JPH0389014A - ボール受け要滑部材の内周面に油溝を有するボールジョイントの製法 - Google Patents

ボール受け要滑部材の内周面に油溝を有するボールジョイントの製法

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JPH0389014A
JPH0389014A JP32269789A JP32269789A JPH0389014A JP H0389014 A JPH0389014 A JP H0389014A JP 32269789 A JP32269789 A JP 32269789A JP 32269789 A JP32269789 A JP 32269789A JP H0389014 A JPH0389014 A JP H0389014A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ボール受け要滑部材特に溶融材料の充填によ
るボール受け要滑部材が形成されると同時に該要滑部材
に油溝が直接形成されるボールジヨイントの製法に関す
る。
従来のボールジヨイントはボール101を抱持する部分
a第1図に示す如く割り型にするのが通例である。
従って、ボール101を抱持するメタル部分を上下に2
つ別りし、該上側メタル102と下側メタル103にボ
ール+01の径とは嘴同−の凹部104,105を加工
し、該下側メタル103の凹部105にボール101を
嵌挿し、しかるのち、上側メタル102を差し込みかし
め、あるいはボルトナツトの如き適切な手段にて両者を
固定するため組立て作業が面倒である。
また、ボールを抱持する凹をボールの直径と同一寸法に
削設し、該凹部にボールを挿入した後、別製の隙間リン
グを嵌め込み組立てるためボールの外周と隙間リングの
内周との一致が難しく高精度の球接手を得ることができ
ない。
また、機械加工等を省略すべく、ボールとホルダー(ソ
ケット)間に形成されるキャビティ内にプラスチック溶
融材料を射出せしめてスリーブを形成する球接手も知ら
れているが、プラスチック溶融材料の冷却固化により、
形成されるスリーブの内周はボールを強く握持し、外周
はソケット内周面に密着した状態になるため隙間がなく
、球接手には常にプレロードがか\す、回転がスムーズ
にいかない欠点を有する。
また、該スリーブに油溝を形成することは不可能なため
、摩擦係数が大きくなり、摩耗が増加するなどの欠陥を
有す。
本発明者は上記せる欠点を改善すべく第2〜3図に示す
如く、まず、先端にボールを有するボール付きポル)1
を一体的に製作し、該ボールの径よりも大きい径のドリ
ルでもって穿孔することにより、ボールの径より大きい
凹部をホルダー2の抱持部3に形成し、さらにホルダー
2のボール抱持部3の側壁に注湯孔4とエア抜き穴5を
形成し、しかるのち、これらボール付きボルトlとホル
ダー2を金型6内にセットすることによってボールとホ
ルダーと抱持部間にキャビティを形成し、該キャビティ
間にグイキャスト溶融合金を鋳込んでスリーブを形成し
、しかるのち、該スリーブ7の冷却固化後ボール付きポ
ル)1とホルダー3を金型6より取り出し、これらに物
理的あるいは機械的外力を加えることによってボールの
外周面とスリーブ7の内周面間に隙間を形成せしむるこ
とにより高精度の球接手を提供することができた。
ところが、該球接手は鋳込まれた上記スリーブとボール
間に隙間が形成されるのみで、グリース案内用の油溝を
該スリーブの内周に形成することは不可能であった。
本発明の技術的課題はボールとホルダー間に形成される
キャビティに溶融材料を充填すると同時に油溝を形成す
ることにより高精度なボールジヨイントの製法を提供す
ることにある。
また、非切削の鋳込み射出あるいは加硫成形によるボー
ル受け要滑部材の性能向上と、大量生産によるコスト低
減を計ることにある。
上記技術的課題を解決するための本発明の構成すなわち
、技術的手段は次のとおりである。
ボールとホルダー間に形成されるキャビティに溶融材料
を充填することによって、ボール受け要滑部材を形成す
るボールジヨイントの製法において、先端にボールを有
するボール付きボルトを一体的に製作し、これとは別に
該ボールの径より大きい貫通孔を有するホルダーとロッ
ド部を一体的に形成しておき、さらにホルダーのボール
抱持部の側壁に注湯孔とエア抜き孔を形成し、これらボ
ール付きボルトとホルダー並びにボール抱持部の間口端
より少なくとも1つ以上の突出片を金型に形成すること
によって、ボールとホルダー抱持部間にキャビティを形
成し、該キャビティに溶融材料を充填してボール受け要
滑部材を形成し、該ボール受け要滑部材の冷却固化後、
突出片を一体に形成した金型を抜きとることにより一端
が一方向に開口する軸方向油溝を形成し、続いてボール
付きボルトとホルダーを金型より取り出し、これらに外
力を加えることによってボールの外周面とボール受け要
滑部材の内周面間に隙間を形成せしむることを特徴とす
るボール受け要滑部材の内周面に油溝を有するボールジ
ヨイントの製法にある、上記技術的手段により達成され
る効果は次のとおりである。
ボールとボール抱持部間に突出片を形成した金型あるい
は突出片を有する中子が金型内にセットされているので
、充填されたボール受け要滑部材はボールの外周面に当
接する内周面が形成されると同時に前記突出片により一
端が一方向に開口する軸方向油溝が直接形成される。
該油溝はグリース溜り部に位置するので、ボール付きボ
ルト、あるいはロッドの動きに応じてグリースは上昇し
要滑部材の摺動面の潤滑効果を高めることができる。
また、ボール受け要滑部材の下側に略十文字の割り溝(
油溝)が形成されているので、鋳造射出成形後あるいは
加硫成形後ホルダーの外周面に外力(叩き)を均等に加
えたとき、該ボール受け要滑部材の歪みは前記割り溝を
介して逃げることができ、隙間形成が容易にできる。
以下、第4図乃至第7図に基づいて本発明の一実施例を
説明する。
機械的強度にとむ材料、例えば鋼材から旋削加工、ある
いは圧接等の手段によりボルトlOにボール11を一体
的に形成するか、あるいは固着してボール付きボルトを
作成する。
ついで、ホルダー12のボール抱持部13に前記ボール
付きボルトの先端ボール11の径より幾分大きい貫通孔
14及びその間口端に段部15を形成する。
16は複数の突出片17.1?、、、を形成した可動金
型で、該突出片17の厚みtはボール受け要滑部材18
の強度に影響を及ぼさない範囲の油溝20に相当し、幅
lは抜き勾配並びに強度を考慮して先端ボール11の赤
道部より稍下側に位置する。
前記ホルダー12のボール抱持部13の側壁に注湯孔1
9とガス抜き穴21を形成する。
図面中、22は固定金型、24はゲート、25はランナ
ー、26はガス溜り、27はグリースカバー、3oはリ
ング、3Iハゲリース、32はグリースカバー用溝であ
る。
次に、ボールジヨイントの製法について説明する。
まず、第1工程として強靭性、耐摩耗性および機械的強
度のすぐれた材料を用いてボール11をボルト10の先
端に摩擦溶接の如き手段で固着するか、あるいはボール
11とポル)10を1本の鋼材より旋削加工にて形成す
る。
次に、第2工程として機械的強度にすぐれた鋼材より、
ホルダー12を一体的に製作し、しかるのち、前記ボー
ル11を嵌合する箇所に前記ボール11の直径より大き
めの貫通孔14及びその間口端に段部15を形成する。
次に、ボール付きボルトをホルダー12内に垂直に嵌挿
すると共に下側より複数の突出片17を有する可動金型
16にて先端ボール11を支承し、次いで上金型22を
組込む。
以上のように、ボール11がホルダー12内の中央に位
置すると同時にその頂部は前記複数個の突出片17.1
7.、、の曲面に支持される。
前記ボール11とホルダー12の貫通孔間のキャビティ
33に要滑部材の1つ例えばダイキャスト溶融合金を鋳
込み、冷却固化後、突出片を一体に形成した可動金型を
抜き取り、そして上金型22よりボール付きボルトとホ
ルダー12を取り出すと幅Cの油溝20が形成される。
しかるのち、ホルダーの抱持部の外周部を軽く叩くこと
により、ボール受けメタル18が軸方向、周方向に伸び
、ボール10とボール受けメタル18が軸方向、周方向
に伸び、ボール10とボール受けメタル18間に僅かな
隙間が形成される。
次いで、ボール抱持部の上部にリング30を介してグリ
ースカバー29を取付け、下部には一端34を内方にカ
シメでグリースカバー27を固着する。
本発明方法により製作されたボールジヨイントのボール
受けメタルは機械的旋削、研摩あるいは鍛造等の手段に
より成形したボールの外周面と同一の内周面が形成され
るので、ボールとの摩擦抵抗は殆どなく、スムーズに回
転すると同時にボール受けメタルの油溝(割り溝)がボ
ール球面に沿って自動的に複数個形成されるので、ボー
ル受けメタルに油溝を形成するための旋削工程は全く必
要としない。
また、従来鋳造ボール受けメタルに油溝を形成すること
が不可能とされていたのが、この方法により可能ならし
めた。
上記実施例は要滑部材の1つダイキャスト合金について
説明されているが、該ダイキャスト合金に限らず、ポリ
イミド、ポリアセタール、ポリカーボネートの如くエン
ジニャリング、プラスチックあるいは合成ゴム等につい
ても射出成形あるいは加硫成形が可能である。
第10〜第12図は本発明方法のボールジョイントを製
作するさいの他の実施例を示すもので、第8図に示す如
き突出片を可動金型と一体に形成するのに代えて、第1
0図に示すように突出片17を有する中子23を形成す
る。
次に、該中子23を該下金型16にセット(第11図参
照)し、しかるのちキャビティに溶融材料を充填してボ
ール受け要滑部材を成形する。
次に、該ボール受け要滑部材の冷却固化後、中子23を
抜きとることにより一端が一方向に開口する軸方向油溝
20を形成する。
なお、同一箇所については第4〜9図と同一符号をもっ
て表し、その説明を省略する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の割り型ボールジヨイントの縦断面図、第
2図は従来の球接手の製法を示す縦断面図、第3図は該
球接手の平面図、第4図は本発明における金型内にセッ
トされたボール付きボルトとボール抱持部間に突出片に
よりボール受けメタル用キャビティが形成された状態を
示す縦断面図、第5図は第4図A−A線断面図、第6図
はボール受けメタルの断面図、第7図は第5図B−B線
断面図、第8図は複数の突出片を一体的に形成した下金
型の一部断面斜視図、第9図はボールジヨイントの断面
図、第10図は本発明方法の他の実施例を示す一部断面
斜視図、第11図は第10図の中子を金製に組込んだ状
態を示す断面図、第12図は第11図A−A線断面図で
ある。 11:ボール    12:ホルダー 13:ボール抱持部 16:可動金型 17:突出片    18:要滑部材 19:注湯孔    20:油溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ボールとホルダー間に形成されるキャビティに溶融材料
    を充填することによって、ボール受け要滑部材を形成す
    るボールジョイントの製法において、先端にボールを有
    するボール付きボルトを一体的に製作し、これとは別に
    該ボールの径より大きい貫通孔を有するホルダーとロッ
    ド部を一体的に形成しておき、さらにホルダーのボール
    抱持部の側壁に注湯孔とエア抜き孔を形成し、これらボ
    ール付きボルトとホルダー並びにボール抱持部の間口端
    より少なくとも1つ以上の突出片を金型に形成すること
    によって、ボールとホルダー抱持部間にキャビティを形
    成し、該キャビティに溶融材料を充填してボール受け要
    滑部材を形成し、該ボール受け要滑部材の冷却固化後、
    突出片を一体に形成した金型を抜きとることにより一端
    が一方向に開口する軸方向油溝を形成し、続いてボール
    付きボルトとホルダーを金型より取り出し、これらに外
    力を加えることによってボールの外周面とボール受け要
    滑部材の内周面間に隙間を形成せしむることを特徴とす
    るボール受け要滑部材の内周面に油溝を有するボールジ
    ョイントの製法。
JP1322697A 1989-12-14 1989-12-14 ボール受け要滑部材の内周面に油溝を有するボールジョイントの製法 Expired - Lifetime JPH0754125B2 (ja)

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JPH0754125B2 JPH0754125B2 (ja) 1995-06-07

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009008131A (ja) * 2007-06-26 2009-01-15 Toyo Jushi Kk 球面滑り軸受及びその製造用金型並びにその製造方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4989571U (ja) * 1972-11-22 1974-08-02
JPS538861A (en) * 1976-07-14 1978-01-26 Toshiba Corp Temperature annunciator in ice box

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