JPH0378623A - 加工機械用異常診断装置 - Google Patents

加工機械用異常診断装置

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JPH0378623A
JPH0378623A JP21653689A JP21653689A JPH0378623A JP H0378623 A JPH0378623 A JP H0378623A JP 21653689 A JP21653689 A JP 21653689A JP 21653689 A JP21653689 A JP 21653689A JP H0378623 A JPH0378623 A JP H0378623A
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JP
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cause
general
abnormal
special
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JP21653689A
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Toyoko Sugimura
椙村 豊子
Hiroshi Yamaguchi
弘 山口
Hirotomo Suzuki
鈴木 禮奉
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野) 本発明は、工作機械、ミシン、塑性加工機械。
切断機械、溶接機械、鋳造機械等の加工機械に設けられ
、それの異常症状に基づいて異常を診断する装置に関す
るものであり、特に、診断可能な異常症状の範囲を拡張
する技術に関するものである。
〔従来の技術〕
加工機械の異常診断は従来、次のような異常診断装置に
よって行われていた。この装置は、(a)加工機械の複
数の異常症状の各々と、それら各異常症状の原因の推論
に必要な診断情報とを対応付けて記憶している診断情報
記憶手段と、(b)加工機械の異常診断対象部分に設け
られ、それの温度2位置、圧力等を電気信号に変換する
センサと、(C)その電気信号に基づいて異常診断対象
部分に異常が生じたか否かを判定するとともに、そうで
ある場合には、その電気信号により表される異常症状と
診断情報とに基づいてその異常症状の原因を推論する推
論手段と、(d)推論された原因を出力する出力手段と
を含むものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、この種の異常診断装置では、原因が推論可能な
異常症状がセンサによって検出し得るもの、すなわち、
センサが発する電気信号を変化させ得る異常症状に制限
される。そのため、センサでは検出し得ない異常症状、
すなわち、例えばr加工機械における加工精度が不良」
という異常症状の原因は診断できず、診断可能な異常症
状に制約があるという問題があった。
請求項1の発明はこの問題を解決することを課題として
為されたものである。
請求項2および3の発明はそれぞれ、請求項1の発明の
実施に好適な一態様を提供することを課題として為され
たものである。
〔課題を解決するための手段〕
請求項1の発明の要旨は第1図に示すように、前記加工
機械用異常診断装置を、前記診断情報記憶手段と、オペ
レータの操作に従って加工機械の異常症状を入力する入
力手段と、入力された異常症状と前記診断情報とに基づ
いて人力された異常症状の原因を推論する推論手段と、
前記出力手段とを含むものとすることにある。
なお、出力手段は、出力すべき文字9図形等を画面に一
時的に表示する表示型としたり、紙面に印刷する印刷型
とすることができる。
また、入力手段は、オペレータによるキー等の操作に従
って異常症状を表す症状データを一方的に入力する一方
向入力型としたり、加工機械の複数の異常症状を出力手
段に出力させるとともに、その出力結果に基づくオペレ
ータのキー、ライトペン、マウス等の操作に従って、そ
れら複数の異常症状の中から該当するものを選択する対
話人力型とすることができる。なお、対話人力型である
場合には、出力手段が表示型とされるのが一般的である
請求項2の発明の要旨は第2図に示すように、請求項1
の発明における診断情報記憶手段を、(a)前記複数の
異常症状の各々に対応付けて、それら各異常症状を生じ
させる複数の原因のうち最も一般的な一般原因を記憶し
ており、かつ、それら−般原因の各々が加工機械に属す
る電気部品である異常症状−一般原因記憶手段と、(b
)その異常症状−一般原因記憶手段に記憶されている複
数の一般原因の各々に対応付けて、それら各一般原因の
電気部品と接続されている電気部品を特殊原因として記
憶している一般原因一特殊原因記憶手段とを含むものと
するとともに、推論手段を、(a)入力された異常症状
に対応する一般原因を異常症状−一般原因記憶手段から
読み出して検証し、その一般原因が真であると検証する
通常時に、その一般原因を真の原因として出力手段に出
力させる通常時推論手段と、ら)その通常時推論手段に
より一般原因が真の原因ではないと検証された特定時に
作動し、その一般原因に対応する特殊原因を一般原因特
殊原因記憶手段から読み出して検証し、その検証結果に
基づいて真の原因を推論して出力手段に出力させる特定
時推論手段とを含むものとしたことにある。
請求項3の発明の要旨は、請求項2の発明における異常
症状−一般原因記憶手段に記憶されている複数の一般原
因の各々を、加工機械に属する機械部品とするとともに
、一般原因一特殊原因記憶手段に記憶されている複数の
特殊原因の各々を、それら各特殊原因に対応する一般原
因としての機械部品と同じ機構部に属する機械部品とす
ることにある。
[作用] 本発明装置においては、オペレータの操作に従って異常
症状が入力されるから、異常症状の種類がセンサにより
検出可能なものに制限されることはない。
なお、本発明装置は、複数の異常症状の中にセンサによ
り検出可能な異常症状と検出不能な異常症状とが存在す
る場合に、検出可能な異常症状であるか否かを問わずす
べての異常症状の入力をオペレータにより行わせる形式
とすることはもちろん、検出可能な異常症状については
従来と同様にセンサに行わせるが、検出不能な異常症状
についてはオペレータにより行わせるセンサ/オペレー
タ入力併用式とすることもできる。
請求項2および3の発明装置においては、異常症状に対
応する複数の原因が一般原因と特殊原因とに分けられ、
通常は、異常症状と一般原因との関係を記憶している異
常症状−一般原因記憶手段から真の原因が得られるが、
特別の場合、すなわち、異常症状−一般原因記憶手段か
らでは真の原因が得られない場合には、一般原因と特殊
原因との関係を記憶している一般原因一特殊原因記憶手
段から真の原因が得られる。
一般原因一特殊原因記憶手段に記憶されている特殊原因
は、それが電気部品である場合には一般原因としての電
気部品と接続されている電気部品、機械部品である場合
には一般原因としての機械部品と同じ機構部に属する機
械部品とされるとともに、特殊原因は一般原因と電気接
続関係または部品帰属関係において関連する原因とされ
る。つまり、特殊原因はそれに対応する一般原因と同じ
異常症状を生じさせる可能性があるか否かとは無関係に
選出されるのである。
〔発明の効果] 以上の説明から明らかなように、本発明に従えば、診断
可能な異常症状がセンサにより検出可能であるか否かに
よって制限されることがなくなり、診断可能な異常症状
の範囲が拡大されるという効果が得られる。
また、請求項2および3の発明に従えば、異常症状と対
応付けて複数の原因を記憶させる際に、その異常症状を
生じさせる可能性のある複数の原因のうち最も一般的な
一般原因が判明すれば十分であり、特殊原因は、それが
如何なる異常症状を生じさせるかとか、一般原因と同じ
異常症状を生じさせる可能性がどの程度大きいかとかな
どとは無関係に、電気接続関係または部品帰属関係に従
って選出すればよく、特殊原因の選出が簡単となる。異
常症状と原因との関係を熟知していなくても、一般原因
である構成部品の電気接続関係または部品帰属関係を表
す電気配線図2部品表等から特殊原因を列挙することが
でき、原因の選出にそれ程専門的な技術知識が必要でな
くなるのである。
以上要するに、請求項2および3の発明に従えば、異常
症状に対応する複数の原因の選出を簡単かつ迅速に行い
得るという効果が得られるのである。
〔補足説明〕
推論手段により原因が推論されたならば、オペレータは
その原因を取り除くための対策を見い出そうとするのが
普通である。しかし、対策を見い出すためには加工機械
に関する専門的な技術知識が必要である場合がある。オ
ペレータは普通そのような知識を十分持っていないから
、対策を見い出し得す、このような場合には、専門の保
守要員に対策の実行を依頼することが一般的に行われて
いる。
しかし、オペレータにより簡単に見い出し得ない対策全
部がその対策の実行に高度な技術が要求されるとは限ら
ず、対策の内容さえ判ればオペレータによってでも十分
実行が可能な程簡単な対策であることがある。例えば、
異常症状がオペレタの操作ミスや、加工機械の構成部品
自身ではなくそれの環境条件(例えば、周辺温度)が不
適切であること等に起因して生じた場合には、オペレー
タでもそれら異常症状の発生を解消することができる場
合が多いのである。保守要員はオペレータにより依頼さ
れれば加工機械に出向くのが普通であるため、保守要員
しか実行できない程困難な対策ではないにもかかわらず
保守要員が呼び出されると、保守要員に課される負担が
増す。
この負担を軽減する必要がある場合には、本発明におけ
る診断情報記憶手段を、加工機械の複数の異常症状の各
々と、それら各異常症状の原因と対策との推論に必要な
診断情報とを対応付けて記憶しているものとするととも
に、推論手段を、入力された異常症状に基づいて入力さ
れた異常症状の原因と対策とを推論するものとすること
が望ましい。このようにすれば、オペレータが十分な技
術知識を持っていなくても、保守要員の依頼に先立って
、対策がオペレータによってでも実行可能な程節単なも
のであるか、保守要員によらなければならない程困難な
ものであるかをより簡単にかつより正確に判断すること
ができ、本当に必要な場合に限って保守要員に対策の実
行が依頼されて保守要員の負担が軽減される上、保守要
員が加工機械に到着するまでの間、加工機械が無駄に停
止させられることがなくなって加工機械の稼働率が向上
するという効果が得られる。
〔実施例〕
以下、本発明をNC工作機械用異常診断装置に適用した
場合のいくつかの実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第3図に示す異常診断装置は、キーボード10およびマ
ウス12と、CRT14と、それらキーボード10およ
びマウス12とCRT14とをつなぐ主制御装置16と
を備えている。主制御装置16はCPU、ROM、RA
Mおよびバスを含むコンピュータを主体とするものであ
って、ROMには、NC工作機械の複数の異常症状の各
々について、各異常症状を表す症状データとその各異常
症状の原因を表す原因データとその各異常症状の対策を
表す対策データとが対応付けられている知識ベースを記
憶している知識ベースメモリ20と、第4図にフローチ
ャートで表す制御プログラムを記憶しているプログラム
メモリ22とが設けられている。なお、複数の原因の中
には、NC工作機械に属する電気部品や機械部品の故障
、オペレータの操作ミスおよびオペレータによる加工条
件の設定ミスがある。
以下、異常診断装置の作動を第4図のフローチャートに
基づいて説明するが、今回は、r加工精度が不良」とい
う異常症状に基づいて異常が診断される場合を例にとり
説明する。
電源が投入されれば、まず、ステップ5100(以下、
単に5100で表す。他のステップについても同じ)に
おいて、NC工作機械の複数の異常症状全部、すなわち
、前記知識ベースメモリ20に記憶されている複数の異
常症状全部がCRT14の画面に表示される。オペレー
タはその表示結果に基づいて、現に問題となっている異
常症状(以下、単に今回の異常症状という)と同じ異常
症状に対応する表示位置にマウス12を移動させた後、
マウス12に設けられた特定のスイッチを操作する。こ
れにより、マウス12と一致する異常症状が他の異常症
状とは異なる状態で表示され、マウス12により現に選
択されている異常症状がオペレータに知らされる。この
現に選択されている異常症状がオペレータの希望するも
のであれば、オペレータはキーボード10の実行キーを
操作する。実行キーが操作されたならば、5110にお
いて、マウス12により現に選択されている異常症状、
すなわち今回はr加工精度が不良」という異常症状に対
応する症状データが今回の症状データとしてコンピュー
タに取り込まれる。
その後、5120において、今回の症状データに対応す
る原因データと対策データとが知識ベースメモリ20か
ら読み出される。本実施例においては、異常症状が「加
工精度が不良」である場合には、[’NCプログラムに
おけるパラメータの設定ミス」という原因と、「パラメ
ータ変更Jという対策とが推論されるようになっている
。その後、5130において、その読み出された原因デ
ータと対策データとにより表される原因と対策とがCR
T14に表示される。結局今回は、「NCプログラムに
おけるパラメータの設定ミスによりパラメータ変更」と
いう文章がCRT14に表示されることになる。オペレ
ータはこの表示結果に従ってパラメータの設定値を適正
な値に変更することにより、r加工精度が不良」という
異常症状の発生を回避することができる。
以上の説明から明らかなように、本実施例においては、
キーボード10と、マウス12と、主制御装置16のコ
ンピュータの、第4図の5100および5iloを実行
する部分とが対話人力型入力手段を構成し、知識ベース
メモリ20が診断情報記憶手段を構成し、コンピュータ
の5L20および8130を実行する部分が推論手段を
構成し、CRT14が表示型出力手段を構成している。
第5図に別の実施例を示す。なお、上記実施例と共通の
要素については同じ符号を付することにより対応関係を
示す。
第5図に示す主制御装置40のROMには、複数の異常
症状の各々を表す症状データとそれら各異常症状の一般
原因を表す一般原因データとが互に対応付いて記憶され
ている異常症状−一般原因メモリ42(以下、単にメモ
リ42という)が設けられている。一般原因は、NC工
作機械に属する複数の電気部品のうち部品交換の最小単
位である。メモリ42には例えば第6図に表で表すよう
に、「モータが回らないJという異常症状と「ドライバ
の故障jという一般原因とが対応付いて記憶されている
。ドライバは、電源ユニットから供給された駆動信号を
モータに供給してモータを回転させるとともに、モータ
の回転を検出するエンコーダからの回転信号に基づいて
駆動信号を制御するものである。電源ユニットからの駆
動信号はコネクタB、ケーブル1およびコネクタAを順
に経てドライバに供給され、また、エンコーダからの回
転信号はコネクタC,ケーブル2およびコネクタDを経
てドライバに供給されるようになっているのである。し
たがって、「モータが回らない」という異常症状は、そ
れら電源ユニット等の故障により生じる可能性があるが
、それら電気部品のうち故障の可能性が最も高いのがト
ライバであるから、そのドライバが一般原因とされてい
るのである。
上記ROMにはまた、メモリ42に記憶されている複数
の一般原因の各々に対応付けて、それら各一般原因と電
気接続関係において関連する特殊原因を表す特殊原因デ
ータを記憶している一般原因一特殊原因メモリ44(以
下、単にメモリ44という)が設けられている。このメ
モリ44には例えば第7図に示すように、上記コネクタ
A、ケーブル1.コネクタBおよび電源ユニットが前記
駆動信号の下流側から上流側に向かって並んだ第1の特
殊原因群と、コネクタC,ケーブル2.コネクタDおよ
びエンコーダが前記回転信号の下流側から上流側に向か
って並んだ第2の特殊原因群とが記憶されている。なお
、図において矢印は各信号の供給される向きを表す。ま
た、第1の特殊原因群は第2の特殊原因群より真の原因
が存在する可能性が高いため、第1の特殊原因群が第2
の特殊原因群より上位とされている。
上記ROMにはまた、通常時推論プログラムを記憶して
いる通常時推論プログラムメモリ46と、特定時推論プ
ログラムを記憶している特定時推論プログラムメモリ4
8とが設けられている。通常時推論プログラムは、オペ
レータの操作に従って異常症状を選択し、その異常症状
に基づいて一般原因を推論して検証するためのプログラ
ムである。
一方、特定時推論プログラムは、通常時推論プログラム
の実行により推論された一般原因が真の原因はでないと
検証された特定時に実行され、オペレータの操作に従っ
て一般原因に対応する特殊原因を推論して検証し、その
検証結果に基づいて真の原因を推論するためのプログラ
ムである。
以下、それら2つの推論プログラムの実行の一例を第8
図のフローチャートに基づいて説明する。
電源が投入されれば、まず、5200において前記51
00と同様に複数の異常症状全部がCRT14に表示さ
れ、5210において前記3110と同様に、オペレー
タの操作に従って異常症状が選択される。その後、52
20において、選択された異常症状に対応する一般原因
がメモリ42から読み出されて原因候補とされる。
その後、5230において、その原因候補がCRT14
に表示され、5240において、オペレータかもの原因
候補が真の原因であると判断してキーボード10にrY
EsJを表すデータを入力すればそのデータがコンピュ
ータに取り込まれる一方、真の原因ではないと判断して
「NO」を表すデータを入力すればそのデータがコンピ
ュータに取り込まれる。オペレータはキーボード10に
rYES、または「NO」を表すデータを入力すること
により、今回の原因候補についての検証結果を入力する
ことができる。その後、5250において、入力された
検証結果に基づいて今回の原因候補が真の原因であった
か否かが判定される。
具体的には、rYES、を表すデータが入力されていれ
ば判定結果がYESとなり、rNo、を表すデータが入
力されていれば判定結果がNOとなる。そして、判定結
果がYESの場合には、5260において、今回の原因
候補が真の原因としてCRT14に表示された後、今回
の異常診断が終了する。
これに対して、5250の判定結果がNOの場合には、
5270において、上記一般原因に対応する複数の特殊
原因群のうち最も上位の特殊原因群が選択され、その特
殊原因群に属する複数の特殊原因のうち最も下流の特殊
原因がメモリ44から読み出されて新たな原因候補とさ
れる。結局今回は、第7図から明らかなように、コネク
タAが原因候補とされることになる。
その後、上記の場合と同様にして5230〜5250が
実行される。そして、今回の原因候補も真の原因ではな
いために3250の判定結果がNOとなれば、5270
において、今回の原因候補と同じ特殊原因群に属し、か
つ、今回の原因候補より一つだけ上流の特殊原因が存在
するか否かが判定される。今回は第7図から明らかなよ
うにケーブル1が存在するから、判定結果がYESとな
り、ケーブル1がメモリ44から読み出されて原因候補
とされる。
なお、5230〜5250および5270の実行が繰り
返されて電源ユニットが原因候補とされたが、これも真
の原因ではない場合には、5270において、今回の原
因候補と同じ特殊原因群に属し、かつ、今回の原因候補
より上流の特殊原因が存在するか否かが判定されれば、
今回は第7図から明らかなように電源ユニットより上流
の特殊原因は存在しないから、判定結果がNOとなり、
第2の特殊原因群に属する複数の特殊原因のうちの最も
下流の特殊原因、すなわち今回はコネクタCがメモリ4
4から読み出されて新たな原因候補とされる。その後は
上記の場合と同様にして、ケーブル2.コネクタDおよ
びエンコーダが順次原因候補とされる。
以上のようにして5230〜5250および5270の
実行が繰り返された結果、真の原因が究明されて525
0の判定結果がYESとなれば、8260においてその
真の原因がCRT14に表示された後、今回の異常診断
が終了する。
以上の説明から明らかなように、本実施例においては、
キーボード10と、マウス12と、主制御装置40のコ
ンピュータの、第8図の5200および5210を実行
する部分とが対話人力型入力手段を構成し、メモリ42
が異常症状−一般原因記憶手段を構成し、メモリ44が
一般原因一特殊原因記憶手段を構成し、それら異常症状
−一般原因記憶手段と一般原因一特殊原因記憶手段とが
診断情報記憶手段を構成し、コンピュータの5220〜
5260を実行する部分が通常時推論手段を構成し、コ
ンピュータの5230〜5270を実行する部分が特定
時推論手段を構成し、それら通常時推論手段と特定時推
論手段とが推論手段を構成し、CRT14が表示型出力
手段を構成している。本実施例においては、コンピュー
タの5230〜5260を実行する部分が、通常時推論
手段と特定時推論手段とに共用されている。
なお、本実施例においては、ある特殊原因群に属する複
数の特殊原因のいずれかが原因候補とされる場合には、
下流側から上流側に向かって順次読み出されるようにな
っているが、それとは逆の向きで順次読み出されるよう
にしてもよい。
第9図にさらに別の実施例を示す。なお、上記実施例と
はメモリ42およびメモリ44に記憶されているデータ
の内容が異なるのみであるから、上記実施例と共通の要
素については図面および文章による詳細な説明を省略す
る。
メモリ42.44に記憶されている一般原因および特殊
原因は共に、NC工作機械に属する複数の機械部品のう
ち部品交換の最小単位である。メモリ42には例えば第
9図に表で表すように、r主軸の回転むらが大きいjと
いう異常症状と「(主軸ユニットの)軸受の故障Jとい
う一般原因とが対応付いて記憶されている。主軸ユニッ
トは主軸、主軸を回転可能に支持する軸受、主軸の軸方
向における揺動を抑制するための皿ばね等の子部品から
成り、主軸に大きな回転むらが生じる場合には、それら
子部品のうち最も故障の可能性が高いのが軸受である。
したがって、本実施例においては、V軸受の故障」が「
主軸の回転むらが大きい」という異常症状の一般原因と
されており、また、メモリ44には軸受に対応する複数
の特殊原因が記憶されている。軸受に対応する複数の特
殊原因の中には皿ばねが含まれており、それら複数の特
殊原因のうち「主軸の回転むらが大きい」という異常症
状を生じさせる可能性の最も高いのが皿ばねであって、
それら複数の特殊原因のうち皿ばねが最も上位となるよ
うにメモリ44に記憶されている。
したがって、異常診断の際、「主軸の回転むらが大きい
」という異常症状が選択されたならば、まず、「軸受の
故障jという一般原因がメモリ42から読み出され、そ
の一般原因が真の原因ではなかったならば、その一般原
因に対応する複数の特殊原因の中から、その一般原因(
今回は軸受)の次に故障可能性が高い特殊原因(今回は
皿ばね)がメモリ44から読み出され、その特殊原因も
真の原因ではなかったならばその特殊原因の次に故障可
能性が高い特殊原因がメモリ44から読み出される。こ
のようにして特殊原因の読出しおよび特殊原因の検証を
繰り返すせば、真の原因が究明される。
なお、上記例のように、r主軸の回転むらが大きいjと
いう異常症状はオペレータによす認識できない形態の異
常症状であると考えられるが、NC工作機械のCRT(
前記CRT14とは異なる)の画面にその旨が表示され
るから、オペレータは画面の表示結果からそのような異
常症状を認識することができる。
なお付言すれば、異常症状の原因を一般原因と特殊原因
とに分け、特殊原因としての構成部品を、NC工作機械
の複数の構成部品の中から、その特殊原因に対応する一
般原因としての構成部品と電気接続関係または部品帰属
関係において関連する構成部品を選択することにより決
定するという技術思想は、後の二実施例のように、NC
工作機械に適用することができるのみならず、その他の
工作機械、工作機械以外の加工機械、加工機械以外の機
器に用いられる異常診断装置に適用することが可能であ
る。
さらに付言すれば、後の二実施例においては、一般原因
と特殊原因とがそれらの順で原因候補とされるようにな
っていたが、それとは逆に特殊原因と一般原因の順で原
因候補とされるようにすることができる。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明した
が、本発明をNC工作機械以外の工作機械、工作機械以
外の加工機械に用いられる異常診断装置に適用したり、
当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した態様
で本発明を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は請求項1の発明の構成を概念的に示すブロック
図、第2図は請求項2および3の発明の構成を概念的に
示すブロック図、第3図は本発明の一実施例であるNC
工作機械用異常診断装置の電気系統を示すブロック図、
第4図はその電気系統のコンピュータに記憶されている
制御プログラムを示すフローチャートである。第5図は
別の実施例であるNC工作機械用異常診断装置の電気系
統を示すブロック図、第6図はその電気系統のコンピュ
ータに記憶されている異常症状と一般原因との一部を示
す表、第7図は第6図に示す一般原因に対応する特殊原
因の一部を示す表、第8図は上記異常診断装置による異
常診断の様子の一例を示すフローチャートである。゛第
9図は別の実施例であるNC工作機械用異常診断装置の
コンピュータに記憶されている異常症状と一般原因との
一部を示す表である。 10:キーボード   12:マウス 14:CRT      16,40:主制御装置20
:知識ベースメモリ 42:異常症状−一般原因メモリ 44ニ一般原因−特殊原因メモリ 第1図 第3図 1日 第2= @4図 [6図 @7図 富9図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)加工機械に設けられ、それの異常症状に基づいて
    その原因を推論する装置であって、 前記加工機械の複数の異常症状の各々と、それら各異常
    症状の原因の推論に必要な診断情報とを対応付けて記憶
    している診断情報記憶手段と、オペレータの操作に従っ
    て前記異常症状を入力する入力手段と、 入力された異常症状と前記診断情報とに基づいて入力さ
    れた異常症状の原因を推論する推論手段と、 推論された原因を出力する出力手段と を含むことを特徴とする加工機械用異常診断装置。
  2. (2)前記診断情報記憶手段が、 前記複数の異常症状の各々に対応付けて、それら各異常
    症状を生じさせる複数の原因のうち最も一般的な一般原
    因を記憶しており、かつ、それら一般原因の各々が前記
    加工機械に属する電気部品である異常症状−一般原因記
    憶手段と、 その異常症状−一般原因記憶手段に記憶されている複数
    の一般原因の各々に対応付けて、それら各一般原因の電
    気部品と接続されている電気部品を特殊原因として記憶
    している一般原因−特殊原因記憶手段とを含むものであ
    り、 前記推論手段が、 前記入力された異常症状に対応する一般原因を前記異常
    症状−一般原因記憶手段から読み出して検証し、その一
    般原因が真であると検証する通常時に、その一般原因を
    真の原因として前記出力手段に出力させる通常時推論手
    段と、 その通常時推論手段により前記一般原因が真の原因では
    ないと検証された特定時に作動し、その一般原因に対応
    する特殊原因を前記一般原因−特殊原因記憶手段から読
    み出して検証し、その検証結果に基づいて真の原因を推
    論して前記出力手段に出力させる特定時推論手段とを含
    むものである請求項1記載の加工機械用異常診断装置。
  3. (3)前記診断情報記憶手段が、 前記複数の異常症状の各々に対応付けて、それら各異常
    症状を生じさせる複数の原因のうち最も一般的な一般原
    因を記憶しており、かつ、それら一般原因の各々が前記
    加工機械に属する機械部品である異常症状−一般原因記
    憶手段と、 その異常症状−一般原因記憶手段に記憶されている複数
    の一般原因の各々に対応付けて、それら各一般原因の機
    械部品と同じ機構部に属する機械部品を特殊原因として
    記憶している一般原因−特殊原因記憶手段とを含むもの
    であり、 前記推論手段が、 前記入力された異常症状に対応する一般原因を前記異常
    症状−一般原因記憶手段から読み出して検証し、その一
    般原因が真であると検証する通常時に、その一般原因を
    真の原因として前記出力手段に出力させる通常時推論手
    段と、 その通常時推論手段により前記一般原因が真の原因では
    ないと検証された特定時に作動し、その一般原因に対応
    する特殊原因を前記一般原因−特殊原因記憶手段から読
    み出して検証し、その検証結果に基づいて真の原因を推
    論して前記出力手段に出力させる特定時推論手段とを含
    むものである請求項1記載の加工機械用異常診断装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019206056A (ja) * 2018-05-29 2019-12-05 ファナック株式会社 診断装置、診断方法及び診断プログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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