JPH0371293B2 - - Google Patents

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JPH0371293B2
JPH0371293B2 JP59163029A JP16302984A JPH0371293B2 JP H0371293 B2 JPH0371293 B2 JP H0371293B2 JP 59163029 A JP59163029 A JP 59163029A JP 16302984 A JP16302984 A JP 16302984A JP H0371293 B2 JPH0371293 B2 JP H0371293B2
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JP
Japan
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slider
locking
pawl
control
cam
Prior art date
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Application number
JP59163029A
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English (en)
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JPS60121149A (ja
Inventor
Fueeru Arutooru
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TRW Occupant Restraint Systems GmbH
Original Assignee
TRW Occupant Restraint Systems GmbH
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Filing date
Publication date
Application filed by TRW Occupant Restraint Systems GmbH filed Critical TRW Occupant Restraint Systems GmbH
Publication of JPS60121149A publication Critical patent/JPS60121149A/ja
Publication of JPH0371293B2 publication Critical patent/JPH0371293B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R22/00Safety belts or body harnesses in vehicles
    • B60R22/18Anchoring devices
    • B60R22/20Anchoring devices adjustable in position, e.g. in height
    • B60R22/201Anchoring devices adjustable in position, e.g. in height with the belt anchor connected to a slider movable in a vehicle-mounted track
    • B60R22/202Anchoring devices adjustable in position, e.g. in height with the belt anchor connected to a slider movable in a vehicle-mounted track the slider comprising spring-actuated locking means
    • B60R22/203Anchoring devices adjustable in position, e.g. in height with the belt anchor connected to a slider movable in a vehicle-mounted track the slider comprising spring-actuated locking means the locking means being movably mounted on the slider

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、自動車用の安全ベルトのための取付
け具であつて、保護すべき乗員の肩の上に設けら
れたベルト支持箇所が、乗員の種種異なつた身体
サイズへの適合を目的として自動車における、特
に自動車のセンタピラーにおける異なつた高さ位
置で固定することができる終端具又は変向具とし
て構成されている形式のものに関する。
従来の技術 自動車のための完全ベルト系において、ベルト
のために設けられた例えば変向具の形の支持点
を、保護すべき乗員の身体サイズに応じて高さ調
節できるように構成することは公知である。乗員
を最適に保護するためには、身体サイズに合わせ
て支持点を上下に移動させることが必要であり、
この目的を達成する装置は種種様様な形式のもの
が公知である。これらの装置は主として、自動車
に固く結合されたガイドレール部分から成つてお
り、このガイドレール部分内において、例えば変
向具が固定されていて長手方向摺動可能でかつ位
置固定可能な滑り部材が案内されている。
発明が解決しようとする問題点 これら公知の移動調節装置の操作は例えば旋回
と摺動、押圧と摺動、引出しと摺動のような常に
2つの運動動作から成つており、従つて面倒であ
る。
ゆえに本発明の課題は、冒頭に述べた形式の取
付け具を改良して、例えば変向具の支持箇所又は
支持点を移動調節するためにただ1つ運動動作し
か必要としない取付け具を提供することである。
問題点を解決するための手段 この課題を解決するために本発明の構成では、
ベルトのための支持箇所を形成する取付け部材
が、該取付け部材のための受けとして働きかつ自
動車に固定されたガイドレール内を摺動可能に案
内されていて、摺動軌道に対して直角にシフト可
能な少なくとも1つの爪を有しており、該爪が、
その都度の摺動方向において取付け部材に対して
相対的に摺動可能でかつ操作付加部を有している
スライダによつてシフト機構を介して、ガイドレ
ールの異なつた高さに設けられた係止部と係合な
いしは解離されるように構成されており、しかも
この場合取付け部材の所望の調節方向とスライダ
のシフト方向とが常に同一方向である。
作 用 次に本発明の第1実施例を示す第1図〜第5図
を参照しながら取付け具の作用を説明する。スラ
イダ500を操作付加部502を介してその都度
所望の方向(上方又は下方)に摺動させると、こ
のスライダの摺動運動によつてシフト機構5を介
して爪300は現在対応している係止部102か
ら解錠され、次いで支持箇所202が所望の高さ
に達した所で操作付加部502の操作によつて爪
300は再び対応する別の係止部102と係合せ
しめられる。
実施態様 本発明の有利な実施態様では、取付け部材にお
いて爪及びスライダの下に、例えば変向部材を固
定するためのねじ山付ピンが固定されている。こ
のねじ山付ピ又は取付け具ピンは有利には同時
に、横方向にシフト可能な爪を係止位置に押圧す
るばねのための支承部として働く。
特許請求の範囲第8項記載のように構成されて
いると、ガイドレールと協働する乗上げ斜面が爪
に設けられていることによつて、シフト機構によ
つて爪に小さな行程が加えられるだけでよく、残
りの行程は乗上げ斜面によつて達成される。また
別の実施態様のように逆向きのシフト方向に作用
する2つの爪が設けられていて、乗上げ斜面が逆
向きに形成されていると、シフト機構を介してそ
の都度一方の爪を操作するだけでよく、この場合
その都度他方の爪は自動的に乗上げ斜面を介して
解錠行程を行なう。
また特許請求の範囲第9項記載のように構成さ
れていると、本来の摺動動作後にスライダを解放
するとスライダは再び中立位置に自動的に戻され
る。制御カムがシフト機構として設けられている
と、適当なカムガイドによつてスライダの中立位
置では、制御カムに対応する制御付加部を備えた
爪は強制的に錠止され得るので、自動車に大きな
衝撃が加わつた場合でも爪が錠止位置からシフト
するおそれはない。
スライダの摺動力を横方向つまり、スライダ摺
動方向に対して直角な方向に変向すシフト機構は
種種様様な形式で、例えば連行板式伝動装置とし
て又は滑子制御溝式伝動装置として構成すること
ができる。
特許請求の範囲第12項記載の実施態様では、
制御突子を有する連行板がシフト機構として設け
られており、該連行板が取付け部材に自由回転可
能に支承されていて、スライダの突出付加部と協
働するようになつている。
高さ調節可能な取付け具にはつまり取付け具ピ
ンには常に下に向かつて力が作用しているので、
取付け具高さ調節のための移動ないしは開放に要
する力は上方への移動と下方への移動とでは極め
て異なつている。この問題は特許請求の範囲第1
3項及び第14項記載のように構成することで解
決されている。この場合制御カムのカム区分が適
当な角度で傾斜されていることによつて、つまり
上昇運動のためには下降運動のためのカム区分の
角度に比べて大きなカム角度が与えられているこ
とによつて上方へのスライダ摺動時には乗上げ圧
力は相応に減じられる。それというのは、下降運
動時には自動巻付け装置によつて惹起される引戻
し力にさらに付加的に移動圧力が加えられるから
である。カム角度を適宜に設定することによつて
極めて簡単な形式で伝動比を変えることができる
ので、下方への運動にも爪を係止位置から容易に
解離することができる。
特許請求の範囲第15項〜第19項に記載した
実施態様のように構成されていると、特に上方へ
のスライダ摺動時においてスライダを極めて速く
摺動させた場合でも隣接した次の係止開口を爪が
素通りすることは不可能になる。つまり爪は隣の
係止開口に確実かつ自動的に侵入する。
特許請求の範囲第20項〜第24項の記載も同
様な目的のためのものである。この場合特に有利
な形式では横方向にシフト可能な特別な爪によつ
て、その都度隣接した係止開口における前錠止が
行なわれ、この前錠止によつて本来の係止爪はガ
イドレールにおける所定の係止高さ位置を確実に
占めるので、係止爪は対応する係止開口に妨げら
れることなく確実に侵入することができる。前錠
止を行なう爪はスライダが中立位置に自動的に戻
ることによつて再び対応する係止開口の範囲にシ
フトされる。
ちなみに本明細書中において「上」、「下」とい
う記載は自動車の屋根側及び床側を示し、「横方
向」というのは上下に摺動するスライダの摺動方
向に対して直角な方向を意味する。
実施例 第1図〜第5図に示された実施例では後で述べ
る取付け具のための保持体としてC字形横断面を
有する縦長のガイドレール100が設けられてお
り、このガイドレール100は鉛直な配置形式で
ねじ1によつて自動車の例えば中央ビームに固定
される。ガイドレール100は側方に折り曲げら
れた側壁101に、互いに間隔をおいて(第1図
で見て)上下に位置している方形の係止開口10
2を係止部として有している。またガイドレール
100の内部には、該ガイドレールの長手方向に
長く延びたプレート状の取付け部材200が長手
方向において摺動可能に案内されており、取付け
部材200は下端部に屈曲部201を有し、この
屈曲部201によつて取付け部材200は、C字
形に曲げられた条片103に沿つて案内されてい
る。屈曲部201の近くには同様に取付け部材2
00の下端部に、正方形の基部とねじ山付付加部
とを備えたねじ山付ピン202が設けられてお
り、このねじ山付ピン202にはほぼU字形に屈
曲された金属薄板である変向具2がナツト3によ
つて固定されている。変向具2は、図示されてい
ない自動巻付け装置から出るベルト4を変向させ
るためのものであり、ベルト4は自動巻付け装置
から引き出されて保護すべき乗員の身体に巻か
れ、ケーシングに固定された差込み具に係止され
得る。取付け部分200は、小片状の爪300を
案内するために働く突出した柱状の支承付加部2
03を有している。爪300は鋸歯状の係止端部
301と連結溝302と、該連結溝とは反対の側
に連行付加部303とを有している。爪300は
第2図に示された二重矢印の方向で取付け部材2
00の摺動軌道に対して直角に支承付加部203
内を、係止端部31が係止開口102に突入する
係止位置(第2図及び第4図参照)と、係止開口
102に係合しない位置(解錠位置)とにシフト
可能である。扁平材料から成る符号400で示さ
れた成形ばねは正方形の成形部でねじ山付ピン2
02の正方形の脚部に回動不能に支承されてい
る。この成形ばね400はその自由端部で爪30
0の連結溝302に係合し、爪300を係止位置
に向かつて押圧している。取付け部分200の支
承ピン204に自由回転可能に支承されている連
行板5は、直径方向で対向している位置に歯状の
制御突子6,7を有し、両制御突子の間に、爪3
00の連行付加部303が係合する連行溝9を有
している。ガイドレール100に該ガイドレール
に沿つて同様に摺動方向(矢印10,11)にお
いて摺動可能に支承されたスライダ500は、案
内軌道501でガイドレール100の条片103
に支持されていて、操作付加部である取つ手50
2を有している。特に第5図からわかるようにス
ライダ500は、ガイドレール100及び取付け
部分200に向いている面に異なつた高さの2つ
の突出付加部503,504を有しており、両突
出付加部は第2図ではスライダ500から切り離
されて単独で示されている。これらの突出付加部
503,504は連行板5の制御突子6,7に直
接配属されていて、該制御突子の運動軌道内に位
置している。スライダ500が上に向かつて矢印
10の方向に操作されると、突出付加部504は
制御突子6を上に向かつて押し、連行板5は矢印
の方向(第2図参照)に回動する。それによつて
爪300は係止位置から内方に向かつてシフトさ
れる。いまや取付け部材200は摺動方向におい
て解放されていて、次の係止開口102に達する
まで移動され得る。この上方にある係止開口10
2に達すると、取つ手502を離すことによつて
爪300は再び同係止開口102と係合する。ス
ライダ500が下に向かつて矢印11の方向に移
動せしめられると、突出付加部503が連行爪5
の制御突子7に係合することによつて連行板5は
やはり矢印(第2図参照)の方向に旋回せしめら
れ、爪300は同様に係止位置外に引き戻され
る。これによつていまやスライダ500を介して
取付け部分200は隣接した下の係止開口102
にまで移動可能になり、この係止開口102にお
いて再び爪300は成形ばね400によつて係止
位置に押される。取つ手502の操作が容易にわ
かるようにスライダ500には取つ手502の両
側に矢印が描かれている。
上述の実施例(第1実施例)では摺動力を該摺
動力が作用する方向に対して直角な方向に変換す
るシフト機構が連行板式伝動装置として構成され
ているのに対して、以下に述べる実施例ではシフ
ト機構は、第6図〜第9図に示されているように
滑子制御溝式伝動装置として構成されている。こ
の実施例におけるガイドレール100及び取付け
部材200は第1図〜第5図に示された実施例の
ガイドレール及び取付け部材と同じである。この
第2実施例においても爪310は取付け部材20
0の支承付加部203の間において取付け部材2
00の摺動方向に対して直角にシフト可能に支承
されており、先に述べた実施例におけると同様に
乗上げ斜面312を備えた斜め面取りされた係止
端部111と、成形ばね400の自由端部が係合
する連結溝313とを有している。爪310には
さらにピン状の制御付加部314が設けられてい
て、この制御付加部314には制御ローラ315
が自由回転可能に支承されている。この実施例に
おいてもスライダ510は第1実施例と同様に構
成されているが、取付け部材200に向いている
側の面511にはシフト機構としてV字形の溝で
ある制御カム512が例えば嵌込み又はフライス
削りによつて設けられている。組立て後にはこの
制御カム512に爪310の制御ローラ315が
係合していて、同制御カム512内において強制
案内されている。制御カム512はスライダ51
0の摺動方向に対して斜めに傾けられた第1のカ
ム区分512aと同じく傾斜した第2のカム区分
512bとを有している。スライダ510が摺動
すると(矢印10,11参照)、制御ローラ31
5は両カム区分512a,512bに沿つて転動
し、これによつて爪310は成形ばね400の力
に抗して係止位置から引き戻され、この結果スラ
イダ510は取付け部材200と共に、隣接する
係止開口102がある所望の高さまでシフトされ
る。スライダ510が上に向かつて矢印10の方
向で摺動せしめられると、爪310による箇所1
2における接触圧は取り除かれる。この場合カム
区分512bには自動巻付け装置による引戻し力
にさらにシフト圧が付け加えられるので、カム区
分512bの角度bはカム区分512aの角度a
よりも大きくしておくことが可能である。角度a
を角度bよりも小さくすることによつて適当な伝
動比を得ることができるので、矢印11で示され
た下方への運動時にも容易な解離が達成され得
る。第6図に示されている係止位置では両カム区
分512a,512bの間に設けられた***部5
12cは制御ローラ315の高さに位置している
ので、これによつて制御ローラ315ひいては爪
310は強制的に係止され、この結果例えば事故
の際に生じる加速力に抗する力を成形ばね400
がもたらす必要はなくなる。またこの成形ばね4
00の寸法を適当に設定することによつて、***
部512cにおける強制的なロツクを回避するこ
ともできる。
第10図〜第13図に示された第3実施例では
同じくC字形横断面を有するガイドレール110
は両側の側壁111に係止開口112を有し、該
係止開口は互いに摺動方向で見て間隔A(第13
図参照)をおいて位置しており、この間隔Aは、
次に述べる2つの爪320,321のそれぞれ最
外位の係止端縁の間の間隔B(第10図参照)よ
りも特定の遊びの分だけ大きい。両方の爪32
0,321を支承するためにプレート状の取付け
部材210には柱状の支承付加部211が設けら
れており、これらの支承付加部211において両
爪320,321は取付け部材210の摺動方向
に対して直角な方向でシフト可能に案内されてい
る。取付け部材210の下端部の範囲には成形ば
ね400のためのねじ山付ピン212が設けられ
ていて、取付け部材210の反対側の端部には、
成形ばね400に似た成形ばね401のための別
の正方形の支承ピン213が設けられている。両
成形ばね400,401はそれぞれのその自由端
部で爪320,321の連結溝322に係合して
おり、ちなみにこの場合も爪320,321は斜
めに面取りされた乗上げ斜面323を有してい
る。両爪320,321はこの実施例でも制御ロ
ーラ325のための制御付加部324を有してい
る。例えば爪320,321並びに制御ローラ3
25は同一に構成されている。取つ手511を備
えたスライダ510には、取付け部材210に向
いている側の制限面に2つの制御カム512,5
13が設けられている。この場合以下に述べるよ
うに制御カム512は爪320と、制御カム51
3は爪321と協働するようになつている。取つ
手511の横の外側の制限部にスライダ510は
長く延びた溝514を有し、この溝514には2
つのコイルばね515が位置している。両コイル
ばね515はそれぞれのその外端部で溝514の
制限部に支持されていて、真中で、支承付加部2
11のうちの1つに固定されたピン13と結合さ
れている。このピン13はスライダ510の背側
に設けられた長孔516を貫いて溝514に突入
し、コイルばね515と結合されている。このコ
イルばね515は、取付け部材210に対してず
らされたスライダ510の解放後に該スライダを
再び取付け部材210に対する所定の中立位置に
戻す戻しばねとして働く。第13図及び第10図
からわかるように制御カム512は摺動方向(矢
印10,11参照)に対して斜めのカム区分51
7と***部518を有している。制御カム512
に対向して位置している制御カム513は同様に
***部518の高さに乗上げ斜面を備えた***部
519を、カム区分517の基部範囲の高さに別
の***部520を有している。この実施例では係
止位置において爪320,321は斜めの係止端
部だけがつまり乗上げ斜面323だけがガイドレ
ール110の係止開口112に突入しているの
で、どちらか一方の爪の係合を強制的に解離した
後で他方の爪は係止開口112の制限縁に乗上げ
斜面323が乗り上げるだけで係合を解離され
る。スライダ510が下に向かつて矢印11の方
向に摺動せしめられると、爪320は斜めのカム
区分517によつて係止開口112との係合を解
離される。同時に既述の形成で爪321もシフト
されてその係合を解離される。次に続く係止開口
112に到達すると、自動的にまず初め爪321
によつて、次いでスライダ510の解放及び中立
位置への該スライダの戻り後にはさらに爪320
によつて新たな係止が行なわれる。反抗対向つま
り矢印10の方向へのスライダ510の摺動によ
つて***部519は、爪321が係止開口112
との係合を解離するまで同爪321を制御ローラ
325を介して押し戻す。爪320は再び自動的
にその乗上げ斜面323によつて係合を解離され
る。いまやスライダ510は取付け部材210と
共に上に向かつて次に高い位置まで摺動され得
る。この上方への摺動によつていまや***部51
9は爪321の制御ローラ325の上に位置して
いるので、次の係止開口112の到達時には爪3
21は成形ばね401の作用下で迅速に当該の係
止開口112に押し込まれる。既述のようにガイ
ドレール110の両側における連続した係止開口
112の間には、摺動せしめられた部材の停止時
に下側の爪320を極めて容易に係止開口112
に突入させることができる遊びが設けられてい
る。取つ手502が解放されると、自動巻付け装
置の引戻し力によつて前記遊びはなくなり、この
遊びは上側の爪321において生ぜしめられる。
取つ手502の解放後には成形ばね515によつ
てスライダ510は再び中立位置に戻される。こ
の際に***部519を介して上側の爪321は僅
かに引き戻され、これによつて爪321は成形ば
ね401の作用下でただちに再びその係止位置に
突入することができる。上に述べたことからわか
るようにこのように構成されていると、この装置
は両摺動方向においてその都度隣接した係止開口
112における確実な係止が保証される。
第14図〜第17図に示された第4実施例のよ
うに構成されていると、取つ手の極端な衝撃的な
シフト特に上方へのシフト及に非負荷軽減の際に
も爪が係止開口に係合せずに通過することを確実
に回避することができる。この第4実施例におけ
るガイドレール110も既述の実施例におけるガ
イドレールに相当している。また取付け部材21
0も先に述べた実施例における取付け部材にほぼ
相当しているが、異なつている点は支承ピン21
3が存在していないことと、中央に配置されたた
だ1つのピン13の代わりに2つのピン14が設
けられていることである。これらのピン14は以
下に述べる爪のための移動軌道の外側の制限部範
囲に配置されている。これら2つのピン14は中
立位置戻し装置の構成部分であり、この中立位置
戻し装置はその他にスライダ530に設けられた
長く延びたただ1つのコイルばね531を有して
おり、このコイルばね531は長く延びた溝53
2に配置されていて、この溝532の範囲におい
てピン14は長孔状の窓533を貫いて延びてい
る。コイルばね531の両端部は直接ピン14の
端部と協働していて、取付け部材210に対する
スライダ530の相対的な移動によつてコイルば
ね531がピン14を介して、スライダ530の
解放後に該スライダを再び所定の中立位置に戻す
ようになつている。第14図〜第17図に示され
たこの第4実施例では、スライダ530は2つの
部分つまりベース部分534と、取つ手536を
有するプレート状の取つ手部分535とから成つ
ている。第1の爪330及びその上にある第2の
爪331は取付け部材210の支承付加部211
の間においてスライダ530の摺動方向に対して
直角にシフト可能に案内されている。爪330は
制御ローラ225のための制御付加部332と、
係止端部の側にピン状の第2の制御付加部333
とを有している。この爪330はさらに乗上げ斜
面334と、外側の係止縁335と内側に位置し
ている第2の係止縁336とを有している。上側
の爪331は同様に制御付加部337と乗上げ斜
面338と係止縁339とを有している。例えば
接着、スナツプ結合又はこれに類した形式でまと
められた2つの部分534,535から成るスラ
イダ530は、取付け部材210に向いている平
らな面に溝状の3つの制御カムを有しており、こ
の場合第1の制御カム537は爪330の制御ロ
ーラ325を備えた制御付加部332に配属さ
れ、第2の制御カム538は爪331の制御付加
部337に配属され、また第3のほぼL字形の制
御カム539は爪330の制御付加部333に配
属されていて、制御縁540を有している。第2
の制御カム538はほぼ摺動方向に延びていて、
所属の係止開口112に向かつて傾斜したカム区
分541を有している。第1の制御カム537は
ほぼ直線的に摺動方向に延びていて、乗上げ斜面
を備えた***部542を有している。
下側の爪330はさらに、成形ばね400の自
由端部が係合していて爪330を係止位置へと押
す連行溝340を有している。特に第14図から
わかるように、爪330の係止位置は制御カム5
39の、摺動方向に延びたカム区分に爪330の
制御付加部333が当接することによつて規定さ
れる。この場合爪330の係止端部は、両係止縁
335,336が係止開口112内に位置してい
るほどにしか係止開口112に侵入しない。この
係止位置において爪330は、スライダ530の
中立位置において制御ローラ225の高さに配置
された***部542によつて強制的にロツクされ
る。このロツク位置(中立位置)では上側の爪3
31の制御付加部337は制御カム538の直線
的に延びたカム区分に位置しているので、係止開
口112に係合することなく強制案内されてい
る。この実施例においても両方の爪330,33
1のための両係止開口112のそれぞれ最外位の
縁部の間の間隔は、両爪330,331の各最外
位の係止縁335,339の間の間隔よりも大で
ある。既に述べたように第14図には取付け具の
ロツク位置が示されている。このロツク位置では
係止端部の係止縁335,336は係止開口11
2に係合しており、この係止端部は、事故の際に
生じる大きな力が両方向において受容されるよう
な大きさを有していなくてはならない。この場合
爪331はガイドレール110の側壁の内側に位
置している。スライダ530が矢印11の方向で
下方に摺動せしめられると、制御ローラ225を
介して爪330は角度cに応じて係止開口112
から解離される。この係止開口112を離れた後
で変向具全体は次の係止開口に達するまで下に向
かつて運動する。ねじ山付ピン212には、自動
巻付け装置の戻し力に基づいて常に矢印11の方
向に力がかかつているので、係止の確実な解離が
保証される。下方への摺動時には係止動作はコイ
ルばね531のばね力によつて助成される。矢印
10の方向で上に向かつてスライダ530が摺動
せしめらると、爪330は制御ローラ225を介
して値15だけ引き戻される。この値15は、係
止縁336が係止開口112に係合する値よりも
幾分大きいので、さらに続く摺動時には制御付加
部333はスライダ530の制御縁540に接触
する。制御付加部333は、該制御付加部が爪3
30の乗上げ斜面334によつて内方に向かつて
制御されて制御カム539の、摺動方向に延びて
いるカム区分の範囲に達するまで、制御縁540
に接触している。距離36は、爪311の制御線
339が係止開口112を越えて移動したような
大きさである。制御付加部333が制御カム53
9の直線的な区分の範囲に達した後で、スライダ
530はさらに上に向かつて摺動せしめられ、爪
331の突出した制御付加部337は制御カム5
38の斜めのカム区分541の範囲に達する。こ
の場合爪331の係止縁339はガイドレールの
内壁に沿つて滑動する。スライダ530が矢印1
0の方向にさらに摺動させられると、次に続く2
つの係止開口112において爪331は外方に制
御され、つまりこの爪331は係止開口112に
係止し、これによつて上方への移動距離は制限さ
れる。このように構成されていると、爪330が
確実に所望の係止開口112の高さにある位置に
おいて取付け具はあらかじめロツクされる。スラ
イダ530の解放によつてコイルばね531を介
して爪331は再び引き戻され、さらに下側の爪
330は係止開口112における完全な係合状態
にもたらされる。
第18図〜第20b図に示された実施例では取
付け具は既に述べた実施例のように係止開口10
2とスライダ500とを備えたガイドレール10
0で別のガイドレール17のなかを摺動可能に案
内されている。このガイドレール17はねじ16
を介して例えば自動車のセンタピラーと堅く結合
されていて、横断面で見てC字形に形成されてい
る。第20a図に示された摺動可能なガイドレー
ル100がU字形横断面を有しているのに対し
て、第20b図の実施例では、ガイドレールが常
にC字形横断面であつた既述の実施例とは異なり
ガイドレール100aは横断面で見てL字形に構
成されている。ガイドレール100,100aに
はさらに、ベルトのための変向具2を旋回可能に
係止するためにねじ山付ピン202が堅く結合さ
れている。ガイドレール100,100aの移動
距離は下方に向かつてはつまりベルト4の引張り
方向ではストツパによつて制限されている。この
ストツパは、支承ピン18によつて偏心的に支承
されたほぼしずく状の締付け部材19によつて形
成され、この締付け部材19はガイドレール10
0,100aの下側の制限部の当接によつて支承
ピン18を中心にして定置の締付け面22に向か
つて旋回せしめられる。この締付け面22は、ガ
イドレール17と堅く結合された湾曲部材23の
構成部分であり、摩擦係数の高いライニングを有
していてもよい(第19図参照)。通常運転時に
はベルト4は妨げられることなくかつ接触するこ
となしに締付け部材19と締付け面22との間を
延びていて、ノーマルにかつ大きな力を加えるこ
となしに引出し及び巻上げ可能である。ベルト4
が急激に引つ張られると、ガイドレール100,
100aは第19図の矢印の方向で下に向かつて
ずらされて締付け部材19に当接し、この締付け
部材19を締付け面22に向かつてシフトしてベ
ルト4を緊締する。
第21図及び第22図には取つ手とスライダの
有利な構成が既述の形式の取付け具との関連にお
いて示されている。取付け具はここでも自動車に
堅く取り付けられかつ係止開口102を備えたガ
イドレール100から成つていて、このガイドレ
ール100は図示されていない取付け部材と、該
取付け部材に対して相対的に摺動可能でかつ取つ
手502を備えたスライダ500とを有してい
る。このような安全ベルト装置では、作用部分を
自動車のピラー内張りの後ろに配置することが望
まれている。図示の実施例ではガイドレール10
0とスライダ500とを備えた前記取付け具はス
ライダカバー24の後ろに配置されており、この
場合このスライダカバー24は自動車のピラーカ
バー26の案内溝25のなかを摺動可能に案内さ
れている。スライダカバー24はトラフ状のへこ
んだグリツプ27を有し、このグリツプ27の底
には、操作の際に指の爪が傷付くことを防ぐため
に例えば発泡材料から成るライニング29が配置
されている。グリツプ27は、スライダ500の
取つ手502と係合によつて連結されている連行
溝30を有している。スライダカバー24に描か
れた矢印に従つてスライダカバー24を所望の方
向に摺動させることによつて、スライダ500も
一緒に摺動せしめられて前記取付け具は所望のよ
うに高さ調節される。
効 果 上に述べたことからわかるように本発明のよう
に構成されていると、ただ1つの運動動作、つま
りその都度所望の移動調節方向への摺動運動によ
つて、まず初め摺動可能な取付け部材のロツクが
解除され、次いでこの取付け部材が所望の高さ位
置にシフトされてこの高さ位置において再び新た
に係止される。すなわちロツクの解除、シフト及
び新たな係止という全動作は一方向つまり所望の
シフト方向へのスライダの摺動の間に行なわれ
る。この結果、ベルトの支持箇所を移動調節する
ための操作が極めて簡単になり、この場合スライ
ダの摺動運動以外の別の運動はもはや必要ないの
で、互いに逆方向を指す矢印をスライダに描くこ
とによつて使用者は本発明による取付け具の操作
をただちにかつ明確に知ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図、第4図及び第5図は
本発明による取付け具の第1実施例を示すもので
あつて、第1図は斜視図、第2図は第3図の−
線に沿つた縦断面図、第3図は第2図に対して
90゜ずらして切断した縦断面図、第4図は横断面
図、第5図は第1実施例による取付け具の個個の
構成部材を示す分解図、第6図、第7図、第8図
及び第9図は第2実施例を示すものであつて、第
6図は第2図に相当する縦断面図、第7図は第3
図に相当する縦断面図、第8図は第4図に相当す
る横断面図、第9図は第2実施例による取付け具
の個個の構成部材を示す分解図、第10図、第1
1図、第12図及び第13図は第3実施例を示す
ものであつて、第10図は第11図の−線に
沿つた縦断面図、第11図は第10図のXI−XI線
に沿つた縦断面図、第12図は第10図のXII−XII
線に沿つた横断面図、第13図は第3実施例によ
る取付け具の個個の構成部材を示す分解図、第1
4図、第15図、第16図及び第17図は第4実
施例を示すものであつて、第14図は第15図の
XI−XI線に沿つた縦断面図、第15図は第1
4図の−線に沿つた縦断面図、第16図
は第14図の−線に沿つた横断面図、第
17図は第4実施例による取付け具の個個の構成
部材を示す分解図、第18図、第19図、第20
a図及び第20b図は取付け具とベルト締付け装
置とのコンビネーシヨンを示す図であつて、第1
8図は正面図、第19図は側方から見た断面図、
第20a図は第18図のa−a線に沿つ
た横断面図、第20b図は第18図のb−
b線に沿つた横断面図、第21図及び第22図
は取付け具と改良されたカバーとの結合形式を示
す図であつて、第21図は側方から見た断面図、
第22図は斜視図である。 1……ねじ、2……変向具、3……ナツト、4
……ベルト、5……連行板、6,7……制御突
子、9……連行溝、10,11……スライダ摺動
方向を示す矢印、12……箇所、13,14……
ピン、15……値、16……ねじ、17……ガイ
ドレール、18……支承ピン、19……締付け部
材、20……制限部、22……締付け面、23…
…湾曲部材、24……スライダカバー、25……
案内溝、26……ピラーカバー、27……グリツ
プ、29……ライニング、30……連行溝、36
……距離、100,100a,110……ガイド
レール、101,111……側壁、102……係
止開口、103……条片、200,210……取
付け部材、201……屈曲部、202,212…
…ねじ山付ピン、203,211……支承付加
部、204,213……支承ピン、300,31
0,320,321,330,331……爪、3
01,311……係止端部、302,313,3
22,340……連結溝、303……連結付加
部、312,323,334,338……乗上げ
斜面、314,324,332,333,337
……制御付加部、315,325……制御ロー
ラ、335,336,339……係止縁、40
0,401……成形ばね、500,510,53
0……スライダ、501……案内軌道、502,
536……取つ手、503,504……突出付加
部、511……面、512,513,537,5
38,539……制御カム、512a,512
b,517,541……カム区分、514,53
2……溝、515,531……コイルばね(戻し
ばね)、516……長孔、518,519,52
0,541……***部、533……窓、534…
…ベース部分、535……取つ手部分、540…
…制御縁、a,b,c……角度、A,B……間
隔。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 自動車用の安全ベルトのための取付け具であ
    つて、保護すべき乗員の肩の上に設けられたベル
    ト支持箇所が、乗員の種々異なつた身体サイズへ
    の適合を目的として自動車における異なつた高さ
    位置で固定することができる終端具又は変向具と
    して構成されている形式のものにおいて、ベルト
    4のための前記支持箇所を形成する取付け部材2
    00が、該取付け部材のための受けとして働きか
    つ自動車に固定されたガイドレール100内を摺
    動可能に案内されていて、摺動軌道に対して直角
    にシフト可能な少なくとも1つの爪300を有し
    ており、該爪が、その都度の摺動方向10,11
    において取付け部材200に対して相対的に摺動
    可能でかつ操作付加部502を有しているスライ
    ダ500によつてシフト機構を介して、ガイドレ
    ール100の異なつた高さに設けられた係止部1
    02と係合ないしは解離されるように構成されて
    おり、しかもこの場合取付け部材200の所望の
    調節方向とスライダ500のシフト方向とが常に
    同一方向であることを特徴とする、自動車用の安
    全ベルトのための取付け具。 2 取付け部材200においてスライダ500の
    下に、変向部材2、自動巻付け装置又はこれに類
    したものを固定するためのねじ山付ピンのような
    取付け具ピン202が固定されている特許請求の
    範囲第1項記載の取付け具。 3 1つの爪300又は互いに逆方向にシフト可
    能な2つの爪320,321が取付け部材200
    においてピン又は柱状の支承付加部203の間を
    案内されている特許請求の範囲第1項又は第2項
    記載の取付け具。 4 爪310が、取付け部材200に支承された
    ばね400によつて係止位置に押圧されるように
    なつている特許請求の範囲第1項から第3項まで
    のいずれか1項記載の取付け具。 5 ばね400が、取付け部材200に位置固定
    の支承ピン204に支承されていて、自由端部で
    爪310と連結されている特許請求の範囲第2項
    又は第4項記載の取付け具。 6 ガイドレール100がU字形又はC字形の横
    断面を有していて、折り曲げられた両側壁101
    の少なくとも片方に高さ方向で互いに間隔をおい
    て連続している複数の係止開口102を係止部と
    して有している特許請求の範囲第1項から第5項
    までのいずれか1項記載の取付け具。 7 スライダ500がガイドレール100内を摺
    動可能に案内されている特許請求の範囲第6項記
    載の取付け具。 8 爪300が扁平なプレートであり、係止端部
    に、ガイドレール100の係止開口102の縁部
    と協働する乗上げ斜面312を有している特許請
    求の範囲第1項から第7項までのいずれか1項記
    載の取付け具。 9 スライダ510と取付け部材210との間
    に、スライダ510の解放後に該スライダを再び
    取付け部材210に対する所定の中立位置に戻す
    戻しばね515が配置されている特許請求の範囲
    第1項から第8項までのいずれか1項記載の取付
    け具。 10 スライダ500と爪300とを作用結合さ
    せるために設けられたシフト機構が、スライダ5
    00の摺動力を摺動方向に対して直角な係止方向
    に変向する連行板式伝動装置として構成されてい
    る特許請求の範囲第1項から第9項までのいずれ
    か1項記載の取付け具。 11 スライダ510と爪310とを作用結合さ
    せるために設けられたシフト機構が、スライダ5
    10に配置されていて爪310に設けられた制御
    付加部314と協働する制御カム512を備えた
    滑子制御溝式伝動装置として構成されている特許
    請求の範囲第1項から第9項までのいずれか1項
    記載の取付け具。 12 プレート状の取付け部材200に連行板5
    が自由回転可能に支承されていて、該連行板が直
    径方向で対向している位置に制御突子6,7を有
    し、該制御突子にスライダ500の突出付加部5
    03,504がそれぞれ逆向きのスライダ摺動方
    向において同制御突子6,7と協働するように配
    置されており、連行板5において両制御突子6,
    7の間に、爪300と係合している少なくとも1
    つの連行部材9が設けられている特許請求の範囲
    第10項記載の取付け具。 13 スライダ510の、プレート状の取付け部
    材200に向いている側に、スライダ摺動方向に
    対して斜めに延びた少なくとも1つのカム区分5
    12a,512bが設けられており、該カム区分
    内を爪310の制御付加部314が案内されてい
    て、スライダ510の摺動によつて係止位置外ま
    でシフトされるようになつている特許請求の範囲
    第11項記載の取付け具。 14 制御カム512がV字形に連続した2つの
    カム区分512a,512bを有しており、係止
    位置では両カム区分512a,512bの間にあ
    る***部518が制御付加部314の高さに位置
    していて、該制御付加部を強制的にロツクするよ
    うになつている特許請求の範囲第13項記載の取
    付け具。 15 各1つの鋸歯状の係止端部でガイドレール
    110の係止開口112に係止可能でかつ互いに
    上下に位置していて逆方向にシフト可能な2つの
    爪320,321が、取付け部材210に支承さ
    れており、両爪320,321がそれぞればね4
    00,401によつて係止位置に向かつて押圧さ
    れていて、各爪に、スライダ510に設けられた
    各1つの制御カム512,513が配属されてお
    り、該制御カムによつて爪320,321がスラ
    イダ510の摺動時に係止位置からシフト位置に
    移動可能である特許請求の範囲第13項記載の取
    付け具。 16 係止位置において爪320,321の傾斜
    した係止端部だけが係止開口112に侵入するよ
    うになつており、各制御カム512,513がそ
    れぞれ一方のシフト方向においてのみシフト行程
    を生ぜしめる傾斜したカム区分を有していて、一
    方の爪のシフトによつてその都度他方の爪の乗上
    げ斜面が係止開口112の制限部に乗り上げて自
    動的にシフト位置に移動せしめられるようになつ
    ている特許請求の範囲第15項記載の取付け具。 17 上側の爪321にスライダ510に設けら
    れた一方の制御カム513が配属されていて、該
    制御カムが、***部519として構成されたカム
    区分と該カム区分の両側に接続していてシフト方
    向に延びているカム区分とを有している特許請求
    の範囲第15項又は第16項記載の取付け具。 18 両方の制御カム512,513が、所属の
    爪320,321をスライダ510の中立位置に
    おいて強制的にロツクする***部518,520
    を有している特許請求の範囲第17項記載の取付
    け具。 19 スライダ510の摺動方向で見て、隣接し
    た2つの係止開口112のそれぞれ最外位の縁部
    の間の間隔が、両方の爪320,321のそれぞ
    れ最外位の係止縁の間の間隔よりも特定の遊びの
    分だけ大きい特許請求の範囲第15項から第18
    項までのいずれか1項記載の記載の取付け具。 20 取付け部材210に該取付け部材を係止す
    るために働くばね負荷された第1の爪330の上
    に、取付け部材210をあらかじめロツクするた
    めに働く第2の爪331が、スライダ530に設
    けられた複数の制御カムによつてスライダ摺動方
    向に対して直角にシフト可能に支承されており、
    第2の爪331にスライダ530に設けられた1
    つの制御カムが配属されていて、スライダ530
    が中立位置外に押されて摺動せしめられると、第
    2の爪331が係止開口112の通過時に制御カ
    ムによつて該係止開口112内にシフトされて、
    取付け部材210がこの位置においてあらかじめ
    ロツクされるようになつており、この位置におい
    てスライダ530の解放及び中立位置への戻しに
    よつて第1の爪330が係止開口内の係止位置に
    侵入するようになつている特許請求の範囲第13
    項記載の取付け具。 21 第1の爪330が歯状の係止端部を有し、
    該係止端部が、係止開口112のそれぞれ対向し
    て位置している縁部と係合すべく協働する外側の
    係止縁335と内側に位置する係止縁336とを
    有している特許請求の範囲第20項記載の取付け
    具。 22 第1の爪330が、V字形に構成された制
    御カムに対応する第1の制御付加部332と、ほ
    ぼL字形の制御カム539に対応する第2の制御
    付加部333とを有し、ほぼL字形の制御カム5
    39が1つの制御縁540と、スライダ摺動方向
    に延びていて第1の爪330を係止位置外に保つ
    カム区分とを有している特許請求の範囲第21項
    記載の取付け具。 23 第2の爪331の制御カム538が、第2
    の爪331に設けられた制御付加部337を介し
    て同爪331を前ロツク位置外に保つ、スライダ
    摺動方向に延びている第1のカム区分と、第2の
    爪331を係止開口112内の前錠止位置に押圧
    する、該係止開口に対して傾けられた第2のカム
    区分541とを有している特許請求の範囲第22
    項記載の取付け具。 24 両方の爪330,331のための2つの係
    止開口112のそれぞれ最外位の縁部の間の間隔
    が、両爪330,331のそれぞれ最外位の係止
    縁335,339の間の間隔よりも特定の遊びの
    分だけ大きい特許請求の範囲第23項記載の取付
    け具。
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