JPH0387435A

JPH0387435A - 折りたたみハウス

Info

Publication number: JPH0387435A
Application number: JP22264189A
Authority: JP
Inventors: Yuzo Funato; 船渡　雄三
Original assignee: Sumitomo Light Metal Industries Ltd
Current assignee: Sumitomo Light Metal Industries Ltd
Priority date: 1989-08-29
Filing date: 1989-08-29
Publication date: 1991-04-12
Anticipated expiration: 2010-08-09
Also published as: JPH0774512B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、建築現場用などの仮設事務所や倉庫などに使
用するプレハブ形式の折りたたみハウスに関する。

〔従来の技術〕

かかる折りたたみハウスとして、運搬、保管等の便を図
るべく、プレハブ建築物の構成部分、例えば床パネル、
壁パネル、屋根パネル等を連結し、かつ折りたたみ可能
の形態としたものに従来、例えば特開昭６１−２１１４
３１号公報や特開昭６１−１７２９４１号公報に示すも
のがある。

このうち、特開昭６１−２１１４３１号公報のものは、
床パネルと屋根パネルとを対向する２面の壁パネル間に
２つに折りたたみ自在とし、他の面の壁パネルは水平方
向に回動自在に前記壁パネルに連結してこの壁パネルに
重ね合わさるようにしたもので、ハウスを組上げるには
、屋根パネルの折りたたみ部に固定しである線量金具に
クレーンのフックを引掛けて吊上げ折りたたまれている
屋根パネルと床パネルとを自重により開き、内側に折り
込まれている壁パネルはこれを人手によって両側に開く
ようにしている。

また、特開昭６１−１７２９４１号公報のものは、妻壁
の下縁を床パネルの側縁に回動自在に取付けるとともに
該妻壁の上部はリンクを介して屋根パネルに係脱自在に
連結し、桁壁はこれを土壁と下壁とで構威し、下壁の下
縁を床パネルの側縁に回動可能に連結し、この下壁に重
なり合うよう回動可能に上壁を連結し、土壁の上縁は組
上がった状態では屋根パネルに当接するようにしである
。そして、ハウスを組立てるには、屋根パネルをクレー
ンで吊上げてリンクを介して自重により妻壁を起立させ
、桁壁ば、人手により下壁と土壁とを床パネル上から屋
根パネル側へと立上げる。

〔発明が解決しようとする課題〕

このように従来のものは、いずれもハウスを組上げる際
には、クレーンで屋根パネルを吊上げる必要があり、別
途クレーンなどの作業車を用意しなければならないだけ
でなく、組立て作業も大損りなものとなる。

また、クレーンで屋根パネルを吊上げただけで組立てが
完成するものではなく、一部の壁パネルについてはこれ
を人手により組上げる必要があり、人手と労力を要し、
作業が大変であり、組立能率がよくない。

なお、ワンタッチ的に組立てが終了するものとして、引
出し方式のハウスがあり、これは外箱ユニット内に内箱
ユニットに入れ予約に収納し、現地で内箱ユニットを外
箱ユニット内から引出して外箱ユニットに内箱ユニット
が連結された状態とし、両ユニットでハウスを形成する
ものであるが、この引出し方式のものは折りたためない
ので運搬や保管の際に大きなスペースを要し、折りたた
み方式のメリットが失われてしまう。

本発明の目的は前記従来例の不都合を解消し、折りたた
み方式のハウスにおいて、組立てる際にクレーンなどの
作業車が不要で、ワンタッチ的に簡単に組立てることが
でき、しかもわずか−人の作業者でも組立てが可能で作
業性のよい折りたたみハウスを提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は前記目的を遠戚するため、軽金属製の床パネル
及び屋根パネルのそれぞれの側縁に中央部で上下内側に
折りたたみ自在な軽金属製壁パネルの上縁及び下縁を回
動自在に軸着してハウス本体を形成し、該ハウス本体内
底部に壁パネル起立用の伸縮装置を取外し可能に配設し
たことを要旨とするものである。

〔作用〕

本発明によれば、床パネル上に中央部で上下内側に２つ
に折りたたまれた壁パネルが重なり合い、該壁パネルの
さらに上に屋根パネルが重なった状態でハウス本体が折
りたたまれる。そして、ハウス本体内に配設した壁パネ
ル起立用の伸縮装置例えばバルーンをふくらませること
で壁パネルがバルーンに押し上げられて起立し、床パネ
ル側部から壁パネルが立設し、上方には壁パネルととも
に押し上げられた屋根パネルが配設されてハウスが組立
てられる。

（実施例）以下、図面について本発明の実施例を詳細に説明する。

第１図は本発明の折りたたみハウスの実施例を示す斜視
図で、本発明の折りたたみハウスは、床パネル１、左右
の壁パネル２、前後の壁パネル３及び屋根パネル４とで
ハウス本体が形成される。

各パネル１．２，３．４はいずれも材質として例えば発
泡プラスチックを２枚のアルミニウム板で挟み込んだも
のとし、床パネル１の枠１ａや脚１ｂにはアルミニウム
押出形材を用いた。

左右の壁パネル２は、蝶番などの結合部材で連結される
上部パネル２ａと下部パネル２ｂとで構成され、下部パ
ネル２ｂの下縁を床パネル１の枠ｌａの左右側部に蝶番
により回動自在に連結し、上部パネル２ａの上縁を屋根
パネル４の左右側部に同じく蝶番により回動自在に連結
したもので、上部パネル２ａと下部パネル２ｂとは両者
の連結部を介して内側に上下２つに折りたたみ自在に組
合わされる。

前後の壁パネル３も前記左右の壁パネル２と同様、蝶番
などの結合部材で連結される上部パネル３ａと下部パネ
ル３ｂとで構成され、下部パネル３ｂの下縁を床パネル
１の枠１ａの前後側部に蝶番により回動自在に連結し、
上部パネル３ａの上縁を屋根パネル４の前後側部に同じ
く蝶番により回動自在に連結し、上部パネル３ａと下部
パネル３ｂとは両パネルの連結部を介して内側に上下２
つに折りたたみ自在に組合わさる。

この前後の壁パネル３の横長手方向の長さは、前記左右
の壁パネル２のたたみ代の挿入スペースを確保すべく、
少なくとも上部パネル２ａ、下部パネル２ｂの高さ分だ
けの巾を床パネル１あるいは屋根パネル４の横長手方向
の長さから左右両側で差し引いたものとする。そして、
床パネル１と屋根パネル４との間で、壁パネル２のたた
み代分として壁パネル３が装着されない左右の開口には
、出入用の扉５，５の下縁を床パネルｌの前後側縁に蝶
番により回動自在に取付けた。

図中６は上部パネル３ａに設けた窓を示す。

以上のようにしてハウス本体を形成し、このハウス本体
内には折りたたまれる例えば前後の壁パネル３の下部パ
ネル３ｂの下方に位置させて該壁パネル３起立用の伸縮
装置として例えばバルーン７を取外し自在に配設した。

このバルーン７には床パネル１の底部に配した送気管８
の一端を連通し、該送気管８の他端は可搬式の足踏みポ
ンプやボンベなどのエア供給装置９あるいは自動車の排
ガスを取入れるべくマフラーなどに連結する。

次に組立法について説明する。

第２図、第３図は折りたたまれた状態を示すもので、こ
の状態ではバルーン７はしぼんだ状態で床パネル１上に
載置し、また、壁パネル２，３は上部パネル２ａ、３ａ
と下部パネル２ｂ、３ｂとの連結個所で上下２つに内側
に蛇腹状に折りたたまれ、床パネル１上に下部パネル２
ｂ、３ｂが重なり、この上に上部パネル２ａ、３ａが重
なり合い、また、扉５も下縁の床パネル１との連結部を
軸にしてハウス内方の床パネル１上に重なった状態にあ
る。

この状態で、左右の壁パネル２も前後の壁パネル３もと
もにハウス内方の床パネルｌ上へ床パネル１との連結部
を軸として倒れハウス内に突出するが、前後の壁パネル
３は扉５の横巾分だけ左右で床パネル１の長さよりも短
くなっているので、左右の壁パネル２のたたみ代の挿入
スペースが確保され、床パネル１上で左右の壁パネル２
と前後の壁パネル３とが重なり合ったりすることはない
。

このようにして床パネルｌ上に折りたたまれた壁パネル
２，３の上面に、該壁パネル２，３の上縁の軸着部を介
して屋根パネル４がさらに重なり合う。

この折りたたんだ状態でハウスをトラックの荷台に搭載
し、あるいはヘリコプタ−で吊下して設置現場に運搬す
る。

設置現場に折りたたんだままのハウスを置き、バルーン
７の送気管８にエア供給装置９を連結して、バルーン７
にエアを供給スれハ、バルーン７内に送り込まれたエア
によりバルーン７が膨らむ。

バルーン７が膨らむことで、該バルーン７の上部に重な
り合っていた壁パネル２．３の下部パネル２ｂ、３ｂが
上方へと押し上げられ、下部パネル２ｂ、３ｂが床パネ
ル１との軸着部を中心にして外側上方に回動し、その結
果、上部パネル２ａ。

３ａは下部パネル２ｂ、３ｂとの軸着部及び屋根パネル
４との軸着部で回動しながら、外方に押し出される。

これにより、下部パネル２ｂ、３ｂ及び上部パネル２ａ
、３ａは重なり合って水平に折りたたまれた状態から、
上下の垂直方向に連なった状態となって床パネル１の側
部上に起立し、壁パネル２゜３上には該壁パネル２，３
とともに上方に押し上げられた屋根パネル４が配設され
ることとなる（第４図、第５図参照）。

次に、扉５を下縁の床パネル１との連結部を軸にしてハ
ウス内から手前に引き起こして壁パネル３と同一面上に
並べて配置し、扉５の下縁と床パネル１との連結を解除
し、新たに壁パネル３の側縁と軸着する（第６図、第７
図参照）。

そして、最後にバルーン７内のエアを抜くか、あるいは
バルーン７を取り外して組立てが完了する（第１図、第
８図参照）。

かかる組立作業は、バルーン７にエアを供給するだけで
よく、バル−ン７が膨らむことにより自動的になされ、
この場合、壁パネル２，３、屋根パネル４はアルミニウ
ム板の間に発泡プラスチックを挟み込んだ軽量のものに
形成しであるので、空気圧によって容易に持上げられ、
また、空気圧も低いもので足りる。

使用後、ハウスを除去するには前記した組立ての場合と
逆の動作を行えばよい。

〔発明の効果〕

以上述べたように本発明の折りたたみハウスは、クレー
ンなどの作業車を使用せずに、−人でもワンタッチ的に
組立てることができ、また、軽量で取扱いも楽で組立て
の作業性を向上できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の折りたたみハウスの実施例を示す斜視
図、第２図は折りたたんだ状態の斜視図、第３図は同上
説明図、第４図は組立て途中の斜視図、第５図は同上説
明図、第６図は組立完成直前の斜視図、第７図は同上説
明図、第８図は組立完成状態の説明図である。１・・・床パネル　　　　１ａ・・・枠１ｂ・・・脚　
　　　　　２・・・左右の壁パネル２ａ・・・上部パネ
ル　　２ｂ・・・下部パネル３・・・前後の壁パネル　
３ａ・・・上部パネル３ｂ・・・下部パネル　　４・・
・屋根パネル５・・・扉６・・・窓７・・・バルーン８・・・送気管９・・・エア供給装置

Claims

【特許請求の範囲】

軽金属製の床パネル及び屋根パネルのそれぞれの側縁に
中央部で上下内側に折りたたみ自在な軽金属製壁パネル
の上縁及び下縁を回動自在に軸着してハウス本体を形成
し、該ハウス本体内底部に壁パネル起立用の伸縮装置を
取外し可能に配設したことを特徴とする折りたたみハウ
ス。