JPH0359275B2

JPH0359275B2 -

Info

Publication number: JPH0359275B2
Application number: JP58122457A
Authority: JP
Inventors: Fuorusutaa Furantsu
Original assignee: Linde GmbH
Current assignee: Linde GmbH
Priority date: 1982-07-07
Filing date: 1983-07-07
Publication date: 1991-09-10
Also published as: JPS5920578A; US4534271A; FR2529962B1; FR2529962A1

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、互いに同軸的に配置されたハイドロ
スタテイツクな斜板型の２つのアキシヤルピスト
ンポンプを備えた双子機械であつて、両方の機械
の軸が互いに結合されている形式のものに関す
る。しかしながら本発明は双子ポンプ装置に使用
され得るだけではなく、ポンプとハイドロスタテ
イツクなピストンモータから成る双子機械にも使
用され、ポンプ及びピストンモータはハイドロス
タテイツクな伝動装置にまとめられ、共通のケー
シング内に配置されており、この場合共通のケー
シングの意味においては個々の機械のケーシング
を互いに堅く若しくはルーズに結合して成る全ケ
ーシングも含まれる。。斜板構造の２つのアキシ
ヤルピストンポンプから成る双子ポンプ装置にお
いては、２つのポンプのケーシングを同じ向きで
前後にフランジ結合するか若しくは両方のポンプ
を制御底部側が互いに向かい合うように（“Back
to back−配置形式”）フランジ結合することは
公知である。いずれの場合にも、付加的なポンプ
を両方のポンプに対して同軸的にポンプの自由な
軸接続部にフランジ結合することは公知である。
これにより、特に多くの補助ポンプをフランジ結
合しなければならない場合には著しく長い装置が
生じる。このような長い装置にとつては、特に装
置を内燃機関に同軸的にフランジ結合したい場合
にしばしば必要な組込み空間が得られない。さら
にこのように長い装置においては全装置の重心が
駆動しようとする機械を結合した主フランジから
著しく離れており、その結果主フランジが著しく
強く負荷される。異なる目的、例えば掘削機駆動
のためには、今日、多数の補助ポンプ及び場合に
よつては機械的なエネルギのその他の消費機、例
えばコンプレツサ若しくは発電機を駆動する必要
がある。このためにさらに、駆動する一次エネル
ギ源と双子ポンプ装置との間に分配伝動装置を接
続し、分配伝動装置のケーシングに並べて機械的
エネルギの別の消費機を接続することも公知であ
る。しかしながらこれは著しく複雑な構造であ
り、加えて一般に軸間距離を橋絡するために多く
の歯車を必要とするか若しくは直径の著しく大き
な歯車を必要とすることになり、これによつて周
速度が高くなる。

本発明の目的は構造が簡単で構成長さを拡大す
ることなく自由な軸接続を可能にすることであ
る。さらに、機械的なエネルギの２つ以上の消費
機、例えば２つ以上のポンプを接続可能にするこ
とである。

この目的を達成するために本発明の構成では、
機械的なエネルギ別の消費機へ接続するための自
由な軸接続部を設けてあり、軸接続部が副軸に形
成されており、副軸が両方の機械の軸に対して平
行に配置されかつトルク伝達機構を介して両方の
機械の軸に連結されており、トルク伝達機構が両
方の機械の制御底部側間に配置された共通の中間
構成部分内に配置されている。

本発明の有利な実施態様では、トルク伝達機構
が歯付ベルト若しくはロールチエーンのような引
張伝動装置若しくは歯車伝動装置であり、この場
合に歯車伝動装置は有利には中間歯車を備えた平
歯車伝動装置として構成されている。

本発明の有利な別の実施態様では、歯車伝動装
置が副軸に取り付けられた歯車及び少なくとも１
つの中間歯車を有しており、副軸に取り付けられ
た歯車及びこの歯車とかみ合う中間歯車が歯車ポ
ンプとして構成されている。さらに本発明の有利
な実施態様では、副軸が補助ポンプを支承してて
おり、トルク伝達機構の歯車によつて形成された
歯車ポンプがケーシングの内室から油を吸出すた
めに吸込み側でケーシングに接続されており、補
助ポンプが軸の支承箇所に潤滑材を供給するよう
になつている。

次に図面を用いて本発明の実施例を具体的に説
明する。

ケーシング１内には斜板型アキシヤルピストン
ポンプが配置されており、この斜板型アキシヤル
ピストンポンプの軸２はケーシング１内にころが
り軸受３を介して支承されており、斜板揺動体４
は同じくケーシング１内に支承シエル５を介して
支承されている。軸２にはシリンダドラム６が回
動不能に結合されており、シリンダドラム内には
シリンダ７が設けられており、各シリンダ７内で
はピストン８が摺動可能であり、これらのピスト
ンはそれぞれすべりシユー９を介して、斜板揺動
体４に形成された斜板面に支えられている。保持
プレート１０は、すべりシユー９が斜板面から離
れないように保証している。斜板型ポンプ１〜１
０は双子ポンプ装置の第１の主ポンプであり、双
子ポンプ装置の第２の主ポンプはケーシング１１
内に配置されており、第１の主ポンプにおいては
軸２の自由な軸端部が一次エネルギ源に結合され
るようになつているのに対して、第２の主ポンプ
においては軸１２は自由な軸端部を有していな
い。従つてケーシング１１は軸線方向で閉じられ
ている。ころがり軸受１３はころがり軸受３に対
応するものであり、斜板揺動体１４は斜板揺動体
４に、シリンダドラム１６はシリンダドラム６
に、シリンダ１７はシリンダ７に、ピストン１８
はピストン８に、すべりシユー１９はすべりシユ
ー９に、かつ支承シエル１５は支承シエル５にそ
れぞれ対応するものである。ケーシング１及び１
１はねじ（図示せず）用いて中間ケーシング２１
に結合されていて、この中間ケーシングと一緒に
第１の主ポンプ１〜１０及び第２の主ポンプ１１
〜１９のための共通のケーシングを形成してい
る。

両方の各制御プレート２２及び２３内にはほぼ
半円形の２つの通路２４，２５若しくは２７，２
８が形成されている。半円形の通路２５は中間ケ
ーシング２１の半円形の通路２９に対向して位置
しており、半円形の通路２７は中間ケーシング２
１の半円形の通路３０に対向して位置しており、
中間ケーシング２１内の両方の通路２９及び３０
は切欠き３１の形成された区分の外側で１つの通
路３２に集合せしめられ、この通路は中間ケーシ
ング２１の側壁内の吸込みフランジに通じてい
る。同様に、半円形の通路２４及び２８に対して
中間ケーシング２１内には半円形の通路が配置さ
れており、半円形の通路２４に開口する通路３４
は中間ケーシング２１の側壁内のフランジ接続部
に通じている。さらに中間ケーシング２１内には
通路３５が配置されており、通路の一方の開口は
制御プレート２２内の半円形の通路２８に対応し
ているのに対して、他方の開口は中間ケーシング
２１の同じ側面の接続フランジに通じており、前
記側面には通路３４も開口している。しかしなが
ら通路３４と３５とは互いに接続されていない。
通路３４は第２の主ポンプの搬送通路であり、通
路３５は第１の主ポンプの搬送通路である。第１
図で通路２４〜３２及び３４，３５は90゜だけ回
動させられ図平面に図示されている。実際には図
平面には分離ウエブがある。

軸２はころがり軸受３６を介して中間ケーシン
グ２１に支承されており、軸１２はころがり軸受
３７を介して中間ケーシング２１に支承されてい
る。軸２はスプラインを備えた自由な軸端部３８
を有しており、軸１２はスプラインを備えた自由
な軸端部３９を有している。両方の軸端部３８及
び３９のスプラインは中空軸４０の対応するスプ
ライン内に差込まれており、中空軸は歯車４１の
ボスである。スプラインのほかに中空軸４０の各
側に円筒形の孔区分が配置されており、これらの
孔区分で以つて中空軸４０は小さな製作誤差で自
由な軸端部３８及び３９に支承されている。

歯車４１は中間歯車４２にかみ合つており、こ
の中間歯車４２は同じく中間歯車４３にかみ合つ
ており、この間歯車４３は歯車４４にかみ合つお
り、この歯車のボスは中空軸４５として構成され
ており、この場合中空軸４５は副軸を形成してお
り、この副軸は内側にスプライン４６を備えてい
る。中空軸４５はころがり軸受４７及び４８を介
して副ケーシング５１内に支承されており、この
副ケーシングは中間ケーシング２１に堅く結合さ
れていてこの中間ケーシングと一緒に中間構成部
分２１，５１を形成している。中間歯車４２と４
３はそれぞれころがり軸受４９を介して各支承ピ
ン５０に支承されており、支承ピン自体は中間ケ
ーシング２１若しくは副ケーシング５１内に取付
けられている。副ケーシング５１は、第１図で左
側の端面に一点鎖線で示した補助ポンプ５３がフ
ランジ結合可能であり、第１図で副ケーシング５
１の右側の端面に同じく一点鎖線で示した補助ポ
ンプ５４が接続可能であるように構成されてお
り、それぞれ両方の補助ポンプ５３及び５４の自
由な軸端部が中空軸４５内若しくは中空軸のスプ
ライン４６内に差込まれている。

従つて中間構成部分２１，５１の配置によつて
２つの補助ポンプ５３及び５４の接続が両方の主
ポンプ（１〜１０及び１１〜１９）のために必要
であるよりも大きな軸線方向の構成空間を用いる
ことなしに可能である。それというのはいずれの
場合にもケーシング１と１１との間に中間ケーシ
ングが必要であり、この中間ケーシング内に通路
３２，３４，３５が配置されているからである。

第３図及び第４図の実施例は第１図及び第２図
の実施例ともつぱら歯車４１の代りにチエーン歯
車５５が設けられており、歯車４４の代りにチエ
ーン歯車５６が設けられており、両方のチエーン
歯車５５と５６とがチエーン５７によつて互いに
作用結合されていて、一緒にトルク伝達機構を形
成していることによつて異なつており、トルク伝
達機構はこの場合も切欠き３１内に配置されてい
る。

第５図及び第６図の実施例は第１図及び第２図
の実施例と２つの観点で異なつている。

一面において、軸２の代りに軸６２が設けら
れ、軸１２の代りに軸７２がかつケーシング１１
の代りにケーシング６１が設けられており、この
場合、軸６２は軸２と、軸６２内に潤滑材搬送の
ための孔が設けられていることによつて異なつて
おり、同じく軸７２は軸１２と潤滑材搬送のため
の孔によつて異なつており、かつケーシング６１
がケーシング１１と同じく潤滑材搬送のための孔
によつて異なつている。

さらに、第５図及び第６図の構成は、第１図及
び第２図の構成と、副ケーシング５１の代りに２
つの副ケーシング部分６５及び６６から成る副ケ
ーシングが設けられており、この副ケーシングが
歯車４４及び中間歯車４３並びに副ケーシング部
分６５，６６内の通路と一緒に歯車ポンプを形成
していることによつて異なつており、歯車ポンプ
はケーシング１及び６１からの漏れ油を吸出する
ために用いられる。このために、吸込み通路６
８，６７が設けられており、この場合吸込み通路
６８は中間ケーシング２１の内室によつて互いに
結合されたケーシング１及び６１の内室に接続さ
れている。別の側では切欠き６９が孔７３に接続
されており、この孔は接続フランジ７４に通じて
おり、この接続フランジには油貯蔵タンクに通じ
る導管が接続可能である。接続フランジ７４に接
続された導管が油貯蔵タンク内の液面下に開口し
ている場合でも、歯車ポンプ４４，４３によつて
すべての漏れ油がケーシング１，６１の内室から
吸出され、その結果シリンダドラム６及び１６並
びにすべりシユー９及び１９の回転に際し油の渦
流は生じない。

他面において、第５図及び第６図の実施例は第
１図及び第２図の実施例と、中空軸４５の代りに
中空軸７５が設けられており、副ケーシング６
５，６６の第５図で見て右側に歯冠ポンプケーシ
ング７６がフランジ結合されており、歯冠ポンプ
ケーシング内には歯冠ポンプ７７が配置されてお
り、この歯冠ポンプは通路７８内へ吐出するよう
になつていることによつて異なつている。通路７
８には一方で接続部７９が接続されており、この
接続部には液力式の遠隔調節装置の送信器に通じ
る導管が接続され得る。さらに通路７８から通路
８０が延びており、この通路は副ケーシング６６
内の通路８１に続いており、通路８１自体は第２
の主ポンプのケーシング６１内の通路８２に接続
されている。通路８２は孔８３と連通しており、
孔は栓体８４によつて閉じられていて、同軸的に
孔８５内に続いており、この孔８５の入口には絞
り箇所８６が組込まれている。孔８５は孔８７内
に開口しており、孔８７内には管８８が堅くプレ
スばめされている。管８８はわずかな遊びで以つ
て軸７２の孔８９内に突入しており、孔８９は孔
９０に続いており、この孔９０からはころがり軸
受３７を潤滑するための横孔９１が延びている。
軸６２内には同じく中央の孔９３が設けられてお
り、両方の孔９０及び９３は軸６２及び７２の端
面に開口しており、その結果潤滑液体が孔９０か
ら孔９３内に流入できる。孔９３からころがり軸
受３６の潤滑のための半径方向孔９４が分岐しか
つ半径方向の孔９５が分岐しており、この孔９５
はころがり軸受３を潤滑するために役立つ。

第６図には導管９６が概略的に示されており、
この導管は孔８１を通路６８に接続しており、導
管内には圧力制限弁９７が配置されており、この
圧力制限弁は通路７８，８１及び場合によつては
接続部７９に接続された導管を不当に高い圧力に
対して保護している。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すものであつて、第
１図は第１実施例の双子ポンプ装置の縦断面図、
第２図は第１図の双子ポンプ装置の横断面図、第
３図は第２実施例の双子ポンプの縦断面図、第４
図は第３図の双子ポンプ装置の横断面図、第５図
は第３実施例の双子ポンプ装置の縦断面図、第６
図は第５図の双子ポンプ装置の横断面図である。１…ケーシング、２…軸、３…ころがり軸受、
４…斜板揺動体、５…支承シエル、６…シリンダ
ドラム、７…シリンダ、８…ピストン、９…すべ
りシユー、１０…保持プレート、１１…ケーシン
グ、１２…軸、１３…ころがり軸受、１４…斜板
揺動体、１５…支承シエル、１６…シリンダドラ
ム、１７…シリンダ、１８…ピストン、１９…す
べりシユー、２１…中間ケーシング、２２及び２
３…制御プレート、２４，２５，２７，２８，２
９及び３０…通路、３１…切欠き、３２…通路、
３４及び３５…通路、３６及び３７…ころがり軸
受、３８及び３９…軸端部、４０…中空軸、４１
…歯車、４２及び４３…中間歯車、４４…歯車、
４５…中空軸、４６…スプライン、４７及び４８
…ころがり軸受、４９…ころがり軸受、５０…支
承ピン、５１及び５２…副ケーシング、５３及び
５４…補助ポンプ、５５及び５６…チエーン歯
車、５７…チエーン、６１…ケーシング、６２…
軸、６５及び６６…副ケーシング、６７及び６８
…吸込み通路、６９…切欠き、７２…軸、７３…
孔、７４…接続フランジ、７５…中空軸、７６…
歯リングポンプケーシング、７７…歯リングポン
プ、７８…通路、７９…接続部、８０，８１及び
８２…通路、８３…孔、８４…栓体、８５…孔、
８６…分配絞り箇所、８７…孔、８８…管、８９
及び９０…孔、９１…横孔、９３…孔、９４…半
径方向孔、９５…孔、９６…導管、９７…圧力制
限弁。

Claims

【特許請求の範囲】１互いに同軸的に配置されたハイドロスタテイ
ツクな斜板型の２つのアキシヤルピストンポンプ
を備えた双子機械であつて、両方の機械の軸が互
いに結合されている形式のものにおいて、機械的
なエネルギを別の消費機へ接続するための自由な
軸接続部を設けてあり、軸接続部が副軸に形成さ
れており、この副軸が両方の機械の軸（２，１２
若しくは６２，７２）に対して平行に配置されか
つトルク伝達機構を介して両方の機械の軸に連結
されており、トルク伝達機構が両方の機械の制御
底部側間に配置された共通の中間構成部分内に配
置されていることを特徴とする双子機械。。２中間構成部分が別のエネルギ消費機のための
フランジ接続部を備えている特許請求の範囲第１
項記載の双子機械。３トルク伝達機構が引張伝動装置である特許請
求の範囲第１項又は第２項記載の双子機械。４トルク伝達機構が歯車伝動装置である特許請
求の範囲第１項又は第２項記載の双子機械。５副軸が中空軸（４５若しくは７５）として構
成されている特許請求の範囲第１項から第４項の
いずれか１項記載の双子機械。６歯車伝動装置が副軸に取り付けられた歯車４
４及び少なくとも１つの中間歯車４３を有してお
り、副軸に取り付けられた歯車及びこの歯車とか
み合う中間歯車４３が歯車ポンプとして構成され
ている特許請求の範囲第４項記載の双子機械。７副軸が補助ポンプを支承している特許請求の
範囲第１項から第６項のいずれか１項記載の双子
機械。８トルク伝達機構の歯車によつて形成された歯
車ポンプがケーシング（１，１１若しくは６１）
の内室から油を吸出するために吸込み側でケーシ
ングに接続されており、補助ポンプが軸（２，１
２若しくは６２，７２）の支承箇所に潤滑材を供
給するようになつている特許請求の範囲第７項記
載の双子機械。