JPH0374467A - 樹脂組成物 - Google Patents

樹脂組成物

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JPH0374467A
JPH0374467A JP21106989A JP21106989A JPH0374467A JP H0374467 A JPH0374467 A JP H0374467A JP 21106989 A JP21106989 A JP 21106989A JP 21106989 A JP21106989 A JP 21106989A JP H0374467 A JPH0374467 A JP H0374467A
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JP
Japan
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salt
ester
silver salt
resin
phosphate
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Pending
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JP21106989A
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English (en)
Inventor
Masayuki Egami
正之 江上
Mitsuaki Yamahara
山原 三昭
Setsuya Fukui
福井 節也
Akiyoshi Onishi
章義 大西
Ishiyuu Chiyou
張 為衆
Hiroshi Nakano
博 中野
Tomoko Ishihara
石原 智子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の背景〕 (技術分野〉 本発明は、対生物特性、特に鮮度保持作用、を持つ樹脂
組成物に関するものである。さらに詳しくは、本発明は
、熱可塑性樹脂に、有機燐酸の銀塩または(および)有
機亜燐酸の銀塩を含有させてなるものであって、鮮度保
持作用期間が長く、外観の良い成形品を提供する樹脂組
成物に関するものである。
〈従来の技術〉 最近、食品包装材料等に鮮度保持性を付与することが行
なわれており、各種の鮮度保持材料が開発されてきてい
る。従来、鮮度保持機能を持たせた包装材料としては、
銀等の抗菌性を持つ金属を保持させたゼオライトを利用
したものがあり、各種の菌に対する抗菌性や防カビ性が
優れていることから、包装材料、特に衛生性が強く要求
される分野への応用が進められている。
しかしながら、この様に優れた抗菌性を持つ金属を保持
させたゼオライトも、無機の固い微粉末であるために、
樹脂に混練して使用すると、その大部分が樹脂内に埋没
してしまって、抗菌作用を発揮しなくなり、ただ表面近
傍に存在する微粉末が抗菌作用を発揮するのみであった
。したがって、所望とする抗菌性能を得るためには、多
量の微粉末を添加しなければならなかった。しかし、多
量の微粉末を樹脂材料中に添加することは、材料の透明
性、表面光沢等の外観、強度等の物性を損なうばかりで
なく、無機微粉末によって表面が粗面化されるために摩
擦により傷がつきやすいという問題点があった。
〔発明の概要〕
く要 旨〉 本発明者らは、前記問題点を解決するために鋭意検討し
た結果、抗菌性を持つ金属を保持させたゼオライトのか
わりに、特定の有機燐酸の銀塩または(および)有機亜
燐酸の銀塩を配合することにより、優れた鮮度保持性を
持ち、透明性、表面光沢度等の外観、強度等の物性に優
れるばかりでなく、耐擦傷性に優れた樹脂組成物が得ら
れることを見出して本発明に到達した。
したがって、本発明による樹脂組成物は、熱i′+1塑
性樹脂に、燐酸まへは亜燐酸のアルキルエステル、フェ
ニルエステルもしくはアルキルフェニルエステルの銀塩
を0.01〜5重量%配合してなること、を特徴とする
ものである。
く効 果〉 本発明による樹脂組成物は、後記の実験例にも示される
通り、優れた対生物特性、特に鮮度保持作用、を有する
ばかりでなく、透明性、表面光沢度等の外観、強度等の
物性に優れているものである。したがって、鮮度保持を
必要とする包装材料分野(特に食品包装用分野)、抗菌
性、防カビ性ないし衛生性が特に必要とされる分野、例
えば食品用資材分野、衣料分野、住宅分野等において利
用価値の高いものである。
本発明のように銀が従来知られていた無機粒子に担持さ
れた状態でなく、有機燐酸または亜燐酸の銀塩の状態で
対生物特性を高いレベルで発揮しえたことは思いがけな
いことであると解される。
〔発明の詳細な説明〕
く熱可塑性樹脂〉 本発明で用いられる熱可塑性樹脂は、特定の熱可塑性樹
脂に限定されるものではなく、例えば本発明では(イ)
エチレンの単独重合体、(ロ)エチレンとエチレン以外
の重合性単量体、例えばエチレンと、炭素数3〜12程
度のα−オレフィン、例えばプロピレン、ブテン−1、
ヘキセン−1,4−メチルペンテン−1等、との共重合
体、(ハ)プロピレンの単独重合体、(ニ)プロピレン
とプロピレン以外の前記α−オレフィンとの共重合体、
(ホ)各種のα−オレフィン類(共)重合体および(へ
)これらを主成分とするブレンド物等の公知のポリオレ
フィン樹脂を用いることができる。
これらは群内および(または)群間で併用することがで
きる。
エチレンまたはプロピレンと共重合させる場合の特に好
ましいα−オレフィンは、炭素数4〜8のもの、例えば
ブテン−1、ペンテン−1、ヘキセン−1,4−メチル
ペンテン−1およびオクテン−1、である。
また、ポリスチレン、ポリアミド、ポリエステル、ポリ
ビニルアルコール、ポリカーボネート、ポリアセタール
、ABS樹脂、アクリル樹脂、フッ素樹脂、等の熱可塑
性樹脂も本発明では好ましく用いることができる。
く燐酸または亜燐酸のアルキルエステル、フェニルエス
テルもしくはアルキルフェニルエステルの銀塩〉 前述の熱可塑性樹脂に配合されて対生物特性、特に鮮度
保持作用、を発揮する物質は、燐酸または亜燐酸のアル
キルエステル、フェニルエステルもしくはアルキルフェ
ニルエステルの銀塩である。
このような化合物の具体例を挙げれば、下記の通りであ
る。
(イ)燐酸モノアルキル(Cl−22)エステルの一銀
塩または二鎖塩、 (ロ)亜燐酸モノアルキル(C)エステル1〜22 の−銀塩または二鎖塩、 (ハ)燐酸ジアルキル(Ct〜22)エステルの一銀塩
、 (ニ)燐酸モノフェニルエステルの一銀塩または二鎖塩
、 (ホ)亜燐酸モノフェニルエステルの一銀塩または二鎖
塩、 (へ)燐酸ジフェニルエステルの一銀塩、(ト)燐酸モ
ノ (アルキル(C)フェニル)1〜22 エステルの一銀塩または二鎖塩、 (チ)亜燐酸モノ (アルキル(C1〜22)フェニル
)エステルの一銀塩または二鎖塩、 (す)燐酸ジ(アルキル(01〜22)フェニル)エス
テルの一銀塩。
この中で好ましい化合物は、(イ)の燐酸モノアルキル
エステルの一銀塩または二鎖塩、特にアルキル基の炭素
数が6〜22のもの、さらに好ましくは燐酸ステアリル
の二鎖塩、(ハ)の燐酸ジアルキルエステルの一銀塩、
特にアルキル基の炭素数が6〜22のもの、さらに好ま
しくは燐酸ジオクチルの一銀塩、および(す)の燐酸ジ
(アルキルフェニル)エステルの一銀塩、特にアルキル
基の炭素数が4〜22のもの、さらに好ましくは燐酸ジ
(4−t−ブチルフェニル)の−銀塩や燐酸ジ(ノニル
フェニル)の−銀塩である。
これらの燐酸または亜燐酸のアルキルエステル、フェニ
ルエステルもしくはアルキルフェニルエステルの銀塩の
配合量は(併用するときはその合計量で)、0.01〜
5重量%、好ましくは0.05〜2fI量%、である。
この場合「重量%」は、該銀塩の熱可塑性樹脂との合計
量に対する重量%である。これらの銀塩の配合量が0.
01重量%未満では鮮度保持作用が劣り、一方、配合量
が5重量%を越えると効果が飽和してコスト高になるば
かりでなく、ブリードアウトによる表面変化が発生する
恐れがある。
く樹脂組成物〉 熱可塑性樹脂に、前述の燐酸または亜燐酸のアルキルエ
ステル、フェニルエステルもしくはアルキルフェニルエ
ステルの銀塩を配合する方法としては、直接にロール、
バンバリー、ニーグー、押出機等の混線機で溶融混練す
る方法、分散を良くするためにヘンシェル型ミキサー等
であらかじめ熱可塑性樹脂の粉体と混合した後、前述の
方法で溶融混練する方法、あるいは−旦高濃度のマスタ
ーバッチを作った後に希釈する方法等、種々の公知の方
法を適用することができる。
このようにしてなる本発明による樹脂組成物は、必要に
応じて、本発明の効果を著しく損なわない範囲で少量の
混和可能な他の成分を配合してなるものであってもよい
。したがって、本発明による樹脂組成物は、熱可塑性樹
脂に前記の燐酸または亜燐酸のアルキルエステル、フェ
ニルエステルもしくはアルキルフェニルエステルのみを
配合してなるものの外に、これに加えてこのような合目
的的な他成分を必要に応じて配合してなるものをも包含
するものである。
本発明において必要に応じて用いられる混和可能な成分
自体は、公知のものであって、本発明では例えば従来公
知の各種の樹脂、酸化防止剤、金属石鹸や脂肪酸アミド
等に代表される中和剤、滑剤、アンチブロッキング剤、
帯電防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、蛍光増白剤等の
添加剤、あるいは有機系顔料、無機系顔料等の着色剤等
を配合することができる。これらは、直接的に、あるい
は樹脂等のマスターバッチとして添加して配合すること
ができる。これらの他成分の種類および添加量は、本発
明による樹脂組成物の具体的用途ならびにその配合目的
に応じて適宜決定することができる。
く成形法〉 このような本発明による樹脂組成物は、従来公知の各種
の成形法、例えば射出成形法、押出し成形法、回転成形
法、圧縮成形法等により、用途に応じた形状(例えば任
意の型物、フィルム等)に成形加工されて、特に鮮度保
持性、抗菌性、防カビ性等が強く要求される種々の用途
に使用することができる。
〔実 験 例〕
実施例1 低密度ポリエチレン(密度0. 920g/cal。
Ml  1.0g/10分)に燐酸ジオクチルの一銀塩
を0.3重量%添加し、これらを単軸押出機で溶融混練
してペレットを得た。このベレットをインフレーション
フィルム成形法で成形して、厚さ30μmのフィルムを
得た。
実施例2 エチレンプロピレン共重合体(エチレン含量3重量%、
M、I 5g710分)に燐酸ジ(4−t−ブチルフェ
ニル・)の−銀塩を0.3重量%添加し、これらを単軸
押出機で溶融混練してベレットを得た。このペレットを
Tダイフィルム成形法で成形して、厚さ30μmのフィ
ルムを得た。
比較例1 低密度ポリエチレン(密度0. 920g/Cd、Ml
  1.0g/10分)をインフレーションフィルム成
形法で成形して、厚さ30μmのフィルムを得た。
比較例2 エチレンプロピレン共重合体(エチレン含量3重量%、
Ml  5g/10分)をTダイフィルム成形法で成形
して、厚さ30μmのフィルムを得た。
比較例3 エチレンプロピレン共重合体(エチレン含量3重量%、
MI  5g/10分)に、A型ゼオライト(平均粒径
2μ)に無水基準で銀を2.5TIi量%および亜鉛を
12重量%になるようにイオン状態で保持させてから約
200℃で加熱乾燥させて得た粉体3重量%を配合し、
これらを・単軸押出機で溶融混練してベレットを得た。
このペレットをTダイ成形機で押出して、厚さ30μm
のフィルムを得た。
く品質評価テスト〉 鮮度保持性テストおよびフィルム物性 上記実施例1〜2および比較例1〜3で得られた各フィ
ルムについて下記に示した方法により鮮度保持性テスト
を行った。
鮮度保持性評価方法 実施?41〜2、比較N1〜3で得られたフィルムで縦
30備、横200Inの袋を作り、これに新鮮なホウレ
ン草を一束入れて密封し、15℃の恒温室で変化を観察
した。ホウレン草の鮮度は、次の基準で評価した。
0・・・変化なし 1・・・葉の一部に軽いいたみが認められた2・・・1
〜3枚の葉にいたみが認められた3・・・4〜10枚の
葉にいたみが認められた4・・・1束の半分程度にいた
みが認められた5・・・全体的にいたみが認められた 第1表は、得られ′た結果を示すものである。この表に
示される通り、実施例のフィルムは、比較例のフィルム
に比べて鮮度保持期間が長く、鮮度保持性が優れている
第2表は、実施例1〜2および比較例1〜3で得られた
フィルムの霞み度(測定法Jxs  K−7105)な
らびに光沢度(測定法JIS  Z−8741)の値を
示すものである。この第2表より、実施例のフィルムは
光学的性質が優れていることが明らかである。
第2表 光学物性 第1表 鮮度保持性

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 熱可塑性樹脂に、燐酸または亜燐酸のアルキルエステル
    、フェニルエステルもしくはアルキルフェニルエステル
    の銀塩を0.01〜5重量%配合してなることを特徴と
    する、樹脂組成物。
JP21106989A 1989-08-16 1989-08-16 樹脂組成物 Pending JPH0374467A (ja)

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JP21106989A JPH0374467A (ja) 1989-08-16 1989-08-16 樹脂組成物

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