JPH0389087A - 圧力制御弁 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、油圧回路に用いられる圧力制御弁に関する。

〔従来の技術〕

第８図のように、弁本体１の第１・第２ポート２．３を
主スプール４で連通・遮断し、かつバネ５で遮断位置と
し、主スプール４に挿通したパイロットスプール６で低
圧ポート７とバネ室８を連通・遮断し、かつバネって遮
断位置とし、パイロットスプール６の軸孔１０でバネ室
８を第１ポート２に連通し、第１ポート２の高圧油でパ
イロットスプール６を連通位置として主スプール４の前
後に圧力差を生じさせ、それにより主スプール４を連通
位置として第１ポート２より第２ポート３に高圧油を流
出させるようにした圧力制御弁。

〔発明が解決しようとする課題〕

かかる圧力制御弁は第１ポート２から第２ポート３へ高
圧油を流出するものであり、第２ポート３から第１ポー
ト２へは高圧油を流出できない。

このために、油圧モータの第１・第２主回路の高圧油を
低圧側の主回路に流出する圧力制御弁として用いる場合
には２つの安全弁、つまり第８図のように第１主回路１
１から第２主回路１２へ高圧油を流出する安全弁Ａと第
２主回路１２から第１主回路１１へ高圧油を流出する安
全弁Ｂを設けている。

したがって、油圧モータの油圧回路が大型化、複雑化、
コスト高となる。

そこで、本発明は前述の課題を解決できるようにした圧
力制御弁を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段及び作用〕第１ポートと第
２ポートを連通・遮断する主スプールを主バネで遮断位
置とし、その主バネ室を低圧側に連通・遮断する第２パ
イロットスプールをパイロットバネで遮断位置し、第１
ポートの高圧油及び第２ポートの高圧油を主バネ室に供
給し、かつ第２パイロットスプールを連通位置とするよ
うにした圧力制御弁であり、これにより第１ポートの高
圧油を第２ポートに流出したり、第２ポートの高圧油を
第１ポートに流出できる。

〔実　施　例〕

第１図に示すように、弁本体２０に第１ポート２１と第
２ポート２２を連通・遮断する主スプール２３を設け、
かつ主バネ２４で遮断位置とし、主スープル２３の軸孔
２５に第１パイロットスプール２６と第２パイロットス
プール２８を嵌挿して両者間に切換圧室２８を形成し、
主スプール２３に第２ポート２２と切換圧室２８を連通
する第１通路２９を形成し、第１パイロットスプール２
６に第２通路３０を形成し、かつ弁本体２０のシート３
１に当接し、第２パイロットスプール２７に切換圧室２
８と主バネ室３２を連通ずる絞りを備えた第３通路３３
及び主バネ室３２とパイロットバネ室３４を連通・遮断
するシート部３５を設け、かつパイロットバネ室３４に
設けたパイロットバネ３６で遮断位置とし、そのパイロ
ットバネ室３４を低圧側に連通ずる。

しかして、第１・第２ポート２１．２２の高圧油が設定
圧力以下の時には第１図に示すように主ピストン２３が
遮断位置となる。

この時、第２ポート２２の圧力が第１通路２９、切換圧
室２８、第３通路３３より主バネ室３２に流入して主バ
ネ室３２内の圧力は第２ポート２２の圧力と等、シ＜な
り、第１パイロットスプール２６は下方に移動される。

つまり、第１ポート２１の圧力く第２ポート２２の圧力
となっている。

第１ポート２１の高圧油が設定圧以上となると、第１パ
イロットスプール２６が第２図のように押し上げられて
第２パイロットスプール２７をパイロットバネ３６に抗
して押し上げて主バネ室３２とパイロットバネ室３４を
連通し、主バネ室３２内の圧力が低下して主スプール２
３が押し上げられて第１ポート２１と第２ポート２２を
連通して第１ポート２１の高圧油が第２ポート２２に流
出する。

第２ポート２２の高圧油が設定圧以上となると、第１通
路２つより切換弁室２８内の圧力が高くなって第２パイ
ロットスプール２７が第３図のように押し上げられ、主
バネ室３２をパイロットバネ室３４を連通し、前述のよ
うに主スプール２３が押し上げられて第２ポート２２の
高圧油が第１ポート２１に流れる。

次に変形例を説明する。

第４図に示すように、第２パイロットスプール２７を杆
体４０とシート部３５に分割し、杆体４０の上部にスリ
ット４１を形成して絞りとしたり、第５図のように杆体
４０の上部に細孔４２を形成して絞りとする。

第６図のように、切換圧室２８と主バネ室３２を連通ず
る絞り付きの第３通路３３を主スプール２３に形成し、
シャトル弁スプール２６を配して、２１又は２２の高圧
油をここに導びくようにする。

第７図のように、主スプール２３にボール４４を備えた
シャトル弁４５を設け、その一方の人口側を第１通路２
９で第２ポート２２に連通し他方の人口側を第２通路３
０で第１ポート２１に連通し、出口側を第３通路３３で
第２パイロットスプール即し上げ室４６と主バネ室３２
に連通ずる。

〔発明の効果〕

第１ポート２１の高圧油及び第２ポート２２の高圧油で
第２・パイロットスプール２７を連通位置に作動して主
スプール２３を第１ポート２１と第２ポート２２を連通
ずる位置に作動できるので、第１ポート２１の高圧油を
第２ポート２２に流出したり、第２ポート２２の高圧油
を第１ポート２１に流出できる。

したがって、油圧モータの第１・第２主回路間に１つの
圧力制御弁を設ければ、第１主回路の高圧油を第２主回
路に流出したり、第２主回路の高圧油を第１主回路に流
出できる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示し、第１図は断面図、第２図
、第３図は作動説明図、第４図、第５図、第６図、第７
図は変形例の一部説明図、第８図は従来例の断面図であ
る。 ２０は弁本体、２１は第１ポート、２２は第２ポート、
２３は主スプール、２４は主バネ、２５は軸孔、２６は
第１パイロットスプール、２７は第２パイロットスプー
ル、２８は切換圧室、２９は第１通路、３０は第２通路
、３２は主バネ室、３３は第３通路、３６はパイロット
バネ、４５はシャトル弁、４６は押し上げ室。 第 ４ 図 第 図 乃でて Ｉ／、ｉ３ 図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）弁本体２０に第１ポート２１と第２ポート２２を
   連通・遮断する主スプール２３を設け、かつ主バネ２４
   で遮断位置に保持し、その主バネ室３２と低圧側を連通
   ・遮断する第２パイロットスプール２７を設け、かつパ
   イロットバネ３６で遮断位置とし、前記第１ポート２１
   及び第２ポート２２の高圧油を、前記主バネ室３２に供
   給し、かつ第２パイロットスプール２７を連通位置とす
   る構成としたことを特徴とする圧力制御弁。
2. （２）主スプール２３の軸孔２５内に第１・第２パイロ
   ットスプール２６、２７を設けて両者間に切換圧室２８
   を形成し、この切換圧室２８を第１・第３通路２９、３
   ３で第２ポート２２、主バネ室３２にそれぞれ連通し、
   第１パイロットスプール２６の端面を第１ポート２１に
   臨ませ、かつ第１ポート２１を切換圧室２８に連通する
   第２通路３０を形成した請求項１記載の圧力制御弁。
3. （３）主スプール２３にシャトル弁４５を設け、その入
   口側を第１、第２通路２９、３０で第２ポート２２、第
   １ポート２１に連通し、出口側を主バネ室３２及び第２
   パイロットスプール２７の押し上げ室４６に連通した請
   求項１記載の圧力制御弁。