JPH035740Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH035740Y2
JPH035740Y2 JP1983192811U JP19281183U JPH035740Y2 JP H035740 Y2 JPH035740 Y2 JP H035740Y2 JP 1983192811 U JP1983192811 U JP 1983192811U JP 19281183 U JP19281183 U JP 19281183U JP H035740 Y2 JPH035740 Y2 JP H035740Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nipple
permanent magnet
connecting member
iron core
valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1983192811U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60101275U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP19281183U priority Critical patent/JPS60101275U/ja
Publication of JPS60101275U publication Critical patent/JPS60101275U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH035740Y2 publication Critical patent/JPH035740Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は流体制御における電磁弁で、特に双方
向のラツチタイプ電磁弁に関する。
従来、双方向ラツチタイプの電磁弁にあつて、
弁の開閉をするためには、第1、第2の複数のコ
イルを使用するものが多く、第1のコイルにまず
通電することによつて弁を開放し、そのまま通電
を続行するか、吸着のために永久磁石を用いて止
めておき、第2のコイルへの通電により永久磁石
の吸着力を上回る励磁力を働かせて弁の閉鎖を行
なうこととし、また閉鎖を継続するための永久磁
石を用いるか通電を続ける必要があつた。あるい
はコイルを1個として構成する場合は、励磁のた
めのコイルへ通電する電流の方向をコントロール
することにより電磁弁の開閉を行なわせるために
電気回路が複雑化する原因となつていた。こうし
た従来の方法では、操作上においては電気的制御
のみであることからメリツトは認められていた
が、使用する部品の増加、コイルを2個必要とし
たり、電流の方向変換のための回路を必要とする
など、特にコスト上におけるデメリツトが少なか
らず生じたものであつた。
尚、電磁弁として、ソレノイドの外に永久磁石
を併用し、弁切換はソレノイドにより、切換後の
状態維持は永久磁石の吸引力によるものとして
は、特開昭56−55773、実開昭51−79725がある
が、これらの制御はいずれもソレノイドによる制
御のみに依存している。
本考案の目的は、上述した点に鑑み、弁による
流路閉鎖動作についてのみ手動により行なうこと
としながらも、ラツチその他の操作上においては
劣ることなく、部品点数の削減、電気回路の複雑
化防止を図つた、双方向ラツチタイプの電磁弁を
提供することである。
以下、本考案の実施例を図面に示しながら、説
明する。
第1図は本考案の実施例の断面図であつて弁の
開放状態を示していて、第2図は同じく閉じ動作
を行なわせる状態を示していて、第3図は同じく
弁の閉鎖状態を示していて、第4図は鉄芯ブロツ
クの斜視断面図である。
1は第1ニツプルで、磁性体により構成されて
いて、内部には流体の通過する流路1aを有して
いて、ヨーク2に組み付けられている。
3はコイルで、ボビン4とともに電磁石装置を
構成していて、図示されない電源制御回路からの
通電により励磁される。
5は鉄芯で、磁性体により構成されていて、流
路5aとなる溝が形成されていて、図面上右方に
は流体通路を作り得る形状(例えば半円形)の永
久磁石6を配していて、さらには右端に、流路を
遮断するための弁7を有していて、鉄芯5、永久
磁石6、弁7は一体に構成されている。
8は第2ニツプルで、磁性体により構成されて
いて、内部には流体の通過する流路8aを有して
いて、弁7による遮断を確実にするために流入
(出)口の周囲には弁座8bを形成してある。ま
た、矢示方向からの押圧力によつて左方向の摺動
可能であつて、その動作ストロークの最大限はボ
ビン4の右端により制限される。
9はニツプルストツパーで、第2ニツプル8を
左右方向に摺動可能に支えているとともに、ヨー
ク2と組み合わせられていて電磁弁のケーシング
を構成している。
10はニツプル押さえで、弾性体により構成さ
れていて、第2ニツプル8をニツプルストツパー
9の方向へと押しつける力を有していて、矢示方
向からの力により第2ニツプル8が左方へと押し
込まれた後に力が途絶えると、その弾性による反
発力により、第2ニツプル8を元の位置へと押し
戻す。
尚、図面の数箇所に示されている“→”は、流
路をわかり易くするためのもので、必ずしも流体
の方向を限定しているものではない。
以下、本考案の実施例の動作について説明を加
える。
まず第1図においては、弁が開放され流体が流
れている状態を示している。
弁7は一体に形成されている鉄芯5、永久磁石
6が、第1ニツプル1側に吸着しているので、第
2ニツプル8の弁座8bと離反している。このた
め流体は、流路1a,5a,8aを通過してい
る。
次に、弁を遮断するための動作について説明す
る。
第1図において、第2ニツプル8に対して矢示
方向に手動にて押力を加える。すると第2ニツプ
ル8は、ニツプル押え10の弾性に抗しながら左
方へと動かされていく。第2ニツプル8の弁座8
bが永久磁石6に接するか接する直前にまで近づ
くと、第2ニツプル8と永久磁石6との間の吸引
力は、第1ニツプル1との間における吸着力を上
回るよう設定されていて、永久磁石6は第1ニツ
プル1から離脱し、第2ニツプル8へと吸着しよ
うと動く。このとき、弁7は第2図に示されるよ
うに第2ニツプル8の弁座8bに密着することに
なり、流体の流入(出)口を遮断し、流体の流れ
を止める。
第2図の状態から今まで第2ニツプル8に対し
て加えられていた力を取り除くと、ニツプル押え
10の持つ弾性の反発力により第2ニツプル8は
ニツプルストツパー9に当接して止まる元の位置
へと戻る。鉄芯5、永久磁石6は、永久磁石6と
第2ニツプル8との間に係る吸着力が、永久磁石
6と第1ニツプル1との間の吸引力を上回つてい
るので、第2ニツプル8が元へ戻ろうとする動き
に合わせて右方へ移動していく。もちろん弁7は
第2ニツプル8の流入(出)口を閉鎖したままで
ある。
第3図は、こうして閉鎖された状態を示してい
る。
弁を開放して、再び第1図の状況に戻すために
は、図示されない制御回路から所定の電流、電圧
を与えてやることによりコイル3を励磁し、永久
磁石6と第2ニツプル8との吸着力に打ち勝つて
鉄芯5を左方へ移動させ、弁7を第2ニツプル8
から離反開放させれば、流路は継がり流体は再び
流れはじめる。
この後、コイル3への通電が断たれても永久磁
石6の吸引力により鉄芯5は第1ニツプル1に吸
着された状態を保持する。
尚、本考案において弁構造を有していない構成
を考えるならば、有効な双方向ラツチタイプのプ
ランジヤーが得られることはもちろんである。
また、流体の動く方向が図中の“→”に限定さ
れないことはもちろんであり、さらに弁の位置を
図面上鉄心の左方に配してやることにより、実施
例と動作が反対となる電磁弁を得られる。
以上の説明から明らかなように本考案による電
磁弁においては弁によつて流路を開と閉との双
方の状態に確実にラツチすることができる。手
動と、弾性部材の弾性と、永久磁石の磁力を利用
して、第2の流路形成材を動かして弁を閉じるの
で、弁をスライドさせるための電気回路は一回路
一方向で済む。従つて部品点数の増加のない回路
構成の簡単な電磁弁が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例で弁の開放状態を示し
た断面図で、第2図は同じく弁の閉じ動作を行わ
せる状態を示した断面図で、第3図は同じく弁が
流路を閉鎖した状態を示した断面図で、第4図は
鉄芯ブロツクの斜視断面図である。 1……第1ニツプル、2……ヨーク、3……コ
イル、4……ボビン、5……鉄芯、6……永久磁
石、7……弁、8……第2ニツプル、9……ニツ
プルストツパ、10……ニツプル押え。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 流体の通路の途中に組み込まれ、流体の流れの
    通過および遮断を電磁石を利用して行う電磁弁に
    おいて、 流体の流路を内径に有していて、磁性体から成
    る第1の接続部材と、 流体の流路を内径に有していて、外からの押力
    を受け往復摺動可能で、磁性体から成る第2の接
    続部材と、 流体の流路となる溝を配設されていて該第1の
    接続部材と第2の接続部材との間を往復摺動可能
    な鉄芯と、 該鉄芯の流路と継がる溝を有していて、且つ鉄
    芯の前記第2の接続部材側に一体に設けられてい
    る永久磁石と、 該永久磁石の前記第2の接続部材側あるいは前
    記鉄芯の前記第1の接続部材側のいずれか一方に
    設けられていて流路の閉鎖を行う弁と、 該永久磁石と前記第2の接続部材とを離反させ
    る方向に働らく力を有する弾性部材と、 前記鉄芯を往復摺動可能に支持し、コイルを配
    されている電磁石装置と、 これらを内包するケースと、 から構成されている双方向ラツチタイプである電
    磁弁。
JP19281183U 1983-12-14 1983-12-14 電磁弁 Granted JPS60101275U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19281183U JPS60101275U (ja) 1983-12-14 1983-12-14 電磁弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19281183U JPS60101275U (ja) 1983-12-14 1983-12-14 電磁弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60101275U JPS60101275U (ja) 1985-07-10
JPH035740Y2 true JPH035740Y2 (ja) 1991-02-14

Family

ID=30414848

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19281183U Granted JPS60101275U (ja) 1983-12-14 1983-12-14 電磁弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60101275U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004257484A (ja) * 2003-02-26 2004-09-16 Yokohama Hydex Co 電磁弁

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5655773A (en) * 1979-10-11 1981-05-16 Hitachi Ltd Electromagnetic valve

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5179725U (ja) * 1974-12-20 1976-06-24

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5655773A (en) * 1979-10-11 1981-05-16 Hitachi Ltd Electromagnetic valve

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60101275U (ja) 1985-07-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3989063A (en) Electromagnetic 3-way valve
EP1065418B1 (en) Self-latching solenoid valve assembly and control circuit
JP3590765B2 (ja) 電磁弁
US4559971A (en) Single coil vacuum/vent valve
JPH08219108A (ja) 流れ方向制御弁
US7070162B2 (en) Valve actuating apparatus
JPH035740Y2 (ja)
JP2001041340A (ja) 電磁弁
KR100484392B1 (ko) 전자식 밸브
GB2320311A (en) Magnetically latched diverter valves
JP3099207B2 (ja) 電磁弁
JPH0641034Y2 (ja) 自己保持型電磁切換弁
JPH0313662Y2 (ja)
JPH035737Y2 (ja)
JPH06168819A (ja) ソレノイド
JP3251085B2 (ja) 電磁弁
JPH10299936A (ja) 3位置バルブ
JPS6364675B2 (ja)
JPH10122419A (ja) 遮断弁
RU44364U1 (ru) Электромагнитный вентиль непрямого действия
JPH0510332Y2 (ja)
JP2540784Y2 (ja) 電 磁 弁
JPH0227524Y2 (ja)
JP4077102B2 (ja) 永久磁石を用いた弁装置
CA1214377A (en) Single coil vacuum/vent valve