JPH036826Y2 - - Google Patents

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JPH036826Y2
JPH036826Y2 JP1984078668U JP7866884U JPH036826Y2 JP H036826 Y2 JPH036826 Y2 JP H036826Y2 JP 1984078668 U JP1984078668 U JP 1984078668U JP 7866884 U JP7866884 U JP 7866884U JP H036826 Y2 JPH036826 Y2 JP H036826Y2
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center line
combustion chamber
center
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spark plug
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JP1984078668U
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  • Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)
  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は4サイクルエンジンの燃焼室に係
り、特にカムチエーン室側に点火栓が設けられる
のを回避してカムチエーン室側のシリンダヘツド
の構造の簡素化を図るとともに、各点火栓の着脱
をシリンダヘツドの一側から行わせて各点火栓の
着脱作業を容易に行わせ得る4サイクルエンジン
の燃焼室に関する。
[従来の技術] エンジンにおいては、単一燃焼室に2個の吸気
弁と2個の排気弁とを設けた4バルブエンジンが
ある。
この4バルブエンジンとしては、例えば第3図
に示すものがある。即ち、第3図に示す如く、シ
リンダヘツド2には、燃焼室4と、この燃焼室4
の一周辺にカムチエーン室24とが形成されてい
る。シリンダヘツド2においては、吸気弁8−
1、8−2を設ける吸気弁孔6−1、6−2が形
成された吸気側と排気弁12−1、12−2を設
ける排気弁孔10−1、10−2が形成された排
気側とは、燃焼室4の中心0を通つて描出される
第1中心線14によつて区分されている。また、
第1中心線14に対し直交し且つ燃焼室4の中心
0を通る第2中心線16を描出し、この第2中心
線16の両側で且つ第1中心線14の略線上のシ
リンダヘツド2において、カムチエーン室24と
は反対側の燃焼室4の側部4aとこの側部4aに
対峠するカムチエーン室24側の燃焼室4の側部
4bとには、点火栓(図示せず)を設置する点火
栓用孔28−1、28−2が形成されている。こ
のように単一の燃焼室4に2個の点火栓を設ける
ことにより燃焼伝蕃能力、燃焼効率を向上させて
いる。
[考案が解決しようする問題点] ところが、第3図に示す如く、カムチエーン室
24側の燃焼室4の側部4bに点火栓用孔28−
2が設けられたエンジンにおいては、第2中心線
16に対してカムチエーン室24側(第3図の右
側)にカム軸(図示せず)の軸受部26等の部品
が設けられているので、カムチエーン室24側の
シリンダヘツド2の構造の複雑化を招くという不
都合があつた。
また、点火栓用孔28−1、28−2に点火栓
を着脱する際に、点火栓用孔28−1、28−2
が第2中心線16に対して対向して配置している
ので、第2中心線16の一側で一の点火栓の着脱
作業をした後に、第2中心線16の他側に移動し
て他の点火栓の着脱作業を行なわなければなら
ず、保守点検等で点火栓の取扱いが面倒になると
いう不都合があつた。
更に、点火栓を燃焼室4の各側部4a、4bに
離間して設ける必要があり、エンジンの設計の自
由度が低くなるという不都合があつた。
更にまた、点火栓がカムチエーン室24側に近
接して位置されてしまうので、点火栓を保護する
ために、オイルシール等が必要であり、部品点数
が増加するという不都合があつた。
[考案の目的] そこでこの考案の目的は、上述不都合を除去す
べく、単一燃焼室に2個の吸気弁と2個の排気弁
とを対向して夫々設ける4バルブエンジンにおい
て燃焼室の略中央部位に一の点火栓を設けるとと
もにカムチエーン室とは反対側の燃焼室側部に他
の点火栓を設けるシリンダヘツドの構造とするこ
とにより、カムチエーン室側のシリンダヘツドの
構造の簡素化を図るとともに、各点火栓をシリン
ダヘツドの一側で着脱可能として各点火栓の着脱
作業を容易とし、また、エンジンの設定の自由度
を高くし、しかも点火栓のためのオイルシール等
を不要として部品点数を低減し得る4サイクルエ
ンジンの燃焼室を実現するにある。
[問題点を解決するための手段] この目的を達成するためにこの考案は、シリン
ダヘツドに燃焼室を形成し、この燃焼室に開口す
べく2個の吸気弁孔と2個の排気弁孔とを前記シ
リンダヘツドに対向して夫々形成し、前記2個の
吸気弁孔が形成された排気側と前記2個の排気弁
孔が形成された排気側とを区分すべく前記燃焼室
の中心を通る第1中心線を描出し、この第1中心
線の延長方向一側で且つ前記燃焼室周辺の前記シ
リンダヘツドにカムチエーン室を形成した4サイ
クルエンジンにおいて、前記第1中心線に対して
直交し且つ前記燃焼室の中心を通る第2中心線を
描出し、前記第1中心線と前記第2中心線との交
点である前記燃焼室の中央部位に前記シリンダヘ
ツドに一の点火栓用孔を形成し、前記第2中心線
に対して前記カムチエーン室とは反対側の前記燃
焼室に位置し且つ前記第1中心線を挾んで対向位
置する前記一の吸気弁孔の中心と前記一の排気弁
孔の中心とを通り前記第2中心線と平行の直線を
描出し、この直線に対して前記第2中心線とは反
対側で且つ前記第1中心線上において前記燃焼室
側部に開口すべく前記シリンダヘツドには他の点
火栓用孔を形成したことを特徴とする。
[作用] この考案の構成によれば、カムチエーン室側に
は点火栓が設けられることがないので、カムチエ
ーン室側のシリンダヘツドの構造の簡素化を図
り、また、各点火栓の着脱作業をシリンダヘツド
の一側で行わせることができ、各点火栓の取扱い
を容易とし、更に、エンジンの設計の自由度を高
くすることができ、しかも、点火栓のオイルシー
ルを不要とすることができる。
[実施例] 以下図面に基づいてこの考案の実施例を詳細且
つ具体的に説明する。
第1,2図は、この考案の実施例を示すもので
ある。図において、2は4サイクルエンジンのシ
リンダヘツド、4はシリンダヘツド2に形成した
燃焼室、6はシリンダヘツド2に形成した吸気弁
孔、8は吸気弁孔6に設けられる吸気弁、10は
シリンダヘツド2に形成した排気弁孔、12は排
気弁孔10に設けられる排気弁ある。第2図に示
すシリンダヘツド2の底面図において、吸気弁8
−1、8−2を設ける吸気弁孔6−1、6−2が
形成された吸気側と排気弁孔12−1、12−2
を設ける排気弁孔10−1、10−2が形成され
た排気側とを区分すべく燃焼室4の中心0を通る
第1中心線14が描出され、また、この第1中心
線14に直交し且つ燃焼室4の中心0を通る第2
中心線16が描出される。
吸気側(第2図の上側)において、吸気弁8−
1、8−2は、第2中心線16を挾んで対称に配
置される。吸気弁孔6−1、6−2の中心X1、
X2を通る第1直線18は、第1中心線14と平
行に描出される。また、吸気弁孔6−1、6−2
の中心X1、X2を通り且つ第1中心線14に直交
すべく延長する第2直線20−1、20−2が描
出される。
排気側(第2図の下側)において、排気弁12
−1、12−2は、第2の中心線16を挾んで対
称に配置されている。排気弁孔10−1、10−
2の中心Y1、Y2を通る第3直線22は、第1中
心線14と平行に描出される。この排気弁孔10
−1、10−2の中心Y1、Y2は、前記第2直線
20−1、20−2上に位置している。
また、シリンダヘツド2には、第1中心線14
の延長方向一側で燃焼室4の吸気弁8−2、排気
弁12−2側の外方に、つまり燃焼室4の一周辺
にカムチエーン室24が形成されている。このカ
ムチエーン室24には、図示しないが、クランク
軸の回転をカム軸に伝達するチエーンが配設され
る。また、このカムチエーン室24側の外端に
は、第1図に示す如く、カム軸の軸受部26が設
けられている。
シリンダヘツド2には、点火栓を取付ける2個
の点火栓用孔28−1、28−2が、以下の位置
に形成される。即ち、第1中心線14上におい
て、カムチエーン室24から離間する側、つまり
このカムチエーン室24とは反対側の吸気弁8−
1、排気弁12−1側で燃焼室4の側部4aに
は、一の点火栓用孔28−1が形成されている。
この点火栓用孔28−1は、吸気弁孔6−1の中
心X1と排気弁孔10−1の中心Y1とを通る直線
である第2直線20−1に対して、第2中心線1
6とは反対側で且つ第1中心線14上において燃
焼室4の側部4aに開口すべくシリンダヘツド2
に形成されている。
また、第1中心線14と第2中心線16との交
点である燃焼室4の中央部位、つまり中心0近傍
には、他の点火栓用孔28−2が形成されてい
る。
次に、この実施例の作用を説明する。
第1中心線14と第2中心線16との交点であ
る燃焼室4の中央部位のシリンダヘツド2に一の
点火栓用孔18−2を形成し、また第2直線18
−1に対して第2中心線16とは反対側で且つ第
1中心線14上において、燃焼室4の側部4aに
開口すべくシリンダヘツド2には他の点火栓用孔
18−1を形成したことにより、シリンダヘツド
2のカムチエーン室24側の燃焼室4の側部4b
において、点火栓を設置するためにシリンダヘツ
ド2を複雑に加工する必要がなく、また、点火栓
がカムチエーンに近接して配置されないので、カ
ムチエーン室24側のシリンダヘツド2の構造の
簡素化を図り得る。
また、点火栓用孔28−1、28−2が第2中
心線16の一側、つまり第2図において左側に形
成されているので、この点火栓用孔28−1、2
8−2への各点火栓用孔28−1、28−2への
各点火栓の着脱作業をシリンダヘツド2の一側で
行うことができ、従つて、各点火栓の着脱作業
を、移動することなく容易にすることができる。
更に、各点火栓をシリンダヘツド2の第2中心
線16よりも一側に配置することができ、エンジ
ンの設計の自由度を高くすることができる。
更にまた、点火栓がカムチエーン室24側に配
置されることがないので、カムチエーン室24側
においてオイルシールが不必要となり、部品点数
が低減することができる。
更にまた、各点火栓が第2中心線16の一側に
設けられることにより、点火栓の点検時に、点火
栓が着脱し易い箇所に配置されているので、点火
栓が他の部品に当接するのを回避し得て、保守点
検が容易になる。
[考案の効果] 以上詳細な説明から明らかなようにこの案によ
れば、2個の吸気弁と2個の排気弁とを対向して
夫々設けた4バルブエンジンにおいて2個の吸気
弁孔が形成された吸気側と2個の排気弁孔が形成
された排気側とを区分する第1中心線を描出し、
第1中心線に対して直交し燃焼室の中心を通る第
2中心線を描出し、第1中心線と第2中心線との
交点である燃焼室の中央部位のシリンダヘツドに
一の点火栓を設けるべく一の点火栓用孔を形成
し、第2中心線に対してカムチエーン室とは反対
側の燃焼室に位置し且つ第1中心線を挾んで対向
位置する一の吸気弁孔の中心と一の排気弁孔の中
心とを通り第2中心線と平行の直線を描出し、直
線に対して第2中心線とは反対側で且つ第1中心
線上において燃焼室側に開口すべくシリンダヘツ
ドには他の点火栓用孔を形成したことにより、カ
ムチエーン室側のシリンダヘツドの構造の簡素化
を図るとともに、各点火栓をシリンダヘツドの一
側で着脱可能として点火栓の着脱作業を容易と
し、また、エンジンの設計の自由度を高くし、し
かも点火栓のためのオイルシール等を不要として
部品点数を低減し得る。
【図面の簡単な説明】
第1,2図はこの考案の実施例を示し、第1図
はシリンダヘツドの平面図、第2図はシリンダヘ
ツドの底面図である。第3図は従来におけるシリ
ンダヘツドの底面図である。 図において、2はシリンダヘツド、4は燃焼
室、6は吸気弁孔、8は吸気弁、10は排気弁
孔、12は排気弁、14は第1中心線、16は第
2中心線、24はカムチエーン室、26は軸受
部、そして28は点火栓用孔である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリンダヘツドに燃焼室を形成し、この燃焼室
    に開口すべく2個の吸気弁孔と2個の排気弁孔と
    を前記シリンダヘツドに対向して夫々形成し、前
    記2個の吸気弁孔が形成された吸気側と前記2個
    の排気弁孔が形成された排気側とを区分すべく前
    記燃焼室の中心を通る第1中心線を描出し、この
    第1中心線の延長方向一側で且つ前記燃焼室周辺
    の前記シリンダヘツドにカムチエーン室を形成し
    た4サイクルエンジンにおいて、前記第1中心線
    に対して直交し且つ前記燃焼室の中心を通る第2
    中心線を描出し、前記第1中心線と前記第2中心
    線との交点である前記燃焼室の中央部位の前記シ
    リンダヘツドに一の点火栓用孔を形成し、前記第
    2中心線に対して前記カムチエーン室とは反対側
    の前記燃焼室に位置し且つ前記第1中心線を挾ん
    で対向位置する前記一の吸気弁孔の中心と前記一
    の排気弁孔の中心とを通り前記第2中心線と平行
    の直線を描出し、この直線に対して前記第2中心
    線とは反対側で且つ前記第1中心線上において前
    記燃焼室側部に開口すべく前記シリンダヘツドに
    は他の点火栓用孔を形成したことを特徴とする4
    サイクルエンジンの燃焼室。
JP7866884U 1984-05-30 1984-05-30 4サイクルエンジンの燃焼室 Granted JPS60190937U (ja)

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JPS60190937U JPS60190937U (ja) 1985-12-18
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57102506A (en) * 1980-12-18 1982-06-25 Yamaha Motor Co Ltd Engine with four valves and one overhead cam shaft
JPS5960056A (ja) * 1982-09-29 1984-04-05 Honda Motor Co Ltd エンジンにおける点火プラグの取付装置
JPS5987251A (ja) * 1982-11-12 1984-05-19 Honda Motor Co Ltd シリンダヘツド

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS5987251A (ja) * 1982-11-12 1984-05-19 Honda Motor Co Ltd シリンダヘツド

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