JPH036848Y2 - - Google Patents

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JPH036848Y2
JPH036848Y2 JP1984178386U JP17838684U JPH036848Y2 JP H036848 Y2 JPH036848 Y2 JP H036848Y2 JP 1984178386 U JP1984178386 U JP 1984178386U JP 17838684 U JP17838684 U JP 17838684U JP H036848 Y2 JPH036848 Y2 JP H036848Y2
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temperature
vaporizer
electronic cooling
battery
cooling element
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は気化器の加熱冷却装置に関する。
〔従来の技術〕
低温時における内燃機関の始動性向上を図るた
めに、機関起動時に燃料温度を所定温度に急上昇
させると共に、夏季など燃料温度が上昇して混合
ガスの空燃比が異常になるのを防止するために、
高温時に燃料温度を所定温度に下降させるよう、
気化器フロート室に電子冷却素子を設け、この電
子冷却素子に流す電流の向きをフロート室温度に
応じて切換えるようにしたものがある(例えば、
実開昭48−102409号又は実開昭55−97149号公報
参照)。
又、イグニツシヨン・キーを切つて機関を停止
した後の高温対策として、太陽電池により小型フ
アンを回動させて気化器の温度上昇を防止するこ
とが採用されている。(例えば実開昭57−53014号
公報参照)。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来技術のうち前者は、加熱と冷却の両方
を電子冷却素子で行なうため、装置の小形化がで
きる反面、エンジンのキースイツチを切ると、電
子冷却素子に流す電流の向きを燃料温度に応じて
切換える回路が作動しなくなるため、夏季におけ
るエンジン停止後のパーコレーシヨン等の高温対
策ができない。そして、機関の排気対策による排
燃の上昇により気化器のパーコレーシヨンが増大
し、高温時の再始動性が悪化している最近の傾向
に対処することができないという問題点があつ
た。
又、従来技術のうちの後者は、太陽電池を用い
るため、長時間高速運転後に車輌を日陰とか暗所
に停止すると冷却作用が得られなく、又本質的に
冷却効果が弱いという問題点があつた。
この考案は、上記問題点を解消できる気化器の
加熱冷却装置を提案することが目的である。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案の気化器の
加熱冷却装置は、気化器に取付けた電子冷却素子
4,25と、この電子冷却素子4,25に流す電
流の向きを、一定以下の低温では気化器を加熱す
る一定方向に、一定以上の高温では気化器を冷却
する逆方向に気化器近傍の温度に応じて切換え
る、バイメタル等の温度に応じて形状が変化する
感温材で作動する複数の可動接点9,10,11
と、これらの可動接点に対向配置された複数の固
定接点7,8とからなる切換回路12と、該切換
回路12をイグニツシヨンスイツチ18が閉じて
いるときには通常の車輌搭載バツテリー19に、
イグニツシヨンスイツチ18が開いているときは
別に設けたバツテリー21に切換接続するリレー
回路13を設けた。
〔作用〕
機関運転中はイグニツシヨンスイツチが閉じて
いるため、切換回路はリレー回路を介して車輌搭
載バツテリーに接続されている。そして気化器近
傍の温度が一定下の低温では可動接点が感温材で
作動して電子冷却素子に一定方向の電流が供給さ
れ、気化器が加熱される。一定以上の高温時には
可動接点が感温材で作動して回路を切換え、電子
冷却素子に逆方向の電流が供給されて、気化器が
冷却される。そして上記一定以下の低温と一定以
上の高温に含まれない中間の温度では可動接点が
固定接点から離れて電子冷却素子への電流を断ち
電力を消費しない。
又、機関停止後の高温時は、リレー回路が切換
回路を車輌搭載バツテリーとは別のバツテリー
(補助電源)に接続し、切換回路は電子冷却素子
に前記逆方向の電流を供給するため、気化器は別
のバツテリー(補助電源)からの電力で冷却され
る。
〔実施例〕
第1図で、1は気化器の吸気通路、2はフロー
ト室で、フロート室2の外壁2aに熱伝導の良好
な銅板3が貼りつけてあり、その一面にアルミナ
等の絶縁板5a、電子冷却素子4,絶縁板5b、
放熱用のアルミ製冷却フイン6が順に取付けてあ
る。12は気化器近傍の温度に応じて作動する切
換回路で、その固定接点7と8が電子冷却素子4
に接続され、バイメタルで作動する可動接点9,
10,11は図示のように固定接点7,8に対向
配置され、バイメタルの下端は固定されている。
なお、バイメタルの代わりに形状記憶合金やサー
モワツクス等の温度に応じて形状が変化する他の
感温材を用いてもよい。可動接点9は抵抗Rを介
して、可動接点11は直接接地されている。可動
接点10は、リレー回路13の接点16を介して
イグニツシヨンスイツチ18に、又、接点15と
温度スイツチ20を介して補助電源21に接続さ
れている。温度スイツチ20はバイメタル,形状
記憶合金又はサーモワツクス等温度に応じて形状
が変化する感温材でスイツチの開閉を行なう感温
スイツチを用いている。補助電源21はバツテリ
ーを用いている。14はリレー可動接点で、リレ
ーのコイル17に励磁電流が流れると図示の位置
から切換つて接点15を開き、接点16を閉じ
る。19は通常の車輌搭載バツテリーである。温
度スイツチ20はフロート室近傍が高温時に限り
閉じるよう、フロート室に近接して配置されてい
る。
電子冷却素子4は第2図に示すように、P型と
N型の半導体素子41〜100がP−N−P−N
−の順に規則正しく平面配列されている。P型は
Bi−Sb−Te化合物、N型はBi−Te化合物の半導
体である。
41〜100の60個の半導体素子は公知の方法
で電気的に接続され、電子冷却素子4のリード4
aと4bを介して一定方向の電流を流すと素子9
7〜100に矢印で示したように、P型は図で右
向きに、N型は左向きに電流が流れるように構成
されている。そして60個の半導体素子41〜10
0は符号の数字の順に電流が流れるように接続さ
れている。このような電子冷却素子4はいわゆる
サーモモジユールの名称が知られている。
次に、上記第1図と第2図の実施例の作動を、
第3図乃至第5図を参照して説明する。
低温始動時に、イグニツシヨンスイツチ18を
閉じると、リレーのコイル17が励磁され、可動
接点14が図示の位置から切換わり、接点15が
開き、接点16が閉じる。低温時はバイメタルの
作用で可動接点10と11がそれぞれ固定接点7
と8で接触しているため、固定接点7に車輌搭載
バツテリー19からのプラス電圧が供給され、固
定接点8は接地される。そのため、電子冷却素子
に一定方向の電流が流れてその右側端面が発熱し
フロート室が加熱され、大量のガソリン蒸気が吸
気通路1に供給される。フロート室2の近傍の温
度が一定の温度に達すると、バイメタルの作用で
可動接点10と11が固定接点7,8から離れ、
電子冷却素子4の電流が断たれる(第3図参照)。
機関の運転により、さらに温度が上昇し、一定以
上の温度が達すると、バイメタルの作用で、可動
接点9,10がそれぞれ固定接点7,8に接触し
て切換回路12がONとなり、電子冷却素子4に
は、抵抗Rを介して逆方向の電流が供給され、そ
の右側端面が冷却され、フロート室2の温度を下
げるため、パーコレーシヨンやベーパーロツク等
の発生が抑制される(第3図参照)。電子冷却素
子4の左側端面の発熱は放熱用フイン6により放
散される。
電子冷却素子4の高温端温度と低温端温度はそ
れぞれ第4図と第5図に示すように、雰囲気温度
をパラメータとして、横軸を印加電圧、縦軸を雰
囲気温度との温度差で示すと、高温端温度は電圧
が高い程高くなるが、低温端温度は比較的雰囲気
温度が高い80℃以上の場合には3〜4Vの電圧で
最も低下する性質がある。この性質を生かして、
効率よくフロート室を加熱、冷却するように、加
熱時には、車輌搭載バツテリーの電圧を直接電子
冷却素子4に印加し、冷却時には抵抗Rの電圧降
下分だけ低い電圧を印加するようにしてある。
機関停止後は、イグニツシヨンスイツチ18が
開くと同時に、リレー回路13のコイル17が消
磁され、リレーの接点14が図示の位置に復旧す
る。温度スイツチ20は気化器に近接配置されて
いて、パーコレーシヨンの発生する恐れのある高
温時のみ閉じるようになつており、この温度スイ
ツチが閉じると、補助電源21から電子冷却素子
4に逆方向の電流が供給され、フロート室を冷却
する。フロート室近傍が一定以下の温度に下ると
温度スイツチ20が開き、電流は自動的に断たれ
る。
補助電源21は、セルモータの始動に使う従来
の車輌搭載バツテリーとは別に設けたバツテリー
で、機関停止後、気化器近傍が高温時のみ、フロ
ート室を冷却するのに使用するもので、通常の車
輌搭載バツテリー19と同様に車輌に塔載され走
行中の余剰電力が充電されている。
第6図と第7図に示す実施例は、気化器22の
ボデイ23の下に設けられた断熱インシユレータ
24とフランジ26の間に電子冷却素子25をは
さんだもので、この電子冷却素子に電流を供給す
る電気回路は第1図の実施例と同じである。
〔考案の効果〕
この考案では、気化器近傍の温度に応じて、電
子冷却素子に一定方向又は逆方向の電流を流し
て、気化器を加熱又は冷却するようにしたため、
低温から高温までの広い温度範囲にわたり、低温
始動性の向上、高温対策を小型の電子装置で実現
できる効果がある。又、電流の方向がバイメタル
等の感温材で行なわれるため機関停止後も作動す
る。そして機関停止後はリレー回路により電流が
補助バツテリーに切換えられるため、機関始動に
用いる車輌搭載バツテリーの「バツテリー上が
り」の危険性がなくなるばかりでなく、長時間高
速走行後に暗所に停止しても冷却作用を発揮でき
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例の一部縦断面図、第
2図は第1図の実施例における電子冷却素子自体
と取付け関係の詳細を説明するための斜面図、第
3図は第1図の切換回路の作動を説明する線図、
第4図と第5図はそれぞれ電子冷却素子の高温端
温度と低温端温度を説明する線図、第6図と第7
図は他の実施例の正面図と平面図で電子冷却素子
の気化器への取付関係を示す図である。 2……フロート室、4,25……電子冷却素
子、7,8……固定接点、9,10,11……可
動接点、12……切換回路、13……リレー回
路、18……イグニツシヨンスイツチ、19……
車輌搭載バツテリー、21……補助電源(別のバ
ツテリー)、22……気化器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 気化器に取付けた電子冷却素子4,25と、こ
    の電子冷却素子4,25に流す電流の向きを、一
    定以下の低温では気化器を加熱する一定方向に、
    一定以上の高温では気化器を冷却する逆方向に気
    化器近傍の温度に応じて切換える、バイメタル等
    の温度に応じて形状が変化する感温材で作動する
    複数の可動接点9,10,11と、これらの可動
    接点に対向配置された複数の固定接点7,8とか
    らなる切換回路12と、該切換回路12をイグニ
    ツシヨンスイツチ18が閉じているときには通常
    の車輌搭載バツテリー19に、イグニツシヨンス
    イツチ18が開いているときは別に設けたバツテ
    リー21に切換接続するリレー回路13を設けた
    気化器の加熱冷却装置。
JP1984178386U 1984-11-22 1984-11-22 Expired JPH036848Y2 (ja)

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JPS5753014B2 (ja) * 1976-08-23 1982-11-10

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