JPH036982Y2 - - Google Patents

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JPH036982Y2
JPH036982Y2 JP1985053551U JP5355185U JPH036982Y2 JP H036982 Y2 JPH036982 Y2 JP H036982Y2 JP 1985053551 U JP1985053551 U JP 1985053551U JP 5355185 U JP5355185 U JP 5355185U JP H036982 Y2 JPH036982 Y2 JP H036982Y2
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JP
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grommet
flat wire
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wire
wall
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JP1985053551U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、フラツトワイヤを壁等に貫通させる
際、フラツトワイヤを保護し、併せて防水、防塵
を行なうためのグロメツトに関する。
〔従来の技術〕
ワイヤハーネス(自動車用組電線)の配設に際
し、電線を車体、パネルなどの壁に貫通させると
きは、従来、ゴム製のグロメツトを使つて電線の
保護および貫通部分の防水、防塵を行なつてい
る。このワイヤハーネスは、複数の電線をテープ
巻き等によつて収束する方式が永年採用されて来
たが、昨今はフラツトワイヤを用いて平面的に配
設されるようになり、このために全体が薄く、強
度の小さいフラツトワイヤを適切に保護できるグ
ロメツトの開発が要請される。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は、上記の要請に応えてなされたもの
で、組立および壁の穴への取付が簡単で、フラツ
トワイヤを保護し、防水、防塵を確実に行なうこ
とができるグロメツトを提供するこを目的とす
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の要請に応えるため、本考案においては、
壁等の開口部に対する一対のロツク爪を取付面に
突設すると共に該一対のロツク爪間に連続してフ
ラツトワイヤの収容空間を形成し、かつ該収容空
間にフラツトワイヤの中間部が挿入可能であると
共にフラツトワイヤを該一対のロツク爪間より取
り出し可能に構成した硬質合成樹脂製グロメツト
本体と挾持体とより成り、該グロメツト本体と該
挾持体によりシール部材を介して該フラツトワイ
ヤを屈曲させつつ挾持し、該取付面において該一
対のロツク爪を囲んでシール部材を設ける構成を
採用した。
〔実施例〕
以下、図面を参照して説明すると、本考案のグ
ロメツトAは、第1図に示すように、硬質の合成
樹脂から形成されたグロメツト本体1と、これに
組合わされる挾持体2とから成り、フラツトワイ
ヤ4は、ゴム等の弾性体からなるシール部材3,
3′を介して挾持される。
挾持体2は板状であつて、前半部に前方降下傾
斜面2aを介して板厚の薄いワイヤ載置板2bが
段差を有して形成され、後半部両側面にロツク用
突起2cが設けられている。
グロメツト本体1は、その下側に上記傾斜面2
aに対応する傾斜面1a(第2図参照)を有し、
両側に挾持体2を組合わせ嵌合するための嵌合枠
1bを有し、その枠壁には上記ロツク用突起2c
に係合する対応凹部または孔1cが設けられてい
る。また、グロメツト本体1は、その上面に後述
する壁の穴に取付ける際の位置決め板5が突設さ
れ、嵌合枠1bの内縁には上記穴に係止するため
のロツク爪6が上向きに突設されている。
上記の傾斜面1aと2aとは、フラツトワイヤ
4に対する挾持面を構成し、それぞれグロメツト
本体1と挾持体2を組合せたときに、その対向部
分においてフラツトワイヤ4の厚みtより僅かに
大きい間隙を有するように形成する。グロメツト
本体1には、一対のロツク爪6間に連続してフラ
ツトワイヤ4の収容空間Sが傾斜面1aの下部に
かけて形成されている。
〔作用〕
グロメツトAの組付は次のように行なう。
グロメツト本体1および挾持体2の傾斜面1
a,2aにそれぞれシール部材3,3′を接着固
定する。
次に、フラツトワイヤ4を挾持体2のワイヤ載
置板2bにのせた後、挾持体2を嵌合枠1b,1
b間に差込んで、ロツク用突起2cおよび対応凹
部または孔1cにより本体1と挾持体2をロツク
する。
その結果、フラツトワイヤ4の表裏両面は、第
5図に示すように、シール部材3,3′を介して
傾斜面1a,2a間に挾持される。
第3図および第4図は、組立てられたグロメツ
トAの壁への取付方法を示す。この場合の壁7は
側縁部に角形の切欠7aを有し、その奥縁に位置
決め孔7bが穿設されている。
この場合には、グロメツト本体1の上面にコ字
型のシール部材8を接着固定した後、位置決め孔
7bに位置決め板5を合わせてグロメツトAを切
欠7aに嵌め込むと、両側のロツク爪6がそれぞ
れ切欠7aの側縁に係合し、グロメツトAは切欠
7aにロツクされる。
第6図は壁7に角形の穴7a′が開口している場
合を示し、リング状のシール部材8′を使用すれ
ば、第3,4図と全く同様に取付けられる。
本実施例から明らかなように、フラツトワイヤ
4は、弾性を有するシール部材3,3′によつて
両面が挾持されるので、その絶縁被覆が破れたり
内部芯線に傷がついたりすることなく、確実に保
護される。
また、フラツトワイヤ4の各線4a間の凹凸に
シール部材3,3′が弾性変形してピツタリ密着
してシールするから、確実な防水効果が得られ、
この効果は、シール部材3,3′のフラツトワイ
ヤとの接触面に接着剤を塗布することにより一層
強化される。
フラツトワイヤ4と傾斜面1a,2aとの幅の
違いによる隙間は、シール部材3,3′が互に密
着するから防水性に問題はなく、さらにグロメツ
トAと壁7との取付けに際して生ずる両者間の凹
凸による隙間もシール部材8,8′を弾性体で形
成すれば、閉塞され、確実に防水される。
〔実施例〕
第7図はグロメツトの他の実施例を示し、フラ
ツトワイヤ4の表裏を互にずらした位置で挾持す
るようにしたものである。
即ち、グロメツトBの本体9は、傾斜面9aと
その両側に突設されたロツク爪10を有し、傾斜
面9a側に垂直壁9bを介してワイヤ載置板9c
を一段低く形成し、このワイヤ載置板9cの一方
の側縁に挾持体11をヒンジ12により開閉自在
に結合したものである。挾持体11は下面に傾斜
面9aと平行な傾斜面11aを有し、上面には第
1図と同様に位置決め板13が突設されている。
この実施例においては、一対のロツク爪10間に
連続してフラツトワイヤ4の収容空間がワイヤ載
置板9c上に形成されている。また、挾持体11
の自由端側にはロツク爪11bが突設され、ワイ
ヤ載置板9cに開設した切欠9dに係合してロツ
クされるようになつている。
このグロメツトBの場合にも、傾斜面9a,1
1aにそれぞれシール部材3,3′を接着固定し
た後、フラツトワイヤ4をワイヤ載置板9cにの
せ、挾持体11を閉じると、そのロツク爪11b
が切欠9dに係合し、本体9と挾持体11とはロ
ツクされ、同時にフラツトワイヤ4は本体9に固
定される。また、壁7の切欠7aに対する取付け
方法も、第3図と全く同様に行なうことができる
(第8図参照)。
なお、本体9と挾持体11の傾斜面9a,11
aはそれぞれフラツトワイヤ4に対する挾持位置
がずれることになるが、第8図から明らかなよう
に本体9の傾斜面9aではフラツトワイヤ4の下
面が、挾持体11の傾斜面11aではその上面が
それぞれシールされるので、一方から他方に漏水
する心配がない。
したがつて、フラツトワイヤ4の保護、防水お
よび防塵効果は、第1図のグロメツトAと変らな
い。そして、この場合には、本体9と挾持体11
をヒンジ12により一体的に形成したので、部品
点数が減り、フラツトワイヤ4の固定が挾持体1
1を閉じるだけの簡単な操作で達成される。
第9図はグロメツトの別の実施例を示す。即
ち、グロメツトCは、第7図におけるグロメツト
Bの傾斜面9a,11aにそれぞれフラツトワイ
ヤ4の表面形状に対応する波形の凹凸14を付し
たものである。このグロメツトCは傾斜面9a,
11aとフラツトワイヤの幅が同じのときに使用
する。この場合には、フラツトワイヤの絶縁被覆
が弾性的に変形するので、シール部材3,3′を
省略することができる。
〔考案の効果〕
本考案は上記した如くに、壁等の開口部に対す
る一対のロツク爪を取付面に突設すると共に該一
対のロツク爪間に連続してフラツトワイヤの収容
空間を形成し、かつ該収容空間にフラツトワイヤ
の中間部が挿入可能であると共にフラツトワイヤ
を該一対のロツク爪間より取り出し可能に構成し
た硬質合成樹脂製グロメツト本体と挾持体とより
成り、該グロメツト本体と該挾持体によりシール
部材を介して該フラツトワイヤを屈曲させつつ挾
持し、該取付面において該一対のロツク爪を囲ん
でシール部材を設けて成るものであるから、一対
のロツク爪を介して壁等の開口部に対して簡単に
取り付けられると共にロツク爪を囲んで設けたシ
ール部材により壁等の取付部との間をシールする
ことができ、ロツク爪間に連続した収容空間にフ
ラツトワイヤの中間部を直ちに挿入できるのでフ
ラツトワイヤを端部からグロメツトに挿通する必
要がなく、取付状態においてフラツトワイヤは該
一対のロツク爪間より壁等の取付部の他側へ引き
出されるので、グロメツトをコンパクトに構成す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案グロメツトの一実施例を示す分
離した状態の斜視図、第2図は第1図の−線
断面図、第3図および第4図はそれぞれ切欠を有
する壁への取付け方の説明図、第5図は第3図の
V−V線断面図、第6図は穴を有する壁への取付
け方の説明図である。第7図は本考案グロメツト
の他の実施例を示す分離した状態の斜視図、第8
図はその切欠を有する壁への取付け方の説明図、
第9図および第10図はそれぞれ本考案グロメツ
トの別の実施例を示す斜視図である。 A,B,C,D……フラツトワイヤ用グロメツ
ト、1,9……グロメツト本体、2,11……挾
持体、3,3′……シール部材、4……フラツト
ワイヤ、6,10……ロツク爪、5,13……位
置決め板、7……壁、2a……前方降下傾斜面
(挾持面)、1a……傾斜面(挾持面)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 壁等の開口部に対する一対のロツク爪を取付面
    に突設すると共に該一対のロツク爪間に連続して
    フラツトワイヤの収容空間を形成し、かつ該収容
    空間にフラツトワイヤの中間部が挿入可能である
    と共にフラツトワイヤを該一対のロツク爪間より
    取り出し可能に構成した硬質合成樹脂製グロメツ
    ト本体と挾持体とより成り、該グロメツト本体と
    該挾持体によりシール部材を介して該フラツトワ
    イヤを屈曲させつつ挾持し、該取付面において該
    一対のロツク爪を囲んでシール部材を設けて成る
    ことを特徴とするフラツトワイヤ用グロメツト。
JP1985053551U 1985-04-12 1985-04-12 Expired JPH036982Y2 (ja)

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JP1985053551U JPH036982Y2 (ja) 1985-04-12 1985-04-12

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JPS61169913U JPS61169913U (ja) 1986-10-21
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS426687Y1 (ja) * 1966-05-09 1967-03-29
JPS519480U (ja) * 1974-07-08 1976-01-23

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