JPH0375994A - 自動販売機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、コーヒー等の缶入り飲料商品（以後、缶飲料
と呼ぶ）を販売時に誘導加熱して温販売する自動販売機
に関するものである。

従来の技術 近年、特開昭５３−４１２９５号公報にみられるように
誘導加熱技術を応用して、缶飲料を販売時に短時間で加
熱して温販売する自動販売機が考案されている。

以下図面を参照しなから従来の自動販売機の一例につい
て説明する。第５図は従来の自動販売機の正面図、第６
図は第５図のＩ−１’線断面図を示すものである。第５
図及び第６図において、１は自動販売機本体であり、そ
の内部にコーヒー等の缶飲料２を収容し、この缶飲料２
を１個ずつ供給する公知の貯蔵室３と、冷販売用商品収
納装置４と、温販売用商品収納装置５ｔｌ−内装してい
る。

上述した商品収納装置の下方には冷販売用放出手段６、
温販売用放出手段７がおのおの設けられている。８は貯
蔵室３に缶飲料２の入れ替えを行うオペレータが缶飲料
２を収容する時に開放する扉体で、前面に冷販売用放出
手段６を作動させる冷販売スイッチ９、温販売用放出手
段７を作動させる温販売スイッチ１０及び販売口１１を
形成して３ページ いる。１２は温販売する缶飲料２を誘導加熱する加熱コ
イルで温販売用商品収納装置５の下方に設けられている
。第７図は前記加熱コイル１２を含む周辺部の概略構成
図で、１３，１４．１５は缶径及び缶サイズを検出する
マイクロスイッチ等の検出手段で、現在販売されている
コーヒー等の缶飲料の５種類のサイズ（φ５５ｍｍで２
５０ｇと１９０ｇ、φ５３ｍｍで２５０ｇと１９０ｇと
１６０ｇ）を検出し、３種類の容量を検出するものであ
る。即ち、検出手段１３で缶径を判別し、検出手段１４
．１．５で缶サイズを判別するものである。

以上のように構成された自動販売機の動作について説明
する。

まず冷販売スイッチ９が押された場合、冷販売用放出手
段６が作動し、冷販売用商品収納装置４から冷蔵された
缶飲料２を販売口１１に放出する。

次に温販売スイッチ１０が押された場合は、温販売用放
出手段７が作動し、温販売用商品収納装置５から冷蔵ま
たは温蔵された缶飲料２が１本放出され加熱コイル１２
に導入され、検出手段１３．１４．１５により判別した
容量に応じて予め決められた時間だけ加熱コイル１２に
高周波電力を供給し誘導加熱により温販売温度まで缶飲
料温度を高めてから缶飲料２を販売口１１に搬出するも
のである。

発明が解決しようとする課題 しかしなからこのような構成では、対流の悪い高粘度飲
料を加熱すると缶表面が焦げる可能性があり、又、炭酸
飲料等の高圧飲料を加熱すると爆発する可能性がある。

高粘度飲料については加熱出力を下げれば対応可能であ
るが、加熱時間が長くなるという問題がある。この種の
自動販売機は加熱時間を出来る限り短くしなければなら
ない。

従って、高粘度飲料や炭酸飲料は誘導加熱による温販売
から除外している。しかし自動販売機１の商品の入れ替
えを行うオペレータが温販売用商品収納装置５に高粘度
飲料や炭酸飲料を誤投入した場合、前記の如く缶表面が
焦げたり、缶が爆発したりするという課題を有していた
。

また缶容量を検出するのに複数の検出手段が必５ページ 要であり、高価になるという課題を有していた。

本発明は上記課題に鑑み、高粘度飲料や炭酸飲料が誤投
入された場合でも、誤って加熱しない安全で、しかも安
価に容量を検出できる自動販売機を提供することを目的
とするものである。

課題を解決するための手段 上記課題を解決するために、本発明の自動販売機は予め
加熱可能な缶飲料に加熱可能を示す情報と中身飲料の容
量を示す情報とから決定される特定の色マークが上下蓋
部の缶壁に施されている缶飲料専用とし、缶飲料を誘導
加熱する加熱コイルと、前記特定の色マークから加熱可
能かどうかの判別と中身飲料の容量の判別を行なう色マ
ーク判別手段と、前記色マーク判別手段からの判別信号
により加熱可能な缶飲料のみを中身飲料の容量に応じた
時間だけ前記加熱コイルで加熱する加熱制御手段を備え
たものである。

作用 本発明は上記した構成により、自動販売機の商品の入れ
替えを行うオペレータが渦販売用商品収６ページ 納装置に高粘度飲料や炭酸飲料を誤投入した場合でも、
色マーク判別手段で加熱可能と判別した缶飲料のみを容
量判別結果に応じた時間だけ加熱するため、缶表面が焦
げたり、缶が爆発したりするといった危険のない安全な
、しかも容量判別も同時にできるため安価な自動販売機
が提供できるものである。

実施例 以下本発明の一実施例の自動販売機について図面を参照
しなから説明する。第１図は本発明の一実施例を示す制
御ブロック図、第２図は第１図の自動販売機の断面図で
ある。尚、従来例と同一部分についてはその詳細な説明
を省略する。

第２図において、１６は冷販売用商品収納装置４の商品
搬出口であり、１７は温販売用商品収納装置５の商品搬
出口である６１８はカラーセンサを用いた色マーク判別
手段で、加熱適用缶の上下蓋部に施した特定の色マーク
により加熱適用缶かどうか、また容量は何ｇであるか判
別するものであり、温販売用商品収納装置５内に設けて
いる。第７ページ １図において、１９は加熱制御手段で、その入力には温
販売スイッチ１０と、色マーク判別手段１８が接続され
、出力には温販売用放出手段７と、加熱コイル１２と、
加熱終了時に缶を販売口に搬出する加熱終了搬出手段２
０が接続されている。

第３図は缶飲料の上下蓋部に色マークＭを施した例を示
す図である。（ａ）は蓋の縁に施した例、（ｂ）は蓋全
面に施した例、（ｃ）、（ｄ）は蓋の一部に施した例で
ある。

以上のように構成された自動販売機について第４図に示
す動作フローチャートにより動作を説明する。まず加熱
制御手段１９は温販売用商品収納装置５内にある次の加
熱販売時に放出する缶に色マークＭが有るか無いか、ま
た色マークＭは何色かと言った色マーク判別信号を色マ
ーク判別手段から人力する（ステップ１）。次に、温販
売スイッチ１０がＯＮされたかどうか判断する（ステッ
プ２）。ＯＮされた場合は次のステップに進み、温販売
用放出手段７を作動させ缶飲料を加熱コイル１２に導入
する（ステップ３）。次に、予め人力した色マーク判別
信号により色マークＭの色が例えば赤色と判断したなら
ば（ステップ４）、加熱適用缶で容量は２５０ｇと判断
し所定の時間だけ誘導加熱を行う（ステップ５）。また
色マークＭの色が例えば青色と判断したならば（ステッ
プ６）、加熱適用缶で容量は１９０ｇと判断し所定の時
間だけ誘導加熱を行う（ステップ７）。また色マークＭ
の色が例えば黄色と判断したならば（ステップ８）、加
熱適用缶で容量は１６０ｇと判断し所定の時間だけ誘導
加熱を行う（ステップ９）。そして加熱が終了すれば、
加熱終了搬出手段２０（図示せず）を作動させ缶飲料を
販売口に搬出し加熱販売を完了する（ステップ１０）。

又、ステップ４．６．８で所定の色でなければ加熱非適
用缶と判断し、加熱をせずに加熱終了搬出手段２０（図
示せず）を作動させ缶飲料を販売口に搬出するものであ
る。

以上のように本実施例によれば、温販売用商品収納装置
５に高粘度飲料や炭酸飲料等の加熱非適用缶を誤投入し
た場合でも、色マーク判別手段１９ページ ８により加熱しようとする缶飲料に所定の色マークＭが
施されているか否か、また何色かを判別することにより
、加熱適用缶かどうか、また同時に容量は何ｇかが判断
でき、力ロ熱適用缶しかカロ熱な行わないので、従来の
ように誤って加熱非適用缶を加熱して、缶表面が焦げた
り、缶が爆発したりするといった危険のない安全な、し
かも特別な容量判別手段が不要なため安価な自動販売機
が提供できるものである。

発明の効果 以上、実施例からも明らかなように本発明の自動販売機
は、加熱可能な缶飲料に加熱可能を示す情報と中身飲料
の容量を示す情報とから決定される特定の色マークが上
下Ｍ部の缶壁に施されている缶飲料を販売する自動販売
機であって、缶飲料を誘導加熱する加熱コイルと、前記
特定の色マークから加熱可能かどうかの判別と中身飲料
の容量の判別を行なう色マーク判別手段と、前記色マー
ク判別手段からの判別信号により加熱可能な缶飲料のみ
を中身飲料の容量に応じた時間だけ前記加１０ページ 熱コイルで加熱する加熱制御手段を備えたものであるか
ら、自動販売機の商品の入れ替えを行うオペレータが温
販売用商品収納装置に高粘度飲料や炭酸飲料等の加熱非
適用缶を誤投入した場合でも、色マーク判別手段で加熱
可能と判別した缶飲料のみを加熱するため、従来のよう
に誤って加熱非適用缶を加熱して、缶表面が焦げたり、
缶が爆発したりするといった危険がなく安全であり、ま
た色マーク判別手段で同時に容量も検出できるため特別
な容量判別手段が不要なため安価となるなど実用上の効
果は極めて大きいものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に於ける自動販売機の制御ブ
ロック図、第２図は本発明の一実施例に於ける自動販売
機の断面図、第８図ａ　”　ｄは本発明の一実施例に於
ける缶飲料の上下蓋部のマーク施行例を示す図、第４図
は第１図の動作フローチャート、第５図は従来の自動販
売機の正面図、第６図は第５図のＩ−１’線断面図、第
７図は第６図の加熱コイル周辺の概略構成図である。 １１ベージ ２・・・缶飲料、１２・・・加熱コイル、１８・・・色
マーク判別手段、１９・・・加熱制御手段。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　加熱可能な缶飲料に加熱可能を示す情報と中身飲料の
   容量を示す情報とから決定される特定の色マークが上下
   蓋部の缶壁に施されている缶飲料を販売する自動販売機
   であつて、缶飲料を誘導加熱する加熱コイルと、前記特
   定の色マークから加熱可能かどうかの判別と中身飲料の
   容量の判別を行なう色マーク判別手段と、前記色マーク
   判別手段からの判別信号により加熱可能な缶飲料のみを
   中身飲料の容量に応じた時間だけ前記加熱コイルで加熱
   する加熱制御手段とを備えたことを特徴とする自動販売
   機。