JPH0365651A - Aprtの免疫化学的測定法 - Google Patents

Aprtの免疫化学的測定法

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JPH0365651A
JPH0365651A JP1200353A JP20035389A JPH0365651A JP H0365651 A JPH0365651 A JP H0365651A JP 1200353 A JP1200353 A JP 1200353A JP 20035389 A JP20035389 A JP 20035389A JP H0365651 A JPH0365651 A JP H0365651A
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aprt
enzyme
antibody
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mouse
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JP1200353A
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Yoshihiro Ashihara
義弘 芦原
Yoshihiro Kurano
義裕 倉野
Yoshiaki Uchida
好昭 内田
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Fujirebio Inc
Original Assignee
Fujirebio Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、正常および変異型アデニンホスフォリボシル
トランスフェラーゼ(以下正常をN−APRTと、変異
型をM−APRTと記す、)の免疫化学的測定法に関す
る。
[従来技術] APRT遺伝子は、ヒトの16番染色体の長腕部に位置
しており、N−APRTのアミノ酸配列は、135番目
がメチオニンであるのに対しM−APRTはスレオニン
に置き換えられている。この確認としては精製して得ら
れたAPRTをB rCN″r%理することにより判明
する。正常酵素は、135番目がメチオニンであるため
切断されて2つの蛋白となるが、変異酵素は、メチオニ
ンが存在しないために切断されない、正常酵素は、アデ
ニンを5−ホスホリボシル−1−ピロホスフェートの存
在下でアデニンモノホスフェートに変換するが、この変
異酵素は、体内で生じたアデニンをこの酵素でアデニル
酸に代謝できないために、キサンチンオキシダーゼによ
り8−ヒドロキシアデニンを経由して生じる2、8−ジ
ヒドロキシアデニン(以下2.8−DHAと記す)が体
内に蓄積される。この2.8−DHAの過剰な体内蓄積
は、腎結石痛と腎不全を特発する。 ひどい場合は、腎
移植を必要とし、また2、8−DHA性結石により泌尿
器管系の感染症や血尿等を引き起こす。
アデニンホスホリボシルトランスフェラーゼ欠損症の患
者の約80%はM−APRTが検出され、残りの20%
にはN−APRTもM−APRTも検出されない、正常
ではN−APRTのみが検出される。従って、N−AP
RTおよびM−APRTを区別して測定することができ
れば、全ての患者の診断が正確にできる。腎障害あるい
は腎感染症の原因を診断することや治療法を選択する上
できわめて重要と考えられる。N−APRTの存在を確
認する方法は、従来、さきに述べたアデニンを5−ホス
ホリボシル−1−ピロホスフェートの存在下でアデニン
モノホスフェートに変換する酵素活件測定法に限定され
ていた。またM−APRTの測定のためにはこの方法は
無効で、従来、患者細胞を生きたまま培養して6−メチ
ルプリンまたは2.6−ジヒドロキシアデニンに対する
抵抗性を調べる方法(Metabolism 34.1
64(1985)参照)しか無かった。このため間接的
に、血中や尿中の2.8−DHAを高速液体クロマトグ
ラフィー法(p12dlatr、、 Paedol、 
 Vol、15.233(1980)参照)やイソタコ
フオーレシス法(PurineMetabolism 
in Man It、 76B、  Plenum P
ress、 NewYork、 304 (1977)
参照)により測定し、その欠損症を診断することが知ら
れている。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、これらの方法は、操作が煩雑でありしか
も組織あるいは血清、血球中のM−APRTの濃度を定
量するのは不可能であった。
また前述の間接的な2.8−D)[Aの測定は煩雑であ
り長時間を必要とするため、検体を迅速かつ大量に測定
するのには不向きであり、また疑陽性が多く生ずるため
ルーチン検査に供する事はできなかった。しかも、直接
的にM−APRTを測定することも不可能であった。
[問題点を解決するための手段] 本発明の発明者らはこれらの問題を解決するため、鋭X
努力し、固相ペプ千ド台底法によりN−APRTおよび
M−APRTの125番目から145番目までを台底し
た。これを免疫源としてマクスに免疫し、N−APRT
のみ、およびM−APRTにのみ結合するモノクローナ
ル抗体をそれぞれ作製した。更に、発明者らは、APR
Tの精製を行い、得られた酵素をマウスに免疫した。
細胞融合法によりA P R’!’に反応するクローン
を検索した結果、このAPR’l’に特異的な抗体を産
生ずるクローン細胞を得ることができた。これらの抗体
を用いることにより、高感度でかつ迅速、簡便な免疫化
学的測定法を開発することができ、本発明を完成するに
至ったものである8本発明における測定対象は、検体に
含まれるN−APRTおよびM −A P R,Tであ
る。検体の種類は、限定されないが、例えば血漿、血清
、血球抽出液、尿、全血液抽出液などである。
まず本発明に用いる材料の入手あるいはその方法は以下
の通りである。
(APRTの精製) 本発明に用いるN−APRTあるいはM−APRTは、
ヒト赤血球を破砕抽出することにより得ることができる
。それは洗浄した赤血球を凍結融解によりホモゲナイズ
し、超音波破砕し、超遠心機で遠心しその上清をイオン
交換、GMP−アガロースによるアフィニティークロマ
トグラフィーおよびゲルパーミエイションクロマトグラ
フィーを行うことにより分子J1136000の画分を
分取し、目的のAPRTを得ることができる。
(台底ペプチドの作製) 本発明の測定対象であるところのN−APRT及びM−
APRTの125番目から145番目の一次配列は以下
の通りである。
(APRTのペプチド配列) ’ ”Val−Asp−Asp−Leu−Leu−^1
a−Thr−Gly−Gly−’ ”S&1et−Th
r−Asn−Ala−^1a−Cys−Glu−Leu
−Leu−Gly−Arg−’ ”Leu (M−APRTのへブチド配列) ’ ”Vat−Asp−Asp−Leu−Leu−^1
a−Thr−Gly−Gly−’ ”Thr−Tbr−
Asn−Ala−人1a−Cys−01u−Leu−L
eu−aiy−^rg−14Sleg このペプチドを合成するには固相合成法を採用すること
ができる。まずp−ヒドロキシルベンジル樹脂にLeu
を結合させ、順次C末端より保護アミノ酸を反応させ合
成していくものである。fk終的には保護基及びC末端
を樹脂から除去しイオン交換クロマトグラフィーにより
精製することにより得ることかできる。 (詳しくは「
ベアチド合成の基礎と実験J 〈丸善■、1985年)
参照)また自動合成装置により製造することもできる。
(「続生化学実験講座2タンパク質下」 (東京化学同
人、1987年)参照)本発明を実施するにあたっては
、前記方法により製造されたペプチドは、免疫活性を高
めるため又は高分子タンパクに結合させるために必要に
応じて修飾剤、例えば無水酢酸、チオグリコール酸で、
アセチル化、アルキル化、チオール化など化学的修飾し
たものを使用することもできる。
免疫原としては一般的には高分子タンパク、例えば、ヘ
モシアニン、アルブミン、IgGなどに結合させたもの
を用いるものである。その結合法は一般的に水溶液中で
行なわれるのが通例であり本発明においてもこの方法を
利用するものである。
(これについては例えば「酵素免疫測定法」 (タンパ
ク質核酸酵素増補版、共立出版、1988)参照)一般
的には水溶性カルボジイミドやベンゾキノン、ゲルター
ルアルデヒドなどを縮合剤としてpH5,0〜10.0
で蛋白濃度0゜5〜5.0mg/mlで縮合剤を0.0
1〜5.0mg/mlを加え室温〜37℃で反応させ1
〜4時間後にセファデックスG−50カラムで脱塩する
ことにより免疫原を得るものである。
(抗体の作製) 本発明に使用するためのポリクローナル抗体は、前記方
法により調製されたN−APRTおよびM−APRTを
ウサギ、山羊、馬、モlレモット、ニワトリなどの温血
動物に体重ikgあたり0. 3〜2mgを1〜数回背
中皮下、フ・ソトパット、大腿筋などにアジュバントと
ともに注射し、その血清より得ることができる。又、モ
ノクローナル抗体は、前記の方法により精製されたN−
APRTおよびM−APRTあるいはヘモシアニンに結
合させた台底ペプチドをマウス1匹あたり0.01〜0
.5mgフロインドアジュバントとともに注射し、抗体
価が高くなった状態で牌臓を摘出し、その牌細胞をポリ
エチレングリコールによりマウスミエローマ細胞と融合
させ、その細胞より当該抗体を産生するM−APRTに
特異的に反応する細胞を選択し、モノクローン細胞とし
て増殖させ、これをマウス腹腔中あるいは培養液中で大
量細胞培養することにより製造することができる(モノ
クローナル抗体とがん、■サイエンスフォーラム、19
85年参照)。
本発明における免疫化学的測定法としては、放射免疫測
定法、酵素免疫測定法、免疫比濁法、及び免疫凝集法で
あり、これらのいづれの方法を採、用してもN−APR
TおよびM−APRTの選択的な定量を充分行なうこと
ができる0本発明で測定されるN−APRTおよびM−
APRTは分子量38000であり、標識を用いる免疫
化学測定法ではサンドイツチ法により定量するものであ
る。
この方法は、マイクロタイタープレートやポリスチレン
ビーズに本発明で得られた抗体を0.001〜O,tm
g/mlの濃度で4℃−夜装置し固定化し、生理食塩水
で洗浄し、2%BSA甫液でボストコートして、固定化
抗体を得るものである。
本発明における酵素免疫測定法では該固定化抗体とは異
なる抗原決定基を認識する抗体と酵素を化学的に結合さ
せた酵素標識抗体とM−APRTを含む検体とを反応さ
せ、同時にあるいは1o分〜3時間後に該固定化同相を
反応させるものである。実務の際の反応温度は4℃〜4
0’Cであり、好ましくは25〜38℃である。洗浄後
、同相に結合した抗体結合酵素の量を酵素基質を加え活
性を測定することにより検体のM−ARTの量を定量す
ることができる。本方法において用いることのできる酵
素は、パーオキシダーゼ、アルカリホスファターゼ、β
−ガラクトシダーゼ、グルコースオキシダーゼなどであ
る5、:の際基質は、用いる酵素に適しt・ものを用い
ることは言うまでもない。
例えば、ABTS、ルミ、ノール−H2O2(パーオキ
シダーゼ用)、p−ニトロフ美ニルホスフェート、メチ
ルウンベリフェリルホ又フェート(アルカリホスファタ
ーゼ用)、p−二1〜ロフェニルーβ−0−ガラクトー
ス、メチルウンベリフェリル−β−0−ガラクトース(
β−ガラクトシダーゼ用〉などを挙げるどを挙げること
ができる。酵素反応させ、測定は4℃から40℃で加温
しながらレート法あるいは1分へ一18時間反応させ、
生じた発色、蛍光あるいは、発光の測定により行なうも
のである。本方法における抗体の組合せは同相に抗M 
−A P R,T抗体を結合させ、標識抗体にポリクロ
ーナル抗体もしくはモノクローナル抗体を使用する、 
この時標識側の抗体は正常のAPRTと交差反応性を有
してもよい。
また本発明の免疫化学的測定法の放射免疫測定法は上記
酵素標識のかわりに125工などの放射同位元素を標識
し、行なうものである2本方法の実施の際の測定操作は
前記酵素免疫測定法の場合と全く同じである。
一般的には1/′福インチのポリスチレンビーズや直径
1cmのポリス手しンチュープに得られた特異的な抗体
を結合させた固相を調製し、使用するものである9例え
ば力l;。・ボキシメチル化された同相の場合、01〜
]、 nt gの抗体溶液(pH5〜7)に水溶性カル
ボジイミドを加え1〜5時間反応させることより調製さ
れる。また抗体の放射nt識は、既に市販されているポ
ルトンハンター試薬により容易に調製することができる
。例えば、0.1M炭酸水素ナトリウム水溶液に溶かし
た抗体溶液にこのポルトンハンター試薬を加え1〜2時
間後にG−25の脱塩カラム等を用いて未反応のポルト
ンハンター試薬を除去するのみで調製することができる
。この他、 クロラミンT法やヨードジン法などを採用
することにより容易に116 Iの放射標識を行なうこ
とができる。免疫反応を行なうにあたっては先に述べた
抗体固定固相にサンプルを加え、4℃〜4 (1’C好
ましくは20〜38°Cで1〜18時間反応させるもの
である。この後、生理食塩水あるいは蒸留水で洗浄を行
い、放射標識抗体をこの固相に加j、4℃〜40℃好ま
しくは20〜38℃で1〜18時間反応させ、生理食塩
水あるいは蒸留水で洗浄を行い、その放射能活性を計測
するものである。測定にはシンチレーションカウンター
を使用するものである。
また本発明は、イソルミノールやアクリジンエステルな
どをラベルした化学発光測定法、フルオッセインやロー
ダミンをラベルした蛍光免疫測定法で行なうこともでき
る。この際、ラベル体の標識は活性化エステル法やイソ
シアネート法を採用することにより容易に行なうことが
できる(r酵素免疫測定法J (医学書院、1987年
)参照〉6また、本発明の免疫化学的測定法の免疫wf
、X法は抗M−APRT抗体を廂球や人工粒子(例えば
ラテックス、ゼラチン粒子)に結合させ、  M−AP
RTペプチドとに、 L Hの様な高分子の結合物と検
体の抗原とを競争的に反応させ、生じた凝集像によりそ
のその濃度を判定するものである。血球や粒子への抗体
の結合はタンニン酸処理法やゲルタールアルデヒド法に
より行なうことができる(「免疫学実験入門」 (学会
出版センター、1981年)参照)、その反応は室温で
1〜5時間放置することにより行い、生じた血球や粒子
の凝集像をパターンアナライザ・・−や目視で判定する
ものである。
更に1本発明の免疫化学的測定法の免疫比濁法は前述の
免疫凝集法で示した凝集を光学的散乱により測定するも
のである0例えば、波長を550nmにセットした分光
光度計に抗体感作粒子と高分子化ペプチド抗原とサンプ
ルを混和し直ちにその吸光度変化を測定することにより
行なうことができる。
[作用1 本発明は、ヒト血清あるいは尿に含まれるM−APRT
を特異抗体を用いて測定されるや[実施例] 実施例1.1 N−APRTの精製 抗凝固剤を含むヒト血液5000mlを4℃で1300
0g20分間遠心し白血球及び皿漿を除去した。得られ
た赤血球は2回生理食塩水で洗浄し、10100Oの5
mMリン酸緩衝液pH7、0にwA濁溶血させ、更に凍
結融解を2回繰り返して完全に溶血させた、これを20
mMリン酸緩衝液pH7,0で透析した0次にこの溶液
を同じ緩衝液で平衡化したDEARイオン交換カラム(
4xlOOcm)にチャージし、0から0. 5Mの塩
化カリウムのりニア−グラジェントで溶出した。ここで
APRT活性を測定し活性フラクションを分取した。2
0.9%になるように硫酸アモニウムを徐々に加え1時
間後に40000g10分遠心した。これを10mM)
リス−塩酸緩衝液、5mM  塩化マグネシウム溶液(
pH7,5)100mlで溶かし、更にこの液を5mM
塩化マグネシウム、0.1mM  S−ホスフォリボシ
ル−1−ピロホスフェートを含む10mMコハク酸緩衝
液(pH5,2)で透析した。
この溶液を予め前記の透析液と同じ緩衝液で平衡化した
CM全セルースカラムにチャージしそのまま溶出させた
。バス分画をプールした後、濃縮し10mM)リス−塩
酸緩衝液、5mM  塩化マグネシウム、0.1mM5
−ホスフォリボシル−■−ピロホスフェート(pH7,
5)で透析した。この溶液2mlを予め上記の透析外液
と同じ緩衝液で平衡化したAcA44カラムでゲルろ過
した。
分子量約10万〜20万の活性を示す分画をプールし目
的の酵素10 m g ’e精製した。
実施例1.2 M−APRTの!前装 抗凝固剤を含むAPRT活性のないヒト血液5000m
lを実施例1.1と同様に精製し同じフラクションの位
置のタンパクをプールし、目的の酵素t Omgを精製
した。
実施例1.3 M−APRTのペプチドフラグメントの合成Boa−1
、eu−OCHz−樹脂1. 0g<0. 7  mM
/g樹脂)をアプライド社の自動ペプチド合成器にセッ
トし次の順序でアミノ基を保護したアミノ酸を反応させ
た。
Arg、 Oly、 Leu、 Leu、  Glu、
 Cys、 Ala、 Ala。
^sn、 Thr、 Thr、 Gly、 Gly、 
Thr、  ^Ia、 Leu。
Leu、  ^sp、  Asp、Valこの装置では
保護基の離脱は30%のトリフルオロ酢酸により行なわ
れた。全ての保護アミノ酸を反応させた後、樹脂よりの
合成ペプチドの離脱は0℃でフッ化水素溶液を反応させ
ることにより行なった。ここで得られたペプチドは吸着
クロマトグラフィー、イオン交換クロマトグラフィー、
更に分子篩クロマトグラフィーにより精製し、凍結乾燥
した。得られたペプチドは100mgであり一部はアミ
ノ酸分析によりその純度を検定した。
その結果は以下のとうりである。
実施例2 ペプチドとかぶとかにヘモシアニンとの結合物の調製 実施例1で得られたペプチド1mgを10mMリンvi
W衝液(pH6,0)2mlに溶かしこれと1%かぶと
かにヘモシアニン(以下、KLHと記す)1mlに混和
し、水溶性カルボジイミド10mgを加える。3時間室
温で攪拌し沈−a物を除いた後、予め20mMリン酸緩
衝化生理食塩水(pH7,0>(以下PBSと記す)で
平衡化したセファデックスG−50のカラムにチャージ
しそのボイド分画を分取した。ここでは目的の結合物は
3mg得られた。
実施例3.1 モルモット抗体の調製 実施例 1.1及び1.2で調製したN−APRTある
いはM=APRT1mgを含む1mlのPBSを1ml
のフロイント完全アジュバントと混合し、モルモットの
皮下に各々注射した。
次に3週間後、上記結合物を同様に注射した。更に4週
間後に再度同量の免疫原を注射し、その1力月後に同量
の免疫原をフットバットに注射した。
最後の注射の1週間後に全採血し、抗血清を得た。
実施例3.2 抗M−APRTマウス抗体の調製 実施例2で調製したペプチドとKLHとの結合物0.5
mgを含む0.1.mlのPBSo、1mlのフロイン
ト完全アジュバントと混合し、マウスの腹腔内に注射し
た。2週間後に同量の免疫原を注射した。更に2週問お
きに2回免疫した。
最後の免疫から1週間後にpI臓を摘出し、無菌的に得
られたこの膵臓細胞をマウスミエローマm胞(P2O3
)とポリエチレングリ−コールの存在下で融合させ、ハ
イブリドーマ細胞を得た。これを増殖させた後、限界翰
釈法によりペプチドに対する抗体を産生ずるモノクロー
ン細胞を確立した。
この細胞をマウス1111!腔内で増殖させ、モノクロ
ーナル抗体を含む腹水を得た。
またN−APRTあるいはM−APRTに対する抗体を
得るため実施例1. 1で調製したN−APR,TO,
8mgを含む0.1.mlのPBSを0.1mlのフロ
イント完全アジュバントと混合し、マウスの腹腔内に注
射!5、同様にモノクローナル抗体を得た。
実施例4.1 抗体とパーオキシダーゼとの結合物の調製ホースラディ
シュパーオキシダーゼ(以下PODと記す、ベーリンガ
ー社)5mgを50mM炭酸水素ナトリウウム水溶液(
pH8,0)1mlに溶かし、0M835mgを含むジ
メチルホルムアミド溶液100  を混和した。室温2
時間攪拌後、予め実施例2で作製したM−APRT特異
モノクローナル抗体のF (ab’ >2を0. 1M
の2−メルカプトエチルアミンで還元し脱塩したFab
2mgを添加し3時間室温に放置した。
この反応液を予めPBSで平衡化したセファクリルAc
A34カラムにチャージし、溶出しPODと抗体の結合
物1mgを得た。
実施例4.2 抗M−APRT特異モノクローナル抗体の126■I#
I識体の調製 126I標識ポルトンハンター試薬100μC1(NE
N社製)を4℃に冷却し10mMリン酸緩衝液pH6,
5に溶かした実施例2.2で調製した抗M−APRTモ
ノクローナル抗体1mgを添加し、2時間攪拌した。こ
の反応液を予めPBSで平衡化したセファデックスG−
25カラムにチャージし溶出し126 ■標識化抗体0
.8mgを得た。
実施例4,3 M−APRTのペプチドフラグメントの12611%識
体の調製 125■I!に識ポルトンハンター試薬100μC1(
NEN社製)を4℃に冷却し10mMリン酸緩衝液pH
6,5に溶かした実施例1. 2で調製したM−APR
Tのペプチドフラグメント1mgを添加し、3時間撹拌
り、た、この反応液を予めPBSで平衡化したセファデ
ックスG−50カラムにチャージし溶出し+26■Il
l識化ペプチド0.7mgを得た。
実施例5.1 ELTSA法によるM−APRTの測定実施例2で得ら
れた抗M−APRTモルモットIgGのPBS (10
ug/ml)を96穴のマイクロプレート(COA、 
S T E R社製)に50μl/穴ずつ分注し、4℃
で一夜放置した。このマイクロプレートを生理食塩水で
2回洗浄した後、5%BSAを含むPBS溶液200μ
mを各 六に分注し、4℃にて一夜放置した9 以後の
洗浄は全て0,05%Tween20を含むPBSで行
なった。
このプレートを3回洗浄し、検体あるいはスタンダード
抗原、50μlを加え室温で1時間攪はんした6 3回
洗浄し実施例3.1で調製された抗M−APRT特異モ
ノクローナル抗体とPODとの結合物25μm (50
00倍希釈)を加え室温1時間反応させた。3回の洗浄
の後、0.1%のABTSと1mMのH20eを含む基
質液100μmを多穴に分注し、室温で30分反応させ
た後、タイターチックマルチレコーダーを用いて415
nmにおける吸光度を測定した0図1にその定量曲線を
示す。
実施例5.2 放射免疫測定法によるM−APRTの測定実施例2.2
で得られた抗APRTマウスモノクローナル抗体を含む
腹水を硫安沈澱によりIgG分画とし更にゲルろ過によ
りモノクローナルIgGを得た。このIgGのPBS溶
液(10μg/m t )に直径1/4イン千のポリス
チレンビーズ1000個を完全に浸し、4℃で一夜放置
した。このポリスチレンビーズを生理食塩水で2回洗浄
した後、5%BSAを含むPBS溶液に浸し、4℃にて
一夜放置した。以後の洗浄は全て生理食塩水で行なった
。このビーズを試験管にとり、検体あるいはスタンダー
ド抗原、20μlおよび実施例3.2で調製された抗M
−APRT抗体の12Si標識体400 (希釈して0
.1μCiとした〉を加え、室温で反応させた。1時間
後、洗浄を3回行い、シンチレーションカウンターでこ
のビーズの放射量を計測した。その時の定量曲線を図2
に示す。
実施例5.3 血球凝集反応によるM−APRTの測定ニワトリ赤血球
をPBSで3回洗浄した。この4ml溶液にタンニン酸
溶液(0,025mg/mlPBs)20mlを加え3
7℃、60分加温した。PBSで3回洗浄し、この4m
l溶液に抗M−APRTマウス抗体(2mg/mlPB
s)10mlを加え37℃、3時間加温した。PBSで
3回洗浄し1%ヤギ血清を含むPBSに懸濁し、1%血
球溶液とした。検体もしくはスタンダードを96穴のタ
イタープレートに2XN希釈で実施例2で得られた高分
子結合物とともに加え(25)、抗体感作血球(1%)
25μlを各ウェルに添加した。攪はん後、3時間室温
に放置し、その凝集像を判定した。
希釈倍率と凝集パターン 1/8 1/161/321/64 1/1281/2
58未感作血球 感作血球   千  十  千  十  ±−APRT 原液500ng/■1−− − −  士  +Ong
/ml+  +   +  +   +   +実施例
5.4 ラテックス凝集法によるM−APRTの測定5μmのラ
テックス粒子50ul(10%溶液)と実施例2.2で
得られた抗M−APRTモノクローナル■gGのPBS
溶液(500μg/m1)1000μlを混和し、室温
で一夜撹拌した。この液を10010000rp分遠心
し上清を除去しPB84mlで分散させ1001000
0rp分遠心し洗浄した。この操作を3回繰り返し、最
後に2%BSA/PBS溶液に分散させた。
この分散粒子500μlに実施例2で調製したKLH−
ペプチド結合物の溶液500μlと抗原を含む検体もし
くは標準M−APRT50μlを混和し5分後の波長5
50nmの吸光度変化を調べた0図3はその抗原濃度と
吸光度変化を示す6[発明の効果] 水沫に従えば欠損症の患者の血清あるいは尿に含まれる
変異型アデニンホスホリボシルトランスフェラーゼを高
感度かつ迅速に検出され、大量に検体を短時間に測定で
きる。
【図面の簡単な説明】
図1はELISA法によるM−APRTの定量曲線であ
り、1詞2は放射免疫測定法によるM−APRTの定量
曲線であり、図3はラテックス粒子を用いたM−APR
Tの定量曲線である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)アデニンホスフォリボシルトランスフェラーゼ(
    以下APRTと記す)の正常(N−APRT)および変
    異酵素(M−APRT)に対する特異的抗体を用いるN
    −APRTおよびM−APRTの免疫化学的測定法。 (2)抗N−APRTおよび抗M−APRT抗体がモノ
    クローナル抗体である請求項(1)記載の方法。 (3)抗N−APRTおよび抗M−APRT抗体がポリ
    クローナル抗体である請求項(1)記載の方法。 (4)モノクローナル抗体がマウスモノクローナル抗体
    である請求項(2)記載の方法。(5)免疫化学的測定
    法が酵素免疫測定法である請求項(1)記載の方法。 (6)免疫化学的測定法が放射免疫測定法である請求項
    (1)記載の方法。 (7)免疫化学的測定法が免疫凝集測定法である請求項
    (1)記載の方法。 (8)免疫化学的測定法が免疫比濁測定法である請求項
    (1)記載の方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5920454A (en) * 1997-02-11 1999-07-06 Hokuriko Electric Industry Co., Ltd. Capacitor-mounted circuit board

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5920454A (en) * 1997-02-11 1999-07-06 Hokuriko Electric Industry Co., Ltd. Capacitor-mounted circuit board

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