JP3198595B2 - 電磁油圧弁 - Google Patents

電磁油圧弁

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JP3198595B2 JP07746992A JP7746992A JP3198595B2 JP 3198595 B2 JP3198595 B2 JP 3198595B2 JP 07746992 A JP07746992 A JP 07746992A JP 7746992 A JP7746992 A JP 7746992A JP 3198595 B2 JP3198595 B2 JP 3198595B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ソレノイドに印加され
る制御電流に応じて絞り開口面積を変化させる電磁油圧
弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の電磁油圧弁は、第4図に
示すように、ソレノイド100に制御電流を印加するこ
とによって制御スプール110を上方向すなわちヨーク
111側に向って変位させ、この制御スプール110の
変位によってオリフィス120の絞り開口面積を変化さ
せ、流入ポート121から流出ポート122への圧力,
流量等を制御するようにしている。
【0003】この場合、前記制御スプール110は、図
5(A)に示すように内孔133へと貫通するパス穴1
34が形成され、ヨーク111側で前期ソレノイド10
0に吸収される第1スプール130と、この第1スプー
ル103先端に嵌合され、図5(B)に示すように次第
に巾広となる切欠き150が形成された第2スプール1
41とで構成されている。前記パス穴134と切欠き1
50とは、図5(C)に示すように同角度位相に配置さ
れており、図6に示すように前記ソレノイド100への
制御電流により制御スプール110が上方向へ変位する
に伴い次第に開口面積が減少していく特性である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、圧力流
体が流入ポート121から切欠き150、パス穴134
を介して流入ポート122へと流れる場合に、切欠き1
50とパス穴134とが直線的に並んでいるために、流
入ポート121からの圧力流体は、直接的に勢いよく内
孔133へと流れ込んでいき、スプール110に流れの
付着が起こる。よって、図8に示すようにスプール11
0を下方へと動かすフローフォースF1 、F2 、F3
働くため、オリフィス120の絞り開度が増加してしま
い、圧力、流量の特性が安定せず図7の破線のように流
出ポート122への流量が増加してしまう。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した従来の
問題点を解決するためになされたもので、制御スプール
を、外周から内孔へと貫通したパス穴を形成しかつヨー
クに吸引される第1スプールと、円周上複数の切欠きを
有しこの切欠きが前記パス穴と重合しない角度位置で前
記第1スプールの嵌合軸部に嵌合固着される第2スプー
ルとによって構成したものである。
【0006】
【作用】流入ポートからの圧力流体は、バルブ本体と第
2スプールに形成された切欠きとで作られソレノイドに
印加される電流に応じて開口面積が変化される絞りから
第1スプールのパス穴へと迂回させられて、第1スプー
ルの内孔へと連通され、流出ポートへと流される。
【0007】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1において、10はバルブ本体を示し、このバル
ブ本体10は、取付フランジ部11aを備えた磁性体か
らなるバルブスリーブ11と、バルブスリーブ11のス
リーブ部の外周にロー付によって固着した非磁性体から
なる支持スリーブ12と、支持スリーブ12内に嵌合固
定されてバルブスリーブ11のスリーブ部外端に当接す
る非磁性体からなるスペーサリング13と、バルブスリ
ーブ11の下端中央に穿設された段付内孔に嵌合固定さ
れて突出する非磁性体からなるエンドスリーブ14とに
よって構成されている。このバルブ本体10は、取付ベ
ース20に設けた内孔20a内にエンドスリーブ14を
液密的に嵌合させ、ねじ込み固定するようになってい
る。
【0008】取付ベース20には流入ポート21と流出
ポート22が穿設され、前記流入ポート21は前記内孔
20aの側部に開口し、前記流出ポート22は内孔20
aの底部に開口している。そして、エンドスリーブ14
には、前記流入ポート21をエンドスリーブ14の内壁
に形成された環状溝14bへ連通させる径方向の流体通
路14aが穿設され、内孔20aの底部はエンドスリー
ブ14の下端に固設されたストッパ23の中心に穿設さ
れた貫通穴23aを介してエンドスリーブ14の内部に
連通されている。
【0009】前記バルブ本体10の支持スリーブ12内
には、磁性体からなるスリーブ状のヨーク25がスペー
サリング13を挟んで取付けられ、このヨーク25にね
じ軸27が位置調整可能に螺合されている。一方バルブ
スリーブ11、スペーサリング13およびエンドスリー
ブ14の各内孔にて形成されたバルブ本体10の内孔1
0aには、制御スプール30が嵌挿され、スペーサリン
グ13とエンドスリーブ14とに摺動可能に嵌合してい
る。この制御スプール30の前記ねじ軸27との間に
は、スプリング18が嵌挿され、常時は制御スプール3
0の下端がストッパ23に当接する下端にスプール30
が位置されている。そして、前記支持スリーブ12およ
びヨーク25の外周にはソレノイド17が取付けられ、
制御スプール30をスプリング18の撥力に抗して、上
昇させるようになっている。
【0010】前記制御スプール30はヨーク25側に位
置しかつこのヨーク25に吸引される第1スプール31
と、前記ストッパ23側に位置しかつ筒状の第2スプー
ル41とよりなる。この第1スプール31は図2(A)
に示すようにその下端に嵌合軸部32を有し、この嵌合
軸部32に対してその下端より所定深さの大径穴33
と、この大径穴33に対し径方向より開口するパス穴3
4が形成され、また第2スプール41には前記第1スプ
ール31との当接端面側に上方を巾広とした一対の切欠
き50が形成されている。
【0011】そしてこの第1,第2スプール31,41
とを図2(C)に示すように、前期切欠き50とパス穴
34とが直線的に並ばぬよう90°ずらし互いに一体結
合する。尚、この際、図3に示すように前期パス穴34
が十分に絞られるまで第2スプール41は嵌合されてい
る。
【0012】このように構成した電磁油圧弁によると、
ソレノイド17に制御電流が印加されない状態では、制
御スプール30はスプリング18の撥力にて下降端に位
置され、前期切欠き50で形成されるオリフィス42は
図6に示すように最大の絞り開口面積となっている。そ
の後、ソレノイド17に制御電流が印加されると、ソレ
ノイド17からカバー28、バルブ本体10のバルブス
リーブ11、制御スプール30の第1スプール31、ヨ
ーク25、カバー28およびソレノイド17を通る磁束
が形成され、これにより制御スプール30には吸引力が
作用する。これによって制御スプール30は上方向に変
位し、その結果オリフィス42の絞り開口面積は図6に
示すようにソレノイド17に印加される電流の増加に伴
って次第に減少するような特性となる。
【0013】そして、図3に示すように流入ポート21
から流入した圧力流体は切欠き50とパス穴34とが9
0°ずれているため直接的に流れ込まず迂回することで
段階的な絞り作用が働き、滑らかな流れとなり、且つオ
リフィス42を通して第1スプール31と第2スプール
41とがつくる環状溝55内へ流れ込む際、この環状溝
55の上方端面35に大きなフローフォースF1 が働
く。
【0014】切欠き50端面には、オリフィス42から
第1スプール31と第2スプール41との間隔55へと
流れ込む際に働く上方への力と間隔56へと流れる際に
働く下方への力とにより下方へと微少なフローフォース
2 が働く。間隔56の下方端面57にはフローフォー
スF3 が働き、間隔56からパス穴34を介して第2流
出ポート22へと流れる際にはパス穴34の下方端面に
微少なフローフォースF4 が働く、また前記環状溝55
内からパス穴34へと流れる際に第2スプール41の端
面58に働くフローフォースF5 は、パス穴34が第2
スプール41に十分絞られているため微少である。
【0015】よって、上方への大きなフローフォースF
1 と、下方へのフローフォースF2、F3 、F4 、F5
とが均衡をとり、図7実線のように安定した特性を得
る。上記実施例では、パス穴34と切欠き50とを90
°ずらして嵌合しているが、角度は何度でもよく、パス
穴34と切欠き50とが角度的にずれていれば良いが、
複数ある切欠き50より均等に圧力流体が流れ込むよう
切欠きと切欠きの中間位置にパス穴がくるような角度で
嵌合されるのが望ましい。
【0016】
【発明の効果】本発明の電磁油圧弁は、流入ポートと流
出ポートとを連通する通路をソレノイドによる制御スプ
ールの軸方向変位で角度を変化させるもので、制御スプ
ールをパス穴を形成した第1スプールと、端面に切欠き
を形成した第2スプールとで構成し、前期パス穴と切欠
きが重合しないように角度位置をずらせて一体結合され
た構成であるため、流入ポートから通路を介し流出ポー
トへと流れる際に切欠きからパス穴へと迂回させて段階
的な絞り作用を働かせ、流れを滑らかにし、制御スプー
ルに働く上下方向のフローフォースの均衡がとれるため
に、安定した圧力特性、流量特性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す電磁油圧弁の断面図であ
る。
【図2】(A),(B):実施例において電磁油圧弁の
制御スプールの説明図である。 (C):図1における制御スプールのA−A断面図であ
る。
【図3】実施例における圧力流体の作用を表す部分の説
明図である。
【図4】従来技術を示す断面図である。
【図5】(A),(B):従来技術における制御スプー
ルの説明図である。 (C):図5における制御スプールのB−B断面図であ
る。
【図6】制御電流における開口面積を表す図である。
【図7】制御電流の違いによる圧力流量特性を表す図で
ある。
【図8】従来技術における圧力流体の作用を表す部分の
説明図である。
【符号の説明】
17、100 ソレノイド 21、121 流入ポート 22、122 流出ポート 30、110 制御スプール 31、130 第1スプール 34、134 パス穴 41、131 第2スプール 42、120 オリフィス 50、150 切欠き
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−105178(JP,A) 実開 昭64−53581(JP,U) 実開 昭62−122977(JP,U) 実開 昭58−173881(JP,U) 実開 平1−166864(JP,U) 実開 昭62−151478(JP,U) 実開 平2−94985(JP,U) 実公 平3−612(JP,Y2) 実公 平3−5736(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16K 31/06 - 31/11 F16K 3/24 - 3/36

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流入ポートと流出ポートを有しかつこれ
    らのポートが開口する内孔を形成してなるバルブ本体
    と、このバルブ本体の前記内孔内に摺動可能に嵌挿され
    その軸方向変位に応じて前記両ポート間の通路開口面積
    を変化させる制御スプールと、前記両ポート間を連通す
    る通路を開く方向に前記制御スプールを付勢するスプリ
    ングと、前記バルブ本体に前記制御スプールと同軸的に
    配設したヨークの外周に巻回されて制御電流が印加され
    るソレノイドとを具備して、前記制御スプールの軸方向
    変位が前記ソレノイドに印加した電流に応じて生じる前
    記ヨークの吸引力によってもたらされるようにした電磁
    油圧弁において、前記制御スプールを、外周から内孔へ
    と貫通したパス穴を形成しかつ前記ヨークに吸引される
    第1スプールと、円周上複数の切欠きを有しこの切欠き
    が前記パス穴と重合しない角度位置で前記第1スプール
    の嵌合軸部に嵌合固着される第2スプールとによって構
    成したことを特徴とする電磁油圧弁。
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JP5941314B2 (ja) * 2012-03-29 2016-06-29 Kyb株式会社 ソレノイドバルブおよび緩衝器

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