JPH0390384A - 感熱記録体の製造方法 - Google Patents

感熱記録体の製造方法

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JPH0390384A
JPH0390384A JP1226904A JP22690489A JPH0390384A JP H0390384 A JPH0390384 A JP H0390384A JP 1226904 A JP1226904 A JP 1226904A JP 22690489 A JP22690489 A JP 22690489A JP H0390384 A JPH0390384 A JP H0390384A
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JP
Japan
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intermediate layer
pigment
heat
smoothness
recording material
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JP1226904A
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English (en)
Inventor
Soichi Saji
聡一 佐治
Naoki Yonese
米勢 直樹
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Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、感熱記録体の製造法に関し、特に記録感度が
高く、画質の良好な感熱記録体の製造方法に関するもの
である。
「従来の技術」 従来、発色剤と該発色剤と接触して呈色する呈色剤を、
熱により接触せしめて発色像を得るようにした感熱記録
体は良く知られている。かかる感熱記録体は比較的安価
であり、又記録機器がコンパクトでかつその保守も比較
的容易であるため、ファクシξりや各種計算機等の記録
媒体としてのみならず巾広い分野において使用されてい
る。そして、記録機器の高速化に伴い、動的記録感度に
優れた感熱記録体に対する要求が高まっている。又用途
の多用化に伴い、低濃度から高濃度に至るいずれの領域
においても高画質の記録像が得られる感熱記録体への要
望も高まりつつある。
このため原紙の平滑性を高める方法(特開昭56−16
5264号、特開昭57−142113号)、原紙と記
録層の間に中間層を設ける方法、さらには中間層の平滑
性を高める方法(特開昭61−237683号〉等、数
多く提案されている。しかし、更に高品質の感熱記録体
を得ようとすればいまだ課題が残されている。
例えば、感熱記録体の感度、画質を向上せしめるには感
熱記録層と支持体の平滑性や、さらに支持体と感熱記録
層の間に断熱効果を有する中間層を設ける場合にも、そ
の中間層の平滑性が大きく影響を及ぼすことが知られて
いる。かかる平滑性を高める方法については、ソフトカ
レンダー、グロスカレンダー、スーパーカレンダー等の
方法が用いられているが、そのカレンダー条件について
は充分な研究がなされておらず、平滑性を高めるあまり
中間層を構成する顔料の空隙が減少し、断熱効果が不充
分となるため感度向上効果が低下し、結果的に中間層の
効果が充分に発現されていないのが現状である。
「発明が解決しようとする課題」 かかる現状に鑑み、本発明者等は、中間層の空隙性を維
持したままで平滑性を向上させて、高感度、高画質の感
熱記録体を提供することを目的とし、中間層及びその平
滑化処理について鋭意研究の結果、特定の顔料を含有せ
しめた中間層に特定のカレンダー処理を施すことで、中
間層の効果を充分に発現でき、目的とする感熱記録体が
得られることを見出し本発明を完成するに至った。
「課題を解決するための手段」 本発明は、支持体と感熱記録層の間に中間層を設けた感
熱記録体の製造方法において、該中間層をJIS K−
5101法による吸油量が100 cc/100g以上
の顔料を含有する塗液を塗布して形成し、該中間層表面
の正反射平滑度が40%以上となる様に、弾性ロールと
80℃以上に加熱された金属ロールで構成された加圧ニ
ップに通引してカレンダー処理することを特徴とする感
熱記録体の製造方法である。
「作用」 本発明の中間層を構成するJIS K−5101法に基
づく吸油量が100 cc/100 g以上の顔料とし
ては、例えば焼成クレー、酸化アルミニウム、酸化チタ
ン、炭酸マグネシウム、珪藻土、無定形シリカ、珪酸ア
ルミニウム、珪酸マグネシウム、珪酸カルシウム、アル
ミノ珪酸ソーダ、アル泉)珪酸マグネシウ等で上記特定
の吸油量を有するものの他、一般の顔料を物理的ないし
は化学的に処理して上記特定の吸油量を有するようにし
た無機や有機の顔料等が使用される。これらの顔料の中
でも焼成クレーと無定形シリカは空隙性が良好で、記録
感度の改良効果が優れているため好ましく用いられる。
バインダーとしては、例えば澱粉、カゼイン、ポリビニ
ルアルコール、メチルセルロース、カルボキシメチルセ
ルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ポリアクリル
酸等の水溶性高分子やスチレン・ブタジェン系共重合体
、スチレン・アクリル酸系共重合体、アクリロニトリル
・ブタジェン系共重合体、コロイダルシリカ粒子複合ス
チレン・アクリル酸エステル共重合体、アクリル酸系共
重合体等の如き各種合成樹脂エマルジジン等が例示され
る。
上記顔料とバインダーとの配合割合については特に限定
されるものではないが、一般に顔料100重量部に対し
て、5〜50重量部のバインダーが使用される。
中間層用の塗液は、上記顔料およびバインダーを水中に
分散して調製されるが、かかる塗液中には各種の助剤を
添加することができ、例えばジオクチルスルフォコハク
酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルフオン酸ナトリウ
ム、ラウリルアルコール硫酸エステル・ナトリウム塩、
アルギン酸塩、脂肪酸金属塩などの分散剤、ベンゾフェ
ノン系、トリアゾール系などの紫外線吸収剤、その他消
泡剤、蛍光染料、着色染料などが挙げられる。
かかる塗液は、一般の塗被体製造に用いられる塗布装置
、例えば、ブレードコーター、エアーナイフコーター、
ロールコータ−、リバースロールコータ−、バーコータ
ー、カーテンコーター、ダイスロットコーター、グラビ
アコーター、チャンブレックスコーター、サイズプレス
等を設けたオンマシンあるいはオフマシンコーターによ
って支持体上に塗布される。
支持体についても特に限定されず、上質紙、中質紙、キ
ャストコート祇、アート紙、コート紙、中質コート紙等
の紙類、合成繊維紙、合成樹脂フィルム等が適宜使用さ
れる。
塗布量も特に限定されるものではないが、5〜20g/
+++”の範囲で調節するのが望ましい。
尚、湿潤塗被層を乾燥する方法としては、蒸気加熱、熱
風加熱、ガスヒーター加熱、電気ヒーター加熱、(近)
赤外線ヒーター加熱、高周波加熱、レーザー加熱、電子
線加熱等の各種方式が採用できる。
本発明は、上記の如き中間層を形成した支持体を、正反
射平滑度(測定圧力; 20kg/cm” )が40%
以上、より好ましくは50%以上となるように、弾性ロ
ールとロール温度が80℃以上の金属ロールからなる加
圧ニップ間に、塗布面が金属ロールと接する様に通引し
、熱カレンダー処理するところに重大な特徴を有するも
のである。
即ち、金属ロールの温度が80℃以上であれば、比較的
低い線圧でも中間層表面が容易に平滑化作用を受ける程
度に可塑化される為、中間層内部の空隙率の減少が抑制
され、しかも中間層の正反射平滑度が40%以上となる
様に処理されているため、結果的として高感度、高画質
の感熱記録体が得られるものである。
また、金属ロールの温度を100℃以上にすれば、中間
層表面の可塑化が一層促進され、加える線圧をさらに軽
減することができ、中間層内部の空隙率減少を大幅に抑
制できる為より好ましい。
なお、所望の平滑性を得るための加圧条件にツブ線圧〉
は、記録体の種類、使用する弾性ロールの硬度、金属ロ
ールの温度条件、二・ノブ数、スピード等の各種処理条
件に応じて適宜選択すべきものであるが、通常20〜1
50kg/am程度の範囲で調節するのが望ましい。
本発明で規定する平滑度は正反射型平滑度計で測定され
るが、かかる平滑度計は一定の圧力条件で試料をプリズ
ム表面に押しつけて、光学的平滑度を測定するものであ
る為、−船釣な空気漏洩式の平滑度測定器であるベック
平滑度計やパーカープリントサーフなどの如く試料の透
気性の影響を受けることがなく、しかも本発明者等の詳
細な検討結果によれば、この正反射型平滑度計(測定圧
力; 20 kg/cm” )での測定値よって本発明
の所望する平滑化処理の程度が極めて適切に判断し得る
ことが明らかとなった。
本発明で使用される金属ロールについては特に限定され
ず、通常のスーパーカレンダー、グロスカレンダー、ソ
フトカレンダーなどの平滑化処理装置で用いられるチル
ドロール、合金チルドロール、鋼鉄製ロール、さらには
ロール表面を硬質クロムメツキした金属ロール等が適宜
選択して用いられる。また金属ロールの加熱は電気、蒸
気、水、油などの媒体を使用する方法などが適宜選択使
用される。
金属ロールと加圧ニップを構成する弾性ロールについて
も特に限定されるものではなく、例えば天然ゴム、スチ
レンゴム、ニトリルゴム、クロロブレンゴム、クロロス
ルホン化ゴム、ブチルゴム、多硫化ゴム、シリコンゴム
、弗素ゴム、ウレタンゴム、芳香族ボリア稟ド樹脂、ボ
リイ泉ド樹脂、ポリエーテル樹脂、ポリエステル樹脂、
ポリカーボネート樹脂などの各種プラスチック樹脂、コ
ツトン、ペーパー、ウール、テトロン、ナイロンあるい
はこれらの混合物などが挙げられる。
加圧装置としては、例えば、スーパーカレンダー、グロ
スカレンダー、ソフトカレンダーなどの各種カレンダー
がオンマシンやオフマシンで適宜用いられ、加圧装置の
形態、加圧ニップの数等も通常の平滑化処理装置に準じ
て適宜調節される。
なお、支持体として原紙を使用する場合、中間層を塗布
する前工程として、かかる原紙を弾性ロールと80℃以
上、好ましくはioo℃以上に加熱された金属ロールか
らなる加圧ニップ間に通引し、金属ロールと接する面の
正反射平滑度(測定圧カニ 20 kg/cm” )が
15%以上となるように加熱カレンダー処理を施した後
、かかる平滑化処理の施された原紙面上に中間層を塗布
すると、本発明の方法で得られる中間層は極めて平滑な
、あるいは所望の平滑性をより低いニフブ圧で達成する
ことが可能となり、より好ましい方法である。
尚、原紙を加熱カレンダー処理する場合の加圧条件も、
ニップ線圧が20に+r/cnよりも低くなると所望の
効果が得難く、400 kg/elを超えると弾性ロー
ル自体の発熱現象が増大して安定操業が困難となるため
、通常20〜300kg/am程度の線圧で調節するの
が望ましい。
本発明は、かくして処理された中間層上に感熱記録層を
塗布乾燥し、感熱記録体を製造するものであるが、記録
層に含有される発色剤と呈色剤の組合わせについては特
に限定されるものではなく、熱によって両者が接触して
呈色反応を起こすような組合わせであれば何れも使用可
能であり、例えば無色ないし淡色の塩基性染料と無機ま
たは有機の酸性物質との組合わせ、ステアリン酸第二鉄
等の高級脂肪酸金属塩と没食子酸の如きフェノール類と
の組合わせ等が例示される。さらに、ジアゾニウム化合
物、カプラー及び塩基性物質を組合わせた感熱記録体等
、熱によって記録像を得るようにした各種の感熱記録体
への適用も可能である。
しかし、支持体上に設けられる本発明の特定の中間層は
、特に塩基性染料と酸性物質との組合わせにおいて優れ
た効果を発揮するため、好ましく適用される。かかる無
色ないし淡色の塩基性染料としては各種のものが公知で
あり、例えば下記が例示される。
3.3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)6−シメ
チルアごノフタリド、3,3−ビス(p−ジメチルアミ
ノフェニル)フタリド、3−(p−ジメチルアミノフェ
ニル)−3−(1,2−ジメチルインドール−3−イル
)フタリド、3−(p−ジメチルアミノフェニル)−3
−(2−メチルインドール−3−イル)フタリド、3.
3−1:”ス(1,2−ジメチルインドール−3−イル
)−5−ジメチルアミノフタリド、3,3−ビス(1゜
2−ジメチルインドール−3−イル)−6−シメチルア
泉ノフタリド、3.3−ビス(9−エチルカルバゾール
−3−イル)−6−ジメチルアミノフタリド、3,3−
ビス(2−フェニルインドール−3−イル)−6−ジメ
チルアミノフタリド、3−P−ジメチルアミノフェニル
−3−(1−メチルピロール−3−イル)−6−ジメチ
ルアミノフタリド等のトリアリルメタン系染料、4.4
′−ビス−ジメチルアミノベンズヒドリルベンジルエー
テル、N−ハロフェニル−ロイコオーラミン、N−2,
4,5−トリクロロフェニルロイコオーラミン等のシフ
鳳ニルメタン系染料、ベンゾイルロイコメチレンブルー
、p−ニトロベンゾイルロイコメチレンブルー等のチア
ジン系染料、3−メチル−スピロ−ジナフトピラン、3
−エチル−スピロ−ジナフトピラン、3−フェニル−ス
ピロ−ジナフトピラン、3−ベンジル−スピロ−ジナフ
トピラン、3−メチル−ナフト−(6′−メトキシベン
ゾ)スピロピラン、3−プロピル−スピロ−ジベンゾピ
ラン等のスピロ系染料、ローダミン−Bアニリノラクタ
ム、ローダミン(p−ニトロアニリノ)ラクタム、ロー
ダミン(0−クロロアニリノ)ラクタム等のラクタム系
染料、3−ジメチルアミノ−7−メトキシフルオラン、
3−ジエチルアミノ−6−メトキシフルオラン、3−ジ
エチルアミノ−7−メトキシフルオラン、3−ジエチル
アミノ−7−クロロフルオラン、3−ジエチルアミノ−
6−メチル−7−クロロフルオラン、3−ジエチルアミ
ノ−6,7−シメチルフルオラン、3−(N−エチル−
p−トルイジノ)−7−メチルフルオラン、3−ジエチ
ルアミノ−7−N−アセチル−N−メチルアくノフルオ
ラン、3ジエチルアミノ−7−N−メチルアミノフルオ
ラン、3−ジエチルア藁ノー7−ジペンジルアミノフル
オラン、3−ジエチルア藁ノー7−N−メチル−N−ベ
ンジルアミノフルオラン、3−ジェチルア逅ノー7−N
−クロロエチル−N−メチルアミノフルオラン、3−ジ
エチルアミノ−7−N−ジエチルア泉ノフルオラン、3
−(N−エチル−p−1ルイジノ)−6−メチル−7−
フェニルアミノフルオラン、3−(N−シクロベンチル
ーN−エチルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフル
オラン、3−(N−エチル−p−)ルイジノ)−6−メ
チル−7−(p−トルイジノ)フルオラン、3−ジエチ
ルアごノー6−メチルーマーフエニルア壽ノフルオラン
、3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−フェニルアミ
ノフルオラン、3−ジベンチルアミノ−6−メチル−7
−フェニルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7
−(2−カルボメトキシ−ツユニルアミノ)フルオラン
、3−(N−エチル−N−イソアミルア果))−6−メ
チル−7−フェニルアミノフルオラン、3−(N−シク
ロヘキシル−N−メチルアご))−6−メチル−7−フ
ェニルアミノフルオラン、3−ピロリジノ−6−メチル
−7−フェニルアミノフルオラン、3−ピペリジノ−6
−メチル−7−フェニルアミノフルオラン、3−ジエチ
ルアミノ−6−メチル−7−キシリジノフルオラン、3
−ジエチルアミノ−7−(o−クロロフェノルアも))
フルオラン、3−ジブチルアミノ−7−(o−クロロフ
ェニルアミノ)フルオラン、3−ピロリジノ−6−メチ
ル−7−P−プチルフェニルアξノフルオラン、3−N
−メチル−N−テトラヒドロフルフリルアミノ−6−メ
チル−7−アニリノフルオラン、3−N−エチル−N−
テトラヒドロフルフリルアミノ−6−メチル−7−アニ
リノフルオラン等のフルオラン系染料等。
また塩基性染料と接触して呈色する無機または有機の酸
性物質も各種のものが公知であり、例えば下記が例示さ
れる。
活性白土、酸性白土、アクパルジャイト、ベントナイト
、コロイダルシリカ、珪酸アル泉ニウムなどの無機酸性
物質、4−tert−ブチルフェノール、4−ヒドロキ
シシフふツキシト、α−ナフトール、β−ナフトール、
4−ヒドロキシアセトフェノール、4−tert−オク
チルカテコール、2゜2′−ジヒドロキシジフェノール
、2.2’ −メチレンビス(4−メチル−5−ter
t−ブチルフェノール)、4.4’−イソプロピリデン
ビス(2−tart−ブチルフェノール)、41 4’
 −5ec −ブチリデンジフェノール、4−フェニル
フヱノール、4.4’−イソプロピリデンジフェノール
(ビスフェノールA)、2.2’−メチレンビス(4−
クロロフェノール)、ハイドロキノン、4゜4′−シク
ロヘキシリデンジフェノール、4−ヒドロキシ安息香酸
ベンジル、4−ヒドロキシフタル酸ジメチル、ヒドロキ
ノンモノベンジルエーテル、ノボラック型フェノール樹
脂、フェノール重合体などのフェノール性化合物、安息
香酸、p −tert−ブチル安息香酸、トリクロロ安
息香酸、テレフタル酸、3−sec−ブチル−4−ヒド
ロキシ安息香L 3−シクロヘキシル−4−ヒドロキシ
安息香酸、3.5−ジメチル−4−ヒドロキシ安息香酸
、サリチル酸、3−イソプロピルサリチル酸、3−te
rt−ブチルサリチル酸、3−ベンジルサリチル酸、3
−(α−メチルベンジル)サリチル酸、3−クロロ−5
−(α−メチルベンジル)サリチル酸、3,5−ジーt
er t−ブチルサリチル酸、3−フェニル−5−(α
、α−ジメチルベンジル)サリチル酸、3,5−ジ−α
−メチルベンジルサリチル酸などの芳香族カルボン酸、
およびこれらフェノール性化合物、芳香族カルボン酸と
例えば亜鉛、マグネシウム、アル泉ニウム、カルシウム
、チタン、マンガン、スズ、ニッケルなどの多価金属と
の塩などの有機酸性物質等が例示される。
本発明において、記録層中の発色剤と呈色剤の使用比率
は用いられる発色剤、呈色剤の種類に応じて適宜選択さ
れるもので、特に限定するものではないが、例えば塩基
性無色染料と酸性物質を用いる場合には、一般に塩基性
無色染料1重量部に対して1〜50重量部、好ましくは
1〜10重量部の酸性物質が使用される。
これらの物質を含む塗液の調製には、一般に水を分散媒
体とし、ボールミル、アトライター、サンドミル等の撹
拌、粉砕機により発色剤と呈色剤とを一緒に又は別々に
分散し、塗液として調製される。
かかる塗液中には、通常バインダーとしてデンプン類、
ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、カル
ボキシメチルセルロース、ゼラチン、カゼイン、アラビ
アガム、ポリビニルアルコール、ジイソブチレン・無水
マレイン酸共重合体塩、スチレン・無水マレイン酸共重
合体塩、エチレン・アクリル酸共重合体塩、スチレン・
アクリル酸共重合体塩、天然ゴム系エマルジョン、スチ
レン・ブタジェン共重合体エマルジョン、アクリロニト
リル・ブタジェン共重合体エマルジョン、メチルメタク
リレート・ブタジェン共重合体エマルジョン、ポリクロ
ロプレンエマルジョン、酢酸ビニルエマルジッン、エチ
レン・酢酸ビニルエマルジョンなどが全固形分の10〜
70重量%、好ましくは15〜50重量%程度添加され
る。
さらに、塗液中には中間層で使用できる各種の助剤を添
加することも勿論可能である。
また、必要に応じてステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カ
ルシウム、ポリエチレンワックス、カルナバロウ、パラ
フィンワックス、エステルワックスなどの滑剤、炭酸カ
ルシウム、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、二酸化チタン
、二酸化珪素、水酸化アルミニウム、硫酸バリウム、硫
酸亜鉛、タルク、カオリン、クレー、焼成クレー、コロ
イダルシリカ等の無機顔料、スチレンマイクロボール、
ナイロンパウダー、ポリエチレンパウダー、尿素・ホル
マリン樹脂フィラー、生澱粉等の有機顔料、ステアリン
酸アξド、ステアリン酸メチレンビスアミド、オレイン
酸ア累ド、パルミチン酸アミド、ヤシ脂肪酸アミド等の
脂肪酸ア泉ド頻、ジベンジルテレフタレート、1,2−
ジ(3−メチルフェノール)エタン、1.2−ジフェノ
キシエタン、4.4′−エチレンジオキシ−ビスー安息
香酸ジフェニルメチルエステル、1,1.3−)リス(
2−メチル−4−ヒドロキシ−5−tert−ブチルフ
ェニル)ブタン、2.2’−メチレンビス(4−メチル
−6−tert−ブチルフェノール)、4゜4′−ブチ
リンデンビス(6tert、−ブチル−3−メチルフェ
ノール)等の各種公知の熱可融性物質を添加することも
できる。
なお、記録層中に無機または有機顔料を含有せしめる場
合には、なるべく粒子径の小さな顔料を用いることが好
ましく、特に平均粒子径が2μm以下の顔料を用いるの
が望ましい。
本発明において、記録層の形成方法については特に限定
されず、例えばエアーナイフコーター、ブレードコータ
ー等の適当なコーターヘッドを備えた塗布装置によって
、塗液を中間層上に塗布乾燥する方法で形成される。ま
た、塗液の塗布量についても特に限定されず、通常乾燥
重量で2〜12g/nf、好ましくは3〜10 g/r
rf程度の範囲である。
なお、記録層を塗布乾燥後に、必要に応じてスーパーカ
レンダー掛は等の平滑化処理を施すこともできる。また
、記録層上に記録層を保護する等の目的でオーバーコー
ト層を設けることも可能であり、支持体に裏塗り層を設
けたり、粘着加工を施すなど感熱記録体分野における各
種の公知技術が付加し得るものである。
「実施例」 以下に実施例を示し、本発明をより具体的に説明するが
、勿論これらに限定されるものではない。
また、特に断らない限り例中の部及び%はそれぞれ重量
部および重量%を示す。
実施例1 〔中間層塗液−■の調製〕 焼成クレー(商品名:アンクレ・7クス、吸油量:  
110cc/ 100g、  E M C社製)   
100部スチレン・ブタジェン共重合体ラテックス(商
品名: Don−1571,固形分:48%、旭ダウ社
製)20部 酸化澱粉25%水溶液        15部水   
                   148部上記
の組成物を混合して、固形分4o%の中間層塗液−I@
調製した。
〔中間層の形成〕
得られた中間層塗液−Iを坪量50g/ボの原紙にロッ
ドブレードコーターで乾燥後の塗布量が9g/rdとな
るように塗布乾燥した。
得られた塗布紙を90℃,2ニツプ、線圧8゜kg /
 CIの条件で塗布面が金属ロールと接するようにソフ
トカレンダーで加圧処理を行ない塗布表面の正反射平滑
度が45%の中間層を得た。
〔記録層塗液の調製〕
■ A液調製 3−(N−シクロヘキシル−N−メチルアξ))−6−
メチル−7−フェニルアミノフルオラン       
      10部1.2−ビス−(3−メチルフェノ
キシ)−エタン             15部メチ
ルセルロース5%水溶液    15部水      
               80部この組成物をサ
ンドミルで平均粒子径が2μmになるまで粉砕した。
■ B液調製 4.41−イソプロピリデンジフェノール30部 メチルセルロース5%水溶液    30部水    
                 70部この組成物
をサンドミルで平均粒子径が2μmになるまで粉砕した
A液120部、B液130部、無定形シリカ30部、2
0%酸化:li粉氷水溶液150部水55部を混合・撹
拌して記録層用塗液を調製した。
〔記録層の形成〕
得られた記録層塗液を前記中間層上に、乾燥後の塗布量
が5g/rrrとなるようにエアーナイフコーターで塗
布乾燥し、スーパーカレンダーで表面処理をして感熱記
録体を得た。
実施例2 実施例1において金属ロールの温度を120″Cとした
以外は実施例1と同様にして感熱記録体を得た。尚、中
間層の正反射平滑度は53%であった。
実施例3 実施例1において原紙を90℃12ニツプ、線圧150
 kg/cmの条件でソフトカレンダーで加圧処理を行
い、該原紙の正反射平滑度を20%とした後、中間層塗
布を行った以外は実施例1と同様にして感熱記録体を得
た。尚、中間層の正反射平滑度は58%であった。
実施例4 実施例3において原紙を110℃,2ニツプ、線圧15
0kg/CIの条件でソフトカレンダーで加圧処理を行
い、該原紙の正反射平滑度を25%とした後、中間層塗
布を行い、120’C,2ニツプ、線圧60kg/cm
の条件でソフトカレンダーにて加圧処理を行った以外は
実施例3と@様にして感熱記録体を得た。尚、中間層の
正反射平滑度は62%であった。
実施例5 実施例1において中間層塗液中の焼成クレー100部を
無定型シリカ(商品名;ミズカシールP−527.吸油
量180cc/1.OOg、水沢化学社製)100部に
置き換えた以外は実施例1と同様にして感熱記録体を得
た。尚、中間層の正反射平滑度は50%であった。
比較例1 実施例1において中間層の加圧処理条件を60℃、2ニ
ツプ、線圧80kg/cmとした以外は実施例1と同様
にして感熱記録体を得た。尚、中間層の正反射平滑度は
35%であった。
比較例2 実施例1において中間層の加圧装置としてスーパーカレ
ンダーを用い処理条件を60″C,9ニツプ、線圧35
0 kg/cmとした以外は、実施例1と同様にして感
熱記録体を得た。尚、中間層の正反射平滑度は43%で
あった。
比較例3 実施例1において中間層の加圧処理条件を90℃12ニ
ツプ、線圧15kg/c+aとした以外は実施例1と同
様にして感熱記録体を得た。尚、中間層の正反射平滑度
は37%であった。
比較例4 実施例2において中間層塗液中の焼成クレー100部を
カオリン(商品名、tJW−90,吸油量;35cc/
LOOg、EMC社製)100部に置き換えた以外は実
施例2と同様にして感熱記録体を得た。尚、中間層の正
反射平滑度は45%であった。
比較例5 実施例1において中間層塗液中の焼成クレー100部を
炭酸カルシウム(商品名;カルライトSA、吸油量;8
0Cc/lQQg、白石カルシウム社製)100部に置
き換えた以外は実施例1と同様にして感熱記録体を得た
。尚、中間層の正反射平滑度は40%であった。
かくして得られた1011類の感熱記録体を感熱プリン
ターを用いて印字し、その発色濃度をマクベス濃度計(
RD−100R型、マクベス社製)で測定した。さらに
記録画質も評価し、その結果を表に記載した。
記録画質は記録画像を目視で評価し、その評価基準を以
下のとおりとした。
「評価基準」 ◎:極めて優れている。
○:優れている。
Δ:やや劣っている。
一表一 「効果」 本発明の方法により得られた感熱記録体は、記録濃度が
高く、しかも記録画質の優れたものであった。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)支持体と感熱記録層の間に中間層を設けた感熱記
    録体の製造方法において、該中間層をJISK−510
    1法による吸油量が100cc/100g以上の顔料を
    含有する塗液を塗布して形成し、該中間層表面の正反射
    平滑度が40%以上となる様に、弾性ロールと80℃以
    上に加熱された金属ロールで構成された加圧ニップに通
    引してカレンダー処理することを特徴とする感熱記録体
    の製造方法。
  2. (2)支持体が、表面の正反射平滑度が15%以上とな
    る様に、弾性ロールと80℃以上に加熱された金属ロー
    ルで構成された加圧ニップに通引してカレンダー処理さ
    れた原紙である請求項(1)記載の感熱記録体の製造方
    法。
  3. (3)弾性ロールと100℃以上に加熱された金属ロー
    ルで構成された加圧ニップに通引してカレンダー処理す
    る請求項(1)〜(2)記載の感熱記録体の製造方法。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6156117A (ja) * 1985-06-03 1986-03-20 Shiseido Co Ltd ネ−ルエナメル組成物
JPS61237683A (ja) * 1985-04-15 1986-10-22 Fuji Photo Film Co Ltd 感熱記録紙
JPS648087A (en) * 1987-06-30 1989-01-12 Oji Paper Co Thermal recording sheet

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