JPH0363216A

JPH0363216A - 皮膚洗浄料

Info

Publication number: JPH0363216A
Application number: JP20108489A
Authority: JP
Inventors: Yoshimi Inoue; 佳美井上; Hitoshi Izumida; 仁泉田; Takahide Takadera; 貴秀高寺; Kozo Iida; 飯田　高三
Original assignee: Kansai Paint Co Ltd
Current assignee: Kansai Paint Co Ltd
Priority date: 1989-08-02
Filing date: 1989-08-02
Publication date: 1991-03-19

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は皮膚にたいして色白効果を有する洗浄材に関す
るものである。

［従来の技術およびその課題］従来、ヒノキチオールは低濃度でチロシナーゼ活性を阻
害し、メラニンの生成を抑制する成分として知られ、軟
膏、あるいはクリーム類、パック類、乳液・乳剤類、ロ
ーション類等に配合されている（特開昭５６−８３０９
．特開昭５６−１４７７０５など）。

これらの軟膏及び化粧料は一般に顔・身体の一部に生じ
るシミ・ソバカス等の防止のために用いられている。と
ころが、シミ・ソバカスは全身に生じろものであり、こ
れら軟膏・化粧料を全身に塗布することは実際上能しい
。また化粧料をあまり便用しない女性及び男性などはこ
れらの軟膏やクリーム・バック等の化粧料を日常的に使
用することを好まない。そこで日常的に簡便な方法によ
り顔・全身のシミ・ソバカスの発生予防効果、顔・全身
の肌の色白効果、日光浴で生じた日焼は後のシミ・ソバ
カスの発生防止効果、顔・全身を温和に正常な皮膚の色
に戻す効果、肌の張り、くすみ等に対する効果等が得ら
れる皮膚洗浄材が求められている。

［課題を解決するための手段］本発明者は、前期した効果を発揮する皮膚洗浄材を開発
すべく鋭意研究を重ねた結果、ヒノキチオールを含有せ
しめた皮膚洗浄材を洗顔や入浴の際に使用することによ
って洗い流しても色白効果が得られることを見いだし、
本発明を完成するに至った。

すなわち、本発明はヒノキチオールを含有することを特
徴とする皮膚洗浄材に関するものである。

以下に本発明の詳細な説明する。

本発明に適用されるヒノキチオールはβ−ツヤプリジン
と同一物質で、化学名は４−イソプロピル−２−ヒドロ
キシ−シクロへブタ−２，４，６−トリエン−１−オン
（Ｃ＋。Ｈｓ＊Ｏｚ）である。

主として、台湾ヒノキ油、青森産ヒバ油等から抽出され
るが、合成的手法によって得られるものも使用可能であ
る。

ヒノキチオールの有効性を示す臨床例は数多く、例えば
、歯槽膿漏に対する治療・予防効果、口臭除去の効果が
あることから、歯磨き剤、歯槽膿漏治療薬に使用され、
円形脱毛症の治療効果あるいは毛髪発育促進作用がある
という臨床報告があることからヘアトニックなどの頭髪
製品への使用例がある。さらには肺結核をはじめとする
結核症の治療効果も報告されている。

またヒノキチオールは抗菌力が強く、抗菌範囲も広いた
めデオドラント効果（汗の分解、変臭防止）も有してい
る。さらにヒノキチオールの毒性はたいへん弱く、マウ
スによるＬ　Ｄ　ｓ　ｏは、７８１．１ｍｇ／ｋｇと報
告されている。皮膚に対する刺激も少なく、安全な物質
である。

本発明により提供される皮膚洗浄材は顔・全身を洗浄す
るための洗浄料を言う。例えば、化粧石鹸、透明石鹸、
浮石石鹸、薬用石鹸、デオドラント効果などの固形洗浄
料、さらにはコンバーあるいはシンデッドバーと呼ばれ
る脂肪酸モノグリセリド硫酸、脂肪酸メタルクラリラド
、脂肪酸イセチオン酸エステル、ドシテル硫酸などのナ
トリウム塩をそれぞれ主原料とした中性の固形洗浄料、
Ｎ−アミルグルタミン酸モノナトリウム塩を主剤とした
弱酸性の低刺激性固形洗浄料、ラウリル硫酸エステルの
トリエタノールアミン塩、ラウリルポリオキシエチレン
硫酸エステルのラウロイルサルコシン塩などを主剤とし
、−Ｍに“ボディーシャンプー”や“洗顔料”全身洗浄
料”と称される液状又はクリーム状洗浄料、特殊舞台化
粧料の洗浄に用いられる有機溶剤含有の液体クレンジン
グ、無水油性クリームで映画・演劇などで使用されるド
ーランをおとすために使われるリクイファイングクリー
ム、メイクアップ化粧の主流を占めている油性化粧料を
おとすのに適しているＷ２Ｏ型及びＯ／Ｗ型クレンジン
グクリーム、クレンジングクリームを乳液状にした乳化
系クレンジングローション、化粧水タイプのクレンジン
グローション、石鹸の洗浄作用を保持しながら、メイク
アップや肌のよごれを洗い落すクレンジングフオームな
どを言う。

皮膚洗浄材は、特にその成分を指定されるものではなく
、顔・全身の洗浄に用いられるものであればよい。また
皮膚洗浄材は、顔・全身の洗浄に用いられるものであれ
ば、固形、液状、クリーム状、乳液状、泡状、ゲル状、
粉末状のいずれでもングリコール等の保湿剤、水溶性高
分子物質、タルク、カオリン、チタン白等の粉末類、ビ
タミン等の薬剤、防腐剤、金属イオン封鎖剤、殺菌剤、
色素、香料等を含有せしめることもできる。当然のこと
なから、これらは本発明の効果を損なわない範囲内で使
用されなければならない。

ヒノキチオールの配合量は皮膚洗浄材の性質に応じて任
意に選択されるが、通常は該皮膚洗浄料全体量に対しヒ
ノキチオールが０．００２〜１５重量％、好ましくは０
．１５〜５．０重量％の範囲である。

皮膚洗浄材は、主に、入浴・洗顔などに恒常的に使用さ
れるものである。本発明によれば、ヒノキチオールを配
合した皮膚洗浄材は、使用後、水等によって洗いおとし
てもシミ・ソバカスの予防・除去、顔・全身の肌の色白
効果を温和に得ることができ、また肌の彊り、くすみに
対しても有効で恒常的に使用することで、その効果を顕
著に得ることができる。

［実施例１以下本発明を実施例によって示すが、本発明はこれらの
実施例のみに限定されるものではない。

実施例１　（固形石鹸）ラノリン　　　　　　　　　　　　２．５重量％オリー
ブ油ヒノキチオール石鹸素地エチレンジアミン四酢酸香料実施例２　（液状全身洗浄材）ラウリン酸ミリスチン酸パルミチン酸オレイン酸ラウリルジェタノール７ミドプロピレングリコールグリセリン砂糖苛性カリヒノキチオール香料染料防腐剤金属イオン封鎖剤４、　０１．０９２、５適量適量２、５重量％７、５２．５２．５５、０１０、０５、　０５、　０３、６０、５適量適量適量適量？ｉ’ｆ製水　　　　　　　　　　　　５５．９実施例
３　（クレンジングフオーム）ステアリン酸　　　　　　　　ｌ０００重量％バルミパ
ルミチン酸　　　　　１０．０ミリスチン酸　　　　　
　　　　１２．０ラウリン酸　　　　　　　　　　４．
０オレインアルコール　　　　　　　１．５ラノリン誘
導体　　　　　　　　１．０グリセリン　　　　　　　
　１８．０水酸化カリウム　　　　　　　　６．０ヒノキチオール
　　　　　　　　　１．０香料　　　　　　　　　　　
　　、０．５防腐剤　　　　　　　　　　　　適量梢製氷　　　　　　　　　　　３６・Ｏ試　験ｌ固形石鹸の色白効果試験を行なった。

８月、海岸で背部を４時間曝露した男子４０名を、各２
０名づつ、Ａ、Ｈの２群に分けた。

Ａ群ヒノキチオールを除いた実施例１の固形石鹸を６０日間
、入浴の際に使用した。

Ｂ群実施例１の固形石鹸を６０日間、入浴の際に使用した。

そして、日焼けの状態を１０日ごとに明度を色差計を用
いて測定した。その結果を表１に示した。

表　　１表１に示すように、３０〜６０日において本発明による
固形石鹸を使用したＢ群は、使用しなかったＡ群より優
位に明度が上昇し、本発明の色白効果が認められた。ま
た、痒み・かぶれ等の副作用はまったく生じなかった。

２式　　験　２女性４０名を各２０名づつＡ、Ｂの２群に分けた。

Ａ群実施例２よりヒノキチオールを除いた液状全身洗浄材を
８週間、入浴の際に使用した。

Ｂ群実施例２の液状全身洗浄料剤を８週間、入浴の際に使用
した。

その後天２に示す方法で官能評価試験を行なった。各２
０人の評点の平均値は表３のとおりである。

（平均値±ＳＤ）表　　２表３表３に示すように、本発明による液状全身洗浄料を使用
したＢ群は、使用しなかったＡ群と比較して評点が高い
結果になっている。特に、肌の張り、くすみにたいして
は顕著な効果を確認することができた。また、痒み・か
ぶれ等の副作用は全く生じなかった。

試験例３処方例１　　（クリーム）ステアリン酸　　　　　　　　１０．０重量％ミツロウ
　　　　　　　　　　　３．０セタノール　　　　　　
　　　　８．０スクワラン　　　　　　　　　１０．０
モノステアリン酸グリセリン　　３．０ポリオキシエチ
レンモノラウレート　　３．　０ラノリン誘導体　　　　　　　　２．０プロピレングリ
コール　　　　１Ｏ００トリエタノールアミン　　　　
　１．０香料　　　　　　　　　　　　　０．５ヒノキ
チオール　　　　　　　　０．５精製氷　　　　　　　
　　　　４９．０女性３０名を各１０名づつＡ、Ｂ、Ｃ
の３群に分けた。

Ａ群３０日間、実施例３よりヒノキチオールを除いたクレン
ジングフオームで毎晩、化粧料をおとし、皮膚の洗浄を
行なった後、処方例１よりヒノキチオールを除いたクリ
ームを顔面に塗布した。

Ｂ群３０日間、実施例３よ゛リヒノキチオールを除いたクレ
ンジングフオームで毎晩、化粧料をおとし、皮膚の洗浄
を行なった後、処方例１によるクリームを顔面に塗布し
た。

Ｃ群３０日間、実施例３によるクレンジングフオームで毎晩
、化粧料をおとし、皮膚の洗浄を行なった後、処方例１
によるクリームを顔面に塗布した。

その後、表２に示す方法で官能評価試験を行なった。各
１０人の評点の平均値は表４のとおりである。

表４表４に示すように、本発明によるクレンジングフオーム
は、ヒノキチオールを含有せしめたクリームを併用する
ことにより、肌の張り、くすみに対して相乗的に効果が
あることが確認でき、色白効果を確認することができた
。また、痒み・かぶれ等の副作用は全く生じなかった。

Claims

【特許請求の範囲】

１、ヒノキチオールを含有することを特徴とする皮膚洗
浄料