JPH03612Y2 - - Google Patents

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JPH03612Y2
JPH03612Y2 JP20228886U JP20228886U JPH03612Y2 JP H03612 Y2 JPH03612 Y2 JP H03612Y2 JP 20228886 U JP20228886 U JP 20228886U JP 20228886 U JP20228886 U JP 20228886U JP H03612 Y2 JPH03612 Y2 JP H03612Y2
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JP
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spool
yoke
control
control spool
solenoid
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JP20228886U
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  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、ソレノイドに印加される制御電流に
応じて絞り開口面積を変化させる電磁油圧弁に関
する。
〈従来の技術〉 従来のこの種の電磁油圧弁は、第3図に示すよ
うに、ソレノイド1に制御電流を印加することに
よつて制御スプール2を上方向すなわちヨーク3
側に向つて変位させ、この制御スプール2の変位
によつてオリフイス4の絞り開口面積を変化さ
せ、圧力,流量等を制御するようにしている。
この場合、前記制御スプール2の下端には第4
図に示すような形状の切欠き6が形成されてお
り、前記ソレノイド1への制御電流に対するオリ
フイス4の開口面積は第5図破線のように上方向
への変位に伴つて開口面積が次第に増加する特性
で変位する。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかしながら用途によつては第5図実線で示す
ように現状とは逆の特性を必要とする場合がある
が、かかる特性を得ようとすると制御スプール2
の途中に、しかもスリツト状に加工する必要があ
り、加工上難点があり、例えば放電加工等特殊な
加工法を採用しなければ加工することができず、
加工コストが高くなる欠点がある。
〈考案の効果〉 本考案はかかる従来の欠点を解決するためにな
されたものであり、制御スプールを前記ヨーク側
に位置しかつヨークに吸引される第1スプール
と、この第1スプールの嵌合軸部に嵌合される第
2スプールとより構成し、この第2スプールに対
して前記ヨーク方向の変位に従つて次第に巾広と
なる切欠きをその第1スプールとの当接端面側に
形成した電磁油圧弁に関する。
〈作用〉 本考案は上記構成を備えているため、ソレノイ
ドに制御電流を印加することで制御スプールはヨ
ークに向つて吸引され、上方向に変位する。
このとき前記制御スプールを構成する第2スプ
ールにはヨーク側への変位に伴つて次第に広巾と
なる切欠きが形成されているため、前記上方向へ
の変位に伴つて第5図に示すようなオリフイスの
開口面積が次第に減少するような特性を得ること
ができる。
〈実施例〉 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。第1図において、10はバルブ本体を示し、
このバルブ本体10は、取付フランジ部11aを
備えた磁性体からなるバルブスリーブ11と、バ
ルブスリーブ11のスリーブ部の外周にロー付に
よつて固着した非磁性体からなる支持スリーブ1
2と、支持スリーブ12内に嵌合固定されてバル
ブスリーブ11のスリーブ部外端に当接する非磁
性体からなるスペーサリング13と、バルブスリ
ーブ11の下端中央に穿設された段付内孔に嵌合
固定されて突出する非磁性体からなるエンドスリ
ーブ14とによつて構成されている。このバルブ
本体10は、取付ベース20に設けた内孔20a
内にエンドスリーブ14を液密的に嵌合させ、ね
じ込み固定するようになつている。
取付ベース20には一対の流体通路21,22
が穿設され、一方の流体通路21は前記内孔20
aの側部に開口し、他方の流体通路22は内孔2
0aの底部に開口している。そして、エンドスリ
ーブ14には、流体通路21をエンドスリーブ1
4の内壁に形成された環状溝14bへ連通させる
径方向の流体通路14aが穿設され、内孔20a
の底部はエンドスリーブ14の下端に固設された
ストツパ23の中心に穿設された貫通穴23aを
介してエンドスリーブ14の内部に連通されてい
る。
前記バルブ本体10の支持スリーブ12内に
は、磁性体からなるスリーブ状のヨーク25がス
ペーサリング13を挟んで取付けられ、このヨー
ク25にねじ軸27が位置調整可能に螺合されて
いる。
一方バルブスリーブ11、スペーサリング13
およびエンドスリーブ14の各内孔にて形成され
たバルブ本体10の内孔10aには、制御スプー
ル30が嵌挿され、スペーサリング13とエンド
スリーブ14とに摺動可能に嵌合している。この
制御スプール30の前記ねじ軸27との間には、
スプリング18が嵌挿され、常時は制御スプール
30の下端がストツパ23に当接する下降端にス
プール30が位置されている。そして、前記支持
スリーブ12およびヨーク25の外周にはソレノ
イド17が取付けられ、制御スプール30をスプ
リング18の撥力に抗して、上昇させるようにな
つている。
前記制御スプール30はヨーク25側に位置し
かつこのヨーク25に吸引される第1スプール3
1と、前記ストツパ23側に位置しかつ筒状の第
2スプール41とよりなる。この第1スプール3
1は第2図に示すようにその下端に嵌合軸部32
を有し、この嵌合軸部32に対してその下端より
所定深さの大径穴33と、この大径穴33に対し
径方向より開口する連通穴34が形成され、また
第2スプール41には前記第1スプール31との
当接端面側に上方を広巾とした複数の切欠き42
が形成されている。
そしてこの第1,第2スプール31,41とを
互いに一体結合することで、前記切欠き42と前
記第1スプール31の段付面35との間でオリフ
イス50を形成するようになつている。
このように構成した電磁油圧弁によると、ソレ
ノイド17に制御電流が印加されない状態では、
制御スプール30はスプリング18の撥力にて下
降端に位置され、前記オリフイス50は第5図実
線に示すように最大の絞り開口面積となつてい
る。
その後、ソレノイド17に制御電流が印加され
ると、ソレノイド17からカバー28、バルブ本
体10のバルブスリーブ11、制御スプール30
の第1スプール31、ヨーク25、カバー28お
よびソレノイド17を通る磁束が形成され、これ
により制御スプール30には吸引力が作用する。
これによつて制御スプール30は上方向に変位
し、その結果オリフイス50の絞り開口面積は第
5図実線に示すようにソレノイド17に印加され
る電流の増加に伴つて次第に減少するような特性
となる。
〈考案の効果〉 上記詳述したように本考案は、制御スプールを
前記ヨーク側に位置しかつヨークに吸引される第
1スプールと、この第1スプールの嵌合軸部に嵌
合される第2スプールとより構成し、この第2ス
プールに対して前記ヨーク方向の変位に従つて次
第に巾広となる切欠きをその第1スプールとの当
接端面側に形成したので、制御スプールの途中に
切欠きを簡単かつ低コストで形成することがで
き、例えば、印加電流の増加に応じて絞り開口面
積を減少させるといつた特性も簡単に対応するこ
とができる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の電磁油圧弁の実施例を示す縦
断面図、第2図は制御スプールの組付状態を示す
部分図、第3図は従来の電磁油圧弁の縦断面図、
第4図は従来の制御スプールを示す部分図、第5
図はオリフイスの開口面積の変化を示すグラフで
ある。 10……バルブ本体、17……ソレノイド、1
8……スプリング、25…ヨーク、30……制御
スプール、31……第1スプール、41……第2
スプール、42……切欠き。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 流入ポートと流出ポートを有しかつこれらのポ
    ートが開口する内孔を形成してなるバルブ本体
    と、このバルブ本体の前記内孔内に摺動可能に嵌
    挿されその軸方向変位に応じて前記両ポート間の
    通路開口面積を変化させる制御スプールと、前記
    両ポート間を連通する通路を閉じる方向に前記制
    御スプールを付勢するスプリングと、前記バルブ
    本体に前記制御スプールと同軸的に配設したヨー
    クの外周に巻回されて制御電流が印加されるソレ
    ノイドとを具備して、前記制御スプールの軸方向
    変位が前記ソレノイドに印加した電流に応じて生
    じる前記ヨークの吸引力によつてもたらされるよ
    うにした電磁油圧弁において、前記制御スプール
    を前記ヨーク側に位置しかつヨークに吸引される
    第1スプールと、この第1スプールの嵌合軸部に
    嵌合される第2スプールとより構成し、この第2
    スプールに対して前記ヨーク方向の変位に従つて
    次第に巾広となる切欠きをその第1スプールとの
    当接端面側に形成したことを特徴とする電磁油圧
    弁。
JP20228886U 1986-12-24 1986-12-24 Expired JPH03612Y2 (ja)

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JP20228886U JPH03612Y2 (ja) 1986-12-24 1986-12-24

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JP20228886U JPH03612Y2 (ja) 1986-12-24 1986-12-24

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JPS63175375U JPS63175375U (ja) 1988-11-14
JPH03612Y2 true JPH03612Y2 (ja) 1991-01-10

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JP5157976B2 (ja) * 2009-03-13 2013-03-06 株式会社デンソー 流量制御電磁弁

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JPS63175375U (ja) 1988-11-14

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