JPH0360802A

JPH0360802A - アングル材の製造方法

Info

Publication number: JPH0360802A
Application number: JP19857289A
Authority: JP
Inventors: Osamu Furuta; 修古田
Original assignee: Aichi Steel Corp
Current assignee: Aichi Steel Corp
Priority date: 1989-07-31
Filing date: 1989-07-31
Publication date: 1991-03-15

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、鉄骨建築の骨組み等に使用されるアングル材
の製造方法に関する。

［従来技術］従来、アングル材の製造方法としては、主に２つの方法
が知られている。第１の方法は、長尺薄肉の金属平板の
略中央部をロールで折り曲げてアングル材を製造するフ
ォーミング法である。

また、第２の方法は、厚肉のビレットを圧延ロールで所
定の形状に熱間加工してアングル材を製造する方法であ
る。

近年２例えばステンレス製のＬ型アングル材は建築用材
料その他の建築物の装飾材料として需要が増加するに伴
い、安価で装飾性に優れたものが要求されている。

（解決しようとする課題）しかしながら、上記従来のアングル材の製造方法には１
次の問題点がある。

即ち、上記前者のフォーミング法は、第１５図及び第１
６図に示すごとく、金属平板９１を直接圧延ロール８に
よってフォーミングする方法である。

上記圧延ロール８は直角の■状溝８０１を有するロール
８０と、直角の凸部８１１を有するロール８１とよりな
り２両者の間で金属平板９１を直角状に圧延する。しか
し、この方法では、第１７図に示すごとき、外角部分９
０が丸味を帯びたアングル材９しか得られない。また、
この方法は。

オーステナイト系ステンレス鋼１例えば５ＵＳ３０４等
をロール加工して所定の形状に成形するため、変形能が
比較的小さく、また変形抵抗が大きい。また、上記ステ
ンレス鋼は、焼付きが発生し易いため製品表面疵が発生
し易く、また、圧延ロールの摩を員が多い。また該圧延
ロールは１周速が部位によって異なり、これによりアン
グル材９の表面が荒れる。

しかも　第１８図に示すごとく、上記フォーミング法に
よって造られたアングル材９は、外角部分９０が丸味を
帯びており、建造物の直角コーナ一部１手すり、柱等の
コーナーに使用する場合直角状のエッヂ（隅角）が得ら
れず、装飾性が損なわれる。

なお、＠面９４は、溶接９６により隣接の板材９７．９
８と接合されることもある。また、上記端面９４には溶
接の肉盛りのための開先面が形成される。

一方、アングル材９の端面ば、第１９図に示すごとく、
丸味を帯びた先端部９５（鎖線部分）が生し易い。

そこで　アングル材９の丸味先端部９５を切削して平面
状の端面９４，９４となして出荷する必要がある。その
ため、多大の人手を要し、生産性が悪く、コスト高とな
る。

本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので
、外角部分が略直角である。アングル材を生産性よく製
造する方法を提供しようとするものである。

〔解決しようとする課題］本発明は、アングル材を構成する一辺部と他辺部とが当
接づる外角部分が略直角を呈するアングル材を製造する
方法であって、金属平板における曲げ所望部分を加熱し
１次いで該金属平板の両側より該金属平板を押圧して、
上記加熱部分に突出部を形成し２次いで、該中間部材を
所望するアングル形状を有する孔型により成形し、略直
角状の外形を有するアングル材を製造することを特徴と
するアングル材の製造方法にある。

本発明において、上記外角部分とは、アングル材におい
て、■辺部と他辺部とが当接している外側部分、即ちア
ングル材の頂角をなす部分である（第４図、第７図、第
９図参照）。

また、上記金属平板としては１例えば長尺薄肉の平板状
鋼板、厚肉のビレット又はブルーム等の鋼材を平板状に
圧延加工したものがある。また上記平板状鋼板のほかに
チタン製平板等の各種金属の平板がある。

また、上記加熱は、上記金属平板を搬送しつつ例えば高
周波加熱装置により、その略中央部である曲げ所望部分
を加熱する。また４該加熱には。

熱間加工のみならず、温間加工又は加熱後の放冷による
焼なまし状態、即ち塑性変形が可能な組成にする各種の
態様の加熱が含まれる。

また、上記押圧は、上記金属平板の両サイドより１例え
ば押圧ロールを用いて行う。

上記突出部としては、湾曲状突部、Ｖ字状突部等がある
。この突出部は、金属平板の両面（第２図）又は片面（
第１１図）に形成する。

また、上記中間部材とは、上記金属平板の片面又は両面
に突出部を形成した中間成形材をいう（第２図参照）、
かかる中間部材は、孔型、即ち湾曲溝、Ｖ字溝を有する
ロールなどを用いて成形する。

また、上記アングル材は、まず両端を外側へ突出して丸
味を帯びた形状に加工し５次いで膨出部と先端湾曲部を
有する中間部材に形成することが好ましい。これにより
、端面が平面であるアングル材を製造することができる
（実施例参照）。

なお、熱間加工の終了後において、必要に応し応力除去
等のための熱処理をすることが好ましい。

〔作用及び効果〕

本発明にかかる製造方法においては１まず第１段階とし
て、金属平板における曲げ所望部分、つまり直角状にす
る部分を加熱する。次いで、該金属平板の両側より該金
属平板を押圧して、上記加熱部分に突出部を形成する。

そのため、この段階では、アングルにおける外角部分に
相当する部分が、他の部分よりも肉厚となった中間部材
が得られる。

次に、第２段階では、所望するアングル形状を有する孔
型を用いて、外角部分に略直角形状の外角部分を形成す
る。

したがって１本発明によれば、外角部分が略直角である
アングル材を生産性良く製造することができる。

〔実施例］（第１実施例）本例にかかるアングル材の製造方法につき、第１図〜第
９図を用いて説明する。

即ち５本例は、第９図に示すごとく、アングル材ＩＤを
構成する一辺部ｌｌと他辺部１２とが当接する外角部分
１０１が略直角を呈し、また上記各辺部１１，１２の端
面１６が平面であるアングル材ＩＤを製造する方法であ
る。

上記製造に当たっては、まず、５ＵＳ３０４からなる平
鋼（金属平板）を、第ｔｔｇに示すごとく上下に一対の
圧延ロール２０．２１を有する孔型加工機２Ａにより、
第２図に示すごとき第１中間部材ＩＡを酸形する。上記
孔型加工機２Ａは、中央部に曲面１ｆ４２０ｔを有する
上ロール２０と、同じく中央部に曲面溝２０１を有する
下ロール２１とよりなる。

また、上記孔型加工機２Ａは、ＷＩサイドに端面押圧ロ
ール３１．３２を有する。そして、該端面押圧ロール３
１．３２は、中央部にＵ字Ｗｔ３１０３２０をそれぞれ
有する。また、上ロール２０と下ロール２１の前方には
、平鋼の曲げ所望部分を加熱するための高周波加熱コイ
ル４を配設する。

また、上記上ロール２０は、軸芯部に回転軸２２を有す
る。′また。上記下ロール２１ば、軸芯部に回転軸２３
を有する。そして１両回転軸２２゜２３とも表面周速差
が生じないよう調整しつつ回動するよう、駆動装置（図
示略）に連結する。

ここで、まず第１段階として、第１図に示すごとく素材
としての平鋼における曲げ所望部分１０巳を高周波加熱
コイル４で加熱しながら、該平鋼を上下ロール２０．２
１．両サイドの押圧ロール３１．３２で押圧する。これ
により、第２図に示すごとく、平鋼の両面に略球面状の
突出部１０を有する。第１中間部材ＩＡを連続的に形成
する。

つまり、上記下ロール２１の曲面溝２０１で裏面に湾曲
部１０３が形成される。また、上記上ロール２０の曲面
溝２０１により４表面にも湾曲部１０４が形成される。

また、この第１中間部材の端面１４は、前記押圧ロール
３１．３２により　円弧状に形成される。

また、上記第１中間部材ＩＡは、長尺のものが連続的に
形成されるため、これをそのままの状態で次のフォーミ
ング工程へ送る。

次に、上記第１中間部材１Ａは、第３図に示すごとく、
上下一対の圧延ロール２４．２５を有するフォーミング
加工機２Ｂにより５第４図に示すごとき第２中間部材Ｉ
Ｂに酸形する。

上記フォーミング加工機２Ｂは、中央部にＶ字溝２４０
を有する上ロール２４と、中央部にＶ字状突起部２５０
とを有する下ロール２５とよりなる。

また、上記上ロール２４は、軸芯部に回転軸２４１を有
し、また上記下ロール２５は、軸芯部に回転＃２５１を
有する。そして１両回転軸２４１゜２５１は２両者の表
面周速差が生じないよう調整しつつ回動するよう、駆動
装置に連結する。

そして、酸形に当たっては、上記フォーミング加工機２
Ｂを回動させつつ、上記第１中間部材ＩＡをその突出部
１０の部分において直角状に曲げて、第２中間部材ＩＢ
を連続的に底形する（第４図）、この底形は温間加工に
より行う。なお、上記第１中間部材１Ａに加工硬化を生
じた場合には。

この加工硬化を除去するために、フォーミング工程に先
立って熱処理を行う。

また、上記第１中間部材１Ａは、上記上ロール２４のＶ
字溝２４０により、上記突出部１０における外角部分１
０１が直角状態となるよう圧締され９両辺部１１．１２
が形成される。このようにして、第４図に示すごときＬ
型状の第２中間部材１Ｂが形成される。

また、第２中間部材ｌＢにおいては、上記両辺部１１．
１２の端面１４．１４は、外側へ突出して丸味を帯びた
形状を呈する。この両端面１４゜１４は１次の第３段階
における５エツヂ加工により膨出部１５０．１５０と先
端湾曲部１５１，１５１を有する第３中間部材ＩＣに底
形される。

第３段階では、第５図に示すごとく、中央部にＶ溝２６
０を有する中央圧延ロール２６と、中央部にエッヂ形成
孔型２７２．２７３を有するエッヂ圧延ロール２７とよ
りなるエッヂ加工機２Ｃを用いる。

即ち、第５図に示すごとく、第３中間部材ｌの外角部分
１０１が中央圧延ロール２６の■溝２６０で支持されつ
つ、各両端部１５．１５がエッヂ圧延ロール２７のエッ
ヂ形成孔型２７２．２７３によりエッヂ圧延される。

そして、上記外角部分１０１が、上記Ｖ溝２６０で圧締
されつつ５両端部１５．１５は上記エッヂ形成孔型２７
２，２７３により先端湾曲部１５１と膨出部１５０とに
底形される。これは、第６図に示すごとく１上記エッヂ
形戊孔型２７２，２７３は、底面が湾曲状を呈し７また
側壁が丸味を有していることによる。

しかして　上記エッヂ加工機２Ｃにより、第７図に示す
ごとく１両端部１５．１５に膨出部１５０と先端湾曲部
１５１を有する第３中間部材１Ｃを得る。

次に、第４段階として、端面の仕上工程を行う。

この第４段階では、第８図に示すごとく、中央部にＶ溝
２８０を有する溝付き圧延ロール２８と。

中央部にＶ状突起部２９０を有する突起部付き圧延ロー
ル２９とよりなる仕上げ機２Ｄを用いる。

即ち、この仕上工程においては、第８ＴＡに示すごとく
、外角部分１０１が溝付き圧延ロール２８で支持されつ
つ１両端部１５．１５が突起付き圧延ロール２９により
平面に仕上げられる。

つまり、中央部にＶ溝２８０を有する溝付き圧延ロール
で上記外角部分１０１が圧締されつつ２各両端部１５．
１５の上記膨出部１５０．１５０は溝付き圧延ロール２
８と突起付き圧延ロール２９との上下より圧締される。

これにより、上記先端湾曲部１５１，１５１は、外方へ
突出して平面状の端面１６を形成する。また、上記膨出
部１５０．１５０（第７図）は、上記先＃１湾曲部１５
１１５１に移行すると共に１両側面とも平坦になる。

即ち、アングル材１Ｄは、第９図に示すごとく。

−辺部１１と、他辺部１２とが当接する外角部分１０１
が略直角を呈する。また、該アングル材ｌＤは、上記各
辺部の端面１６．１６が平面を呈する。

次に１本例の効果につき説明する。

本例においては、まず第１段階として、平鋼を加えなが
ら、その両面に球面状の突出部１０を有する第１中間部
材１Ａを形成し１次いで該突出部１０を直角状に曲げる
ので、アングル材に内部応力が生ずることが少ない、ま
た、孔型加工Ｉ！２Ａを用いて、熱間加工により曲げ所
望部分１０Ｅに突出部１０を予め形成するため、得られ
るアングル材の外角部分を直角状にすることができる。

また９両面中央部に形成する球面状の突出部１０を第１
段階で形成しているため、外角部分１０１は略直角形状
になり易い。その理由は、上記曲げ所望部分１０Ｅが突
出部１０により肉厚であるため、フォーミングにより外
角部分を直角状に突出させ易く、丸味が生しないからで
ある。

また、第２段階として、上記第１中間部材ＩＡの突出部
１０を直角状に曲げて第２中間部材１Ｂを形成するフォ
ーミングを採用するため、温間加工又は冷間加工による
フォーミング法が可能となる。そのため、アングル材に
内部応力を生ずることが少なく、従来のフォーミング法
に比して外角部分１０１に略直角に形成し易い。

また、第３段階として、上記直角状の第２中間部材ＩＢ
における両辺部端面を膨出部１５０及び先端湾曲部１５
１に底形するエッヂ加工工程を採用するため１両辺部の
端面を次の仕上工程で生産性良く平坦に仕上げることが
できる。

即ち、まず第５図に示すごときエッヂ加工機２Ｃと、第
８図に示すごとき仕上げ加工機２Ｄとにより、冷間加工
で段階的にかつ連続的に上記端面の膨出部１５０及び先
端湾藺部１５１を平面に仕上げることができる。

したがって５本例によれば、外角部分１０１が略直角で
両端面１６が平面であるアングル材を生産性よく製造す
ることができる。

（第２実施例）本例にかかる製造方法につき、第１０図及び第１１図を
用いて説明する。

即ち１本例の製造方法は５上記第１実施例における孔型
加工機２Ａに代えて、平滑な表面を設けた上ロール２０
２を有する孔型加工機２Ｅを使用するものである。その
他の構成は、上記第１実施例と同様とした。

しかして１本例によれば、上記孔型加工機２已により、
第１中間部材１Ｅにおいて２表面が平滑で裏面のみに半
球状の湾曲部１０５からなる突出部１０を有する曲げ所
望部分１０Ｅを形成することができる。

そのため　かかる第１中間部材Ｅは、第１実施例のフォ
ーミング加工機２Ｂを用いて、上記突出部１０が外角部
分Ｈとなるよう９両端部１１．１２をＧ方向に押し曲げ
て所望するアングル形状にフォーミングする。そして、
その後は第１実施例と同様の工程によりアングル材とす
る。

本例によれば１上記第１実施例と同様の効果を有するア
ングル材の製造方法を実施することができる。

（第３実施例）本例にかかる製造方法につき、第１２図〜第１４図を用
いて説明する。

即ち２本例は、上記第１実施例におけるアングル材ＩＧ
の両端面の形状を変えたものである。その他の構成は、
上記第１実施例と同様とした。

しかして、本例は３第１２図に示すごとく、アングル材
１の端面１６において、その片隅にテーパー面１６１を
形成する。即ち、該テーパー面１６１は、これと略同形
のテーパーを有する圧延ロール（図示路）により形成す
る。

また、第１３図及び第１４図に示すごとく、平面状の端
面１６において１その周縁にテーパー面１６２　１６２
、又は曲面テーバ面１６３，１６３を有するアングル材
１を製造することもできる。

即ち７上記テ一バ面１６２，１６２及び曲面テーパ面１
６３．１６３は、これと略同形のテーパー有する圧延ロ
ール（図示路）により形成する。

これは　溶接時の肉盛りのための開先面を形成するため
である。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第９図は第１実施例を示し、第１図は孔型加工
機により第１中間部材を形成する状態を示す正面図、第
２図は第１中間部材の斜視図、第３図はフォーミング加
工機により第２中間部材を形成する状態を示す正面図、
第４図は第２中間部材の斜視図、第５図はエッヂ加工機
により第３中間部材を形成する状態を示す正面図、第６
図はエッヂ圧延ロールの端部の断面図、第７図は第３中
間部材の斜視図、第８図は仕上加工機により第３中間部
材を仕上げる状態を示す正面図、第９図はアングル材の
斜視図、第１０図及び第１１図は第２実施例を示し、第
１０図は孔型加工機により第１中間部材を形成する状態
を示す正面図１第１１図は第１中間部材の斜視図、第１
２図〜第１４図はアングル材の端面を示す平面図、第１
５１ｍ〜第１９図は従来例を示し、第１５図〜第１７図
はその製造説明図、第１８図及び第１９図は従来のアン
グル材の使用説明図である。１、ＩＤ、、、アングル材ＩＡ、ＩＥ、、、第１中間部材ＩＢ、、、第２中間部材ｔＣ，、、第３中間部材１０、、、突出部１０１、、、外角部分。１０３　１０４．１０５．、、湾曲部１１．１２．、、辺部１４．１６．、、端面１５０１９．膨出部１５１、、、先端湾曲部。 ′）只１０１第３図第４図第７図第５図第８図第１０図第１１図第１２図第１５図

Claims

【特許請求の範囲】　アングル材を構成する一辺部と他辺部とが当接する外
角部分が、略直角を呈するアングル材を製造する方法で
あって、金属平板における曲げ所望部分を加熱し、次いで該金属
平板の両側より該金属平板を押圧して、上記加熱部分に
突出部を形成し、次いで、該中間部材を所望するアングル形状を有する孔
型により成形し、略直角状の外形を有するアングル材を
製造することを特徴とするアングル材の製造方法。