左右前輪FW↓,FW2が操舵可能に連結され
ている。また、このラックパー74には回転シャフト7
工の前端に設けたピニオン77が噛合している。 後輪操舵装置は軸方向の変位により左右後輪RWl,R
W2を操舵するリレーロツド78を備え、同ロンド78
はその両端にて左右タイロツド79a,79b及び左右
ナックルアーム80a,80bを介して左右後輪RWI
,RW2を操舵可能に連結している。 このリレーロッド78と回転シャフト71の後端との間
には舵角比設定機構8工が介装されている。舵角比設定
機構8lは回転シャフト71の回転をリレーロンド78
の軸方向の変位に変換することにより左右後輪RWI,
RW2を左右前輪FWl,FW2に連動して操舵すると
ともに、該回転シャフト71の回転に対するリレーロッ
ド78の変位方向及び変位量を可変制御することにより
舵角比を設定制御するもので、例えば特開昭61−16
3064号公報に示された公知のものを利用できる。ま
た、舵角比設定機構81には電動モータ82が組み付け
られており、同モータ82は同機構8工内の舵角比変更
用部材(図示しない)を駆動$iIIImすることによ
って、前記舵角比が所定の逆相値から所定の同相値へ変
更制御されるようになっている。そして、この第5実施
例においては、舵角比設定機構81及び電動モータ82
が車両の姿勢変化量を変更可能な本発明の運動特性変更
装置に対応する。 この電動モータ82にはサーボアンプ83が接続されて
いる。サーボアンプ83は電動モータ82の回転位置を
フィードバック制御するもので、その正側入力(+)に
は舵角比Kを表す制御信号が供給され、かつその負側入
力(一)には電動モータ82の回転位置を検出する回転
位置センサ84が接続されている。 また、この前後輪操舵車は舵角比を設定制御するために
、前記各実施例の場合と同様な前輪操舵角センサエ9、
車速センサ22、ハンドル圧力センサ23、受信器24
、マイクロコンピュータ25、送信器26、心拍数セン
サ27及びブザー29を備えている。ただし、このマイ
クロコンピュータ25においては、ROM25 bは第
4図及び第14図のフローチャートに対応したプログラ
ムを記憶しているとともに、第15図の実線で示すよう
な車速Vに応じて変化する舵角比Kをテーブルの形で記
憶している。また、入出力ボート25gには、前記サー
ボアンプ83の正側入力(+)が接続されている。 次に、上記のように構或した第5実施例の動作を第l4
図のフローチャートを参照しながら説明する。 この実施例においても、イグニッションスイッチの閉或
により,ステップ500にてプログラムの実行が開始さ
れ、ステップ502の初期化の後、ステップ504〜5
18からなる循環処理が実行され続ける。かかる循環処
理中、ステップ504にて、前記各実施例の場合と同様
に、車両の状態信号として車速■が読み込まれた後,ス
テップ506にて該読み込まれた車速Vに基づいてRO
M25b内のテーブルが参照されて、第15図の実線で
示されるように、車速Vに応じて変化する舵角比Kが導
出される。 かかるステップ506の処理後、前記各実施例の場合と
同様に、ステップ508,510にて運転者の状態信号
としての前輪操舵角Of、操舵ハンドルWHを握る圧力
HGP及び運転者の心拍数BPNが読み込まれるととも
に、該読み込みデータに応じて運転者の状態が判別され
て運転者状態フラグDSFが設定される。 今,運転者が正常状態であって運転者状態フラグDSF
が”O”であれば、ステップ512におけるrYEsJ
との判定の基に、ステップ518にて前記導出舵角比K
を表す制御信号が、入出力ポート25gを介して、サー
ボアンプ83へ出力される。サーボアンプ83は回転位
置センサ84との協働により電動モータ82の回転位置
を前記舵角比Kに対応した位置まで回転制御する。その
結果、舵角設定機構8l内の舵角比設定用部材が前記電
動モータ82により邪動制御されて、同機構81は設定
舵角比を前記導出舵角比Kに設定制御する。 かかる状態で、操舵ハンドルWHが回動されると、該回
動は操舵軸73及びビニオン72を介してラックパー7
4に伝達され、同バー74が前記操舵ハンドルWHの回
転角に対応した量だけ軸方向へ変位し、左右前輪FWI
,FW2が操舵ハンドルWHの回動に対応して左右に操
舵される。一方、前記ラックパー74の軸方向の変位に
より,回転シャフト71が回転し、該回転は舵角比設定
機構81に伝達される。その結果、左右後1!IRW1
,RW2が左右前輪FWI,FW2の操舵に連動して操
舵されるが、左右後11rRW1,RW2の左右前輪F
WI,FW2に対する舵角比は第工5図の実線で示す特
性に従って変化する。すなわち、当該車両が低速走行し
ているときには、舵角比は逆相に設定され、同車両の小
回り性能が向上する.また,当該車両が高速走行してい
るときには、舵角比は同相に設定され、同車両の走.行
安定性が良好となる。 また、前記ステップ510の判別処理の結果、運転者が
異常であって運転者状態フラグDSFが”■”に設定さ
れると、ステップ512における「N○」との判定の基
に、ステップ514にて前記各実施例の場合と同様に,
ブザー29の発音が制御されて、運転者の注意が喚起さ
れる。そして、ステップ516にて、前記ステップ50
6の処理により導出した舵角比Kに所定値ΔKが加算さ
れて補正舵角比K+ΔKが決定され、ステップ518に
て前述のようにして舵角比設定機構81における設定舵
角比が前記補正舵角比K十ΔKに設定制御される(第1
5図の破線参照)。 これにより、かかる場合には、前記場合よりも、舵角比
KがΔK分圧側に大きく、すなわち同相側の値に設定さ
れるので、かかる運転者が異常な状態にあるときには、
通常時よりも、左右後輪RW1,RW2が左右前輪FW
I,FW2に対して同相側へ操舵される傾向が増し,走
行安定性が良好となる。言い替えると、このことは、運
転者が異常状態に陥った場合に,ハンドル操作に対する
当該車両の旋回特性をアンダステア傾向に制御、すなわ
ちハンドル操作に対する当該車両の姿勢変化量が減少さ
れる側に車両を制御することを意味し、当該第5実施例
においても、当該車両は、運転者の異常状態に対処して
ハンドル操作に対する旋回応答性が鈍くなる方向へ、す
なわち安全に走行する方向へ制御されることになる。 f.その他の変形例 上記各実施例においては、運転者が居眠り状態等の異常
状態に陥った場合には、ブザー29を発音させて運転者
の注意を喚起するようにしたが、かかる場合,特開昭6
0−135331号公報,特公昭59−16968号公
報等の示されているように、座席を振動させたり、送風
機を作動させて運転者に冷風を当てたり、ラジオ及びカ
セットテープ装置を作動させて音楽を発音させたり、窓
を自動的に開けたりして、運転者の注意を喚起させるよ
うにしてもよい。 また、上記各実施例においては、運転者の状態を正常又
は異常の2種に判別し,該判別に応じて運転者の操作に
対する車両の運動特性を2種に切換え制御するようにし
たが、運転者の状態、特に疲労などの状態にあっては、
その疲労の程度(ハンドル握力の大きさ)に応じて、上
記各実施例の各運動特性を連続的に制御するようにして
もよい.
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第工実施例に係る車両を概略的に示す
斜視図,第2図は第l図の懸架装置を制御するための制
御回路図、第3図及び第4図は第2図のマイクロコンピ
ュータにて実行されるプログラムのフローチャート、第
5図は本発明の第2実施例に係る車両の懸架装置の全体
概略図、第6図は第5図のマイクロコンピュータにて実
行されるプログラムのフローチャート、第7図は第5図
の懸架装置における車両旋回時の前後荷重分配率の特性
図、第8図は本発明の第3実施例に係る車両のパワース
テアリング装置の全体概略図、第9図は第8図のマイク
ロコンピュータにて実行されるプログラムのフローチャ
ート、第10図は第8図のパワーステアリング装置にお
ける操舵反力の特性図、第1工図は本発明の第4実施例
に係る車両の前輪操舵装置の全体概略図、第l2図は第
1l図のマイクロコンピュータにて実行されるプログラ
ムのフローチャート、第13図は本発明の第5実施例に
係る4輪操舵車の全体概略図、第14図は第13図のマ
イクロコンピュータにて実行されるプログラムのフロー
チャート、第15図は第13図の4輪操舵車における舵
角比の特性図である。 符  号  の  説  明 BD・ ・車体、WH・・・操舵ハンドル、FW1,F
W2・・・前輪、RWI,RW2・ ・後輪、PS・ 
・パワーステアリング装置,11〜14・ ・ショック
アブソーバ、 lla〜14a・電磁アクチュエータ,
 15〜18・・・コイルスプリング、.19・・・前
輪操舵角センサ、2o・・・スロットル開度センサ、2
l・・・ブレーキスイッチ,22・・・車速センサ、2
3・・ハンドル圧カセンサ、24・・・受信器、25・
 ・マイクロコンピュータ、26・・・送信器、27・
・・心拍数センサ、29・・・ブザー31〜34・・・
油圧シリンダ、31a〜34a・・・圧力制御バルブ,
41・ ・コントロールバルブ、41a・・・油圧反カ
室、42・・・油圧ポンプ,44・・・電磁バルブ、4
4a・ソレノイド、46・・・パワーシリンダ、51・
・・ハウジング、52・・・ラックパー 62・・油圧
シリンダ、63・・・サーボバルブ、64・・・サーボ
アンプ、71・ ・回転シャフト、74・・・ラックバ
ー、78・ ・リレーロツド、81・・・舵角比設定機
構、82・ ・電動モータ、83・・・サーボアンプ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  運転者の操作に基づく車両の運動特性を変更可能な運
    動特性変更装置と、運転者の状態を検出する運転者状態
    検出手段と、前記運転者状態検出手段により検出された
    運転者の状態に応じて前記運動特性変更装置を制御して
    前記運転者の操作に基づく車両の運動特性を同運転者の
    状態に応じて変更する変更制御手段とを備えたことを特
    徴とする車両の運動特性制御装置。
JP1234299A 1989-09-08 1989-09-08 車両の運動特性制御装置 Expired - Lifetime JP2616041B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1234299A JP2616041B2 (ja) 1989-09-08 1989-09-08 車両の運動特性制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1234299A JP2616041B2 (ja) 1989-09-08 1989-09-08 車両の運動特性制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0396439A true JPH0396439A (ja) 1991-04-22
JP2616041B2 JP2616041B2 (ja) 1997-06-04

Family

ID=16968821

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1234299A Expired - Lifetime JP2616041B2 (ja) 1989-09-08 1989-09-08 車両の運動特性制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2616041B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05312966A (ja) * 1992-03-13 1993-11-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 在席検出装置及び安全制御装置
JPH06107195A (ja) * 1992-09-22 1994-04-19 Mitsubishi Motors Corp ファジィ制御式電子制御パワーステアリング装置
US5826677A (en) * 1995-04-18 1998-10-27 Koyo Seiko Co., Ltd. Vehicle steering device
JP2005162173A (ja) * 2003-12-05 2005-06-23 Fujitsu Ten Ltd 車両制御システム
JP2009101714A (ja) * 2007-10-19 2009-05-14 Toyota Central R&D Labs Inc 運転走行支援装置
JP2011057149A (ja) * 2009-09-11 2011-03-24 Equos Research Co Ltd 車両用制御装置
CN102350948A (zh) * 2011-06-14 2012-02-15 北京工业大学 非驾驶动作和潜在疲劳驾驶提示装置及其方法
JP2021075064A (ja) * 2019-11-05 2021-05-20 株式会社Subaru 車両制御装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS622475U (ja) * 1985-06-21 1987-01-09
JPS6217434U (ja) * 1985-07-18 1987-02-02
JPS63166665A (ja) * 1986-12-27 1988-07-09 Mazda Motor Corp 車両の4輪操舵装置
JPS6469850A (en) * 1987-09-08 1989-03-15 Toyota Motor Corp Control method for transmission for vehicle
JPH01190546A (ja) * 1988-01-25 1989-07-31 Nissan Motor Co Ltd 車両の走行制御装置
JPH01195139A (ja) * 1988-01-30 1989-08-07 Suzuki Motor Co Ltd エンジン出力制御装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS622475U (ja) * 1985-06-21 1987-01-09
JPS6217434U (ja) * 1985-07-18 1987-02-02
JPS63166665A (ja) * 1986-12-27 1988-07-09 Mazda Motor Corp 車両の4輪操舵装置
JPS6469850A (en) * 1987-09-08 1989-03-15 Toyota Motor Corp Control method for transmission for vehicle
JPH01190546A (ja) * 1988-01-25 1989-07-31 Nissan Motor Co Ltd 車両の走行制御装置
JPH01195139A (ja) * 1988-01-30 1989-08-07 Suzuki Motor Co Ltd エンジン出力制御装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05312966A (ja) * 1992-03-13 1993-11-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 在席検出装置及び安全制御装置
JPH06107195A (ja) * 1992-09-22 1994-04-19 Mitsubishi Motors Corp ファジィ制御式電子制御パワーステアリング装置
US5826677A (en) * 1995-04-18 1998-10-27 Koyo Seiko Co., Ltd. Vehicle steering device
JP2005162173A (ja) * 2003-12-05 2005-06-23 Fujitsu Ten Ltd 車両制御システム
JP2009101714A (ja) * 2007-10-19 2009-05-14 Toyota Central R&D Labs Inc 運転走行支援装置
JP2011057149A (ja) * 2009-09-11 2011-03-24 Equos Research Co Ltd 車両用制御装置
CN102350948A (zh) * 2011-06-14 2012-02-15 北京工业大学 非驾驶动作和潜在疲劳驾驶提示装置及其方法
JP2021075064A (ja) * 2019-11-05 2021-05-20 株式会社Subaru 車両制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2616041B2 (ja) 1997-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2576321B1 (en) Steering system and steering control apparatus
JP4231910B2 (ja) 車線維持装置
JP3095076B2 (ja) 車両のトラクションコントロール装置
JPH04159178A (ja) 車両用ステアリング制御装置
JP4810962B2 (ja) 車両用サスペンションの制御方法および装置
JP6832331B2 (ja) 車両制御装置
JPS60259571A (ja) 車両の4輪操舵装置
JP2950096B2 (ja) 電子制御式パワーステアリング装置
EP0311139B1 (en) Differential limiting force control system responsive to vehicle speed and steering angle
JPH0396439A (ja) 車両の運動特性制御装置
JPH06107194A (ja) ファジィ制御式電子制御パワーステアリング装置
JPH0468167B2 (ja)
JP2000052997A (ja) 車両用操舵装置
JPS6238402Y2 (ja)
JP4449672B2 (ja) 車両の制御装置
JPS60191812A (ja) 車両用サスペンシヨン制御装置
JPH04230472A (ja) 電子制御パワーステアリング装置
JPH02216309A (ja) 車両のサスペンション装置
JP3011000B2 (ja) 車両搭載機器の駆動制御装置
JPH04260807A (ja) ロール剛性制御装置
JPS6368413A (ja) 車両走行安定制御装置
JPH092319A (ja) 車輌の旋回補助装置
JPH05125971A (ja) 4輪操舵車の制御装置
JP2848138B2 (ja) 車両の後輪操舵制御方法
JPH04185559A (ja) 路面摩擦係数検出方法およびそれに用いる装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090311

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100311

Year of fee payment: 13

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100311

Year of fee payment: 13