JPH0370917B2 - - Google Patents

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JPH0370917B2
JPH0370917B2 JP59129032A JP12903284A JPH0370917B2 JP H0370917 B2 JPH0370917 B2 JP H0370917B2 JP 59129032 A JP59129032 A JP 59129032A JP 12903284 A JP12903284 A JP 12903284A JP H0370917 B2 JPH0370917 B2 JP H0370917B2
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JP
Japan
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adhesive
metal
metal powder
weight
plastic substrate
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JP59129032A
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JPS6052089A (ja
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Aaru Shiigaa Junia Richaado
Hatsusan Moogan Noadein
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BP Corp North America Inc
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BP Corp North America Inc
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Publication date
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Publication of JPH0370917B2 publication Critical patent/JPH0370917B2/ja
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  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)
  • Non-Insulated Conductors (AREA)
  • Parts Printed On Printed Circuit Boards (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Epoxy Resins (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
この発明は印刷回路の形成方法に関する。 この出願は、以下の係属中となつている米国特
許出願の一部継続である。米国出願番号508056、
1983年6月24日出願、米国出願番号516689、1983
年7月25日出願、米国出願番号516677、1983年7
月25日出願。 電気に関して使用される印刷回路はしばしば臨
界的要求を求められる。すなわち、印刷回路は回
路と導線がよく結合するようはんだによつて湿潤
可能であるべきである。また、様々な、生産物の
応用に適応するため、無電解金属メツキでありう
るべきである。 それらを扱う以上、印刷回路は絶縁性基質に対
しても良好な接着性をもつべきである。本願発明
の場合においては、接着性とは“引つ張り力”の
レベルとして記載する。そして、最後になつた
が、回路は良好な電気導電性を有するべきであ
る。 印刷回路または印刷回路ボードの製造方法は多
く知られている。多様な研究が、それらを製造す
るための公知技術により明確にされてきている
が、以下に述べる方法には、しばしば1乃至いく
つかの点での欠点がある。 米国特許4396666号には、はんだ可能な金属粉
を65〜85重量%で含有するエポキシ混合物を基質
上に印刷し、硬化したエポキシドをわずかに熱分
解し、はんだ付けするために金属を十分にさらす
という方法が記載されているが、この方法には明
らかに欠点がある。1つは、樹脂の分解が不規則
で、回路のさらされた面が不均一となること。確
かに、揮発性物質を回路から除くことによりクレ
ーターや穴などの形成をもたらし、回路の均一性
は妨げられるであろう。熱分解はフイルムの均一
性、特に結合剤部分に作用するので、金属粒子の
基質への接着は疑わしくなるであろう。高温熱分
解、すなわち200℃以上の熱分解によつて、熱可
塑性材料で基質ができているときには、実質的な
ダメージをうけることとなるであろう。 特公昭56−2435号公報には、回路パターンを伝
導性インクにより転写紙に印刷し、転写紙の印刷
表面をボードに瞬間熱圧縮結合剤で接触せしめる
ことが記載されている。パターンは、転写紙へス
クリーン印刷方法により形成される。この特許で
は、この方法の利点を以下のようにあげている。
簡便性、正確性、均一性、非汚染的段階、不充分
に形成されたボードの再利用、融通性。上記日本
特許の方法を試みると、絶縁体表面への転写に問
題があり、結果として得られた生産物は、伝導
性、結合性またはメツキ能の望ましいパラメータ
に欠ける可能性がある。 上記日本特許の中で使用されるインクは、熱可
塑性コポリマーを含む溶液に懸濁された銀を含有
したものである。実施例1では、ビニルクロライ
ド−ビニルアセテートコポリマを、実施例2で
は、成分の記載のないアクリル樹脂を用いてい
る。実施例1では、“銀粉”を固形重量として
89.47%、実施例2では、88.09%含有しており、
良好なメツキ能、簡便にはんだづけされた回路、
良好な接着性が得られたと記載されている。しか
しながら、使用されたボードについては記載がな
い。 たしかに、この日本特許の技術は、回路をボー
ドに転写しうるが、いくつかの欠点がこの方法に
は見出されている。 インク中の熱可塑性樹脂の量により、樹脂が十
分に金属を被覆することになり、逆に、はんだの
湿潤性、回路の無電解メツキにマイナスの影響を
与えることとなる。加えて、熱可塑性樹脂の使用
は回路を効果的にはんだづけする能力を制限し、
ひいては、そのはんだ技術をその技術本来の方法
以下のものにしている。 他の技術として、1982年4月27日に特許された
米国特許4327124号に記載される散布方法がある。
この特許には、熱硬化性フエノール樹脂(B段
階)に銅粉を飽和させ、70〜75%担持させ、シル
クスクリーンを通して、回路パターンをボードに
形成する。その後銅粉を、湿潤樹脂フイルムの印
刷上に散布する。次いでフイルムを硬化し、はん
だ付けする。 銅粉散布は、金属分布を均一にできないという
不都合な方法であるという事実に加え、銅粉自体
の使用は、時間の経過により、非導電性酸化物を
作るという傾向からみても、疑わしい選択であ
る。酸化物を作る金属の金属粉は、その金属粉に
よつてより表面部分が拡大するというだけで、よ
り容易に酸化物を作る。 その他の技術としては、90重量%もしくは多少
多くの銀粒子含有インクをある回路パターンに応
用する技術が、1971年8月28日発行米国特許
4264477号により知られているが、いずれの公知
の技術も本発明の持つ利点を有してはいない。 本発明は (a) 蒸発し得る溶媒、93〜98重量%の貴金属又は
これと他の金属よりなる金属粉末、及び少量の
バインダからなるスラリーを剥離層に所望の回
路パターンの形で施こし、 (b) 溶媒を蒸発させ、 (c) 残つた金属粉末及びバインダを硬化性接着剤
層で覆い金属粉末を前記剥離層上の適所に保持
し、 (d) プラスチツク基板を用意し、 (e) 該プラスチツク基板を加圧、加熱下に前記剥
離層上の金属粉末及びバインダーを覆つている
硬化性接着剤層上に積層して該金属粉末を高密
度化すると共に前記硬化性接着剤層によつて該
高密度化された金属粉末を該プラスチツク基板
に結合させ且つ該接着剤を硬化させ、ただし、
この際該加熱が該プラスチツク基板及び剥離層
を破壊するには不十分であること、 及び (f) 前記剥離層を前記金属粉末と接着剤から分離
し回路パターンを前記プラスチツク基板上に残
す各工程からなることを特徴とするプラスチツ
ク基板上に回路パターンを低温で形成する方法
である。 また、本発明の他の態様として、上記方法で接
着剤層で覆う前又は後に剥離層上の金属粉末を高
密度化してもよい。 以下に本発明を詳細に説明する。 本発明の特徴として、高度に入り組んだ回路デ
ザインを、迅速に印刷でき、所望の印刷回路装置
を作れることは特記できる。こうした装置として
は、回路ボード、コネクター、様々な絶縁性基板
回路が精密な基板回路と同様に含まれる。本発明
で用いる印刷インクは、93%、好ましくは94〜98
重量%の範囲で金属粒子が高度に担持されたもの
である。本発明で用いる印刷インクの容量比率は
インクの乾燥重量をもとに計算して、68〜87容量
%が金属粒子、13〜32容量%が熱硬化性樹脂であ
る。好適な具体例においては、良好な湿潤性(ぬ
れ性)と、強い引張力を有する回路を含む最上の
はんだ付け能が得られる。最上のメツキ能は、最
適の範囲の金属粒子を用いた転写方法によつて得
られる。この場合、無電解ニツケルおよび/また
は無電解銅によるメツキ表面の活性化をせずに用
い、かなりの利点を得ることができる。 金属の導電能力は、この分野ではよく知られて
いる。金属が空気中で酸化物へと変わり得る場合
には、導電能力は酸化物への酸化の程度により決
まる。酸化生成物は非導電性である。同じ金属を
細分すれば、酸素との接触面積が増し、粒子はよ
り非導電性となる。その結果、導電体として用い
る場合には、所望の金属粒子は、酸素に対して比
較的活性の小さい、銀、金、パラジウム、プラチ
ナ、ロジウム、ルテニウム等の貴金属粒子であ
る。貴金属のうち、銀は最も導電能力があり、印
刷回路の製造においては最も広く使用されてい
る。しかしながら、値段の面から、より安い金属
に変えることが考えられ、節約の面から常に銀か
ら他の金属への変換が求められている。このよう
な銀粒子から導電性フイルムをつくる場合には、
出来れば銀の代わりに他の材料を用いる。 従来、絶縁性基板の上に導電性回路を作る場合
には、銀の代りに他の材料を用いることに対する
数多くの対抗要素がある。例えば、銀粒子を、絶
縁体表面に適切に接着するためには、接着剤また
は結合樹脂の使用が求められる。しかしながら、
回路の適用要件を満たすためには、銀粒子が絶縁
体表面に適切に結合されねばならず、このこと
は、接着剤および/またはバインダーの実質的な
使用量を要求することになる。結果としては銀粒
子は接着剤/バインダーに被覆(カプセル化)さ
れる。回路表面がはんだ付けされ、または無電解
的に金属メツキされる場合には、金属粒子をカプ
セル化する接着剤/バインダーの部分を除き、は
んだ付けまたは無電解金属(すなわちニツケル)
を金属粒子に直接接着すればよい。このことは、
接着剤/バインダーシステムの均一さを破り、そ
の強さを弱めることに役立つ。この問題は、ある
割合の銀を他の金属粒子、例えば、ニツケル、
銅、亜鉛、鉄、合金のような充てん素材で置換す
る時に複雑になる。こうした場合に、カプセル化
する接着剤/バインダーの分解が、こうした酸化
され易い金属を空気にさらすことになり、回路の
導電性を低下させる結果になる。 本発明は、多くの顕著な事をなした。この発明
により電気回路の主要容量部分を導電性金属粒子
が占めることにより、これらの粒子が結合しうる
ようになる。好適な具体化では、粒子の容積は、
乾燥状態での電気回路の体積の少くとも54%、よ
り好適には少くとも68〜87%である。これが、導
電性粒子が銀粒子であれば、変化し、熱硬化性樹
脂組成物の固体重量%で少くとも90%、好ましく
は少くとも94%、最適では少くとも95%、最高で
98%となる。一般的には、どのシステムにおいて
も、導電性金属含量が高いほど、電気回路の導電
性は優れたものとなる。 本発明では、樹脂バインダーを分解する必要な
く、回路表面に金属粒子を十分に露出させること
を可能とする。所望の導電性を得るために少量の
銀が必要であることが確かめられている。本発明
について上記したような高金属担持物、例えば、
25重量%の銀粒子と75重量%のニツケル粒子(重
量比1:3)の混合物を使用することにより、
100%銀粒子を使つて得られる電気伝導度の65%
が得られる。一般的に、この重量比が増すと得ら
れる導電性も増す。 結局、この発明の好適な実施例の電気回路は、
はんだにより湿潤され、容易に無電解ニツケルメ
ツキされる。こうした利点は、印刷回路に載置さ
れたインクに使われたバインダーの機能を分離す
ることにより得られる。導電性金属粒子に対する
バインダーに絶縁性表面への接着剤としての機能
をもたせるかわりに、この発明では、電気回路の
形で粒子を保持する機能のみを持たせた。分離段
階では、粒子とバインダーは混合され、特異的に
導電性金属粒子を多く担持した混合物ができる。
これは、独特でこれまで知られていない組成物で
ある。 この組成物は、樹脂バインダーを、硬化時に架
橋して熱硬化状態になるような樹脂とすることに
より、より独特なものとなる。したがつて、この
樹脂は、熱硬化され、または熱硬化状態になりう
るので、熱硬化樹脂といわれる。従つて、その組
成は、熱硬化性バインダーに導電性金属が高いボ
リームで担持されていることからなる。硬化する
と、バインダーは金属粒子を最も効果的に保持
し、はんだにより湿潤され、好ましくは活性剤の
必要なく無電解ニツケルメツキで被覆され得るさ
らに優れた電気回路を与える。 つぎに、金属/バインダー組成物を、この分野
でしばしば行なわれているように、絶縁性基板ま
たは回路ボードに被覆(印刷)するかわりに、組
成物を薄膜として剥離表面基板上に印刷し、所望
の回路の配置にこの組成物はゆるやかに保持され
る。こうすることにより、被覆または印刷された
薄膜に興味深い変化が生ずる。金属粒子の担持、
特に樹脂への高密度の担持ゆえに容易にしかも実
際に金属粒子の沈降作用が生じ、電子顕微鏡のも
とで粒子は、剥離表面との界面を作る表面に集合
し、凝集することがみられると思われる。この薄
膜の表面は結局、回路の露出面となつているか
ら、はんだ付けおよび無電解金属メツキ用に適し
た金属面を提供する。 この沈降によつて得られる利点は、剥離表面の
上および/または転写段階の間に、湿潤フイルム
またはセミドライフイルムを圧縮することにより
得られるもしくはさらに高められる。圧縮によ
り、剥離表面/フイルム界面に、基盤として剥離
表面を用いることなく、フイルムの高密度化と粒
子の凝集を与える。このように、垂直印刷と加熱
圧縮するだけでよく、沈降のみによる必要はな
い。 剥離表面の樹脂/粒子組成物は部分的に硬化す
る。このことは他の方法でも定義される。樹脂
を、しばしば、A段階樹脂からB段階樹脂になる
ように、1つの段階から他へ進行することで特徴
づけられる部分的に架橋された状態となす。この
ことは、絶縁体表面への転写に十分用いられる均
一なフイルムへの粒子の付着に役立つ。 この発明の実施に際しては、金属粒子を担持し
た熱硬化性フイルムの結合は、フイルムと絶縁体
表面との間の単独の接着界面を作ることにより得
られる。したがつて、バインダーが、粒子を絶縁
体表面に結合させる結合剤であることを必要とし
ない。この接着界面は、フイルムがまた剥離表面
上にある間にそのフイルム上の被覆として供給さ
れる接着材料であつてもよく、または熱硬化フイ
ルムと絶縁体表面を結合する前に絶縁体表面に
別々に供給される接着膜(又は層)であつてもよ
い。他の態様においては、接着剤は絶縁体表面の
構造の一部であつてもよい。例えば、絶縁体表面
が熱硬化性樹脂プレプレグであつて、これに熱硬
化性フイルムを供給し、両者を結合、硬化して一
体となつた複合構造となすことができる。 この発明においては、絶縁体へと転写される熱
硬化性樹脂フイルムと絶縁体表面との間に得られ
る結合の種類が重要である。この発明にとつて、
この結合は過酷な条件に耐えなければならない。
最終物品は、その物理的、電気的特性を何らそこ
ねることなくはんだ付け標準試験と、メツキ能標
準試験を通過せねばならない。最終物品は、その
物理的、電気的特性を何らそこねることなく空気
中で260℃、20秒間耐えなければならない。 熱硬化性フイルムを含む剥離表面と絶縁体表面
とを、フイルム面が絶縁体表面と向かうように接
触させる。剥離表面、熱硬化性樹脂フイルム、接
着界面と絶縁体表面とからなる多層体を該フイル
ムが本質的に十分硬化(C段階)するように、加
熱、加圧し、最終複合構造物を接着させる。次い
で、解離表面を硬化した樹脂より除くと、よりち
密で、より高度に担持された。すなわち、濃厚に
凝集したフイルムの金属粒子表面が露出される。 好ましい実施例では、多層が形成される際に
は、それらは、硬化する間に、熱硬化フイルムの
圧縮をもたらすべく十分な圧縮をうけることにな
る。このことにより回路はさらに高密度化され、
その伝導性をも改善される。この高密度化は、樹
脂がこの条件では熱硬化するため、フイルムの構
造内に永久に残ることになる。こうした高密度変
化は、フイルムを汚損しないことは注意すべきで
あり、印刷による精巧な鋭さは保たれる。もとの
回路の暑さの25〜40%の圧縮が望ましい。 この発明は過去における、簡便さ、操作の容易
さ、機能的利用や性能の点からみた印刷回路設計
における多くの欠点を打ち破るものである。上記
したように、この発明は用いる各材料の相互機能
性を利用して、従来技術における製品や製法に見
られなかつた利点を与えるものである。 上記で指摘したように、この発明の基本は、 1 熱硬化性樹脂および 2 導電性金属粒子 からなる樹脂組成物の利用である。 熱硬化可能(または熱硬化性)樹脂としては、
有機または無機、合成または天然樹脂素材があ
り、好ましくは、有機物で合成のものであり、加
熱、触媒および/または放射により活性化し、架
橋反応を起こす。架橋の度合は、樹脂が部分的に
または全体的に硬化するかどうかで決まる。硬化
とは、架橋のレベルがこの樹脂が熱硬化している
と云える程度であること、すなわち、架橋が実質
上完全においておこなわれていて、その樹脂が架
橋した固体となつていることを意味する。 これらの架橋の方法を組合せたシステムは、こ
の発明の実際に最も適している。例えば、縮合と
フリーラジカル架橋能の両方を有する樹脂は、樹
脂が非粘着性であるが、部分的にしか硬化しない
ようにポリマー化を進める方法のうちの1つによ
つて利用することができる。最終的な硬化は、そ
の後の段階、例えば、前記した印刷転写組成物に
よつて複合製品を形成した後に行うことができ
る。 この発明において最適な熱硬化可能樹脂は具体
的には以下のようである。 (1) 不飽和ポリエステル これらのポリエステルは典型的には、エチレ
ングリコールの如きジオールと不飽和ジカルボ
ン酸または無水マレイン酸の如き無水物の縮合
による生産物である。 (2) 次の実験式で示される、水素基末端ポリエス
テルのハーフエステル nは平均値として約1.5〜2の間、mは2−
n、Rは分子量1500をこえずジオールとジカル
ボン酸またはその無水物との縮合により得られ
る有力な水酸基末端ポリエステルの水酸基のな
い残りの部分である。 これらは、米国特許4294751に記載されてい
る。 (3) 次の実験室で示される、有機ポリオールのハ
ーフエステル aは1.5から4以下までの平均値をもつ値、
bはaの平均値より小のR1のフリー原子価に
等しく、R1は水酸基を2〜4含めた有機ポリ
オールの水酸基のない残りを示す。 無水マレイン酸と反応して、式()で示さ
れたハーフエステルを形成する、有機ポリオー
ルは少くとも2コの炭素原子を含み、水酸基を
2〜4含む。 式()で示されるハーフエステルは例えば
米国特許4263413に記載されている。 こうしたハーフエステルはポリエポキサイド
又は不飽和ポリエステルと、混合される。 (4) 次の実験式で示される、ポリ(アクリレー
ト) R3は、異なる炭素原子と結合したアルコー
ル性水酸基を含む有機多価アルコールの水酸基
を含まない残基、R2とR4はそれぞれ水素また
はメチルでcは1〜3である。 前記した有機多価アルコールのポリ(アクリ
ル酸エステル)は、アクリル酸、メタアクリル
酸またはその簡単なエステルと多価アルコール
を、公知の方法で反応させて、得られる。 前記、ハーフエステル、ポリアクリル酸エス
テルは典型的には粘性が低く、小量の溶媒が用
いられているか溶媒の用いられていない充てん
樹脂組成物中に用いられる。 (5) 不飽和モノカルボン酸のポリエポキシドへの
付加により作られるビニルエステル樹脂 これらは、例えば、米国特許第3377406;
3627618;4197340;3317365;3373075;及び
3635860に記載されている。 他の好ましいエポキシ含有化合物は3,4−
エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポ
キシシクロヘキサンカルボキシレート等の如き
不飽和アルコールと不飽和カルボン酸とのエポ
キシ化されたエステル類である。 (6) 次の実験式で示されるウレタンポリ(アクリ
レート) R6は水素またはメチル;R7は、炭素原子2
〜5を有する直線状または枝分れした2価のア
ルキレンまたはオキシアルキレン基;R8は置
換または非置換ジイソシアネートの反応の後に
残つている2価の基;R9は異なる炭素原子と
結合している水酸基を含む有機多価アルコール
の水酸基のない残基;fは2〜4の平均値を持
す値。 上述のウレタンポリ(アクリレート)は、例
えば米国特許3700643;4131602;4213837;
3772404に記載されている。 (7) 次の実験式で示されるウレタンポリ(アクリ
レート) R10は水素またはメチル;R11は炭素数2〜
5の直線状または枝分れしたアルキレンまたは
オキシアルキレン基;R12は、置換または非置
換ポリイソシアネートの反応の後に残つた多価
残基;gは約2〜4の平均値をもつ値。 上述のウレタンポリ(アクリレート)は、例
えば、米国特許3297745;英国特許1159552に記
載されている。 (8) 次の実験式で示される、ハーフエステルまた
はハーフアミド R13は水素またはメチル、R14は炭素数2〜
20を含む、脂肪族あるいは芳香族基で、−O−
または、
【式】を含んでもよい。WとZは −O−、R15または、−N−から独立しており、
R15は水素または低級アルキルである。これら
は、例えば、米国特許3150118や3367992に記載
されている。 (9) 次の実験式で示される不飽和イソシアヌレー
R16は水素またはメチル;R17は炭素数2〜
5の直線状または枝分れ状アルキレンまたはオ
キシアルキレン基、R18は置換または非置換ジ
イソシアネートの反応の後に残る2価ラジカ
ル。 こうした不飽和イソシアヌレートは、例え
ば、米国特許4195146に記載されている。 (10) 以下の実施式に示されるポリ(アミド−エス
テル) R19は別々に水素またはメチル、R20は、
別々に水素または低級アルキル、hは0または
1を表わす。こうした化合物は、オキサゾリン
付属物または5,6−ジヒドロ−4H−1,3
−オキサジンを多く含むビニル付加プレポリマ
ーと、アクリル酸またはメタアクリル酸の反応
の典型的生産物である。こうしたポリ(アミド
−エステル)は、例えば、英国特許第1490308
に記載されている。 (11) 以下の実験式で示されるポリ(アクリルアミ
ド)またはポリ(アクリレート−アクリルアミ
ド) R23は、異なる炭素原子と結合した1級また
は2級アミンを含み、アミノアルコールの場合
にはアミンまたはアルコール基が異なる炭素原
子と結合している。有機多価アミンまたは多価
アミノアルコールの多価残基、 R21とR22は、別々に水素またはメチル、K
は別々に−O−、
【式】R24は水素または 低級アルキル、iは1〜3を表わす。 上述の化合物の例は、例えば、特公昭55−
30502、同55−30503、及び同55−30504号各公
報、米国特許3470079、および英国特許905186
に記載されている。 (12) 少くとも1つのエポキシ基を有するエポキシ
ドは次式の構造を有する。 エポキシ基には末端エポキシ基と内部エポキ
シ基があり、エポキシドは主として環脂肪族エ
ポキシドである。こうした環脂肪族エポキシド
樹脂は、少量のグリシジル型エポキシド、脂肪
族エポキシド、エポキシクレソールノボラツク
樹脂、多核フエノール−グリシジルエーテルか
ら誘導された樹脂、芳香族およびヘテロサイク
リツクグリシジルアミン樹脂、ヒダントインエ
ポシ樹脂、等およびそれらの混合物と混合され
る。環脂肪族エポキシド樹脂は、また次の式の
ような粘性200センチポアズ以下の微量の環脂
肪族エポキシドと混合し得る。
【式】または
【式】 さらに、こうした環脂肪族エポキシドは環脂
肪族エポキシドの混合物のおよび上述の他のエ
ポキシドで混合される。こうしたエポキシド
は、この分野ではよく知られており、多くは商
用である。 この発明の目的のための適した環脂肪族エポ
キシド樹脂は、1分子あたり平均1〜2のビシ
ナルエポキシ基を有しており、適した環脂肪族
エポキシドは次式に示される。 式1 ジカルボン酸の環脂肪族エステルのジ
エポキシドは次式で示される。 R25〜R42は、同一でも異なつていても、水
素または一般的に炭素原子1〜9コのアルキル
基で好ましくは、炭素原子1〜3個を含み、例
えばメチル、エチル、n−プロピル、n−ブチ
ル、n−ヘキシル、2−エチルヘキシル、n−
オクチル、n−ノニル等;R43は一般的に炭素
原子1〜20コの原子価結合または二価の炭化水
素基を含み、好ましくは、炭素原子4〜6コ
で、例えばアルキレン基、トリメチレン、テト
ラメチレン、ペンタメチレン、ヘキサメチレ
ン、2−エチルヘキサメチレン、オクタメチレ
ン、ノナメチレン等である。環脂肪族基として
は、例えば1,4−シクロヘキサン、1,3−
シクロヘキサン、1,2−シクロヘキサン等で
ある。 特に好ましいエポキシドは、式1の中に含ま
れるものとしては、R4〜R21が水素で、Rが炭
素原子1〜4コのアルキレンである。 特異的なジカルボン酸の環脂肪族エステルの
ジオキサイドには以下のものがある。 ビス(3,4−エポキシシクロヘキシルメチ
ル)しゆう酸エステル ビス(3,4−エポキシシクロヘキシルメチ
ル)アジピン酸エステル ビス(3,4−エポキシ−6−メチルシクロ
ヘキサメチル)アジピン酸エステル ビス(3,4−エポキシシクロヘキシルメチ
ル)ピメリン酸エステル等、 その他の好ましい化合物については例えば、
米国特許2750395に記載がある。 式 次の式で示される3′,4′−エポキシシ
クロヘキシルメチル3,4−エポキシシクロヘ
キキンカルボン酸エステル。 R1〜R18は同じであつても異なつていてもよ
く、式におけるR25〜R42に定義している。
特に好ましい化合物ではR1〜R18が水素であ
る。 特異的な化合物として式に含まれるものは
次の式で示される。3′,4′−エポキシシクロヘ
キシルメチル 3,4−エポキシシクロヘキサ
ンカルボン酸エステル;3′,4′−エポキシ−1
−メチルシクロヘキシルメチル 3,4−エポ
キシ−1−メチルシクロヘキサンカルボン酸エ
ステル;6′−メチル−3′,4′−エポキシ−シク
ロヘキシル6−メチル3,4−エポキシシクロ
ヘキサンカルボン酸エステル;3′,4′−エポキ
シ−3′−メチルシクロヘキシルメチル3,4−
エポキシ−3−メチルシクロヘキサンカルボン
酸エステル;3′,4′−エポキシ−5′−メチルシ
クロヘキシルメチル3,4−エポキシ−5−メ
チルシクロヘキサンカルボン酸エステル。 他の好適な化合物は、例えば、米国特許
2890194に記載されている。 好ましい環脂肪族エポキシドは次のようであ
る。3′,4′−エポキシシクロヘキシルメチル
3,4−エポキシシクロヘキサンカルボン酸エ
ステル 適当な硬化剤を、エポキシド化合物が効果的
に硬化するために添加してもよい。 好適な硬化剤は以下のようなものである。 1 少くとも2コのフエノール性水酸基を有す
るフエノール性硬化剤で、好ましくは、1分
子あたり3コのフエノール性水酸基を有する
もの 2 1分子あたり少くとも2コのカルボン酸基
をもつ多塩基酸 3 1分子あたり少くとも2コのカルボン酸基
をもつ酸無水物 好適なフエノール性硬化剤の例は、次の多価
フエノールである。カテコール、ハイドロキノ
ン、ハイドロキシハイドロキノン、クロログル
シノール、レゾルシノール、ピロガロール。ビ
スフエノールのような多核性フエノールは
Bender et al、米国特許2506486に記載されて
おり、フエノールと飽和または不飽和で1分子
あたり平均3〜20以上のフエニーロール基を含
むアルデヒドとのノボラツク凝縮物のような、
ポリフエニーロールがある。 (T.S.Carswell著“Phenoplasts”1947発行
Interscience Publishers of New York参考) フエノールと、アクロレインのような不飽和
アルデヒドからなる好適なポリフエニロール誘
導体の例としては、1959年5月5日にA.G.
Farnhamに特許された米国特許2885385に記載
されているトリフエニロール、ペンタフエニロ
ール、ヘプタフエニロールがある。 フエノールには、アルキルレゾルシノール、
トリブロモレゾルシノール、芳香族環に、アル
キルまたはハロゲンの置換したジフエノールに
例示されたアルキルまたはアリル環置換または
ハロゲンを含む。(Bender et al、米国特許
2506486)。 (13) 次の式で示されるフエノールホルムアルデ
ヒド樹脂 kは1より大きく、レゾールおよびノボラツ
クを含む。 (14) ポリオールと、イソシアネートから誘導さ
れたポリウレタン類。 導電性粒子と組合せて用いるための特に好まし
い熱可塑性樹脂の種類としては、ビスフエノール
Aのグリシジルエーテルまたはフエノール−ホル
ムアルデヒド樹脂のグリシジルエーテル(上述し
たエポキシ化したノボラツクのような)または環
脂肪族エポキシドおよびそれらの混合物に基づく
ようなエポキシ樹脂である。それぞれはすでに述
べた。これらは、酸またはアルカリの添加または
無添加の条件で、上記定義した活性水素化合物の
混入により交差結合される。時として、交差結合
密度がこうしたポリマーで被覆を完全にするため
には大きすぎ、および/または被覆(インク)混
合物を作る際に充分な金属粒子の湿潤性を効果的
に得られないことがある。こうした樹脂を完全に
得るためには、熱硬化性樹脂の表示の中に、エポ
キシ樹脂と、交差結合反応のための様々な段階で
反応する能力を持つ熱可塑性樹脂を混入させると
されている。 例えば、熱可塑性樹脂としては、UCC社から
UCAR Pheroxy PKFEとして市販されているビ
スフエノールAとエピクロロヒドリンから得られ
る縮合ポリマーの如きポリヒドロキシエーテル、
加水分解されたアセテートを含むポリビニルアセ
テート、これによりビニルアルコール基を供給
し;また、ポリビニルホルマリンまたはブチラ
ル、これはビニルアルコールまたはビニルオキシ
基を供給し;また、ポリビニルアセテートでそこ
ではわずかな加水分解基が芳香族モノイソシアネ
ートと反応し、硬化の条件下ではイソシアネート
と活性水素を放出する、イソシアネート構造のブ
ロツクを供給するものがあり、エポキシ樹脂に電
気的伝導金属粒子、溶媒その他の表示に従い添加
される。熱可塑性樹脂はエポキシ樹脂の架橋に必
要な活性水素の一部または全部を提供し、架橋し
た熱硬化構造の部分となる。 絶縁性表面 絶縁性表面は、公知の絶縁性表面から作られ
る。この発明の実施に際しては絶縁性表面として
は有機樹脂材料が使用される。好適な有機樹脂と
は熱硬化性樹脂であり、上述してあるが、単独で
使用または充てん剤および/または繊維により補
強し使用してもよい。一般に補強の充てん剤およ
び/または繊維は好ましいことである。これは以
下の添加の個所で触れられる。こうした補強がな
いと、こうした樹脂は硬化の際に収縮しがちであ
り、こうした収縮を最小にする成分組成とかたど
り条件が望まれている。その他の絶縁性材料とし
ては、熱可塑性樹脂があり、以下に述べる。 絶縁性表面のための熱可塑性ポリマー 熱可塑性樹脂は、ポリアリールエーテルスルフ
オン、ポリ(アリールエーテル)、ポリアリーレ
ート、ポリエーテルイミド、ポリエステル、芳香
族ポリカーボネート、スチレン樹脂、ポリ(アリ
ールアクリレート)、ポリハイドロキシルエーテ
ル、ポリ(アリーレンスルフアイド)またはポリ
アミドから1または複数選ばれる。 A ポリアリールエーテルスルフオン この発明におけるポリアリールエーテルスル
フオンは次式のユニツトを含むアモルフアス熱
可塑性ポリマーである。
【式】および および/または R55は水素C1〜C6のアルキル基またはC4〜C5
のシクロアルキル基を表わし、X1
【式】 〔ここでR56及びR57はそれぞれ水素C1〜C9のア
ルキル基、または (ここでR58とR59はそれぞれ水素またはC1
C8のアルキル基を表わし、a1は3〜8の整数を
表す)を表す〕を表わし、nは1〜3の整数を
表わし、ユニツト()のユニツト()およ
び/または()の合計に対する比は1より大
きい。ユニツトはそれぞれ互いに−O−結合で
結合する。 下記の式のユニツトを含むこの発明の好適な
ポリマー
【式】および その他の、下記の式のユニツトを含む、この
発明の好適な、ポリアリールエーテルスルフオ
ン。
【式】および これらのユニツトは互いに−O−結合で結合
している。 ポリアリールエーテルスルフオンは、ランダ
ムまたは規則的構造となつている。 この発明における、ポリアリールエーテルス
ルフオンは、N−メチルピロリドンまたは適応
な溶媒中で25゜で測定し、0.4〜2.5を越えない低
粘性を有している。 B ポリアリールエーテル樹脂 ポリアリールエーテルスルホンと混合するの
に適したポリ(アリールエーテル)樹脂は、ポ
リアリールエーテルスルホンとは異なるもので
あり次の一般の繰返し単位を包含する線状の熱
可塑性ポリアリーレンポリエーテルである。 −O−E−O−E′− この式において、Eは二塩基性フエノールの
残基であり、E′はオルソ位及びパラ位のうちの
少なくとも1つの位置における、不活性電子を
原子価結合に吸引する基を有するベンゾノイド
化合物の残基であり、前記両残基は芳香族炭素
原子を介してエーテルの酸素に結合しているも
のである。このような芳香族ポリエーテルは例
えば米国特許第3264536号及び同4175175号明細
書に記載されているポリアリレンポリエステル
樹脂の類に含まれる。 該E′に関する定義すなわち二塩基性フエノー
ルの残基は勿論、芳香族性の水酸基2個が除か
れた後の二塩基性フエノール残基をも意味す
る。 ポリ(アリールエーテル)類は、個々のポリ
エーテルに応じて適当な溶剤中で適当な温度
で、例えばメチレンクロライド中25℃で、0.35
〜1.5の減少した粘度を有する。 好ましいポリ(アリールエーテル)類は、次
の繰り返し単位の構造を有する。 及び 本発明において使用するのに適したポリアリ
ーレートは、二塩基性フエノール及び少なくと
も1つの芳香族ジカルボン酸から誘導され、約
0.4乃至1.0、好ましくは約0.6〜0.8dl/gmの
減少した粘度をクロロホルム(0.5g/100mlク
ロロホルム)又は他の適当な溶剤中で25℃で測
定した場合に有する。 これら方法は例えば米国特許第3317464号明
細書、米国特許第3948856号明細書、米国特許
第3780148号明細書、米国特許第3133898号明細
書及び特に米国特許第4321355号明細書中に記
載されている。 D ポリエーテルイミド 本発明において用いるのに適したポリエーテ
ルイミドはこの分野において周知であり、例え
ば米国特許第3847867号、同3838097号及び同
4107147号明細書に記載されている。 好ましいポリエーテルイミドには次の構造式
の繰り返し単位を有するものが含まれる。 E ポリエステル 本発明において使用するのに適したポリエス
テルは、2〜10個の炭素原子を含む脂肪族ジオ
ール又は脂環式ジオール又はそれらの混合物と
少なくとも1種の芳香族ジカルボン酸とから誘
導されたものである。 本明細書で記述しているポリエステルは商品
として市場から購入でき又は、例えば米国特許
第2901466号明細書に記載されているような従
来周知の方法により製造できる。 本発明において用いられるポリエステルは、
23〜30℃においてフエノール/テトラクロロエ
タンの60:40の混合物又は同様な溶媒中で測定
した場合に約0.4〜約2.0dl/gの固有粘度を有
する。 F 芳香族ポリカーボネート 本発明で用いられる熱可塑性芳香族ポリカー
ボネートは、ホモポリマー及びコーポリマー及
びそれらの混合物であり、25℃においてメチレ
ンクロライド中で測定した場合に約0.4〜1.0の
固有粘度を有する。このポリカーボネートは二
塩基性フエノールとカーボネート先駆体との反
応によつて得られる。 これらの樹脂はこの分野で周知であり多くの
ものは市販品として購入できる。 H ポリ(アルキルアクリレート)樹脂 本発明において用いることのできるポリ(ア
ルキルアクリレート)樹脂には、メチルメタク
リレートのホモポリマー(すなわちポリメタク
リレート)、又はメチルメタクリレートとビニ
ル単量体(例えばアクリロニトリル、N−アリ
ルマレイミド、塩化ビニル又はN−ビニルマレ
イミド)、又は炭素原子1〜8個のアルキル基
のアルキルアクリレート又は炭素原子1〜8個
のアルキル基のアルキルメタクリレート例えば
メチルアクリレート、エチルアクリレート、ブ
チルアクリレート、エチルメタクリレート及び
ブチルメタクリレートとのコ−ポリマーが含ま
れる。メチルメタクリレートの量はこの共重合
体樹脂の約70重量%より多い。 ポリブタジエン、ポリイソプレン、及び/又
はブタジエン又はイソプレン共重合体のような
不飽和の弾性質骨格上にアルキルアクリレート
樹脂をグラフト化しうる。グラフト共重合体の
場合、アルキルアクリレート樹脂はグラフト共
重合体の約50重量%より多い量からなる。 これらの樹脂はこの分野において周知であり
市販されている。 I ポリヒドロキシエーテル 本発明において用いることのできる熱可塑性
ポリヒドロキシエーテルは次の一般式を有す
る。 〔−FOF′O〕−j′ この式において、Fは二塩基フエノールの残
基であり、F′は1個乃至2個のヒドロキシ基を
含む、モノエポキシド又はジエポキシドから選
ばれたエポキシドの残基であり、そしてjは重
合度を表わす整数であつて少なくとも約30で好
ましくは約82以上である。 これらポリヒドロキシエーテルは、例えば米
国特許第3238087号、同3305528号、同3924747
号及び同2777051号に示されるような当該分野
で周知の方法により製造される。 J ポリアミド 本発明において用いることができるポリアミ
ド重合体は当該分野で周知のものである。 K ポリ(アリーレンスルフイド) 本発明で用いるのに適したポリ(アリーレン
スルフイド)は固形であつて、少なくとも約
150〓の融点を有し、普通の溶剤に不溶のもの
である。 適当なポリ(フエニレンスルフイド)はフイ
リツプスペトロリアムカンパニーからリトン
(Ryton)の商品名で市販されている。好まし
くはこのポリ(フエニレンスルフイド)成分
は、5Kgの重りと標準オリフイスを用いて600
〓で測定して約10〜7000dg./分の溶融流動係
数を有する。 液晶ポリエステル 本発明で用いられる液晶ポリエステルは当該分
野で周知のものである。これら液晶ポリエステル
は、例えば米国特許第3804805号、同第3637595
号、同第3845099号、同第3318842号、同第
4076852号、同第4130545号、同第4161470号、同
第4230817号及び同第4265802号明細書に記載され
ているものである。 特に、気相はんだ付けさせるためには低い水分
吸収性の基板が望ましい。液状ロウ付の場合に23
℃で24時間の水分吸収(ASTM D570の試験)
を行つたとき0.1〜0.2重量%の増加を示す基板は
満足裡に本発明において用いられるが、好ましく
は基質は23℃において24時間、蒸気相はんだ付け
を行つた場合約0.05パーセント重量増加を越える
水分吸収性を持たない。したがつて、ある場合に
は蒸気相はんだ付け又は液状はんだ付けの何れか
を施こすに先立つて基質を乾燥することが望まし
い。 接着剤 接着剤成分は前記熱硬化性樹脂の1種又はそれ
以上の何れであつてもよく、またそのような樹脂
と、回路要素被膜の結合剤部に充分反応性を有す
る見掛上の熱可塑性樹脂及び/又は結合剤(絶縁
性表面)と他の結合剤(回路要素の被膜)の間に
硬化した熱硬化界面結合層を形成するように混合
しうる他の反応性樹脂との組合せであつてもよ
い。接着現象を支える理論はよく発達している。
(例えばSkiest、「Handbook of Adhesives」第
2版、1977、pp11−16。Nostrand Reinhold
Company社、New York、米国ニユーヨーク州、
を発行、を参照。)本発明を実施する場合に非常
に広範の種々の接着材料を用いることができる。
本発明を制限する意図を持たず記述すれば、好ま
しい接着剤の組合せは、Skiestの同上の書の第
507〜527頁に記載されているように、アセタール
樹脂の混合物すなわちポリビニルアセタールとエ
ポキシ樹脂である。ポリビニルブチラール又はポ
リビニルアセタールと後程記載するようなエポキ
シ置換されたノボラツクとの混合物から特に良好
な結果が得られる。他の望ましい接着剤には、架
橋結合がビユーレツト及び/又はアロフアネート
結合によつて果たされる、多官能封塞されたイソ
シアネートにより架橋された熱可塑性ポリエステ
ルポリウレタンが含まれる。直鎖エポキシ系とし
ては、ポリカプロラクトンポリオールのようなポ
リオールと混合された脂環式エポキサイドのよう
なものが望ましい。内部反応が接触反応により行
なわれる場合には触媒が供給される。多くの樹脂
系は加熱のみにより硬化状態まで架橋される。絶
縁性表面が予備含浸されたものである場合には、
次に、絶縁性表面の最終合成物を形成するための
樹脂を、接着層又は界面材料として用いることが
できる。多くの熱硬化性樹脂は絶縁性表面(合成
の形成物)を結合することのみのためでなく、回
路要素被膜又は他の接着剤の層との間に接着を確
立するのに用いることができる。したがつて接着
剤についての選択肢は多く変化に富んでいる。或
る接着剤組成物中に多くの接着剤を混入すること
ができ、そして、それらは後程の“添加剤”の項
において記載される。 添加剤 絶縁性基質例えば印刷回路板をつくるための熱
可塑性及び/又は熱硬化性樹脂に用いうる添加剤
には強化性及び/又は非強化性充填剤例えばウオ
ラストライト、アスベスク、タルク、アルミナ、
クレー、マイカ、ガラスビーズ、煙霧シリカ、石
こう等が含まれる。強化性充填剤としてはアラミ
ツド、ホウ素、炭素、グラフアイト、及びガラス
が挙げられる。ガラス繊維は切断されたストラン
ド(紐)、リボン、ヤーン、フイラメント、又は
織布の形で最も広く用いられる。ガラス繊維とタ
ルク又はウオラストライトとの混合物のような、
強化性充填剤と非強化性充填剤との混合物を用い
ることができる。これらの強化性充填剤は約10−
80重量%の量を用いることができ、一方、非強化
性充填剤は最高50重量%までの量を用いることが
できる。他の添加剤には安定剤、顔料、耐燃焼
剤、可塑剤、離型剤、処理助剤、カツプリング
剤、潤滑剤等が含まれる。これらの各添加剤はそ
れらが所望の結果をもたらすような量で用いられ
る。 図面の詳細な説明 金属粒子例えば銀、パラジウム、金及び白金の
ような貴金属粒子の金属スラリーは好ましくは他
の金属例えばニツケル及び錫のような他の金属の
粒子と組合せて混合される。それらと揮発性溶剤
及び小量の硬化性プラスチツク剤とが混合され
る。全固形分に対する金属含量は非常に高く、例
えば約93重量%以上好ましくは94−98重量%であ
る。その後該スラリーをシルクスクリーン又は例
えば噴霧のような適当な他の手段によつて供給し
て、剥離可能層19の上に最適には形成される回
路パターンの回路の形で第1図におけるスラリー
のライン20を形成する。該層19は好ましくは
剥がし去ることができるような剥離型のものであ
る。フイツシユペーパーとして知られ市販されそ
の表面に剥離剤を含むものが適当なものとして存
在する。入手しうる適当な剥離層の例は、
Warr'ns TRANSKOTE ELT106 DUPLEX
UNOTO SIDE FR−1として市販されているも
のである。 第2図には、溶剤を沸騰蒸発させる加熱例えば
165℃で10分間加熱が示されている。好ましくは
支持体10の上に配置された剥離層19が示され
ている。 その後、165℃で5分間プレスによつて150psi
を施して、ライン20中の金属粒子を高密度化し
導電性を増大させることができる。代りに接着剤
21例えば硬化しうる接着剤を最初にライン20
の上及び剥離層19の上に供給し次に部品22−
1及び22−2からなるプレスによつて引締め、
例えば177℃で150psiにより、ライン20中の粒
子の高密度化作用を行なうことができる。好まし
くは、シリコンゴム(伝熱性)で65の硬度のシー
ト及びテフロン(米国デユポン商品名)シート
を、第3図及び第4図に示されるように、紙19
を接着剤21に接触させられているライン材料の
両側に配置する。その後、ライン20と接着剤2
1を支持する剥離層を、ヒーター24−1を有す
る部品24Aと部品24Bを含む加熱されたプレ
ス中に配置する。接着剤とを結合剤を硬化させる
のに充分で接着剤と基板例えばプラスチツクス
(絶縁層)23の積層を生じる温度例えば165℃で
5分間プレス処理して第5図及び第6図に示され
る回路を形成する。さらにプレス処理を150psiで
行つてライン(導電性径路)20中の金属粒子を
高密度化する。第6図においては熱可塑性プラス
チツク基質が加熱下で軟化され圧力が加えられた
場合、部品的にその中に埋設させられた新規形成
の回路ライン20が示されている。回路ライン又
は回路20はしばしば埋設しないで絶縁性基質の
表面上に直接配置される。段階4の後、層19は
第5図及び第6図に示されるように、引き剥がし
によつて回路から除去される。本方法を実施する
場合、部品の接触面は1524ミクロンのシリコンゴ
ム層(伝熱性)を含みかつ硬度65のものであるこ
とが最も望ましい。また、基板23は剛性又は可
撓性のものでよいことが理解される。 絶縁性表面の形成 上記熱可塑性樹脂及び熱硬化性樹脂は慣用技術
を用いて基質及び絶縁性表面の形成に用いること
ができる。例えば熱可塑性樹脂は射出成形フイル
ム、シート又は板状物に押出成形することができ
る。樹脂の選択は部分的に所望の機械的及び電気
的性質に依存する。プリント配線のためしばしば
重要である基質材料の機械的性質は水分吸収性、
熱膨張係数、曲げ強度、衝撃強度、引張強度、切
断強度及び軟質である。したがつて、基板材料の
諸性質を比較することは設計者にとつて或る使途
のための最適な基板選びを助けることになる。 基板は特定の処理例えば膨潤処理及び腐食処理
を受けうる。この技術においては、表面の膨潤は
溶剤系を用いることによつて生じる。次には基板
は、クロム酸と硫酸の混合物のような強い酸化媒
体により腐食処理されうる。この技術は当該分野
でよく知られている。 導電性材料を含有する組成物の製造及び剥離面へ
の適用 剥離面を設けそして次に、導電性金属粒子の区
分の少なくとも54容量%を含む熱硬化性樹脂組成
物を少なくとも1つの電気回路要素の配列中の固
体剥離面に供給する。 本発明において用いうる剥離面は、少なくとも
1つの電気回路要素の配列中に供給される導電性
金属粒子のフイルムを受容するのに適したもので
ある。固体剥離表面は、剥離紙、剥離面を与える
上記プラスチツクからつくられたフイルム、又
は、剛性プラスチツク又は金属剥離面であつてよ
い。好ましい剥離面は剥離紙であり、この中には
Stripkote ER及びEHR CIS、Transkote ER及
びEHR CIS、のようなビニル被覆によりつくら
れたもの、Rubberleaf CZC 2S(米国メイン州、
WestbrookのS.D.Warren Co.社から入手できる)
のようにゴム分離のものが含まれる。 剥離面上の回路要素覆膜(径路)を印刷又は塗
布するため用いられるインキ及びその供給方法に
望ましい粘度に応じ溶剤を使用しまたは使用する
ことなしに金属粒子と結合剤(熱硬化性樹脂)を
混合する。慣用の有機印刷インキ用溶剤を用いる
ことができる。インキの粘度はスクリーン印刷に
適した粘度例えば25℃において約35000乃至45000
ハンチポイズのブルツクフイールド粘度範囲のも
のが好ましい。溶剤を除去することによつて被膜
を乾燥し、この被膜をA段階からB段階に進め
る。 要素を充分に接着剤で被覆することがしばしば
望ましく、実際、剥離紙上に導電性金属粒子の膜
をより確実に保持するため、剥離紙の全面を接着
剤で被覆することもあるが、しかしこれは本発明
にとつて限定的な事項ではない。したがつて、あ
る場合には、単に導電性金属粒子の被膜のみが接
着剤で被覆される。接着剤は、フエノールホルム
アルデヒド樹脂例えばレゾール又はノボラツク樹
脂、前記レゾルシノール−ホルムアルデヒド樹
脂、尿素又はメラミン−ホルムアルデヒド樹脂の
ようなアミノ−ホルムアルデヒド樹脂、前記のエ
ポキシ樹脂特にビスフエノールAとエピクロロヒ
ドリンとエポキシノボラツク樹脂例えばエピクロ
ロヒドリンとノボラツク樹脂から誘導されたもの
のようなエポキシ樹脂、ポリウレタンベースの接
着剤特にトルエンジイソシアネート、ジフエニル
メタン−4,4′−ジイソシアネート、ポリメチレ
ンポリフエニルイソシアネート、と種々のポリエ
ステル及びポリエーテルとが含まれるイソシアネ
ートから誘導されたポリウレタンベースの接着
剤、エポキシ樹脂とアルデヒド及びポリビニルア
ルコールから誘導されたポリビニルアセタールと
の混合物、であつてよい。 導電性金属は好ましくは金属粒子の形をしてお
り、そのうちの少なくとも1部は貴金属である。
貴金属には少なくとも銀、金、白金、パラジウ
ム、ロジウム及びルテニウムのうちの1種が含ま
れる。広義には金属粒子は、元素の周期律表の
5b族、6b族、7b族、8族、1b族、2b族及び3b族
からの金属の少なくとも1つが含まれる。金属の
粒径は、全ての粒子が100メツシユのサイズの篩
を通過しまた350メツシユのサイズの篩上に残る
ような範囲にある。導電性金属粒子は、銀及び/
又は金のような貴金属のみであつてもよい。一部
は銀、金及び白金のような貴金属と残部の粒子は
他の金属又は固体例えばニツケル、銅、亜鉛、ア
ルミニウム、ガリウム、ガラス、金属酸化物及び
非金属酸化物の固体(例えばシリカ、マイカ等)
のような粒子の混合物を含むことができる。本発
明の好ましい実施においては、熱硬化性樹脂組成
物中に含まれる貴金属粒子の量は少なくとも15%
から最高で100重量%の量である。よい好ましい
具体例においては、貴金属の量は組成物中の粒子
の少なくとも約20%から最高100重量%の量であ
る。貴金属と他の材料との組合せは必ずしも単純
な特定の混合物のものばかりである必要はない。
例えばニツケル、銅の上に被覆された貴金属、又
は貴金属(例えば銀)で被覆された中空ガラス水
球を用いることができる。しかしながら、本発明
の好ましい実施においては、用いられる貴金属は
銀であり、これは接着剤含有の絶縁性表面上の熱
硬化性樹脂中で最大限の接触を可能にするフレー
ク、又は板状又は棒状の形で用いられる。他の粒
子要素の形は、樹脂層の銀と銀の適当な接触を可
能にしそれによつて本発明について本明細書に記
載されているレベルの導電性を得ることが可能で
ある限り、狭く臨界的なものではない。ある場合
には導電性粒子は全体が貴金属粒子であることが
できる。 好ましい導電性金属は銀フレークである。しか
しながらコスト低減のため、銀のフレークはニツ
ケル又は錫のような金属の粒子(粉ともいわれ
る)と一緒に用いることができる。特に望ましい
組合せは粒子含量のみに基いて25−50重量%の銀
粒子と75−50重量%のニツケル粒子とからなる。 導電性金属は結合剤と一緒に使用されそしてこ
の組合せは導電性径路(ライン)を形成するため
に用いられる。結合剤は硬化しうる熱硬化性樹脂
である。適当な熱硬化性樹脂は先に充分に記載さ
れている。特に好ましい結合剤はノボラツクエポ
キシド単独又はビニルアセタール例えばポリビニ
ルブチラール又はポリビニルホルマール樹脂と混
合されたノボラツクエポキシドと反応させた、フ
エノール封塞されたイソシアネートが含まれる。
所望により、封塞されたイソシアネートは、該熱
硬化性樹脂から除かれる。 導電性金属と結合剤を高沸点溶剤中で混合して
スラリー(インキ)を製造する。適当な溶剤に
は、セロソルブアセテート、n−ブチルカルビト
ール、n−メチル−2−ピロリジン、N,N−ジ
メチルホルムアミド、ジメチルスルホキサイド、
エチレングリコール、アニソール、デカリン、ジ
メチルグリコールジエチルエーテル、アニリン、
ジエチレングリコールジブチルエーテル、ジエチ
レングリコールジメチルエーテル、グリセロー
ル、テトラリン、キシレン、エチレングリコール
モノエチルエーテル、クロロベンゼン、ジエチル
カーボネート、ブチルアセテート、エチレングリ
コールモノメチルエーテル、トルエン等が含まれ
る。インキ中の又はドライベースの樹脂の量は約
2乃至約10重量%、好ましくは約2−6重量%で
ある。 導電性金属はスラリー中で少なくとも約90%の
量、好ましくは約94重量%から100重量%未満の
量存在する。最も好ましくは固形物ベース100%
のうち約94−98重量%の量である。最も好ましい
レベルの導電性を達成するため、例えば0.1〜
0.005オーム/sq.の表面抵抗を達成するために
は、導電性金属の含量は径路中の全金属含量の約
94−98%の間であり、又は別の表現をすれば、イ
ンキの乾燥被膜に基いて約68乃至約87%の容量区
分である。導電性金属で被覆した絶縁性核粒子が
用いられる場合には金属の重量%は導電性を決定
せず容量区分が決定するので、粒子含量の制限を
記述するためには約68乃至約87容量%という特徴
付けはより価値ある基礎である。しかしながら、
最高のロウ付け値、メツキ能の値及び導電性の値
が要求されない場合には、本発明のいくつかの利
点は、54容量%以下の金属粒子の容量区分によつ
て達成される。 接着剤層を基板の全面に供給することができ、
これは、径路に直接配置されている接着剤層が剥
離面上に持ち去られた場合にそれに加えて又はそ
れに代つて導電性金属を支持する。接着剤は完全
に全面に供給したよく、これは導電性径路又は導
電性径路の下のみを支持する。接着剤はその中に
官能性の活性基を含み、これは熱硬化性樹脂結合
剤組成物及び絶縁性基質と反応して結合する能力
を有する。接着剤は熱硬化性樹脂組成物と内部反
応してその中で部分的に又は完全に硬化して緊縮
した構造を形成する。好ましくは接着剤はエポキ
サイド及びポリウレタン及びその中に封塞された
イソシアネートを含むエポキシドとポリウレタン
を包含する。 剥離面と絶縁性表面は、電気回路が絶縁性表面
に直面しかつそこから接着剤樹脂により分離され
るように接触させられる。充分な熱と圧力が供給
されて緊縮構造を形成し、そこで熱硬化性樹脂が
本質的に充分硬化されかつ接着剤が本質的に充分
に内部反応し、そこに電気回路が剥離面から転写
されて絶縁性表面に結合するようになる。ある場
合には必要な単に部分的な硬化及び/又は反応が
得られる。剥離面を次に緊縮構造から分離し、少
なくとも0.1オーム/sq.の表面抵抗を有する電気
回路を提供することが好ましい。 剥離面と絶縁性表面は、約120℃−180℃好まし
くは約130℃−170℃の温度及び約100psi−約
2000psi好ましくは約180psi−500psiでしかし各要
素を破壊する程に高くない温度及び圧力下で接触
させられる。 前記プロセスにおいては、剥離面と接触して電
気回路として沈着する熱硬化性組成物の部分にお
ける金属の含有濃度は、要素用組成物の他の部分
よりも高い。 剥離面は非可撓性又は半可撓性の固体表面例え
ばドラム表面の一部のような固体表面であること
ができ、該ドラム表面にシルクスクリーン、印
刷、静電転写のような各種の手法のうちの1つに
より回路配列を沈着し、次にドラムを次段階に回
転させそこで架橋反応の第1段階を行なうのに充
分な熱すなわちA−段階樹脂からB段階樹脂に移
行させるのに充分な熱を供給することが理解され
よう。ドラム上の該段階は、樹脂/金属粒子組成
物を部分的に硬化して緊縮するための加熱ローラ
ーの使用を包含している。次に、ドラムを他の段
階に進めてそこで接着剤の被覆物又は接着剤の固
形被膜を部分的に硬化した樹脂/金属粒子組成物
に供給する。この段階は絶縁性表面を一緒に供給
する工程を含むことができ、次に、隣設する加圧
用カレンダーローラーとの間の空〓に組立体を通
過させてドラムを加熱又は伝熱し、それにより全
緊縮を遂行し熱硬化性樹脂を最終的に硬化させる
すなわちB−段階からC−段階に進める。 多層電気回路は本発明の範囲に包含される。こ
れら多層電気回路の製造において、熱硬化性樹脂
と前記導電性金属粒子とをその上に沈着した剥離
面を、電気回路の露出した接触点を残した絶縁性
マスキング層で処理する。前記露出した接触点は
マスキング層上の他の回路要素と電気的に内部連
結しうるものである。このマスキング層は顔料
(すなわちTiO2、TiO2とSiO2の組合せ等)であ
つてよく、剥離面又はマスキング層上の電気回路
の少なくとも1部分上に供給される熱硬化性樹脂
は例えば例3中で述べるタイプの絶縁性はんだで
あつてもよい。次に導電性インクがマスクパター
ンに整合してスクリーンに印刷される。次に他の
マスクが導電性インキパターンに整合してスクリ
ーン印刷される。導電性インキの他の層が次にイ
ンキの他の層とマスクの層に整合してスクリーン
印刷される。接着剤がこの層の全面に供給され
る。これらの各層は所望に応じてつくることがで
きる。この組立体を次に、接着剤被覆されている
絶縁体基質に転写するか又は絶縁性基質上に設け
る。この組立体は次に、導電性インキ層と接着剤
層と絶縁性基質との接着が開始する圧力下で加熱
する。剥離面の支持体を組立体から剥がし去る。
しかし前の段階で既にそれが剥がし去られている
場合にはこの操作は省除する。 第7図は上記のような、本発明により形成され
た多層電気回路を示す。第7図において、絶縁性
基板又は回路板10は接着層21を有し、その上
に導電性回路又は径路20が嵌込まれている。接
着層21と径路20の上張りは絶縁性インキから
形成された絶縁性マスク100である。層100
は回路20の領域又は選択された領域を除いて全
面を被覆しており、径路20は、第1の径路20
の平面に平行な第2のセツトの径路20Aと電気
的に連結している。したがつて絶縁性層100は
径路20の選択された領域を除いて全ての領域に
横たわる。径路20Aは好ましくは組成の点で径
路20と同じであり、上記のようなインキにより
積み重ね様に形成された部分103を介して電気
的に連結されている。径路20Aの上張りは慣用
のロウ付用マスク101でありこれは回路又は所
望の他の回路に電気的に連結するための径路20
の選択された領域を残していることができる。絶
縁性基板の固体支持体10上に嵌込まれた、第7
図における印刷された回路装置は所望により異な
る平面に横たわる多数の回路の層を持ち得ること
が理解される。それぞれの場合に、時には多層回
路を基板上に直接設けることが可能であるにして
も、回路の各層は好ましくは、前の項で記載した
ように転写シート上に設けることにより形成され
る。例えば、径路の単一平面層を有する転写シー
トを、第7図に示されるように、最初の径路の層
を形成するために用いることができる。次に絶縁
性インキマスク100を基質上の径路に直接供給
し、そして、予備突出した電気連結部分を持つた
径路20Aを有する予じめ形成された第2の転写
シートを、第7図に示されるような第2の回路を
形成するため用いる。転写シート上に複数の層を
形成する方法は実際の使用のために好ましい。第
7図中で用いられる径路、接着剤、絶縁性基質
は、同じ番号の要素に関して先に記載されたもの
と同じものである。第7図に示される、多層印刷
回路104の中の回路20は加圧及び加熱後の緊
縮型のものである。 第7図の左側端部は、高い金属粒子含有インキ
から本発明によつて形成された径路20Bを示し
ており、また互いに異なる平面に一定角度で2つ
の平面部分20C−20Dで広がつていることが
理解される。効果的な導電性径路20Bが基質又
は印刷回路板10の頂部面からその縁端及びその
側面上に広がつている。かくして、3次元回路か
ら縁端部から互いに異なる方向に広がつて設けら
れている。これは、基質に導電性回路を接着させ
るための圧力及び熱を供給した場合に、本発明の
転写シートを用いてそれを印刷板の端縁部を覆つ
て単に折り曲げることにより行うことができる。
したがつて、本発明の転写シートは種々の形で3
次元構造の印刷板を形成する方法を提供する。 マスキング層は部分的に硬化し次に組立体を加
圧下で加熱する場合に完全に硬化する。回路が印
刷される絶縁性表面は可撓性であるので、硬化さ
れた緊縮済み装置の配列物の影に存在すべき広範
な中間層を供給することができる。この印刷板は
その後、上部の露出している回路と接触点を残し
てマスクすることができる。そして本発明の技術
によつて、他の回路装置を印刷板の上に積み重ね
ることができ、それによつてより複雑な積層印刷
回路をつくることができる。 〔実施例〕 次の例は本発明の特定の例を説明するためのも
のであつて、いかなる意味においても本発明の範
囲を限定することを意図したものではない。 例 1 次の成分を室温で配合した。 () 1100〜1700センチポイズ(52℃)の範囲の
粘度を有する、分子当り平均3.6オキシラン基
を有するエポキシノボラツク樹脂3重量%。そ
のエポキシ当量は172〜179の範囲であつた。く
り返し単位の平均値は0.2(D.E.N.431、Dow
Chemical Co.、ミツドランド、ミシガン州に
より製造)であつた。 () 分子量10000〜15000及び溶液粘度100〜200
センチポイズ(二塩基エステル(注):N−メ
チルピロリジン=4:1の溶液中、25℃で15重
量%として測定)を有するポリ(ビニルホルマ
ール)樹脂2重量%。Formvar5/59は
Monsanto Plastic&Resins Co.、セントルイ
ス、ミズリー州により製造されている。 (注)コハク酸ジメチル23重量%、グルタル
酸ジメチル56重量%及びアジピン酸ジメチル
21重量%のエステル混合物 () 4〜6.5のPHを有するトリフルオロメタン−
スルホン酸0.0005重量% この混合物に次の成分を添加した。 () 粒子寸法2〜12ミクロン、見掛け密度21.5
〜23.5g/m3、タツプ(tap)密度1.5〜2.5g/
in3および538℃での減量約1%を有する銀25重
量% () 平均粒子寸法12ミクロン及び見掛け密度
56.8g/in3を有する、約100%球形のニツケル
粉末70.0重量% この混合物を完全に均質化するまで室温で撹拌
し、次いで101.6〜152.4ミクロンでのバツクロー
ラ及び25.4〜76.2ミクロンでのフロントローラを
有する3つのロールミルに2回通過させた。 この導電性インクを慣用技術によりVNS
Supermat剥離紙(S.D.Warren Co.、
Westbrook、メイン州により製造)上に乾燥後
約1ミルの厚さにスクリーン印刷した(米国篩寸
法250)。 印刷された紙を対流型空気オーブン中、330〓
で5分間乾燥した。 基板は、次式: (P−3703、ユニオン・カーバイド社製、25℃で
0.2g/100mlのクロロホルム中で測定したとき
0.51の還元粘度を有する)で示されるポリスルホ
ン26.4重量%、25℃でN−メチル−ピロリジノン
(0.2g/100ml)中で測定したとき0.61dl/gの
還元粘度を有する、次の単位: を含有するポリマー40重量%、0.5インチに細か
く切つたガラス繊維(197B、Owens Corning社
製)15重量%、および約10ミクロンの粒子寸法を
有するウオラストナイト(Nyad 1250、Nyco社
製)16.6重量%を含有する組成物から成形され
た。 基板組成物を300℃で4×4×0.20インチのキ
ヤビテイ金型中で液圧プレスを用いて圧縮成形
し、その寸法のシートを形成した。 基板シートをジメチルホルムアミド溶媒の50%
水溶液に25℃で5分間浸漬した。次いで基板を25
℃の水中ですすいだ。基板は次いで、次の成分
(数値は重量部である): 脱イオン水 30 三酸化クロム 3.0 85〜87%リン酸 10.0 96%硫酸 55.9 を含有するクロム酸溶液に80℃で5分間浸漬し
た。 次いで基板を25℃の水中ですすぎ、さらに100
℃で10分間乾燥した。 別々に、次の成分を含有する2つの部分の接着
剤を調製した。 部分A () エピクロルヒドリンとビスフエノールA
(Epon 1009F、シエル・ケミカル社製)から
得られるエポキシ樹脂11.41重量部、 () 平均当量重量260、水酸基含量6.5%、最大
酸価4.0、25℃における概算比重1.12を有する
飽和ポリエステル(Desmophen1100、Mobay
Chemical Corp.、ピツツバーグ、ペンシルバ
ニア州により製造40.88重量部、 () 液状のフツ素化アルキルエステルである非
イオン界面活性剤(FC−430、3M Corp.製)
0.068重量部 部分B 6〜7%の遊離モノマーを含有するポリトルエ
ンジイソシアネート(CB−60、Mobay
Chemical Co.製)47.67重量部 次いで、部分A及びBを混合した。イソプロパ
ノール及びメチルエチルケトン(3:2の比)を
含有する溶媒を添加して25℃で18秒Zhanカツプ
番号2の粘度を得た。 製造した接着剤を処理済み基板シート上に噴霧
した。次いでこの接着剤を被覆した基板を、該接
着剤被膜が乾燥するけれども完全に硬化してしま
わない程度に149℃で5分間対流型オーブン中に
置いた。上記のようにして形成した印刷された剥
離紙は接着剤を被覆した基板と接触させ、その際
印刷された表面が基板シートの接着剤表面に接触
し、次いで200psiの圧力で166℃、30分間積層さ
れるようにした。次いでその紙をアセンブリーか
ら引きはがした。次に基板を対流型オーブン中で
166℃で30分間加熱して最終的な硬化を確実にし
た。 印刷された基板を次いで6%硫酸溶液で65℃、
5分間予熱した。基板を水ですすぎ、さらにホウ
水素化ナトリウムと水酸化ナトリウム(1:1の
割合)の2%溶液で40℃、30秒間処理した。 印刷された基板はニツケルメツキを被覆させる
ために無電解メツキタンク(Ni−418、Ethone)
中88℃で、PH4.8〜5.2を用いて、かつ60分のメツ
キ時間で、露出したインクの表面にニツケルメツ
キした。 例 2 接着剤が次の成分を含有する1部分系(One
part system)であつた以外は例1の方法をくり
返した。 () 前記二塩基エステル/n−メチル−2−ピ
ロリドンの4/1溶液中のポリビニルホルマー
ル樹脂(Formvar5/95E、Monsanto
Plastics&Resins Co.製)56.17重量部 架橋剤 (a) 酢酸セロソルブ中のフエノールでブロツク
したトルエンジイソシアネート(Mondur
S.Mobay Chemical Co.製)33.7重量部 (b) ヘキサメチロール、メラミンのヘキサメチ
ルエーテル(Cymel303、100%固体、アメリ
カン・シアナミド社製)4.21重量部 (c) フエノール・ホルムアルデヒド樹脂のアリ
ルエーテル(Methylon75108、100%固体、
ゼネラル・エレクトリツク社製)5.6重量部 (d) ジメチルシリコーン油(DC−11、ダウ・
ケミカル社製)0.28重量部 上記成分のすべてを室温で混合した。前記二塩
基エステル/n−メチル−2−ピロリドンの4/
1溶液を含有する溶媒を、Zhan Cup.No.2及び25
℃で38秒の粘度を得るために使用した。 次いで接着剤を剥離紙上にオープンスクリーン
(スクリーンメツシユ)印刷し、対流型オーブン
中で93℃で2分間乾燥した。剥離紙を次いで例1
に記載したとおり基板上に積層し、さらに対流型
オーブン中で286℃で38分間加熱した。 基板を予熱し、例1に記載した方法によつてメ
ツキした。 接着層は絶縁表面上に配置されるように記載し
たが、所望ならばそれは、インクが剥離表面上に
あるときに、むしろインクの外側または解放(イ
ンクと接触していない)表面に適用することがで
きる。次いで剥離表面に、絶縁表面への転移のた
めに導電性パターン及び接着層を載せる。好まし
くはここで使用される接着剤は1成分から成る熱
硬化性接着剤である。 例 3 この例は2層回路板の製造を記載したものであ
る。 例1記載の方法により製造した基板及び接着剤
を使用した。 次のはんだマスクを製造した。 部分A 1 分子当り平均3.6オキシラン基、エポキシ当
量(172〜179)及びn=0.2を有するエポキシ
ノボラツク樹脂26.88重量部 2 変性剤としてのエチルアクリレート及び2−
エチルヘキシルアクリレートコーポリマー 3 ブタノール中に60%の固体を含有する、ブチ
ル化尿素−ホルムアルデヒド樹脂(Beetle樹
脂、アメリカン・シアナミド社、スタンフオー
ド、コネテイカツト州により製造)5.56重量部 4 高純度の二酸化チタン顔料(Titanox
1070LW、E.I.Dupond de Nemours、ウイル
ミントン、デラウエア州により製造)46.07重
量部 部分B 1 アミン値345を有するポリアミド(2量化ト
ール油脂肪(T.O.F.)酸とエチレンジアミン
との反応生成物)、例えばVersamid125(ヘン
ケル・オブ・アメリカ、ニユーヨーク、ニユー
ヨーク州により製造)5.56重量部 2 4:1の前記二塩基エステル;N−2−メチ
ルピロリドン溶液12.96重量部 部分AとBを室温で混合した。 絶縁性はんだマスクを剥離担体上に覆い、対流
型オーブン中で166℃で1分間乾燥した。例1の
インクを絶縁性はんだマスクパターンで覆い、対
流型オーブン中で166℃で2分間乾燥した。絶縁
性はんだマスクをインク・パターンで覆い、対流
型オーブン中で166℃で1分間乾燥した。この工
程をくり返し、絶縁性はんだマスクの2重層を得
た。部分的に完成したサブ−アセンブリ−を21℃
で30秒間、1000psiの圧縮圧力で圧縮した。 例1のインクを他方のインク層及び絶縁性はん
だマスク層で覆い、アセンブリーを対流型オーブ
ン中で166℃で3分間乾燥してサブ−アセンブリ
ーを完成させた。 次いでサブ−アセンブリーを剥離担体から接着
剤を被覆した基板に、166℃の温度および500psi
の圧縮圧力で30秒間転移させることによつて、イ
ンク、接着剤及び基板間の接着を開始させた。剥
離担体は次いでアセンブリーから引きはがし、対
流型オーブン中で166℃で30分間あと硬化させた。 同様の結果は、接着剤円基板上に配置するより
はむしろサブアセンブリーを覆う接着剤を剥離担
体上に配置することによつて達成することができ
る。 例 4 電気的に伝導性の回路を作るためのスラリーを
下記成分(重量部)から次のようにして調製す
る。項目 材 料 1 ポリビニルホルマール樹脂(商品名
FORMVAR、No.15/95E) N−メチル−2−ピロリドン(モンサント
社製)中13.75% 正味重量14.38;乾燥重量1.97 2 エポキシノボラツク(100%)DEN431ダ
ウ・ケミカル社、湿潤及び乾燥重量3.0 3 Siltlake135;斜潤及び乾燥重量25 4 ニツケル粉末;湿潤及び乾燥重量60 5 Tin266;湿潤及び乾燥重量10 6 ジアセトンアルコール;湿潤及び乾燥重量
10 工程I: 項目1、4、5及び項目6の3つの部分を混合
撹拌し、均質な混合物をつくる3つのロールミル
を通して2つの径路を作る。 工程: その後項目2、3及び1.5部の項目6を混合撹
拌し、得られる材料を3つのロールミルに2回通
して均質な混合物を作る。 工程: 工程及びからの混合物を、均質な混合物が
形成されるまで3つのロールミル中で結合させ
る。 工程: 接着剤の頂部の基板上にスクリーニング又はブ
ラツシングするために、項目6の5.5部を工程
の製品に添加する。接着剤及び径路上に覆われた
ものは共にオーブン中で170℃45分間硬化される。 例 5 導電性インクが次の成分を含有した以外は例1
の方法をくり返した。 A ヒドロキシ末端ポリテトラメチレンアジペー
トオリゴマー、1,4−ブタンジオール及び
4,4−ジイソシアネートジフエニルメタンの
反応から得られる、熱可塑性ポリエステルをベ
ースとしたポリウレタン(Estane5715、B.F.
Goodrich社製)4.137重量%(20.55容量%) B セロソルブ溶媒中のフエノールでブロツクし
たトルエンジイソシアネート(Mondur S、
Mobay Chemical社製)0.085重量%(4.85容
量%) C 上記FC−430 0.05重量%(0.30容量%) D エタノール(0.05重量%)中のヒドロキシエ
チルセルロース16重量% これらの成分を混合し、この混合物に次の成分
を添加した。 E 粒子寸法2〜15μm(平均12μm)、見掛け密度
21.5〜23.5g/in3、タツプ密度1.5〜2.5g/in3
および1000〓における減量1%を有する銀
(Siltlake、Handy and Harmon Chemical
Products Center製)22重量%(13.22容量%) F 粒子寸法2〜5mm及び比重7.28g/c.c.を有す
る錫粉末(Tin266、Atlantic Equipment
Engineering、バーゲンフイールド、ニユージ
ヤージー州)73重量% 紙上に覆つた後にインクを60℃で10分間乾燥し
た(下記Is参照)以外は例1の方法をくり返し
た。さらに、印刷された剥離紙を200psiの圧力で
121℃で3分間基板に積層し(下記のIp参照)、次
いで200psiの圧力で149℃で4分間転移した。 例 6〜10 銀の量を第1表に示した処方において変化させ
た以外は例5の方法を正確にくり返した。すべて
の処方において充填材料の量は95重量%(73.98
容量%)に保つた。この表は、もし本発明の転移
方法が用いられない場合には、同じような表面抵
抗率を得るためにより多い量の銀を使用しなけれ
ばならないことを示している。
【表】 例 11 次の成分を表題「Making Thixotropic
Conductor」の方法に従つて室温で配合した。
(重量%) () エポキシPKFEとして知られるポリヒドロ
キシエーテル1.81% () エポキシERL=4221として知られる3,4
−エポキシシクロヘキシルメチル3,4−エポ
キシシクロヘキシルカルボキシレート 2.75
%、及び () ブチルカルビトールアセテートとして知ら
れるジエチレングリコールモノブチルエーテル
アセテート 8.47% この混合物に次の成分を加えた。 () METZ EG200EDとして知られるMetz
Metallurgical Co.からの銀粉82.82%及び () METZ50Sとして知られMetz
Metallurgical Co.からの銀フレーク 4.35% 特に、このフエノキシ樹脂をジエチレングリコ
ールモノブチルエーテルアセテートにかくはんし
つつ溶解した。このエポキシ樹脂を上記混合物に
加えてかくはんした。 次いで、銀粉を、この混合物にかくはんしつ
つ、ヘグマン(Hegman)グリツドが6に分散さ
れるように加えた。次いで銀フレークを加え、ヘ
グマングリツドが6または以上になるように分散
させた。この混合物の粘度は、No.6スピンドルを
20r.p.m.で用いてブルツクフイールドRVT粘度
計により24℃で35000cpsであつた。この2.5/
20rpm粘度比は4であつた。この導電性金属と配
合物を完全に均一になるように混合し、インキを
得た。 この導電性インキをVNS Superment剥離紙
(S.D.Waren社製)上に従来法によつて乾燥厚約
25.4ミクロンになるようにスクリーン印刷した。 この印刷した紙を空気炉中で96℃、10分間乾燥
させた。 次のユニツトを有するポリマー78重量%を含む
組成物から基体を成形した。 この組成物の粘度は、25℃のN−メチルピロリ
ドン(0.2g/100ml)中で0.61dl/gであつた。
この組成物はまた10重量%のマイカとOwens
Corning社からの10重量%グラスフアイバーを含
有していた。 この基体組成物を表題「injection Molding」
に示された条件で射出成型した。溶融温度は377
℃、成型温度は152℃であつた。射出速度は35
mm/秒、射出成型圧は7秒間100バールであつた。 この基体をメチレンクロライドの蒸気で約1秒
みがいた。 これとは別に、次の成分を含む接着剤を作つ
た。
【表】 これらの成分を次のように混合した。 まず、ポリヒドロキシエーテルとブチルカルビ
トールを混合した。次いでメラミンホルムアルデ
ヒドをこれに加えた。次に安息香酸に溶解したニ
グロシンをさらにこの混合物に加えた。次に高表
面積のシリカを加えた。全工程中、混合物をよく
かくはんした。No.6のスピンドル20rpmでRVT
粘度計による24℃のこの接着剤組成物の粘度は
35000cpsで2.5/20rpm粘度比は4であつた。 この接着剤を前記乾燥したプリント回路の導電
性表面上にスクリーン印刷した。次いで接着剤を
塗布した回路をオーブン中で96℃、10分加熱し、
接着剤塗膜を乾燥し、十分には硬化させなかつ
た。メチレンクロライド蒸気でみがいた前記基板
を前記導電性回路とその上に印刷された接着剤層
を有する剥離紙に加圧下に載せ、剥離紙を除去し
た後に177℃3分間500psiで成形した。 回路板を次いでオーブン中で150℃、30分間硬
化させた。硬化後、回路は手作業でハンダ付けす
ることもでき、また6ft/分の速さで246℃でハン
ダ機にてハンダ付けすることができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は転移(例えばピール−オフ)担体層上
にインクスラリーとしての回路線を示す側立面
図、第2図はシートが支持体上にある間にインク
中の溶媒を揮発させるために加熱している状態を
示す図、第3図は回路を圧縮するためにプレスに
よつて加圧処理する間、接着剤を転移層上に保持
するために回路の全面に亘つてそれを塗布してい
る状態を示す図、第4図は回路を高密度化するた
めに加熱及び加圧処理する間、絶縁板に対して電
気的径路を積層している状態を示す図、第5図は
転移層を除去した後の板(ボード)及び回路径路
を示す図、第6図は第5図の11−11線に沿つ
た拡大断面図(ただし、この図ではボードの平面
内にわずかに湾入した径路が示されているが、該
径路はボードの上面と同じ高さであつてもよく、
かつほとんどの場合ボード平面内に湾入していな
い。)、第7図は本発明の転移シートが導電性回路
の積層された層を形成するために使用されるマル
チ−電気回路径路デバイスの拡大横断面図であ
る。 符号の説明 19…剥離可能層、20…金属粉
ライン、20a,20b,20c…電気径路、2
1…接着剤、22−1,22−2…プレス部品、
24−1…ヒーター、24A,24B…プレス部
品、100…導電性インキマスク、101…上張
り層、103…電気的連結部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (a) 蒸発し得る溶媒、93〜98重量%の貴金属
    又は貴金属と他の金属よりなる金属粉末、及び
    少量のバインダからなるスラリーを剥離層に所
    望の回路パターンの形で施こし、 (b) 溶媒を蒸発させ、 (c) 残つた金属粉末及びバインダを硬化性接着剤
    層で覆い金属粉末を前記剥離層上の適所に保持
    し、 (d) プラスチツク基板を準備し、 (e) 該プラスチツク基板を加圧、加熱下に前記剥
    離層上の金属粉末及びバインダーを覆つている
    硬化性接着剤層上に積層して該金属粉末を高密
    度化すると共に前記硬化性接着剤層によつて該
    高密度化された金属粉末を該プラスチツク基板
    に結合させ且つ該接着剤を硬化させ、たたし、
    その際該加熱が該プラスチツク基板及び剥離層
    を破壊するには不十分であること、 及び (f) 前記剥離層を前記金属粉末と接着剤から剥離
    し、回路パターンを前記プラスチツク基板上に
    残す各工程からなることを特徴とするプラスチ
    ツク基板上に回路パターンを低温で形成する方
    法。 2 (a) 蒸発し得る溶媒、93〜98重量%の貴金属
    又は貴金属と他の金属よりなる金属粉末、及び
    少量のバインダからなるスラリーを剥離層に所
    望の回路パターンの形で施こし、 (b) 溶媒を蒸発させ、 (c) 残つた金属粉末及びバインダを硬化性接着剤
    層で覆い金属粉末を前記剥離層上の適所に保持
    し、その際、接着剤層で覆う前又は、後に該金
    属粉末を高密度化し、 (d) プラスチツク基板を準備し、 (e) 該プラスチツク基板を加圧、加熱下に前記剥
    離層上の金属粉末及びバインダーを覆つている
    接着剤層上に積層して前記硬化性接着剤層によ
    つて該高密度化された金属粉末を該プラスチツ
    ク基板に結合させ且つ該接着剤を硬化させ、た
    だし、その際該加熱が該プラスチツク基板及び
    剥離層を破壊するには不十分であること、 及び (f) 前記剥離層を前記金属粉末と接着剤から剥離
    し、回路パターンを前記プラスチツク基板上に
    残す各工程からなることを特徴とするプラスチ
    ツク基板上に回路パターンを低温で形成する方
    法。 3 該スラリーがスラリー中の固形物の50重量%
    以下の銀粒子を含有している特許請求の範囲第1
    項又は第2項に記載の方法。 4 該貴金属以外の金属がニツケルである特許請
    求の範囲第3項に記載の方法。 5 該貴金属以外の金属が錫である特許請求の範
    囲第3項に記載の方法。
JP12903284A 1983-06-24 1984-06-22 回路パターンの形成方法 Granted JPS6052089A (ja)

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JPS5380567A (en) * 1976-12-25 1978-07-17 Fujikura Kasei Kk Elastic printed circuit board and method of producing same
JPS55153391A (en) * 1979-05-17 1980-11-29 Sumitomo Bakelite Co Method of forming circuit
JPS562435A (en) * 1979-06-22 1981-01-12 Nippon Soken Inc Constant-speed controller for vehicle
JPS5892294A (ja) * 1981-11-28 1983-06-01 住友ベークライト株式会社 回路板の製造方法

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