JPH0387744A - 耐光性に優れた感光性樹脂組成物 - Google Patents

耐光性に優れた感光性樹脂組成物

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JPH0387744A
JPH0387744A JP22281789A JP22281789A JPH0387744A JP H0387744 A JPH0387744 A JP H0387744A JP 22281789 A JP22281789 A JP 22281789A JP 22281789 A JP22281789 A JP 22281789A JP H0387744 A JPH0387744 A JP H0387744A
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Japan
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weight
group
meth
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photosensitive resin
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JP22281789A
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Toshika Fukunishi
福西 利香
Takeshi Oguri
豪 小栗
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は新規な感光性樹脂組成物に関するものである。
さらに詳しくいえば、本発明は紫外光及び可視光に対し
て経時で黄変や変色せず、機械的物性に優れた塗料、成
形材料、印刷インキ及び印刷用版材等に関する。
〈従来の技術〉 従来、プラスチックの光による着色を防止する方法とし
て紫外線吸収剤やヒンダードアミン系光安定化剤を添加
することが知られており、また光による物性低下を抑制
する方法としては上記の添加剤に加え種々の酸化防止剤
を添加することが知られている。例えば、特定の紫外線
吸収剤を添加したり、(特開昭51−81855号)、
特定のヒンダードフェノール系酸化防止剤を添加したり
(特開昭53−474.53号)することが知られてい
る。しかしながら、感光性樹脂においては、一般にプラ
スチックについて知られている手段では十分な効果が得
られず、また紫外線吸収剤のような添加剤では光重合反
応が阻害され、満足できる機械的強度を得ることはでき
ない。このため、感光性樹脂においては、黄変防止のた
めに特定の光重合開始剤を使用したり、(特開昭55−
23187号)光劣化防止のためにヒンダードアミン系
光安定剤を使用することが知られている。(特開昭59
−165073号)しかしながら、これらの手法では感
光性樹脂の黄変化を防止し、かつ光に対して実用上十分
な機械的強度を有するものを得ることはできない。また
紫外線吸収’fPJ、酸化防止剤及び光安定剤等の添加
剤の中には光による着色を防止するどころか着色を促進
するものもあるし、照射光が紫外光か可視光かによって
着色防止効果が異なるものなどがあり、紫外及び可視の
両波長域に対して着色防止効果のある添加剤について研
究はまったくなされていない。
〈発明が解決しようとする課題〉 本発明はある特定の構造を有する熱重合禁止剤とヒンダ
ードアミン系光安定剤を組み合わせることにより、紫外
及び可視両波長域の光線下でも黄変化せず、かつ実用上
十分な機械的強度を有する感光性樹脂組成物を提供する
ことを目的としてなされたものである。
〈課題を解決するための手段〉 本発明者らは紫外光及び可視光に対して経時で黄変ある
いは変色せず、機械的物性に優れた感光性樹脂組成物を
開発するため鋭意研究を重ねた結果、ヒンダードアミン
系光安定剤とヒンダードフェノール系熱重合禁止剤を配
合し、た感光性樹脂組成物が、その目的に適合しうるこ
・とを見い出し、この知見に基づいて本発明を完成する
に至った。
すなわち、本発明は、(A)ラジカル重合性化合物1、
、 O0重量部に対しで、(B)光重合開始剤0,1〜
IO重量部、(C)ヒンダードアミン系光安定剤0.1
〜10重量部及び(D)ヒンダードフェノール構造を有
する熱重合禁止剤0.1〜10重量部とからなることを
特徴とする感光性樹脂組成物を提供するものである。
以下、本発明の詳細な説明する。
(A)成分として用いられる、エチレン性不飽和化合物
としては公知の各種のエチレン性不飽和モノマーや不飽
和プレポリマーを用いることができる。
エチレン性不飽和モノマーの例としては(メタ)アクリ
ル酸のような不飽和カルボン酸のエステル類、例えばア
ルキル(メタ)アクリレート、シクロアルキル(メタ)
アクリレート、ハロゲン化アルキル(メタ)アクリレー
ト、アルコキシアルキル(メタ)アクリレート、ヒドロ
キシアルキル(メタ)アクリレート、アミノアルキル(
メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)
アクリレート、アリル(メタ)アクリレート、グリシジ
ル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレー
ト、フェノキシ(メタ)アクリレート、アルキレングリ
コールジ(メタ)アクリレート、ポリオキシアルキレン
グリコールジ(メタ)アクリlノート、アルキルポリオ
ールポリ(メタ)アクリレートなどであり、さらに好ま
しい具体例を挙げれば、例えばジエチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ(
メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メ
タ)アクリレート、グリセリントリ (メタ)アクリレ
ート、ペンタエリトリットテトラ(メタ)手アクリレー
ト、2−(メタ)アクロイルオキシエチル−2−ヒドロ
キシエチル−フタレート、2−(メタ)アクロイルオキ
シエチル−2−ヒドロキシプロピル−フタレート、1−
(メタ)アクロイルオキシ−2−ヒドロキシ−3−フェ
ノキシ−プロパン、フェノキシエチル(メタ)アクリレ
ート、フェノキテトラエチレングリコール(メタ)アク
リレート、エトキシレーテッドビスフェノールAジ(メ
タ)アクリレート、ビス−(メタ)アクロイルオキシエ
チル−ヒドロキシエチルイソシアヌレート、トリス−(
メタ)アクロイルオキシエチルイソシアヌレートなどで
ある。
その他(メタ)アクリルアミド又はその誘導体、例えば
アルキル基やヒドロキシアルキル基でN−置換又はN、
N’−置換した(メタ)アクリルアミド、ジアセトン(
メタ)アクリルアミド、N。
N′−アルキレンビス(メタ)アクリルアミドなど、ア
リル化合物、例えばアリルアルコール、トリアリルイソ
シアヌレートなと、マレイン酸、フマル酸のエステル、
例えばアルキル、ハロゲン化アルキル、アルコキシアル
キルなどのモノ又はジエステルや、その他スチレン、ビ
ニルトルエン、ジビニルベンゼン、N−ビニルカルバゾ
ール、N−ビニルピロリドンなどを挙げることができる
エチレン性不飽和プレポリマーとしては、ポリエステル
、ポリウレタン、ポリエーテル、エポキシ樹脂、アクリ
ル樹脂などにカルボキシル基、水酸基、イソシアネート
基などの反応性基を有するエチレン性不飽和化合物を用
いて、エチレン性不飽和基を導入したものが用いられる
このようなプレポリマーの具体例を示すと、不飽和ポリ
エステル類としては、例えばマレイン酸、フマル酸、イ
タコン酸のような不飽和二塩基酸又はその酸無水物とエ
チレングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブ
タンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ジエチレン
グリコール、トリエチレングリコール、グリセリン、ト
リメチロールプロパン、ペンタエリトリットなどの多価
アルコールとのポリエステルや前記の酸成分の一部をコ
ハク酸、アジピン酸、フタル酸、イソフタル酸、無水フ
タル酸、トリメリッ)・酸などの飽和多塩基酸に置き換
えたポリエステルあるいは乾性油脂肪酸又は半乾性油脂
肪酸で変性したポリエステルなどが挙げられ、さらに前
記したような多塩基酸と多価アルコールのエステル反応
系に(メタ)アクリル酸を共存させて、共縮合させそれ
ぞれのモル比を調整して分子量500以上としたオリゴ
エステル(メタ)アクリレートを挙げることが出来る。
不飽和ポリウレタン類としては、トリレンジイソシアネ
ート(TDI)、ジフェニルメタン−4゜4−ジイソシ
アネート(MDI)、ヘキサメチレンジイソシアネート
(HMDI)、ナフチレン=1.5−ジイソシアネート
(NDI)、キシリレンジイソシアネート(XDI) 
、o−トルイレンジイソシアネート(TODI)、イソ
ホロンジイソシアネート(IPDI)、ポリメチレンポ
リフェニルイソシアネートなどのポリイソシアネートと
水酸基を有するエチレン性不飽和化合物、例えばアルキ
レングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリオキシ
アルキレングリコールモノ(メタ)アクリレート、アリ
ルアルコ−・ル、などとを反応させたものや、ポリオー
ルとポリイソシアネートから誘導されたポリウレタン化
合物の末端イソシアネート基あるいは水酸基を利用して
エチレン性不飽和基を導入したもの、例えば前記した多
価アルコールやポリカプロラクトンジオール、ポリバレ
ロラクトンジオール、ポリエチレンアジペートジオール
、ポリプロピレンアジペートジオールなどのポリエステ
ルポリオール、ポリオキシエチレングリコール、ポリオ
キシプロピレングリコール、ポリオキシエチレンオキシ
プロピレンダレコール、ポリオキシテトラメチレングリ
コールなどのポリエーテルポリオール、末端水酸基を有
する1、4−ポリブタジェン、水添又は非水添1.2−
ポリブタジエン、ブタジェン−スチレン共重合体、ブタ
ジェン−アクリロニトリル共重合体などのポリマーポリ
オールなどとポリイソシアネートをイソシアネート基過
剰で反応せしめた末端イソシアネート基を有するポリウ
レタン化合物に、水酸基、アミン基などの活性水素を有
するエチレン性不飽和化合物、例えばアルキレングリコ
ールモノ(メタ)アクリレート、ポリオキシアルキレン
グリコールモノ (メタ)アクリレート、アリルアルコ
ール、アミノアルキル(メタ)アクリレートなどを反応
せしめたものや、あるいは水酸基過剰で反応せしめた末
端水酸基を有するポリウレタン化合物に、イソシアネー
ト基を有するエチレン性不飽和化合物、例えばアリルイ
ソシアネート、イソシアナトエチル(メタ)アクリレー
トなどを反応せしめたものなどを挙げることが出来るし
、更に前記の不飽和ポリエステル等をポリイソシアネー
トで連結した化合物などが挙げられる。
不飽和ポリエーテル類としては、ポリオキシエチレング
リコール、ポリオキシプロピレングリコール、ポリオキ
シエチレンオキシプロピレングリコール、ポリオキシテ
トラメチレングリコールなどのポリエーテルグリコール
と(メタ)アクリル酸とのエステルが挙げられる。
不飽和エポキシ樹脂としては、ビスフェノール型エポキ
シ化合物、フェノール又はタレゾールノボラック型エポ
キシ化合物、ハロゲン化ビスフェノール化合物、レゾル
シン型エポキシ化合物、脂環式エポキシ化合物などにカ
ルボキシル基を有するエチレン性不飽和化合物、例えば
(メタ)アクリル酸を反応せしめたものがあげられる。
不飽和アクリル樹脂としては、カルボキシル基、水酸基
、グリシジル基などを持つ七ツマ−を共重合せしめたア
クリル樹脂に、それらの官能基と反応しうる官能基を持
つエチレン性不飽和化合物を反応せしめて不飽和基を導
入したものがあり、例えば(メタ)アクリル酸と各種の
(メタ)アクリレート類、スチレン、酢酸ビニルなどと
の共重合体にグリシジル(メタ)アクリレートを付加さ
せたものや、その逆にグリシジル(メタ)アクリレート
などを含む共重合体に(メタ)アクリル酸などを付加さ
せたものを挙げることができる。
以上のようなエチレン性不飽和七ツマ−やエチレン性不
飽和プレポリマーは一種もしくは二種以上のものを組み
合わせて用られる。
尚、本発明において(メタ)アクリル酸、(メタ)アク
リレート、(メタ)アクロイルオキシ、(メタ)アクリ
ルアミドなどとはそれぞれアクリル酸及び/又はメタア
クリル酸、アクリレート及び/又はメタアクリレート、
アクロイルオキシ及び/又はメタアクロイルオキシ、ア
クリルアミド及び/又はメタクリルアミドなどを示す。
また、(B)成分として用いられる光重合開始剤として
は公知の各種のものを用いることができるが好ましく適
用できるものは各種の有機カルボニル化合物、特に芳香
族カルボニル化合物である。そのようなものの具体例を
あげれば次のとうりである。
ン類(ここで、R,は水素及びメチル、エチル、イソプ
ロピル、イソブチルなどのアルキル基などを示す。) 例えばベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾ
インエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル
、ベンゾインn−ブチルエーテル、ベンゾインイソブチ
ルエーテルなどである。
R9 4 ルナトン類(ここで、R,、R,、R4、Rsは同じか
又は相互に異なる、水素、ハロゲン、アルキル基、アル
コキシ基、水酸基、フェニル基、アルキルチオ基、モル
フォリノ基などを示す。
例えばジメトキシフェニルアセトフェノン、ジェトキシ
フェニルアセトフェノン、ジェトキシアセトフェノン、
2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオフェノン、4′−
イソプロピル−2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオフ
ェノン、2.2−ジクロル−47−フニノキシアセトフ
エノン、1−ヒドロキシシクロへキシルフェニルケトン
、4′メチルチオ−2−モルフォリノ−2−メチルプロ
ピオフェノン、4′−ドデシル−2−ヒドロキシ−2−
メチルプロピオフェノンなどである。
フェノン類(ここで、R,、R,は同じか又は相互に異
なる水素、アルキル基、アルコキシ基、カルボキシル基
、アルコキシカルボニル基、アルキルチオ基、アミノ基
などを示す。) 例えばベンゾフェノン、ベンゾイル安息香酸、ベンゾイ
ル安息香酸メチル、ベンゾイル安息香酸エチル、ベンゾ
イル安息香酸イソプロピル、3,3′−ジメチル−4−
メトキシベンゾフェノン、4ベンゾイル−4′−メチル
ジフェニルサルファイド、4.4′ −ビスジメチルア
ミノベンゾフェノン、4.4′ −ビスジエチルアミノ
ベンゾフェノンなどがある。
(ニ)その他の芳香族カルボニル化合物例えばベンジル
、4.4’−ジメトキシベンジル、フェニルグリオキシ
ル酸メチル、アントラキノン、2−エチルアントラキノ
ン、2−クロルアントラキノンなどのアントラキノン類
、チオキサントン、2.4−ジメチルオキサントン、イ
ソプロピルチオキサントンなどのチオキサントン類、1
−フェニル−1,2−プロパンジオン−2−(o−エト
キシカルボニル)オキシム、I−フェニル−1,2−プ
ロパンジオン−2−o−ベンゾイルオキシムなどのオキ
シムエステル類、ベンゾイルジェトキシホスフィンオキ
サイド、2,4.6−1リメチルベンゾイルジフエニル
ホスフインオキサイドなどのアシルホスフィンオキサイ
ド類、N、N’−ジメチルアミノ安息香酸エチル、N、
N’−ジメチル安息香酸イソプロピルなどのアミン安息
香酸類などである。
その他の有機カルボニル化合物としてカンファーキノン
、アセトインなども、用いることができる。
またカルボニル化合物以外にもイミダゾール二量体、例
えば2,4..5−トリフェニルビスイミダゾール、2
−(o−クロロフェニル)−4,5−ジメトヤシフェニ
ルビスイミダゾールなども用いられる。
これらの光重合開始剤は単独もしくは2以上を徂み合わ
せて(A)成分100重量部に対して0.1〜IO重量
部の範囲で通常は用いられる。
(C)成分として用いられるヒンダードアミン系光安定
剤は、分子中に式−I で表わされるピペリジン骨格を持、っ化合物であり、分
子中に1個有してもよいし複数個有してもよい。
また低分子量のモノマーであってもよいし、オリゴマ・
−であってもよい。該ヒンダードアミン系光安定剤とし
ては公知の各種のものを用いることができ、具体例を挙
げれば次の通りである。
ビス(1,2,2,6,6−ベンタメチルー4−ピペリ
ジル)セバケート、ビス(2,2,6,6−テトラメチ
ル−4−ピペリジル)セバケート、2−(3,5−ジ−
t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−2−n−ブチ
ルマロン酸ビス(1,2,2,6,6−ベンタメチルー
4−ピペリジル)、コハク酸ジメチル−1−(2−ヒド
ロキシエチル)−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テ
トラメチルビペリジン重縮合物、ポリ(f6− (1,
1,3,3−テトラメチルブチル)イミノ−1,3,5
−)リアジン−2,4−ジイル)((2,2,6,6−
テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ)ヘキサメチレ
ン((2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル
)イミノ) 〕、1−(2−[3−(3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシ
Lエチル]−4−[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4
−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシl −2,
2,6,6−チトラメチルピペリジン、(ミックスト1
.2.2.6.6−ベンタメチルー4−ピペリジル/ト
リデシル)1.2,3.4−ブタンテトラカルボキシレ
ート、ミックスト(1,、2,2,6,6,−ペンタメ
チル−4−ピペリジル/β、β、β′−β′−テトラメ
チル−3、9−C2,4,、8,to−テトラオキサス
ピロ(5,5)ウンデカン〕 ジエチル]  −1,2
,3,4−ブタンテトラカルボキシレート、テトラキス
(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル) 
−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート等が
挙げられる。
これらのヒンダードアミン系光安定化剤は、1種用いて
もよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。また
その配合量は、前記(A)成分のラジカル重合性化合物
100重量部に対して、0.1〜10重量部、好ましく
は0.5〜8重量部、さらに好ましくは1〜5重量部の
範囲で選ばれる。
(D>成分として用いられるヒンダードフェノール系熱
重合禁止剤は、分子中にヒンダードされたフェノール構
造を有する化合物であり、−分子−中に1個有してもよ
いし複数個有してもよい。該ヒンダードフェノール系熱
重合禁止剤としては公知の各種のものを用いることがで
き、具体例を挙げれば次の通りである。
分子中にヒンダードフェノール構造を1個有する場合、
下記式−■で表わすことができる。
R1はt−ブチル基を表わし、R2及びR4は水素原子
、炭素原子数lないし10のアルキル基を表わし、R1
は水素原子、炭素原子数iないし18のアルキル基、炭
素原子数lないし18のアルコキシ基、炭素数1ないし
18のヒドロキシアルキル基、炭素数1ないし18のジ
アルキルアミノアルキル基、ヒドロキシ基、−CH2C
H2C0OR,基、CH2Cl(COOR7)2基、(
R,、R,は炭素原子数1ないし18のアルキル基を表
わす。)を表わし、R6は水素原子、炭素原子数1ない
し10のアルキル基を表わす。
R,、R,及びRsとしては水素原子、メチル基、エチ
ル基、n−プロピル基、1so−プロピル基、n−ブチ
ル基、t−ブチル基が好ましい。
R1の中の炭素原子数1ないし18のアルキル基R8と
しては、炭素原子数4以上のものが好ましく、例えばt
−ブチル基が好ましい。
R5の中の炭素原子数1ないし18のアルコキシ基とし
ては、炭素原子数4以上のもので、例えばブトキシ基が
好ましい。
R3の中のヒドロキシアルキル基としては、炭素原子数
4ないし10のアルキル基が好ましい、例えばヒドロキ
シブチル基、ヒドロキシオクチル基などがあげられる。
R,、R,の中の炭素原子数Iないし18のアルキル基
としては例えばステアリル基があげられる。
R3としては炭素原子数4ないし18のアルキル基、−
Ct(zcHtcOORg基、−CHtC)l(、C0
0Rt )を基(R6゜R2は炭素原子数1ないし18
のアルキル基を表わす。)であることが特に好ましい。
これらのヒンダードフェノール系化合物の具体例として
は、例えば、n−オクタデシル−3−(4−ハイドロキ
シ−3′  5′−ジ−t−ブチルフェニル)プロピオ
ネート、ジステアリル(4−ハイドロキシ−3−メチル
−5−t−ブチル)ベンジルマロネート、2,4.6−
1リーt−ブチルフェノールなどがあげられる。
分子中にヒンダードフェノール構造を2個有する場合、
下記式−■、及び■で表わすことができRtはt−ブチ
ル基を表わし、Ro及びR1+は水素原子、炭素原子数
1ないしIOのアルキル基を表わし、R10は、炭素原
子数1ないし10のアルキレン基、 S  、  CH
25CH2,CH2CHICOOR+s  0OCCH
2CH2(R11は−(CHx)s−2CH2Ct(t
c)1zOCt(zcHzOcH2cl(y−などを表
わす。)、−CH2CH2CNH−(−CH計NHCO
CHtC)lz−を表わし、特に炭素原子数4ないし1
0のアルキレン基、CIICHICOORs  00C
CHzCHz−(R8は−(CH!ts 1−fCH2
CH!0→T−CH,CH2−などを表わす)、CHz
CHtCNH+ CH!+r−NHCOCR2CH!−
が好ましい。
R1は、水素原子、炭素原子数1ないし10のアルキル
基を表わす。
また、R13は炭素原子数1ないし10のアルキレン基
、−S−、テレフタル酸エステルを表わし、R8及びR
+ aは水素原子、炭素原子数lないしIOのアルキル
基(例えばメチル基、エチル基、1−ブチル基)を表わ
し、RI5は水素原子、炭素原子数1ないしIOのアル
キル基(例えばメチル基、エチル基、t−ブチル基)な
どを表わし、特に炭素原子数4ないし10のアルキル基
が好ましく例えばt−ブチル基などがあげられる。R,
+7はt−ブチル基、シクロヘキシル基、メチルヘキシ
ル基を表わす。
これらの式−III、IVで表わされるヒンダードフェ
ノール化合物の具体例としては、例えば、N。
N′−ビス−3−(3’、5’)−ジ−t−ブチル−4
−ハイドロキシフェニル)プロピオニルへキサメチレン
ジアミン、1,6−ヘキサンシオールービス(3−(3
,5−ジ−t−ブチル−4−ハイドロキシフェニル)プ
ロピオネート〕、トリエチレングリコール−ビス−〔3
−(3−t−プチル−5−メチル−4−ハイドロキシフ
ェニル)プロピオネート〕、2.2−チオ−ジエチレン
−ビス−[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ハイド
ロキシフェニル)プロピオネート〕、3.9−ビス〔1
゜l−ジメチル−2−(β−(3−t−ブチル−4−ハ
イドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニロキシ)
エチル] −2,4,8,10−テトラオキサスピロ[
5,5)ウンデカン、2,2′−エチリデン−ビス−(
2,4−ジ−t−ブチルフェノール)などがあげられる
分子中にヒンダードフェノール構造を3個ないR8はt
−ブチル基を表わし、R+s+Rg+は水素原子、炭素
原子数lないし5のアルキル基を表わし、R2゜は炭素
原子数1ないし5のアルキル基、置換ベンゼン、置換イ
ソシアヌレート、置換プロピオネートを表わし、R21
は水素原子、炭素原子数lないし5のアルキル基を表わ
す。
Rtsは水素原子、炭素原子数1ないし5のアルキル基
、R14は炭素原子数1ないし5のアルキル基、置換ベ
ンゼン、置換イソシアヌレート、置換プロピオネートを
表わし、R2Sは炭素原子数lないし5のアルキル基、
Roは水素原子、炭素原子数1ないし5のアルキル基、
Rziはt−ブチル基を表わす。
これらの式=■及び■で表わされるヒンダードフェノー
ル化合物の具体例としては、例えば、1.1.3−トリ
ス−(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフ
ェニルブタン、1,3.5−)ジメチル−2,4,6−
1リス−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベ
ンジル)ベンゼン、トリス(3,5−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレ7ト、トリス(
2−(3’   5’−ジ−t−ブチル−4′−ハイド
ロキシハイドローシンナモイロキシル)エチル〕イソシ
アヌレート、トリス−(4−t−ブチル−2,6−ジ−
メチル−3−ハイドロキシベンジル)イソシアヌレート
、テトラキス−〔メチレン−3−(3’、5’−ジ−t
−ブチル−4′−ハイドロキシ−フェニル)プロピオネ
−トコ−メタンなどがあげられる。
これらのヒンダードフェノール系熱重合禁止剤は、1種
用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい
。また、その配合量は、前記(A)成分のラジカル重合
性化合物100重量部に対して、0,1〜10重量部、
好ましくは0.5〜8重量部、さらに好ましくは1〜5
重量部の範囲で選ばれる。
本発明組成物において、前記必須酸分の他に、用途や目
的に応じて染料、顔料、無機充填剤、滑剤、界面活性剤
及び微量の紫外線吸収剤等を添加することができる。
〈発明の効果〉 本発明の感光性樹脂組成物は、ラジカル重合性化合物に
、光重合開始剤、ヒンダードアミン系光安定剤及びヒン
ダードフェノール構造を有する熱重合禁止剤を配合した
ものであり、紫外光及び可視光に対して経時で黄変や変
色せず、機械的物性に優れた塗料、成形材料、印刷イン
キ及び印刷用版材を提供することができる。
以下に実施例をもって具体的に説明する。
ポリマー、感光性樹脂組成物の調製及び樹脂版の成型、
該樹脂版の耐光性試験(黄変化、物性低下)は以下の様
に行った。
l)感光性樹脂組成物中のポリマーの調製a)ポリマー
A ジオールとしてポリプロピレングリコールアジベート(
M n =2600) 、500重量部、ポリプロピレ
ングリコール(Mn=2600) 、500重量部に対
し、トリレンジイソシアネートを78.7重量部、ジブ
チルスズラウレートを0.02重量部加えて、80℃下
で3時間反応させ両末端ウレタンポリマーを得た。次い
で、2−ヒドロキシプロビルメタクレ−1・20重量部
を加えて、IRスペクトルにおけるイソシアネート基の
特性吸収(2260o−1)がほとんど認められなくな
るまで反応を続け、不飽和ポリウレタン、ポリマーAを
得た。
b) ポリマーB ジオールとしてポリプロピレンポリエチレングリコール
(M n = 2600)を500重量部、ポリテトラ
メチレングリコール(M n =2000) 500重
量部に対し、トリレンジイソシアネートを88.8重量
部反応させる以外は、前記プレポリマーAと同様にして
不飽和ポリウレタン、ポリマーBを得た。
C) ポリマーC ジイソシアネートとして、ヘキサメチレンジイソシアネ
ートを85.7重量部用いる以外は前記のポリマーBと
同様にして不飽和ポリウレタン・ポリマーCを得た。
d) ポリマーD ジイソシアネートとして、トリメチルへキサメチレンジ
イソシアネートを108.6重量部用いる以外は前記の
ポリマーCと同様にして不飽和ポリウレタン、ポリマー
Dを得た。
2)感光性樹脂組成物の調製 感光性樹脂組成物は、前記のポリマーA、B。
C,Dに、エチレン性不飽和モノマー、光重合開始剤、
熱重合禁止剤、光安定化剤を添加して得る。
実施例におけるラジカル重合性化合物とは、ポリマー、
A、B、C,Dとエチレン性不飽和モノマーをブレンド
したものであり、エチレン性不飽和モノマーは、以下の
5種を組みあわせて用いた。
エチレン性不飽和モノマー(a)は、ポリマー76重量
部に対して、ラウリルメタクリレート9.6重量部、ポ
リプロピレングリコールモノメタクリレート7.3重量
部、ヒドロキシプロピルメタクリレート3.3重量部、
テトラエチレングリコールジメタクリレート2.5重量
部及びトリメチロールプロパントリメタクリレート 1
.3重量部から成っており、エチレン性不飽和モノマー
(b)は、ポリマー57.5重量部に対して、ラウリル
メタクリレート l014重量部、ポリプロピレングリ
コールモノメタクリレート 18.75重量部、ヒドロ
キシプロピルメタクリレート 11..25重量部、テ
トラエチレングリコールジメタクリレート1.25重量
部及びトリメチロールプロパントリメタクリレート0.
85重量部から或っている。なお、実施例で用いた熱重
合禁止剤は、3,9−ビス〔1,l−ジメチル−2−(
β−(3−t−ブチル−4−ハイドロキシ−5−メチル
フェニル)プロピオニロキシ)エチル:]−2,4゜8
、IO−テトラオキサスピロ(5,5)ウンデカン(以
下AO−1)、オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート(以
下AO−2) 、ペンタエリスリチル−テトラキス(3
−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル
)プロピオネート(以下AO−3) 、!、3.5− 
)リフチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブ
チル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン(以下AO−
4)、)リエチレングリコールービス(3−(3−t−
ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピ
オネート〕 (以下AO−5)、3.5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシーベンジルフオスフォネートージエ
チルエステル(以下AO−6)、4.4’−ブチリデン
ビス(6−t−ブチル−m−クレゾール)以下(AO−
7) 、!、3.5−トリス (2,6−ジ−メチル−
3−ヒドロキシ−4−t−ブチルベンジル)イソシアヌ
レート(以下A○−8)、シミリスチルチオジプロピオ
ネート(以下AO−9)、トリエタノールアミン(以下
A O−10)である。
また、実施例で用いた光安定剤は、ビス(1,2,2゜
6.6−ベンタメチルー4−ピペリジル)セバケート(
以下LS−1)、(ミックスト1,2,2,6.6−ペ
ンタメチル−4−ピペリジル/トリデシル)−1,2,
3,4−ブタンテトラカルボキシレート(以下LS−2
)、ビス−(1,2,2,6,6−ベンタメチルー4−
ピペリジル)−2−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシベンジル)−2−n−ブチルマロネート(以下
LS−3) 、1− (2−(3−(3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシ
)エチル)−4−(3−(3,5−ジ−t−ブチル−ヒ
ドロキシフェニル)プロピオニルオキシ) −2,2,
6,6−テトラメチルビペリジン(以下LS−4) 、
ミックスト[1,,2゜2、6.6−ベンタメチルー4
−ピペリジル/β、β。
β′、β′−テトラメチル−3,9−(2,4,8,1
0−テトラオキサスピロ(5,5)ウンデカン〕ジエチ
ルl −1,2,3,4ブタンテトラカルボキシレート
(以下LS−5) 、テトラキス(2,2,6,6−テ
トラ−メチル−4−ピペリジル)−1,2,3,4−ブ
タンテトラカルボキシレート(以下LS−6)、LL、
1’、1’−テトラメチル−4,4’−(メチレン−ジ
−p−フェニレン)−ジセミカルバジド(以下LS−7
) 、2− (2’−ヒドロキシ−3′−t−ブチル−
5′−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾー
ル(以下LS−8)である。
3) 樹脂板の成型 活性光線を透過するガラス板上をポリエステルフィルム
、ポリプロピレンフィルム等のフィルムで密着カバーし
、硬化版の希望する大きさ、また厚みのスペーサーを置
いた後、この上に本発明の液状感光性樹脂組成物を注加
する。これに前述と同じフィルムで密着カバーしたガラ
ス板を気泡の入らない様に重ね合わせて上下のガラス板
を密着させる。以上の様にして成型したものの上下から
、紫外線蛍光灯で光照射し、光硬化樹脂板を得た。この
際、活性光線源は、紫外線蛍光灯の他、高圧水銀灯、超
高圧水銀灯、カーボンアーク灯、キセノンランプでも構
わない。
本実験の耐光性試験の中では、黄変化試験用として3M
、物性測定用としては1. +nmの硬化版をそれぞれ
用いた。
4) 耐光性試験−黄変度測定− 光硬化版の黄変化の度合いを調べる為、以下の様な加速
テストを行った。光源としては、可視光、紫外光周域で
の黄変度を知る為、可視光源として白色蛍光灯、紫外光
源として紫外線螢光ランプを用い、連続点灯させた各光
源下に、前記製版方法によって得られた光硬化版(厚さ
3mm)を置き、一定時間ごとに黄変度の測定を行った
。黄変度は測定機器として、カラー透過濃度計DM−5
00にBlue  47フイルターを用い、光透過濃度
りを測定し、式(1)より透過率Tを求め、式(2)の
様に、100から透過率Tを引いた値を黄変度と定めた
T=1/10DX100(X)  −−1式l)黄変度
(%) =100−T   −・・・・−・・(式2)
サンプル設置場所での、可視光源、紫外光源の光源強度
を表1に示す。光源強度測定は、OR,C製紫外線照度
計M〇−lで行った。
表  −1 5) 耐光性試験−物性測定− 耐光物性は、前記製版方法によって得られた光硬化版(
厚さ1m+++)を、ガラスで仕切られた屋外暴露試験
室内に一定期間放置した後に、下記条件で引張試験を行
い、強度と伸びの値をかけあわせて求めたタフネス保持
率を測定した。引張試験条件は、以下の通りである。
なお、実施例、比較例の中の黄変度は、可視光源平経時
550時間、紫外光源平経時150時間での値であり、
これは、通常室内における3か月経時の光量に相当して
いる。
実施例1〜8 ラジカル重合性化合物としてポリマーA 76重量部、
エチレン性不飽和七ツマ−(a)24重量部を用い、こ
れに対し、光重合開始剤として、2,2′−ジメトキシ
−2−フェニルアセトフェノン(以下rDMPAJ ’
)0.8重量%、光安定剤としてL3 1を1.0重量
%、熱重合禁止剤として、AO−1を0.1重量%(実
施例1)0.5重量%(実施例2)  1.0重量%(
実施例3)  5.0重量%(実施例4)10.0重量
%(実施例5)を添加し、感光性樹脂組成物を得た。ま
たラジカル重合性化合物としてポリマーB 57.5重
量部、エチレン性不飽和モノマー(b)42.5重量部
を用い、DMPAo、8重量%、LS−1,1゜0重量
%、AO−3を0.1重量%(実施例6)  i、0重
量%(実施例?)  5.0重量%(実施例8)をそれ
ぞれ添加し、感光性樹脂組成物を得た。これらを用い、
前記成型方法により厚さ1mm及び3Illffiの硬
化版を作成し、前記耐光性試験法により、黄変度測定、
物性測定を行った。
結果を表2に示す。表2より、実施例1〜8の黄変度は
、可視光源下で、13以下、紫外光源下でも20〜28
と低い値を示している。
比較例1.2 実施例1と同じラジカル重合性化合物に対し、DMPA
o、8重量%添加(比較例1)さらにLS−1を1.0
重量%添加(比較例2)して感光性樹脂組成物を得、実
施例Iと同様にして硬化版を作成して耐光性試験を行っ
た。結果を表2に示す。
比較例1について可視光源下での黄変度は28と高く、
屋外暴露10日後の物性保持率は30%と低い値になっ
た。また、比較例2については、物性保持率が40%と
低い値であった。
実施例9〜15 実施例6と同じラジカル重合性化合物、光重合開始剤、
光安定剤を用い、熱重合禁止剤としてAO−1(実施例
 9)AO−7(実施例10)AO−4(実施例11)
AO−5(実施例12)AO−6(実施例13)AO−
7<実施例14)AO−8(実施例15)をそれぞれ1
.0重量%添加し、感光性樹脂組成物を得て、前記成型
法によって作成したこれらの硬化版の耐光性試験を行っ
た。結果を表3に示す。実施例9〜15の黄変度は可視
光源下で10以下、紫外光源下で17〜25と低い値で
あった。また、物性保持率は69〜80%と高い値であ
った。
比較例3.4 実施例6と同じラジカル重合性化合性、光重合開始剤、
光安定化剤を用い、熱重合禁止剤とじてAO−9(比較
例3)AO−]、、O(比較例4)をそれぞれ1.0重
量%添加し、感光性樹脂組成物を得、さらに硬化版を作
成し、これらの耐光性試験を行った。結果を表3に示す
。比較例3〜4の可視光源下における黄変度は18〜3
0、紫外光源下における黄変度は24〜26%と高い値
となった。また物性保持率は40〜60%と低い値であ
った。
実施例16.17 ラジカル重合性化合物として、ポリマーC(実施例16
)、ポリマーD(実施例17)をそれぞれ5765重量
部、エチレン性不飽和モノマー(b)を42.5重量部
を用いる以外は実施例3と同様にして感光性樹脂組成物
を得、硬化版を作成し、耐光性試験を行った。結果を表
3に示す。
可視光源下の黄変度は5〜6%、紫外線光源下では15
%と低い値であった。また、物性保持率は75〜76%
と高い値であった。
実施例18〜2I ラジカル重合性化合物としてポリマーA 76重量部、
エチレン性不飽和モノマー(a)24重量部を用いて、
光重合開始剤としてDMPAを0.8重量%、熱重合禁
止剤としてAO−1を1.0重量%、光安定化剤として
LS−1を0.1重量%(実施例18) 、3゜0重量
%(実施例19)、5.0重量%(実施例20)、10
重量%(実施例21)を添加し、感光性樹脂組成物を得
た。このもので硬化版を作成し、耐光性試験を行った。
その結果を表4に示す。可視光源下の黄変度は9〜20
%、紫外光源下では22〜28%と低い値を示した。ま
た、物性保持率は60〜82%と高い値であった。
実施例22〜24 ラジカル重合性化合物としてポリマーA 76重量部、
エチレン性不飽和モノマー(a)24重量部を用い、光
重合開始剤としてベンゾインイソプロピルエーテル(以
下BIPE)を0.8重量%、熱重合禁止剤としてAO
−3を1.0重量%、光安定化剤こしてLS−2を1.
0重量%(実施例22)、3.0重量%(実施例23)
、5.0重量%(実施例23)を添加し、感光性樹脂組
成物を得た。このもので硬化版を作成し、耐光性試験を
行った。その結果を表4に示す。可視光源下における黄
変度は10〜11%、紫外光源下では18〜22%と低
い値を示した。また物性保持率は71〜76%と高い値
であった。
比較例5.6 比較例5.6は光安定化剤を添加しない以外は実施例1
8.22と同様にして感光性樹脂組成物を得た。このも
ので硬化版を作成し、耐光性試験を行った。可視光源下
の黄変度は23〜24%と高い値を示し、物性保持率は
46〜48%と低い値であった。
実施例25〜29 ラジカル重合性化合物としてポリマー857.5重量部
、エチレン性不飽和モノマー(b) 42.5重量部を
用い、光重合開始剤DMPA0.8重量%、熱重合禁止
剤AO−2を1.0重量%、光安定化剤として、LS−
2(実施例25)、LS−3(実施例26)LS−4(
実施例27)LS−5(実施例28)LS−6(実施例
29)をそれぞれ1.0重量%添加して、感光性樹脂組
成物を得、硬化版を作威し、耐光性試験を行った。結果
を表5に示す。
可視光源下における黄変度は10〜12%、紫外光源下
では18〜25%と低い値を示した。また、物性保持率
は74〜80%と高い値であった。
比較例7〜9 光安定化剤としてLS−7を1.0%(比較例7)L、
S−8を0.002%(比較例8) 、LS−8を0.
1%(比較例9)添加した以外は実施例25と同様にし
て感光性樹脂組成物を得た。その結果を表5に示す。
比較例7.8において可視光源下の黄変度は25〜42
%、紫外光源下では20〜25%と高い値を示し、物性
保持率は44〜46%と低い値であった。
比較例9においてLS−8が0.1%では光硬化するこ
とができなかった。
(以下余白)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (A)ラジカル重合性化合物100重量部に対して、(
    B)光重合開始剤0.1〜10重量部、(C)ヒンダー
    ドアミン系光安定剤0.1〜10重量部及び(D)ヒン
    ダードフエノール構造を有する熱重合禁止剤0.1〜1
    0重量部とからなることを特徴とする感光性樹脂組成物
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