JPH0369946A - 感光性平版印刷板の現像処理方法 - Google Patents

感光性平版印刷板の現像処理方法

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JPH0369946A
JPH0369946A JP20724289A JP20724289A JPH0369946A JP H0369946 A JPH0369946 A JP H0369946A JP 20724289 A JP20724289 A JP 20724289A JP 20724289 A JP20724289 A JP 20724289A JP H0369946 A JPH0369946 A JP H0369946A
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Japan
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acid
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JP20724289A
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English (en)
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Akira Nogami
野上 彰
Masabumi Uehara
正文 上原
Kazuhiro Shimura
志村 和弘
Shinya Watanabe
真也 渡辺
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、感光性平版印刷版(以下、113版」という
)の現像処理方法に関し、更に詳しくは、自動現像機を
用い、現像補充液を補充して繰り返し使用する現像液で
ネガ型18版を現像処理する方法に関する。
〔発明の背景〕
現像液を循環して使用する自動現像機を用いて28版を
連続して処理すると現像液の活性度が低下してくる。こ
の活性度の低下を防ぐために現像補充液を繰り返し使用
される現像液に補充して現像性を一定のレベルに保こと
が知られている。
ネガ型PS版用現像液には、酸、亜硫酸塩、アニオン界
面活性剤等を添加すると現像性等を安定に保つことがで
きることが知られている。しかし、現像補充液は通常濃
縮液であり、使用時に水で希釈して用いるので、現像補
充液の濃縮液に酸、亜硫酸塩、アニオン界面活性剤等が
溶解しにくい場合が多く、そのためこれらの成分の不足
を生じ、安定した現像結果が得られにくい問題、及びネ
ガ型18版とポジ型13版とを同じ現像液で共通に現像
処理する場合、これらの成分に過不足を生じ、安定した
仕上がりが得られない問題がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、上記技術課題を解決しようとするもので、本
発明の目的は、自動現像機を用い現像補充液を補充し繰
り返し使用する現像液で長期に互って処理を行ったとき
でも、常に安定した現像性能を得られるネガ型15版の
現像処理方法を提供することである。
本発明の他の目的は、ネガ型15版とポジ型PS版とを
、現像補充液を補充して繰り返し使用する共通の現像液
で現像した場合、これら両者を安定した仕上がりで現像
処理できるPS版の現像処理方法を提供することである
〔問題点を解決するための手段〕
上記本発明の目的は、ネガ型15版を画像露光後、繰り
返し使用する現像液で処理する現像処理方法において、
ネガ型15版の裏面又はオーバーコート層の少なくとも
1つに酸、亜硫酸塩又はアニオン界面活性剤を含有させ
る感光性平版印刷版の現像処理方法によって達成される
以下、本発明について詳述する。
本発明においてネガ型15版の裏面及び/又はオーバー
コート層に含有させる前記化合物(以下、「本発明の化
合物」という)をネガ型15版の裏面又はオー/<−コ
ート層に含有させるには、アルカリ可溶性又はアルカリ
膨潤性のポリマーを結合剤とする層を該ps版の裏面及
び/又は感光性層上に設け、該層中に本発明の化合物を
含有させることが好ましい。また、本発明の化合物が皮
膜形成性の化合物である場合には、上記結合剤を用いな
くてもよい。
アルカリ可溶性又はアルカリ膨潤性のポリマーとして、
例えばポリビニルアルコール、ポリアクリル酸、ポリメ
タクリル酸、ポリアクリルアミド、ポリビニルピロリド
ン、ポリソジウムーL−グルタメート、水溶性ポリビニ
ルブチラール、ビニルアルコールとマレイン酸との共重
合体、ビニルアルコールとアクリルアミドとの共重合体
、ビニルピロリドンと酢酸ビニルとの共重合体、(メタ
)アクリル酸エステルと(メタ)アクリル酸との共重合
体のようなポリマーが挙げられ、これらは単独又は2種
以上併用して用いることができる。
その他、上記結合剤として、メチルセルロース、カルボ
キシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、
ヒドロキシプロピルメチルセルロースなどのセルロース
エーテル;カゼイン、アルブミン、ゼラチン(アシル化
ゼラチンも含む)、アラビアガムなどの天然高分子化合
物も用いることができる。
このような裏面層及びオーバーコート層の結合剤の量は
特に限定されないが、それぞれO01〜5.0g7m2
の範囲が適当である。
本発明の化合物のうちの酸としては、例えばリン酸、ポ
リリン酸、塩酸、硫酸、硝酸等のような無機酸、酢酸、
修酸、酒石酸、安息香酸、コハク酸、クエン酸、リンゴ
酸、乳酸、タンニン酸、グリシン、アラニン、サルコシ
ン、バリン、ロイシン酸、アスクルピン酸、レブリン酸
、p−トルイル酸、p−トルエンスルホン酸、2−ピリ
ジンカルボン酸、フタル酸、ジエチルバルビッル酸、N
、N−ジメチルグリジン等のような有機酸が挙げられる
また、酸として、酸無水物を用いることができる。
酸無水物としては、例えば無水7タル酸、テトラヒドロ
無水フタル酸、ヘキサヒドロ無水7タル酸、3.6−ニ
ンドオキシーΔ4テトラヒドロ無水7タル酸、テトラク
ロロ無水フタル酸、無水グルタル酸、無水マレイン酸、
タロル無水マレイン酸、a−フェニル無水マレイン酸、
無水コハク酸、ピロメリット酸等が挙げられる。
まt;、酸として、酸性基を有する高分子化合物、例工
ばC1β−不飽和ジカルボン酸又は無水物とエチレン性
不飽和コモノマーとの共重合体のような高分子化合物も
用いることができる。
亜硫酸塩としては、ナトリウム、カリウム、リチウムの
ようなアルカリ金属塩およびマグネシウムのようなアル
カリ土金属塩あるいはアンモニウム塩等が有用である。
アニオン型界面活性剤としては、高級アルコール(cm
〜C22)硫酸エステル塩類〔例えば、ラウリルアルコ
ールサルフェート・のナトリウム塩、オクチルアルコー
ルサルフェートのナトリウム塩、ラウリルアルコールサ
ルフェートのアンモニウム塩、「ティーポールB−81
J(商品名・シェル化学製)、第二ナトリウムアルキル
サルフェートなト〕、脂肪族アルコールリン酸エステル
塩類(例えば、セチルアルコールリン酸エステルのナト
リラム塩など)、アルキルアリールスルホン酸塩類(例
工ば、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩、イソ
プロピルナトリウム塩、シナフタリンジスルホン酸のナ
トリウム塩、メタニトロベンゼンスルホン酸のナトリウ
ム塩など)、アルキルアミドのスルホン酸塩類(例えば
、(+ 7H33CON(CI43)CI(2CH2S
O3Naなど)、二塩基性脂肪酸エステルのスルホン酸
塩類(例えば、ナトリウムスルホコノ)り酸ジオクチル
エステル、ナトリウムスルホコハク酸ジオクチルエステ
ルなど)がある。これらの中で特にアルキルナフタレン
スルホン酸塩類が好適に用いられる。
ネガ型15版の裏面及び/又はオーバーコート層への本
発明の化合物の添加量は、含有させるネガ型15版の現
像で消費する量に見合う量を実験的に求め、そのような
量とすればよい。添加量は通常、酸は0.05〜l g
/m”(酸として無機酸を用いる場合)、亜硫酸塩は0
.05〜1 g/ra”、アニオン界面活性剤は0.0
01−1 g/lの範囲である。
本発明の化合物を含有する裏面層を設けるには、前記高
分子化合物及び本発明の化合物を溶剤に溶解させた塗布
液を回転塗布、ワイヤーバー塗布、デイツプ塗布、エア
ーナイフ塗布、ロール塗布、ブレード塗布、カーテン塗
布等の方法で13版の裏面に塗布すればよい。
本発明の化合物を含有するオーバーコート層を設けるに
は、上記裏面の場合と同様にして、前記高分子化合物と
本発明の化合物とを含有する塗布液を13版の感光層の
上に塗布すればよい。塗布溶剤としては、水、メタノー
ル、エタノール、プロピレングリコール等感光層を溶解
しない溶剤が好ましい。
本発明に係るネガ型15版は、13版の支持体として通
常用いられる支持体上にジアゾ樹脂を感光成分として含
有する感光性組成物を塗設してなるものである。該支持
体としては、例えば特開昭62−175757号公報の
第6頁右下欄第15行〜第7頁右上欄第11行に記載さ
れているような支持体が挙げられる。
本発明の方法で処理されるネガ型15版は、感光成分と
してジアゾ化合物を含有するものである。
ジアゾ化合物としては、例えばジアゾニウム塩及び/又
はp−ジアゾジフェニルアミンとホルムアルデヒドとの
縮合物であるジアゾ樹脂、特公昭52−7364号に記
載されているp−ジアゾジフェニルアミンの7エノール
塩又はフルオロカプリン酸塩等、特公昭49−4800
1号に記載されている共重縮合物の有機溶媒可溶性塩か
らなるジアゾ樹脂、p−ジアゾジフェニルアミンとホル
ムアルデヒドとの縮合物の2−メトキシ−4−ヒドロキ
シ−5−ベンゾイルベンゼンスルホン酸塩、p−ジアゾ
ジフェニルアミンとホルムアルデヒドとの縮合物のテト
ラフルオロホウil塩、ヘキサフルオロリン酸塩等が挙
げられる。これらを感光成分とするネガ型15版に対し
て本発明を好ましく適用できる。
これらのジアゾ化合物を単独で使用したもののほかに感
光層の物性を向上させるために、種々の樹脂と混合して
用いたものに対しても本発明を適用できる。かかる樹脂
としては、シェラツク、ポリビニルアルコールの誘導体
のほかに特開昭50−118802号中に記載されてい
る側鎖にアルコール性水酸基を有する共重合体、特開昭
55−155355号に記載されているフェノール性水
酸基を側鎖に持つ共重合体が挙げられる。
これらの樹脂には下記−形式で示される構造単位を少な
くとも50重量%含む共重合体、−形式     R1 (CH,−C) COO(CH2CHO)nH R7 (式中、R1は水素原子又はメチル基を示し、R2は水
素原子、メチル基、エチル基又はクロルメチル基を示し
、nは1−10の整数である。)及び芳香族性水酸基を
有する単量体単位を1〜80モル%、ならびにアクリル
酸エステル及び/又はメタクリル酸エステル単量体単位
を5〜90モル%有し、lO〜200の酸価を持つ高分
子化合物が包含される。
本発明の現像方法が適用されるネガ型15版の感光層に
は、更に染料、可塑剤、プリントアウト性能を与える成
分等の添加剤を加えることができる。
上記感光層の単位面積当りの量は少なくとも0゜1〜7
g/m”の範囲について本発明を適用できる。
本発明の方法において、ネガ・ポジ共用の現像液で共通
に現像できるポジ型25版は、0−キノンジアジド化合
物を感光成分として含有するものである。
0−キノンジアジド化合物の具体例としては、例えば特
開昭47−5303号、同48−63802号、同48
−63803号、同49−38701号、同56−10
44号、同56−1045号、特公昭41−11222
号、同43−23403号、同45−9610号、同4
9−17481号、米国特許2,797,213号、同
3,046,120号、同3,188,210号、同3
,454,400号、同3,544゜323号、同3,
573,917号、同3,674,495号、同3,7
85゜825号、英国特許1,227,602号、同1
,251,345号、同1,267.005号、同1,
329,888号、同1,330.932号、ドイツ特
許854.890号があり、酸分解性化合物の例として
は特開昭60−37549号、同60−10247号、
同60−3625号などに記載されているものを挙げる
ことができ、これらの化合物を単独或いは組合せて感光
成分として用いたポジ型25版に対して少なくとも本発
明を好ましく適用することができる。
これらの感光成分には芳香族ヒドロキシ化合物の0−キ
ノンジアジドスルホン酸エステル又はO−キノンジアジ
ドカルボン酸エステル及び芳香族アミノ化合物の0−キ
ノンジアジドスルホン酸又は0−キノンジアジドカルボ
ン酸アミドが包含され、又、これら0−キノンジアジド
化合物を単独で使用したもの、及びアルカリ可溶性樹脂
と混合し、この混合物を感光層として設けたものが包含
される。
アルカリ可溶性樹脂には、ノボラック型フェノール樹脂
が含まれ、具体的にはフェノールホルムアルデヒド樹脂
、クレゾールホルムアルデヒド樹脂、フェノールクレゾ
ール混合ホルムアルデヒド樹脂、クレゾールキシレノー
ル混合ホルムアルデヒド樹脂、などが含まれる。更に特
開昭50−125806号に記載されているように、上
記のようなフェノール樹脂に共に、(−ブチルフェノー
ルホルムアルデヒド樹脂のような炭素数3〜8のアルキ
ル基で置換されたフェノール又はクレゾールとホルムア
ルデヒドとの縮合物とを併用したものも適用できる。0
−キノンジアジド化合物を感光成分とする感光層には、
必要に応じて更に染料、可塑剤、プリントアウト性能を
与える成分などの添加剤を加えることができる。
本発明において、繰り返し使用する現像液(以下、単に
「現像液」という)は、公知のいずれのものであっても
よいが、好ましくは以下ものがよい。
ネガ型PS版を現像する現像液は、水、或いは特定の有
機溶媒及び/又はアルカリ剤を含む水溶液が挙げられる
。ここに特定の有機溶媒とは、現像液中に含有させたと
き上述の感光性組成物層の未露光部(非画像部)を溶解
又は膨潤することができ、しかも常@(20°C)にお
いて水に対する溶解度が10重量%以下の有機溶媒が好
ましい。このような有機溶媒として後記ネガポジ共用現
像液において挙げたものを挙げることができる。これら
有機溶媒の中では、エチレングリコールモノフェニルエ
ーテルとベンジルアルコールが特に有効である。
現像液中に含有されるアルカリ剤としては、ケイ酸ナト
リウム、ケイ酸カリウム、水酸化カリウム、水酸化ナト
リウム、水酸化リチウム、第二又は第三リン酸のナトリ
ウム又はアンモニウム塩、メタケイ酸ナトリウム、炭酸
ナトリウム、アンモニア等の無機アルカリ剤;モノ、ジ
又はトリメチルアミン、モノ、ジ又はトリエチルアミン
、モノ又はジイソプロピルアミン、n−ブチルアミン、
モノ、ジ又はトリエタノールアミン、モノ、ジ又はトリ
プロパノールアミン、エチレンイミン、エチレンジアミ
ン等の有機アミン化合物等が挙げられる。
ネガ型PS版用現像液には、現像性能を向上させるため
に、前記ネガ型PS版の裏面又はオーバーコート層に含
有させる亜硫酸塩及びアニオン界面活性剤を含有させる
ことが好ましい。その量は、亜硫酸塩は1〜50gIQ
、アニオン界面活性剤は3〜150g/f2の範囲か適
当である。その他、例えばN−メチル−N−ペンタデシ
ルアミノ酢酸ナトリウムのような両性界面活性剤、有機
溶剤の水への溶解を助(するIこめに、例えばアルコー
ル ルエチルケトンのような可溶化剤を添加することができ
る。
ネガポジ共用現像液は、好ましくは、水を主たる溶媒と
する(具体的には溶媒の50重量%以上が水である)ア
ルカリ性現像液である。
上記アルカリ剤としては、例えばケイ酸アルカリ(ケイ
酸カリウム、ケイ酸ナトリウム等)、水酸化カリウム、
水酸化ナトリウム、水酸化リチウム、第三リン酸ナトリ
ウム、第ニリン酸ナトリウム、第三リン酸カリウム、第
ニリン酸カリウム、第三リン酸アンモニウム、第ニリン
酸アンモニウム、メタケイ酸ナトリウム、重炭酸ナトリ
ウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸アンモニウ
ムなどのような無機アルカリ剤、七ノー ジー又はトリ
エタノールアミンおよび水酸化テトラアルキルのような
有機アルカリ剤及び有機ケイ酸アンモニウム等が挙げら
れる。アルカリ剤の現像液中の含有量は0.05〜20
重量%の範囲が好ましく、より好ましくは0.1−10
重量%の範囲である。
該現像液は、繰り返し使用の開始時から亜硫酸塩及びア
ニオン界面活性剤を含有させることが好ましい。該亜硫
酸塩及び該アニオン界面活性剤は、ネガ型PS版の裏面
又はオーバーコート層に含有させる化合物として挙げた
化合物を用いることができる。該現像液中の亜硫酸塩の
濃度は1〜50g/(iの範囲が好ましく、アニオン界
面活性剤の濃度は0、001−10重量%が好ましく、
より好ましくは0.01〜1重量%である。
前記現像液には有機カルボン酸を含有させることが好ま
しい。該有機カルボン酸は、好ましくは炭素原子数6〜
20の脂肪族カルボン酸、およびベンゼン環またはナフ
タレン環にカルボキシル基か置換しt;芳香族カルボン
酸である。
脂肪族カルボン酸としては炭素数6〜20のアルカン酸
が好ましく、具体的な例としては、カプロン酸、エナン
チル酸、カプリル酸、ペラルゴン酸、カプリン酸、ラウ
リン酸、ミスチリン酸、パルミチン酸、ステアリン酸等
があり、特に好ましいのは炭素数6〜12のアルカン酸
である。また炭素鎖中に二重結合を有する脂肪酸でも、
枝分れした炭素鎖のものでもよい。上記脂肪族カルボン
酸は水溶性を高めるために、ナトリウムやカリウムの塩
又はアンモニウム塩として用いるのが好ましい。
芳香族カルボン酸の具体的な化合物としては、安息香酸
、0−クロロ安息香酸、p−クロロ安息香酸、0−ヒド
ロキン安息香酸、p−ヒドロキシ安息香酸、p−ter
t−ブチル安息香酸、O−アミノ安息香酸、pアミノ安
息香酸、2,4−ジヒドロキシ安息香酸、2。
5−ジヒドロキシ安息香酸、2.3−ジヒドロキシ安息
香酸、2.3−ジヒドロキシ安息香酸、3,5−ジヒド
ロキシ安息香酸、没食子酸、1−ヒドロキシ−2−ナフ
トエ酸、3−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸、2−ヒドロ
キシ−l−ナフトエ酸、1−ナフトエ酸、2−ナフトエ
酸等であるが、これらの中でも安息香酸類は特に有効で
ある。上記芳香族カルボン酸は水溶性を高めるためにナ
トリウムやカリウムの塩まtこはアンモニウム塩として
用いるのが好ましい。
前記現像液に添加する脂肪族カルボン酸、芳香族カルボ
ン酸の含有量は格別な制限はないが0.1重量%より低
いと効果が十分でなく、また10重量%以上ではそれ以
上の効果の改善が計れないはかりか、別の添加剤を併用
する時に溶解をさまたげることがある。従って好ましく
は0.1−10重量%の添加量であり、より好ましくは
0.5〜4重量%である。
前記現像液には更に添加剤を加えることができるが、そ
の中でも20’Oにおける水に対する溶解度が10重量
%以下の有機溶剤は本発明の目的に対して特に効果的で
ある。
水に対する溶解度が10を量%以下の有機溶剤としては
、例えば酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、酢酸
アミル、酢酸ベンジル、エチレングリコールモノブチル
アセテート、乳酸ブチル、レブリン酸ブチルのようなカ
ルボン酸エステル・エチルブチルケトン、メチルイソブ
チルケトン、シクロヘキサノンのようなケトン類;エチ
レングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコー
ルベンジルエーテル、エチレングリコールモノフェニル
エーテル、メチルフェニルカルヒノール、nアミルアル
コール、メチルアミルアルコールのようなアルコール類
;キシレンのようなアルキル置換芳香族炭化水素;メチ
レンジクロライド、エチレンジクロライド、モノクロル
ベンゼンのようなハロゲン化炭化水素などがある。これ
ら有機溶媒は一種以上用いてもよい。
該有機溶剤は、ネガ型とポジ型の両PS版に対して現像
性を向上するためのすぐれた添加剤であるが、同時にポ
ジ型PS版に対しては画像部の皮膜を劣化させる欠点を
も有している。ポジ型PS版は露光時にネガ型13版の
ような架橋反応を起こさないため、もともと現像が過度
になった場合の皮膜の劣化が大きく、有機溶剤の存在下
ではさらに劣化の程度が大きくなる。上記のごとき、ポ
ジ型PS版の現像時の皮膜の劣化を防ぎ、かつネガ型1
3版を良好に現像するのに、現像液中にノニオン型及び
/又はカチオン型界面活性剤を含有させることが効果が
ある。
ネガ・ポジ共用の現像液のpHは12以上が好ましく、
より好ましくは12.5〜13.5の範囲である。この
ような高いpH(pH12以上)でネガ型13版を現像
した場合、ある品種の版では現像されていながら印刷時
に汚れを生じることがある。その汚れの程度はpHに依
存性がありpHが高いほど汚れやすい。
このような高pHでネガ型13版を良好に現像し、印刷
時の汚れをなくすためには、現像液に亜硫酸塩を含有さ
せることが非常に効果的であり、又、アニオン界面活性
剤の添加は、特に酸価の低い重合体を用いたネガ型13
版の現像促進に大きな効果を示す。
本発明の現像液(ネガ型PS版用及びネガ・ポジ共用)
には、水溶性又はアルカリ可溶性の有機及び無機の還元
剤を含有させることができる。
有機の還元剤としては、例えばハイドロキノン、メトー
ル、メトキシキノン等のフェノール化合物、フェニレン
ジアミン、フェニルヒドラジン等のアミン化合物があり
、無機の還元剤としては、例えば亜硫酸ナトリウム、亜
硫酸カリウム、亜硫酸アンモニウム、亜硫酸水素ナトリ
ウム、亜硫酸水素カリウム等の亜硫酸塩、亜リン酸ナト
リウム、環リン酸カリウム、環リン酸水素ナトリウム、
亜リン酸水素カリウム、亜リン酸二水素ナトリウム、亜
硫酸水素カリウム等のリン酸塩、ヒドラジン、チオ硫酸
ナトリウム、亜ジチオン酸ナトリウム等を挙げることが
できる。該還元剤は少なくとも0.1−10重量%の範
囲含有することができる。
又、本発明の現像液には更に現像性能を高めるために以
下のような添加剤を加えることができる。
例えば特開昭58−75152号公報記載のNaCQ、
KCQ+:Br等の中性等、特開昭59−190952
号公報記載のEDTA 。
NT八等のキレート剤、特開昭59−121336号公
報記載の(Co(MHI)) *C(As等の錯体、特
開昭56−142528号公報記載のビニルベンジルト
リメチルアンモニウムクロライドとアクリル酸ナトリウ
ムの共重合体等の両性高分子電解質、特開昭58−59
444号公報記載の塩化リチウム等の無機リチウム化合
物、特公昭50−34442号公報記載の安息香酸リチ
ウム等の有機リチウム化合物、特開昭59−75255
号公報記載のSi、 Ti等を含む有機金属界面活性剤
、特開昭59−84241号公報記載の有機硼素化合物
が挙げられる。
本発明における現像補充液は、現像処理自体による疲労
及び経時による疲労(空気中の炭酸ガスの吸収による)
によって消費される現像液中の成分を補充によって補い
現像液の活性度を回復させ得る組成のものでよい。
本発明は、前記のようにネガ型13版に前記界面活性剤
を含有させることによって前記界面活性剤を15版から
補充するので、現像補充液には前記界面活性剤を含有さ
せる必要はない。
現像補充液中のアルカリ剤の濃度は、現像液中のアルカ
リ剤の濃度よりも大きいことが好ましい。
その濃度は好ましくは0.2〜30重量%、より好まし
くは0.5〜lO重量%の範囲である。Sin、濃度は
現像液と同等あるいはそれ以上であることが好ましい。
有機カルボン酸、有機溶剤、還元剤等の添加剤を用いる
場合、現像補充液中の濃度は現像液における濃度よりも
それぞれ大であることが好ましい。具体的には、現像補
充液中の濃度は現像液中の濃度の1.2〜1O00倍で
あることが適当である。
〔実施例〕
以下実施例によって本発明を具体的に説明する。
実施例1 厚さ0−24mmのJ I S 1050アルミニウム
板を20%リン酸ナトリウム水溶液に浸漬して脱脂し、
希硝酸溶液中にて電気化学的に粗面化し、よく洗浄した
後に希硫酸溶液中で陽極酸化処理を行って1.5g/ 
m 2の酸化皮膜を上記アルミニウム板表面上に形成さ
せた。
得られたアルモニウム板を、さらにメタケイ酸ナトリウ
ム水溶液中に浸漬して封孔処理を行い、水洗、乾燥した
後に、下記の感光液を乾燥重量2゜0g/lとなるよう
に塗布し、さらに下記オーバーコート層の乾燥重量が1
.Og/lとなるように感光層の上に塗布、乾燥してネ
ガ型PS版を得た。
(感光液) p−ジアゾジフェニルアミンとパラホルムアルデヒドと
の縮合物のヘキサフルオロ燐酸塩 ・・・1重量部 N−(4−ヒドロキシフェニル)メタクリルアミド共重
合体(特公昭57−43890号公報の実施例1に記載
のもの)             ・・・100重量
部ヒフトリアピュア・ブルー・BOH (保土谷化学(株)製、染料)   ・・・0.2重量
部エチレングリコールモノメチルエーテル・・・100
重量部 (オーバーコート層組成物) 亜硫酸カリウム         ・・・1重量部ポリ
ビニルアルコール      ・・・to重t s水 
                 ・・・400重量
部エマルゲン147          ・・・0.I
Nlm(化工(株)製、ノニオン界面活性剤)上記のご
とく製造したポジ型13版を濃度が0.15段差のステ
ップタブレット(イーストマン・コダソク社製No、2
)を通じて3kWメタルハライドランプを用いて20秒
間゛露光を与えた。
このps版を自動現像機PSK−910(コニカ(製)
製)を用い、ネガ型PS版用現像液5DN−21(コニ
カ(株)製)を水で4倍に希釈しt;現像液で多数枚連
続処理しI;。現像液112当り前記15版を20m2
分処理して処理開始時と終了時の刷版について印刷を行
つたところ、両者とも良好で、網点は小点から大魚まで
良好に再現されていた。
比較例1 実施例1で用いた15版のオーバーコート層を除いたp
s版を用意し、実施例1と同様に露光現像処理し、処理
開始時と現像液lQ当り201分の15版を処理した時
点の刷版について、印刷を行ったところ処理開始時は網
点は良好に再現していt;が、20ffi’/ffi処
理時の刷版については印刷いおいて網点のシャド一部が
つぶれてしまって良好な画像を得ることができなかった
実施例2 厚さ0.24+amのJ I S 1050アルミニウ
ム板を2%の水酸化ナトリウム水溶液中に浸漬し、脱脂
処理を行った後に、希塩酸溶液中にて電気化学的に粗面
化し、よく洗浄しI;後に希塩酸溶液中で陽極酸化処理
を行って2.5g/a”の酸化皮膜を上記アルミニウム
板表面上に形成させた。
得られたアルミニウム板を水洗、乾燥後、下記組成の感
光液を乾燥重量2.5g/m”、バッキング層を乾Il
k重量1.0g/m”となるように塗布し、乾燥してポ
ジ型13版を得た。版の寸法は1o03X800II+
+aとしI;。
(感光液) レゾルシン−ベンズアルデヒド樹脂のす7トキノンー1
.2−ジアジド(2)−5−スルホン酸エステル(特開
昭56−1044号公報の実施例1に記載されているも
の)             ・・・1重量部タレゾ
ール−フェノール−ホルムアルデヒド樹脂・・・3を負
部 tert−ブチルフェノール−ベンズアルデヒド樹脂の
ナフトキノン−1,2−ジアジド(2)−5−スルホン
酸エステル(特開昭60−31138号公報の実施例1
に記載されているもの)       ・・・0.1重
量部クリスタルバイオレット     ・・・0.05
重量部(B、A、S、F、製 染料) エチレングリコールモノメチルエーテル・・・20重量
部 このポジ型13版に透明ポジティブフィルムを密着させ
て2kWメタルハライドランプで50秒間露光を行った
一方、厚さ0.24n+mのJ I S 1050アル
ミニウム板を20%リン酸ナトリウム水溶液に浸漬して
脱脂し、希硝酸溶液中で電気化学的に粗面化し、よく洗
浄した後に希硫酸溶液中で陽極酸化処理を行って1゜5
g/m2の酸化皮膜を上記アルミニウム板表面上に形成
させた。
得られたアルミニウム板を、さらにメタケイ酸ナトリウ
ム水溶液中に浸漬して封孔処理を行い、水洗、乾燥した
後に、下記の感光液を乾燥重量2゜0g/ra”となる
ように塗布し、さらに下記裏面層を乾燥重量2.2g/
lとなるように感光層上に塗布し、乾燥してネガ型25
版を得た。
(感光液) p−ジアゾジフェニルアミンとバラホルムアルデヒドと
の縮合物のへキサフルオロ燐酸塩 ・・・1重量部 N−(4−ヒドロキシフェニル)メタクリルアミド共重
合体(特公昭57−43390号公報の実施例1に記載
のもの)             ・・・100重量
部ヒフトリアピュア・ブルー・B OH(保土谷化学(
株)製、染料)   ・・・0,2重量部エチレングリ
コールモノメチルエーテル・・・100重量部 (裏面層組成物) ペレックスNBL           ・・・11t
J1部(化工(株)製、アニオン界面活性剤)ポリヒニ
ルピロリドン       ・・・10重量部水   
                ・・・150重量部
酸化ケイ素粒子(径2〜5μm)   ・・・0,3重
量部(マット剤) このネガ型25版に透明ネガティブフィルムを密着させ
て2kWメタルハライドランプで40秒間露光を行った
方、自動現像機PSK〜9IO(コニカ(株)製)に下
記現像液を仕込んだ。
(現像液) ペレックスNBL          ・・・15重量
部(化工(株)製、アニオン界面活性剤)プロピレング
リコール      ・・・5重量部2−ヒドロキン−
3−ナフトエ酸    ・・・IO重量部p−tert
−ブチル安息香酸     ・・・20重量部50%水
酸化カリウム水溶液    ・・・50重量部エマルゲ
ン147          ・・・0.31[置部(
化工(株)製、ノニオン界面活性剤)Aケイ酸カリ  
          ・・・36重量部(日本化学工業
(株)製) 亜硫酸カリウム         ・・・12重量部水
                  ・・・1500
重量部最後にpHを25℃でpH12,90に調整した
また、現像補充液は下記組成濃縮液を水で4倍に希釈し
て13版5 m2処理ごとに補充した。
(現像補充液濃縮液) プロピレングリコール       ・・・5重量部2
−ヒドロキン−3〜ナフトエ酸     ・・・10重
量部p−tert−ブチル安息香酸      ・・・
20重量部50%水酸化カリウム水溶液     ・・
・60重量部亜硫酸カリウム          ・・
・12重量部Aケイ酸カリ             
・・・100重量部(日本化学工業(株)製) 水               ・・・250重量部
最後にp)1を25°CでpF113.30に調整した
このようにして多数枚のネガ型及びポジ型15版をラン
ダムに処理した。その結果、ネガ型25版もポジ型15
版も良好に安定して現像処理することができた。しかも
再版とも階調性の変動がほとんどなく、印刷においても
良好な印刷物が得られた〔発明の効果〕 本発明によれば、自動現像機を用い、現像補充液を補充
して繰り返し使用する現像液で長期に互って処理を行う
現像処理において、ネガ型25版の現像処理における現
像仕上がりの安定性が改良され、また、ポジ型15版と
ネガ型25版とを同一の現像液で共通に現像処理する場
合、ネガ型25版とポジ型15版の両者を安定した仕上
がりで現像することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ネガ型感光性平版印刷版を画像露光後、繰り返し使用す
    る現像液で処理する現像処理方法において、ネガ型感光
    性平版印刷版の裏面又はオーバーコート層の少なくとも
    1つに酸、亜硫酸塩及びアニオン界面活性剤からなる群
    から選ばれる少なくとも1つを含有させることを特徴と
    するネガ型感光性平版印刷版の現像処理方法。
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