JPH039214Y2 - - Google Patents

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JPH039214Y2
JPH039214Y2 JP438585U JP438585U JPH039214Y2 JP H039214 Y2 JPH039214 Y2 JP H039214Y2 JP 438585 U JP438585 U JP 438585U JP 438585 U JP438585 U JP 438585U JP H039214 Y2 JPH039214 Y2 JP H039214Y2
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JP
Japan
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harness
seal
insertion hole
grommet
vehicle body
Prior art date
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Expired
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JP438585U
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JPS61120123U (ja
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  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)
  • Insulating Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ハーネス用のグロメツトに関する。
(従来技術) 自動車においては、例えば車室とエンジンルー
ムとの仕切壁(ダツシユロアパネル)に電装品の
ハーネスを通す貫通孔を設け、グロメツトでもつ
てハーネスの保持と貫通孔のシールとを行なつて
いる。
上記グロメツトの一例が実開昭58−31721号公
報に記載されているが、この例ではハーネス挿通
孔をもつ車体パネルに遮音材が重ねられていて、
ハーネス(ケーブル)を外周から支承して車体パ
ネルに嵌める筒状部と、遮音材に当接するフラン
ジ部とが連結部を介して一体成形されている。つ
まり、このグロメツトは車体パネルに当接して上
記挿通孔をシールするシール部(筒状部)と、遮
音材に当接して遮音材の開口部をシールするシー
ル部(フランジ部)とをもつ二重シール構造とな
つている。
かかる二重シール構造のグロメツトにおいて
は、車体への組付に際し、ハーネスにグロメツト
を取り付けた状態で遮音材の反対側から車体パネ
ルの挿通孔にハーネスとともにグロメツトを入
れ、上述のフランジ部に相当するシール部を挿通
孔から遮音材側へ抜き出して遮音材に当接せしめ
るようになされている。この場合、シール部の抜
き出しに際しては、シール部をハーネスと共に引
張り出し、そして押戻すことによりこのシール部
を遮音材に当接するやり方が採用されており、こ
のため、車体パネルに当接するシール部と遮音材
に当接するシール部との連結部に通常は30mm程度
の余分な引張り代を必要としている。従つて、グ
ロメツトの全長を余分に長くする必要があり、ま
た、遮音材側に上述のハーネス引張りのためのス
ペースの余裕が必要であるとともに、車体パネル
側でハーネスを曲げて挿通孔に導く場合、この車
体パネル側でのハーネスの曲げ可能位置が上記引
張り代に相当するだけ車体パネルより遠くなり、
さらには、予め成形により曲げておく成形ハーネ
スを用いる場合、成形に際して上記引張り代を考
慮しておかなければならない。
(考案の目的) 本考案は、ハーネスを実質的に進退させずに、
つまり余分な引張り代を設けずに、遮音材に当接
せしめるシール部を車体パネルのハーネス挿通孔
から抜き出せるようにし、従来の問題を解決しよ
うとするものである。
(考案の構成) 本考案のグロメツトは、車体パネルに当接する
第1シール部と、遮音材に当接する第2シール部
と、この両シール部を連結する連結部と、ハーネ
ス挟持部と、第2シール部から第1シール部の反
対側へ突出した突起部とを備えていて、この突起
部を引張ることによりハーネスを実質的に動かさ
ずに第2シール部のみを車体パネルの挿通孔から
抜き出すことができるようにしている。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
実施例 1 本例は第1図および第2図に示されている。同
図において、1はグロメツトであり、車室とエン
ジンルームとを仕切るダツシユロアパネル2にハ
ーネス3を挿通する挿通孔4が形成されていて、
グロメツト1はハーネス3を挿通孔4において支
持している。ダツシユロアパネル2の背面、つま
り、車室側の面には吸音材(フエルト)5と表皮
(塩化ビニール)6とでなる遮音材7が重ね合わ
せて固着されていて、この遮音材7には上記挿通
孔4に対応して開口部8が設けられている。
グロメツト1は、弾性材(ゴム材)により成形
されていて、ハーネス3の外周を挟持する円筒状
のハーネス挟持部9と、上記挿通孔4に内嵌めさ
れてダツシユロアパネル2の遮音材とは反対側の
面に係合した状態で当接し挿通孔4をシールする
環状の第1シール部10と、遮音材7の表皮6に
当接して開口部8をシールする環状の第2シール
部11とを備えている。ハーネス挟持部9と第1
シール部10と第2シール部11とは環状の連結
部12において一体になされている。第1シール
部10からはハーネス3に外嵌めされるジヤバラ
部13がエンジンルーム側(図面左側)へ延び、
また、第1シール部10の内側の連結部12側に
はハーネス3の外周面に当接するリツプ部14が
設けられている。そうして、第2シール部11の
車室側(図面右側)の面には上記挿通孔4の孔径
よりも若干小径で、かつ工具等で把持可能な環状
の突起部15が設けられている。
上記グロメツト1において、組付に際しては、
グロメツト1をハーネス3に嵌めておき、その状
態でエンジンルーム側からダツシユロアパネル2
の挿通孔4にハーネス3とともにグロメツト1を
挿入し、第1シール部10をダツシユロアパネル
2に係合する。このとき、第2図に示す如く第2
シール部11の突起部15は挿通孔4より車室側
へ抜けるが、第2シール部11の周辺部分は挿通
孔4に引掛かる。そこで、上記突起部15を把持
して車室側へ引張り、第2シール部11を鎖線で
示す如く挿通孔4から抜き出し、第1図に示す如
く第2シール部11を遮音材7に当接せしめる。
この場合、連結部12から突起部15の基部に至
る部分が第2シール部11を挿通孔4から抜く
ための引張り代となつていて、第2シール部11
の抜き出し時においてハーネス3の移動はほとん
どない。
従つて、上記グロメツト1では、組付時にハー
ネス3の移動を要しないから、グロメツト1のハ
ーネス長手方向の長さに余分な引張り代を要さ
ず、また、車室側およびエンジンルーム側にもハ
ーネス引張りのための余分なスペースは必要でな
い。そして、ハーネス3はエンジンルーム側およ
び車室側のそれぞれダツシユロアパネル2および
遮音材7に近接した位置で所望方向に曲げること
ができる。更に、成形ハーネスを用いる場合、成
形時にハーネス引張り代を考慮しないですむ。
しかして、上記組付状態においては、第1シー
ル部10と第2シール部11とで挿通孔4および
開口部8がシールされるが、両シール部10,1
1がハーネス3に対し、ハーネス挟持部9が連な
る連結部12において当接しているだけでなく、
第1シール部10はリツプ部14およびジヤバラ
部13においても当接している。従つて、エンジ
ンルーム側の音もこのジヤバラ部13およびリツ
プ部14にて遮蔽され、第1と第2のシール部1
0,11による二重シール効果がさらに大きくな
る。
実施例 2 本例は第3図に示されていて、実施例1のジヤ
バラ部13を取り去つて、かつ第1と第2のシー
ル部10,11による二重シール効果を有効に生
かした例である。なお、本例の構成要素に関し、
実施例1のものと対応するものには同じ符号を用
いている。
すなわち、本例のグロメツト16においては、
第1シール部10と第2シール部12とを連結す
る連結部17が筒状になつていて、その内周面全
体がハーネス3に密着し、第1シール部10と第
2シール部11の各々の内端部がハーネス長手方
向に間隔をおいてそれぞれハーネス3に当接する
構造となつている。そうして、第1シール部10
はその内側に環状のリツプ部18が設けられ、上
記連結部17とこのリツプ部18の2箇所でハー
ネス3に当接し、実施例1と同様の2重シール効
果が充分に得られるようにしてある。ハーネス挟
持部9、突起部15など他の構成は実施例1と同
様である。
なお、上記各実施例では、単数のリツプ部を設
けたが、ハーネス長手方向に間隔をおいた複数の
リツプ部を設けてシール効果の増大を図つてもよ
い。
(考案の効果) 本考案によれば、グロメツトのハーネス長手方
向の全長が従来のものに比べて第2シール部を挿
通孔から引張り抜くための引張り代に相当する分
だけ短くなり、また、第2シール部の抜き出しに
際してハーネスの移動を要しないから、ハーネス
の折曲げ位置を車体パネルおよび遮音材に近付け
ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は実施例
1のグロメツトを組付状態で示す縦断面図、第2
図は同例におけるグロメツト組付途中の状態を示
す縦断面図、第3図は実施例2のグロメツトを組
付状態で示す縦断面図である。 1,16……グロメツト、2……ダツシユロア
パネル、3……ハーネス、4……挿通孔、7……
遮音材、8……開口部、9……ハーネス挟持部、
10……第1シール部、11……第2シール部、
12,17……連結部、15……突起部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ハーネスを挿通する挿通孔が形成された車体パ
    ネルに当接してこの挿通孔をシールする第1シー
    ル部と、上記車体パネルの背面に重ねられた遮音
    材に当接して上記挿通孔に対応する遮音材の開口
    部をシールする第2シール部と、この第1と第2
    のシール部を一体に連結する連結部と、上記挿通
    孔に挿通されるハーネスを挟持するハーネス挟持
    部とを有し、挿通孔から第2シール部を抜いて遮
    音材に第2シール部を当接せしめるグロメツトで
    あつて、上記第2シール部にはこの第2シール部
    を挿通孔から抜くための突起部が設けられている
    ことを特徴とするグロメツト。
JP438585U 1985-01-16 1985-01-16 Expired JPH039214Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP438585U JPH039214Y2 (ja) 1985-01-16 1985-01-16

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JP438585U JPH039214Y2 (ja) 1985-01-16 1985-01-16

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JPS61120123U JPS61120123U (ja) 1986-07-29
JPH039214Y2 true JPH039214Y2 (ja) 1991-03-07

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ID=30479903

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JP438585U Expired JPH039214Y2 (ja) 1985-01-16 1985-01-16

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JP2012125082A (ja) * 2010-12-09 2012-06-28 Sumitomo Wiring Syst Ltd グロメット

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