JPH036995Y2 - - Google Patents

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JPH036995Y2
JPH036995Y2 JP1982191870U JP19187082U JPH036995Y2 JP H036995 Y2 JPH036995 Y2 JP H036995Y2 JP 1982191870 U JP1982191870 U JP 1982191870U JP 19187082 U JP19187082 U JP 19187082U JP H036995 Y2 JPH036995 Y2 JP H036995Y2
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JP
Japan
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pattern
pulse
pulse pattern
connecting portion
insulator
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JP1982191870U
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JPS5995540U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は回転角度位置に対応したデジタル符
号を発生させるロータリエンコーダのその導電性
パターンが形成された回転体に関する。
ロータリエンコーダは例えば第1図に示すよう
に絶縁材の基板11上に同心的に複数の導電性パ
ルスパターン12が形成されて回転体が構成さ
れ、そのパルスパターン12の各転円上において
それぞれ接片13が弾性的に回転体に接触されて
いる。この接片13とパルスパターン12との接
触状態をその回転体の回転角度位置を示すデジタ
ルコードとして検出する。このロータリエンコー
ダは例えばプリンタの活字輪の角度位置検出のよ
うに各種回転体の角度位置の検出やその他回転数
の検出などに利用されている。
この場合デジタル信号の発生として、そのパル
スパターン12を互に電気的に接触してスイツチ
の共通接点側とし、この共通接点に対して各接片
13がそれぞれパルスパターン12と接触か非接
触かによつてスイツチがオンオフすることによつ
て電気的取出しが容易とされている。そのためパ
ルスパターン12は例えば点線で示すように接続
部14によつて相互に電気的に接続されている。
従来のこの種のロータリエンコーダの回転体と
しては絶縁基板上のカーボン印刷や印刷配線技術
によつてパルスパターンを形成して構成されてい
た。しかしこのようなものにおいてはそのパルス
パターン12の厚さが薄いものしか得られず、し
かも絶縁基板に対して浮上つた状態で形成されて
おり、これに対して接片13が摺動接触し、特に
高速度で繰返し回転体が回転する場合においては
パルスパターン12の摩耗が激しく寿命が短かい
欠点があつた。またパルスパターン12の厚さが
薄いため電気抵抗が比較的大きくなる欠点もあつ
た。
一方、1枚の金属円板よりパルスパターンを押
出し成形し、つまりエンボシングすることよつて
パルスパターン部分を浮上らせ、これに対して絶
縁体を成形により付け、浮上らせた部分とその絶
縁体が同一面になるようにすることが提案されて
いる。しかしパルスパターン部分をこのように金
属板からエンボシングして形成する場合において
は、第5図に示すように傾斜部34を介してパル
スパターン部分が突出されるため、この傾斜部が
パルスパターンのトラツク幅に影響し、所定のト
ラツク幅を確保しようとするとその分だけ金属板
全体が大きくなり、小形化が困難である。更にパ
ターン面は加工応力により平面性が失なわれてし
まうため平面加工が必要となり製作費が高価にな
るなどの欠点がある。また、第6図に示すような
半抜きのエンボシングでパルスパターン部分を突
出させ、そのパターン面と同一面まで金属板表面
に絶縁性樹脂を充填する場合、パルスパターンの
突出高さは樹脂の充填可能な最低肉厚以上を必要
とし、従つて金属板自体の板厚が大きくなり薄形
化が困難である。更にエンボシングにおいて突出
したパルスパターン部分のパターン面周縁は丸味
を帯びるためパターン精度が落ちるなどの欠点が
ある。
この考案は小形にかつ安価にしかも長寿命のも
のを作ることができるロータリエンコーダの回転
体を提供することにある。
この考案によればパルスパターンが同心円上に
順次隣接して設けられると共にこれらのパルスパ
ターンは連結部によつて連結され、更に浮上り防
止用の舌片が一体に形成されているが、これは金
属板の打抜き加工により形成され、しかも連結部
及び舌片はパルスパターンに対して僅か引込まさ
れ、即ち同一方向において面がずらされている。
このような金属板の打抜き加工により形成された
パターン板の両面に絶縁体が一体成形されてお
り、この絶縁体によつてそのパターン面はほゞ同
一面とされると共に連結部及び舌片は絶縁体内に
埋込まれる。
以下この考案によるロータリエンコーダの回転
体を第2図以下の図面を参照してその製造方法と
共に説明する。第2図に示すように先ず1枚の金
属板の打抜き加工により、パターン板21が形成
される。パターン板21は円形周縁部22と、こ
の円形周縁部22内にこれと同心円的に配列され
た複数のパルスパターン23とが設けられる。更
にこれらパルスパターン23相互、及び周縁部2
2とを互に電気的につなぐ連結部24が形成され
ており、また周縁部22及びパルスパターン23
の適当個所に対して半径方向に舌片25が形成さ
れている。更に中心孔26が形成され、その中心
孔26を中心にほゞ等角間隔に小孔27が形成さ
れており、また周縁部22の1個所に位置決め用
V字状切欠き28が形成されている。このような
パターン板21は先に述べたように1枚の金属板
のプレス加工により一挙に形成される。
次にこのパターン板21の連結部24及び舌片
25がその他の部分、つまり周縁部22及びパル
スパターン23に対し、絞り加工により表面より
沈められ、つまり同一方向においてその面がずら
される。
このように絞り加工されたパターン板21の両
面に対して第4図に示すように絶縁体29が成形
される。この場合の成形金型との位置合せは切欠
き28によつて行われる。またその場合のパルス
パターン23及び周縁部22の面に対して絶縁体
29の表面31は同一面とされ、かつ連結部24
及び舌片25は絶縁体29内に埋込まれる。更に
この例においてはロータリエンコーダの回転体の
回転軸を取付けるための軸筒32が中心孔と同心
的に面31側より突出して一体に形成され、かつ
この軸筒32と反対側において周縁部につばを軸
方向に形成し、そのつばの内周面に歯車33を絶
縁体29に一体に形成している。
このようにしてその回転体の接片との接触面に
は、パルスパターン23が一面に現われ、かつそ
のパルスパターン23間の部分は絶縁体29で埋
められ、しかもパルスパターン23の表面及び絶
縁体29の表面31は一平面上にある。これらパ
ルスパターン23は連結部24により電気的に接
続されている。
このロータリエンコーダの回転体においてパル
スパターン23は一枚の金属板の打抜き加工によ
つて形成されているため、そのパルスパターン2
3を高精度に作ることができる。その上絞り加工
によつて連結部24及び舌片25側がパターン面
より沈めてあるため、パルスパターン23の平面
性が失なわれることがなく、しかもこれらの連結
部24及び舌片25が絶縁体内に埋込まれてパル
スパターン23の平面性を保つているため、パタ
ーン面の平面加工を必要としない。また、パルス
パターンをエンボシングで突出した場合に小形化
を困難としていた傾斜部34は、この考案におい
ては連結部24及び舌片25の一部として絶縁体
内に埋め込まれ、パルスパターン23のトラツク
幅には何ら影響を及ぼさず、小形化が可能であ
る。また舌片25の存在によつてパルスパターン
23や周縁部22が絶縁体29に対して浮上るこ
となく、充分一体に保持される。
パターン板21を絶縁体29に一体成形する場
合に、そのパターン板21に例えば位置決め用切
欠き28を設けることによつて小さなパターン板
21に対して成形金型との位置合せがよくでき、
高い精度のものを容易に得ることができる。更に
絶縁体29と一体に回転軸等や歯車などを同時に
作ることができて、機能をを複合化することが可
能である。パターン板21は金属板よりなり、比
較的厚味が厚く、接片との接触回転を高速度に多
数回くり返し行つても摩耗が少なく、長寿命で、
かつ電気抵抗が小さいものとすることが可能であ
る。
以上述べたようにこの考案によるロータリエン
コーダの回転体によれば、高い精度で小形にして
安価に作ることができ、しかも長寿命のものを容
易に作ることが簡単である。
【図面の簡単な説明】
第1図はロータリエンコーダを説明するための
斜視図、第2図乃至第4図はこの考案によるロー
タリエンコーダの回転体の一例を製造する工程順
を示す図であり、それぞれAは正面図、BはAの
AA線断面図、第5図及び第6図はそれぞれ従来
技術から考えられるロータリエンコーダの例の一
部を示す斜視図である。 21……パターン板、22……周縁部、23…
…パルスパターン、24……連結部、25……舌
片、29……絶縁体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金属板の打抜き加工により形成され、円形周縁
    部の内側にこれと同心円上に順次隣接して設けら
    れた複数のパルスパターン、そのパルスパターン
    の形成面より引込んで形成され、これらパルスパ
    ターンに対し周方向にずらされてこれらパルスパ
    ターンを連結する連結部、上記パルスパターン及
    び上記周縁部間を連結する連結部、及びその連結
    部とほゞ同一面上に上記パルスパターンに対し周
    方向にずらされて形成された浮上り防止用舌片が
    一体に形成されて成るパターン板と、そのパター
    ン板の両面に成形により付けられ、その上記パル
    スパターンを残して上記連結部及び舌片が埋込ま
    れ、パルスパターンは同一面に現われている絶縁
    体とより成るロータリエンコーダの回転体。
JP19187082U 1982-12-17 1982-12-17 ロ−タリエンコ−ダの回転体 Granted JPS5995540U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19187082U JPS5995540U (ja) 1982-12-17 1982-12-17 ロ−タリエンコ−ダの回転体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19187082U JPS5995540U (ja) 1982-12-17 1982-12-17 ロ−タリエンコ−ダの回転体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5995540U JPS5995540U (ja) 1984-06-28
JPH036995Y2 true JPH036995Y2 (ja) 1991-02-21

Family

ID=30413071

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19187082U Granted JPS5995540U (ja) 1982-12-17 1982-12-17 ロ−タリエンコ−ダの回転体

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JP (1) JPS5995540U (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0313947Y2 (ja) * 1986-02-06 1991-03-28
JPH0526659Y2 (ja) * 1987-09-30 1993-07-06

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5364777A (en) * 1976-11-20 1978-06-09 Alps Electric Co Ltd Method of manufacturing switch rotor

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49119772U (ja) * 1973-02-09 1974-10-14
JPS5033763U (ja) * 1973-07-23 1975-04-11

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5364777A (en) * 1976-11-20 1978-06-09 Alps Electric Co Ltd Method of manufacturing switch rotor

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5995540U (ja) 1984-06-28

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