JPH0368395A - 脱水洗濯機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、洗濯物の洗濯、１すぎ。及び脱水の各動作
を実行可能な脱水洗濯機に関する０ので・ある。

［従来の技術］ 最近、この出願の発明者らは、以下に述べるような脱水
洗濯機を創案した。この脱水洗濯機は、ケース本体内に
水を収容可能な外槽を配設し、その外槽の内部には垂直
軸線の周りで回転可能な中槽を設けると共に、その中槽
には洗濯物を収容するための内槽を水平軸線の周りで回
転可能に配設した構成となっている。

そして、洗濯物を収容した内槽の内部に水位が達するよ
うに、外槽内に水を供給した状態で、内槽を前記水平軸
線の周りで回転させることにより、洗濯物の洗濯を行う
ようになっている。

又、外槽内の水を排出した後、支持体を内槽と一体的に
前記垂直軸線の周りで高速回転させることにより、洗濯
物の脱水を行うようになっている。

［発明が解決しようとする課題］ ところが、前記脱水洗濯機においては、洗濯水を加熱す
る装置が装着されていなかったので、洗濯水を暖めるこ
とができず、従って、特に水質が良くなかったり、冬季
などにおいて洗濯水の温度が低かったりすると、洗濯水
への洗剤の溶解が内情に行われず、洗濯時の衣類の洗浄
効果を向上することができないという問題があった。

ところで、従来周知の旋回水流を利用して洗濯、すすぎ
を行う洗！機において、洗濯水を加熱する洗濯水加熱装
置を装着しようとすると、この洗濯機では各員の洗濯水
を要するため槽内の水位が高くなり、貯水して内部の水
を加熱するタンクを前記水位よりも上方へ所定距離変位
させて装着する必要があって、大形化してしまい、現実
には実施が困難であった。又、前記ケース本体と同一高
さに洗濯水加熱装置を装設すると、温水の自重による槽
内への供給ができず、これを自動給水しようとすると２
複雉な横道となり、コスト高となりこれも現実には採用
が困難である。

この発明は、最近開発した脱水洗濯機の洗濯水の水位を
、従来の洗’ａｍの水位よりも大幅に低くできる点に着
目して発明されたものであって、その目的は、簡単な構
造により衣類の洗浄効果の高い温水をその自重で内槽内
へ供給することができる脱水洗濯機を提供することにあ
る。

［課題を解決するための手段］ この発明は、本体ケースと、その本体ケース内に設けら
れた外槽と、その外槽内に垂直軸線の周りで回転可能に
支持された支持体と、その支持体に水平軸線若しくは水
平軸線に対して所定角度傾斜した傾斜軸線の周りで回転
可能に支持され、周壁に多数の小孔を透設した内槽と、
その内槽の内部に水位が達するように外槽内に水を収容
すると共に、内槽内に洗濯物を収容した状態で内槽を前
記水平軸線若しくは傾斜軸線の周りで回転させて洗濯を
行う洗濯用駆動手段と、前記外槽内の水を抜くと共に、
内槽内に洗濯物を収容した状態で支持体を内槽と一体的
に前記垂直軸線の周りで高速回転させて脱水を行う脱水
用駆動手段と、前記本体ケース内に設けられ、外槽内の
洗濯水位よりも高い位置において洗濯水を貯留すると共
に、電磁バルブの開放により前記外槽内に洗濯水を供給
する貯水タンクと、貯水タンク内の洗濯水を加熱する加
熱手段とにより構成している。

［作　用］ この発明の脱水洗濯機において、貯水タンク内の水を加
熱手段により予め加熱する。その後、電磁バルブを開放
すると、高温の洗濯水がその自重により外槽及び内槽の
底部に供給される。

次に、洗濯用駆動手段が作動されると、内槽が水平軸線
若しくは傾斜軸線の周りで回転されて、内槽内に収容し
た洗濯物の洗濯が行われる。このとき、洗濯水が暖めら
れているので、該洗濯水に洗剤が効率良く溶は込み、洗
濯物の洗浄作用が向上する。

又、洗濯動作の終了後、脱水用駆動手段が作動されると
、内槽が支持体と一体的に垂直軸線の周りで高速回転さ
れて、洗濯物の脱水が行われる。

［実施ｇ７ｑ］ 以下、この発明を具体化した脱水乾燥洗濯機の一実施例
を、図面に基づいて詳細に説明する。

（ケース本体、外槽及び支持体（中槽）の関連構成） 第４図に示すように、ケース本体ｌは鉄板によりほぼ箱
型に形成され、その上部には洗濯物を出し入れするため
の開口３を有する本体カバー２が取着されている０本体
開閉Ｍ４はｆ＆線端部おいて支軸５により本体カバー２
の開口３に開閉回動可能に取着され、その下面にはパツ
キン６が取り付けられている。ロック部材７は本体カバ
ー２内の前部に設けられ、閉鎖位置の本体開閉蓋４に係
合されて、そのＩ！４４を閉鎖位置にロックする。

洗濯水を貯留するための外槽１５は合成樹脂によりほぼ
有底円筒状に形成され、その四箇所において図示しない
緩衝支持装置を介して前記ケース本体１内にその軸線方
向及び半径方向へ揺動可能に吊下げ支持されている。外
槽カバー１６は外構１５の上部にＴｉ着され、その前部
上面には本体カバー２の開口３と対向する開口１７が形
成されている。可撓性を有するシールド部材１８は本体
カバー２の開口３と外槽カバー１６の開口１７との周縁
部間に装着され、前記外槽１５の揺動にかかわらず常に
、本体カバー２と外槽１５との間を気密状態に連結して
、外槽１５内の熱気や湿気が外槽１５とゲース本体１と
の間に侵入しないようしている。

支持体を形成する中槽２１は合成樹脂により前記外槽１
５とほぼ近似の有底円筒状に形成され、その上端部には
環状のバランサ２２が取着されている。中横２１の底部
中央は補強用の鉄板製の支持板２３により形成され、そ
の下面には土中空軸２４が突出固定されている。そして
、中横２１は外槽１５内において、土中空軸２４を外槽
１５の底部にシール部ｔ４’　２５を介して貫通させた
状態で、軸受２６により垂直軸１１Ｙ−Ｙの周りで回転
可能に支持されている。

水抜き部としての多数の小孔２７は、中槽２１の周壁及
び底壁並びに支持板２３にそれぞれ所定間隔をおいて透
設されている。又、一対の軸受部２８は、中横２１の周
壁の中間部に前後に対向して形成されている。

（内槽の関連構成） 内部に洗濯物を収容するための内槽３０は合成樹脂によ
りほぼ球状に形成され、この内槽３０の両開外面には短
円筒状の軸部３１が一体に突出形成されている。後方の
軸部３１には内槽３０内の洗濯物の飛び出しを防止する
ための保護＃３２が装着され、この後方の軸部３１及び
軸受部２８によって送風口が兼用されている。又、前方
の軸部３１はＭ３３によって閉塞されている。そして、
この両軸部３１を中槽２１の軸受部２８にそれぞれ嵌合
させることにより、内槽３０が中槽２１内において水平
輪線Ｘ−Ｘの周りで回転可能に支持されている。

一対の洗濯物反転用の突条３４は前記内槽３０の回転軸
線とほぼ平行に延びるように、内槽３０の内周面に所定
間隔をおいて形成されている。多数の小孔３５は内槽３
０の周壁に所定間隔をおいて透設されている。洗Ｉｌ物
を出し入れするための出入口３６は本体カバー２の開口
３及び外槽カバー１６の開口１７と対向するように、前
記内槽３０の周壁に形成されている。多数の小孔３８を
有する合成樹脂製の蓋体３７は内槽３０の出入口３６に
開閉回動可能に取着され、バネ３９により常に開放方向
へ回動付勢されている。

洗濯物反転用の突条４０は前記内槽３０の内周面にその
回転軸線とほぼ平行に形成された部分突条４１と連なる
ように、１１体３７の内面に形成され、内槽３０の池の
突条３４と所定間隔をおいて対向配置されている。ｇ１
止部材４２は中間部において支軸４３により前記突！４
０の外側凹部内に回動可能に支持され、図示しないバネ
により、常には出入口３６の開口縁と係合する方向に付
勢されて、この係合により蓋体３７を閉鎖位置に停止保
持する。

（内槽及び中槽の駆動構成） 水平方向に延びる多数の歯部を備えた被動歯車４４は前
記内槽３０の最下部付近を通るように、その内槽３０の
外周面に一体に形成されている。

正逆回転可能な種部動用モータ５１は図示しないブラケ
ット等を介して前記外槽１５の下面に装着され、そのモ
ータ軸にはモータ冷却用ファン５２を備えた駆動プーリ
５３が固定されている。

下中空軸５４は前記土中空軸２４の下方において同一軸
線上に位置するように、種部動用モータ５１に支持板５
５、軸受５６及び一方向クラッチ６２を介して一方向へ
の回転可能に支持され、ブレーキドラム支持ケース５７
を介して土中空軸２４に連結されている。そして、この
土中空軸２４、下山空軸５４及びブレーキドラム支持ケ
ース５７によって、中槽２１を回転させる中空の中槽駆
動軸７８が構成されている０回転駆動軸５８は前記中槽
駆動軸７８内にベアリング及び支持メタルを介して相対
回転可能に貫通支持され、その下端には筒状のクラッチ
継手５つと、前記駆動プーリ５３にベルト６０を介して
連結される被動プーリ６１とがそれぞれ固定されている
。

前記回転駆動軸５８の上端には高減速比ハイポイド歯車
機構を構成する駆動側のビニオン６３が固定されている
０合成ｔｌＡ脂製の歯車カバー６４は中槽２１の内底部
の支持板２３上にパツキン６５を介して水密状態で配設
されている。横方向に延びる回転軸６６は軸受６７を介
して歯車カバー６４内に回転可能に支持され、その一端
には歯車カバー６４内において前記ビニオン６３に噛み
合うハイポイド歯車６８が固定されると共に、ｆｌ！！
端には内槽３０の下方においてその外周の被動歯車４４
に常時噛み合う駆動歯ｊ［ｔ６９が固定されている。

バネクラッチ７１は前記下山空軸５４及びクラッチ継手
５９に跨がって設けられている。クラッチレバ−１０７
は支軸１０８を介して前記支持板５５に回転可能に支持
され、その先端にはクラッチ爪７２が設けられている。

そして、このクラッチ爪７２がクラッチハウジング７３
から離脱されたときには、回転駆動軸５８と下山空軸５
４とがバネクラッチ７１を介して作動連結され、クラッ
チ爪７２がクラッチハウジング７３に係合されたときに
は、回転脂動軸５８と下山空軸５４との連結が断たれる
。

なお、この実１ＩｔＩＰＡでは前記バネクラッチ７１、
クラッチ爪７２及びクラッチレバ−１０７等により、切
替機構８０が構成されている。この切替機構８０は特公
昭４８−４４３４３号にて記載されたものと構成、作用
が同じなので、詳しくはそれを参照されたい。

ブレーキドラム７４はドラム支持ケース５７の外周に固
設されている。ブレーキレバー１０９は前記支持板５５
の支軸１０８に回転可能に支持され、そのＬ部にはブレ
ーキ体７５が設けられている。そして、このブレーキ体
７５がブレーキドラム７４に接合されることにより、中
槽２１の回転が上下中空軸２４．５４及びドラム支持ケ
ース５７と共に制動される。

又、洗濯時、すすぎ時及び乾燥時においては、切替機構
８０のバネクラ・ｙチア１が１１断状態になると共にブ
レーキ体７５が制動状態になり、種部動用モータ５１の
回転が駆動プーリ５３、ベルト６０、被動プーリ６１、
回転駆動軸５８、ビニオン６３．ハイポイド歯車６８、
回転軸６６、駆動歯ｍ、６９及び被動＃１車４４を介し
て内槽３０に減速状態で伝達されて、内槽３０が水平軸
線Ｘ−Ｘの周りで低速回転される。

さらに、脱水時においては、バネクラッチ７１が連結状
態になると共に、ブレーキ体７５が非制動状態になり、
種部動用モータ５１の回転が駆動プーリ５３、ベルト６
０、被動プーリ６１を介して回転駆動軸５８に伝達され
ると共に、回転駆動軸５８上のクラッチ継手５つの回転
が、バネクラッチ７１を介して下山空軸５４にも伝達さ
れる。

そして、下山空軸５４の回転がドラム支持ケース５７を
介して土中空軸２４に伝達され、中槽２１が垂直軸線Ｙ
−Ｙの周りで高速回転される。一方、回転駆動軸５８は
中槽駆動軸７８と共に同速度で同方向へ回転されるため
、回転軸６６、ビニオン６３及びハイポイド歯車６８等
が垂直軸線Ｙ−Ｙの周りで回転し、駆動歯車６９と被動
歯車４４との噛合を介して内槽３０が、中槽２１と一体
的に垂直軸１１Ｙ−Ｙの周りで高速回転される。

なお、この実施例においては前記駆動モータ５１、ベル
ト６０、両プーリ５３．６１回転駆動軸５８、ビニオン
６３、ハイポイド歯車６８、同転軸６６、駆動歯車６９
及び被動歯車４４等の駆動系により５前記内［３０内部
に水位が達するように外槽１５内に水を収容すると共に
、内槽３０内に洗濯物を収容した状態で、内［３０を前
記水平軸線Ｘ−Ｘの周りで回転させて洗濯又はすすぎを
行う洗濯用駆動子Ｖｉ７６を槽底している。

又、前記洗濯用駆動手段７６、前記中槽駆動軸７８、切
替機構８０及びブレーキドラム７４．ブレーキ体７５等
により、前記内槽３０内に洗濯後の洗濯物を収容した状
態で、中槽２１を内［３０と一体的に前記垂直軸線Ｙ−
Ｙの周りで高速回転させて脱水を行う脱水用駆動手段７
７を構成している。

さらに、この実施例では前記洗濯用駆動手段７６は、前
記内槽３０内に脱水後の洗濯物を収容した状態で、内槽
３０を前記水平軸線Ｘ−ｘの周りで回転させて乾燥を行
う乾燥用駆動手段７６を兼用している。

（給水、排水及び溢水構成） 給水装置８１は前記外槽１５とゲース本体１との間に装
着されている。貯水タンク８２の上端部は前記ゲース本
体１に取トｔけられ、蓋板８３により気密状態に覆われ
ている。前記貯水タンク８２内には加熱用ヒータ８４が
収容され、その両＠部は前記蓋板８３を貫通して上部に
導出されている。

第２，３図に示すように前記貯水タンク８２の開面には
給水パイプ８５が接続され、該パイプ８５の途中に設け
た第１電磁バルブ８６Ａを開放すると、貯水タンク８２
内に図示しない水源からバイ１８５を介して水が供給さ
れるようにしている。

又、前記給水パイプ８５には第２電磁パルプ８６Ｉ３を
備えた給水パイプ８５Ａが接続され、該給水パイプ８５
Ａの先端部は第３．４図に示すように外層１５の開口１
７と対応する位置に配設されている。そして、加熱しな
い洗濯水を直接外槽１５内に供給し得るようにしている
。

前記貯水タンク８２の底部には給水パイ１８７の基端が
接続され、その給水パイプ８７の先端は前記外層１５の
ｆｆＰ！壁底部に接続されている。前記給水パイプ８７
の途中には可撓継手８８が２ｆＩｉ所に接続されるとと
もに、給水用電磁バルブ８９が介在されている。そして
、該給水用電磁バルブ８１を開放すると貯水タンク８２
内の加熱された温水がその自重により給水パイプ８７を
通って外層１５内に供給されるようにしている。

前記貯水タンク８２のｒｐＪ、Ｕには貯水タンク８２内
の水位を検出するための水位検出用タンク９０が収着さ
れ、該タンク９０のＩ１１！壁には貯水タンク８２内の
水が内部へ進入し得るように開口９０ａが設けられてい
る。又、この検出用タンク９０の４Ｌ部には空気圧パイ
プ９１が接続され、該パイプ９１の先端部には圧力スイ
ッチ９２が設けられている。そして、貯水タンク８２内
の水位が上昇するに伴って、空気圧バイブ９１内の空気
圧が変化し、これが圧力スイッチ９２により検出され、
貯水タンク８２内の水位（水量）が検出されるようにし
ている。

前記貯水タンク８２の底部外面には第２図に示すように
サーモカット９３が取付けられ、この温度に基づいて図
示しない制御装置により前記加熱用ヒータ８４のＯＮ、
ＯＦＦ制御が行われ、貯水タンク８２内の水の温度を所
ｔ１温度に保持し得るようにしている。

前記貯水タンク８２の側壁内面と前記加熱用ヒータ８４
との間には集熱板１０２が介装され、これと対応して貯
水タンク８２の外側壁面には温度ヒユーズ１０３が取付
けられ、加熱用ヒータ８４が異常に加熱されたとき、該
温度ヒユーズ１０３が作動して、加熱用ヒータ８４への
電源をＯＦＦするようにしている。

第２図に示すように前記蓋板８３には圧力バルブ１０４
が設けられ、貯水タンク８２内の圧力が異常に上昇した
場合に、圧力を外部に放出してシール部材の損傷や安全
性を高めるようにしている。

一方、第４図に示すように排水口４６は前記外槽１５の
底部に設けられ、排水弁４７を介して排水ホース４８に
連結されている。そして、この実施例では、排水弁４７
が前記バネクラッチ７１のクラッチ爪７２及びブレーキ
体７５と連動し又開閉され、洗濯時等において、バネク
ラッチ７１が遮断状態でブレーキ体７５が制動状態にあ
るときには、排水弁４７が閉鎖され、脱水時等において
、バネクラッチ７１が連結状態でブレーキ体７５が非制
動状態にされたときには、排水弁４７が開放される。

温風の排気口を兼用する溢水口（図示時）は前記内槽３
０の送風口を兼用する後軸部３１と反対側に位置するよ
うに、外槽１５の１１１１！ｉｔに形成されている。温
風の排気３ｊ！ＩＦＲ１を兼用する溢水ホース４９は前
記溢水口（図示路）と同じく温風の排気通路を兼用する
排水ホース４８との間に接続され、前記給水装置８１に
より外槽１５内に給水されたときには、静止時における
通常水位Ｗｒｘが第１゜４図に鎖線で示すように、溢水
口（図示路）より更に下方の位置に設定される。

（温風供給装置の楕１’ｊＥ） 第４図に示すように？Ｊｌ風供給装置９４を構成する温
風発生源９５は、前記外槽１５、中槽２１及び内槽３０
よりも上方においてケース本体１と本体カバー２との間
に支持され、ファン用モータ９６、ファン９７及び加熱
用ヒータ９８を有している０ｍ風供給装置９４の温風供
給通路９９は外槽１５及び外槽カバー１６の後面に一体
に形成され、可撓性を有する蛇腹状の連結筒体１００を
介して、温風発生源９５に連結されている。送風口１０
１は前述した送風口を兼用する中槽２１の後方軸受部２
８及び内槽３０の後方軸部３１と近接して対向するよう
に、温風供給通路９９の下端にて外槽１５の後壁に形成
され、洗濯物の乾燥時に、温風供給装置９４から供給さ
れる温風が、この送風口１０１から後方軸受部２８及び
後方軸部３１を通って内槽３０内へ導入される。

（動作） 次に、上記のように構成された脱水乾燥洗濯機の動作の
概要を説明する。

まず、本体ｒＷＩ閉′ｆｉ４及び内槽蓋体３７を開放し
た状態で、内槽３０内に洗濯物を投入した後、内槽蓋体
３７及び本体開閉ｆｉ４を閉じて、図示しないスタート
スイッチを操作すると、制御回路（図示路）の制御のも
とて一連の動作が以下のように順次自動的に遂行される
。

第３図において閉鎖状態にあった第１及び第２の電磁バ
ルブ８６Ａ、８６Ｂ及び給水用電磁バルブ８９のうち、
第１１磁バルブ８６Ａが開放されると、図示しない水源
から給水パイプ８５を通って貯水タンク８２内に水が供
給される。この貯水タンク８２内の水位が上昇すると、
水位検出用タンク９０の開口９Ｏａ内に水が進入すると
ともに、空気圧パイプ９１内の空気が圧縮され、圧力ス
イッチ９２により空気圧が検出される。そして、貯水タ
ンク８２内の水位（水量）が所定水位に達すると、圧力
スイッチ９２が作動して、前記第１電磁バルブ８６Ａが
閉鎖される。

前記第１電磁バルブ８６Ａの閉鎖動作と同期して、加熱
用ヒータ８４への通電が行われ、加熱用ヒータ８４によ
り貯水タンク８２内の洗濯水が適温（例えば６０℃）に
加熱される。

前記貯水タンク８２内の水が適温に暖められると、サー
モカット９３が動作して、前記加熱用ヒータ８４への通
電が停止されるとともに、排水弁８５がｒｙｉ鎖され、
さらに、前記給水用電磁バルブ８９が開放され、貯水タ
ンク８２内の洗濯水が給水パイプ８７を通って外槽１５
の底部に供給される。モして外槽１５の水位Ｗｎが第１
図に鎖線で示す位置に達すると、水位検出用センサ（図
示路）が動作して、前記給水用電磁バルブ８９が閉鎖さ
れる。

次に、バネクラッチ７１が遮断状態になって、洗濯用駆
動手段７６が形成されると共に、ブレーキ体７５が制動
状態になって中槽２】の回転が規制される。そして、種
部動用モータ５１が回転され、洗濯用駆動手段７６を介
して内槽３０が水平軸線Ｘ−Ｘの周りで回転されて、洗
濯動作がｒｗＪ始される。

この洗濯動作中には、洗濯物を収容した球形状の内槽３
０が水平軸線Ｘ−Ｘの周りで回転され、その回転にとも
ない複数の反転用突条３４，４０郷によって洗濯物が転
動されながら、叩き洗いが行われる。

又、洗濯物の洗濯後にずずぎが行われる場合には、前記
洗濯時と同様に、ｍ駆動用モータ５１により、洗濯用駆
動手段７６を介して内槽３０が回転される。ス、給水装
置８１の第２電磁バルブ８６Ｂの開放により、給水パイ
プ８７Ａがら内槽３０の外周上面に向けて水が供給され
ると共に、外ｍ１．５内のすすぎ水が溢水口（図示路）
及び溢水ホース４９を通って排出されて、水位が一定に
保たれる。従って、ずずぎ水が順次入れ替えられながら
、給水バイブ８５Ａからの水によって、内槽３０の外因
面に付着している泡及び内槽３０内の洗濯物に付着して
いる泡が効果的に洗い流される。

さらに、洗濯物の洗濯やすすぎの終了後に脱水が行われ
る場合には、バネクラッチ７１が連結状態にされて脱水
用駆動手段７７が形成されると共に、ブレーキ体７５が
非制動状態にされて中槽２１の回転が許容される。この
状態で、摺部動用モータ５１が回転されると、脱水用駆
動手段７７により中槽２１と内槽３０とが一体的に垂直
軸線ＹＹの周りで高速回転されて、洗濯物の脱水が行わ
れる。

又、洗１１！物の脱水後に乾燥が行われるが、前記洗濯
時と同様に、摺部動用モータ５１により乾燥用駆動手段
７６を介して内槽３０が水平軸＠Ｘ−Ｘの周りで回転さ
れると共に、ファン用モータ９６及び加熱用ヒータ９８
の通電により、温風供給装置９４の温風発生Ｂ９５から
温風が発生され。

その温風が連結筒体１００．温風供給通路９９゜送風口
１０１及び後方軸部３１を介して内槽３０内に供給され
て、各小孔３５から排出される。従って、洗濯物を転勤
させながら、その洗１１物に温風をあてて乾燥動作を効
果的に行うことができる。

以上詳述したように、この発明の実施例においては、外
槽１５内の水位Ｗｎよりも高い位置に貯水タンク８２を
位置させるともに、貯水タンク８２内に加熱用ヒータ８
４を配設して、洗濯水を適温に加熱し、前記給水用電磁
バルブ８９を開放して、温水をその自重を利用して外槽
１５及び内槽３０内に供給することができ、従って、加
熱供給装置のＳ造を簡素化することができる。

［変形例］ なお、この発明は前記実施例の構成に限定されるもので
はなく、次のように変更して具体化することも可能であ
る。

（１）支持体としての中４１！２１を金網等によりほぼ
円筒状に形成し、周壁の網目を水抜き部としたり、複数
個の支柱等を組み合わせてほぼ円筒状の枠組を形成し、
その各支柱間の間隙を水抜き部としたり、あるいは、ス
テンレス板等を有底円筒状に形成して、その周壁及び底
壁に水抜き孔を透設すること。

（２）内槽３０を水平軸線Ｘ−Ｘに対し所定角度で傾斜
した傾斜軸線の周りで回転可能に支持すること。

［発明の効果］ 以上説明したように、この発明は簡単な加熱供給装置の
ｍ遣により、衣類の洗浄効果の高い温水を自重で外槽及
び内槽内へ供給することができるという優れた効果を奏
する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明を具体化した脱水乾燥洗濯機の一実施
関を示す要部の開断面図、第２図は第１図のＡ−Ａｌｌ
断面図、第３図はその脱水乾燥洗濯機の一部を破断して
示す平断面図、第４図は脱水乾燥洗濯機の中央部縦断面
図である。 ２１・・・支持体としての中槽、３０・・・内槽、２７
３５・・・小孔、５１・・・横開動用モータ、７６・・
・洗濯用駆動手段、７７・・・脱水用駆動手段、８１・
・・吸水装置、８２・・・貯水タンク、８４・・・加熱
用ヒータ、８７・・・給水パイプ、８９・・・給水用電
磁バルブ、Ｘ−Ｘ・・・水平軸線、Ｙ−Ｙ・・・垂直軸
線。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、本体ケース（１）と、 その本体ケース（１）内に設けられた外槽（１５）と、 その外槽（１５）内に垂直軸線（Ｙ−Ｙ）の周りで回転
   可能に支持された支持体（２１）と、その支持体（２１
   ）に水平軸線（Ｘ−Ｘ）若しくは水平軸線に対して所定
   角度傾斜した傾斜軸線の周りで回転可能に支持され、周
   壁に多数の小孔（３５）を透設した内槽（３０）と、 その内槽（３０）の内部に水位が達するように外槽（１
   ５）内に水を収容すると共に、内槽（３０）内に洗濯物
   を収容した状態で内槽（３０）を前記水平軸線（Ｘ−Ｘ
   ）若しくは傾斜軸線の周りで回転させて洗濯を行う洗濯
   用駆動手段（７６）と、 前記外槽（１５）内の水を抜くと共に、内槽（３０）内
   に洗濯物を収容した状態で支持体（２１）を内槽（３０
   ）と一体的に前記垂直軸線（Ｙ−Ｙ）の周りで高速回転
   させて脱水を行う脱水用駆動手段（７７）と、 前記本体ケース（１）内に設けられ、外槽（１５）内の
   洗濯水位よりも高い位置において洗濯水を貯留すると共
   に、電磁バルブ（８９）の開放により前記外槽（１５）
   内に洗濯水を供給する貯水タンク（８２）と、 貯水タンク（８２）内の洗濯水を加熱する加熱手段（８
   ４）と よりなる脱水洗濯機。