JPH0358986B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、かわら状の流れとして供給される刷
り紙を、供給ロールから引出されハブ上に巻込ま
れる条帯を用いて積層状に巻取る方法並びにその
ための装置に関する。

この形態の巻取り方法は知られており、かわら
状の流れは、複数の長い部分流れに区分される。
各々の部分流れは、偏向ステーシヨンを通過した
後、最も前方の刷り紙を先頭にして、ハブ上に巻
取られる。条帯の幅は部分流れの幅又は１枚の刷
り紙の幅にほぼ対応している。

本発明によれば、積層状に巻取られる刷り紙が
空間的によりコンパクトになるようにする目的の
ため、条帯をハブ上に間欠的に巻取り、条帯の幅
を超えない長さの複数のかわら状の流れに、上記
かわら状の流れを区分し、条帯の各々の送りステ
ツプにおいて１つの部分流れを条帯の長手方向軸
線に長手方向軸線が直角になるように、条帯上に
載置して、その時々に載置される部分流れがその
直前に載置された部分流れに部分的に重なるよう
にする。

次に図面に示した本発明の実施例について更に
説明する。

軸受ブロツク１中には、電動機Ｍによつて間欠
的に駆動されるハブ２が回動自在に支承されてい
る。ハブ２には可伸長弾性ゴム製の条帯３が下方
から供給される。条帯３はハブ２の回転方向に従
つてその上に間欠的に巻込まれたり、それから間
欠的に繰出されたりするようになつている。条帯
３の他方の端部域は、供給ロール４上に巻かれ、
２個のガイドローラー５を径て導かれる。条帯３
は両方のガイドローラー５の間に進入路６を形成
している。進入路６と直角に第１のベルトコンベ
ヤ７が条帯３のところに導かれ、そこに終端す
る。ベルトコンベヤ７の終端は条帯３よりも垂直
面内において上方にある。コンベヤ８はベルトコ
ンベヤ７の終端に続いて配設してあり、無端の循
環路に沿つて一定の間隔にグリツパー対９を有
し、これらのグリツパー対は、ハブ２に向かう方
向に開放している。コンベヤ８は、第１のベルト
コンベヤ７の搬送方向にみて左方にあるため、グ
リツパー対９は、ベルトコンベヤ７によつて供給
されるかわら状の流れＳのその時々において先頭
の刷り紙を把握し、それを真直に条帯３上に更に
搬送する。この形式のコンベヤ８は、スイス国チ
ユーリツヒ市、ダベリオAG社から市販されてい
る。ベルトコンベヤ７により供給されたかわら状
の流れＳの最初の刷り紙が条帯３の他側の上方に
位置すると、条帯３の上方にあるグリツパー対９
は直ちに開放されるので、グリツパー対により保
持された刷り紙は、かわら状の部分流れTSとし
て、進入路６上に落下する。部分流れTSが条帯
３上に放出された後に、ハブ２は間欠的に回動
し、好ましくは部分流れTSの幅よりも小さい距
離（それより大きくともよい）に亘り条帯３を送
る。この送りの間にベルトコンベヤ７とコンベヤ
８とは一定の速度で更に循環作動する。グリツパ
ー９は次の刷り紙をベルトコンベヤ７から条帯３
上に供給する。先行する刷り紙が、既に放出され
た部分流れTSの最初の刷り紙の上方に位置され
ると、グリツパー対９は、条帯３の上方において
再び開放されるので、第２の部分流れTSは、先
行する部分流れTSに部分的に重なるように、条
帯３上に落下する。ハブ２は、第２の部分流れ
TSの放出後に再び間欠的に回動し、条帯３を前
回と同じ距離だけ送る。この期間中にコンベヤ８
は部分流れＳの先行する刷り紙を再び条帯３の上
方に供給し、最も前方の刷り紙が前回放出された
部分流れTSの最も前方の刷り紙の上方に位置さ
れると直ちにグリツパー対９を開放する。かわら
状の流れＳの終端が条帯３上に放出されるか又は
条帯３が条帯供給ロール４から完全に繰出される
まで、上述の作動が反復される。このようにして
ハブ２上に多数の刷り紙が場所を取らないしかた
で巻取られる。条帯３の幅は可及的に大きく、少
なくとも２枚の重なつた刷り紙の長さに等しくす
る。

やはり間欠的に駆動される第２のベルトコンベ
ヤ１０は、刷り紙を搬出するために、条帯３の進
入路６に続いて配設されている。コンベヤ８は第
２のベルトコンベヤ１０の始端の上方にあり、垂
直面内の高さが変えられるように支承されてい
る。コンベヤ８は、条帯３から刷り紙を取り出す
ために、その下方走行帯が条帯３の進入路６と同
一平面内に位置するまで、垂直面内において下行
する。コンベヤ８はこの場合にも間欠的に駆動さ
れる。コンベヤ８を休止させた状態で、最初の部
分流れTSの前縁が休止中のコンベヤ８のグリツ
パー対９の間に位置するまで条帯３を間欠的に条
帯供給ロール４上に巻込む。次に条帯３を停止さ
せ、グリツパー対９を閉合し、コンベヤ８を作動
させる。この部分流れTSの最初の刷り紙を掴ん
だグリツパー対９が垂直下方に位置をずらせて配
設した第２のベルトコンベヤ１０の始端の上方に
位置されると、そのグリツパー対９は直ちに開放
され、上記最初の刷り紙を第２のベルトコンベヤ
１０上に放出する。第２のベルトコンベヤ１０は
この時に作動し、上記部分流れTSの最後の刷り
紙を把握したグリツパー対９が第２のベルトコン
ベヤ１０の始端に到達してその刷り紙を放出する
まで、一定の速度で作動する。ベルトコンベヤ１
０の搬送速度は、その上にかわら状の流れが形成
されるように定める。最後の刷り紙が放出された
ら、コンベヤ８とベルトコンベヤ１０とを停止さ
せ、条帯３を再び供給ロール４に向かつて間欠的
に送る。次の部分流れTSの先行縁部が休止して
いるコンベヤ８の開放されたグリツパー９の間に
位置されたら、グリツパー対９を再び閉合し、コ
ンベヤ８とベルトコンベヤ１０とを作動させる。
第２の部分流れTSの最初の刷り紙は、先行した
部分流れTSの最後の刷り紙と重なるように、又
はこれから間隔をおいて、ベルトコンベヤ１０上
に放出される。後続する刷り紙は、第１の部分流
れTSの場合と同様に、先行する刷り紙と重なる
ように放出される。第２の部分流れTSの最後の
刷り紙が放出された後は上述の作動が更に反復さ
れる。ベルトコンベヤ１０上に形成された連続し
たかわら状の流れは、図示しない後処理ステーシ
ヨンに更に搬送される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による巻取り装置を示す側面
図、第２図は第１図の巻取り装置の平面図であ
る。 符号の説明、２……ハブ、３……条帯、Ｓ……
かわら状の流れ、TS……かわら状の部分流れ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ かわら状の流れＳとして供給される刷り紙
   を、供給ロールから引出されハブ２上に巻込まれ
   る条帯３を用いて積層状に巻取る方法において、
   条帯３を間欠的にハブ２上に巻込み、条帯３の幅
   よりも長くない複数のかわら状の部分流れTSに
   上記かわら状の流れを区分し、条帯３の各々の間
   欠的な送りにおいて１つの部分流れTSを、条帯
   ３の長手方向軸線に長手方向軸線が直角になるよ
   うに、条帯３上に載置し、その時々に載置される
   部分流れTSがその直前に載置された部分流れTS
   に部分的に重なるようにすることを特徴とする刷
   り紙の巻取り方法。 ２ 条帯３と、条帯３を供給する条帯供給ロール
   ４と、条帯を巻取るハブ２とを備え、条帯供給ロ
   ール４とハブ２とは、両者間において条帯３が進
   入路６を形成するように水平方向の所定の間隔を
   隔てて配設され、 進入路６における条帯３の運動方向と直角に、
   進入路６の垂直上方に終端させられ、刷り紙のか
   わら状の流れＳを供給する第１のベルトコンベヤ
   ７と、 第１のベルトコンベヤ７に続いて配設され、進
   入路６において条帯３の運動方向に直角に且つ条
   帯３の幅に亘り延在するコンベヤ８とを備え、 コンベヤ８には、第１のベルトコンベヤ７によ
   り搬送されて来た刷り紙の側部縁を把握するため
   の、ハブ２に向かつて開放した複数のグリツパー
   対９が設けられ、 コンベヤ８に続いて且つ進入路６の垂直下方に
   配設され、進入路６における条帯３の運動方向に
   直角に延在する第２のベルトコンベヤ１０と、 ハブ２とコンベヤ８と第２のベルトコンベヤ１
   ０とを間欠的に駆動するための駆動手段とを備え
   ることを特徴とする刷り紙の巻取り装置。 ３ 条帯３の素材は弾性ゴムであることを特徴と
   する特許請求の範囲第２項記載の巻取り装置。