JPH037527Y2 - - Google Patents

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JPH037527Y2
JPH037527Y2 JP1984143499U JP14349984U JPH037527Y2 JP H037527 Y2 JPH037527 Y2 JP H037527Y2 JP 1984143499 U JP1984143499 U JP 1984143499U JP 14349984 U JP14349984 U JP 14349984U JP H037527 Y2 JPH037527 Y2 JP H037527Y2
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valve
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hydraulic
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  • Valve Device For Special Equipments (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は排気ブレーキ装置付内燃機関に適用す
る油圧リフタ使用の動弁装置に関する。
〈従来の技術〉 オーバヘツドバルブ型内燃機関においては、バ
ルブクリアランスによる動弁系の衝撃を吸収する
手段として油圧リフタを採用したものがある(例
えば特公昭54−33324号公報参照)。
かかる油圧リフタの作用を例えば第4図を用い
て説明すると、バルブ側から油圧リフタ1に力が
作用しないときは、作動油(例えばエンジンオイ
ル)がボデイ2の給油口3からプランジヤ4に設
けた油孔5を介してプランジヤ4内のオイルリザ
ーバ6に流入し、更にチエツク弁7を通つてオイ
ルチヤンバ8に流入して、プランジヤ4及びプツ
シユロツドシート9を一体に持ち上げプツシユロ
ツド10を押し上げる。
一方、ボデイ2底面に当接するカムにより上方
向に力を受けると、オイルチヤンバ8内の作動油
は逆流しようとするが、チエツク弁7により阻止
されるため、ボデイ2とプランジヤ4とが一体と
なり上方に押し上げられる。従つて、油圧リフタ
を採用した動弁装置では常にバルブクリアランス
を零に調整することができる。
〈考案が解決しようとする問題点〉 ところが、かかる動弁装置を排気ブレーキ装置
付内燃機関に適用した場合、排気ブレーキ作動時
に、排気マニホルド内の圧力が上昇して圧縮行程
前半のシリンダの排気バルブが異常開弁する場合
がある。この場合、バルブのリフト動作に追従し
て油圧リフタ1のプランジヤ4がその分上昇して
しまう。このため、排気バルブのリフト量が見掛
け上増大することになり、圧縮行程でシリンダ内
圧力が上がらない不具合及びピストン上死点にお
いて、排気バルブとピストン頂部とが干渉する恐
れが生じるという不具合がある。
尚、本考案に関連する先行技術としては本願出
願人により実願昭59−38139号(実開昭60−
152006号公報)で提案したものがある。
本考案は上記の実情に鑑みてなされたもので、
排気ブレーキの作動に基づく排気バルブの異常開
弁時には、油圧リフタのバルブクリアランス調整
機能を停止させることを目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 このため本考案では、機関排気系に排気ブレー
キ装置を有すると共に、バルブスプリングにより
常時閉弁方向に付勢される吸・排気バルブの頂面
に、ロツカアームの一端を当接させロツカアーム
の他端にプツシユロツドを介してバルブクリアラ
ンス調整用の油圧リフタを連結してなる動弁装置
を備えた内燃機関において、排気ブレーキ装置の
作動を検出する検出手段と、該検出手段が排気ブ
レーキ装置の作動を検出したときに排気バルブ系
の油圧リフタの油圧を減圧する減圧手段とを設け
る構成とした。
〈作用〉 これにより、排気ブレーキ作動に同期して排気
バルブ系の油圧リフタの作動油圧を減圧して、油
圧リフタのボデイとプランジヤとを相対移動可能
な状態とし、バルブクリアランス調整機能を停止
させるようにした。
〈実施例〉 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図は本考案一実施例を示す排気系動弁機構
の全体構成図である。
図において、エンジンのクランクシヤフトに同
期して回転するカムシヤフト21に設けたカム2
2のカム面に、排気バルブ系に適用する油圧リフ
タ30の下端が当接している。この油圧リフタ3
0はエンジン本体のガイド孔23に摺動自由に嵌
挿されている。
前記油圧リフタ30の構成を第2図に示し説明
する。
この油圧リフタ30は、カム22のカム面と当
接するボデイ31内に、摺動可能にプランジヤ3
2及びプツシユロツドシート33が設けられてい
る。また、プランジヤ32内にはピストン34が
摺動可能に設けられ、該ピストン34はスプリン
グ35によつて図中下方に弾性付勢されている。
該ピストン34とプランジヤ32とで画成された
第1油室36には、ボデイ31及びプランジヤ3
2に形成された油孔31a,32aを介して作動
油(例えばエンジンオイル)が供給され、前記第
1油室36内に流入した作動油は、前記ピストン
34の孔34a,プランジヤ32の油孔32b及
びチエツク弁37を介してボデイ31とプランジ
ヤ32とで画成される第2油室38に流入できる
ようになつている。該第2油室38内にはプラン
ジヤ32を図中上方に弾性付勢するスプリング3
9が介装されている。
従つて、この油圧リフタ30では、第1油室3
6内の油圧が高い場合には、ピストン34をスプ
リング35の弾性力に抗して上方へ移動させると
共に、チエツク弁37を押し下げて第2油室38
内に作動油が流入することができ、排気バルブ側
から力が作用しないときは、プランジヤ32を押
し上げる一方、カム22から上方向に力を受ける
と、チエツク弁37により油の戻りが阻止されボ
デイ31とプランジヤ32とが一体となつて上方
に押し上げられ、通常の動作を行う。
一方、第1油室36内の油圧が低い場合には、
ピストン34をスプリング35により押し下げ、
その先端部によつてチエツク弁37を常時開放状
態にする。これにより、第1油室36と第2油室
38は常時連通状態となり、油圧リフタ30に対
して外部から力が作用しても油圧リフタ30内の
油の移動があるだけで油圧リフタ30そのものの
移動はなく不作動状態となる。
かかる油圧リフタ30のプツシユロツドシート
33に着座するプツシユロツド41の上端は、ア
ジヤステイングスクリユ42を介してロツカアー
ム43の一端に連結する。このロツカアーム43
は、ロツカブラケツト44により回動自由に軸支
されたロツカシヤフト45に軸支され、その他端
は、排気バルブ46のバルブステム頂面に当接し
ている。47はバルブガイド、48はシリンダヘ
ツド49とリテーナ50との間に介装され排気バ
ルブ46を常時閉弁方向に付勢するバルブスプリ
ング、51は排気ポートである。
次に、本実施例の排気ブレーキ装置の構成を説
明する。
バツテリ61に、乗員の操作によりオン・オフ
する手動式の排気ブレーキスイツチ62と、クラ
ツチペダルを踏んだときオフとなり開放するとオ
ンとなるクラツチスイツチ63と、アクセルペダ
ルを踏んだときオフとなり開放するとオンとなる
アクセルスイツチ64と、排気ブレーキシヤツタ
を開閉するためのマグネチツクバルブ65とから
なる直列回路を直列に接続する。前記マグネチツ
クバルブ65は、排気通路66に介装された排気
ブレーキシヤツタ67の駆動用エアシリンダ68
とエアリザーバ69とを接続する空気通路70に
介装され、励磁時、エアシリンダ68とエアリザ
ーバ69とを連通し、非励磁時、エアシリング6
8側と大気とを連通する。71は排気ブレーキ作
動表示用のパイロツトランプである。
一方、油圧リフタ30へ作動油を供給するため
の給油ギヤラリ24には、各気筒の排気バルブ系
の油圧リフタ30に接続する分岐通路24Aと、
第3図に示す吸気バルブ系に適用する油圧リフタ
80に接続する分岐通路24Bとが設けられてお
り、オイルポンプ25によつてオイルパン26内
のオイルが供給される。また、給油ギヤラリ24
には、減圧手段としての電磁調圧弁27が介装さ
れている。前記調圧弁27は、排気ブレーキスイ
ツチ63がオンのとき励磁され、そのリリーフ通
路28を給油ギヤラリ24に開通させて給油ギヤ
ラリ24の作動油をオイルパン26に逃がしその
油圧を減圧するものである。
次に前記吸気バルブ系油圧リフタを第3図に示
し説明する。
これは、通常用いられている型式の油圧リフタ
で、ボデイ81内にプランジヤ82及びプツシユ
ロツドシート83が摺動可能に設けられ、ボデイ
81の油孔81a及びプランジヤ82の油孔82
aを介して作動油が流入するプランジヤ82内の
第1油室84は、チエツク弁85を介して第2油
室86と連通できるようになつている。87はプ
ランジヤ82及びプツシユロツドシート83を上
方に弾性付勢するスプリングである。
かかる油圧リフタ80の場合は、プランジヤ8
2内の第1油室84に供給される作動油の油圧の
高低にかかわらず常にその機能は維持されるよう
になつている。
次に作用を説明する。
クラツチペダル及びアクセルペダルを放すとク
ラツチスイツチ63及びアクセルスイツチ64が
オンとなり、この状態で排気ブレーキスイツチ6
2をオンにすると、バツテリ61からマグネチツ
クバルブ65の通電回路が形成されてマグネチツ
クバルブ65が励磁さるれる。これにより、エア
リザーバ69から空気通路70を介してエアシリ
ンダ68に圧縮空気が供給され、排気ブレーキシ
ヤツタ67が排気通路66を閉成し排気ブレーキ
が作動する。
そして、この排気ブレーキ作動時に、排気ブレ
ーキスイツチ62のオン操作に同期して電磁調圧
弁27も励磁され、リリーフ通路28を開放し給
油ギヤラリ24内の作動油の一部がリリーフ通路
28からオイルパン26内にリリーフされる。こ
れにより、給油ギヤラリ24から各分岐通路24
A,24Bを介して各油圧リフタ30,80に供
給される油圧が減圧される。すると、前述したよ
うに吸気バルブ系の油圧リフタ80はそのままそ
の機能は維持されるが、排気バルブ系の油圧リフ
タ30はその機能が停止され不作動状態となる。
従つて、排気ブレーキの作動時に、排気バルブ4
6の異常開弁が発生したとしても、従来のように
油圧リフタがリフトしてしまう恐れは全くなく、
排気圧力に減少と共に排気バルブ46は閉弁す
る。
一方、排気ブレーキスイツチ62をオフにして
排気ブレーキを解除すれば、これに伴つて電磁調
圧弁27が消磁され、リリーフ通路28が閉鎖さ
れて給油ギヤラリ24内の油圧が正常値に復帰す
る。従つて、両油圧リフタ30,80が共に作動
状態に復帰して吸・排気バルブの開閉動作が行わ
れる。
尚、本実施例では、排気バルブ系の油圧リフタ
に吸気バルブ系の油圧リフタとは異なる型式のも
のを使用したが、吸気バルブ系と同じ型式の油圧
リフタを用いることもできる。この場合には、油
圧リフタ80のボデイ81に第2油圧室86内の
作動油を排出できる油孔を形成し、該油孔とオイ
ルパンとを連通させ、この連通路に、排気ブレー
キ作動信号によつて開弁する通路開閉弁を介装し
て、排気ブレーキ作動時に第2油室86内の油圧
を開放する構成とすればよく、本実施例と同様の
効果を得られる。
〈考案の効果〉 以上述べたように本考案によれば、排気ブレー
キ作動時には、排気バルブ系の油圧リフタが不作
動状態となつてバルブクリアランス補正機能が停
止されるので、排気バルブの異常開弁時に油圧リ
フタがこれに追従せず、排気バルブの最大リフト
位置が下方に下がることはなく、圧縮行程でシリ
ンダ内圧力が上がらない不具合及びピストン上死
点における排気バルブとピストンとの干渉等の不
具合の発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す全体構成図、
第2図は同上実施例の排気バルブ系に適用する油
圧リフタの構成図、第3図は同じく吸気バルブ系
に適用する油圧リフタの構成図、第4図は従来の
油圧リフタの作用を説明するための図である。 22……カム、24……給油ギヤラリ、27…
…電磁調圧弁、28……リリーフ通路、30……
油圧リフタ、41……プツシユロツド、43……
ロツカアーム、46……排気バルブ、62……排
気ブレーキスイツチ、65……マグネチツクバル
ブ、67……排気シヤツタ、68……エアシリン
ダ、69……エアリザーバ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機関排気系に排気ブレーキ装置を有すると共
    に、バルブスプリングにより常時閉弁方向に付勢
    される吸・排気バルブの頂面に、ロツカアームの
    一端を当接させロツカアームの他端にプツシユロ
    ツドを介してバルブクリアランス調整用の油圧リ
    フタを連結してなる動弁装置を備えた内燃機関に
    おいて、前記排気ブレーキ装置の作動を検出する
    検出手段と、該検出手段が排気ブレーキ装置の作
    動を検出したときに排気バルブ系の前記油圧リフ
    タの油圧を減圧する減圧手段とを備えたことを特
    徴とする内燃機関の動弁装置。
JP1984143499U 1984-09-25 1984-09-25 Expired JPH037527Y2 (ja)

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JPS6158606U JPS6158606U (ja) 1986-04-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0623690Y2 (ja) * 1987-02-25 1994-06-22 いすゞ自動車株式会社 バルブアジヤスタ
JP5104487B2 (ja) * 2008-04-02 2012-12-19 トヨタ自動車株式会社 多気筒内燃機関

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS581708B2 (ja) * 1979-12-20 1983-01-12 インタ−ナショナル ビジネス マシ−ンズ コ−ポレ−ション 低粘着性感圧組成物

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