JPH0378583B2 - - Google Patents

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JPH0378583B2
JPH0378583B2 JP61060818A JP6081886A JPH0378583B2 JP H0378583 B2 JPH0378583 B2 JP H0378583B2 JP 61060818 A JP61060818 A JP 61060818A JP 6081886 A JP6081886 A JP 6081886A JP H0378583 B2 JPH0378583 B2 JP H0378583B2
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Koichi Wakatake
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Nittec KK
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、生化学的分析や免疫学的分析を行
う自動分析ラインが複数形成されてなる自動分析
装置に係り、特に、上記各種の分析時間を大幅に
短縮することができる自動分析装置に関する。
〔従来技術〕
従来より、自動分析装置は種々の方式のものが
提案されており、これらは分析される項目の時系
列的な扱いにより、一般には単一チヤンネル方式
と多チヤンネル方式に分類されている。このうち
単一チヤンネル方式で普及している方式として
は、単一チヤンネル多項目選択分析タイプ(一般
にシングルマルチという。)が一般的であり、ま
た多チヤンネル方式で普及している方式として
は、多チヤンネル多項目同時分析タイプ(一般に
マルチチヤンネルという。)のものが一般的であ
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
シングルマルチ方式の自動分析装置は、一般に
緊急検査用や小規模の施設で用いられ、その長所
としては、安価・小型であるにも拘らず多項目を
連続して分析できるので自動分析装置の実質的稼
動効率に優れているが、短所としては処理能力が
小さい点である。
またマルチチヤンネル方式の自動分析装置は、
臨床検査センターを含む大規模の施設で用いられ
ており、その長所としては、多数の項目を同時に
分析できるが、短所としては、患者によつて分析
項目が異なることから、分析項目によつては、い
わゆる歯抜けの状態が発生して自動分析装置の実
質的稼動効率が低いという問題を有していた。
〔問題点を解決するための手段と作用〕
この発明は、かかる現状に鑑み創案されたもの
であつて、その目的とするところは、前記シング
ルマルチ方式の有する長所を備え、かつマルチチ
ヤンネル方式の有する長所をも備えた多項目同時
分析が可能な、いわゆるシングルマルチ・マルチ
方式の全く新規な自動分析装置を提供しようとす
るものである。
上記目的を達成するために、この発明にあつて
は、自動分析装置を、容器のストツク部から一容
器づつ容器を一定方向に移送する第1の容器移送
路と、複数の並設された自動分析機に沿つて容器
を移送する第2の容器移送路と、この第2の容器
移送路と連通接続され分注作業が終了した容器を
ストツクするストツカー装置と、上記第1の容器
移送路から第2の容器移送路に容器を移し換える
複数の容器待機路と、上記第1の容器移送路に沿
つて移送されている容器をいずれかの容器待機路
の位置で停止させる複数の分配制御装置と、該分
配制御装置によつて停止された容器を上記いずれ
かの容器待機路或は容器待機路を経て第2の容器
移送路へと移送する容器移送装置と、上記複数の
自動分析機と分配制御装置および容器移送装置と
を駆動制御する制御装置と、を備え、該制御装置
は、上記容器のストツク部から送出される容器
を、上記複数の自動分析機のいずれに送ると一番
早く分析処理できるかを判別して上記分配制御装
置と容器移送装置とを駆動制御するように構成さ
れていることを特徴とするものである。
〔実施例〕
以下、添付図面に示す実施例に基づき、この発
明を詳細に説明する。
この実施例に係る自動分析装置Aは、第1図に
示すように、測定すべきサンプル(血清)が収納
された複数個のサンプル容器1と、該サンプル容
器1が所定の順序で複数列に配列されたサンプル
容器保持装置10と、上記サンプル容器1を第1
のサンプル容器移送路20へと1容器づつ送り出
すサンプル容器押圧装置30と、上記第1のサン
プル容器移送路20上のサンプル容器1を容器待
機路b或は容器待機路bを経て第2のサンプル容
器移送路40上に認定された各サンプル吸引位置
aまで移送するサンプル容器移送装置50と、上
記サンプル容器1を所定の各サンプル吸引位置a
まで選択して分配移送する第1の分配制御装置6
0と、該各サンプル吸引位置aまで移送されたサ
ンプル容器1内から所要量のサンプルを吸引して
後記する複数のループ状の自動分析ラインLに配
設された対応反応容器5へと分注するサンプリン
グピペツト装置70と、該自動分析ラインLに配
設され対応反応容器5内へ測定項目に対応する所
要量の試薬を夫々の試薬容器6内から所要量吸
引・分注するリージエントピペツト装置80と、
各自動分析ラインLに配設され所定時間経過後に
サンプルと試薬との反応を所定の波長で光学測定
する光学測定装置7と、サンプルの分注が終了し
たサンプル容器1をストツカー装置100の対応
するストツカー列に移送する第2の分配制御装置
90と、上記ストツカー列まで移送されたサンプ
ル容器1のうちで再検査が必要なサンプル容器1
をセレクトして再検査ラインBへと移送する第3
の分配制御装置110とから構成されている。
尚、第1図中符号SEは、緊急検査用のサンプル容
器1がセツトされるラインを示し、符号SSはサン
プル分注が終了した緊急検査用のサンプル容器1
が収納されるストツカー列を夫々示す。
サンプル容器1は、合成樹脂などの材質で略升
状に形成されており、その外周面には金属膜が被
覆されている。勿論、サンプル容器1全体を金属
若しくは磁石吸着材で形成してもよい。また該サ
ンプル容器1の外面には、検査受付番号、患者
名、検査項目などの情報が光学的に入力されたバ
ーコード等の記憶媒体(図示せず)が貼着されて
いる。
サンプル容器保持装置10は、第1図に示すよ
うに、上記サンプル容器1を10個ずつ直線状に保
持するストツカー11が並列に所要数配設されて
おり、このうち、図示の実施例では右端のストツ
カー11aが緊急検体用容器1aをストツクする
ように構成されているとともに、これら各ストツ
カー11及び11aの底面にはその長手方向に沿
つてスリツト12が夫々開設されている。
第1のサンプル容器移送路20は、図示はしな
いが、無端ベルトと、該無端ベルトを懸架するプ
ーリと、上記無端ベルトを一定の速度で第1図右
方向へと移送するモータと、から構成されてお
り、該無端ベルトの上面は前記ストツカー11の
底面高さと略面一となるようにセツトされてい
る。
サンプル容器押圧装置30は、いわゆるXYバ
ー装置であつて、第2図に示すように、2本の平
行に配設されたレール31,31と、該レール3
1,31と直交して配設されたクロスバー32
と、該クロスバー32の長手方向に沿つて摺動可
能に嵌装された移動体33と、該移動体33に突
設された押圧体34と、から構成され、また上記
クロスバー32の両端は、上記レール31,31
に摺動可能に嵌装された移動体35,35に固着
されていて、上記クロスバー32のY方向(第2
図上下方向)への移動量制御及び移動体33のX
方向(第2図左右方向)への移動量制御は、図示
はしないが公知のタイミングベルト装置等で駆動
制御されるとともに、上記移動体33は、図示は
しないが上記押圧体34が前記スリツト12内か
ら出没可能なように、回動し得るよう駆動制御さ
れている。
すなわち、上記サンプル容器押圧装置30は、
押圧体34がサンプル容器保持装置10の各スト
ツカー11の底面に開設されたスリツト12のう
ちの制御装置によつて指示された任意のスリツト
12を選択して突出し、該スリツト12が開設さ
れたストツカー11内のサンプル容器1を1容器
分だけ押圧して、先端のサンプル容器1が第1の
サンプル容器移送路20へと押し出されるように
駆動制御されている。
第2のサンプル容器移送路40は、前記第1の
サンプル容器移送路20と平行に配設され、第1
のサンプル容器移送路20と同様、図示はしない
が、無端ベルトと、該無端ベルトを懸架するプー
リと、上記無端ベルトを第1のサンプル容器移送
路20の無端ベルトと同一の速度で第1図右方向
へと移送するモータと、から構成されており、該
無端ベルトの上面は第1のサンプル容器移送路2
0の前記無端ベルトの上面と略面一となるように
セツトされており、該第2のサンプル容器移送路
40の無端ベルト移動方向先端部には後記するス
トツカー装置110が配設されている。
サンプル容器移送装置50は、前記第1のサン
プル容器移送路20で移送されるサンプル容器1
を、第1のサンプル容器移送路20と第2のサン
プル容器移送路40との間に形成されたサンプル
容器待機路b、或いは第2のサンプル容器移送路
40上のサンプル吸引位置aに移送するもので、
第2のサンプル容器移送路40の無端ベルト流れ
方向に沿つて所定間隔毎に配置された5個の自動
分析ラインLのサンプル分注位置aに対応して5
基配設されている。
これらの各サンプル容器移送装置50は、特に
第3図に示すように、前記第1のサンプル容器移
送路20で移送されるサンプル容器1をサンプル
容器待機路b方向へ押圧して移送するアクチユエ
ータ51と、サンプル容器1を所定のサンプル容
器待機路bで待機させる位置決め装置52と、か
ら構成されている。
アクチユエータ51のピストン先端部は、磁石
で構成されており、サンプル容器1の外面に接触
した場合には同サンプル容器1を吸着するように
構成されている。
また位置決め装置52は、第4図に示すよう
に、ブロツク状に形成された本体53と、該本体
53の上面54に開設されたスリツト55と、該
スリツト55内に回動可能に軸支されその上端部
が上記上面54から突出するように構成されてな
る停止体56と、該停止体56を常態において第
4図時計方向へ引張するスプリング57と、から
構成されており、上記上面54は、前記第1のサ
ンプル容器移送路20と第2のサンプル容器移送
路40の各無端ベルト上面と面一となるように構
成されている。また上記停止体56は、スプリン
グ57によつて、常態において第4図時計方向へ
引張されて、上記スリツト55の第1のサンプル
容器移送路側端部であるストツパ58に衝合して
おり、常態において直立した状態にセツトされて
いる。
第1の分配制御装置60は、第5図に示すよう
に、第1のサンプル容器移送路20と第2のサン
プル容器移送路40との間に配設されたモータ6
1と、該モータ61の駆動軸に連結された分配板
62と、から構成されており、該分配板62は、
前記第1及び第2のサンプル容器移送路20,4
0方向へ回動し、制御装置によつて指示されたサ
ンプル容器1の上流方向への移送を規制するよう
に構成されている。
それ故、第1のサンプル容器移送路20上のサ
ンプル容器1が所定位置に到来すると、第1の分
配制御装置60の停止板62が、第3図に示すよ
うに、上記サンプル容器1の移送路を塞ぐように
回動し、次いでサンプル容器移送装置50のアク
チユエータ51が伸長動して、第4図Aに示すよ
うに、第1のサンプル容器移送路20上のサンプ
ル容器1を本体53方向へと押圧し移送する。こ
のとき、上記アクチユエータ51の磁性体で形成
された先端部は、金属コーテイングが施こされた
サンプル容器1の表面に吸着される。この状態か
らアクチユエータ51の伸長動がさらに進むと、
第4図Bに示すように、第1のサンプル容器移送
路20上のサンプル容器1は、スプリング57の
付勢力に抗して停止体56を第4図反時計方向へ
押圧回動させるとともに、本体53上で待機状態
にセツトされていたサンプル容器1と衝合する。
この状態からさらに上記アクチユエータ51の伸
長動が進むと、第4図Cに示すように、本体53
上の衝合している各サンプル容器1は、第2のサ
ンプル容器移送路方向へと押圧され、本体53上
で待機状態にセツトされていたサンプル容器1が
第2のサンプル容器移送路40上にセツトされ
る。このとき停止体56はスプリング57の付勢
力により第4図時計方向へ引張され、ストツパ5
8に衝合して直立状態にセツトされている。次に
アクチユエータ51が収縮動を開始すると、第4
図Dに示すように、上記アクチユエータ51の磁
性体で形成された先端部に吸着されたサンプル容
器1が、上記アクチユエータ51が収縮動ととも
に本体53方向へと移送され、停止体56と衝合
する。この状態から上記アクチユエータ51の収
縮動がさらに進行すると、第4図Eに示すよう
に、上記アクチユエータ51の磁性体で形成され
た先端部に吸着されたサンプル容器1は、停止体
56と衝合しているので、上記吸着状態が解除さ
れ、アクチユエータ51のみが原位置へと復帰す
る。
上記サンプル容器移送装置50及び第1の分配
制御装置60によつてサンプル容器1が所定のサ
ンプル吸引位置aへと移送されると、各自動分析
ラインLに配設された各サンプリングピペツト装
置70によるサンプル吸引作業が行なわれる。
自動分析ラインLは、ループ状に配列された所
要数の反応容器5と、該反応容器5を1容器毎に
1ピツチずつ間欠移送する駆動装置(図示せず)
と、第1試薬又は第2試薬が収納された試薬ボト
ル6a,6bと、該試薬ボトル6a,6bを所定
の試薬吸引位置へと移送する正逆回転可能な移送
装置(図示せず)と、サンプリングピペツト装置
70と、第1及び第2リージエントピペツト装置
80,80′と、光学測定装置7と、洗浄装置8
と、から構成されている。勿論、上記自動分析ラ
インLは図示の構成のものに限定されるものでは
なく、反応容器移送路、各ピペツト装置、光学測
定装置等公知の機構を有する各種タイプの自動分
析ラインを適用することができる。
サンプリングピぺツト装置70は、公知のピペ
ツト装置の構成と同様、図示はしないが、一端が
軸に軸支されたアームと、このアームの他端に配
設されたピぺツトと、このピぺツトに連通接続さ
れサンプルを所要量吸引し反応容器5に吐出する
サンプリングポンプと、上記アームをサンプル吸
引位置aからサンプル分注位置d、さらには洗浄
位置(図示せず)まで軸を中心に所定のタイミン
グで回動制御され各位置で昇降制御する駆動装置
と、から構成されている。このサンプルの計量方
式は、吸上系内を水で満たしておき、空気を介し
てサンプルと水とを隔離した状態で吸引計量した
後、サンプルのみを吐出させ、この後内部から洗
浄水を通してピぺツトの内部を洗浄する。尚、こ
のピぺツトにはサンプル等の吸上量を確認する公
知の構成よりなる吸上量確認装置(図示せず)が
配設されており、サンプリングのたびにサンプル
等の絶対量を検出し、サンプル量が不足の場合に
は、これを自動的に補正する。
測定項目に対応する試薬が収納された試薬ボト
ル6a,6bは、ループ状に配設された反応容器
列の内側に同軸状に配設された試薬テーブル(図
示せず)に装着され、制御装置の指令に基き、測
定項目に対応する試薬を第1試薬吸引位置及び第
2試薬吸引位置へと高速で移送する。この各テー
ブルにセツトされる各第1及び第2試薬ボトル6
a,6bは、予じめ定められた位置にセツトされ
て制御装置にメモリーされている。
このようにして測定項目に対応する各試薬ボト
ル6a,6bが所定の試薬吸引位置に到来する
と、リージエントピぺツト装置80,80′を介
して対応反応容器5内に対応する試薬が所要量毎
に夫々分注される。
リージエントピぺツト装置80,80′は、公
知のリージエントピぺツト装置の構成と同様、図
示はしないが、一端が軸に軸支されたアームと、
このアームの他端に配設されたピぺツトと、この
ピぺツトに連通接続され試薬を所要量吸引し反応
容器5に吐出するポンプと、上記アームを各試薬
吸引位置から試薬分注位置さらには洗浄位置へと
軸を中心に所定のタイミングで回動制御され各位
置でアームの昇降制御をする駆動装置と、から構
成されている。この試薬の計量方式は、吸上系内
を水で満たしておき、空気を介して試薬と水とを
隔離した状態で吸引計量した後、試薬のみを吐出
させ、この後内部から洗浄水を通してピぺツトの
内部を洗浄する。尚、このピぺツトには試薬等の
吸上量を確認する公知の構成よりなる吸上量確認
装置(図示せず)が配設されており、試薬の吸引
が行われるたびに試薬等の絶対量を検出し、試薬
量の補正が自動的に行われるように構成されてい
る。また、上記ピぺツトは、洗浄水が存在せず空
気のみが存するよう構成し、試薬分注時に上記空
気を一緒に吐出させて試料(サンプルと試薬の混
合液をいう。以下同じ。)を攪拌するように構成
してもよい。
検出部もしくは観測点を形成する光学測定装置
7は、公知の光学測定装置の構成作用と同様であ
つて、図示はしないが、光源と、この光源から照
射された測定光を測定項目に対応する波長に変換
するフイルター装置と、波長変換された測定光が
反応容器5を透過した後の光量を受光する受光素
子と、この受光素子で受光された光量を電圧変換
してその分析値を処理するデータ処理部と、表示
部とから構成されている。この光学測定装置7
は、反応容器5が光路を横切るように配設されて
おり、光路を横切る反応容器1内の試料は、光束
を横切る際に吸光度を測定され必要に応じてプリ
ントアウトされる。勿論、光学測定方式として回
折格子方式のものを使用してもよい。
洗浄装置8は、公知の洗浄装置の構成と同様で
あつて、前記試料を吸引した後に、洗浄水を供
給・廃棄し、これを複数回行なつた後に反応容器
5を再使用に供するように構成されている。
各サンプル吸引位置aでサンプル吸引作業が終
了したサンプル容器1は、同タイミングを検知し
た制御装置によつて、第1の分配制御装置60の
停止板62が第2のサンプル容器移送路40を開
くように回動制御されることから、第2の分配制
御装置90の方向へと順次移送される。
第2の分配制御装置90は、前記したように第
2のサンプル容器移送路40の終端部に配設され
ており、その構成は第1の分配制御装置60と同
様、モータ91と、該モータ91の駆動軸に連結
された分配板92と、から構成されており、該分
配板92は、前記第2のサンプル容器移送路40
方向へ回動してサンプル容器1の上流方向への移
送を規制するように構成されている。
ストツカー装置100は、第1図に示すよう
に、サンプル容器保持装置10のストツカー11
と同数で、上記サンプル吸引作業が終了したサン
プル容器1を10個ずつ直線状に保持するストツカ
ー101と、該ストツカー101と同様の構成よ
りなる1列の予備ストツカー105と、緊急検査
用のサンプル容器1が収納されるストツカーSS
並列に配設されているとともに、これら各ストツ
カー101,105及びSSの底面にはその長手方
向に沿つてスリツト102が夫々開設されてい
る。
尚、上記第2の分配制御装置90で分配された
サンプル容器1の対応するストツカー101への
各移送は、図示はしないが公知のアクチユエータ
によつて行われる。
また上記各ストツカー101,105及びSS
に収納されたサンプル容器1の第3の分配制御装
置110への移送は、前記サンプル容器押圧装置
30と同様の構成からなるサンプル容器押圧装置
130によつて行われるので、該サンプル容器押
圧装置130の詳細な構成の説明はここでは省略
する。
第3の分配制御装置110は、図示はしない
が、無端ベルトと、該無端ベルトを懸架するプー
リと、上記無端ベルトを一定の速度で第1図左右
方向へと移送するモータと、から構成されてお
り、該無端ベルトの上面は前記ストツカー101
等の底面高さと略面一となるようにセツトされて
いる。
このように構成された第3の分配制御装置11
0は、再検査の必要があると制御装置で判定され
たサンプル容器1を、サンプル容器保持装置10
にセツトされた全てのサンプル容器1の分析が終
了した後、前記再検査ラインBへとセレクトして
移送するものである。
再検査の必要があると判定されるケースとして
は種々考えられるが、第1にハード部分の故障が
生じた場合、第2に分析データが正常値を外れた
場合、第3にはアナログ波形解析上問題となるも
のは、自動分析装置の測定精度を保つ意味におい
ても、再検査へと回されるべきである。
再検査ラインBは、図示はしないが、無端ベル
トと、該無端ベルトを懸架するプーリと、上記無
端ベルトを一定の速度で第1図左方向へと移送す
るモータと、から構成されており、該無端ベルト
の上面は第3の分配制御装置110の無端ベルト
高さと略面一となるようにセツトされている。ま
た、上記第3の分配制御装置110で分配された
サンプル容器1は、その終端部でアクチユエータ
150によつて再検査ストツカー151へと移送
される。このアクチユエータ150は、再検査ス
トツカー151にストツクされたサンプル容器1
の第1のサンプル容器移送路20への送り出しも
行うことができるように構成されている。
尚、第1図中符号120は、サンプル容器1の
外面に貼着された記憶媒体の情報を読み取る装置
であつて、該情報読み取り装置120は、前記第
2のサンプル容器移送路40に沿つて形成された
各サンプル吸引位置a、第2の分配制御装置90
の入口付近及びストツカー装置100の各ストツ
カー101,105及びSSの出口と対面する部位
に夫々配設されており、これらの配設位置を通過
するサンプル容器1の認識情報を制御装置に入力
して、該サンプル容器1内の分析情報及び移送路
を決定する情報を制御装置に供与する。
次に、この実施例に係る自動分析装置Aの作用
について説明する。尚、説明の都合上、同一の構
成からなる手段・装置が複数個ある場合には、こ
れらの位置関係を明らかにするため、図面及び以
下の説明では、第1図左から右へ向つて各符号の
末尾に夫々a,b,c……又は123……付して
説明する。
スタートスイツチ(図示せず)をONすると、
第1図右端のストツカー11o内にセツトされた
サンプル容器1の1容器がサンプル容器押圧装置
30を介して第1のサンプル容器移送路20へと
押し出される。この第1のサンプル容器移送路2
0へのサンプル容器1の押し出し作業は、ストツ
カー11o内にセツトされた全てのサンプル容器
1が第1のサンプル容器移送路20へ押し出され
るまで行われ、これは終了すると、ストツカー1
oの左隣りのストツカー11o-1のサンプル容器
1が、上記ストツカー11oの移送と同様の手順
で順次行われ、ストツカー11内の全てのサンプ
ル容器1が移送されるまで連続して行われる。ま
た、緊急検査用ストツカーSSにセツトされたサン
プル容器1も同様にして第1のサンプル容器移送
路20へと押し出される。
このようにして第1のサンプル容器移送路20
に順次送り出されたサンプル容器1は、第1図右
方向へ順次移送され、前記サンプル容器移送装置
50を介して、第1図右側のサンプル吸引位置a1
から順次左側のサンプル吸引位置a2,a3……へと
移送される。この場合、サンプル吸引位置a1へ送
られるサンプル容器1は第1の分配制御装置60
aによつて、またサンプル吸引位置a2へ送られる
サンプル容器1は第1の分配制御装置60bによ
つて、といつた具合に、夫々対応するサンプル容
器移送装置50と第1の分配制御装置60によつ
て所定のサンプル吸引位置aへと移送される。
このようにして、最初に全てのサンプル吸引位
置aへサンプル容器1が移送されセツトされる
と、次の最初のサンプル容器1は、制御装置が判
別したサンプル吸引が最も早く終了するサンプル
吸引位置a(例えば、サンプル吸引位置a3)のサ
ンプル容器待機路b(例えば、サンプル容器待機
路b3)へと移送され、最初のサンプル容器1のサ
ンプル吸引作業が終了するまで待機状態にセツト
される。これは、患者によつて検査すべき測定項
目数が異なることから、各サンプル吸引位置aに
おけるサンプル吸引作業時間が異なり、従来の自
動分析装置のように、サンプル容器1を一定の移
送タイミングで順次移送するのでは、全てのサン
プルの分析が終了するまで多くの無駄な時間を浪
費することとなるからである。従つて、その次の
サンプル容器1も上記の場合と同様、制御装置が
判別したサンプル吸引がその次に最も早く終了す
るサンプル吸引位置a(例えば、サンプル吸引位
置a5)のサンプル容器待機路b(例えば、サンプ
ル容器待機位置b5)へと移送され、該路における
最初のサンプル容器1のサンプル吸引作業が終了
するまで待機状態にセツトされ、以後同作業が全
てのサンプル容器1に対して順次行われる。
尚、上記のようなサンプル容器1の待機路b1
b2,b3……及びサンプル吸引位置a1,a2,a3……
への分配及び移送は、前記サンプル容器移送装置
50と第1の分配制御装置60によつて前記手順
で行われる。
以上のようにしてサンプル吸引位置aにサンプ
ル容器1がセツトされると、対応するサンプリン
グピぺツト装置70が同容器内から所要量のサン
プルを吸引し、対応する反応容器5内に上記サン
プルを分注する。このとき各読み取り装置120
は、吸引したサンプル情報をサンプル容器1の記
憶媒体から読み取り、該情報を制御装置へと入力
し、かつ吸引されたサンプルがどの反応容器5に
分注されたかを制御装置に入力する。
サンプルが分注された反応容器5内には、各自
動分析ラインLで測定項目に対応する第1試薬及
び第2試薬が分注され、所定反応時間経過後、所
定波長で光学的測定が行われ、これらの作業が終
了した反応容器5は、洗浄装置8で洗浄される。
一方、サンプル吸引位置aでサンプル吸引が終
了したサンプル容器1は、第2のサンプル容器移
送路40によつて第2の分配制御装置90方向へ
と移送され、第2の分配制御装置90の入口付近
でサンプル容器1の情報が読み取り装置120に
よつて読み取られ、制御装置に入力される。これ
は、当該サンプル容器1が前記サンプル容器保持
装置10のどのストツカー11,SEにセツトされ
ていたかを確認し、これをストツカー装置100
の対応するスツトカー101,SSに収納させるた
めである。従つて、第2の分配制御装置90は、
上記情報に基いてサンプル容器1を対応するスツ
トカー101,SSへと確実に移送するように、そ
の分配板92の回動制御が制御装置によつて行な
われる。
また、再検査の必要があると制御装置で判定さ
れたサンプル容器1は、第3の分配制御装置11
0でセレクトされて再検査ラインBへと移送され
る。
すなわち、再検査を行う場合には、サンプル容
器押圧装置130が作動して、第1図右端のスト
ツカー101n内に収納されているサンプル容器
1を順次ストツカー装置110へと1容器ずつ移
送する。ストツカー装置110は、第1図左右方
向へ往復移動が可能なので、再検査の必要がない
サンプル容器1は、第1図右方向へと送られた
後、ストツカー装置100の左端に配設された予
備ストツカー105へと移送され、再検査の必要
があるサンプル容器1は、第1図左方向へ送られ
て再検査ラインBにのせられる。このようにして
上記ストツカー101n内の全てのサンプル容器
1が移送されると、該ストツカー101n内は空
になるので、該ストツカー101nは、ストツカ
ー101nの隣のストツカー101o-1内に収納
されているサンプル容器1の予備ストツカーとし
て機能する。以上のようにして、各ストツカー1
01内のサンプル容器1は、再検査が必要なもの
と、再検査が必要でないものとに振り分けられ
る。この各サンプル容器1の判別は、ストツカー
装置110の各ストツカー出口付近に配設された
読み取り装置120によつて行われる。勿論、緊
急検査用容器も同様にして判別され移送される。
再検査ラインBに移送されたサンプル容器1
は、前記したように再検査ストツカー151へと
移送される。
尚、上記各装置の関連する作動制御及び測定デ
ータの演算処理等は、制御手段であるマイクロコ
ンピユータで行われる。
第7図は、この発明の第2実施例を示してお
り、該実施例では、サンプル容器1を1個ずつ移
送するのではなくて、複数個(図示の実施例では
11個)のサンプル容器1を、サンプルカセツト2
20にセツトし、該サンプルカセツト220を、
そのまま第1のサンプル容器移送路20及び第2
のサンプル容器移送路40へと移送するように構
成することで、この発明に係る自動分析装置Aの
例えばサンプル容器押圧装置30等の構成をより
簡易化したものである。
すなわち、サンプルカセツト220は、カセツ
トトレー200に複数本が並列に保持されてい
る。カセツトトレー200は、矩形の箱状に形成
されており、その前面壁は切欠されて開口201
が形成されているとともに、後面壁には送り装置
の送り出し腕(図示せず)が出没する穴部23
0,230が開設されている。尚、同図中符号2
02は、サンプルカセツト220の下端部を嵌合
するスタンドを示す。
尚、この実施例にあつては、送り装置の送り出
し腕によつてサンプルカセツト220が1カセツ
トずつ第1のサンプル容器移送路20へと移送さ
れ、これに対応して第2のサンプル容器移送路4
0等の各装置が適宜設計変更されて適用される。
〔発明の効果〕
この発明は、以上説明したように構成したの
で、マルチチヤンネル方式の自動分析装置であり
ながら、いわゆる歯抜け状態が発生しないので自
動分析装置の実質的稼動効率が飛躍的に向上し、
その結果、シングルマルチ方式の有する長所を備
え、かつマルチチヤンネル方式の有する長所をも
備えた多項目同時分析が可能な、いわゆるシング
ルマルチ・マルチ方式の全く新規な自動分析装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係る自動分析装
置の全体構成を概略的に示す説明図、第2図はサ
ンプル容器押圧装置の概略的構成を示す説明図、
第3図はサンプル容器移送装置と第1の分配制御
装置の構成を示す斜視図、第4図A乃至Eはサン
プル容器の移送状態を示す断面図、第5図は第1
の分配制御装置の構成を示す斜視図、第6図は自
動分析ラインの一例を示す構成説明図、第7図は
この発明の第2実施例に係るサンプル容器のセツ
ト例を示す斜視図である。 符号の説明、A……自動分析装置、L……自動
分析ライン、a……サンプル吸引位置、b……容
器待機路、1……サンプル容器、5……反応容
器、6……試薬ボトル、7……光学測定装置、2
0……第1のサンプル容器移送路、40……第2
のサンプル容器移送路、50……サンプル容器移
送装置、90……第2の分配制御装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 容器のストツク部から一容器づつ容器を一定
    方向に移送する第1の容器移送路と、複数の並設
    された自動分析機に沿つて容器を移送する第2の
    容器移送路と、この第2の容器移送路と連通接続
    され分注作業が終了した容器をストツクするスト
    ツカー装置と、上記第1の容器移送路から第2の
    容器移送路に容器を移し換える複数の容器待機路
    と、上記第1の容器移送路に沿つて移送されてい
    る容器をいずれかの容器待機路の位置で停止させ
    る複数の分配制御装置と、該分配制御装置によつ
    て停止された容器を上記いずれかの容器待機路或
    は容器待機路を経て第2の容器移送路へと移送す
    る容器移送装置と、上記複数の自動分析機と分配
    制御装置および容器移送装置とを駆動制御する制
    御装置と、を備え、該制御装置は、上記容器のス
    トツク部から送出される容器を、上記複数の自動
    分析機のいずれに送ると一番早く分析処理できる
    かを判別して上記分配制御装置と容器移送装置と
    を駆動制御するように構成されていることを特徴
    とする自動分析装置。
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