JPH0379426B2 - - Google Patents

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JPH0379426B2
JPH0379426B2 JP59202467A JP20246784A JPH0379426B2 JP H0379426 B2 JPH0379426 B2 JP H0379426B2 JP 59202467 A JP59202467 A JP 59202467A JP 20246784 A JP20246784 A JP 20246784A JP H0379426 B2 JPH0379426 B2 JP H0379426B2
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JP
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steel
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corrosion resistance
hardness
quenching
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JP59202467A
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Hajime Ikeda
Kiichi Saito
Takeshi Yoshida
Ko Tajima
Hiromitsu Hoshi
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Nippon Stainless Steel Co Ltd
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Nippon Stainless Steel Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
<産業上の利用分野> この発明は、良好な耐摩耗性確保につながる優
れた焼入れ性を有するとともに、高靭性並びに高
耐食性をも兼備していて、オートバイのブレーキ
デイスク用素材として好適な低炭素マルテンサイ
ト系ステンレス鋼に関するものである。 <従来の技術及びその問題点> 近年、オートバイの需要は益々増加する様相を
呈しているが、それとともに性能や外観等に対す
る需要者の要求よりも一段と高度化する傾向をた
どつている。例えば、制動装置を例にとつてみて
も、これらの要望に応えるべくデイスクブレーキ
の採用が一般化してきており、更にその材質等に
も種々の工夫・改良が加えられてきた。 ところで、オートバイに作用されるブレーキデ
イスクには耐摩耗性や靭性に優れていることが要
求されることはもちろんであるが、加えて、使用
環境の多様化や美的要因から、優れた耐食性・耐
銹性を備えていることも欠くことのできない大き
な要件となつてきている。 従来、このような状況に対処すべく、オートバ
イ用ブレーキデイスクには高炭素1Cr鋼(0.3重量
%C−15.5重量%Cr鋼)、或いはSUS 420J2鋼
(0.3重量%C−13重量%Cr鋼)等の高炭素マルテ
ンサイト系ステンレス鋼が採用され、熱処理によ
つて硬さをHRC35±3程度に管理して使用に供さ
れていた。ブレーキデイスクの硬さを特に前記の
如き値に調整するのは、耐摩耗性のみを考慮して
硬度を高くしすぎると(デイスクの耐摩耗性はそ
の硬度とほぼ比例関係にあり、硬度が高くなるほ
ど耐摩耗性も向上する)ブレーキ鳴きを生じるよ
うになるばかりか、制動安定性にも悪影響を及ぼ
すからである。 ところが、前記従来材ではこの硬さ調整に難点
があり、その改善が強く待たれるものであつて、
必ずしも現状又は近い将来に了とされる品質のも
のではなかつた。 なぜなら、オートバイ用ブレーキデイスクに供
されてきた前記高炭素系鋼材は、C及びCr等の
含有量や焼入れ温度のわずかな変動によつて焼入
れ硬さが大きく変化するものであり、従つて、
“焼入れ”のみでHRC35±3と言う狭い範囲の硬
度を得るには苛酷なまでに厳しい材質管理と熱処
理管理を必要とし、実際上、安定した品質の製品
を作業性良く製造するのが極めて困難なものであ
つた。そこで、一般には、“焼入れ”のみによる
硬さ調整をあきらめ、焼入れ処理の後に適当な温
度(550〜650℃)での“焼戻し”を施すことで目
標とする硬さを達成すると言う、多段階の工程を
とらざるを得なかつたのである。 その上、“焼戻し”を伴う前記方法には次のよ
うな問題点もあつた。即ち、この場合の“焼戻
し”とは冶金学的にはCr炭化物の析出によるマ
ルテンサイトからソルバイトへの変態現象である
が、Cr炭化物の析出周辺では局部的にCr濃度が
低くなることは否めず、それに起因するデイスク
材の耐食性低下をどうすることもできなかつたの
である。 このような事情から、最近、“焼入れ”のみに
よつてブレーキデイスクに要求される特性を容易
に得ることができる鋼を目指したところの、Mn
含有量を高めたオートバイデイスクブレーキ用低
炭素マルテンサイト系ステンレス鋼に関する提案
もなされるようになつた(特開昭57−198249号)。 しかしながら、特開昭57−198249号として提案
された前記低炭素マルテンサイト系ステンレス鋼
は、その出願明細書中の実施例の記載からも明ら
かなように、所望の耐食性等を安定して実現する
にはCr含有量を12〜14%程度(以下、%は重量
%とする)と高く設定する必要があり、このため
鋼材の靭性が劣化するばかりか、Mn含有量を高
めたとしてもなおオーステナイトの安定化が不十
分であつて、焼入れ特性や耐食性に難点が残る等
の問題点を有していることが、本発明者等のその
後の研究で明らかとなつたのである。 <問題点を解決するための手段> そこで、本発明者等は、熱処理条件を厳しく管
理せずとも“焼入れ”のみでHRC35±3の硬度が
安定かつ容易に得られ、しかもオートバイ用ブレ
ーキデイスク材として十分に満足できる優れた靭
性並びに耐食性を備えた鋼材を提供すべく、様々
な観点からの基礎的試験・研究を続けた結果、 (a) SUS403として規格化されたマルテンサイト
系ステンレス鋼を基本として、そのC及びNの
総量を低く規制するとともにCr含有量をも低
目に抑え、更に適量のMoを添加すると、焼入
れ性、靭性並びに耐食性がバランス良く向上し
た鋼が得られること、 (b) このような鋼材は、通常の焼入れ処理のみで
オートバイ用ブレーキデイスク材として好適な
硬度(HRC35±3)に安定して調整することが
可能であること、 (c) 該鋼に、適量のNbを更に添加含有せしめる
と、その耐食性が一層向上すること、 以上(a)〜(c)に示されるような知見が得られたの
である。 この発明は、上記知見に基づいてなされたもの
であり、 ステンレス鋼材を、 C:0.08%以下、N:0.04%以下、 (ただし、C+Nの合量で0.06〜0.09%)、 Si:0.5%以下、Mn:0.4〜1.0%、 Cr:10.0〜11.5%、Ni:0.5〜1.0%、 Mo:0.05〜0.5%、 を含有し、更に必要に応じて Nb:0.04〜0.1%、 を含有し、残りがFeと不可避不純物からなる成
分組成(以上重量%、以下%は重量%を示す)で
構成することによつて、優れた焼入れ性、靭性並
びに耐食性を兼備する低炭素マルテンサイト鋼と
した点、 に特徴を有するものである。 次いで、この発明の低炭素マルテンサイト系ス
テンレス鋼において、その成分割合を前記の如く
に数値限定した理由を説明する。 (a) C及びN C及びN成分は、共に鋼の焼入れ硬さを決定
する元素であるが、C+Nの合量で0.06%を下
回つても、またC及びNがそれぞれ0.08%およ
び0.04%を上回り、かつC+Nの合量で0.09%
を上回つても、オーステナイト域からの焼入れ
(通常の焼入れ温度である850〜1000℃からの場
合)の際にHRC35±3の硬さを得ることができ
なくなる上、C及びNの含有量は鋼の靭性にも
著しい影響を及ぼすものであつて、その含有量
がそれぞれC:0.08%およびN:0.04%を越
え、かつC+Nの合量では0.06〜0.09%の範囲
から外れると靭性劣化の傾向をみせることか
ら、その含有量を、C:0.08%以下、N:0.04
%以下にして、C+Nの合量:0.06〜0.09%と
定めた。 第1図は、0.3%Si−0.8%Mn−11.5%Cr−
0.8%Ni−0.3%Mo鋼における〔C+N〕量と
焼入れ硬さとの関係を示す線図であり、第2図
は同様の鋼における〔C+N〕量と衝撃値との
関係を示す線図であるが、これらの線図から
も、HRC35±3の硬度を安定して現実し、かつ
良好な靭性を示す鋼を得るためには、〔C+N〕
量を0.06〜0.09%とする必要があることが明ら
かである。 (b) Si Siは、フエライト生成元素であつて鋼の焼入
れ硬度を低下させるばかりか、靭性にも悪影響
を及ぼすので、合金元素としては好ましくない
ものである。そして、その含有量が0.5%を越
えると特に前記弊害が著しくなることから、Si
含有量はSUSの13Cr鋼(例えばSUS403)と同
様に0.5%以下と定めたが、製鋼上、脱酸が十
分になされるならば低いほど好ましい。 (c) Mn Mn成分には、オーステナイト生成元素であ
ることから焼入れ硬さを安定にする作用があ
り、また脱酸の面からも欠かせないものであ
る。しかし、本発明鋼の場合は、後述する如
く、焼入れ硬化性を安定せしめる元素として
Niを著しい効果を与えており、過剰にMnを添
加しても該効果向上の度合が少ないばかりか経
済性を損うことにもなるため、Mn含有量は1.0
%以下と定めた。なお、Mn含有量は極く微量
であつても所望の効果を得られるが、前記作用
に十分な効果を得るためには0.4%以上の添加
が好ましい。 (d) Cr Cr成分にはステンレス鋼としての耐食性を
確保する作用があるが、その含有量が10.0%未
満では前記作用に所望の効果を得ることができ
ず、一方、11.5%を越えて含有させると靭性の
劣化を来たすことから、Cr含有量は10.0%〜
11.5%と定めた。 第3図は、0.3%Si−0.8%Mn−0.8%Ni−0.3
%Mo鋼におけるCr量と耐食性(JIS Z2371に
規定された塩水噴霧試験による10段階評価のレ
イテングナンバーで示した)との関係を示す線
図であり、第4図は同様の鋼におけるCr量と
衝撃値との関係を示す線図であるが、これらの
線図からも、Cr含有量が10.0〜11.5%の範囲で
良好な耐食性と靭性とを兼備することが明らか
である。 なお、この発明のマルテンサイト系ステンレ
ス鋼はCr含有量が低いため、Fe−Cr状態図か
らも明らかなように、高温においてもオーステ
ナイト安定度が高く、焼入れ特性、靭性及び耐
食性がともに優れているが、この点もこの発明
の大きな特徴の1つである。 (e) Ni Ni成分は、強いオーステナイト生成元素で
あることから有効な焼入れ安定性向上作用を有
しており、また靭性向上作用をも有している
が、その含有量が0.5%未満では焼入れ安定性
向上作用に所望の効果が得られず、一方1.0%
を越えて含有させてもその効果が飽和してしま
い経済的にも好ましくないことから、Ni含有
量は0.5〜1.0%と定めた。 第5図は、0.3%Si−0.8%Mn−11.5%Cr−
0.3%Mo鋼におけるNi量と焼入れ硬さとの関
係を示す線図であり、第6図は同様の鋼におけ
るNi量と衝撃値との関係を示す線図であるが、
これらの線図からも0.5〜1.0%のNi添加が有効
であることは明らかである。 (f) Mo Mo成分は、鋼の耐食性を著しく向上する作
用を有しており、Cr含有量を低減したこの発
明のステンレス鋼ではMo添加による耐食性の
補償は欠かせないものであるが、その含有量が
0.5%を越えると耐食性向上効果が飽和してし
まうことから、Mo含有量は0.5%以下と定め
た。なお、Moは極く微量でもそれなりの耐食
性向上効果を発揮するが、できれば0.05%以上
を含有せしめるのが良い。 第7図は、0.3%Si−0.8%Mn−11.5%Cr−
0.8%Ni鋼におけるMo含有量と耐食性(JIS
Z2371に規定された塩水噴霧試験による10段階
評価のレイテングナンバーで示した)との関係
を示す線図であるが、該線図からも、Mo添加
によつて耐食性が著しく向上することがわか
る。 (g) Nb Nb成分にもこの発明のステンレス鋼の耐食
性を向上する作用があるので、より高い耐食性
を要求される場合に添加されるものであるが、
その含有量が0.1%を越えると経済性を著しく
損うばかりか耐食性向上効果が飽和してしまう
ことから、Nb含有量は0.1%以下と定めた。な
お、Nbも極く微量の添加でそれなりの耐食性
向上作用を示すものであるが、好ましくは0.04
%以上を含有せしめるのが良い。 この発明の低炭素マルテンサイト系ステンレ
ス鋼は、以上に示した成分組成を特徴とするも
のであり、不可避的に混入する不純物元素は極
力少ない方が良いことは言うまでもないが、特
にSを低減することが好ましく、0.001%以下
にS含有量を抑制することが推奨される。 次いで、この発明を実施例により説明する。 <実施例> まず、第1表に示す如き化学成分組成の鋼を
100Kg高周波溶解炉で大気溶解し、これらに常法
通りの鋼塊皮剥、熱間圧延及び焼鈍を施して厚さ
が6mmの熱延板を得た。 次に、これらを750℃にて十分に軟化焼鈍し、
【表】
【表】 デイスクブレーキ材及びラボ試験片を採取した。 このようにして得られた試験片について、焼入
れ性、靭性及び耐食性を調査し、その結果を第8
図、第9図、第10図及び第2表に示した。 一般に、ブレーキデイスク材では、能率向上や
酸化防止のために高周波焼入れが実施されている
が、第8図に示される本発明鋼1(試験片寸法:
6mmφ×100mm)についての迅速焼入れ試験(昇
温:10秒、均熱時間:7秒、冷却手段:放冷)の
結果は、本発明鋼が極く短時間の昇温並びに均熱
であつても十分に目標とする硬さに達し、しかも
表層部及び中心部ともほぼ均一な硬さとなるなど
極めて優れた焼入れ性を有していることを明示し
ており、この点からもブレーキデイスク材として
好適であることがわかる。なお、このような焼入
れ特性は、本発明鋼1に限られるものではなく、
本発明鋼2〜15においても同様であることが確
認された。 また、ブレーキデイスクへの装飾用材のCuブ
レージング接合と焼入れ用熱処理とを同時に実施
する場合は、1150〜1200℃程度への加熱が必要で
あるが、第8図に示される結果は、このような温
度からの焼入れによつてもHRC35±3の焼入れ硬
さが得られることを明示するものでもあり、この
ことは、打抜き、装飾用材の付着接合、焼入れ等
の処理を施す側のオートバイメーカー等に材料選
定上大きな自由度を持たせ得ることを意味してい
る。 そして、本発明鋼1及び15、並びに従来鋼1
6についての高温焼入れ試験結果を示す第9図か
らも、これらの事実は明瞭に裏付けられる。 これに対して、従来鋼16は、通常、1100〜
1200℃ではオーステナイト相1相とはならず、フ
エライト相が析出するために焼入れ状態では「マ
ルテンサイト相+フエライト相」の2相組織とな
つてしまつて十分な“焼き”が入らず、耐食性の
低下や靭性低下をきたすものであつた。 なお、本発明鋼が十分に安定した焼入れ硬さを
得られるのは、Cr含有量が低いために1200℃を
越える高温までフエライト相が析出せず、前記温
度範囲ではオーステナイト1相であるので、焼入
れ後も十分にマルテンサイト1相を確保できるか
らである。 第10図は、本発明鋼1及び15、並びに従来
鋼16についての焼入れ温度と靭性との関係を示
した線図であるが、本発明鋼は800〜1000℃の焼
入れ温度でいずれも5Kg−m以上の衝撃値を示し
ているのに対して(なお、このことは鋼種1及び
15以外の本発明鋼についても確認された)、従
来鋼16は靭性が低く、特に850℃焼入れについ
ては約2Kg−m程度の衝撃値しか示さず、安全性
に支障のあることがわかる。 更に、第2表は、本発明鋼1〜15並びに従来
鋼16における、各種温度でのシヤルピー衝撃試
験結果(950℃焼入れ)並びに塩水噴霧試験結果
(JIS Z 2371に規定された塩水噴霧試験による
10段階評価のレイテングナンバーで示した)を表
わしたものであるが、該第2表からも、本発明鋼
は−25℃の低温でも十分な靭性を有していて、オ
ートバイデイスクとして使用した場合
【表】 の寒冷地での走行を一層安定確実なものとできる
ことがわかり、また耐食性に優れていて銹の発生
が少なく、美観保持性能や耐久性に十分優れてい
ることもわかる。 <総括的な効果> 以上説明したように、この発明によれば、850
〜1200℃程度の広い範囲の温度からの焼入れのみ
で硬さをHRC35±3に安定して調整し得、また迅
速焼入れによつてもバラツキのない焼入れ硬さが
実現される上、靭性並びに耐食性ともに極めて優
れた、オートバイ用ブレーキデイスク材として好
適な低炭素マルテンサイト系ステンレス鋼が得ら
れるなど、産業上極めて有用な効果がもたらされ
るのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、〔C+N〕量と焼入れ硬さとの関係
を示す線図、第2図は、〔C+N〕量と衝撃値と
の関係を示す線図、第3図は、Cr含有量と耐食
性との関係を示す線図、第4図は、Cr含有量と
衝撃値との関係を示す線図、第5図は、Ni含有
量と焼入れ硬さとの関係を示す線図、第6図は、
Ni含有量と衝撃値との関係を示す線図、第7図
は、Mo含有量と耐食性との関係を示す線図、第
8図は、迅速焼入れ試験での焼入れ温度と表層
部、中心部の硬さとの関係を示す線図、第9図
は、高温焼入れ試験での焼入れ温度と硬さとの関
係を示す線図、第10図は、焼入れ温度と靭性と
の関係を示す線図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 重量%で、 C:0.08%以下、N:0.04%以下、 (ただし、C+Nの合量で0.06〜0.09%)、 Si:0.5%以下、Mn:0.4〜1.0%、 Cr:10.0〜11.5%、Ni:0.5〜1.0%、 Mo:0.05〜0.5%、 を含有し、残りがFeとその他の不可避不純物か
    らなる組成を有することを特徴とする、焼入れ
    性、靭性、並びに耐食性の優れた低炭素マルテン
    サイト系ステンレス鋼。 2 重量%で、 C:0.08%以下、N:0.04%以下、 (ただし、C+Nの合量で0.06〜0.09%)、 Si:0.5%以下、Mn:0.4〜1.0%、 Cr:10.0〜11.5%、Ni:0.5〜1.0%、 Mo:0.05〜0.5%、 を含有し、さらに、 Nb:0.04〜0.1%、 を含有し、残りがFeとその他の不可避不純物か
    らなる組成を有することを特徴とする、焼入れ
    性、靭性、並びに耐食性の優れた低炭素マルテン
    サイト系ステンレス鋼。
JP20246784A 1984-09-27 1984-09-27 低炭素マルテンサイト系ステンレス鋼 Granted JPS6179751A (ja)

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