JPH0378112A - 浮動式磁気ヘッドの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、浮動式磁気ヘッドの製造方法に関し、特に近
年の小型化・薄型化に対応したモノリシックタイプ浮動
式′磁気ヘッドの製造方法に関する。

［従来の技術］ 従来、ハードディスクドライブ装置に搭載されたモノリ
シックタイプ浮動式磁気ヘッドは、第３図（Ａ）及び（
Ｂ）に示すように、本体を構成するコアスライダ５１と
、このコアスライダ５１の上方側の長手方向に形成され
た複数の浮上レール２と、この浮上レール２の一端部に
ガラス部材や樹脂部材等の固定用部材３を介して取っ付
は固定されたＣ字形磁気コア部５４とを有してなる。そ
して、上記Ｃ字形磁気コア部５４は、コイルを巻くため
にＣ字状に切り欠き形成された形状をしている。上述の
ように上記コアスライダ５１とＣ字形磁気コア部５４は
固定用部材３を介して浮上レール２面の端部に記録再生
用・のフロントギャップ部６ａを形成するように固定さ
れ、その反対側には、比較的広い接合面を持ったバック
ギャップ部６ｂが形成されている。

なお、コアスライダ５１の材質はフェライト等の磁性材
料からなり、同様にＣ字形磁気コア部５４も磁性材料が
使用されている。

このように構成された従来の浮動式磁気ヘッドを製造す
るには、コアスライダ５１を製造した後、これにＣ字形
磁気コア部５４を接合固定することによって行なわれる
。

第４図（ａ）に示すように、先ず、コアスライダ５１を
取り出すための母材６２を準備する０次に、第４図（ｂ
）に示すように、母材６２の一方には複数の浮上レール
２、他方には上記浮上レール２と直交する方向に凹型支
持部５を切り欠きしてコアスライダ５１を形成する。さ
らに、第４図（Ｃ）に示すように磁気記録媒体の記録ト
ラック福（図示せず）に合わせたコア幅を持つＣ字形磁
気コア部５４を準備して、このＣ字形磁気コア部５４を
コアスライダ５１にフロントギャップ部６ａ及びパック
ギヤング６ｂを設けるように取り付は固定する。

なお、この時に第４図（ｄ）に示すように、固定用部材
３、例えばガラス部材などを上記コアスライダ５１とＣ
字形磁気コア部５４との間に挾み加熱して、上記ガラス
部材を溶融、冷却して固定する。

また、前記ギャップ部６ｂは、ガラス部材の他に、図示
していない二酸化ケイ素、非磁性金属材料等も挾んで形
成されている（図示せず）。

［発明が解決しようとする課Ｍ］ ところで、近年ハードディスクドライブ装置等に搭載さ
れたラップトツブあるいはハンドベルト型と呼ばれる小
型で持ち運びが容易なパーソナルコンピュータの出現に
より、小型で振動に強く、且つ高密度記録ができる磁気
ディスク装置が要求されている。

すなわち、３．５インチ、２．５インチ及び２インチと
磁気ディスクの小型化・薄型化に対応し、且つ磁気記録
媒体の高密度記録化のため、記録トラック幅が徐々に狭
くなってきている。したがって、上記記録トラック幅に
合わせてＣ字形磁気コア部５４のコア幅も狭くなってき
ている。

しかしながら、Ｃ字形磁気コア部５４のコア幅を狭くす
ると、コアスライダ５１へ取っ付は固定する接合面が小
さくなり、接合強度が弱くなってしまう振動等に弱いと
いう問題が生じてきた。また、Ｃ字形磁気コア部５４に
コイルを巻く時、取り付は固定されたＣ字形磁気コア部
５４に無理な力が加わって、Ｃ字形磁気コア部５４はコ
アスライダ５１から起歪する等の問題があった。

また、始動および停止時に、磁気記録媒体に接触してい
る磁気ヘッドが回転駆動する磁気記録媒体と衝突して、
ヘッドクラッシュが発生して、Ｃ字形磁気コア部５４が
コアスライダ５１から剥離し、磁気記録媒体に記録され
たデータの破損が生じるおそれがあった。

また、磁気ヘッドの小型化に対応して、Ｃ字形−磁気コ
ア部５４も小さく且つ薄くなってきたので、従来の浮動
式磁気ヘッドの製造方法では、上記Ｃ字形磁気コア部５
４の加工が複雑になつ、取り付は固定が難しくなってき
ている。そして、電磁特性に大きな影響を及ぼす記録再
生用のフロントギャップ部６ａを旨く形成できないとい
う問題点も生じていた０本発明は、以上の点に鑑みてな
されたもので、浮動式磁気ヘッドのコアスライダとＣ字
形磁気コア部の取り付は固定を強化するとともに、Ｃ字
形磁気コア部を小型化・薄型化しても簡単に加工でき、
且つフロントギャップ部が精度良く形成されるようにす
る製造方法を提供することを目的とする。

［課題を解決するための手段］ 従って、本発明のコアスライダバーな形成する母材とＣ
字形磁気コアバーを形成する母材とを一体総合し、フロ
ントギャップ部とバックギャップ部とが設けられるよう
にブロックを形成する工程と、このブロックに複数の浮
上レールを有したコアスライダバーを形成する工程と、
上記ブロックを浮上レールからバックギャップ部側に斜
めに切り欠きして、Ｃ字形磁気コアと支持部とからなる
Ｃ字形磁気コア部が連なったＣ字形磁気コアバーを形成
する工程と、これらコアスライダバーとＣ字形磁気コア
バーとを上記各ギャップ部と直交する方向に、且つＣ字
形磁気コア部が形成されるように切断する工程とからな
ることを特徴とする。

［作用コ Ｃ字形磁気コア部はＣ字形磁気コアバーを形成した後に
切り欠きされるのでギャップ部の精度が良く形成され、
さらに、支持部を介してコアスライダの一端部に強力に
取り付は固定される。

「実施例］ 以下、本発明の一実施例を第１図（Ａ）、第１図（Ｂ）
及び第２図（ａ）〜（ｇ）に基づいて説明する。

なお、従来例と同一部分および同一部品に関しては、同
一符号を付けて詳細な説明を省略する。

本発明のモノリシックタイプ浮動式磁気ヘッドは、本体
を構成するコアスライダを取り出すブロックの一端部を
斜めに切り欠きすることにより、両側に翼状のコア片を
備えたＣ字形磁気コア部４を形成したことを特徴とする
。

本発明のモノリシックタイプ浮動式磁気ヘッドにあって
は、第１図（Ａ）及び第１図（Ｂ）に示すように、コア
スライダ１とＣ字形磁気コア部４とが一体化され、コア
スライダ１の一端部とＣ字形磁気コア部４の両側が、磁
気記録媒体対向面側からバックギャップ側に傾斜するよ
うに切り欠き形成されていて、Ｃ字形磁気コア部４の中
央部には、所定のコア幅を持つＣ字形磁気コア４ａが形
成されている。なお、この斜めに形成された切り欠き面
はきれいに仕上げられている。そして、回転駆動する磁
気記録媒体（図示せず）に対向している浮上レール２の
一端部には空気によって浮上させるための空気流入部３
１が形成されている。また、上記浮上レール２の反対側
には凹型支持部５が形成されている。

このように構成されたモノリシックタイプ浮動式磁気ヘ
ッドは、次のように組み立てられる。

先ず、第２図（ａ）に示すように、いくつかのコアスラ
イダバー３２ａを形成する直方体をした非磁性材料の母
材３２と、断面がＣ字形状となっていて、いくつかのＣ
字形磁気コアバー３３ａを形成する直方体をした磁性材
料の母材３３とを準備する。

そして、第２図（ｂ）に示すように、上記母材３２に取
り付は固定されるようになっている部材３３の接合面側
に、スパッタリング装置等を用いてセンダスト３４を数
ミクロン蒸着させる。さらに、第２図（Ｃ）に示すよう
に、センダスト３４の上に二酸化ケイ素３５をスパッタ
リング装置などで数ミクロンＪＩＦする６なお、図示し
ていないが母材３２においても、母材３３と取り付は固
定される接合面に二酸化ケイ素３５をスパッタリング装
置で蒸着している。

次に、第２図（ｄ）に示すように、固定用部材３のガラ
ス部材等を介して上記母材３２と母材３３とを位置合わ
せし、ガラス部材等を高温で加熱して溶融する。そして
、冷却させることにより、ガラス部材を固化して、記録
再生用フロントギャップ部６ａ及びバックギャップ部６
ｂを設けて上記母材３２および３３を固定させ、ブロッ
ク１ａを形成する。このように、母材３２と母材３３と
を一体結合したブロック１ａを、さらに第２図（ｅ）に
示すように、その上面側を切り欠きして浮上レール２を
形成する。さらに、浮上レール２の反対側に凹型支持部
５を形成して、コアスライダバー３２ａを構成する１次
に、磁気記録媒体の所定の記録トラック幅に合わせたＣ
字形磁気コア４ａのコア幅を決め、第２図（ｆ）に示す
ように、母材３３に所定のコア幅を残し、且つ上記バッ
クギャップ部６ｂ側にＣ字形磁気コアＩ！６４の支持部
となるバー状のコア片４ｂを残してコアスライダバー３
２ａの一端部及びこの一端部に取り付は固定された母材
３３を浮上レール２側からバックギャップ６ｂ側に向け
て斜めにいくつか切り欠きする。そして、Ｃ字形磁気コ
アパー３３ａが構成される。最後に、これらコアスライ
ダバー３２８とＣ字形磁気コアパー３３ａとで構成され
たブロック１ａをギャップ部６ａ、６ｂと直交する方向
にいくつか切断して、第２図（ｇ）に示すように、磁気
ヘッドが形成される。

このようにして、本発明のモノリシックタイプ浮動式磁
気ヘッドが完成される。

よって、Ｃ字形磁気コア部４は、コア片４ｂを持つこと
により、コアスライダ１とＣ字形磁気コア部４の接合面
が従来のものよりも大きくとれるので、接合強度を強め
ることができる。

また、フロントギャップ部６ａを形成した後に、Ｃ字形
磁気コア部４を作れるので、従来のようにフロントギャ
ップ部６ａを形成するのが難しくて電磁特性の劣化を招
くことがなくなるとともに、磁気記録媒体のトラック幅
に応じて、臨機応変にＣ字形磁気コア部４ａのコア幅を
変更させることができる。また、−度に大量の磁気ヘッ
ドを生産することができるので、−度組み立てれば同時
に同じものが何個も作れ、フロントギャップ部６ａの不
良を発生させない、安定した品質のものを大量に製造す
ることができる。

すなわち、今後ますます磁気ヘッドの小型化・薄型化に
対応して、加工がしやすい本発明のモノリシックタイプ
浮動式磁気ヘッドの製造方法が大いに有効になってくる
。

［発明の効果コ 以上、説明してきたように、本発明のモノリシンクタイ
プ浮動式磁気ヘッドの製造方法にあっては、コアスライ
ダを形成するコアスライダバーとＣ字形磁気コア部を形
成するＣ字形磁気コアバーとを一体化し、このＣ字形磁
気コアバーに所定のコア幅を持つＣ字形磁気コアと、支
持部を形成するように切り欠きすることにより次のよう
な効果を奏する。

（１）電磁特性を左右するフロントギャップ部が製造工
程の最初の段階で形成されるので、磁気コア部の微妙な
取っ付けを必要とせず、簡単に組み立てができる。さら
に、ギャップ部６ａの寸法はワットごとに同じなので、
安定した品質で一度にたくさん製造することができる。

（２）Ｃ字形磁気コア部はコア片を持つことにより、コ
アスライダとＣ字形磁気コア部の接合面を従来のものよ
りも大きくとれるので、大幅な接合強度を得ることがで
きる。

（３）今後ますます磁気ディスクの小型化・薄型化が要
求されても、本発明の浮動式磁気ヘッドでは、Ｃ字形磁
気コア部を簡単に、小さく及び薄くすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図（Ａ）は本発明の一実施例におけるモノリシック
タイプ浮動式磁気ヘッドの斜視図、第１図（Ｂ）はその
正面図、第２図（ａ）〜（（１）はそれぞれ本発明の一
実施例の製造方法の各工程を示す斜視図、第３図（Ａ）
は従来のモノリシックタイプ浮動式磁気ヘッドの斜視図
、第３図（Ｂ）はその正面図、第４図（ａ）〜（ｄ）は
それぞれ従来の一実施例の製造方法の各工程を示す斜視
図である。 １・・・コアスライダ １ａ・・・ブロック ２・・・浮上レール ４・・・Ｃ字形磁気コア部 ４ａ・・・Ｃ字形磁気コア　３２ａ・・・コアスライダ
バー４ｂ・・・コア片（支持部）３３ｂ・・・Ｃ字形磁
気コアバー６ａ・・・フロントギャップ部 ６ｂ・・・パックギャンズ部 ３２、３３・・・母材 阜 図 （Ａ） １ 第　１　口 （８） （９） 第 図 （Ａ） 第 （８） 峯 因 （（１） 第 区 （ｂ）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. コアスライダバーを形成する母材とＣ字形磁気コアバー
   を形成する母材とを一体結合し、フロントギャップ部と
   バックギャップ部とが設けられるようにブロックを形成
   する工程と、このブロックに複数の浮上レールを有した
   コアスライダバーを形成する工程と、上記ブロックを浮
   上レールからバックギャップ部側に斜めに切り欠きして
   、Ｃ字形磁気コアと支持部とからなるＣ字形磁気コア部
   が連なったＣ字形磁気コアバーを形成する工程と、これ
   らコアスライダバーとＣ字形磁気コアバーとを上記各ギ
   ャップ部と直交する方向に、且つＣ字形磁気コア部が形
   成されるように切断する工程とからなる浮動式磁気ヘッ
   ドの製造方法。