JPH0357472A - 人工スキー場 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は人工スキー場に係り、特に屋内型の人工スキー
場に適用して根雪を保持させるようにした人工スキー場
の改良に関する． 〔従来の技術］ 一Ｃに、人工スキー場は寒冷地または冬期を利用して、
スノーガン又は、砕氷を使用し、傾斜地に人工降雪処理
を行って運営している．しかし、最近では年間運営がで
きるようにとの要求や、都市内に大エスキー場を設置す
る要求が出ている．この種の従来例に係る人工スキー場
としては、屋内型の構造とし、屋内空間を冷却して、そ
の後スノーガン又は砕氷を噴霧して、傾斜した床面に人
工降雪を施すことにより滑降斜面を形成している．〔発
明が解決しようとするＬｉｄ） ところが、上記従来の人工スキー場では、傾斜床面状に
人工降雪を施し、ほぼ一定の層厚さになるようにして滑
降斜面を形或するが、建屋内の温度を雪のｔ８融温度以
下に保持すること極めて困寵であることから、積雪層の
溶融を防止することが大きな！！ｌ！題となっていた．
特に、傾斜床面の床下から積雪層に達する侵入熱は、積
雪層への雪崩現象を生じ、非常に危険となる問題を持っ
ていた．すなわち、従来の人工スキー場では根雪の保持
ができない欠点があった． この発明の目的は、床下からの侵入熱を冷却管の敷設に
より防止し、かつ傾斜床面での雪溶水の流下や上部降雪
層の滑落による雪崩現象を防止することのできる構造と
した人工スキー場を提供することにある． 〔課題を解決するための手段〕 上記目的を達成するために、本発明に係る人工スキー場
は、建屋内に｛頃斜床面を形成し、この傾斜床面上に降
雪手段により積雪層を形戒する人工スキー場において、
前記＋１Ｊ１斜床面の表面冷却管を敷設し積雪下層の直
接冷却を可能とした．また第二の発明に係る人工スキー
場として、前記冷却管を前記傾斜床面のＩＩＪＩ斜方向
と交差する方向に沿って敷設し、床表面に積雪層の滑り
止め凹凸部を形成したものである． 〔作用〕 上記構成によれば、傾斜床面からの侵入熱を冷却管を敷
設してこれに冷媒を通して吸熱し、床面上の積雪層が熔
融することが阻止される．これによりＩｎ雪層の下層で
の熔融に伴う雪崩現象が防止されるが、更に第二の発明
では冷却管を傾斜床面と交差するように配置して床而に
凹凸を形成しているため、積雪層が床面凹凸により滑る
ことが防止され、また、雪熔水が下方の積雪部位に流れ
て溶雪部を拡大することが防止される．したがって、全
体的に雪崩現象を有効に防止でき、安全性が高＜　４ｎ
雪維持が良好な人工スキー場とすることができるのであ
る． この場合において、床下よりの侵入熱量は、３’Ｚ出可
能なので、この侵入熱量を除去するように冷却管を敷設
して必要冷媒を供給する冷却装置を容易に組み込むこと
ができる． 〔実施例〕 以下に、本発明に係る大エスキー場の具体的実施例を図
面を参照して詳細に説明する．第１図には実施例に係る
人工スキー場の全体の構成を示し、第２図には床面構造
の断面図を示す．図に示されるように、実施例に係る人
工スキー場は、建ＪＩＩＯの天井工２に室内空気の吸い
込み口１４を開口して吸い込み空気を空気冷却器ｌ６に
供給している．空気冷却器ｌ６は熱交換を行って吸入空
気を冷気状態にし、これをやはり天井ｌ２に開口させた
吐出口１Ｂから建屋１０の室内に還流し、室内温度を一
定の低い温度に保持させるものとしている． 建屋１０の床面ば滑降用のために（１１斜床面２０とさ
れ、これは具体的には第２図に示すように、最下層の床
コンクリートスラブ２２の表面に断熱ＰＪ２４を敷設形
成し、その上に防水シート材２６を敷き、更にその上に
押さえコンクリー｝Ｆ？！Ｊ２８を打設して構成されて
いる． このような一般的な人工スキー場の設ｍ横成に加えて、
本実施例に係る人工スキー場は、前記傾斜床面２０の表
面、すなわち押さえコンクリート層２８の上表面に積雪
Ｊｉ３０の冷却のための冷却管３２を敷設しているもの
である．この冷却管３２は、傾斜床ｒｍ２０の傾斜方向
にほぼ直交する横方向に管軸が沿うように平行に配列さ
れ、隣接管同士の端部を連結することにより、傾斜面に
沿う連続配管構成となっている．この場合において、平
行冷却管３２同士は、第２図に示されるように、固定金
具３３によって間隔を一定に保持し、かつ積雪層３０の
ｆｆｌｆｆｉにより冷却ｖｆ３２の配列が崩れないよう
にしている．この冷却管３２の敷設により、傾斜床面２
０の表面には冷却管３２による凹凸部が形成され、積雪
層３０の滑り止め機能を持たせている． 上記のような冷却管３２に対し冷媒としてのブライン３
４を供給するようになっており、これは傾斜床面２０の
下方の冷却管端にブラインタンク３６からポンプ３８に
よって送給させるようにしている．そして、傾斜床面２
０の上方位置の冷却管端からブラインタンク３６に積雪
１！１３０の冷却をしたブライン３４をブラインタンク
３６に還流させるようにしている．ブラインタンク３６
に戻されたブライン３４を再冷却するために、熱交換設
備が設置されている．この設備はブラインタンク３６に
接続されブライン３４をｉｉさせる循環路３８の途中に
介装されたブライン冷２Ｍ！２３４０を備え、循環ボン
ブ４２によって再冷却しつつブラインタンク３６に戻す
ようにしている．また、ブライン冷凍器４０においてブ
ライン３４の熱交換をなす冷媒は、屋外に設置されたク
ーリングタヮー４４との間でボンブ４６を介して循環さ
れるようにしている． このような構威に係る人工スキー場の作用は次のように
なる．まず、空気冷却器１６を運転し、吸い込み口ｌ４
、吐出口ｌ８を通じて屋内空間４８を造雪可能な温度ま
で冷却する．次に、スノーガン又は、砕氷器で雪を作り
、１頃斜床面２０に降雪させて、積雪層３０を造る．滑
降可能な雪層厚ができれば使用する．一方、雪は、熱伝
達が悪く屋内空間４８の冷熱が床面に届かない．床下か
らは、外気温による温熱が、侵入熱として入る．このた
めに床而に接する根雪が溶けるおそれがある．本実施例
では、冷却管３２を敷設しているので、１噴斜床面２０
の床下からの侵入熱が阻止され、積雪層３０の下層の溶
融が防止される．この結果、積雪層３０が熔けず安定す
る．また、傾斜床面２０の積雪層３０は、下向へ滑り落
ちる．これを防止するため、この実施例では傾斜床面２
０の表面に冷却管３２によって凹凸部を作り、積雪層３
０をその凹凸部によって下方に滑る力を支承させている
．また、上記実施例では冷却管３２の管軸が傾斜床面２
０の１頃斜方向と直交する方向となるように設定してい
るので、珀雪層３０ｈ＜？８けた水は傾斜床面２０に沿
って下方に流れることがなく、側部に流れるか、冷却管
３２の作用で氷になってしまう．このため、水の流れに
よる積雪層３０の溶融が確実に防止されるのである． 〔発明の効果］ 以上説明したように、本発明に係る人工スキー場によれ
ば、傾斜床面に冷却管を敷設し、積雪層の下層を冷却す
るようにしているので、床下からの侵入熱によって積雪
層が熔けることを有効確実に防止することができる．さ
らに敷設した冷却管によって傾斜床面の表面に凹凸を形
成し、積雪層が滑ることを凹凸の係合によって抑えるこ
とができるので、いわゆる雪崩現象が防止でき、また溶
融水が下方に流れることがないので、より高い溶雪防止
効果が得られる．

【図面の簡単な説明】

第１図は実施例に係る大エスキー場の全体構成図、第２
図は同人工スキー場の床構戒詳細断面図である． １０・・・・・・建屋、ｌ６・・・・・・空気冷却器、
２ｏ・・・・・・｛頃斜床面、３０・・・・・・積雪層
、３２・・・・・・冷却管、３４・・・・・・ブライン
、３６・・・・・・ブラインタンク、４ｏ・・・・・・
ブライン冷凍器、４４・旧・・クーリングタヮー４８・
・・・・・屋内空間．

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）、建屋内に傾斜床面を形成し、この傾斜床面上に
   降雪手段により積雪層を形成する人工スキー場において
   、前記傾斜床面の表面冷却管を敷設し積雪下層の直接冷
   却を可能としたことを特徴とする人工スキー場。
2. （２）、前記冷却管は前記傾斜床面の傾斜方向と交差す
   る方向に沿って敷設され床表面に積雪層の滑り止め凹凸
   部を形成したことを特徴とする請求項１に記載の人工ス
   キー場。