JPH0372403A - シロアリ防除剤 - Google Patents

シロアリ防除剤

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JPH0372403A
JPH0372403A JP12711590A JP12711590A JPH0372403A JP H0372403 A JPH0372403 A JP H0372403A JP 12711590 A JP12711590 A JP 12711590A JP 12711590 A JP12711590 A JP 12711590A JP H0372403 A JPH0372403 A JP H0372403A
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termite
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dimethylphenol
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control agent
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Yoshimasa Takahashi
高橋 啓暢
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はシロアリ類の予防・駆除あるいはシロアリ類の
食害などによる被害を予防・防止する薬剤に関するもの
である。
〈従来の技術・解決しようとする問題点〉シロアリ類は
木材を嗜好するので建築物などの木質部が被害対象とな
るが、立木、伐根はもとより、農産(加工)物、紙、繊
維、皮革類など非木質材やコンクリート、ビニール、ポ
リエチレン製品など無機物も加害され、その被害は近年
、自然環境・生活環境あるいは建材・建築法などの変化
により増加傾向にあるところから、各種シロアリ剤が開
発され実用に供されている。
シロアリ類には、乾燥に強く水分の少ない木質材を好ん
で食害する“乾材シロアリ”と呼ばれる種類も存在する
が、被害が問題となる種類の多くは、乾燥に弱く、水分
の多い木質材を加害する“湿材シロアリ”と呼ばれるも
のであり、ヤマトシロアリやイエシロアリもこの範曙に
含まれる。
このような基本的性質上、シロアリ類の生息および移動
については一般に、土壌および建築物などの基礎(土台
など)部分が不可分であり、日当りが悪くて湿気の多い
、しかも比較的暖かいところ、すなわち家屋であれば西
側・北側などで水をよく使う台所・風呂場・洗面所・便
所などに被害が多い。また通気の悪い基礎工事やモルタ
ル壁により建材が多湿になっておりシロアリの被害を容
易に−している。
従って、シロアリ防除剤の有効成分は直接水のかかるよ
うな、あるいは湿潤な場所で施用されても容易に溶脱・
分解されず、処理部位にあって長期間シロアリ防除性能
を維持することが期待される。
一方、シロアリ防除剤は一般家屋だけでなく畜舎などの
土台・基礎およびそれらの周辺土壌に施用されるところ
から、人畜に対する安全性および開削が雨水・生活用水
などにより溶脱し、地下水・河川などへ流入する可能性
などの環境汚染に対する配慮も要求される。
従来シロアリ剤の有効成分としてヘプタクロール、クロ
ールデン、BHC,DDT、ディルドリン、アルドリン
のような有機塩素系化合物が主に使用されていたが、現
在、これらを主成分とする薬剤は安全性および環境汚染
に対する懸念から使用などが規制されるに至っている。
このような背景から現在では安全性および環境汚染に対
する懸念の少ない有機燐系化合物、カーバメート系化合
物およびピレスロイド系化合物などが有効成分として用
いられているが、これらに属する有効成分の殆んどが施
用部位における物理化学的安定性が十分でなく、通常の
製剤では長期間シロアリ防除性能を維持することが困難
であることがt旨摘されている。
そこで本発明者らは施用部位において有効成分の物理化
学的安定性が高く、長期間のシロアリ防除性能を維持す
ることのできる薬剤を求めて検討を重ねた結果本発明を
完成した。
〈問題点を解決するための手段〉 本発明者らは、一般式(1) (式中X及びYはハロゲン原子、低級アルキル基、低級
アルコキシ基を、m及びnは、それぞれO〜2の整数で
示す。)で表される化合物が、その要求を満たすもので
あることを知見した。さらにまた、これらのそれぞれを
安定性が不十分な有機燐系化合物、カーバメート系化合
物およびピレスロイド系化合物などと併用すると長期間
シロアリ防除性能を維持することを見出した。
すなわち、本発明は置換基(主に低級アルキル、ハロゲ
ン)2つ又は3つのフェノール類ヲ有効成分として含有
するシロアリ防除剤である。
これで示される化合物の例としては、ジメチルフェノー
ル、ジプロピルフェノール、ジブチルフェノール、ジメ
トキシフェノール、メトキシメチルフェノール、メチル
プロピルフェノール、ジフルオロフェノール、ジブロム
フェノール、ジクロロフェノール、メチルクロロフェノ
ール、モノクロロジメチルフェノールなどがあり、これ
らの中でも2位、3位または5位に塩素基あるいはメチ
ル基のついたジメチルフェノール、ジクロロフェノール
もしくはモノクロロジメチルフェノールが特に良好な結
果を示す。これらの有効成分はそれぞれ単独で使用する
こともできるが、二種以上を組み合わせて使用すること
もできる。
本発明のシロアリ防除剤は有効成分である一般式(I)
で表される化合物をそのまま使用することもできるが、
通常これを適当な有機溶媒に溶解し油剤として使用する
か、あるいはさらに乳化剤、可溶化剤、安定剤、増粘剤
、結合剤、噴射剤などを加えて乳剤、水和剤、水溶剤、
懸濁剤、マイクロカプセル剤、粉剤、粒剤、エアゾール
剤などの剤型として使用する。
製剤中の有効成分の含量・濃度および製剤の施用量は、
剤型が単剤か混合剤か、適用方法が木部処理か土壌処理
か、予防か駆除か、その両方か、シロアリの種類、被害
の場所・程度などに応じて選定すればよいが、有効成分
である一般式(I)で表示される化合物の含有率は総じ
て0.1〜40重量%の範囲であり、1〜30重量%の
範囲が実用的である。
本発明のシロアリ防除剤は、ヤマトシロアリ、イエシロ
アリ、ダイコクシロアリなど各種のシロアリの予防・駆
除に極めて有効であり、有効成分そのもの、または、そ
の製剤をシロアリ発生部位や巣、土壌と接している土台
、床束、間柱、筋かいなどの建築部材、建築物、建築物
などの周辺土壌、コンクリートブロック、床スラブ、電
線または各種ケーブルの被覆物などに対して塗布、吹き
付け、浸漬、加圧注入、散布、混合、練合などをするこ
とによって施用することができる。
また本発明のシロアリ防除剤に他の防蟻剤を組み合わせ
て使用することも有用である。
本発明のシロアリ防除剤中に、一般式(I)で表される
化合物と組み合わせて使用できる防蟻成分としては、例
えばフェニトロチオン、クロロピリホス、プロチオホス
、ホキシム、ピリダフェンチオン、ダイアジノンなどの
有機燐系化合物、プロポクスル、カルバリル、BPMO
などのカーバメート系化合物、トリアリルイソシアヌレ
ート、トリプロピルイソシアヌレート、トリエチルイソ
シアヌレートなどのイソシアヌレートのエステル類ある
いはペルメトリン、トラロメスリン、ピッエンスリンな
どのピレスロイド系化合物などをあげることができる。
これまでの防蟻主成分であったヘプタクロールやクロー
ルデンなどの有機塩素系化合物も例外ではない。ヤマト
シロアリは通常木材腐朽菌による腐朽木材中で棲息・加
害することが多く、被害が同時進行的であるので、防腐
剤を併用すれば、さらに効果的である。施用場面によっ
ては防カビ剤などを併用することも可能である。
本発明のシロアリ防除剤中に配合できる木材用防腐剤と
しては、たとえばクレオソート油、ペンタクロロフェニ
ルラウレート、ペンタクロロフェニルデヒドロアビエチ
ルアミン、4−クロロフェニル−3’−ヨードプロパギ
ルホルマール、ナフテン酸亜鉛、ナフテン酸銅、8−オ
キシキノリン銅、トリブチルスズオキサイド、トリブチ
ルスズフタレート、トリブチルスズフマレート、トリク
ロルナフタリン、N−ニトロン−N−シクロヘキシルヒ
ドロキシルアミンAI塩、2−チオソアノメチルチオベ
ンゾチアゾールなどがあげられるが、これらに限定され
るものではない。
これらの木材用防腐剤は単独で配合することもできるが
、二種以上を組み合わせて配合することもできる。
また本発明のシロアリ防除剤には他の防蟻剤、木材防腐
剤、防カビ剤のほかに浸透助剤、着色剤、固着剤、発泡
剤などを配合することもできる。
〈発明の効果〉 本発明のシロアリ防除剤はその優れた殺シロアリ性能と
耐候性とから、シロアリ類の駆除剤および長期間の予防
剤として最適であるが、これらの基本性能に加えて人畜
に対する毒性も低く、環境汚染の恐れも少ないので本発
明のシロアリ防除剤としての意義は大きい。
次に実施例をあげて本発明を具体的に説明する。
実施例1 供試化合物の0.5%水溶液1ml相当を処理した時(
5mg  A、1./Φ7cm濾紙)の、イエシロアリ
職蟻に対する活性を試験した。結果は、第1表の通りで
ある。
時間(分)       細幅・致死率100%(分)
<30  30〜60    Bo< く第1表〉 化合物 2.4,5−)リフ四フェノール ○ 第1表の結果は置換基2つを有するフェノール類のうち
、3位(あるいは2位)と5位に塩素基のついたジクロ
ロフェノールあるいはメチル基のついたジメチルフェノ
ールが特にイエシロアリに対する速効的な細粒・致死活
性を有することを示している。
実施例2 3.5−ジメチルフェノール、2.5−ジクロロフェノ
ール、トリプロピルイソシアヌレート(以下TP I 
C) 、プロポクスル、フェニトロチオン、ペルメトリ
ンのそれぞれをケロシンに溶解し、単剤あるいは混合剤
として本発明のシロアリ防除剤を調製した。これらの製
剤について、(社)日本木材保存協会規格第11号に基
づいてイエシロアリを供試型とする総合試験を実施した
結果は第2表の通りである。
〈第2表〉 薬剤(有効成分含ml) M鼠減少率(%) 耐候操作なし    耐候操作あり 第2表の結果は木部処理剤とした時の実施例であるが、
本発明のシロアリ防除剤が単剤、混合剤いずれにても十
分な耐候性を備えたものであることを示している。
実施例3 3.5−ジメチルフェノール、2.5−ジクロロフェノ
ール、トリプロピルイソシアヌレート(以下TPIC)
、プロポクスル、フェニトロチオン、ペルメ) IJン
の各重量部(第3表)を界面活性剤10重量部にして、
単剤あるいは混合剤とし、さらにキシレンを加えて10
0重量部とし本発明のシロアリ防除剤を調整した。
これらの製剤について(社)日本木材保存協会ffl格
第13号に基づいて、イエシロアリを供試型として土壌
処理剤としての性能試験を20倍希釈にて実施した。結
果は第3表の通りである。
く第3表〉 薬剤(有効成分含り 穿孔距離(cm) 耐候操作なし    耐候操作あり 第3表の結果は土壌処理剤とした時の実施例であるが、
本発明のシロアリ防除剤が単剤、混合剤いずれにても十
分な耐候性を備えたものであることを示している。
実施例4 実施例2および3と同様に、4−クロロ−3゜5−ジメ
チルフェノールを単剤あるいは混合剤として本発明のシ
ロアリ防除剤を調整して、(社)日本木材保存協会規格
に基づいてイエシロアリを供誌虫として性能を評価した
。結果は第4表及び第5表の通りである。
く第5表 : 日本木材保存協会規格第13号に基づいた試験〉薬剤(
有効成分含り 穿孔距離(cm) 耐候操作なし    耐候操作あり 〈第4表 二 日本木材保存協会規格第11号に基づいた試験〉薬
剤(有効成分含り 無処理 MN減少率(%) 耐候操作なし    耐候操作あり 23゜ 第4表及び第5表はそれぞれ木部処理剤及び土壌処理剤
とした時の4−クロロ−3,5−ジメチルフェノールの
シロアリ防除性能と耐候性を示したものであり、いずれ
の結果からも、4−クロロ−3,5−ジメチルフェノー
ルが単剤及び混合剤ともに十分なシロアリ防除性能と耐
候性を備えたものであることを示している。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、XおよびYは、同一または異なってハロゲン原
    子、低級アルキル基、低級アルコキシ基を、m及びnは
    、それぞれ0〜2の整数を示す。 )で表される化合物を有効成分とするシロアリ防除剤。
  2. (2)化合物が、2,5−ジメチルフェノールである請
    求項1記載のシロアリ防除剤。
  3. (3)化合物が、3,5−ジメチルフェノールである請
    求項1記載のシロアリ防除剤。
  4. (4)化合物が、2,5−ジクロロフェノールである請
    求項1記載のシロアリ防除剤。
  5. (5)化合物が、3,5−ジクロロフェノールである請
    求項1記載のシロアリ防除剤。
  6. (6)化合物が、4−クロロ−3,5−ジメチルフェノ
    ールである請求項1記載のシロアリ防除剤。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000000027A1 (en) * 1998-06-26 2000-01-06 International Centre Of Insect Physiology And Ecology (Icipe) Method for repelling tsetse flies and other insects
JP2010166822A (ja) * 2009-01-20 2010-08-05 Jiro Sasaoka 掘起し機具、ドリル及び草刈機具
JP2019156731A (ja) * 2018-03-08 2019-09-19 無臭元工業株式会社 防虫剤
WO2020209154A1 (ja) * 2019-04-09 2020-10-15 アース製薬株式会社 シロアリ駆除剤の効力増強方法
CN115005205A (zh) * 2022-07-11 2022-09-06 华南农业大学 苯酚在制备白蚁引诱剂中的应用

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